JPH10333237A - カメラの磁気読取り装置 - Google Patents
カメラの磁気読取り装置Info
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- JPH10333237A JPH10333237A JP9232552A JP23255297A JPH10333237A JP H10333237 A JPH10333237 A JP H10333237A JP 9232552 A JP9232552 A JP 9232552A JP 23255297 A JP23255297 A JP 23255297A JP H10333237 A JPH10333237 A JP H10333237A
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- magnetic head
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- G—PHYSICS
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- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/24—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film, e.g. title, time of exposure
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2217/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B2217/24—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
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- G03B2217/244—Magnetic devices
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49002—Electrical device making
- Y10T29/4902—Electromagnet, transformer or inductor
- Y10T29/49021—Magnetic recording reproducing transducer [e.g., tape head, core, etc.]
- Y10T29/49032—Fabricating head structure or component thereof
- Y10T29/49048—Machining magnetic material [e.g., grinding, etching, polishing]
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気ヘッドを正確に位置決めすることができ
る磁気読取り装置を提供する。 【解決手段】 カメラ内で給送されるフィルムＦに磁気
ヘッドタッチ面３１ｂを介して接触する磁気ヘッド本体
３３と、磁気ヘッド本体３３をカメラ前面側から覆うシ
ールド部材３４とを備えるカメラの磁気読取り装置にお
いて、磁気ヘッド本体３３はシールド部材３４から露出
されてカメラ前面側に向いた突出面３３ａ〜３３ｄを備
え、ヘッドタッチ面３１ｂは突出面３３ａ〜３３ｄを基
準として研磨して形成され、磁気ヘッド本体３３が突出
面３３ａ〜３３ｄを位置決めのための当接面としてカメ
ラ内に取付けられている。
る磁気読取り装置を提供する。 【解決手段】 カメラ内で給送されるフィルムＦに磁気
ヘッドタッチ面３１ｂを介して接触する磁気ヘッド本体
３３と、磁気ヘッド本体３３をカメラ前面側から覆うシ
ールド部材３４とを備えるカメラの磁気読取り装置にお
いて、磁気ヘッド本体３３はシールド部材３４から露出
されてカメラ前面側に向いた突出面３３ａ〜３３ｄを備
え、ヘッドタッチ面３１ｂは突出面３３ａ〜３３ｄを基
準として研磨して形成され、磁気ヘッド本体３３が突出
面３３ａ〜３３ｄを位置決めのための当接面としてカメ
ラ内に取付けられている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド部材で覆
われた磁気ヘッドを備えるカメラの磁気読取り装置に関
する。
