JPH10333165A - 液晶表示パネルの製造方法、液晶表示パネルおよび液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示パネルの製造方法、液晶表示パネルおよび液晶表示装置

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JPH10333165A
JPH10333165A JP14065497A JP14065497A JPH10333165A JP H10333165 A JPH10333165 A JP H10333165A JP 14065497 A JP14065497 A JP 14065497A JP 14065497 A JP14065497 A JP 14065497A JP H10333165 A JPH10333165 A JP H10333165A
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JP
Japan
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liquid crystal
sealing
injection port
substrate
display panel
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JP14065497A
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English (en)
Inventor
Kunio Maruyama
邦雄 丸山
Yukihisa Kobayashi
幸久 小林
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶注入後のパネル洗浄工程の省略を可能と
することにより、工程の簡素化による作業性の向上およ
び液晶使用量の低減によるコスト低減を図ることができ
る液晶表示パネルの製造方法、液晶表示パネルおよび液
晶表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶表示パネル10の製造工程は、第1
の基板22および第2の基板24基板間にシール材60
をループ状に施して、液晶封入部72および液晶注入口
74を有する液晶封入領域70を形成する第1の工程
と、液晶100を、液晶注入口74より液晶封入領域7
0内に封入する第2の工程と、液晶注入口74を封止す
る第3の工程とを含む。第1の工程において、液晶封入
領域70外であって液晶封入部72を画成するシール材
60周囲領域の第1および第2の基板22,24間へ液
晶100が浸入するのを防止するシール部64をシール
材62を用いて形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器等の
表示部として用いられる液晶表示パネルの製造方法、液
晶表示パネルおよび液晶表示装置に関する。
【0002】
【背景技術】電話機、携帯電話機、ページャ、電子手帳
等といった各種の電子機器において、可視情報を表示す
るための表示部として液晶表示装置が広く用いられてい
る。
【0003】液晶表示装置は、液晶表示パネルに液晶駆
動用ICが、さらに必要に応じて、バックライト、ケー
シング等といった付帯機器が装着されてなるものであ
る。液晶表示装置を構成している液晶表示パネルは、対
向配置された2枚の基板間に液晶を封入してなる。
【0004】このような液晶表示パネルの製造工程にお
いて、2枚の基板間に液晶を注入する方法として、以下
のような方法が用いられている。
【0005】少なくとも一方に透明電極(図示略)を備
えた2枚の透明の基板200、202を一定間隔をもっ
て対向配置し、その周囲をシール材210によって封着
することにより、液晶封入部222および液晶注入口2
24を有する液晶封入領域226を備えた空の液晶表示
パネル220を作製する。通常、この段階においては、
図6に示すように、基板200、202は空の液晶表示
パネル220が複数(図6においては3個)並列された
短冊形状をなし(以下、短冊状基板204と記す)、液
晶封入後に所定位置で切断する裁断工程を経ることによ
り、単品のパネルが形成される。
【0006】上述した空の液晶表示パネル220が形成
された短冊状基板204を、液晶注入口224を液晶容
器102内の液晶100中に浸漬して減圧状態とし、減
圧状態から徐々に大気圧に戻すことにより、液晶封入領
域226内への液晶100の注入を行う。液晶100が
液晶封入領域226内に完全に充填された時点で短冊状
基板204を液晶容器102内から取出す。そして、液
晶表示パネル220の液晶注入口224を封止材によっ
て封止した後、所定位置において裁断を行い、単品の液
晶表示パネル220を製造する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た液晶表示パネルの製造方法では、液晶注入工程におい
て、液晶注入口224を液晶容器102内の液晶100
に浸漬した際に、液晶注入口224側の基板端部206
も同時に液晶100に浸漬され、基板端部206側から
液晶封入領域226外の2枚の基板202、200間全
面にも液晶100が吸い上げられてしまっていた(図6
において斜線部分)。そこで、液晶封入領域226外の
周囲に吸い上げられた液晶100を除去することが必要
であった。
【0008】とりわけ、通常、液晶封入部222の液晶
