JPH10332305A - タービン間隙自動計測装置 - Google Patents

タービン間隙自動計測装置

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JPH10332305A
JPH10332305A JP13669897A JP13669897A JPH10332305A JP H10332305 A JPH10332305 A JP H10332305A JP 13669897 A JP13669897 A JP 13669897A JP 13669897 A JP13669897 A JP 13669897A JP H10332305 A JPH10332305 A JP H10332305A
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JP
Japan
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gap
turbine
measuring
automatic
measurement data
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JP13669897A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Tagami
貴吉 田上
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】タービンの各部品間の間隙を計測するに際し、
使い勝手がよく、計測時間を短縮するとともに、記録の
信頼性を高める。 【解決手段】タービンの各部品間の間隙を計測するデジ
タル表示式の計測器本体20と、この計測器本体20に
取り付けられ計測器本体20の計測データを無線で送信
する送信器21と、この送信器21からの計測データを
受信する受信器22と、この受信器22で受信した計測
データを処理して画面上の記録フォーマットに表示する
処理表示手段23とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タービン分解、組
立時にタービンの各部品において、例えば回転部と静止
部とが最適な位置関係にあることを確認するため、回転
部と静止部との間の隙間を計測するタービン間隙自動計
測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、蒸気タービンは、図6に示すよ
うにケーシング1にノズルダイヤフラム外輪2が嵌め込
まれ、この外輪2の内周側にノズル3およびノズルダイ
ヤフラム内輪4が溶接により固着され、この内輪4にノ
ズルパッキンリング5が嵌め込まれている。
【0003】また、ロータ6にはホイール7が一体に形
成され、このホイール7の外径方向に羽根8が取り付け
られている。そして、ノズルパッキンリング5の内周側
には図7(A),(B)に示すように多数のフィン9が
設けられ、このフィン9とロータ6との間のノズルパッ
キン部の軸方向および径方向のスペースは、一般の蒸気
タービンにおいて表1の項目bに示す通りである。
【0004】さらに、羽根8とノズルダイヤフラム外輪
2との間のラジアルスピルストリップ部の軸方向および
径方向のスペースも、表1の項目dに示す通りである。
この表1には、上記以外に羽根8とノズル3との間の径
方向スペース、グランドパッキン部の軸方向および径方
向のスペースも項目aおよび項目cに示されている。
【0005】
【表1】
【0006】図8は一般のガスタービンを示す断面図で
ある。図8に示すように、ケーシング10の内周側に
は、シュラウドセグメント11が嵌め込まれ、このシュ
ラウドセグメント11の内周側に動翼12がホイール1
3に保持されて設けられている。ガス流入方向に対して
各動翼12の上流側および下流側には、ガスタービンノ
ズル14が複数段配置され、このガスタービンノズル1
4は、ケーシング10とノズルダイヤフラム15との間
に保持されている。そして、ホイール13に隣接してス
ペーサ16が配置されている。
【0007】このガスタービンの場合においても、前記
蒸気タービンと類似したフィン9aがノズルダイヤフラ
ム15とスペーサ16との間に設けられており、このフ
ィン9aとスペーサ16との間の軸方向、径方向のスペ
ースも前記表1とほぼ同様な値となっている。そして、
この他にも動翼12とノズル14間のスペースなど、前
記蒸気タービンと同じ箇所に、もしくはガスタービン特
有の箇所にそれぞれスペース値が表1のように規定され
ている。
【0008】以上のように、蒸気タービンおよびガスタ
ービンには、図6〜図8の寸法線で示すように間隙部位
が多数存在する。蒸気タービンおよびガスタービンに設
けられたこれらの間隙部位(スペース)の設置寸法は、
それぞれの性能を発揮する上で非常に重要な値となって
