JPH1033343A - 防虫性シート - Google Patents

防虫性シート

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JPH1033343A
JPH1033343A JP19248396A JP19248396A JPH1033343A JP H1033343 A JPH1033343 A JP H1033343A JP 19248396 A JP19248396 A JP 19248396A JP 19248396 A JP19248396 A JP 19248396A JP H1033343 A JPH1033343 A JP H1033343A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な風合いや肌触りを及び水蒸気の透過性
を保ちつつ、ダニやカビの胞子の通過及び綿埃(リン
ト)の発生を防止し得る防虫性シートを提供すること。 【解決手段】 本発明の防虫性シートは、透湿性の樹脂
シートを布帛上に積層させてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防虫性シートに関
し、更に詳しくはダニやカビの胞子の通過、及び綿埃
(リント)の発生を防止し得る防虫性シートに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年の
住宅の密閉化・高温多湿化に伴い、布団、ソファー及び
マット等にダニやカビ等が繁殖し易い環境となり、その
人体への影響が問題となってきている。特にダニの糞や
カビの胞子はアレルギー疾患や小児喘息の原因になって
いる場合が多い。また、布団から発生する綿埃(リン
ト)等のいわゆるハウスダストもアレルギー疾患の原因
の一つであることが知られている。
【0003】布団やソファー中におけるダニの発生を防
止するために、従来は、防虫剤をスプレー或いは塗布し
た布団カバー等(特開昭59−49080号公報)や、
防虫剤を練り込んだ樹脂を紡糸して得られた繊維材料か
らなる布団カバー等が用いられてきた。しかし、これら
の布団カバー等は、洗濯により防虫効果が低下してしま
ったり、また、防虫剤そのものの人体に対する安全性を
考えた場合に好ましい防虫方法とは決していえなかっ
た。
【0004】そこで、防虫剤を用いない防虫材料とし
て、特開平3−80037号公報には、1デニール以下
の極細繊維からなる綿、或いは表面が綿状であるか又は
表面が起毛ないし植毛されている織布又は不織布を含む
ダニ防除具が記載されている。また、特開平4−289
256号公報、特開平4−289277号公報には、繊
維集合体の外周部に所定の繊維間隔の極細繊維層を配し
てなる防虫性繊維構造物が記載されている。また、特開
平5−140851号公報には、所定の繊維間隙、所定
の繊維径、及び所定の繊維充填率を有する不織布からな
る畳床用防虫シートが記載されている。更に、特開平7
−246144号公報には、ポリプロピレン系重合体か
らなる極細繊維不織布層の両面にポリプロピレン系重合
体からなる長繊維不織布層が積層一体化されてなる耐ア
レルゲン性寝具カバーが記載されている。
【0005】しかしながら、上記各公報に記載の防虫材
料は、極細繊維を使用しているので、寝具や家具等のカ
バー材としては肌触りが良くなく、また繊維中にダニが
残るという欠点があった。更に、カビの胞子は繊維間を
通過してしまうという欠点もあった。
【0006】従って、本発明の目的は、良好な風合いや
肌触りを及び水蒸気の透過性を保ちつつ、ダニやカビの
胞子の通過及び綿埃(リント)の発生を防止し得る防虫
性シートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討を
重ねた結果、ダニやカビの胞子の通過を防止し得るシー
トとして、無孔性又はマイクロポーラス性である透湿性