注入口224が形成された端部側を除く一端部と隣接し
た領域には、透明電極の電極端子群が配設された電極端
子形成領域が設けられ、この電極端子形成領域に液晶5
0が残留していると、液晶表示パネル220の電気的接
続に不良をきたすために、液晶注入後の洗浄工程は必須
のものであった。
【0009】そして、この洗浄工程は、通常、複数の有
機溶剤槽に、順次液晶表示パネル220を浸漬していく
ことにより行われ、大変手間と時間がかかるものである
という問題点があった。
【0010】加えて、液晶封入領域226外への液晶1
00の浸入は、液晶100の損失であり、液晶使用量の
増大を招き、コスト的にも問題があった。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、液晶注入後のパネル洗浄工程の省略を可能とす
ることにより、工程の簡素化による作業性の向上および
液晶使用量の低減によるコスト低減を図ることができる
液晶表示パネルの製造方法、液晶表示パネルおよび液晶
表示装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明に係る液晶表示パネルの製造方
法は、2枚の基板間にシール材をループ状に施して、液
晶封入部および前記液晶封入部より前記基板の端部側に
突出する液晶注入口を有する液晶封入領域を形成する第
1の工程と、液晶容器内の液晶を、前記液晶注入口より
前記液晶封入領域内に封入する第2の工程と、前記液晶
注入口を封止する第3の工程とを含み、前記第1の工程
において、前記液晶封入領域外であって前記液晶封入部
を画成するシール材周囲領域の2枚の基板間へ液晶が浸
入するのを防止するシール部を形成することを特徴とす
る。
【0013】請求項1記載の発明にあっては、2枚の基
板間にシール材を施して液晶封入領域を形成する第1の
工程において、液晶封入領域外であって前記液晶封入部
を画成するシール材周囲領域の2枚の基板間へ液晶が浸
入するのを防止するシール部を形成することにより、液
晶注入の際に、このシール部によって、液晶封入領域外
であって液晶封入部を画成するシール材周囲領域への液
晶の浸入が防止される。よって、液晶封入工程後に、液
晶封入領域外へ浸入した液晶を洗い落とすことを目的と
したパネル洗浄工程を省略することができ、工程数削減
による作業性の向上を図ることができる。
【0014】また、シール部による液晶封入領域外への
液晶の浸入防止により、従来と比して液晶使用量を低減
させることができ、コスト低減を達成することができ
る。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記シール部は、前記液晶注入口の両側領域におい
て、前記液晶封入部と前記基板の前記液晶注入口側の端
部との間の領域を前記液晶注入方向に沿って閉塞し、前
記液晶容器は、液晶が浸潤された液晶保持部材を備え、
前記液晶保持部材は、前記液晶注入口の幅より広く、か
つ前記シール部の幅よりも狭く形成され、前記第2の工
程において、前記液晶注入口を、前記液晶保持部材に接
触させることにより前記液晶封入領域内への液晶の封入
を行うことを特徴とする。
【0016】請求項2記載の発明にあっては、シール部
によって、液晶注入口の両側領域において、液晶封入部
と基板の液晶注入口側の端部との間の領域が液晶注入方
向に沿って閉塞される。そして、このような液晶表示パ
ネルに対して、液晶注入口の幅より広く、かつシール部
の幅よりも狭く形成された液晶保持部材を介して液晶の
封入を行うことにより、2枚の基板が液晶と接触するの
は、液晶保持部材と接触する部分に限られる。したがっ
て、液晶の浸入は液晶保持部材と接触する部分からに限
られ、例え、液晶保持部材と接触した液晶注入口と隣接
する領域から液晶封入領域外の2枚の基板間へ液晶が吸
い上げられたとしても、シール部によって液晶はせき止
められ、液晶封入領域外であって液晶封入部を画成する
シール材周囲領域への液晶の浸入は防止される。よっ
て、液晶封入工程後のパネル洗浄工程を省略することが
でき、工程数削減による作業性の向上を図ることができ
る。
【0017】また、シール部による液晶封入領域外への
液晶の浸入防止により、従来と比して液晶使用量を低減
させることができ、コスト低減を達成することができ
る。
【0018】請求項3記載の発明に係る液晶表示パネル
の製造方法は、2枚の基板間にシール材をループ状に施
して、液晶封入部および前記液晶封入部より前記基板の
端部側に突出する液晶注入口を有する液晶封入領域を形
成する第1の工程と、液晶容器内の液晶を、前記液晶注
入口より前記液晶封入領域内に封入する第2の工程と、
前記液晶注入口を封止する第3の工程とを含み、前記第
1の工程において、前記基板の前記液晶注入口の封止位
置よりも前記液晶注入口側の端部を長く形成し、前記液
晶注入口を画成しているシール材を前記液晶注入口側の
端部まで延長し、前記延長したシール材の途中に、前記
液晶封入領域外であって前記液晶封入部を画成するシー
ル材周囲領域の2枚の基板間へ液晶が浸入するのを防止
するシール部を形成し、前記液晶注入口の封止後、前記
液晶注入口の封止位置より延長した基板の切断を行う第
4の工程と、を有することを特徴とする。
【0019】請求項3記載の発明にあっては、シール部
を形成することにより、液晶注入口が形成された基板端
部側から液封入領域外の2枚の基板間へ浸入する液晶が
シール部によってせき止められ、液晶封入領域外であっ
て液晶封入部を画成するシール材周囲領域への液晶の浸