いる。すなわち、各スペースが規定値より大きいと作動
流体である蒸気または燃焼ガスがその部分より漏れ出る
ことになり、損失が大きくなりタービンの性能を100
%発揮できなくなる。逆に、値が小さいと、場合によっ
ては熱膨張などにより部位同士が接触することもあり機
器の損傷となり、最悪の場合にはプラント全体の停止に
もなる。そのため、タービン機器据付時にはこれらの間
隙(スペース)の寸法計測が詳細に行われている。
【0009】これらの間隙を計測するに際し、従来で
は、図9に示すようなバーニヤ式のアキシャルゲージ1
7が用いられている。このアキシャルゲージ17は、先
端が被測定間隙に挿入されるテーパ部18aを有すると
ともに、後端に目盛18bが付された挿入用テーパ部1
8と、この挿入用テーパ部18の挿入に応じて矢印の方
向に移動し、この移動距離に基づいて被計測間隙の値を
目盛18bに表示する移動部19とを備えている。
【0010】また、アキシャルゲージ17は、表2に示
すように計測する間隙に対応して計測範囲が0〜10m
m,10〜20mm,20〜30mm,31〜40m
m,40〜50mm,50〜60mmのものを6種類使
用していた。
【0011】
【表2】
【0012】そして、タービンの各部品間の間隙を計測
するには、アキシャルゲージ17を用いて図6〜図8の
寸法線で示すような隙間を計測する計測員とその計測値
を記録する記録員との2名で実施される。この場合、計
測作業が全て終了した後に計測したデータを検査記録用
紙に記入(転記)していた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タービ
ンの出力が増し、それに伴って段落数も増加すれば、図
6〜図8の寸法線で示すように膨大な数の計測ポイント
となる。したがって、従来のような人間系での計測作業
では、多大な時間と労力が費やされるだけでなく、計測
ポイントが多くなればなるほど、実測値の転記ミスや公
差判定時の計算ミスといった人為的ミスを引き起こす可
能性が高くなるという課題がある。
【0014】また、アキシャルゲージ17は、計測する
間隙に対応して6種類のものを使用していたので、携帯
性に劣り、異なった多くの間隙部位を計測する際に、間
隙寸法が変化する度に交換しなければならず、使い勝手
が悪いという課題がある。
【0015】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、タービンの各部品間の間隙を計測するに際し、
使い勝手がよく、計測時間を短縮するとともに、記録の
信頼性を高めたタービン間隙自動計測装置を提供するこ
とを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1は、タービンの各部品間の間
隙を計測するデジタル表示式の計測器本体と、この計測
器本体に取り付けられ計測器本体の計測データを無線で
送信する送信器と、この送信器からの計測データを受信
する受信器と、この受信器で受信した計測データを処理
して画面上の記録フォーマットに表示する処理表示手段
とを備えたことを特徴とする。
【0017】請求項2は、請求項1記載のタービン間隙
自動計測装置において、処理表示手段は、受信器からの
計測データを信号処理するインターフェイスと、このイ
ンターフェイスからの信号を画面上の記録フォーマット
に表示させるプログラムを組み込んだコンピュータとを
備え、このコンピュータに表示された表示内容を出力す
る出力手段を設けたことを特徴とする。
【0018】請求項3は、請求項1記載のタービン間隙
自動計測装置において、送信器の送信周波数は、タービ
ンの機器から発する周波数と異なる周波数に設定したこ
とを特徴とする。
【0019】請求項4は、請求項1記載のタービン間隙
自動計測装置において、計測器本体には、タービンの各
部品間の間隙を計測した計測データを一時格納するメモ
リーが搭載されたことを特徴とする。
【0020】請求項5は、請求項1記載のタービン間隙
自動計測装置において、計測器本体は、被測定間隙に挿
入される挿入用テーパ部と、この挿入用テーパ部の挿入
に応じて移動し、この移動距離に基づいて間隙を測定す
る測定部とを備え、前記挿入用テーパ部の幅を2.5〜
20mmに設定したことを特徴とする。
【0021】請求項6は、請求項5記載のタービン間隙
自動計測装置において、測定部は、先端に被測定間隙の
開口面に当接する突当て部を有し、この突当て部の角度
を挿入用テーパ部の傾斜面に対して直角に設定したこと
を特徴とする。
【0022】請求項7は、請求項5記載のタービン間隙
自動計測装置において、挿入用テーパ部は、計測範囲が
0〜20mm,20〜40mm,40〜60mmの3種
類を備えたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0024】図1は本発明に係るタービン間隙自動計測
