JPH10332078A - シリンダガイド及びパッキンの給油方法 - Google Patents
シリンダガイド及びパッキンの給油方法Info
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- JPH10332078A JPH10332078A JP15780897A JP15780897A JPH10332078A JP H10332078 A JPH10332078 A JP H10332078A JP 15780897 A JP15780897 A JP 15780897A JP 15780897 A JP15780897 A JP 15780897A JP H10332078 A JPH10332078 A JP H10332078A
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Abstract
の潤滑用給油ポンプを不要とすることの出来る給油方法
を提供する。 【解決手段】ダイクッション8のピストン部24が昇降
し、シリンダ室15及びこれと連通する油室18の内圧
が増減するようにし、油室18とシリンダガイド13を
接続する配管27に第1チェック弁28と、第2パッキ
ン29とを設けるか、配管27Aに第1チェック弁28
Aと第2チェック弁30とを設け、シリンダ室15の内
圧上昇時に第1チェック弁28と第1パッキン14及び
第2パッキン29の間の配管27、または第1チェック
弁28Aと第2チェック弁30の間の配管27Aに流入
した潤滑油を、シリンダ室15の内圧下降時にシリンダ
ガイド13及び第1パッキン14と第2パッキン29に
自動的に給油する。
Description
の周辺装置等で使用する空圧シリンダにおけるシリンダ
ガイド及びパッキンの給油方法に関し、給油ポンプの不
要な構成としたい場合に有効な方法である。
する空圧シリンダにおけるシリンダガイド及びパッキン
への給油は、モータで駆動する給油ポンプから配管を接
続して自動的に行っていた。図2は、実開昭56−14
2898で公知となったプレス機械における一般的な給
油の態様を示したものであるが、空圧シリンダも必要な
場合は、同様な強制潤滑を行っていた。
に立設した軸受け部2には、ラム3の下面に立設した複
数の昇降用コラム4を挿通し、コラム4と軸受け部2と
の嵌合部には、潤滑油を循環ポンプ5でタンク6から汲
み上げて強制供給し、軸受け部2の上端から流出した潤
滑油は、軸受け部2の外周に設けた油受け溝7からタン
ク6に回収するようにしている。
構成は、強制潤滑のための給油ポンプと、これを駆動す
るためのモータ及びその電気配線が必要であり、構造が
複雑となる上に余分の維持経費がかかると言う欠点があ
った。
シリンダのピストンのストロークを利用し、給油ポンプ
の不要となるシリンダガイド及びパッキンの給油方法を
提供することにある。
めに、本発明は、プレス機械及びその周辺装置等で用い
られる空圧シリンダにおけるシリンダガイド及びパッキ
ンの給油方法において、ピストン部の往復動により内圧
の昇降するシリンダ室の下部に隣接し、かつ連通させて
設けた油室と、この油室からシリンダ室のシリンダガイ
ド及び油洩れ防止用第1パッキンに至る配管に、前記油
室の油面より低い位置に対応して設けた第1チェック弁
と、シリンダガイドに対し第1パッキンと反対側に設け
た第2パッキンとを備え、シリンダ室の内圧上昇時に第
1チェック弁と第1パッキン及び第2パッキンとの間に
流入した圧力の上昇した潤滑油を、シリンダ室の内圧下
降時にシリンダガイド及びパッキンに供給する。
途中で第1チェック弁とシリンダガイドとの間に設けた
第2チェック弁を備え、シリンダ室の内圧上昇時に第1
チェック弁と第2チェック弁との間に流入した圧力の上
昇した潤滑油を、シリンダ室の内圧下降時にシリンダガ
イド及びパッキンに供給する。
びパッキンの給油方法の一実施例を、プレス機械に装備
するダイクッションとして、図1に示す。図1は、ダイ
クッション8の要部を縦断した正面図で、中心線A−A
に対し対称に構成されている。クッションパッド9の下
面に気密に固設した複数の上部シリンダ10の内周は、
機体11上面に気密に固節した下部シリンダ12の上端
部外周に固定した円環状のシリンダガイド13の外周部
に昇降自在に嵌合している。シリンダガイド13の下
側、すなわち嵌合部から外気に通ずる側には、シリンダ
ガイド13外周に供給する潤滑油の洩れを防止する第1
パッキン14を設けている。機体11を貫通し下部シリ
ンダ12及び上部シリンダ10のシリンダ室15に連絡
する給気口16には、一定圧力に調整された圧力エアが
供給されている。
ダ12の下に隣接し、かつシリンダ室15に通路17で
連通させた油室18を設けている。油室18の上部に
は、上部シリンダ10及び下部シリンダ12と同心に、
回転自在で、かつ軸方向の移動を規制したウォームホイ