入は防止される。よって、請求項1および請求項2記載
の発明と同様に、液晶封入工程後のパネル洗浄工程の省
略および液晶使用量の低減を図ることができ、工程数削
減による作業性の向上およびコスト低減を達成できる。
【0020】加えて、請求項3記載の発明にあっては、
液晶注入口を画成しているシール材を液晶注入口側の端
部まで延長し、延長したシール材の途中に、シール部を
設け、液晶封入後に延長した基板の切断を行うことによ
り、封止材による基板端部の汚れ除去作業を省略するこ
とができ、作業の簡略化を図ることができる。
【0021】液晶注入口の封止は、液晶封入領域への液
晶封入後に、液晶注入口より封止材を適下することによ
り行われるが、この際、封止材のだれにより液晶注入口
付近の基板端部に封止材が付着してしまう場合がある。
この場合には、封止材による基板端部の汚れの除去作業
を要していた。請求項3記載の発明にあっては、封止材
適下側の基板端部を切断除去することにより、封止材の
だれによる基板端部の汚れも除去することができる。な
お、延長基板の切断作業が加わるが、封止材による基板
端部の汚れの除去作業と比して、延長基板の切断作業の
方が手間等がかからず、作業の簡略化は十分達成でき
る。
【0022】請求項4記載の発明に係る液晶表示パネル
は、2枚の基板間にシール材をループ状に施して形成さ
れ、液晶封入部および前記液晶封入部より前記基板の端
部側に突出する液晶注入口を有する液晶封入領域を有
し、前記液晶注入口より前記液晶封入領域内に液晶が封
入され、前記液晶注入口が封止された液晶表示パネルに
おいて、前記液晶注入口の両側領域において、前記液晶
封入部と前記基板の前記液晶注入口側の端部との間を前
記液晶注入方向に沿って閉塞するシール部を有すること
を特徴とする。
【0023】請求項4記載の発明にあっては、シール部
によって、液晶注入口の両側領域において、液晶封入部
と基板の液晶注入口側の端部との間の領域が液晶注入方
向に沿って閉塞されるので、液晶封入部を画成するシー
ル材周囲領域への液晶の浸入をこのシール部によって防
止することができる。よって、液晶封入工程後のパネル
洗浄工程の省略および液晶使用量の低減を図ることがで
き、工程数削減による作業性の向上およびコスト低減を
達成できる液晶表示パネルを得ることができる。
【0024】請求項5記載の発明は、請求項4記載の液
晶表示パネルと、前記液晶表示パネルを表示駆動する液
晶駆動回路と、を含むことを特徴とする液晶表示装置を
定義する。
【0025】請求項5記載の発明によれば、液晶封入工
程後のパネル洗浄工程の省略および液晶使用量の低減を
図ることができ、工程数削減による作業性の向上および
コスト低減を達成できる液晶表示装置を得ることができ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面に基づいて詳細に説明する。
【0027】(第1の実施の形態)図1は、第1の実施
の形態に係る液晶表示パネルの製造方法によって製造さ
れた液晶表示パネル10を用いた液晶表示装置50を示
す分解斜視図である。
【0028】液晶表示装置50は、図1に示すように、
液晶表示パネル10と、駆動用ICを含み液晶表示パネ
ル10を駆動表示する液晶駆動回路が搭載された液晶駆
動回路基板40とを有する。液晶駆動回路基板40に
は、半導体駆動用入力端子(図示略)が、配線パターン
として形成されている。液晶表示装置50は、携帯電話
機、電話機、ページャ、電子手帳等といった各種の電子
機器に組み込まれて、可視情報を表示するための表示部
として広く用いられる。
【0029】液晶表示パネル10は、単純マトリクス駆
動液晶表示パネルであり、可視情報を表示する表示面を
なす。
【0030】液晶駆動回路基板40は、接続用回路がプ
リントされた基板上に駆動用ICが接続されてなり、全
体の強度を保つために、樹脂製の透明部材であるホルダ
ー部材42に支持されている。
【0031】液晶駆動回路基板40と液晶表示パネル1
0とは、ヒートシール48を介して接続されている。具
体的には、駆動用回路基板40が有する接続用端子44
と、液晶表示パネル10が有する電極端子群12とがヒ
ートシール48を介して接続されている。ヒートシール
48の一端は液晶表示パネル10の電極端子群12に熱
圧着され、他端は駆動用回路基板40の接続用端子44
と熱圧着されている。ここで、ヒートシール48とは、
配線パターンを形成した高分子フィルム、例えばポリエ
ステルフィルム、上に熱圧着用の樹脂を被覆したフレキ
シブル配線基板である。
【0032】図4は液晶表示パネル10を示す断面図で
ある。液晶表示パネル10は、対向して配置された第1
基板22と第2基板24を有する。第1基板22および
第2基板24は、透明なポリマーフィルムよりなる。こ
れら第1基板22および第2基板24の内側表面には、
それぞれ透明電極14、16が形成されている。これら
の透明電極14、16は、いずれもITO(Indiu
m Tin Oxide)膜その他の透明導電材料によ
って形成され、所定のパターンが加工されている。さら
に、透明電極14、16上には、例えばポリイミド等の
膜が配向層18として形成され、配向処理が施されてい
る。
【0033】第1基板22と第2基板24とは、両基板
間の内周囲にシール材60がループ状に施され、所定の
間隙、いわゆるセルギャップをもって封着されている。
このシール材60によって、第1基板22と第2基板2
4との間には液晶封入領域70が画成されている(図1