装置の一実施形態を示す構成図である。図1に示すよう
に、第1実施形態のタービン間隙自動計測装置は、ター
ビンの各部品間の間隙を計測するデジタル表示式の計測
器本体としてのアキシャルゲージ20と、このアキシャ
ルゲージ20に取り付けられアキシャルゲージ20の計
測データを無線で送信する送信器21と、この送信器2
1からの計測データを受信する受信器22と、この受信
器22で受信した計測データを処理して画面上の記録フ
ォーマットに表示する処理表示手段23とを備えてい
る。
【0025】この処理表示手段23は、受信器22から
データ搬送ケーブル24aを経て送出された計測データ
を信号処理するRS−232Cインターフェイス24
と、このインターフェイス24からデータ搬送ケーブル
25aを経て送出されたRS−232C信号を画面上の
記録フォーマットに表示させるプログラムが組み込まれ
たパソコン25とを備え、このパソコン25に表示され
た表示内容はデータ搬送ケーブル26aを経て出力手段
としてのプリンター26から出力される。
【0026】ここで、パソコン25の画面上に表示され
た記録フォーマットは、検査記録用紙のフォーマットで
あって、タービンの各部品の間隙計測部位が示されてい
る。また、送信器21の送信周波数は、タービンの機器
から発する周波数として既設タービン発電機の励磁装置
のノイズ(200〜240MHz帯)と異なる特定のV
HF周波数帯(例えば270MHz帯、微弱電波)に設
定されている。
【0027】図2(A),(B)は図1のアキシャルゲ
ージ20を示す平面図,正面図である。アキシャルゲー
ジ20は、図2(A),(B)に示すようにタービンの
各部品の被測定間隙に挿入される挿入用テーパ部27
と、この挿入用テーパ部27の挿入に応じて移動し、こ
の移動距離に基づいて間隙を測定する測定部28とを備
えている。
【0028】挿入用テーパ部27のテーパは、長さが1
00mmで、勾配が1/5に設定された場合、計測範囲
が0〜20mmとなる。この場合、被測定間隙に挿入用
テーパ部27が例えば20mm挿入されると、測定部2
8は挿入方向と逆方向に図2(B)の矢印に示すように
20mm移動し、勾配が1/5に設定されていることか
ら、間隙計測部位の計測値が4mmとなり、その計測値
が測定部28の数値表示窓29に表示される。
【0029】また、挿入用テーパ部27の後端には把手
部30が設けられ、この把手部30に送信器21が取り
付けられている。そして、数値表示窓29に表示された
計測データは、データ搬送ケーブル31を経て送信器2
1に送出され、この送信器21から無線で計測データが
送信される。
【0030】また、図3(A)において、挿入用テーパ
部27の幅は、種々の間隙計測部位の計測スペースを考
慮して2.5〜20mmに設定されており、望ましくは
表1に示すように2.5〜10mmに設定されている。
なお、挿入用テーパ部27の幅は、2.5mm未満であ
ると、折損し易く、10mmを超えると、アキシャルゲ
ージ20の全体重量が重くなって取扱性が劣るためであ
る。
【0031】さらに、測定部28は、図3(B)に示す
ように先端に被測定間隙の開口面に当接する突当て部2
8aを有し、この突当て部28aの角度が挿入用テーパ
部27の傾斜面に対して直角に設定されている。
【0032】そして、本実施形態では、図4(A)〜
(C)に示すように計測範囲が0〜20mm,20〜4
0mm,40〜60mmの3種類の挿入用テーパ部27
が用意されている。その1プラント当りの使用頻度とし
ては、表2に示すように0〜20mmの計測範囲が50
%,20〜40mmの計測範囲が35%,40〜60m
mの計測範囲が10%であり、残り5%は計測寸法が6
0mmを超える間隙である。
【0033】次に、上記実施形態の作用を説明する。
【0034】タービンの各部品間の間隙を計測するに
は、その計測範囲に対応した挿入用テーパ部27を有す
るアキシャルゲージ20が用いられ、図5に示すように
アキシャルゲージ20の測定部28の突当て部28aを
被測定物32の開口面に当接させ、挿入用テーパ部27
を被測定物32の開口端に当接するまで被測定間隙に挿
入する。すると、測定部28は挿入用テーパ部27の挿
入方向と逆方向に移動し、その移動距離を勾配で除算し
た数値が間隙計測部位の計測値として数値表示窓29に
自動的に表示される。
【0035】この数値表示窓29に表示された計測デー
タは、データ搬送ケーブル31を経て送信器21に送出
され、この送信器21から無線で計測データが送信さ
れ、この送信された計測データは受信器22により受信
される。この計測データは受信器22からデータ搬送ケ
ーブル24aを経てRS−232Cインターフェイス2
4に送出され、このRS−232Cインターフェイス2
4によってRS−232C信号に変換される。
【0036】次いで、RS−232C信号は、データ搬
送ケーブル25aを経てパソコン25に送出される。こ