われた磁気ヘッドを備えるカメラの磁気読取り装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】フィルムの磁性層に記録された磁気情報
を読取る磁気ヘッドを備えたカメラの磁気読取り装置が
知られている（特開平６−７５２８５号公報等）。
を読取る磁気ヘッドを備えたカメラの磁気読取り装置が
知られている（特開平６−７５２８５号公報等）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平６−７
５２８５号公報に開示された磁気読取り装置では、磁気
ヘッドが回路基板に取付けられているために磁気ヘッド
のカメラ前後方向の位置決めを正確に行うことができ
ず、磁気ヘッドによりフィルムが押されてフィルムの平
面性を損う場合があるなどの問題がある。
５２８５号公報に開示された磁気読取り装置では、磁気
ヘッドが回路基板に取付けられているために磁気ヘッド
のカメラ前後方向の位置決めを正確に行うことができ
ず、磁気ヘッドによりフィルムが押されてフィルムの平
面性を損う場合があるなどの問題がある。
【０００４】本発明の目的は、磁気ヘッドを正確に位置
決めすることができる磁気読取り装置を提供することに
ある。
決めすることができる磁気読取り装置を提供することに
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図１
〜図４に対応づけて説明すると、請求項１に記載の発明
は、カメラ内で給送されるフィルムＦに磁気ヘッドタッ
チ面３１ｂを介して接触する磁気ヘッド本体３３と、磁
気ヘッド本体３３を覆うシールド部材３４とを備えるカ
メラの磁気読取り装置に適用される。そして、磁気ヘッ
ド本体３３はシールド部材３４から露出される基準面３
３ａ〜３３ｄを備え、ヘッドタッチ面３１ｂは基準面３
３ａ〜３３ｄを基準として研磨して形成され、磁気ヘッ
ド本体３３が基準面３３ａ〜３３ｄを位置決めのための
当接面としてカメラ内に取付けられていることにより上
述の目的が達成される。請求項２に記載の発明は、請求
項１に記載のカメラの磁気読取り装置において、基準面
３３ａ〜３３ｄがカメラのフィルム通路形成部材１に対
してカメラ背面側から当接してヘッド本体３３が取付け
られているものである。請求項３に記載の発明は、請求
項１または２に記載の磁気読取り装置において、基準面
３３ａ〜３３ｄが当接する当接位置をずらすことにより
アジマス調整を行うものである。請求項４に記載の発明
は、請求項１〜３のいずれかに記載の磁気読取り装置に
おいて、基準面３３ａ〜３３ｄをカメラ前面側に向けた
ものである。
〜図４に対応づけて説明すると、請求項１に記載の発明
は、カメラ内で給送されるフィルムＦに磁気ヘッドタッ
チ面３１ｂを介して接触する磁気ヘッド本体３３と、磁
気ヘッド本体３３を覆うシールド部材３４とを備えるカ
メラの磁気読取り装置に適用される。そして、磁気ヘッ
ド本体３３はシールド部材３４から露出される基準面３
３ａ〜３３ｄを備え、ヘッドタッチ面３１ｂは基準面３
３ａ〜３３ｄを基準として研磨して形成され、磁気ヘッ
ド本体３３が基準面３３ａ〜３３ｄを位置決めのための
当接面としてカメラ内に取付けられていることにより上
述の目的が達成される。請求項２に記載の発明は、請求
項１に記載のカメラの磁気読取り装置において、基準面
３３ａ〜３３ｄがカメラのフィルム通路形成部材１に対
してカメラ背面側から当接してヘッド本体３３が取付け
られているものである。請求項３に記載の発明は、請求
項１または２に記載の磁気読取り装置において、基準面
３３ａ〜３３ｄが当接する当接位置をずらすことにより
アジマス調整を行うものである。請求項４に記載の発明
は、請求項１〜３のいずれかに記載の磁気読取り装置に
おいて、基準面３３ａ〜３３ｄをカメラ前面側に向けた
ものである。
【０００６】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、図１〜図４を用いて本発明
による磁気読取り装置の一実施の形態について説明す
る。
による磁気読取り装置の一実施の形態について説明す
る。
【０００８】図１において、１はフィルムＦの光軸方向
の位置およびフィルムＦの形状を規定するためのフィル
ム通路形成部材（以下、圧板と呼ぶ）、２ａは圧板１に
沿って設けられ圧板１との間にフィルムＦを通過させる
ための間隙を形成するカメラ本体２側のレール２ａ（図
３参照）、３は圧板２にカメラ背面（撮影レンズ鏡筒が
突設された面に対向する面）側から取付けられた磁気ヘ
ッド、４はフィルムＦを磁気ヘッド３に密着させるパッ