の樹脂シートを用いることにより上記目的を達成し得る
防虫性シートが得られることを知見した。
【0008】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
で、透湿性の樹脂シートを布帛上に積層させてなること
を特徴とする防虫性シートを提供することにより、上記
目的を達成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の防虫性シートの好
ましい一実施形態を図面を参照して説明する。ここで、
図1は、本発明の防虫性シートの好ましい一実施形態の
構造を示す概略断面図である。
【0010】図1に示す実施形態の防虫性シート1は、
透湿性の樹脂シート(以下、「樹脂シート」という)2
を、布帛3上に積層(ラミネート)させたものである。
以下、上記防虫性シート1を構成する樹脂シート2及び
布帛3についてそれぞれ説明する。
【0011】上記樹脂シート2としては、樹脂から形成
されたフィルム状のシートであり、透湿性を有するもの
であれば、その種類に特に制限は無い。本発明において
は、該樹脂シート2として、透湿性を有する無孔シート
及び透湿性を有する多孔性シート(マイクロポーラスシ
ート)が好ましく用いられる。
【0012】上記無孔シートとしては、透湿性を有する
樹脂から成形されたシートが好ましく用いられる。該透
湿性を有する樹脂としては、透湿性ウレタン樹脂及び透
湿性エステル樹脂が好ましく用いられる。上記透湿性ウ
レタン樹脂として好ましく用いられるものとしては、例
えば、ハードセグメントとしてウレタン結合を有するブ
ロックと、ソフトセグメントとしてポリカーボネート系
ポリオール、エーテル系ポリオール、カプロラクトン系
ポリエステル、又はアジペート系ポリエステル等を有す
るブロックとから成る熱可塑性エラストマー等が挙げら
れる。また、特開平7−70936号公報、特開平6−
134000号公報、特公平6−67604号公報、特
開平1−141669号公報、特公昭52−21042
号公報等に記載のウレタン樹脂や、東洋ゴム工業製のソ
フランパーム(商品名)を用いることもできる。一方、
上記透湿性エステル樹脂として好ましく用いられるもの
としては、例えば、ハードセグメントとして芳香族ポリ
エステルを有するブロックと、ソフトセグメントとして
脂肪族ポリエーテル、又は脂肪族ポリエステルを有する
ブロックとから成る熱可塑性エラストマー等が挙げられ
る。また、特開昭51−111290号公報等に記載の
エステル樹脂や、日本合成化学製のフレクマ(商品名)
を用いることもできる。
【0013】上記ウレタン樹脂とエステル樹脂とは、そ
れぞれ単独で用いてもよく、又は両者を組み合わせて用
いてもよい。両者を組み合わせて用いる場合には、それ
ぞれの配合割合に特に制限はないが、上記ウレタン樹脂
を主な配合に用いる場合や、本発明の防虫性シートにブ
ロッキング防止効果を付与する場合には、上記エステル
樹脂の硬度を選んでブレンドすると良い。
【0014】布帛としてポリオレフィン系繊維を用いた
ものを使用し、熱による上記樹脂シートと上記布帛との
融着を考えるならば、上記無孔シートを上記透湿性ウレ
タン樹脂又は透湿性エステル樹脂から成形する場合に
は、これらの樹脂にオレフィン系熱可塑性樹脂をブレン
ドすることが上記布帛との接着性を高める点から好まし
い。該オレフィン系熱可塑性樹脂としては、エチレンや
プロピレン等のホモポリマー、及びエチレンやプロピレ
ン等と他の重合性単量体とのコポリマー等を用いること
ができるが、これらに限定されるものではない。上記重
合性単量体としては、例えば、アクリル酸、アクリル酸
エステル、ビニルアルコール、マレイン酸無水物、メタ
クリル酸、メタクリル酸エステル、メタクリル酸グリシ
ジル、酢酸ビニル等を用いることができる。上記オレフ
ィン系熱可塑性樹脂として好ましく用いることができる
ものとしては、エチレンとアクリル酸、アクリル酸エチ
