JPH10333267A - 塩化ヨウ化銀乳剤の処理方法 - Google Patents

塩化ヨウ化銀乳剤の処理方法

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JPH10333267A
JPH10333267A JP10148547A JP14854798A JPH10333267A JP H10333267 A JPH10333267 A JP H10333267A JP 10148547 A JP10148547 A JP 10148547A JP 14854798 A JP14854798 A JP 14854798A JP H10333267 A JPH10333267 A JP H10333267A
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Seshadri Jagannathan
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Jr Tommie L Royster
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存安定性が良好で、短時間露光に有効なハ
ロゲン化銀乳剤を提供する。 【解決手段】 ジメチルアミン塩化ヨウ化銀錯体の溶液
をかぶり防止剤である水溶性ジスルフィドと共に塩化銀
乳剤に導入することで安定なAgIClが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は塩化銀結晶の沈殿
生成プロセスに関する。特に高い保存安定性を有する塩
化銀結晶の沈殿生成のための単一の原材料として使用す
ることができる、ジメチルアミン溶液中に含まれるユニ
ークな塩化ヨウ化銀錯体と一定のかぶり防止剤との組み
合わせに関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀乳剤(エマルジョン:emul
sion)は一般に反応性沈殿生成プロセスを用いて調製さ
れる。このプロセスでは、硝酸銀水溶液とハロゲン化ア
ルカリ水溶液をゼラチンの存在下で反応させる。得られ
る生成物であるハロゲン化銀乳剤の組成はハロゲン化ア
ルカリ溶液の組成により変化する。例えば、純粋臭化銀
乳剤の沈殿生成はハロゲン化アルカリとして臭化ナトリ
ウムが用いられ、一方、塩化銀乳剤の沈殿生成はハロゲ
ン化アルカリとして塩化ナトリウムが用いられる。一般
に適当な添加物またはドーパント溶液を沈殿生成プロセ
ス中に導入することにより、所望の組成及び写真性能を
有するハロゲン化銀乳剤が生成される。
【0003】これらの全てのプロセスの重要な特徴は、
沈殿種を生成する(Ag+)イオンと適当なアニオンと
の間の二分子化学反応である。試薬溶液の組成を変える
ことで生成物乳剤の化学組成及び構造組成を変えること
ができるが、所望のハロゲン化銀乳剤を生成するのに必
要な化学反応は常に、溶液中あるいはハロゲン化銀乳剤
の表面に存在する(Ag+)イオンと適当なアニオンと
の間の反応である。
【0004】操作の観点から、この沈殿生成反応プロセ
スによるハロゲン化銀乳剤の生成には活発な混合条件下
で反応器内に濃縮試薬溶液を添加する工程が含まれる。
混合プロセスの目的は未反応試薬溶液にさらされる反応
器の体積を最小にすることである。しかしながら、理想
的な混合条件下でさえも、未反応試薬にさらされる反応
器の体積は限定されるがかなり多い。
【0005】反応器内容物が未反応試薬にさらされる理
由を理解するには混合プロセスのメカニズムを調べる必
要がある。乳剤沈殿生成プロセスにおける混合は高速ス
ピン回転撹拌器により達成される。回転撹拌器により生
成する運動量により反応器中の流体の循環が生じる。適
当なバッフル装置を使用して反応器中の流体の動きをラ
ンダム化して、効率のよい混合を達成する。効率のよい
混合を行うには、その後の流体の急速な循環が必要とさ
れることを認識することが重要である。典型的な乳剤生
成プロセスでは、試薬溶液が十分な混合が生じる反応器
領域に導入される。その結果、濃縮試薬溶液は反応器内
の流体の急速な循環が生じる反応器の領域に導入される
ことになる。すなわち、反応器における試薬導入領域は
反応器の内容物にさらされる頻度が高い。
【0006】濃縮試薬間での反応を促進するためには、
試薬導入領域では効率のよい混合が必要であることを認
識することが重要である。この(効率のよい)混合プロ
セスは、試薬導入領域を介する反応流体の急速循環によ
り実行されるので、反応器の内容物は必ず濃縮試薬にさ
らされる。速度論的な観点から、未反応試薬にさらされ
る反応器内容物の程度は濃縮試薬間の化学反応速度に対
する濃縮試薬の希釈速度に依存する。理想的な混合条件