参照)。
【0034】液晶封入領域70は、液晶封入空間の本体
をなすほぼ矩形状の液晶封入部72と、液晶封入部72
より第1基板22および第2基板24の端部側に突出
し、基板端部26側に開口した液晶注入口74を含む。
【0035】具体的には、第1基板22および第2基板
間に、基板の内周囲に沿ってほぼ矩形状に塗布されたシ
ール材60a,60b,60c,60dが液晶封入部7
2を画成し、さらに、基板端部26側に位置するシール
材60dは、中央付近にて基板端部26側へ突出して塗
布されたシール材60e,60fと連続され、このシー
ル材60e,60fによって液晶注入口74が画成され
ている。そして、この液晶封入領域70内に液晶100
が封入されている。また、液晶注入口74は封止材によ
って封止されている。なお、液晶封入部72の液晶注入
口74側の端部付近には、シール材60gが塗布されて
いる。このシール材60gは、封止材をせき止める封止
材止め76を画成している。
【0036】液晶注入口74の両側領域には、液晶封入
部72の基板端部26側を画成しているシール材60d
と基板端部26との間にシール材62a,62bが塗布
されている。シール材62a,62bは、液晶注入口7
4を画成しているシール材60e、60fとそれぞれ所
定間隔をあけて施されている。そして、このシール材6
2a,62bによって液晶封入部72と基板端部26と
の間の領域は液晶注入方向に沿って閉塞されている。す
なわち、液晶注入口74の両側領域には、それぞれシー
ル材62a、シール材60d、シール材60eによっ
て、およびシール材62b、シール材60d、シール材
60fによって、シール部64が形成されている。シー
ル部64は、基板端部26側にのみ開口し、それ以外の
部分は閉塞された領域となっている。
【0037】なお、第1基板22と第2基板24との間
には、一定のセルギャップを保つために、例えば二酸化
ケイ素等の粒径のそろった微粒子がスペーサ材38とし
て分散されている(図4参照)。
【0038】図4に示されるように、第2基板24の一
方の端部は第1基板22の端部よりも張り出されてお
り、この部分の内側表面には電極端子群12が形成され
ている。電極端子群12は、上述したように、ヒートシ
ール48が熱圧着されて、液晶駆動回路基板40との接
続部分となる(図1参照)。
【0039】また、第1基板側の透明電極14と第2基
板側の透明電極16とは、導通材36によって導通され
ている。したがって、第2基板24の内側表面に形成さ
れた電極端子群12と液晶駆動回路基板40の接続用端
子44とを接続すれば、透明電極14、16のいずれに
も液晶駆動信号を送ることができる。
【0040】次に、上述した構成の液晶表示パネル10
の製造方法について述べる。
【0041】まず、2枚の基板である第1基板22およ
び第2基板24のそれぞれの表面に、スパッタリングに
よって透明な導電層、例えばITO(Indium T
inOxide)層を形成する。そして、フォトレジス
ト形成、露光、現像、エッチング、レジスト剥離のプロ
セスを経て、所定の電極パターンの透明電極を基板上に
作製する。さらに、電極パターンの透明電極が形成され
た第1基板22および第2基板24に配向膜を形成す
る。ここまでの工程において、第1基板22および第2
基板24は、複数の液晶表示パネル10が連続して形成
される大版基板の状態となっている。
【0042】その後、透明電極と配向膜を備えた第1基
板22および第2基板24の一方に、シール材を印刷
し、セル厚を保つためのスペーサ材を配置させて2枚の
基板を重ね合わせて組立てる。そして、シール材を硬化
させ、大版の基板を、液晶表示パネル10が横方向に複
数個形成される状態の短冊状に裁断する。
【0043】図2(A)は、液晶表示パネルの10の空
パネル10aが複数個(第1の実施の形態においては3
個)横方向に並列された状態の短冊状基板80を示す図
である。
【0044】第1の工程をなす第1基板22および第2
基板24の封着工程においては、液晶封入部72および
液晶注入口74を含む液晶封入領域70を画成するよう
に、2枚の基板間にシール材60をループ状に施す。ま
た、封止材止め76を画成するようにシール材60を施
す。さらに、液晶注入口74の両側領域にそれぞれシー
ル部64を画成するようにシール材62を施す。シール
材60、62による第1基板22および第2基板24の
封着は、一方の基板に、シール材60、62を印刷し、
2枚の基板を組み立てることにより行われる。具体的に
は、シール材60、62を印刷する基板よりも若干大き
めのマスクを用いて、印刷したいシール材60、62の
形状に対応させて穴部を設け、穴部にシール材60、6
2を施して一方の基板側へ印刷する。この際、シール部
64が、液晶注入口74の両側領域を確実に閉塞するよ
うに、図7に示すように、マスク90に設ける溝部は、
液晶注入口74を画成するシール材60に対応する溝部
の端部92よりもシール部64を画成するシール材62
に対応する溝部の端部94を長く形成しておくことが好
ましい。なお、シール材60、62としては、例えば、
紫外線硬化型のアクリレート系樹脂、メタアクリレート
系樹脂、エポキシ系樹脂等が用いられる。
【0045】上述した工程を経て、図2(A)に示すよ
うに、液晶表示パネルの10の空パネル10aが複数個
(第1の実施の形態においては3個)横方向に並列され
た状態の短冊状基板80が製造される。短冊状基板80
は、2枚の基板、すなわち、液晶表示パネル10を構成
