JPH10332300A - エアバッグ用着火組立体及びその製造方法 - Google Patents

エアバッグ用着火組立体及びその製造方法

Info

Publication number
JPH10332300A
JPH10332300A JP10148947A JP14894798A JPH10332300A JP H10332300 A JPH10332300 A JP H10332300A JP 10148947 A JP10148947 A JP 10148947A JP 14894798 A JP14894798 A JP 14894798A JP H10332300 A JPH10332300 A JP H10332300A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
assembly
conductive
sealing material
electrically insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10148947A
Other languages
English (en)
Inventor
Richard L Teaford
エル ティーフォード リチャード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Emerson Electric Co
Original Assignee
Emerson Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Emerson Electric Co filed Critical Emerson Electric Co
Publication of JPH10332300A publication Critical patent/JPH10332300A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
    • F42B3/00Blasting cartridges, i.e. case and explosive
    • F42B3/10Initiators therefor
    • F42B3/18Safety initiators resistant to premature firing by static electricity or stray currents

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Bags (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不用意に発生する不要な着火放電を確実に防
止する。 【解決手段】 電流が少なくとも二つの互いに隔置され
た電気絶縁シール領域(9、11)を経てシールされた
態様にて流される。電気絶縁シール領域の間には電気絶
縁されシールされた負圧の空室空間(12)が設けら
れ、空室空間(12)は外的要因により不用意に発生す
ることがある不要な着火のための放電領域として機能す
る。特に空室空間(12)は通常の電圧が印加されたと
きには電気絶縁材として機能し、外的要因による高電圧
が不用意に印加されると表面導電性を発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火薬を着火するた
めの着火組立体及び方法に係り、更に詳細にはガスを瞬
間的に放出して人身保護エアバッグをタイムリーに膨ら
ませるエアバッグインフレータ装置に係る。尚本発明は
かかる用途に限定されるものではない。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】数ミリ
秒のうちに電気的エネルギを化学的エネルギに変換して
人身保護エアバッグを迅速に膨らませることができるよ
う、自動工業に於いては従来より種々の型式の多数のエ
アバッグ用着火装置が使用されている。これら従来の着
火装置の大部分は好ましからざる早過ぎる着火を回避す
るための比較的複雑で必ずしも満足し得るものではない
機構を含んでいる。不用意なエネルギの放出に関する一
つの初期の着火装置が1976年7月27日付にて発行
された米国特許第3,971,320号公報に記載され
ており、この公報に記載された着火装置に於いては不用
意な着火を防止すべく着火装置のハウジングに接続され
た同軸リード線に接地分流構造が採用されている。静電
チャージ、放射エネルギ、電磁エネルギ、無線周波数の
如き外部因子の変化により発生されることがある不用意
な着火により、着火装置の製造工程中に人身に重大な危
害が与えられたりエアバッグ装置により保護されるべき
人身に重大な危害が加えられたりすることがある。かか
る不用意な着火を更に防止すべく、他の比較的複雑で高
価であるが必ずしも満足し得るものではない構造が従来
より採用されている。この点に関し1995年6月21
日付にて発行された欧州特許第658739A2号公報
(ガラス−金属間シールの一方の側に設けられた火薬カ
