JPH10333349A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10333349A
JPH10333349A JP14792397A JP14792397A JPH10333349A JP H10333349 A JPH10333349 A JP H10333349A JP 14792397 A JP14792397 A JP 14792397A JP 14792397 A JP14792397 A JP 14792397A JP H10333349 A JPH10333349 A JP H10333349A
Authority
JP
Japan
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toner
drum
roller
image
image forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP14792397A
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English (en)
Inventor
Keiji Iwashima
圭司 厳島
Hiroyoshi Tode
浩由 戸出
Norio Tomiya
則夫 富家
Takayuki Sato
孝幸 佐藤
Katsumi Okuda
勝巳 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】感光体表面の像流れを抑制する手段を提供する
こと。 【解決手段】アモルファスシリコン感光体を使用した感
光体と、該感光体上に形成した静電潜像をトナーにより
現像する現像装置とを有する画像形成装置において、前
記感光体表面を弾性部材で形成し研磨手段を用いて表面
粗さがRz500オングストローム以下となるように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアモルファスシリコ
ン感光体(a−Si感光体)を用いた電子写真装置に関
するものであり、特に像流れを抑制することができるa
−Si感光体ドラム及びa−Si感光体ドラムの使用方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】a−Si感光体ドラムに帯電器を用いて
帯電を行うと、帯電器の放電によりオゾンが発生する。
このオゾンにより空気中の成分が分解され、NOxやS
Ox等のイオン生成物が生成される。このイオン生成物
は水溶性であることより、感光体ドラムに付着し更に大
気中の水分を取り込むことで、感光体ドラム表面の抵抗
を低下させる。これにより、感光体ドラム表面に形成さ
れた静電潜像のエッジ部で電位の横流れが起こり、その
結果、像流れとなる。
【0003】従来、感光体にヒーターを入れることによ
り、イオン生成物が取り込んだ水分を離脱するエネルギ
ーを与え、高湿環境における感光体ドラム表面の抵抗低
下を抑える技術は、すでに一般化されている。
【0004】また、研磨剤を混入させたトナーと弾性ロ
ーラーからなる研磨システム、或いはその他の研磨シス
テムにより、感光体ドラム上に付着したイオン生成物を
研磨し、感光体ドラム表面の抵抗低下を発生させる成分
そのものを除去する技術等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、帯電器
の放電により発生したオゾンから生成されたイオン生成
物は、感光体ドラム表面の0.1 μm程度の粗さ成分内に
入り込むため、従来の研磨システムでは充分に取り除く
ことができなかった。
【0006】本発明の目的は、かかる問題点を解決し、
感光体表面の像流れを抑制する手段を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、アモルファスシリコン感光体を使用した
感光体と、該感光体上に形成した静電潜像をトナーによ
り現像する現像装置とを有する画像形成装置において、
前記感光体表面を弾性部材で形成し研磨手段を用いて表
面粗さがRz500オングストローム以下となるように
構成した。
【0008】また、前記弾性部材を発泡シリコン、発泡
ウレタン、発泡EPDM、発泡ポリエチレンの少なくも
一種からなる弾性ローラとした。
【0009】さらにトナーには少なくとも1種類の研磨
粒子が添加した。
【0010】また、弾性部材のゴム硬度がHS20〜6
0度であり、該弾性部材の感光体への加圧線圧が30〜
200g/cmに設定した。弾性部材と感光体との周速差
を±5〜100%とした。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。
【0012】本発明では研磨ローラの材料選択、研磨条
件の設定及びトナーの材料組成を選択し、a−Si感光
体の表面が500オングストローム以下になるように研
磨した。感光体ドラム表面を滑らかにすることにより、
イオン生成物が付きにくく、また除去し易くなり、像流
れの抑制を実現した。
【0013】図1は本発明を適用したプリンタの感光体
ドラム周辺のプロセス系の基本構成図である。
【0014】感光体ドラム1の回転方向に沿って、露光
源3、現像ローラ4、転写ローラ5、研磨ローラ6、バ
ネ7、トナー回収スクリュー8、クリーニングブレード
9、除電器10、帯電器2が配設され、周知の如く、除
電手段10による除電後、帯電器2によって均一に帯電
された感光体ドラム1上に露光源3により露光潜像が記
録され、該露光潜像を反転現像にて現像ローラ4で供給
されたトナーによりトナー像に顕像化し、該トナー像を
転写ローラ5にて記録媒体である転写紙11に転写した
後、研磨ローラ6及びクリーニングブレード9にて残留
トナーを感光体ドラム1表面より除去する。その後、除
去された残留トナーはトナー回収スクリュー8等のトナ
ー回収装置によって図示しない廃棄トナーボトルへと搬
送される。
【0015】本発明は、研磨ローラ6として弾性部材か
らなる弾性ローラを用いている。弾性ローラの材質とし
ては、発泡シリコン、発泡ウレタン、発泡EPDM、発
泡ポリエチレン等であり、バネ7の付勢力で感光体ドラ
ム1側に押圧され、ドラム表面を研磨する作用をなす。
この研磨ローラ6によりドラム1表面粗さをRz500
オングストローム以下となるように研磨する。そのため
研磨ローラ6の硬度、線圧、ドラムとの周速差を設定し
た。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0017】直径30mm×長さ254mmのサイズで
作製したa−Si感光体ドラムを用い、A4紙5%印字
を行った。トナーには、研磨剤として酸化チタンを添加
し、発泡ウレタン製ローラ( 外径11mm、スポンジ厚
1.5mm、硬度HS35度) を用い、ドラム表面に対し
荷重100g/cm 、周速比+20%に設定し、感光体
ドラムを研磨するシステムを設けた。なお、ドラムヒー
ターは使用しなかった。印字は京セラ製FS−1700
を用いて行い、像流れはH.H.環境(30℃80%RH)
8時間放置後の画像で確認を行った。像流れはランクで
判別をし、1を良い側、5を悪い側とする。尚、実用領
域をランク1.5以上と設定した。また、印字後の感光
体ドラム表面粗さは、原子間力顕微鏡(AFM)により
100μm長さでの10点平均粗さ(Rz)を求めた。