ル、ビニルアルコールマレイン酸無水物又は酢酸ビニル
とのコポリマー等が挙げられる。
【0015】上記オレフィン系熱可塑性樹脂は単独で用
いてもよく又は二種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記オレフィン系熱可塑性樹脂を二種以上を組み合わせ
て用いる場合には、特に、低密度ポリエチレン(LDP
E)と、オレフィン系コポリマー(例えば、エチレン/
アクリル酸エチルコポリマー等)とを用いると、上記樹
脂シート2を成形する際の溶融物の流動性及び接着性が
向上するので好ましい。
【0016】上記無孔シートを、上記透湿性ウレタン樹
脂又は透湿性エステル樹脂と、上記オレフィン系熱可塑
性樹脂とをブレンドして成形する場合には、両者の配合
比率は、上記透湿性ウレタン樹脂又は透湿性エステル樹
脂99〜51重量部、及び上記ポリオレフィン系熱可塑
性樹脂1〜49重量部とすることが好ましい。上記透湿
性ウレタン樹脂又は透湿性エステル樹脂の配合量が99
重量部を超えるか又は上記ポリオレフィン系熱可塑性樹
脂の含有量が1重量部に満たないと上記布帛に対する接
着効果が低く、上記透湿性ウレタン樹脂又は透湿性エス
テル樹脂の配合量が51重量部に満たないか又は上記ポ
リオレフィン系熱可塑性樹脂の含有量が49重量部を超
えると上記透湿性ウレタン樹脂又は透湿性エステル樹脂
の有する透湿性を阻害するおそれがあるので、上記範囲
内とすることが好ましい。更に好ましくは、上記無孔シ
ート2は、上記透湿性ウレタン樹脂又は透湿性エステル
樹脂99〜60重量部、上記ポリオレフィン系熱可塑性
樹脂1〜40重量部からなる。
【0017】また、上記透湿性ウレタン樹脂又は透湿性
エステル樹脂、及び上記オレフィン系熱可塑性樹脂に加
えて、両者の相容化剤として働くような樹脂等を配合す
ることも好ましい。かかる他の樹脂は、上記透湿性ウレ
タン樹脂又は透湿性エステル樹脂100重量部に対して
好ましくは0.1〜10重量部配合することができる。
更に、必要に応じて、滑剤、アンチブロッキング剤、熱
・光安定剤、帯電防止剤、着色剤等の各種添加剤を配合
してもよい。尚、上記布帛としてナイロンやポリエステ
ル等の繊維からなる布帛を用いた場合には、これらと上
記透湿性ウレタン樹脂や上記透湿性エステル樹脂との接
着性が良好であるため、上記添加剤を配合することなし
に両者を融着させることが可能である。
【0018】上記無孔シートは液不透過性である。これ
と同時に、該無孔シートは、微細孔によってではなく、
上記透湿性ウレタン樹脂又は透湿性エステル樹脂の水蒸
気の取り込み、拡散、放出という形で透湿性を発現す
る。従って、ダニやカビの胞子等の通過は該無孔シート
によって効果的に防止される。
【0019】一方、透湿性を有する多孔性シート(マイ
クロポーラスシート)としては、結晶性ポリオレフィン
樹脂と該結晶性ポリオレフィン樹脂の溶融下で該結晶性
ポリオレフィン樹脂と混和性があり且つ該結晶性ポリオ
レフィン樹脂の結晶化温度以下では相分離する化合物と
を含む混合物から成形したシートを少なくとも一軸延伸
して得られた多孔性シート(以下、「多孔性シートA」
という)が好ましく用いられる。
【0020】上記結晶性ポリオレフィンとしては、例え
ば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、ポ
リプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、プロピ
レン−ブテン共重合体及びアイオノマー樹脂並びにこれ
らのブレンド等が挙げられるが、これらに限定されな
い。これらのうち、特にポリプロピレン樹脂、ポリプロ
ピレン樹脂とエチレン−プロピレン共重合体樹脂とのブ
レンド、又はポリプロピレン樹脂とポリエチレン樹脂と
のブレンドを用いることが好ましい。また、上記結晶性
ポリオレフィンには、その本来の性質を損なわない範囲
でポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタ
レート等のポリエステル系樹脂をブレンドすることもで
きる。
【0021】上記結晶性ポリオレフィン樹脂は、そのメ
ルトインデックスが、3g/10分以下であることが好
ましく、0.2〜3g/10分であることが更に好まし
い。上記結晶性ポリオレフィン樹脂のメルトインデック
スを3g/10分以下とすることによって、シート成形
時に必要な溶融張力が得られ、高速で安定的にシートを
成形できる。また上記メルトインデックスが0.2g/
10分未満であるとシート成形時の押出成形で大きな動
力を必要とする不都合が生じて生産性が低下する場合が
あるので上記範囲とすることが好ましい。なお、本発明
において、メルトインデックスとは、ASTM D−1
238に準拠して、ポリプロピレン及びポリプロピレン
系共重合体の場合は、230℃、2.16kgf荷重下
で測定した値をいい、ポリエチレンの場合は190℃、
2.16kgf荷重下で測定した値をいう。
【0022】また、上記混合物の別の成分である上記化
合物は、上記結晶性ポリオレフィン樹脂の溶融下で該結
晶性ポリオレフィン樹脂と混和性があり且つ該結晶性ポ
リオレフィン樹脂の結晶化温度以下では相分離するもの
である。該化合物としては、例えば、流動パラフィン、
α−オレフィンオリゴマー、鉱物油、合成潤滑油、ミネ
ラルスピリット及びパラフィンワックス等の各種炭化水
素並びにジオクチルフタレート、ジエチルフタレート、
トリメチロールプロパンラウリレート、ジステアリルア
ジペイト及びテトラオクチルピロメリテイト等の脂肪族
カルボン酸と多価アルコールとの各種エステル等が挙げ
られるが、これらに限定されない。これらのうち、特
に、鉱物油、合成潤滑油、パラフィンワックス及び脂肪
族カルボン酸と多価アルコールとのエステルを用いるこ
とが好ましい。上記混合物を用いる際には、その本来の
性質を損なわない範囲で、シリコンオイル等の撥水剤を
少量併用してもよい。
【0023】上記混合物における上記結晶性ポリオレフ
ィン樹脂と上記化合物との配合割合は、該結晶性ポリオ
レフィン樹脂50〜90重量部に対して該化合物50〜
10重量部とすることが好ましい。該化合物の配合割合
が10重量部未満では十分な透湿性を有する多孔性シー
トAを得ることができず、50重量部を超えると、得ら
れる多孔性シートAの機械的強度が不十分となり、しか
も長期間保存中に該多孔性シートAから該化合物がブリ
ードアウトする場合がある。上記配合割合は、更に好ま
しくは、上記結晶性ポリオレフィン樹脂60〜80重量
部に対して上記化合物40〜20重量部であり、一層好
ましくは、上記結晶性ポリオレフィン樹脂60〜75重
量部に対して上記化合物40〜25重量部である。
【0024】上記混合物には、上記結晶性ポリオレフィ
ン樹脂及び上記化合物に加えて、他の添加剤を必要に応
じて配合することができる。そのような添加剤として特
に好ましいものとして結晶核形成剤がある。かかる結晶
核形成剤を使用することによって、上記結晶性ポリオレ
フィンの結晶化度を上げることができるので好ましい。
上記結晶核形成剤は、上記混合物に対して 0.01〜
3重量部配合することが好ましく、0.05〜1重量部
配合することが更に好ましい。上記結晶核形成剤の配合
量が0.01重量部未満であると十分な結晶核形成効果
が得られない場合があり、3重量部を超えると得られた
多孔性シートAの透湿性が不十分となる場合があるので
上記範囲内とすることが好ましい。
【0025】上記結晶核形成剤としては、例えば、1・
3,2・4−ジベジリデンソルビトール、1・3,2・
4−ビス(p−メチルベンジリデン)ソルビトール、1
・3,2・4−ビス(p−エチルベンジリデン)ソルビ
トール、ビス(4−t−ブチルフェニル)リン酸ナトリ
ウム、アジピン酸、安息香酸、安息香酸ナトリウム、タ