ップの外部に配置された互いに隔置された二つの電極及
びシールの他方の側に配置され第二の火薬に密に接触す
るブリッジワイヤのための静電スパーク用ギャップ放電
構造が記載されている)及び1996年12月9日付に
て発行された欧州特許第745519A1号公報(圧粉
にて形成され着火装置を早過ぎる着火より保護する金属
酸化物バリスターが記載されている)の二つの欧州特許
公報を参照されたい。
【0003】着火装置の早過ぎる着火を防止する従来の
保護装置の大部分は製造及び組立ての点で比較的複雑で
あり、高価であり、作動の点で必ずしも効率的ではな
く、比較的複雑な製造工程を必要とし、また組立て時に
追加の部品を必要とするものである。
【発明の概要】本発明は、単純な構造であり、製造及び
組立ての点で経済的であり、比較的少量の部品及び比較
的狭い空間しか必要とせず、通常の着火性能に必要な幾
つかの部材を最適に使用し、しかも外部因子により発生
される静電チャージにより従来発生されることが多かっ
た不用意なエネルギの放出を防止する新規にして有用な
装置を提供するものである。
【0004】本発明の他の種々の特徴はこれ以降の説明
を読むことによって当業者に明らかとなる。
【0005】特に本発明は、所定の材料にて形成され上
流側室及び下流側室の少なくとも二つの室を郭定するハ
ウジングシェルであって、各室は周壁を含み、所定の電
気絶縁されたシール材が周壁に対しシールされた状態に
て周壁を横切って延在し、一方の室の電気絶縁シール材
が他方の室の電気絶縁シール材より隔置されてそれらの
間に電気絶縁されシールされた空室を郭定するハウジン
グシェルと、各室の電気絶縁シール材及びそれらの間の
空室を貫通してシールされた状態にて延在する部分を有
する導電体であって、それぞれ突出する上流側端部及び
下流側端部を有する導電体とを含む導電組立体を提供す
る。電気絶縁されシールされた空室は好ましからざる早
過ぎるスパークの発生を防止するよう形成される。更に
本発明によれば、互いに隔置された第一及び第二の電気
絶縁されシールされた領域を貫通して放電領域までシー
ルされた状態にて延在する導電組立体を経て電気エネル
ギを充電し放電する方法であって、第一及び第二の電気
絶縁されシールされた領域の間の空間がシールされた空
室として機能し、これにより高電圧の静電電荷が隔離さ
れた状態にて放出されることにより好ましからざる早過
ぎるスパークの発生を防止する方法が提供される。
【0006】尚本発明の範囲内にて本明細書に記載され
た本発明の幾つかの部材のうちの一つ又はそれ以上の部
材及び本発明の幾つかの工程のうちの一つ又はそれ以上
の工程に当業者によって種々の変更が加えられてよい。
例えば本発明は特にエアバッグを膨らませるために使用
される着火構造体に有用なものであるが、本発明の新規
な特徴は電気スイッチ、他の火薬着火装置、電動機の如
き他の多数の導電用途に使用されてよいものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照しつつ、本
発明を幾つかの好ましい実施形態について詳細に説明す
る。
【0008】図1は本発明の新規な特徴が組み込まれた
着火組立体であって、自動車工業に於いて安全装置とし
て現在使用されているエアバッグの如き人身保護エアバ
ッグを膨らませる火薬を着火するのに特に有用な着火組
立体2を示している。
【0009】周囲環境の因子により発生されることがあ
る好ましからざる高電圧の電荷を消散させるのに特に有
用な本発明の特徴は、エアバッグの着火装置に限定され
るものではなく、導電系に於ける不要な電荷を消散させ
ることが望ましい種々の任意の導電状況に於いて使用可
能である。
【0010】図1に於いて、着火組立体2は種々の任意
の好適な材料にて形成されてよいハウジングシェル3、
即ちカラーを含んでいる。図示の実施形態に於いては、
ハウジングシェル3はその長手方向に延在する中心軸線
に沿って整合された三つの円筒形の室を内部に有するよ
う所定の冷間圧延鋼材にて形成されている。二つの室、
即ち上流側室4及び下流側室6はそれぞれ周壁7及び8
を有し、また上流側室4及び下流側室6はそれぞれ所定
の電気絶縁シール材9及び11を含んでおり、これらの
シール材はそれぞれ周壁7及び8に対しシールされた状
態にてハウジングシェル3の中心軸線に対し実質的に垂
直に対応する室を横切って延在している。図示の実施形
態に於けるシール材9は図示の形状に予め成形され補形
をなすカーボンカップ内にて溶製されたT形シールであ
る。またシール材9は上流側面18及び下流側面19と
端子ピン13を受け入れる貫通孔とを有し、シール材9
は端子ピン13に対し溶着されている。シール材11も
円筒形のペレットとして予め成形されており、上流側面
21及び下流側面22と端子ピン13を受け入れる貫通
孔とを有し、シール材11は端子ピン13に対し溶着さ
れている。本発明の一つの好ましい実施形態に於いて
は、上流側室4のシール材9は例えば酸化コバルトを含
有するセラミックが添加された溶製シールガラスにて形