ド、５はパッド４をフィルムＦに向けて付勢する圧縮ば
ねである。
の位置およびフィルムＦの形状を規定するためのフィル
ム通路形成部材（以下、圧板と呼ぶ）、２ａは圧板１に
沿って設けられ圧板１との間にフィルムＦを通過させる
ための間隙を形成するカメラ本体２側のレール２ａ（図
３参照）、３は圧板２にカメラ背面（撮影レンズ鏡筒が
突設された面に対向する面）側から取付けられた磁気ヘ
ッド、４はフィルムＦを磁気ヘッド３に密着させるパッ
ド、５はパッド４をフィルムＦに向けて付勢する圧縮ば
ねである。
【０００９】図２および図３に示すように、カートリッ
ジ室１１に収納されたフィルムカートリッジ１２から引
出されたフィルムＦは、圧板１に沿って形成されたフィ
ルム通路に導かれて巻取りスプール１３に巻き取られ
る。図３に示すように、巻取りスプール１３内にはシー
ルド部材１５に収納されたモータ１４が設けられてお
り、モータ１４の駆動によりフィルムＦが給送される。
フィルム給送時にフィルムＦに密着した磁気ヘッド３で
フィルムＦの磁性記録領域１６（図２参照）に記録され
た磁気情報を読取ることができる。
ジ室１１に収納されたフィルムカートリッジ１２から引
出されたフィルムＦは、圧板１に沿って形成されたフィ
ルム通路に導かれて巻取りスプール１３に巻き取られ
る。図３に示すように、巻取りスプール１３内にはシー
ルド部材１５に収納されたモータ１４が設けられてお
り、モータ１４の駆動によりフィルムＦが給送される。
フィルム給送時にフィルムＦに密着した磁気ヘッド３で
フィルムＦの磁性記録領域１６（図２参照）に記録され
た磁気情報を読取ることができる。
【００１０】図２において１７はフィルムＦに開口した
パーフォレーションであり、カートリッジ室１１と巻取
りスプール１３の間に設けられたフォトインタラプタ１
８によりパーフォレーション１７を検出してフィルム給
送を制御し、フィルム撮影コマを画面枠（アパーチャ
ー）１９に合せることができる。図２において２１はモ
ータ１４を駆動するモータドライバ、２２は磁気ヘッド
３から出力された信号を増幅するアンプ、２３はカメラ
各部を制御するＣＰＵ、２４はストロボ装置等に供給す
る電圧を昇圧により作り出すＤＣ／ＤＣコンバータ、２
５は被写体の測光および測距を行う測光測距装置、２７
はファインダー接眼窓、２８は撮影条件等を表示するた
めの液晶表示装置である。
パーフォレーションであり、カートリッジ室１１と巻取
りスプール１３の間に設けられたフォトインタラプタ１
８によりパーフォレーション１７を検出してフィルム給
送を制御し、フィルム撮影コマを画面枠（アパーチャ
ー）１９に合せることができる。図２において２１はモ
ータ１４を駆動するモータドライバ、２２は磁気ヘッド
３から出力された信号を増幅するアンプ、２３はカメラ
各部を制御するＣＰＵ、２４はストロボ装置等に供給す
る電圧を昇圧により作り出すＤＣ／ＤＣコンバータ、２
５は被写体の測光および測距を行う測光測距装置、２７
はファインダー接眼窓、２８は撮影条件等を表示するた
めの液晶表示装置である。
【００１１】図１および図４に示すように、磁気ヘッド
３はヘッドコア３１と、ヘッドコア３１に巻き回された
コイル３２と、ヘッドコア３１をモールドする樹脂ブロ
ック３３と、樹脂ブロック３３の一部を覆う高透磁率材
料からなる磁気シールド板３４とを備える。コイル３２
の両端は端子３５ａおよび３５ｂにより、ヘッドコア３
２は端子３５ｃにより、それぞれ磁気ヘッド３の外部に
引出され、ＦＰＣ４３（図３、図４参照）に接続されて
いる。
３はヘッドコア３１と、ヘッドコア３１に巻き回された
コイル３２と、ヘッドコア３１をモールドする樹脂ブロ
ック３３と、樹脂ブロック３３の一部を覆う高透磁率材
料からなる磁気シールド板３４とを備える。コイル３２
の両端は端子３５ａおよび３５ｂにより、ヘッドコア３
２は端子３５ｃにより、それぞれ磁気ヘッド３の外部に
引出され、ＦＰＣ４３（図３、図４参照）に接続されて
いる。
【００１２】磁気ヘッド３をカメラ前面側から覆う磁気
シールド板３４は、図２に示すようにモータ１４から漏
洩する磁気ノイズ５０を遮蔽して、磁気ヘッド３のコイ
ル３２への磁気誘導を排除するためのものである。
シールド板３４は、図２に示すようにモータ１４から漏
洩する磁気ノイズ５０を遮蔽して、磁気ヘッド３のコイ
ル３２への磁気誘導を排除するためのものである。
【００１３】図１および図４に示すように、樹脂ブロッ
ク３３にはカメラ前後方向に貫通する位置決め孔３６、
調整孔３７、接着孔３８および接着孔３９が形成されて