のパソコン25には、RS−232C信号を画面上の記
録フォーマットに表示させるプログラムが組み込まれて
おり、パソコン25の表示画面に計測データがリアルタ
イムで表示される。そして、パソコン25に表示された
表示内容は、データ搬送ケーブル26aを経てプリンタ
ー26から適宜出力される。
【0037】このように本実施形態によれば、デジタル
表示式のアキシャルゲージ20により間隙計測を行い、
その計測データを無線にて送信し、パソコン25の画面
上に直接表示させることにより、全体的な計測時間を短
縮するとともに、記録の信頼性を向上させることができ
る。
【0038】また、アキシャルゲージ20は、挿入用テ
ーパ部27の幅が2.5〜20mmに設定されているの
で、従来のアキシャルゲージでは計測が不可能であった
部位にも適用することができ、アキシャルゲージ20と
しての適用範囲を拡大することが可能となる。
【0039】さらに、測定部28の突当て部28aの角
度が挿入用テーパ部27の傾斜面に対して直角に設定さ
れているので、比較的狭い計測部位に使用する場合で
も、アキシャルゲージ20の状態が安定し、デジタル表
示された間隙計測部位の計測値がばらつくことなく、計
測精度が向上し、計測時間を短縮することが可能とな
る。
【0040】そして、挿入用テーパ部27は、計測範囲
が0〜20mm,20〜40mm,40〜60mmの3
種類を備えたことにより、異なった多くの間隙部位を計
測する際に携帯性を向上させ、1本のアキシャルゲージ
20に対する使用可能範囲も拡がるため、使い勝手がよ
く、計測部位に合わせたアキシャルゲージ20の交換回
数を削減することができる。
【0041】また、送信器21の送信周波数は、既設タ
ービン発電機の励磁装置のノイズ(200〜240MH
z帯)と異なる特定のVHF周波数帯(例えば270M
Hz帯、微弱電波)に設定されているので、他の機器の
影響を受けずに計測データを無線送信することが可能と
なり、計測データの信頼性を向上させるとともに、誤っ
た計測データに対する再計測の時間を省くことができ
る。
【0042】なお、上記実施形態において、アキシャル
ゲージ20に携帯用小型メモリーを搭載し、このメモリ
ーに計測データを一時的に保管し、ある程度計測データ
を蓄積,保管した時点で送信器21から無線で送信する
ようにしてもよい。
【0043】このように構成することにより、間隙を計
測する度にデータ送信作業を行う手間が省け、計測時間
を一段と短縮することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、タービンの各部品間の間隙を計測するデジタ
ル表示式の計測器本体と、この計測器本体に取り付けら
れ計測器本体の計測データを無線で送信する送信器と、
この送信器からの計測データを受信する受信器と、この
受信器で受信した計測データを処理して画面上の記録フ
ォーマットに表示する処理表示手段とを備えたことによ
り、全体的な計測時間を短縮するとともに、記録の信頼
性を向上させることができる。
【0045】請求項2によれば、請求項1記載のタービ
ン間隙自動計測装置において、処理表示手段は、受信器
からの計測データを信号処理するインターフェイスと、
このインターフェイスからの信号を画面上の記録フォー
マットに表示させるプログラムを組み込んだコンピュー
タとを備え、このコンピュータに表示された表示内容を
出力する出力手段を設けたことにより、請求項1と同様
の効果が得られる。
【0046】請求項3によれば、請求項1記載のタービ
ン間隙自動計測装置において、送信器の送信周波数は、
タービンの機器から発する周波数と異なる周波数に設定
したことにより、他の機器の影響を受けずに計測データ
を無線送信することが可能となり、計測データの信頼性
を向上させるとともに、誤った計測データに対する再計
測の時間を省くことができる。
【0047】請求項4によれば、請求項1記載のタービ
ン間隙自動計測装置において、計測器本体には、タービ
ンの各部品間の間隙を計測した計測データを一時格納す
るメモリーが搭載されたことにより、間隙を計測する度
にデータ送信作業を行う手間が省け、計測時間を一段と
短縮することができる。
【0048】請求項5によれば、請求項1記載のタービ
ン間隙自動計測装置において、計測器本体は、被測定間
隙に挿入される挿入用テーパ部と、この挿入用テーパ部
の挿入に応じて移動し、この移動距離に基づいて間隙を
測定する測定部とを備え、挿入用テーパ部の幅を2.5
〜20mmに設定したことにより、従来のアキシャルゲ
ージでは計測が不可能であった部位にも適用することが
でき、計測器本体としての適用範囲を拡大することが可
能となる。
【0049】請求項6によれば、請求項5記載のタービ
ン間隙自動計測装置において、測定部は、先端に被測定
間隙の開口面に当接する突当て部を有し、この突当て部
の角度を挿入用テーパ部の傾斜面に対して直角に設定し
