JPH10334253A - 曲線の近似方法及びその方法を用いたシミュレーション装置 - Google Patents

曲線の近似方法及びその方法を用いたシミュレーション装置

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JPH10334253A
JPH10334253A JP15616397A JP15616397A JPH10334253A JP H10334253 A JPH10334253 A JP H10334253A JP 15616397 A JP15616397 A JP 15616397A JP 15616397 A JP15616397 A JP 15616397A JP H10334253 A JPH10334253 A JP H10334253A
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JP15616397A
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Shigeo Nara
茂夫 奈良
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲線近似において、データ数を減らしても曲
線近似の精度が悪くならないようにすること。また、曲
線近似したデータをシミュレーションデータとして用
い、データの簡素化と、シミュレーション解析の高速化
を図ること。 【解決手段】 曲線を示す連続する3点の内の第1点と
第2点を結ぶ前線分の傾きθ1と、第2点と第3点を結
ぶ後線分の各々の傾きθ2を算出部23、24により検
出し、傾き変化検出部25により傾きの変化分θ2−θ
1を検出し、比較部26により閾値と比較する。閾値よ
り大きいときにデータ抽出部27で第2点のデータを近
似データとして抽出し、閾値より小さいときには抽出し
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、曲線の近似方法お
よびその方法を用いたシミュレーション装置に関するも
のである。すなわち、本発明は、曲線を示すデータから
少ないデータでその曲線の近似をする方法、およびその
方法を用いて回路シミュレータ、伝送線路シミュレー
タ、放射ノイズシミュレータなど各種シミュレーション
のモデルを記述するシミュレーションデータのライブラ
リを作成する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来公知の曲線近似方法としては、特開
平5−114002号公報に記載されているように、曲
線を補助線と端点、変曲点等の制御点による正規曲線の
歪んだものとして近似する方法が知られている。また、
従来、曲線上の等間隔の2点間の変化差を比較すること
により曲線の近似を行う近似法も知られている。また、
シミュレーション装置は、一般に対象のビヘイビアモデ
ルを作成し、このモデルを用いて解析し、シミュレーシ
ョンを実行することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
曲線近似方法においては、サイン(SIN)関数で近似
するためデータ構造が複雑になりデータ数を少なくする
分野では扱いにくかった。また等間隔の2点間の変化差
を比較する近似法でもデータ数が増え、近似で抽出する
データ数を減らそうとすると変化の大きい曲線近似の精
度が悪くなるという欠点があった。シミュレーション装
置ではモデルに測定データ等を記述すると共に、記述さ
れたデータに対する種々の演算処理も記述しなければな
らない。精密なシミュレーションを行うには、測定デー
タも精密である必要があるが、そうすると測定データの
データ量が多くなってしまうので、モデルを記述したラ
イブラリーの作成に時間を要し、ファイル容量も大きく
なり、シミュレーションの実行には速度が低下するとい
う問題があった。そこで、この発明は、データ数を減ら
しても曲線近似の精度が悪くならないようにすることを
課題とする。また、本発明は曲線近似によりデータ数を
減らしたデータを利用することによりシミュレーション