成され、下流側室6のシール材11は冷凍圧縮機に使用
され酸化アルミニウムが添加された密閉端子組立体のガ
ラス−金属間シールに一般に使用される公知のガラスと
実質的に同様の化学組成を有する所定の溶製ガラス材に
て形成される。
【0011】図示の実施形態に於いては、上流側室4の
シール材9の下流側面19は下流側室6のシール材11
の上流側面21より隔置され、これによりそれらの間に
所定の容積の新規な電気絶縁された空室12を郭定して
いる。空室12の容積及びシール材9、11の体積及び
化学組成は、特定の用途の要件や空室12を形成するシ
ール材の隔置構造に期待される結果に応じて当業者によ
り変更されてよい。本発明がエアバックの着火装置に採
用される場合には、空室12は約0.00265inch3
(43.4mm3)の容積を有し、直径は約0.260inc
h(6.60mm)であり、厚さは約0.050inch
(1.27mm)である。
【0012】本発明によれば、空室12は所定の通常の
電圧が印加されたときには電気絶縁材として機能し、静
電チャージ、放射エネルギの変化、電磁エネルギの変
化、無線周波数の変化の如き電圧を発生する好ましから
ざる周囲の因子により発生される高電圧が不用意に印加
されると表面導電性を発揮する。かかる現象が発生する
と、図1より解る如く、電流が上流側シール材9及び下
流側シール材11の面19及び21に沿って空室12を
経て鋼製のハウジングシェル3へ流れ、これにより重大
な結果が生じないよう消散される。空室12は周囲の好
ましからざる不要な高電圧の消散が効果的に行われるよ
う負圧状態にある。空室12のかかる負圧は、シール材
9及び11が溶製温度に加熱された後冷却される際にシ
ール材の間に捕捉された気体が収縮して負圧状態になる
ことによって創成される。その場合の気体は溶製が行わ
れる炉の雰囲気、好ましくは窒素であるが、特に面18
及び19に薄い導電膜が形成されるようシールガラス材
中の遷移金属酸化物が表面還元される必要がある場合に
は還元性ガスが使用されてよい。後者の場合には、空室
12外であって火薬室より離れた位置に於いてアークが
発生する。炉の雰囲気として天然ガスが使用される場合
には、ペレット化されたシール材の残留バインダより発
生する少量の一酸化炭素に加えてメタン、水素、二酸化
炭素が存在する。
【0013】図1に示されている如く、図示の導電組立
体は少なくとも二つの導電端子ピン13を含み、端子ピ
ン13は上流側室4及び下流側室6の長手方向に延在す
る中心軸線に対し所定の間隔にて隔置された状態に配置
されている。これらの端子ピン13は52合金、即ちニ
ッケルにてめっきされた鋼材にて形成されていることが
好ましい。尚端子ピンの間隔、化学組成、数は用途や期
待される結果に応じて変更されてよい。実質的に互いに
平行な端子ピン13は周壁7及び8より隔置されてお
り、各端子ピン13の中央部は上流側室4及び下流側室
6の電気絶縁シール材9、11及びそれらの間のシール
された負圧の空室12を貫通してガラスにてシールされ
た状態で延在している。各端子ピン13の突出端部はそ
れぞれ充電領域及び放電領域として機能し、上述の如く
電気絶縁されシールされた負圧の空室12は火薬室16
より隔置された位置に於いて端子ピン13と鋼製のシェ
ル3との間にアークが発生することを許し、これにより
端子ピン13の間に好ましからざる早過ぎる着火スパー
クが発生することを防止する。
【0014】図1に示されている如く、電気絶縁シール
材11の下流側面22に面する所定のセラミックよりな
る電気絶縁シール材14が設けられ、端子ピン13はそ
れらのシール材を貫通して延在していることが好まし
い。また図1に示されている如く、端子ピン13の下流
側端部は軸線に沿って整合された第三の室16内に存在
し、第三の室16は図示の実施形態に於いてはエアバッ
グ用火薬着火室として機能する。火薬室16に挿入され
る火薬を着火し得るよう、端子ピンの下流側端部には適
当なブリッジ導線、即ち回路17(解図的に図示されて
いる)が電気的に接続されていてよい。第三の室16の
上端に半径方向内方へ延在するリップ部が設けられる場
合には、リップ部の軸線方向の厚さにより空室12の軸
線方向の高さが決定され、シール材11の位置はシール
材をリップ部に当接するまで移動させることによって決
定される。
【0015】殆どの部材が図1の構成の部材と同様であ
る着火組立体を示す図2に於いて、所定のセラミックよ
りなる電気絶縁シール材14は図1に示された実施形態
に於ける下流側室6内ではなく上流側室4内にて上流側
電気絶縁シール材9の下流側面19の下流側に配置され
ている。
【0016】上述の如く充電及び放電を行う本発明の新
規な方法によれば、互いに隔置された第一及び第二の電
気絶縁されシールされた領域を貫通してシールされた状
態にて延在し第一及び第二の電気絶縁されシールされた
領域の間に空間を有する導電組立体内に好ましからざる
早過ぎる着火スパークが発生することが許されるよう、
図には示されていない電源よりの電流が充電領域より導
電組立体に流される。