ルク、酸化チタン及びカオリン等が挙げられるが、これ
らに限定されない。
【0026】上記結晶核形成剤の他に、上記混合物に配
合し得る添加剤としては、例えば、炭酸カルシウム等の
無機質充填剤、酸化防止剤等の安定化剤、帯電防止剤、
有機顔料、染料等が挙げられる。これらの添加剤は、好
ましくは上記混合物に対して0.01〜10重量部、更
に好ましくは0.1〜5重量部配合することができる。
【0027】上記混合物を用いて、インフレーション成
形やTダイからの押出成形によりシートを成形し、該シ
ートを少なくとも一軸延伸することにより該シートに連
続した微細孔が形成され、透湿性が付与される。延伸時
の延伸倍率は少なくとも一軸方向に1.2〜5倍(面積
比)であることが好ましい。延伸倍率が1.2倍未満で
は微細孔の形成が不十分であり十分な透湿性を得ること
ができず、延伸倍率が5倍を超えると延伸切れが生じた
り、裂け易いシートとなるため安定して製造することが
困難となる場合がある。上記延伸倍率は1.2〜3倍で
あることが、一層良好な風合いと十分な透湿性を得るた
め、一層好ましい。
【0028】上記延伸においては、一軸延伸する場合に
は一軸ロール延伸機を用いることができ、二軸延伸する
場合には、テンター延伸機やマンドレル延伸機を用いて
同時二軸延伸又は逐次二軸延伸することができる。この
際、延伸されるシートを加熱しつつ延伸してもよい。
【0029】本発明においては、上記多孔性シートとし
て、結晶性ポリオレフィン樹脂と、該結晶性ポリオレフ
ィン樹脂に対して相溶性がない熱可塑性樹脂又は充填剤
とを含む混合物から成形したシートを少なくとも一軸延
伸して得られた多孔性シート(以下、「多孔性シート
B」という)を用いることも好ましい。
【0030】上記充填剤としては、通常ゴム又はプラス
チック中に混合される充填剤、例えば、炭酸カルシウ
ム、石膏、硫酸カルシウム、燐酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、硫酸マグネシウム、水和けい酸、無水ケイ
酸、ソーダ灰、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、硫酸
バリウム、タルク、クレー、各種セメント、火山灰、シ
ラス、酸化チタン、酸化鉄及びカーボンブラックのよう
な無機充填剤、種々の金属粉、その他の無機物及び無機
物を主体とする有機金属塩等が挙げられる。また、フェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂及びポリアクリル酸ソーダ等
の熱硬化性樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポ
リアクリル酸エステル等の熱可塑性樹脂を放射線等で架
橋した樹脂、或いは融解温度が結晶性ポリオレフィン樹
脂の成形温度よりも高い樹脂のようなポリマーが挙げら
れる。これらの充填剤は好ましくは50μm以下、更に
好ましくは0.05〜30μmの範囲、特に0.1〜5
μm程度の平均粒径を有する粉粒体として用いることが
望ましい。
【0031】上記結晶性ポリオレフィン樹脂と上記充填
剤との配合割合は、該結晶性ポリオレフィン樹脂100
重量部に対して該充填剤が好ましくは50〜400重量
部、更に好ましくは60〜300重量部である。充填剤
の配合量が50重量部未満では、得られる多孔性シート
Bに形成される連通孔の数が少なくなるため透湿性が小
さくなり、充填剤配合量がが400重量部を超えると、
シートの成形及び延伸が困難になる。
【0032】上記充填剤を用いる場合には柔軟化剤を併
用することが好ましい。該柔軟化剤としては、通常ゴム
やプラスチックに配合される可塑剤や滑剤を使用するこ
とができ、例えば、脂肪酸と脂肪族アルコールとからな
るモノエステル、芳香族カルボン酸と脂肪族アルコール
とからなるモノエステル又はポリエステル、脂肪族ポリ
カルボン酸とポリアルコールとからなるポリエステル、