いる。このうち位置決め孔３６、接着孔３８および接着
孔３９の断面は円形状であり、調整孔３７の断面は小判
型形状とされている。位置決め孔３６、調整孔３７、接
着孔３８および接着孔３９のカメラ前面（撮影レンズ鏡
筒が突設される面；以下、本明細書において同様）側の
開口の周囲で樹脂ブロック３３がカメラ前面方向に突設
され、それぞれリング状の突出面３３ａ、３３ｂ、３３
ｃおよび３３ｄが形成されている。
ク３３にはカメラ前後方向に貫通する位置決め孔３６、
調整孔３７、接着孔３８および接着孔３９が形成されて
いる。このうち位置決め孔３６、接着孔３８および接着
孔３９の断面は円形状であり、調整孔３７の断面は小判
型形状とされている。位置決め孔３６、調整孔３７、接
着孔３８および接着孔３９のカメラ前面（撮影レンズ鏡
筒が突設される面；以下、本明細書において同様）側の
開口の周囲で樹脂ブロック３３がカメラ前面方向に突設
され、それぞれリング状の突出面３３ａ、３３ｂ、３３
ｃおよび３３ｄが形成されている。
【００１４】図１および図４に示すように、位置決め孔
３６、調整孔３７、接着孔３８および接着孔３９の周囲
でシールド板３４が開口しており、突出面３３ａ、３３
ｂ、３３ｃおよび３３ｄがシールド板３４の開口からカ
メラ前面方向に突出している。圧板１にはカメラ背面側
に向いた取付面１ａおよび１ｂ（図１参照）が形成され
ており、突出面３３ａおよび３３ｂが取付面１ａに、突
出面３３ｃおよび３３ｄが取付面１ｂにそれぞれ当接す
ることにより、磁気ヘッド３のカメラ前後方向（撮影光
軸方向）の位置決めが行われる。
３６、調整孔３７、接着孔３８および接着孔３９の周囲
でシールド板３４が開口しており、突出面３３ａ、３３
ｂ、３３ｃおよび３３ｄがシールド板３４の開口からカ
メラ前面方向に突出している。圧板１にはカメラ背面側
に向いた取付面１ａおよび１ｂ（図１参照）が形成され
ており、突出面３３ａおよび３３ｂが取付面１ａに、突
出面３３ｃおよび３３ｄが取付面１ｂにそれぞれ当接す
ることにより、磁気ヘッド３のカメラ前後方向（撮影光
軸方向）の位置決めが行われる。
【００１５】位置決め孔３６には圧板１と嵌合するボス
４１が差込まれ、調整孔２７には圧板１と嵌合する偏心
ピン４２が差込まれる。ボス４１および偏心ピン４２を
差し込み偏心ピン４２をその偏心軸回りに回転させる
と、偏心ピン４２の回転に合せて調整孔３７の軸心が移
動し、磁気ヘッド３がボス４１（位置決め孔３６）を中
心として揺動する。したがって偏心ピン４２の向きを調
節することにより、突出面３３ｂ、３３ｃおよび３３ｄ
の圧板１に対する当接位置がずれ、図４に示すように、
磁気ヘッド３のヘッドギャップ３１ａがフィルムＦの給
送方向と直交するように磁気ヘッド３の取付向きを調整
することができる。具体的には、フィルム給送方向と平
行に形成された圧板１のレール１ｃ（図３、図４参照）
に対してヘッドギャップ３１ａを直交させればよい。
４１が差込まれ、調整孔２７には圧板１と嵌合する偏心
ピン４２が差込まれる。ボス４１および偏心ピン４２を
差し込み偏心ピン４２をその偏心軸回りに回転させる
と、偏心ピン４２の回転に合せて調整孔３７の軸心が移
動し、磁気ヘッド３がボス４１（位置決め孔３６）を中
心として揺動する。したがって偏心ピン４２の向きを調
節することにより、突出面３３ｂ、３３ｃおよび３３ｄ
の圧板１に対する当接位置がずれ、図４に示すように、
磁気ヘッド３のヘッドギャップ３１ａがフィルムＦの給
送方向と直交するように磁気ヘッド３の取付向きを調整
することができる。具体的には、フィルム給送方向と平
行に形成された圧板１のレール１ｃ（図３、図４参照）
に対してヘッドギャップ３１ａを直交させればよい。
【００１６】偏心ピン４２を用いて磁気ヘッド３のアジ
マス角を調整した後、接着孔３８および３９に接着剤を
流し込むことにより、磁気ヘッド３を圧板１に固定する
ことができる。磁気ヘッド３は突出面３３ａ、３３ｂ、
３３ｃおよび３３ｄを当接面として圧板１に取付けられ
る。
マス角を調整した後、接着孔３８および３９に接着剤を
流し込むことにより、磁気ヘッド３を圧板１に固定する
ことができる。磁気ヘッド３は突出面３３ａ、３３ｂ、
３３ｃおよび３３ｄを当接面として圧板１に取付けられ
る。
【００１７】本実施の形態の装置では、磁気ヘッド３を
製造するに際し、ヘッドコア３１をインサートした型に
樹脂を流し込むことにより樹脂ブロック３３にヘッドコ
ア３１を埋め込んでいる。このため、ヘッドコア３１に
対する樹脂ブロック３３の外形寸法は高精度なものとな
っており、樹脂ブロック３３の外形基準でヘッドタッチ