下では、濃縮試薬の希釈速度は反応種の分子/イオン拡
散係数に依存する。希釈速度は関連する化学反応速度よ
りもかなり小さい。このため、反応器内容物が未反応試
薬にさらされる程度は理想混合条件下においてさえも重
要である。
【0007】故意でなく反応器内容物が未反応試薬にさ
らされると乳剤結晶に望ましくない効果を与えることが
ある。例えば、乳剤結晶が未反応硝酸銀にさらされる
と、結晶中にかぶり中心が生じ、一方、乳剤結晶が未反
応濃縮ヨウ化カリウムにさらされると爆発粒子(エクス
プローディットグレイン:exploded grain)が生成する
ことがある。爆発粒子の生成はヨウ化カリウム希薄溶
液、臭化ナトリウムも含むヨウ化物溶液を使用して、長
時間にわたり添加することにより避けることができる。
このアプローチの欠点は大量の試薬が必要であること、
沈殿生成時間が長くなることである(収率及び再現
性)。
【0008】上記アプローチの代替案としてはヨウ化物
源として適当な溶剤中に溶解したヨウ化銀を使用するこ
とが挙げられる。
【0009】メチルアミンホルムアミドと過剰のハロゲ
ン化物から調製したハロゲン化銀錯体の濃縮溶液からハ
ロゲン化物を導入する方法は報告されている。しかしな
がら、メチルアミンホルムアミドはきわめて有害であ
り、溶剤は(胎児の奇形を助長する)テトラトーゲン
(tetratogen)であることが証明されている。
【0010】ヨウ化物源としてのジメチルアミン塩化ヨ
ウ化銀の使用及びそれを乳剤沈殿生成中に混入するプロ
セスの利点は共に出願中の、ロイスター(Royster)ら
による「塩化銀結晶中へのヨウ化物混入のための単一供
給源前駆物質してのジメチルアミン塩化ヨウ化銀錯体の
調製と使用」と題するアメリカ合衆国特許出願第08/
866,853号、及びロイスターらによる「塩化銀結
晶の核形成のための単一供給源前駆物質してのジメチル
アミン塩化銀錯体の調製と使用」と題するアメリカ合衆
国特許出願第08/866,785号において説明され
ている。これらの出願はそれぞれ本出願と共に出願され
た。
【0011】塩化物濃度が高い、すなわち銀に対し50
モル%を超える塩化物を有するハロゲン化銀乳剤は塩化
銀の溶解度が高いため結像系において非常に望ましいも
のであることが知られている。溶解度が高いと、処理時
間が短く、環境汚染廃棄物の量も少なくて済む。不都合
なことに、多くの結像プロセスにおいて望ましい高い感
度及び高い保存安定性を有する高塩化物ハロゲン化銀乳
剤を提供することは非常に困難である。
【0012】当業者に周知の塩化銀乳剤の固有感光度を
改善するための方法の1つはそのような乳剤に少量のヨ
ウ化物を添加するものであり、例えば、1996年2月
14日に出願されたブッツ(Butz)らによる「ヨウ化物
を含む高塩化物乳剤を用いたデジタルイメージング」と
題するアメリカ合衆国特許出願第08/601,642
号で説明されている。
【0013】高感光度塩化銀乳剤はかぶりを生じる傾向
がある。多くの有効なかぶり防止剤が当業者に知られて
いる。その中で特に興味深いのは、水溶性で高速アクセ
スプロセス、例えばRA―4のために設計された塩化銀
乳剤中で活性な化合物である。水溶性ジスルフィドはア
メリカ合衆国特許第5,418,127号で説明されて
いるように有効なかぶり防止剤として知られている。そ
のような化合物の例としては、水溶性パラ―グルタルア
ミドフェニルジスルフィドがあり、以後GDPDと呼
ぶ。これらのジスルフィドは乳剤調製のどの段階におい
ても使用することができ、例えば、沈殿生成プロセス、
水洗プロセス、化学/分光増感プロセス及び後熟成プロ
セスにおいて使用できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】予想外なことに、かぶ
り制御のために水溶性ジスルフィドなどのかぶり防止剤
を含む塩化銀乳剤中において、[Me2NH2n[Ag
ICln]をヨウ化物供給源として使用すると、これら
の化合物のいずれかを別々に使用するよりもこれらの乳
剤の原料保存特性が良好であることがわかった。ここ
で、かぶり防止剤は、[Me2NH2n[AgICln
AgIを用いた処理中またはその後に添加した。
【0015】
【課題を解決するための手段】このため、この発明は、
[(CH32NH2n[AgICln](nは1から
5)を塩化銀乳剤中に導入し、ハロゲン化銀乳剤を水溶
性ジスルフィドなどのかぶり防止剤と接触させることに
よりヨウ化物を塩化銀乳剤に混入する方法を含む。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明は塩化銀結晶中に混入す
るためのヨウ化銀の形成の前駆物質としての塩化ヨウ化
銀錯体の調製に依存する。固体または液体の水和[Me
2NH2]Cl中に含まれる錯体[Me2NH2n[Ag