データの簡素化をはかることを課題とする。また、本発
明はシミュレーション装置においてシミュレーションの
実行を高速におこなうことができるようにすることを課
題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、曲線を示すデ
ータ群からその曲線を近似するのに必要なデータを抽出
する曲線の近似方法において、入力されたデータ群にお
ける前記曲線上の隣接した3点ずつのデータを順次に処
理の対象とし、第1点のデータと第2点のデータとを結
ぶ線の傾きである第1の傾きを求めると共に、第2点と
第3点とを結ぶ線の傾きである第2の傾きを求め、第1
の傾きと第2の傾きから傾きの変化の大きさを求め、傾
きの変化の大きさを所定の閾値と比較し、傾きの変化の
大きさが閾値よりも大きいとき、前記3点のデータの内
の第2点のデータを近似データの要素として抽出して次
続の3点の処理対象を決定し、閾値よりも小さいときに
はデータの抽出をしないで次続の3点の処理対象を決定
し、前記近似データを抽出した場合の処理対象の決定
は、前記第2点と第3点を新たな第1点と第2点とする
と共に旧第3点に次続するデータを新たな第3点とし、
前記近似データを抽出しなかった場合の処理対象の決定
は、旧第1点を新たな第1点とし、旧第3点を新たな第
2点とし、旧第3点に次続するデータを新たな第3点と
するものである。
【0005】また、本発明は、各々が複数のパラメータ
からなるデータ群を入力するデータ入力手段(21)
と、そのデータ入力手段により入力されたデータ群から
近似データを抽出するための傾きの変化の閾値を設定す
る設定手段(22)と、前記データ入力手段により入力
されたデータ群における隣接した3点ずつのデータを順
次に処理の対象とし、第1点のデータと第2点のデータ
とを結ぶ線の傾きである第1の傾きを求めると共に、第
2点と第3点とを結ぶ線の傾きである第2の傾きを求め
る傾き検出手段(23、24)と、その傾き検出手段に
より検出した第1の傾きと第2の傾きに基づいて傾きの
変化の大きさを求める傾き変化検出手段(25)と、そ
の傾き変化検出手段により検出した傾き変化を前記設定
手段により設定された閾値と比較し、閾値よりも大きな
傾き変化があるとき、前記3点のデータの内の少なくと
も1つのデータを近似データの要素として抽出する近似
データ抽出手段(26、27)と、近似データ抽出手段
により抽出されたデータを用いてシミュレーションモデ
ルの記述をするライブラリを作成するライブラリ作成手
段(29)とを備えたシミュレーション装置である。ま
た、上記シミュレーション装置に、データ入力手段によ
り入力されたデータと近似データ抽出手段により抽出さ
れたデータを、設定手段に設定した閾値と共に、グラフ
の形式で表示する表示手段を設ける構成とすることがで
きる。
【0006】
【作用】データ入力手段により入力されたデータ群にお
ける隣接した3点ずつのデータを順次に処理の対象とし
ていく。傾き検出手段は、第1点のデータと第2点のデ
ータとを結ぶ線の傾きである第1の傾きθ1を求めると
共に、第2点と第3点とを結ぶ線の傾きである第2の傾
きθ2を検出する。傾き変化検出手段は、傾き検出手段
により求めた第1の傾きと第2の傾きから傾きの変化の
大きさを求める。近似データ抽出手段は、傾きの変化の
大きさを所定の閾値αと比較し、傾きの変化の大きさが
閾値よりも大きいとき、前記3点のデータの内の第2点
のデータを近似データの要素として抽出して次続の3点
の処理対象を決定し、閾値よりも小さいときにはデータ
の抽出をしないで次続の3点の処理対象を決定し、前記
近似データを抽出した場合の処理対象の決定は、前記第
2点と第3点を新たな第1点と第2点とすると共に旧第
3点に次続するデータを新たな第3点とし、前記近似デ
ータを抽出しなかった場合の処理対象の決定は、旧第1
点を新たな第1点とし、旧第3点を新たな第2点とし、
旧第3点に次続するデータを新たな第3点とするもので
ある。これを繰り返すことで傾きの変化の急激な点を抽
出し、傾きの変化の少ない点は抽出しない。ライブラリ
作成手段は、近似データ抽出手段により抽出されたデー