【0017】通常の着火電圧は直流9〜12V程度であ
り、典型的な着火電流は1.2Aである。
【0018】過渡的な静電電圧は1000〜25000
V程度の高い値であり、着火のためには3msecに亘る
1.2Aよりも高い電流が必要である。
【0019】シール材11にアルミナを添加することに
より、シール材は空室12の寸法を厳密に維持するに十
分な剛性を保有するようになる。かかる寸法の融通性は
比較的高く、重要なことは負圧の空間を明確に形成する
ことである。
【0020】シール材及び捕捉される気体の化学組成は
破壊電圧が2000Vになるような化学組成である。電
圧が3000〜4000Vであるときには互いに隔置さ
れたシール材9及び11はそれらの互いに隔置された面
を横切ってアークを発生する。着火導線をかかる電圧よ
り隔離するためには、空室12を設けることに加えて、
かかるアークが面22に於いてではなく面19又は21
を横切って発生するようにすることが望ましく、かかる
目的で制御された表面導電状態を創成すべくシール材9
に遷移金属酸化物が使用されてよく、金属酸化物として
コバルトの酸化物が使用されることが好ましい。
【0021】以上に於いては本発明を特定の実施形態に
ついて詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限
定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の
実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであ
ろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの好ましい実施形態が組み込まれ
た着火組立体の断面図であり、矢印は本発明による導電
経路を示している。
【図2】電気絶縁シール材の配置態様が図1の着火組立
体とは異なる他の着火組立体の図1と同様の断面図であ
る。
【符号の説明】
2…着火組立体 3…ハウジングシェル 4…上流側室 6…下流側室 7,8…周壁 9,11…電気絶縁シール材 12…空室 13…端子ピン 14…電気絶縁シール材 16…第三の室(火薬室)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性材料にて形成され上流側室及び下流
    側室の少なくとも二つの室を郭定するハウジングシェル
    であって、各室は周壁を含み、各室は前記周壁に対しシ
    ールされ前記周壁を横切って延在する電気絶縁シール材
    を有し、一方の室の前記電気絶縁シール材は他方の室の
    前記電気絶縁シール材より隔置されてそれらの間に電気
    絶縁されシールされた空室を郭定するハウジングシェル
    と、各室の前記電気絶縁シール材及びそれらの間の前記
    空室を貫通してシールされた状態にて延在する部分を有
    する導電組立体であって、前記導電組立体の上流側部分
    及び下流側部分はそれぞれ充電部及び放電部として機能
    する導電組立体と、前記空室内に配置され過渡的な高電
    圧を消散させて前記放電部に好ましからざる放電が発生
    することを防止する手段とを含んでいることを特徴とす
    る組立体。
  2. 【請求項2】前記二つの室を郭定する前記ハウジングシ
    ェルは所定の冷間圧延鋼材よりなり、着火組立体の一部
    を構成していることを特徴とする請求項1に記載の組立
    体。
  3. 【請求項3】各室内の前記電気絶縁シール材はそれらの
    間の前記空室を横切って導電ブリッジを形成することが
    できる所定の電気絶縁シール材であり、前記所定の電気
    絶縁シール材は所定の通常の動作電圧に於いては電気絶
    縁材として機能し、通常の動作電圧よりも高い電圧に於
    いては表面導電性を有することを特徴とする請求項1に
    記載の組立体。
  4. 【請求項4】前記電気絶縁シール材の少なくとも一方は
    所定のガラス材料であることを特徴とする請求項3に記
    載の組立体。
  5. 【請求項5】前記二つの電気絶縁シール材は所定のガラ
    ス材料にて形成され、一方の電気絶縁シール材はセラミ
    ックが添加されたガラス材料であり、他方の電気絶縁シ
    ール材は別の所定のガラス材料であり、前記ガラス材料
    は前記周壁及び前記導電組立体に対し溶着され、前記電
    気絶縁シール材の間の前記空室内の気体は前記溶着工程
    後の冷却中に収縮して前記空室内に負圧を形成している
    ことを特徴とする請求項3に記載の組立体。
  6. 【請求項6】前記ハウジングシェルは長手方向に延在す
    る中心軸線を有し、前記二つの室は前記ハウジングシェ
    ルの前記中心軸線に沿って連続的に整合されていること
    を特徴とする請求項1に記載の組立体。
  7. 【請求項7】前記導電組立体は前記二つの室の前記長手
    方向に延在する中心軸線に対し所定の間隔にて隔置され
    前記周壁より隔置された少なくとも二つの導電ピン部材