ICln](nは1から5)はヨウ化銀沈殿生成のため
の単一供給源材料を提供する。材料の調製は、ヨウ化銀
を水和[Me2NH2]と結合させることによりあるいは
単離した[Me2NH2][AgICl]錯体を水和塩中
に溶解することにより達成することができる。
【0017】
【化1】 この発明は上記プロセスにより調製した材料を使用し
て、ヨウ化銀を塩化銀結晶中に混入するものである。ヨ
ウ化物の混入は前駆物質錯体を含む水和[Me2NH2
Clを塩化銀結晶の水溶性媒質中に導入することにより
達成される。
【0018】
【化2】 このように、アミン塩[(CH32NH2]Clを水和
させ、ヨウ化銀を導入して[Me2NH2n[AgIC
n]を形成することができ、またはアミン塩をジメチ
ルホルムアミド(DMF)溶剤中でヨウ化銀と結合させ
て加熱し錯体[(CH32NH2][AgICl]の結
晶を形成させ、水和[Me2NH2]Clに溶解させるこ
とができる。その代わりに、塩化物供給源として濃縮H
Clを[(CH32NH2]Clに置き換えることがで
きる。含まれる塩化銀結晶はヨウ化物源として[(CH
32NH2n[AgICln]を用いて調製され、塩化
ヨウ化銀結晶を形成する。
【0019】この発明はかぶり防止剤の混入により得ら
れる特別なAgICl乳剤の安定化を含む。
【0020】この発明は得られたAgICl乳剤に、予
期せずAgICl乳剤中の結晶の保存性を向上させるこ
とが発見されたかぶり防止剤を導入するものである。
【0021】この発明の目的のために有効なかぶり防止
剤の例としては下記の一般式で表される水溶性ジスルフ
ィドがある。
【0022】
【化3】 式中、Xは別個に―O―,―NH―,または―NR―
で、Rは置換基であり、m及びrはそれぞれ0,1,2
であり、Mは―Hまたはカチオン種であり、Arは芳香
族基であり、Lは結合基で、pは0または1である。
【0023】好ましい水溶性ジスルフィドにはパラ―グ
ルタルアミドフェニルジスルフィド二ナトリウム塩、オ
ルト―スクシドアミノフェニルジスルフィド二ナトリウ
ム塩などがある。
【0024】ヨウ化物を塩化銀乳剤に添加する際または
その後に添加することができるかぶり防止剤の好ましい
量はハロゲン化銀1モルあたり1から100mgであ
る。
【0025】この発明は以下の実施例を参照することに
より理解を深めることができる。
【0026】
【実施例】
乳剤の調製 実施例1.4.3%のゼラチン、21gのNaCl、2
6mgのパラ―グルタルアミドフェニルジスルフィド
(GDPD)、0.25mlのナルコ(Nalco)234
1消泡剤の溶液3.5lを反応容器に添加する。反応容
器の内容物を68℃に維持し、pClを1.0に調節し
た。この68℃の撹拌中の溶液に、12.76分かけて
2.1.0M AgNO3及び2.5M NaCl溶液
を同時にそれぞれ75ml/分で添加した。NaCl溶
液はオスミウムドーパントを含有した。その後、これら
の溶液を30分かけて75から142ml/分の傾斜流
速で添加した。最後に、乳剤を8分かけて43℃まで冷
却した。得られた乳剤は辺の長さが0.708μmの立
方体粒子の塩化銀乳剤であった。この乳剤を限界濾過器
を用いて水洗し、最終的なpH及びpClをそれぞれ
5.6、1.8に調節した。
【0027】実施例2.GDPDをケトル(kettle)に
添加せずに少量のHgCl2を硝酸銀に添加した点を除
き実施例1と全く同様にこの乳剤を沈殿生成させた。得
られた乳剤は辺の長さが0.753μmの立方体粒子の
塩化銀乳剤であった。
【0028】実施例3.実施例1からの乳剤を下記の手
順を用いて、[Me2NH2n[AgICln]で処理し
0.3%のヨウ化物を粒子中に導入した。
【0029】約3モルの基材(実施例1からの乳剤)を
約80gの塩化ナトリウム水を含む7.5kgの水中に
再分散させ、混合しながら70℃まで加熱した。この溶
液に、1.1gのヨウ化カリウム及び30gの塩化ナト
リウムを含む100mlの溶液を高速表面ダンププロセ
ス(rapid surface dump process)により添加し、混合
物を撹拌しながら5分間70℃に維持した。維持期間
後、4Mの硝酸銀溶液を10cc/分の速度で6.5分
間乳剤に添加した。得られた乳剤を40℃に冷却し、水
洗し、最終pHが5.56、pClが1.39となるよ
うに濃縮し、EGAでキャラクタリゼーションを行っ
た。有効な立方体の辺の長さは約0.78ミクロンであ
った。乳剤のヨウ化物量を計算すると約0.2%であ
る。
【0030】実施例4.実施例2からの乳剤を上記実施
例3で説明した手順を用いて、[Me2NH2n[Ag
ICln]で処理し0.3%のヨウ化物を粒子中に導入
した。
【0031】実施例5.実施例1からの乳剤を40℃で
融解し、GDPDを乳剤溶融物に銀1モルに対し20m