面３１ｂを研磨することが可能である。本実施の形態の
装置では突出面３３ａ、３３ｂ、３３ｃおよび３３ｄを
基準としてヘッドタッチ面３１ｂ（図１）を研磨してい
る。
製造するに際し、ヘッドコア３１をインサートした型に
樹脂を流し込むことにより樹脂ブロック３３にヘッドコ
ア３１を埋め込んでいる。このため、ヘッドコア３１に
対する樹脂ブロック３３の外形寸法は高精度なものとな
っており、樹脂ブロック３３の外形基準でヘッドタッチ
面３１ｂを研磨することが可能である。本実施の形態の
装置では突出面３３ａ、３３ｂ、３３ｃおよび３３ｄを
基準としてヘッドタッチ面３１ｂ（図１）を研磨してい
る。
【００１８】一方、本実施の形態の装置では、磁気シー
ルド板３４からカメラ前方側に露出して設けた突出面３
３ａ、３３ｂ、３３ｃおよび３３ｄを基準として磁気ヘ
ッド３のカメラ前後方向の位置決めを行っている。この
ように、本実施の形態の装置では、ヘッドタッチ面３１
ｂの研磨基準として用いた突出面３３ａ、３３ｂ、３３
ｃおよび３３ｄをそのまま取付け基準面として用いてい
る。また、磁気ヘッド３の取付け面として用いる圧板１
はフィルムＦのカメラ前後方向の位置を規定する部材そ
のものであるから、本実施の形態の装置では、ヘッドタ
ッチ面３１ｂのフィルムＦに対するカメラ前後方向の位
置決め精度が極めて高いものとなる。このため磁気ヘッ
ド３のアジマス角を調整するのみで、ヘッドタッチ面３
１ｂとフィルムＦの磁気層との間の正確な位置関係を確
保することができる。
ルド板３４からカメラ前方側に露出して設けた突出面３
３ａ、３３ｂ、３３ｃおよび３３ｄを基準として磁気ヘ
ッド３のカメラ前後方向の位置決めを行っている。この
ように、本実施の形態の装置では、ヘッドタッチ面３１
ｂの研磨基準として用いた突出面３３ａ、３３ｂ、３３
ｃおよび３３ｄをそのまま取付け基準面として用いてい
る。また、磁気ヘッド３の取付け面として用いる圧板１
はフィルムＦのカメラ前後方向の位置を規定する部材そ
のものであるから、本実施の形態の装置では、ヘッドタ
ッチ面３１ｂのフィルムＦに対するカメラ前後方向の位
置決め精度が極めて高いものとなる。このため磁気ヘッ
ド３のアジマス角を調整するのみで、ヘッドタッチ面３
１ｂとフィルムＦの磁気層との間の正確な位置関係を確
保することができる。
【００１９】また、本実施の形態の装置では、磁気ヘッ
ド３をカメラ背面側から圧板１に取付けているので、圧
板１の厚さを薄くでき、カメラの小型化に貢献できる。
すなわち、磁気ヘッド３を圧板１の表側の面に押当てて
位置決めする場合には、磁気ヘッド３の全高よりやや浅
い凹部を圧板１に形成しなくてはならず、圧板１が厚く
なってしまう。
ド３をカメラ背面側から圧板１に取付けているので、圧
板１の厚さを薄くでき、カメラの小型化に貢献できる。
すなわち、磁気ヘッド３を圧板１の表側の面に押当てて
位置決めする場合には、磁気ヘッド３の全高よりやや浅
い凹部を圧板１に形成しなくてはならず、圧板１が厚く
なってしまう。
【００２０】なお、本実施の形態の突出面３３ａ、３３
ｂ、３３ｃおよび３３ｄのような露出部分を設けず、磁
気ヘッドを磁気シールド板を介して取付けることも考え
られる。しかし、ヘッドコアに対する磁気シールド板の
外形寸法精度は低いので、ヘッドタッチ面の研磨工程に
おいて磁気シールド板の外形を基準として研磨すること
はできず、この場合にはカメラ背面側の面３ｅ（図１参
照）に相当する面を基準として研磨せざるを得ない。こ
のため、研磨時の基準面（面３ｅに相当する面）とカメ
ラへの取付け面（磁気シールドの表面）とが異なる面を
使用することとなって、本実施の形態のように磁気ヘッ
ドをカメラ前後方向に正確に位置合せすることが不可能
となる。
ｂ、３３ｃおよび３３ｄのような露出部分を設けず、磁
気ヘッドを磁気シールド板を介して取付けることも考え
られる。しかし、ヘッドコアに対する磁気シールド板の
外形寸法精度は低いので、ヘッドタッチ面の研磨工程に
おいて磁気シールド板の外形を基準として研磨すること
はできず、この場合にはカメラ背面側の面３ｅ（図１参
照）に相当する面を基準として研磨せざるを得ない。こ
のため、研磨時の基準面（面３ｅに相当する面）とカメ
ラへの取付け面（磁気シールドの表面）とが異なる面を
使用することとなって、本実施の形態のように磁気ヘッ
ドをカメラ前後方向に正確に位置合せすることが不可能
となる。
【００２１】本実施の形態では、樹脂ブロック３３から
突設した突出面３３ａ、３３ｂ、３３ｃおよび３３ｄを
形成しているが、磁気ヘッド３（樹脂ブロック３３）に