モノカルボン酸及び/又はポリカルボン酸とモノアルコ
ール及び/又はポリアルコールとからなるポリエステ
ル、アルコール及び/又はカルボン酸の一部を残したエ
ステル又はポリエステル、脂肪族アミド、芳香族アミ
ド、脂肪酸の金属石鹸、芳香族カルボン酸の金属石鹸、
ブタジエンオリゴマー、ブテンオリゴマー、イソブチレ
ンオリゴマー、イソプレンオリゴマー、石油樹脂、クマ
ロン樹脂、ケトン樹脂、塩素化パラフィン、シリコーン
油、流動パラフィン、ポリエチレンワックスが挙げられ
る。上記結晶性ポリオレフィン樹脂と上記柔軟化剤との
配合割合は、該柔軟化剤と該結晶性ポリオレフィン樹脂
との親和性、該柔軟化剤と上記充填剤との親和性及び多
孔性シートBに要求される柔軟性にもよるが、該結晶性
ポリオレフィン樹脂100重量部に対して、該柔軟化剤
を好ましくは0〜20重量部、更に好ましくは0.1〜
10重量部である。
【0033】一方、結晶性ポリオレフィン樹脂に対して
相溶性がない熱可塑性樹脂としては、例えば汎用ポリス
チレン、耐衝撃性ポリスチレン、アクリロニトリル−ス
チレン共重合体、ブタジエン−スチレン共重合体及びア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体のよう
なスチレン系ポリマー;ポリメチルメタクリレート;ポ
リエチレンテレフタレート及びポリブチレンテレフタレ
ート等のポリエステル;ナイロン6及びナイロン66等
のポリアミド;ポリカーボネート;ポリアクリロニトリ
ル;並びにこれらの変成物及び誘導体の中から少なくと
も一種類以上を選んで用いることができる。これらの熱
可塑性樹脂に熱可塑性エラストマー、例えばスチレン系
ポリマー、ポリオレフィン類、ポリウレタン類、ポリエ
ステル類、ポリアミド類、ポリ(1,2−ブタジエ
ン)、ポリ(トランス−1,4−イソプレン)等から選
択される一種又はそれ以上のポリマーを添加することに
より、該熱可塑性樹脂の分散性を容易にコントロールで
きる。熱可塑性樹脂は、好ましくは50μm以下、更に
好ましくは0.05〜30μmの範囲、特に好ましくは
0.1〜5μm程度の平均粒径を有する分散状態にする
ことが望ましい。
【0034】上記結晶性ポリオレフィン樹脂と、上記熱
可塑性樹脂との配合割合は、該結晶性ポリオレフィン樹
脂100重量部に対して該熱可塑性樹脂が好ましくは1
0〜100重量部、更に好ましくは20〜100重量部
である。
【0035】上記熱可塑性樹脂を用いる場合には、上記
充填剤を用いる場合と同様の柔軟化剤を併用することが
好ましい。該柔軟化剤の配合量は、上記充填剤を用いる
場合と同様である。
【0036】尚、上記多孔性シートBに関して特に詳述
しなかった点については、上記多孔性シートAに関して
詳述した説明が適宜適用される。
【0037】上記各種多孔性シートは、上記無孔シート
と同様に液不透過性である。これと同時に、該多孔性シ
ートは、微細孔(マイクロポア)を通じての水蒸気の透
過という形で透湿性を発現する。しかも、該微細孔はダ
ニやカビの胞子等が通過できない程の大きさの孔である
ので、ダニやカビの胞子等の通過は該多孔性シートによ
って効果的に防止される。
【0038】上記無孔シートや多孔性シートからなる樹
脂シート2は、その厚さに特に制限はないが、防虫性シ
ートとしてのドレープ性(柔軟性)、風合い等の観点か
ら5〜50μmであることが好ましく、5〜30μmで
あることが更に好ましい。また、該樹脂シート2は、本
発明の防虫性シートに十分な透湿性を付与する点から、
その透湿度が0.5〜5g/〔100cm2 ・hr〕で
あることが好ましく、1.0〜5g/〔100cm2
hr〕であることが更に好ましい。
【0039】次に、図1に示す実施形態の防虫性シート
1における上記布帛3について説明する。上記布帛3と
しては、風合いや感触が良好であり、且つ上記樹脂シー
ト2との積層が容易なものであればその種類に特に制限