    を含み、各導電ピン部材の一部はシールされた状態にて
    各室の前記電気絶縁シール材及びそれらの間の前記空室
    を貫通して延在していることを特徴とする請求項6に記
    載の組立体。
  8. 【請求項8】前記導電ピン部材は52合金、即ちニッケ
    ルにてめっきされた鋼材にて形成されていることを特徴
    とする請求項7に記載の組立体。
  9. 【請求項9】前記空室は実質的に0.00265inch3
    (43.4mm3)の容積、実質的に0.260inch
    (6.60mm)の直径、実質的に0.05inch(1.2
    7mm)の厚さを有していることを特徴とする請求項1に
    記載の組立体。
  10. 【請求項10】前記二つの室の少なくとも一方は前記電
    気絶縁シール材の下流側面に面する所定のセラミック製
    の電気絶縁シール材を有し、互いに面する前記二つの電
    気絶縁シール材は前記室に対しシールされた状態にて前
    記室を横切って延在していることを特徴とする請求項1
    に記載の組立体。
  11. 【請求項11】前記セラミック製の電気絶縁シール材は
    少なくとも前記下流側室内に配置されていることを特徴
    とする請求項10に記載の組立体。
  12. 【請求項12】前記ハウジングシェルは前記導電組立体
    の下端が延在する着火室を有し、前記導電組立体の下端
    には前記着火室内に配置された火薬を着火することがで
    きる着火手段が電気的に接続されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の組立体。
  13. 【請求項13】長手方向に延在する中心軸線に沿って整
    合された三つの互いに隣接する室を含むよう冷間圧延鋼
    材にて形成されたハウジングシェルであって、各室は周
    壁を含み、二つの室はそれぞれ上流側室及び下流側室と
    して機能し、前記上流側室及び前記下流側室はそれらの
    前記周壁に対しシールされた状態にて前記周壁を横切っ
    て延在する所定のガラスよりなる電気絶縁シール材を有
    し、前記上流側室の前記絶縁シール材はセラミックが添
    加された溶製シールガラスであり、前記下流側室の前記
    絶縁シール材は所定の溶製ガラスであり、前記下流側室
    の前記電気絶縁シール材は導電ブリッジを形成すること
    ができるよう前記上流側室の前記電気絶縁シール材より
    隔置されてそれらの間に実質的に0.00265inch3
    (43.4mm3)の容積、実質的に0.260inch
    (6.60mm)の直径、実質的に0.05inch(1.2
    7mm)の厚さを有する電気絶縁されシールされた空室を
    郭定しており、前記空室の両側の前記電気絶縁シール材
    は所定の通常の動作電圧が印加されたときには電気絶縁
    材として機能し、周囲の電圧発生因子により不用意に発
    生されることがある高い電圧が印加されたときには表面
    導電性を有し、シール工程中に前記空室に捕捉された気
    体が前記シール工程の冷却工程中に収縮して前記空室に
    負圧を形成しているハウジングシェルと、52合金、即
    ちニッケルにてめっきされた鋼材にて形成され、前記長
    手方向に延在する中心軸線に対し所定の間隔にて隔置さ
    れ且つ前記周壁より所定の間隔にて隔置された少なくと
    も二つの導電ピン部材であって、各ピン部材の中央部は
    前記上流側室及び前記下流側室の前記電気絶縁シール材
    及びそれらの間の前記空室を貫通してガラスにてシール
    された状態で延在しており、前記ピン部材の両端はそれ
    ぞれ充電端部及び放電端部として機能し、前記空室は前
    記ピン部材の間に好ましからざる早過ぎるスパークが発
    生することを許す少なくとも二つの導電ピン部材とを含
    み、前記下流側室内の前記電気絶縁シール材の前記下流
    側面に当接して所定のセラミックよりなる電気絶縁シー
    ル材が配置されており、前記導電ピンの主要部は前記所
    定のセラミックよりなる電気絶縁シール材を貫通して延
    在しており、前記導電ピンの先端はエアバッグ用火薬着
    火室として機能する前記第三の室内に存在し、前記ピン
    部材の先端の間には前記火薬を着火することができる着
    火回路が電気的に接続されていることを特徴とするエア
    バッグ用着火組立体。
  14. 【請求項14】充電及び放電を行う方法にして、互いに
    隔置された第一及び第二の電気絶縁された領域を経て放
    電領域内へシールされた状態にて延在する導電組立体に
    電源よりの電流を流す工程を含み、前記第一及び第二の
    電気絶縁された領域の間の空間は前記導電組立体に好ま
    しからざる早過ぎる着火スパークが発生することを許す
    シールされた空室として機能することを特徴とする方
    法。
  15. 【請求項15】前記第一及び第二の電気絶縁された領域