する第1基板22および第2基板24が組み立てられて
短冊状に裁断されたものである。
【0046】短冊状基板80の空パネル10aの一方の
側部側には、ブレーク用すじ82が形成されている。ブ
レーク用すじ82は、第1基板22のみに切り込みを入
れたもので、パネル単品とする際に、第2基板24上に
形成される電極端子群12を露出させるためのものであ
る。
【0047】次に、空パネル10aのシール材60によ
って画成された液晶封入領域70へ液晶100の封入を
行う。第2の工程をなす液晶100の封入工程は、図2
(B)に示すように、空パネル10aのシール材60に
よって画成された液晶注入口74を液晶容器102が備
える液晶保持部材104に接触させることにより行う。
【0048】液晶保持部材104は、液晶100を浸潤
可能な、例えばスポンジ状の部材よりなる。液晶保持部
材104は、液晶容器100内に配設固定され、液晶1
00を吸い上げて浸潤した状態とされている。
【0049】そして、このような液晶保持部材104に
対して空パネル10aの液晶注入口74を接触させた状
態に短冊状基板80を配置する。
【0050】ここで、液晶保持部材104はその幅が、
液晶注入口74の幅よりも広く、かつシール部材62に
よって画成されているシール部64の幅よりも狭く設定
されている。すなわち、図3に示すように、液晶保持部
材104は、空パネル10aの液晶注入口74を覆い、
かつその幅方向の両端部104aは、それぞれ、シール
材62aとシール材60eとの間およびシール材62b
とシール材60fとの間に配置される。
【0051】短冊状基板80を、図2(B)に示す状態
に配置し減圧状態とし、減圧下より徐々に大気圧に戻す
ことにより、液晶注入口74から空パネル10aの液晶
封入領域70への液晶注入を行う。
【0052】短冊基板80が液晶100と接触する部分
は、液晶保持部材104と接触している部分に限られる
ので、液晶保持部材104と非接触の短冊状基板80端
部側からの第1基板22と第2基板24間への液晶の浸
入は防止される。また、図3に示すように、液晶封入領
域70外であって液晶保持部材104との接触部分であ
るシール部64の開口からは、第1基板22と第2基板
24間への液晶100の浸入が行われるが、シール部6
4は、シール材62a,62bによってそれぞれ液晶封
入領域70外側が閉塞されているので、液晶100の浸
入はシール部64内のみで止められる。
【0053】よって、液晶封入領域70外であって液晶
封入部72を画成するシール材60周囲領域の2枚の基
板22,24間側への液晶100の浸入は防止される。
したがって、シール部64内への液晶100の浸入はあ
るものの、パネル有効領域をなす、例えば電極端子群1
2が浸入した液晶100によって汚染されることは防止
される。シール部64内の領域は、パネルとして電極端
子群12が形成される等の有効領域ではないので、シー
ル部64内に液晶100が残留していても、特段、パネ
ルとしての影響はない。したがって、液晶注入後に、第
1および第2の基板22,24間に浸入した液晶100
を除去する目的で行う洗浄工程を省略することができ
る。
【0054】そして、液晶封入領域70への液晶注入終
了後に、第3の工程をなす液晶注入口74の封止工程を
行う。液晶注入終了後、短冊状基板80を液晶容器10
2より取出し、図2(C)に示すように、液晶注入口7
4の開口側を上側として、液晶注入口74より封止材
(図示略)を適下し、液晶注入口74を封止する。封止
材としては、例えば紫外線硬化型のアクリレート系樹
脂、メタアクリレート系樹脂、エポキシ系樹脂等が用い
られる。
【0055】さらに、封止材硬化後に、図3(C)に示
す切断ライン84に沿って短冊状基板80の裁断を行
い、液晶表示パネル10を単品として切り出す。この裁
断により、ブレーク用すじ82と切断ライン84との間
に位置する第1基板22は除去され、第2基板24上に
形成された電極端子群12が露出される(図1参照)。
なお、ブレーク用すじ82と切断ライン84との間に位
置しない電極端子群と対向する一方の基板22は、ブレ
ーク用すじ82に沿って適宜除去する。
【0056】単品として切り出された液晶表示パネル1
0は、その後、必要に応じて、偏光板、反射板等の付属
品取付けが行われ、さらに、表示検査等の各種検査工程
を経て液晶表示パネル10として完成する。
【0057】このように、第1の実施の形態に係る液晶
表示パネル10の製造方法によれば、液晶注入後の洗浄
工程を省略することができ、工程の簡素化による作業性
の向上が達成される。また、液晶封入領域70外であっ
て液晶封入部72を画成するシール材60周囲領域の第
1基板22と第2基板24間側への液晶100の浸入は
防止されるので、従来と比して液晶100の使用量を低
減させることができ、コスト低減が達成される。
【0058】さらに、シール部64は、液晶注入口74
および液晶封入部72を画成しているシール材60を利
用し、かつ同様のシール材62を液晶注入口74の両側
にそれぞれ設けることにより画成しているので、シール
材による封着工程において、同様の印刷条件においてシ
ール材60の塗布と同時にシール材62の塗布を行うこ
とができる。よって、シール部64の形成が大変容易で
ある。
【0059】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態に係る液晶表示パネルの製造方法について述べる。
【0060】図5(A)は、シール材によるの基板の封
着工程を経て製造された短冊状基板120を示す正面図