たことにより、比較的狭い計測部位を計測する場合で
も、計測器本体の状態が安定し、デジタル表示された間
隙計測部位の計測値がばらつくことなく、計測精度が向
上し、計測時間を短縮することが可能となる。
【0050】請求項7によれば、請求項5記載のタービ
ン間隙自動計測装置において、挿入用テーパ部は、計測
範囲が0〜20mm,20〜40mm,40〜60mm
の3種類を備えたことにより、異なった多くの間隙部位
を計測する際の携帯性を向上させ、1つの計測器本体に
対する使用可能範囲も拡がるため、使い勝手がよく、計
測部位に合わせた計測器本体の交換回数を削減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタービン間隙自動計測装置の一実
施形態を示す構成図。
【図2】(A),(B)は図1のアキシャルゲージを示
す平面図,正面図。
【図3】(A),(B)はそれぞれ図2(A),(B)
のA部,B部を示す拡大図。
【図4】(A)〜(C)は本発明の3種類の挿入用テー
パ部を示す拡大図。
【図5】図1のアキシャルゲージの使用状態を示す説明
図。
【図6】一般の蒸気タービンを示す断面図。
【図7】(A),(B)は図6に示す蒸気タービンのノ
ズルパッキン部を示す拡大断面図。
【図8】一般のガスタービンを示す断面図。
【図9】従来のアキシャルゲージを示す斜視図。
【符号の説明】
20 アキシャルゲージ(計測器本体) 21 送信器 22 受信器 23 処理表示手段 24 RS−232Cインターフェイス 24a データ搬送ケーブル 25 パソコン 25a データ搬送ケーブル 26 プリンター 26a データ搬送ケーブル 27 挿入用テーパ部 28 測定部 28a 突当て部 29 数値表示窓 30 把手部 31 データ搬送ケーブル 32 被測定物

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービンの各部品間の間隙を計測するデ
    ジタル表示式の計測器本体と、この計測器本体に取り付
    けられ計測器本体の計測データを無線で送信する送信器
    と、この送信器からの計測データを受信する受信器と、
    この受信器で受信した計測データを処理して画面上の記
    録フォーマットに表示する処理表示手段とを備えたこと
    を特徴とするタービン間隙自動計測装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のタービン間隙自動計測装
    置において、処理表示手段は、受信器からの計測データ
    を信号処理するインターフェイスと、このインターフェ
    イスからの信号を画面上の記録フォーマットに表示させ
    るプログラムを組み込んだコンピュータとを備え、この
    コンピュータに表示された表示内容を出力する出力手段
    を設けたことを特徴とするタービン間隙自動計測装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のタービン間隙自動計測装
    置において、送信器の送信周波数は、タービンの機器か
    ら発する周波数と異なる周波数に設定したことを特徴と
    するタービン間隙自動計測装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のタービン間隙自動計測装
    置において、計測器本体には、タービンの各部品間の間
    隙を計測した計測データを一時格納するメモリーが搭載
    されたことを特徴とするタービン間隙自動計測装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のタービン間隙自動計測装
    置において、計測器本体は、被測定間隙に挿入される挿
    入用テーパ部と、この挿入用テーパ部の挿入に応じて移
    動し、この移動距離に基づいて間隙を測定する測定部と
    を備え、前記挿入用テーパ部の幅を2.5〜20mmに
    設定したことを特徴とするタービン間隙自動計測装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のタービン間隙自動計測装
    置において、測定部は、先端に被測定間隙の開口面に当
    接する突当て部を有し、この突当て部の角度を挿入用テ
    ーパ部の傾斜面に対して直角に設定したことを特徴とす
    るタービン間隙自動計測装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のタービン間隙自動計測装
    置において、挿入用テーパ部は、計測範囲が0〜20m
    m,20〜40mm,40〜60mmの3種類を備えた
    ことを特徴とするタービン間隙自動計測装置。
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