タを用いてシミュレーションモデルの記述をするライブ
ラリを作成する。表示手段によって近似データの表示を
行うようにすることによって、近似結果を確認しなが
ら、傾き変化の閾値を再度設定すれば、最適な近似結果
を得ることができる。本発明はデータ近似を行ってライ
ブラリ作成を行うので、シミュレーションデータの簡素
化、解析時間の高速化が可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、図面に示
す実施例を参照して詳細に説明する。図1は本発明の曲
線の近似方法の一実施例を示すフロー図である。図2は
その近似方法を実施するための装置の概略構成を示す図
である。図2に示すように、本実施例の装置は、測定デ
ータを入力する測定データ入力部21と、データ抽出の
判定をするための傾き変化の閾値となる所定の傾きαを
設定する閾値設定部22と、前線分の傾きθ1を算出す
る前線分傾き算出部23と、後線分の傾きθ2を算出す
る後線分傾き算出部24と、傾きθ1と傾きθ2との差
を求める傾き変化検出部25と、傾き変化検出部25で
検出した傾き変化分と閾値設定部22により設定された
閾値とを比較する比較部26と、比較部26の比較結果
に基づき近似データを抽出するデータ抽出部27と、近
似結果を確認するためのデータ表示部28と、データ抽
出部27により抽出された近似データを基にライブラリ
を作成するライブラリ作成部29とを備えている。
【0008】図2の装置により実施される曲線の近似方
法を図1のフロー図により説明する。測定データ入力部
21は近似すべき測定データを入力する(ステップS
1)。半導体デバイスの入力、出力のI−V特性の測定
データの近似を行う場合には、例えば、図6のグラフに
示すようなVin−Iin特性の測定結果、図7のグラ
フに示すようなVout−Iout(high)特性の
測定結果、あるいは図8のグラフに示すようなVout
−Iout(low)特性の測定結果などのデータを入
力する。各測定値を結ぶことによって曲線(折線)が形
成されるが、2個の測定値間を結ぶ1つの線分におい
て、一方の測定値をスタートポイント、他方の測定値を
エンドポイントと呼ぶ。2個のパラメータからなる各測
定値は(Xn,Yn)で表す。nはデータを特定するサ
フィックス(データのポインタ)である。
【0009】次に、閾値設定部22により、曲線近似に
おいてデータを抽出するか否かの判定をするための閾値
すなわち所定の傾きαを設定する(ステップS2)。こ
の時、傾きαの値はよくフィッティングする値をデフォ
ルト値として設定しておき、必要に応じて測定データの
近似結果に合わせて傾きαを設定する。
【0010】次に、曲線近似処理をするために用意され
た前線分のスタートポイント用の変数(Xs1,Ys
1)、前線分のエンドポイント用の変数(Xe1,Ye
1)、後線分のスタートポイント用の変数(Xs2,Y
s2)、後線分のエンドポイント用の変数(Xe2,Y
e2)に、それぞれ測定データ(Xn,Yn)、(Xn
+1,Yn+1)、(Xn+1,Yn+1)、(Xn+
2,Yn+2)を設定する。最初値の設定としてn=0
に設定する(ステップS3)。
【0011】入力されたデータから最初の前線分のスタ
ートポイントを抽出する(ステップS4)。すなわち、
変数(Xs1,Ys1)に設定されているデータ(X
0,Y0)を抽出する。
【0012】次に、前線分傾き算出部に3は、前線分の
スタートポイント(Xs1,Ys1)、前線分のエンド
ポイント用変数(Xe1,Ye1)に設定されているデ
ータから前線分の傾きθ1を、式θ1=tan-1{(Y
e1−Ys1)/(Xe1−Xs1)}により求める
(ステップS5)。
【0013】次に、次の線分が存在するか調べ(ステッ
プS6)、存在しなければ変数(Xe1,Ye1)の値
を近似データとして抽出する(ステップS7)。
【0014】次の線分が存在するときには、後線分傾き
算出部24により、後線分のスタートポイント用変数
(Xs2,Ys2)および後線分のエンドポイント用変
数(Xe2,Ye2)に設定されているデータから後線
分の傾きθ2を求める(ステップS8)。このθ2は式