である。短冊状基板120は、2枚の基板122,12
4がシール材130によって封着されてなり、液晶表示
パネル110の空パネル110aが複数個(第2の実施
の形態においては3個)横方向に並列されたものであ
る。2枚の基板122,124が封着される工程前まで
は、第1の実施の形態と同様であるのでその説明は省略
する。なお、第2の実施の形態において、2枚の基板1
22,124は、例えばポリエチレンテレフタレートフ
ィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム等の透明
で可撓性を有するポリマーフィルムよりなる。
【0061】第1の工程をなす2枚の基板122,12
4の封着工程においては、液晶封入部172および液晶
注入口174を含む液晶封入領域170を画成するよう
に、2枚の基板122,124間にシール材130をル
ープ状に塗布する。また、封止材止め176を画成する
ようにシール材130を塗布する。ここで、図5(A)
に示すように、短冊状基板120は、液晶注入口174
の封止位置よりも液晶注入口174側の端部が所定長さ
分長く形成されている。そして、液晶注入口174を画
成するシール材130e,130fを短冊状基板120
の基板端部126まで延長させて塗布する。シール材1
30e,130fの途中であって、延長させた部分に、
液晶注入口174が形成されている領域を除いて、基板
端部126とほぼ平行に、短冊状基板120の両側部に
わたってシール材132を塗布する。このシール材13
2の塗布により、2枚の基板122,124間に、シー
ル部138を画成する。
【0062】シール部138は、シール材132と液晶
注入口174を画成しているシール材130e,130
fによって画成される。シール部138は、基板端部1
26あるいは基板端部126および基板側部側へ開口さ
れ、シール材132によって液晶封入部172方向が閉
塞されている。
【0063】シール材130,132の塗布は、一方の
基板へのシール材印刷により行われるが、この工程は第
1の実施の形態の同様であるので説明は省略する。ま
た、シール材としては、第1の実施の形態と同様のもの
が用いられる。2枚の基板122,124がシール材1
30,132によって封着されることにより、2枚の基
板122,124間に液晶封入部172と液晶注入口1
74を含む液晶封入領域170およびシール部138が
画成される。
【0064】上述した2枚の基板122,124を封着
する工程は、大版の基板のまま行われ、封着後、所定位
置で裁断を行い、短冊状基板120を製造する。なお、
短冊状基板120の空パネル110aの一方の側部側に
は、ブレーク用すじ140が形成されている。ブレーク
用すじ140は、一方の基板122のみに切り込みを入
れたもので、パネル単品とする際に、他方の基板124
上に形成される電極端子群を露出させるためのものであ
る。ブレーク用すじ140は、短冊状基板120の上側
端部からシール材132まで設けられている。
【0065】次に、空パネル110aのシール材130
によって画成された液晶封入領域170への液晶100
の封入を行う。第2の工程をなす液晶100の封入工程
は、図5(B)に示すように、空パネル110aの液晶
注入口174が開口された基板端部126を液晶容器1
02内の液晶100中に浸漬することにより行う。具体
的には、基板端部126が液晶100中に浸漬するよう
に、液晶容器102内に短冊状基板120を配置して減
圧状態とし、減圧下より徐々に大気圧に戻すことによ
り、液晶注入口174から空パネル110aの液晶封入
領域170への液晶注入を行う。
【0066】短冊状基板120が液晶100と接触する
部分から液晶100は吸い上げられるので、液晶封入領
域170以外の基板端部126からも2枚の基板12
2,124間へ液晶100は浸入する。すなわち、シー
ル部138内へ液晶100が浸入するが、シール部13
8は、シール材132によって液晶封入部172方向が
閉塞されているので、シール部138内へ浸入した液晶
100は、シール材132によってせき止められ、液晶
封入領域170外であって液晶封入部172を画成する
シール材130周囲領域の2枚の基板122,124間
側への液晶100の浸入は防止される。
【0067】そして、液晶封入領域170への液晶注入
終了後に、第3の工程をなす液晶注入口174の封止工
程を行う。液晶注入終了後、短冊状基板120を液晶容
器102より取出し、図5(C)に示すように、液晶注
入口174の開口側を上側として、液晶注入口174よ
り封止材(図示略)を適下し、液晶注入口174を封止
する。封止材としては、第1の実施の形態と同様のもの
が用いられる。さらに、封止材硬化後に、図5(C)に
示す切断ライン142に沿って、基板端部126側の延
長部分の切断を行う。この切断によって、液晶100が
浸入したシール部138は除去されるので、液晶封入領
域170外の2枚の基板122,124間に浸入した液
晶100は除去され、液晶注入後に、2枚の基板12
2,124間に浸入した液晶100を除去する目的で行
う洗浄工程を省略することができる。
【0068】さらに、図5(C)に示す切断ライン14
4に沿って短冊状基板120の裁断を行い、液晶表示パ
ネル110を単品として切り出す。この裁断により、ブ
レーク用すじ140と切断ライン144との間に位置す
る一方の基板122は除去され、他方の基板124上に
形成された電極端子群が露出される。なお、ブレーク用