突起を設ける代りに、圧板１および研磨時の固定部材側
に突起を設け、これらの突起が樹脂ブロック３３と直接
当接するようにしてもよい。
突設した突出面３３ａ、３３ｂ、３３ｃおよび３３ｄを
形成しているが、磁気ヘッド３（樹脂ブロック３３）に
突起を設ける代りに、圧板１および研磨時の固定部材側
に突起を設け、これらの突起が樹脂ブロック３３と直接
当接するようにしてもよい。
【００２２】また、本実施の形態では、突出面３３ａ、
３３ｂ、３３ｃ、３３ｄはヘッドタッチ面３１ｂと同じ
側に設けられている。しかしながら、本発明はこの実施
の形態に限られるものではない。例えば、圧板１よりも
背面側に壁面を備えたような構成であって、この壁面に
磁気ヘッドを取り付けることが可能な構成においては、
突出面３３ａ、３３ｂ、３３ｃ、３３ｄをヘッドタッチ
面３１ｂとは逆側、つまりカメラの背面側に設けても良
い。
３３ｂ、３３ｃ、３３ｄはヘッドタッチ面３１ｂと同じ
側に設けられている。しかしながら、本発明はこの実施
の形態に限られるものではない。例えば、圧板１よりも
背面側に壁面を備えたような構成であって、この壁面に
磁気ヘッドを取り付けることが可能な構成においては、
突出面３３ａ、３３ｂ、３３ｃ、３３ｄをヘッドタッチ
面３１ｂとは逆側、つまりカメラの背面側に設けても良
い。
【００２３】
【発明の効果】本発明によれば、ヘッドタッチ面が基準
面を基準として研磨して形成され、磁気ヘッド本体が基
準面を位置決めのための当接面としてカメラ内に取付け
られているので、磁気ヘッド本体をカメラ前後方向に対
して正確に位置決めできる。請求項２に記載の発明によ
れば、磁気ヘッド本体を圧板に取付けているので、さら
に取付け精度を向上させることができる。
面を基準として研磨して形成され、磁気ヘッド本体が基
準面を位置決めのための当接面としてカメラ内に取付け
られているので、磁気ヘッド本体をカメラ前後方向に対
して正確に位置決めできる。請求項２に記載の発明によ
れば、磁気ヘッド本体を圧板に取付けているので、さら
に取付け精度を向上させることができる。
【図１】本実施の形態のカメラの磁気読取り装置を図４
のＩ−Ｉ線方向から見た図。
のＩ−Ｉ線方向から見た図。
【図２】本実施の形態のカメラの磁気読取り装置が搭載
されたカメラをカメラ背面側から見た図。
されたカメラをカメラ背面側から見た図。
【図３】図２のIII−III線における断面図。
【図４】図１のＩＶ−ＩＶ線方向から見た図。
３１ ヘッドコア ３１ｂ ヘッドタッチ面 ３３ 樹脂ブロック ３３ａ〜３３ｄ 基準面 ３４ シールド板
Claims (4)
- 【請求項１】 カメラ内で給送されるフィルムに磁気ヘ
ッドタッチ面を介して接触する磁気ヘッド本体と、前記
磁気ヘッド本体を覆うシールド部材とを備えるカメラの
磁気読取り装置において、 前記磁気ヘッド本体は前記シールド部材から露出される
基準面を備え、 前記ヘッドタッチ面は前記基準面を基準として研磨して
形成され、前記磁気ヘッド本体が前記基準面を位置決め
のための当接面としてカメラ内に取付けられていること
を特徴とするカメラの磁気読取り装置。 - 【請求項２】 前記基準面がカメラのフィルム通路形成
部材に対してカメラ背面側から当接して前記ヘッド本体
が取付けられていることを特徴とする請求項１に記載の
カメラの磁気読取り装置。 - 【請求項３】 前記基準面が当接する当接位置をずらす
ことによりアジマス調整を行うことを特徴とする請求項
１または２に記載のカメラの磁気読取り装置。 - 【請求項４】 前記シールド部材は前記磁気ヘッドを前
記カメラ前面側から覆い、前記基準面はカメラ前面側に
向いていることを特徴とする請求項１ないし３のいずれ
かに記載のカメラの磁気読取り装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9232552A JPH10333237A (ja) | 1997-03-31 | 1997-08-28 | カメラの磁気読取り装置 |
| US09/050,362 US6163655A (en) | 1997-03-31 | 1998-03-31 | Camera magnetic reader having shield member and grinding reference surface, and methods for forming and positioning same |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7996497 | 1997-03-31 | ||