θ2=tan-1(Ye2−Ys2)/(Xe2−Xs
2)により求める。
【0015】次に、傾き変化検出部25により、前線分
の傾きθ1と後線分の傾きθ2の差分θ2−θ1を求
め、比較器26により傾き変化検出部25の所定値α以
上であるか否かすなわちθ2−θ1>αを調べる(ステ
ップS9)。閾値α以上であったら、データ抽出部27
により、後線分のスタートポイント用変数(Xs2,Y
s2)に設定されているデータ値を抽出する(ステップ
S10)。
【0016】そして、データポインタnをインクリメン
トする。すなわち、n=n+1を行ない、次の線分へ進
む。図3でθ2−θ1≧αのときのn=n+1の状態が
図4である。前線分のスタートポイント用の変数(Xs
1,Ys1)の値をデータ(Xn+1,Yn+1)に更
新し、前線分のエンドポイント用の変数(Xe1,Ye
1)および後線分のスタートポイント用の変数(Xs
2,Ys2)を測定データ(Xn+2,Yn+2)に更
新し、後線分のエンドポイント用の変数(Xe2,Ye
2)を測定データ(Xn+3,Yn+3)に更新する
(ステップS11)。ここでステップS5の処理へ進む
ことにより次の線分の処理へ移ることとなる。
【0017】前線分の傾きθ1と後線分の傾きθ2の差
分が所定値α未満のときはデータの抽出は行わずに、ポ
インタをインクリメントする(n=n+1)。その後、
前線分のスタートポイント用変数(Xs1,Ys1)の
値はデータ(Xn−1,Yn−1)を対応させる(ステ
ップS12)。その結果、図5に示すように、前線分の
スタートポイント用の変数(Xs1,Ys1)の値をデ
ータ(Xn,Yn)に据置き、前線分のエンドポイント
用の変数(Xe1,Ye1)および後線分のスタートポ
イント用の変数(Xs2,Ys2)を測定データ(Xn
+2,Yn+2)に更新し、後線分のエンドポイント用
の変数(Xe2,Ye2)を測定データ(Xn+3,Y
n+3)に更新する。そして、ここでステップS5の処
理へ進むことにより次の線分の処理へ移る。
【0018】以上の処理をデータの最後まで行ない、抽
出が終ると測定データと近似結果を、データ表示部28
で確認を行なう(ステップS13〜ステップS15)。
操作者は表示を見て、急激な変化点の近似が充分でない
と判断したときには、閾値αを再度設定し直して、再び
近似を行ない、充分な近似データを抽出する。近似デー
タが確定したところで各シミュレーションに対応したラ
ブラリーを作成する(ステップS16)。
【0019】以上、本実施例によれば、隣接する線分の
傾きの変化の大きさに応じて、変化の大きいところはデ
ータを残し、変化の少ないところはデータを破棄するよ
うにしたので、曲線の特徴は保持され、近似の精度は高
くすることができる。また、本実施例は、曲線近似によ
りデータ数を減らしたデータを用いてシミュレーション
データを作成するので、データの簡素化をはかることが
できる。従って、本実施例はシミュレーション装置にお
いてシミュレーションの解析を高速におこなうことがで
きる。
【0020】図11は以上の実施例において詳述したデ
ータの近似方法を用いたシミュレーション装置の概念を
説明するための図である。 (A) シミュレーションの対象となるデバイスやIC
回路のI−V特性を測定して測定値を得る。または、シ
ミュレーションから解析して得られたI−V特性のデー
タを得る。 (B) 本発明に従って曲線近似により近似データを得
る。 (C) 上記のように得たデータを基に伝送線
路、放射ノイズなどシミュレーションのライブラリー
(ビヘイビアモデル)を作成する。 (D) 伝送線路の配線情報はプリント基板のCADデ
ータから得る。 (E) 作成したライブラリーとCADデータから得た
配線情報から伝送線路、放射ノイズなどシミュレーショ
ンの解析を行い、その結果を得る。伝送線路シミュレー
ションでは時間に対する電圧波形を入力波形として与え
ると、ICのライブラリー、配線情報などから出力は経
を計算し出力する。また、放射ノイズシミュレーション
では伝送線路シミュレーション結果、基板の向き、測定
距離などに応じた放射電波を計算し周波数に対する放射
電波の強度として出力する。
【0021】図12はライブラリー(ビヘイビアモデ