すじ140と切断ライン144との間に位置しない電極
端子群と対向する一方の基板122は、ブレーク用すじ
140に沿って適宜除去する。
【0069】単品として切り出された液晶表示パネル1
10は、その後、必要に応じて、偏光板、反射板等の付
属品取付けが行われ、さらに、表示検査等の各種検査工
程を経て液晶表示パネル110として完成する。なお、
液晶表示パネル110の構成については、第1の実施の
形態で説明した液晶表示パネル10と、液晶表示パネル
10が有していたシール材62a,62bを有していな
いことを除けば同様であるので、その説明は省略する。
また、液晶表示パネル110は、液晶表示パネル110
を表示駆動する液晶駆動回路と接続されて、液晶表示装
置として用いられる。
【0070】このように、第2の実施の形態に係る液晶
表示パネル110の製造方法によれば、第1の実施の形
態に係る液晶表示パネル10の製造方法と同様に、液晶
注入後の洗浄工程省略による作業性の向上および液晶1
00の使用量の低減によるコスト低減が達成される。ま
た、シール材による封着工程において、同様の印刷条件
において液晶封入領域170を画成するシール材130
の塗布と同時にシール部138を画成するシール材13
2の塗布を行うことができるので、シール部138の形
成が大変容易であるという効果がある。
【0071】加えて、第2の実施の形態に係る液晶表示
パネル110の製造方法によれば、液晶注入口174を
画成しているシール材130を液晶注入口側の端部まで
延長し、液晶封入後に延長した部分の切断を行っている
ので、液晶注入口174より適下された封止材が、だれ
て基板表面に付着してしまった場合の封止材による基板
端部の汚れ除去作業を省略することができ、作業の簡略
化を図ることができる。封止材適下側の基板端部を切断
除去することにより、封止材のだれによる基板端部の汚
れも除去することができるためである。封止材によるだ
れは、基板が薄いために、可撓性基板を用いる場合に多
く生じ、その汚れ除去作業は手間がかかる。第2の実施
の形態に係る液晶表示パネル110の製造方法によれ
ば、延長部分の切断作業が加わるが、封止材による基板
端部の汚れの除去作業と比して、延長基板の切断作業の
方が手間等がかからず、作業の簡略化は十分達成でき
る。
【0072】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形
実施が可能である。
【0073】例えば、上述した実施の形態において、シ
ール部は液晶封入領域を画成しているシール材と同様に
シール材をライン状に塗布することにより画成したが、
これに限定されず、シール部は、液晶封入領域外であっ
て液晶封入部を画成するシール材周囲領域の2枚の基板
間への液晶の浸入を防止できるものであればよく、例え
ば、所定面積べた状にシール材を塗布するものでもよ
い。
【0074】また、上述した実施の形態においては、製
造される液晶表示パネルとして、単純マトリクス駆動液
晶表示パネルである例を示したが、これに限定されず、
パネルを構成する可撓性基板上にスイッチング素子を形
成できるのであれば、TFTで代表される三端子スイッ
チング素子あるいはMIMで代表される二端子スイッチ
ング素子を用いたアクティブマトリクス液晶表示パネル
でもよい。さらに、強誘電液晶表示パネル等種々のタイ
プの液晶表示パネルに本発明は適用可能である。
【0075】さらに、上述した各実施の形態において
は、液晶表示パネルの2枚の基板が透明なポリマーフィ
ルムからなる例を示した。しかし、液晶表示パネルの2
枚の基板が透明なガラス製のものであっても、本発明は
同様に適用できる。なお、ガラス製の2枚の基板を用い
た場合、上述した各実施の形態に記載した、電極端子群
を露出させるためのブレーク用すじは、短冊状基板の状
態では形成せず、液晶注入後に形成する。
【0076】また、上記実施の形態においては、液晶表
示パネルと液晶駆動回路が搭載された液晶駆動回路基板
とを、ヒートシールによって接続することによって液晶
表示装置が構成される例を示したが、可撓性基板に表示
駆動回路等を搭載してもよい。この場合には、液晶表示
パネルのみで液晶表示装置が構成されることになる。あ
るいは、液晶表示パネルを筺体としての金属フレームに
固定したものを、電子機器用の一部品である液晶表示装
置として使用することもできる。さらに、バックライト
式の場合には、金属製フレーム内に、液晶表示パネル
と、バックライトを備えたライトガイドとを組み込ん
で、液晶表示装置を構成することができる。これらに代
えて、液晶表示パネル本体を構成する2枚の可撓性基板
の一方に、金属の導電膜が形成されたポリイミドテープ
にICチップを実装したTCP(Tape Carri
er Package)を接続して、電子機器用の一部
品である液晶表示装置として使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る液晶表示パネルの製造
方法によって製造された液晶表示パネルを用いた液晶表
示装置を示す分解斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係る液晶表示パネルの製造
方法を説明する図であり、同図(A)は正面図、同図
(B)は断面図、同図(C)は正面図である。
【図3】液晶表示パネルの液晶注入口付近の要部を示す
断面図である。
【図4】液晶表示パネルを示す断面図である。
【図5】第2の実施の形態に係る液晶表示パネルの製造