gの割合で添加した。その後、最適量のコロイド状硫化
金を添加し、青感性染料を添加し、55℃で40分間加
熱熟成を行った。40℃まで冷却した後、1―(3―ア
セトアミドフェニル)―5―メルカプトテトラゾールを
添加した。
【0032】実施例6.実施例3からの乳剤に、最終的
にGDPDを用いない点を除き実施例5と同様に感光性
を増感した。
【0033】実施例7.実施例3からの乳剤を実施例5
と全く同様に増感した。
【0034】全ての乳剤を樹脂コート紙基質上に1平方
フィートにつき26mg、コートした。コーティング上
に更にゼラチン層でコートし、コーティング全体をビス
(ビニルスルホニルメチル)エーテルを用いて硬化させ
た。
【0035】コーティングを1/10秒、白色光を用い
て階調露光タブレットにより露光し、その後、コダック
(商標)エクタカラーRA―4プロセスにおいて処理し
た。写真感光度を濃度1.0で測定した。更に、Ar+
ガスレーザ(476nmでピクセル時間=1μsec)
露光を用い、レーザ感光度を密度2.0で測定した。
【0036】
【表1】 実施例8.実施例2からの乳剤を40℃で溶融しその
後、GDPDを乳剤溶融物に銀1モルにつき20mgで
添加した。続いて、最適量のコロイド状硫化金を添加
し、青感性染料を添加し、55℃で40分間加熱熟成を
行った。40℃まで冷却した後、1―(3―アセトアミ
ドフェニル)―5―メルカプトテトラゾールを添加し
た。
【0037】実施例9.実施例4からの乳剤に、最終的
にGDPDを用いない点を除き実施例5と同様に増感し
た。
【0038】実施例10.実施例4からのこの乳剤を実
施例5と同様に増感した。
【0039】全ての乳剤を樹脂コート紙基質上に1平方
フィートにつき26mg、コートした。コーティング上
に更にゼラチン層でコートし、コーティング全体をビス
(ビニルスルホニルメチル)エーテルを用いて硬化させ
た。
【0040】コーティングを1/10秒、白色光を用い
て階調露光テーブルにより露光し、その後、コダック
(商標)エクタカラーRA―4プロセスにおいて処理し
た。写真感光度を濃度1.0で測定した。更に、Ar+
ガスレーザ(476nmでピクセル時間=1μsec)
露光を用い、レーザ感光度を濃度2.0で測定した。
【0041】
【表2】 上記実施例により[Me2NH2n[AgICln]を用
いて処理され、かぶり防止剤を含むユニークな乳剤は塩
化銀紙上への直接デジタルプリントにおいて使用される
際に、保存安定性を有し短時間露光において特に有効で
あることが示される。
【0042】この発明に関し特に好ましい実施の形態に
ついて説明してきたが、本発明の範囲内であれば様々な
変更を行うことができること、好ましい実施の形態の構
成要素を同等のものと置換することができることは当業
者には明らかであろう。更に、本発明の本質的な教訓の
範囲内であれば、本発明の教訓に材料の特別な状況を適
合させるために多くの変更をしてもよい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性ジスルフィドを含有する[(CH
    32NH2n[AgICln](nは1から5)を用い
    た塩化ヨウ化銀乳剤の処理方法。
JP10148547A 1997-05-30 1998-05-29 塩化ヨウ化銀乳剤の処理方法 Pending JPH10333267A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/866,577 1997-05-30
US08/866,577 US5759762A (en) 1997-05-30 1997-05-30 High chloride emulsion with dimethylamine silver chloro-iodide and antifoggants

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JPH10333267A true JPH10333267A (ja) 1998-12-18

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ID=25347914

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10148547A Pending JPH10333267A (ja) 1997-05-30 1998-05-29 塩化ヨウ化銀乳剤の処理方法

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EP (1) EP0881530A1 (ja)
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