ル)作成過程の例を示すものである。対象のICの回路
を解析して、入力部モデル、伝達遅延特性モデル、出力
部モデルを考え、それぞれのモデルを記述する。図13
にライブラリーの作成結果の例を示す。同図(a)に示
すように、入力モデル部では入力容量の記述、Vin−
Iin特性のデータから近似されたデータを入力抵抗に
変換された記述などを行い作成する。同図(b)に示す
ように、出力モデル部では伝達遅延の記述、H/Lスイ
ッチの記述、Vout−Iout(high)特性の測
定データから近似されたデータをL側出力抵抗に変換さ
れた記述、出力容量の記述などを行い作成する。
【0022】測定結果やシミュレーションの結果からデ
バイスのI−V特性が記述されているものにIBISフ
ォーマットがある。図9はIBISフォーマットの記述
中のI−V特性の部分の一部を抽出したデータ例であ
る。本発明はこのような測定データに準ずるデータフォ
ーマットなども、データ入力部21でデータを読み込
み、閾値設定部22によって閾値αを設定すると共に、
傾き算出部23、24、傾き変化検出部25、比較部2
6およびデータ抽出部27等の処理によって近似データ
を抽出し、近似結果を確認するデータ表示部28で近似
結果を確認し、ライブラリ作成部29で各シミュレーシ
ョンのライブラリーを作成するシミュレーション装置と
して構成することができる。
【0023】他の変形実施例として、SPICE(Si
mulation Programwith Inte
grated Circut Emphasis)シミ
ュレーションのI/Oモデルなどから解析されるI−V
特性の結果を測定データの代りとして、データ入力部2
1でデータを読み込み、閾値設定部22によって閾値α
を設定すると共に、傾き算出部23、24、傾き変化検
出部25、比較部26およびデータ抽出部27等の処理
によって近似データを抽出し、近似結果を確認するデー
タ表示部28で近似結果を確認し、ライブラリ作成部2
9で各シミュレーションのライブラリーを作成するシミ
ュレーション装置として構成することができる。なお、
図10はSPICEモデルのライブラリーの例を示すも
のであり、入力モデルと出力モデルの一部が示されてお
り、これにより解析された結果をデータで読み込むこと
になる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、測定データの変化点の
激しい所を細かく、変化の少ないところを粗く抽出する
ようにしたので、測定データの量を少なく近似し、しか
も精度が高く近似できるという効果を奏する。また、本
発明によれば、曲線近似によりデータ数を減らしたデー
タを用いてシミュレーションデータを作成するので、デ
ータの簡素化をはかることができる。従って、本発明は
シミュレーション装置においてシミュレーションの解析
を高速におこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の曲線近似方法を示すフロー
【図2】 本発明の曲線近似方法を実施するための装置
の概略構成を示すブロック図
【図3】 本発明の曲線近似方法の原理を示す説明図
【図4】 図3のθ2−θ1≧αのときのn=n+1の
ときの状態を示す説明図
【図5】 図3のθ2−θ1<αのときのn=n+1と
Xs1=Xn−1、Ys1=Yn−1のときの状態を示
す説明図
【図6】 半導体デバイスのVin−Iin 特性の測
定データを示す図
【図7】 半導体デバイスのVout−Iout(hi
gh) 特性の測定データを示す図
【図8】 半導体デバイスのVout−Iout(lo
w) 特性の測定データを示す図
【図9】 IBISmodelフォーマトのI−V特性
の例を示す図
【図10】 SPICEmodelフォーマトの例を示
す図
【図11】 データの近似方法を用いたシミュレーショ
ン装置の概念を説明するための図
【図12】 ライブラリー(ビヘイビアモデル)作成過
程の例を示す図
【図13】 ライブラリーの作成結果の例を示す図
【符号の説明】
21…測定データ入力部、 22…閾値設定部、 2
3…前線分傾き算出部、24…後線分傾き算出部、