    のシール時に前記第一の電気絶縁された領域と前記第二
    の電気絶縁された領域との間の前記シールされた空室に
    ガスを導入する工程であって、前記ガスは収縮して前記
    シールされた空室内に負圧を形成する工程を含んでいる
    ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】前記二つの電気絶縁された領域は組成の
    異なるシールガラスにて郭定されていることを特徴とす
    る請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】前記放電領域に集中した着火熱を与えて
    前記放電領域内に配置された火薬を着火する工程を含ん
    でいることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  18. 【請求項18】導電材料よりなるシェルを形成する工程
    であって、前記シェルはその壁により郭定され軸線に沿
    って整合された円筒形の二つの室を有し、一方の室は他
    方の室よりも大きい直径を有し、それらの間に段差部が
    郭定されたシェルを形成する工程と、外方へ面するステ
    ムと内面の周縁部にて前記段差部に当接するヘッド部と
    を有する断面逆T形の予め成形されたガラスシールペレ
    ットを前記一方の室に挿入する工程と、第二の予め成形
    されたガラスペレットを前記他方の室に挿入する工程
    と、前記逆T形のペレット及び前記第二のペレットの互
    いに対向する面が互いに隔置された状態を維持しつつ前
    記逆T形のペレット及び前記第二のペレットに形成され
    た互いに整合する孔に端子ピンを挿入する工程と、前記
    二つのペレットの間の空間に気体を導入する工程と、前
    記二つのペレットを前記シェル及び前記端子ピンに対し
    溶着する工程とを含んでいることを特徴とする着火組立
    体の製造方法。
JP10148947A 1997-05-30 1998-05-29 エアバッグ用着火組立体及びその製造方法 Pending JPH10332300A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US865668 1997-05-30
US08/865,668 US5920029A (en) 1997-05-30 1997-05-30 Igniter assembly and method

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10332300A true JPH10332300A (ja) 1998-12-15

Family

ID=25345994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10148947A Pending JPH10332300A (ja) 1997-05-30 1998-05-29 エアバッグ用着火組立体及びその製造方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US5920029A (ja)
EP (1) EP0881457A3 (ja)
JP (1) JPH10332300A (ja)
KR (1) KR19980087491A (ja)
CN (1) CN1201137A (ja)
AR (1) AR012884A1 (ja)
AU (1) AU6905798A (ja)
BR (1) BR9801723A (ja)
CA (1) CA2236725A1 (ja)
IL (1) IL124667A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018020780A (ja) * 2012-05-16 2018-02-08 ティーアールダブリュー・エアバッグ・システムズ・ゲーエムベーハー 点火器、および、インフレータのための点火器を製造する方法

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2347485A (en) * 1999-03-05 2000-09-06 Breed Automotive Tech Pretensioner
US6555754B2 (en) * 2001-01-18 2003-04-29 Walbro Corporation Automotive fuel tank electrical fitting
FR2893871B1 (fr) * 2005-11-29 2008-10-31 Railtech Internat Sa Procede et dispositif d'allumage d'une composition aluminothermique et creuset de soudure aluminothermique comportant le dispositif.