| JP9-79964 | 1997-03-31 | ||
| JP9232552A JPH10333237A (ja) | 1997-03-31 | 1997-08-28 | カメラの磁気読取り装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10333237A true JPH10333237A (ja) | 1998-12-18 |
Family
ID=26420946
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9232552A Pending JPH10333237A (ja) | 1997-03-31 | 1997-08-28 | カメラの磁気読取り装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6163655A (ja) |
| JP (1) | JPH10333237A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6583460B1 (en) * | 2000-08-29 | 2003-06-24 | Micron Technology, Inc. | Method of forming a metal to polysilicon contact in oxygen environment |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3239914A (en) * | 1959-11-13 | 1966-03-15 | Sony Corp | Method of making magnetic heads |
| US3233046A (en) * | 1960-11-04 | 1966-02-01 | William D Moehring | Magnetic head assembly |
| US3432921A (en) * | 1967-07-27 | 1969-03-18 | Usi Corp | Method of making a recording assembly |
| JPS59160869A (ja) * | 1983-03-02 | 1984-09-11 | Canon Inc | 記録又は再生装置 |
| JPH0329769Y2 (ja) * | 1984-10-05 | 1991-06-25 | ||
| FR2622339A1 (fr) * | 1987-10-27 | 1989-04-28 | Europ Composants Electron | Procede de detection de fin de polissage d'une tete magnetique couches minces |
| US5136318A (en) * | 1989-12-28 | 1992-08-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Camera using film having magnetic storage part |
| JPH0675285A (ja) * | 1992-08-26 | 1994-03-18 | Olympus Optical Co Ltd | カメラ用磁気記録・再生ヘッド |
| US5434633A (en) * | 1992-07-31 | 1995-07-18 | Olympus Optical Co. Ltd. | Camera having built-in magnetic recording and reproducing apparatus including record/playback head |
| JP3294377B2 (ja) * | 1993-05-11 | 2002-06-24 | 富士写真フイルム株式会社 | カメラ |
-
1997
- 1997-08-28 JP JP9232552A patent/JPH10333237A/ja active Pending
-
1998
- 1998-03-31 US US09/050,362 patent/US6163655A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6163655A (en) | 2000-12-19 |
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