25…傾き変化検出部、 26…比較部、27…デー
タ抽出部、 28…データ表示部28、 29…ラ
イブラリー作成部31,41,51…前線分、 3
2,42,52…後線分、33,43,53…前線分ス
タートポイント、 34,44,54…前線分エンド
ポイント、 35,45,55…後線分スタートポイ
ント、 36,46,56…後線分エンドポイント。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲線を示すデータ群からその曲線を近似
    するのに必要なデータを抽出する曲線の近似方法におい
    て、 入力されたデータ群における曲線上の隣接した3点ずつ
    のデータを順次に処理の対象とし、 処理の対象中の第1点のデータと第2点のデータとを結
    ぶ線の傾きである第1の傾きを求めると共に、第2点と
    第3点とを結ぶ線の傾きである第2の傾きを求め、 第1の傾きと第2の傾きから傾きの変化の大きさを求
    め、 傾きの変化の大きさを所定の閾値と比較し、傾きの変化
    の大きさが閾値よりも大きいとき、前記3点のデータの
    内の第2点のデータを近似データの要素として抽出して
    次続の3点の処理対象を決定し、 閾値よりも小さいときにはデータの抽出をしないで次続
    の3点の処理対象を決定し、 前記近似データを抽出した場合の処理対象の決定は、前
    記第2点と第3点を新たな第1点と第2点とすると共に
    旧第3点に次続するデータを新たな第3点とし、 前記近似データを抽出しなかった場合の処理対象の決定
    は、旧第1点を新たな第1点とし、旧第3点を新たな第
    2点とし、旧第3点に次続するデータを新たな第3点と
    することを特徴とする曲線の近似方法。
  2. 【請求項2】 各々が複数のパラメータからなるデータ
    群を入力するデータ入力手段と、 前記データ入力手段により入力されたデータ群から近似
    データを抽出するための傾きの変化の閾値を設定する設
    定手段と、 前記データ入力手段により入力されたデータ群における
    隣接した3点ずつのデータを順次に処理の対象とし、第
    1点のデータと第2点のデータとを結ぶ線の傾きである
    第1の傾きを求めると共に、第2点と第3点とを結ぶ線
    の傾きである第2の傾きを求める傾き検出手段と、 前記傾き検出手段により検出した第1の傾きと第2の傾
    きに基づいて傾きの変化の大きさを求める傾き変化検出
    手段と、 前記傾き変化検出手段により検出した傾き変化を前記設
    定手段により設定された閾値と比較し、閾値よりも大き
    な傾き変化があるとき、前記3点のデータの内の少なく
    とも1つのデータを近似データの要素として抽出する近
    似データ抽出手段と、 近似データ抽出手段により抽出されたデータを用いてシ
    ミュレーションモデルの記述をしたライブラリを作成す
    るライブラリ作成手段と備えたことを特徴とするシミュ
    レーション装置。
  3. 【請求項3】 データ入力手段により入力されたデータ
    と近似データ抽出手段により抽出されたデータを、設定
    手段に設定した閾値と共に、グラフの形式で表示する表
    示手段を備えた請求項2記載のシミュレーション装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011210160A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Canon Inc 画像処理方法、画像処理装置、プログラム、及びプログラム記憶媒体
CN105277819A (zh) * 2014-05-28 2016-01-27 富士施乐株式会社 抗噪性评估装置和评估抗噪性的方法
JP2017068753A (ja) * 2015-10-01 2017-04-06 富士通株式会社 表示処理方法、表示処理プログラム及び表示処理装置

Cited By (3)

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