US8408131B1 (en) 2006-09-29 2013-04-02 Reynolds Systems, Inc. Energetic material initiation device
US7571679B2 (en) * 2006-09-29 2009-08-11 Reynolds Systems, Inc. Energetic material initiation device having integrated low-energy exploding foil initiator header
US8276516B1 (en) 2008-10-30 2012-10-02 Reynolds Systems, Inc. Apparatus for detonating a triaminotrinitrobenzene charge
US9939235B2 (en) 2013-10-09 2018-04-10 Battelle Energy Alliance, Llc Initiation devices, initiation systems including initiation devices and related methods
US11239038B2 (en) * 2015-05-18 2022-02-01 Gigavac, Llc Mechanical fuse device
US10566160B2 (en) 2015-05-18 2020-02-18 Gigavac, Llc Passive triggering mechanisms for use with switching devices incorporating pyrotechnic features
US11443910B2 (en) 2019-09-27 2022-09-13 Gigavac, Llc Contact levitation triggering mechanisms for use with switching devices incorporating pyrotechnic features
EP4015979A1 (de) * 2019-12-19 2022-06-22 Schott Ag Metall-fixiermaterial-durchführung, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendungen

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2377804A (en) * 1943-05-29 1945-06-05 Oliver S Petty Blasting cap
US2878752A (en) * 1956-12-05 1959-03-24 Du Pont Blasting initiator
US3181464A (en) * 1961-06-21 1965-05-04 Gen Precision Inc Low conductance exploding bridge
US3117519A (en) * 1962-01-31 1964-01-14 Charles R Hamilton Electric initiators for explosives, pyrotechnics and propellants
US3274937A (en) * 1963-04-11 1966-09-27 Physical Sciences Corp Detonation squib
US3169482A (en) * 1963-08-14 1965-02-16 Eitelmccullough Inc Electro explosive device having a surface spark gap
US3288068A (en) * 1964-04-30 1966-11-29 Donald E Jefferson Triggered exploding wire device
US3333538A (en) * 1966-06-09 1967-08-01 Hercules Inc Electric initiator structure
US3804018A (en) * 1970-06-04 1974-04-16 Ici America Inc Initiator and blasting cap
US3702420A (en) * 1971-12-21 1972-11-07 Atomic Energy Commission Electrical surge diverting connector
US3900767A (en) * 1973-04-26 1975-08-19 Dale Electronics Surge arrestor
US3971320A (en) * 1974-04-05 1976-07-27 Ici United States Inc. Electric initiator
US3992652A (en) * 1974-09-09 1976-11-16 Gte Sylvania Incorporated Bulk electrical surge arrester
US4040356A (en) * 1976-07-06 1977-08-09 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Converging wave detonator
US4210799A (en) * 1978-10-04 1980-07-01 Emerson Electric Co. Electric heating units
US4422381A (en) * 1979-11-20 1983-12-27 Ici Americas Inc. Igniter with static discharge element and ferrite sleeve
US4307663A (en) * 1979-11-20 1981-12-29 Ici Americas Inc. Static discharge disc
EP0033814A3 (en) * 1979-12-17 1981-09-09 The Bendix Corporation Electrical connector including surge protection for a plurality of circuits and method of making same
GB2122807B (en) * 1982-06-24 1986-01-29 English Electric Valve Co Ltd Impulse protection device
FR2549650B1 (fr) * 1983-07-18 1986-04-11 Tubes Lampes Electriq Cie Indl Eclateur destine a la protection de cables conducteurs coaxiaux, et son procede de fabrication