は無いが、綿埃(リント)が発生しにくいもの、例え
ば、長繊維の繊維集合体からなる布帛を用いることが好
ましい。該布帛としては、例えば合成繊維の連続フィラ
メントからなる織布や不織布を用いることができ、特に
不織布を用いることが好ましい。上記不織布としては、
熱可塑性繊維を主体とする不織布等が好ましく挙げら
れ、特に綿埃(リント)が発生しにくいスパンボンド不
織布が好ましく用いられる。
【0040】特に、上記布帛3としてポリオレフィン
系、ポリエステル系又はポリアミド系スパンボンド不織
布を用いることが好ましく、とりわけ芯鞘型の複合繊維
を用いて形成されたスパンボンド不織布を用いると、防
虫性シートの風合いが一層高くなると共に該不織布と上
記樹脂シート2との接着性も良好となるので好ましい。
ポリオレフィン系不織布からなる布帛3は、上記樹脂シ
ート2としてポリオレフィン樹脂を用いた多孔性シート
(マイクロポーラスシート)と熱エンボスにより接着さ
せるのに適している。また、ポリエステル系不織布やポ
リアミド系不織布からなる布帛3は、上記ウレタン樹脂
やエステル樹脂からなる樹脂シート2と熱により融着
(ポイントボンドでもよいし、熱エンボスによるダイレ
クトラミネートでもよいし、或いは溶融状態の上記樹脂
をTダイから上記不織布に積層するフラットロールによ
る熱接着でもよい)させるのに適している。上記スパン
ボンド不織布における繊維の太さは、柔軟性及び風合い
等の点から細い程好ましく、特に好ましくは3デニール
以下である。太さの下限には特に制限はないが実際の生
産上0.1デニール程度迄である。
【0041】上記布帛3は、その厚さに特に制限はない
が、コストと風合い等の観点から0.1〜5mm(0.
5g/cm2 加重下)であることが好ましく、0.3〜
3mmであることが更に好ましい。同様に、上記布帛3
においては、その坪量に特に制限はないが、コスト等の
観点から10〜100g/m2 であることが好ましく、
10〜50g/m2 であることが更に好ましい。
【0042】図1に示す実施形態の防虫性シート1は、
全体として透湿性を有するものであり、その透湿度は
0.5g/〔100cm2 ・hr〕以上であることが好
ましい。上記透湿度が0.5g/〔100cm2 ・h
r〕に満たないと、透湿性が不十分となり結露が生じる
場合がある。また、上記防虫性シート1は、透湿性を有
することに加えて、液体不透過性であり、その耐水圧は
50cm以上であることが好ましく、更に好ましくは1
00cm以上である。上記耐水圧が50cmに満たない
と、防水性が不十分となる場合がある。
【0043】図1に示す実施形態の防虫性シート1にお
いては、その坪量に特に制限はないが、あまり坪量を多
くするとコスト高になるため、15〜130g/m2
あることが好ましく、25〜50g/m2 であることが
更に好ましい。
【0044】図1に示す実施形態の防虫性シート1は、
上記樹脂シート2をシート状に溶融成形する際に、上記
布帛3上に溶融ラミネートしたり、予め成形した該樹脂
シート2と、該布帛3とを熱圧着ラミネートやフレーム
ラミネートしたり、或いはホットメルト接着剤や液状接
着剤等によってラミネートしてもよい。
【0045】本発明の防虫性シートは、上記布帛により
良好な風合いや肌触りが発現し、上記樹脂シートにより
水蒸気の透過性が保たれると共にダニやカビの胞子の通
過が効果的に防止される。従って、本発明の防虫性シー
トは、寝具や布張り家具のカバー、例えば布団、枕、マ
ットレス若しくはマットソファーのカバーや、畳床用シ
ートとして好適に用いられる。
【0046】
【実施例】以下、実施例により本発明の防虫性シートの
有効性を例示する。しかしながら、本発明の範囲はかか
る実施例に限定されないことはいうまでもない。
【0047】〔実施例1〕ナイロンスパンボンド不織布
(旭化成製のエルタス:坪量30g/m2 )と、透湿性
ウレタン樹脂フィルム〔東洋ゴム工業製のソフランパー