方法を説明する図であり、同図(A)は正面図、同図
(B)は断面図、同図(C)は正面図である。
【図6】液晶表示パネルの製造方法の従来例を示す断面
図である。
【図7】シール材印刷を行うマスクの要部を示す正面図
である。
【符号の説明】
(第1の実施の形態) 10 液晶表示パネル 22 第1基板 24 第2基板 26 基板端部 40 液晶駆動回路基板 50 液晶表示装置 60(60a,60b,60c,60d,60e,60
f,60g) シール材 62(62a,62b) シール材 64 シール部 70 液晶封入領域 72 液晶封入部 74 液晶注入口 100 液晶 104 液晶保持部材 (第2の実施の形態) 122 基板 124 基板 126 基板端部 130(130e,139f) シール材 132 シール材 138 シール部 170 液晶封入領域 172 液晶封入部 174 液晶注入口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の基板間にシール材をループ状に施
    して、液晶封入部および前記液晶封入部より前記基板の
    端部側に突出する液晶注入口を有する液晶封入領域を形
    成する第1の工程と、 液晶容器内の液晶を、前記液晶注入口より前記液晶封入
    領域内に封入する第2の工程と、 前記液晶注入口を封止する第3の工程とを含み、 前記第1の工程において、前記液晶封入領域外であって
    前記液晶封入部を画成するシール材周囲領域の2枚の基
    板間へ液晶が浸入するのを防止するシール部を形成する
    ことを特徴とする液晶表示パネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記シール部は、前記液晶注入口の両側領域において、
    前記液晶封入部と前記基板の前記液晶注入口側の端部と
    の間の領域を前記液晶注入方向に沿って閉塞し、 前記液晶容器は、液晶が浸潤された液晶保持部材を備
    え、 前記液晶保持部材は、前記液晶注入口の幅より広く、か
    つ前記シール部の幅よりも狭く形成され、 前記第2の工程において、前記液晶注入口を、前記液晶
    保持部材に接触させることにより前記液晶封入領域内へ
    の液晶の封入を行うことを特徴とする液晶表示パネルの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 2枚の基板間にシール材をループ状に施
    して、液晶封入部および前記液晶封入部より前記基板の
    端部側に突出する液晶注入口を有する液晶封入領域を形
    成する第1の工程と、 液晶容器内の液晶を、前記液晶注入口より前記液晶封入
    領域内に封入する第2の工程と、 前記液晶注入口を封止する第3の工程とを含み、 前記第1の工程において、前記基板の前記液晶注入口の
    封止位置よりも前記液晶注入口側の端部を長く形成し、 前記液晶注入口を画成しているシール材を前記液晶注入
    口側の端部まで延長し、 前記延長したシール材の途中に、前記液晶封入領域外で
    あって前記液晶封入部周囲の2枚の基板間へ液晶が浸入
    するのを防止するシール部を形成し、 前記液晶注入口の封止後、前記液晶注入口の封止位置よ
    り延長した基板の切断を行う第4の工程とを有すること
    を特徴とする液晶表示パネルの製造方法。
  4. 【請求項4】 2枚の基板間にシール材をループ状に施
    して形成され、液晶封入部および前記液晶封入部より前
    記基板の端部側に突出する液晶注入口を有する液晶封入
    領域を有し、前記液晶注入口より前記液晶封入領域内に
    液晶が封入され、前記液晶注入口が封止された液晶表示
    パネルにおいて、 前記液晶注入口の両側領域において、前記液晶封入部と
    前記基板の前記液晶注入口側の端部との間を前記液晶注
    入方向に沿って閉塞するシール部を有することを特徴と
    する液晶表示パネル。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の液晶表示パネルと、 前記液晶表示パネルを表示駆動する液晶駆動回路と、を
    含むことを特徴とする液晶表示装置。
JP14065497A 1997-05-29 1997-05-29 液晶表示パネルの製造方法、液晶表示パネルおよび液晶表示装置 Withdrawn JPH10333165A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001249344A (ja) * 1999-12-28 2001-09-14 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 液晶表示装置及びその製造方法
US6919948B2 (en) 2001-08-31 2005-07-19 Seiko Epson Corporation Liquid crystal panel, manufacturing method therefor, and electronic equipment
US8648995B2 (en) 1999-12-28 2014-02-11 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device and manufacturing method thereof

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