US4696231A (en) * 1986-02-25 1987-09-29 E. I. Du Pont De Nemours And Company Shock-resistant delay detonator
US4745858A (en) * 1986-09-26 1988-05-24 Ireco Incorporated Electric detonator with static electricity suppression
DE8905896U1 (de) * 1989-05-11 1989-08-17 Bayern-Chemie Gesellschaft für flugchemische Antriebe mbH, 8261 Aschau Steckverbindung für einen elektrischen Anzünder
DE4236538A1 (de) * 1992-10-22 1994-04-28 Siemens Ag Gekapselte Funkenstrecke
US5596163A (en) * 1993-08-25 1997-01-21 Ems-Patvag Ag Gas generator igniting capsule
ZA948566B (en) * 1993-11-18 1995-05-18 Ici America Inc Airbag igniter and method of manufacture
US5616881A (en) * 1995-05-30 1997-04-01 Morton International, Inc. Inflator socket pin collar for integrated circuit initaitor with integral metal oxide varistor for electro-static discharge protections
US5672841A (en) * 1995-12-15 1997-09-30 Morton International, Inc. Inflator initiator with zener diode electrostatic discharge protection
US5726854A (en) * 1996-10-30 1998-03-10 Tekna Seal, Inc. Voltage arrestor for use with delicate electronic components
US5768083A (en) * 1996-10-30 1998-06-16 Tekna Seal, Inc. Method of suppressing electrostatic energy in glass-to-metal hermetic seal devices
US5821446A (en) * 1997-05-27 1998-10-13 Trw Inc. Inflator for an inflatable vehicle occupant protection device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018020780A (ja) * 2012-05-16 2018-02-08 ティーアールダブリュー・エアバッグ・システムズ・ゲーエムベーハー 点火器、および、インフレータのための点火器を製造する方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0881457A3 (en) 1999-07-28
EP0881457A2 (en) 1998-12-02
KR19980087491A (ko) 1998-12-05
AU6905798A (en) 1998-12-03
BR9801723A (pt) 1999-10-26
CN1201137A (zh) 1998-12-09
IL124667A (en) 2000-08-31
IL124667A0 (en) 1998-12-06
US5920029A (en) 1999-07-06
AR012884A1 (es) 2000-11-22
CA2236725A1 (en) 1998-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0779492B1 (en) Inflator initiator with zener diode electrostatic discharge protector
KR100260978B1 (ko) 정전 방전 차폐용의 일체적인 금속 산화물 배리스터를 구비한 내고압성 기폭장치 및 그 조립방법
US5988069A (en) Electric initiator having a sealing material forming a ceramic to metal seal
JP2700100B2 (ja) イグナイター
JPH10332300A (ja) エアバッグ用着火組立体及びその製造方法
US6289813B1 (en) Electropyrotechnic igniter with enhanced ignition reliability
JPH09317621A (ja) プラズマ点火装置
US2265352A (en) Spark plug
JPH09506965A (ja) 爆薬起爆装置
EP2088653A2 (en) Plasma jet ignition plug
EP1491848B1 (en) Initiator
KR20010071162A (ko) 고 전류 세기용 전기 회로의 분리 장치
US4771209A (en) Spark igniter having precious metal ground electrode inserts
EP3369630A1 (en) Gas generator
CA1144817A (en) Electric igniter including two conductive bodies separated by an insulating body, a connective member and a pyrotechnic charge
US5695215A (en) Fill tube for air bag inflator
US3906273A (en) Two electrode spark gap apparatus
NZ195331A (en) Spark igniter for a jet engine:corrosion resistant rare metal inserts coaxially arranged in annular ground electrode
JP2005069666A (ja) イニシエータ及びガス発生器
JP5567080B2 (ja) 薄型イグナイタおよびその製造方法
CN216487950U (zh) 一种柔性软包熔断器
US6720858B2 (en) Fuse
MXPA98004312A (en) Set and method of ignic
JP4731833B2 (ja) 推進薬を点火する電気点火ユニット
JP2001021226A (ja) 自己燃焼剤加熱器