ムフィルム:厚さ14μm、透湿度4000g/(m2
・24hr)〕とを重ね合わせ、熱圧着ロールを通すこ
とにより積層一体化した2層構造のシートを得た。得ら
れたシートについて、下記の方法で透湿度を測定すると
共にダニの遮蔽効果を評価した。その結果を表1に示
す。
【0048】<透湿度の測定>JIS Z0208に準
拠して測定した。 <ダニの遮蔽効果>下記の粒径分布を有する試験用ダス
ト11種を用いてダニの遮蔽模擬試験を行った。図2に
示すように、それぞれ口径5cmの広口ビン5及び吸引
ビン6を本発明の防虫性シート1を介して重ね合わせ、
クランプ8,8により広口ビン5と吸引ビン6とを固定
する。次いで、広口ビン5内の防虫性シート1上に試験
用ダスト7を入れ、吸引ビン6をアスピレータ(図示せ
ず)に接続して吸引することにより、試験用ダスト7の
通過の程度を観察した。
【0049】試験用ダスト11種の粒径分布 粒径(μm) ふるい上% 1 65±5 2 50±5 4 22±5 6 8±5 8 3±3
【0050】〔実施例2〕透湿性エステル樹脂フィルム
〔日本合成化学製のフレクマ:厚さ14μm、透湿度4
000g/(m2 ・24hr)の両面にナイロンスパン
ボンド不織布(旭化成製のエルタス:坪量20g/
2 )を重ね合わせ、熱圧着ロールを通すことにより積
層一体化した3層構造のシートを得た。得られたシート
について実施例1と同様の測定を行った。その結果を表
1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】
【発明の効果】本発明の防虫シートによれば、良好な風
合いや肌触りを及び水蒸気の透過性を保ちつつ、ダニや
カビの胞子の通過及び綿埃(リント)の発生を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防虫性シートの好ましい一実施形態の
構造を示す概略断面図である。
【図2】ダニの遮蔽効果の評価に用いる装置を示す概略
図である。
【符号の説明】
1 防虫性シート 2 透湿性の樹脂シート 3 布帛
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 17/00 0231−2E E04F 15/02 102N E04F 15/02 102 D06M 17/00 J

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透湿性の樹脂シートを布帛上に積層させ
    てなることを特徴とする防虫性シート。
  2. 【請求項2】 上記樹脂シートが透湿性ウレタン樹脂又
    は透湿性エステル樹脂からなる無孔シートである、請求
    項1記載の防虫性シート。
  3. 【請求項3】 上記樹脂シートが、結晶性ポリオレフィ
    ン樹脂と該結晶性ポリオレフィン樹脂の溶融下で該結晶
    性ポリオレフィン樹脂と混和性があり且つ該結晶性ポリ
    オレフィン樹脂の結晶化温度以下では相分離する化合物
    とを含む混合物から成形したシートを少なくとも一軸延
    伸して得られた多孔性シートである、請求項1記載の防
    虫性シート。
  4. 【請求項4】 上記樹脂シートが、結晶性ポリオレフィ
    ン樹脂と、該結晶性ポリオレフィン樹脂に対して相溶性
    がない熱可塑性樹脂又は無機充填剤とを含む混合物から
    成形したシートを少なくとも一軸延伸して得られた多孔
    性シートである、請求項1記載の防虫性シート。
  5. 【請求項5】 上記布帛が長繊維の繊維集合体からな
    る、請求項1〜4の何れかに記載の防虫性シート。
  6. 【請求項6】 寝具若しくは布張り家具のカバー、又は
    畳床用シートとして用いられる、請求項1〜5の何れか
    に記載の防虫性シート。
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