この実験により得られた印字枚数における感光ドラム表
面粗さと画像流れの推移結果を図2に示す。
【0018】この結果より、印字を進めることにより表
面粗さが向上しており、像流れも発生せず、良好な画像
が得られた。
【0019】上記実験の比較として、研磨が不十分で感
光ドラム表面の粗さが500オングストローム以上の場
合の実験を行った。このときは上記と同様に直径30m
m×長さ254mmのサイズで作製したa−Si感光体
ドラムを用い、A4紙4%印字を行った。トナーには、
研磨剤として酸化チタンを添加し、発泡ウレタン製ロー
ラ( 外径11mm、スポンジ厚1.5mm、硬度HS10
度) を用い、ドラム表面に対し荷重30g/cm、周速比
+20%に設定し、感光体を研磨するシステムを設け
た。なお、ドラムヒーターは使用しなかった。印字は京
セラ製レーザープリンタFS−1700を用いて行っ
た。評価方法は上記と同様とした。この実験により得ら
れた結果を図3に示す。この実験においては、表面粗さ
は約600オングストローム程度で安定している。しか
し、像流れは急激に悪化している。これは、感光体ドラ
ム表面のイオン生成物残砂が印字することにより、徐々
に増していることを示唆していると思われる。なおこの
ドラムを水で拭き取ると像流れが改善された。これよ
り、イオン生成物が像流れの主原因であることがわか
る。
【0020】表面粗さをRz500オングストローム以
下とする理由は、感光体ドラムの表面粗さが荒いため、
イオン生成物が除去しきれずに感光体ドラム表面に残る
ことに対する対策のためである。感光体ドラムの初期表
面粗さは、約Rz800オングストローム程度である。
しかし、この表面粗さのレベルでは感光体表面に付着し
たイオン生成物が完全に除去されずに像流れが発生して
しまう。これは、ドラムを水で拭き取ると像流れが改善
されることより、イオン生成物が感光体表面に残ってい
ることが推察される。感光体ドラムの表面を滑らかにす
る様に研磨すると、イオン生成物の除去が容易になる。
そして感光体ドラム表面に残るイオン生成物の量が少な
くなり、画像流れを抑制することができる。感光ドラム
の表面が滑らかになるようにするには、感光対ドラムの
表面粗さを約500オングストローム以下とすると、像
流れレベルが大きく改善される。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、感光ドラム表面を滑らかにすることにより、
イオン生成物が付きにくく、また除去し易くなり、像流
れの抑制を抑制することができる。また、本発明によれ
ば、ヒーター温度の低減、ヒーター容量の低減、ヒータ
ーの削除が出来るので、省エネルギー化が可能となり、
且つヒーターウォーム時間の短縮という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を適用したプリンタの感光体ドラ
ム1周辺のプロセス系の基本構成図である。
【図2】本発明の実施例による実験結果を示す図であ
る。
【図3】本発明の比較例の実験結果を示す図である。
【符号の説明】
1:感光体ドラム 2:帯電器 3:露光源 4:現像ローラ 5:転写ローラ 6:研磨ローラ 7:バネ 8:トナー回収スクリュー 9:クリーニングブレード 10:除電器 11:転写紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 孝幸 三重県度会郡玉城町野篠字又兵衛704番地 19 京セラ株式会社三重工場内 (72)発明者 奥田 勝巳 三重県度会郡玉城町野篠字又兵衛704番地 19 京セラ株式会社三重工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アモルファスシリコン感光体を使用した感
    光体と、該感光体上に形成した静電潜像をトナーにより
    現像する現像装置とを有する画像形成装置において、前
    記感光体表面を弾性部材で形成し研磨手段を用いて表面
    粗さがRz500オングストローム以下となるように構
    成したことを特徴とした画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記弾性部材が発泡シリコン、発泡ウレタ
    ン、発泡EPDM、発泡ポリエチレンの少なくも一種か
    らなる弾性ローラであることを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記現像装置により供給されるトナーには
    少なくとも1種類の研磨粒子が添加されていることを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記弾性部材のゴム硬度がHS20〜60
    度であり、該弾性部材の感光体への加圧線圧が30〜2
    00g/cmであることを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】前記弾性部材の感光体との周速差が±5〜
    100%であることを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置。
JP14792397A 1997-06-05 1997-06-05 画像形成装置 Pending JPH10333349A (ja)

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JP14792397A JPH10333349A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 画像形成装置

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JP14792397A JPH10333349A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 画像形成装置

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JPH10333349A true JPH10333349A (ja) 1998-12-18

Family

ID=15441153

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14792397A Pending JPH10333349A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 画像形成装置

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JP (1) JPH10333349A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003005581A (ja) * 2001-06-27 2003-01-08 Kyocera Corp カラー画像形成装置及び該装置の制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003005581A (ja) * 2001-06-27 2003-01-08 Kyocera Corp カラー画像形成装置及び該装置の制御方法

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