ール19を設け、ウォーム20を外部から回すことによ
り回転駆動出来るようにしている。ウォームホイール1
9の外周と同心の内周には、雌ねじ19Aを設け、これ
に螺合するダンパシリンダ21を設けている。ダンパシ
リンダ21の外周部には、縦溝22を設け、機体11に
固節したストッパ23をこの縦溝22に摺動自在に嵌入
させ、ダンパシリンダ21の軸回りの回転を規制してい
る。従って、ウォームホイール19が回転すると、雌ね
じ19Aと螺合したダンパシリンダ21は、上下方向に
移動する。ウォームホイール19には、通路17と油室
18を連通させる縦穴19Bを設けている。
らなるピストン部24は、中心線B−B上にピストンロ
ッド25を設けている。ピストンロッド25は、上端部
をクッションパッド9に固定され、ダンパシリンダ21
の内周部に嵌挿され、下端部は油室18を下方へ油密に
貫通して伸長し、中間部にはダンパシリンダ21の内周
部下端に対応してダンパピストン26を設けている。ク
ッションパッド9がプレス加工時下降した後、シリンダ
室15の圧力エアにより上昇する時、ダンパシリンダ2
1の内周部下端とダンパピストン26との微小なクリア
ランスに油室18の油が挟まれ、ピストンロッド25を
介してピストン部24を制動し、停止させる。
1実施例を示す。油室18の下部から下部シリンダ12
のシリンダガイド13に至る配管27には、油室18の
油面より出来るだけ下方に対応させて第1チェック弁2
8を設けるとともに、下部シリンダ12には、シリンダ
ガイド13に対し第1パッキン14と反対側に第2パッ
キン29を設ける。ピストン部24がプレス加工時下降
した時、シリンダ室15の内圧が上昇し、油室18内の
潤滑油の圧力も上昇する。この圧力の上昇した潤滑油
は、配管27の第1チェック弁28から第1パッキン1
4及び第2パッキン29の間に流入する。次に、ピスト
ン部24が上昇してシリンダ室15の内圧が下がると、
第1チェック弁28と第1パッキン14及び第2パッキ
ン29の間の圧力の上昇した潤滑油は、シリンダガイド
13と上部シリンダ10との間及び第1パッキン14と
第2パッキン29の潤滑に自動的に供給される。
2実施例を示す。油室18の下部から下部シリンダ12
のシリンダガイド13に至る配管27Aには、油室18
の油面より下方に対応させて第1チェック弁28Aを設
けるとともに、第1チェック弁28Aとシリンダガイド
13までの配管27Aに第2チェック弁30を設け、シ
リンダ室15の内圧上昇時に第1チェック弁28Aと第
2チェック弁30との間の配管27Aに流入した圧力の
上昇した潤滑油を、シリンダ室15の内圧下降時にシリ
ンダガイド13及び第1パッキン14に自動的に供給す
る。
て複数設けてもよい。また、シリンダガイド13の潤滑
に使用する油量が不足する場合には、配管27Aを大径
とすることにより油量を増加出来る。さらに、第1実施
例においても、配管27を大径とすれば油量を増加出来
ることは同様である。
ョン8に用いる縦型で、かつ上部シリンダ10を含むピ
ストン部24を有する空圧シリンダを示したが、上述の
本発明の原理による一般の縦型、または横型の空圧シリ
ンダでも実施出来るので、本発明の実施例以外にもプレ
ス機械の周辺装置等の多くの装置に応用出来ることは言
うまでもない。
によれば、シリンダ室に連通する油室をシリンダ室の下
方に設け、配管にチェック弁やパッキンを設けたので、
ピストン部の往復動を利用してシリンダガイド及びパッ
キンに対する潤滑を自動的に行うことが出来、給油ポン
プが不要となる。また、必要に応じてチェック弁を配管
に増設すれば油室からシリンダガイドまでの高さが大き
くても問題がなく、潤滑用の油量の不足は配管の径の増
大で解決出来る等の効果がある。
ション用空圧シリンダの要部正面図
部シリンダ、11は機体、12は下部シリンダ、13は
シリンダガイド、14は第1パッキン、15はシリンダ
室、16は給気口、17は通路、18は油室、19はウ
ォームホイール、19Aは雌ねじ、19Bは縦穴、20
はウォーム、21はダンパシリンダ、22は縦溝、23
はストッパ、24はピストン部、25はピストンロッ
ド、26はダンパピストン、27、27Aは配管、2
8、28Aは第1チェック弁、29は第2パッキン、3
0は第2チェック弁、である。
Claims (2)
- 【請求項1】プレス機械及びその周辺装置等で用いられ
る空圧シリンダにおけるシリンダガイド及びパッキンの
給油方法において、ピストン部の往復動により内圧の昇
降するシリンダ室の下部に隣接し、かつ連通させて設け
た油室と、この油室から前記シリンダ室のシリンダガイ
ド及び油洩れ防止用第1パッキンに至る配管に、前記油
室の油面より低い位置に対応して設けた第1チェック弁
と、前記シリンダガイドに対し前記第1パッキンと反対
側に設けた第2パッキンとを備え、前記シリンダ室の内
圧上昇時に前記第1チェック弁と前記第1パッキン及び
第2パッキンとの間に流入した圧力の上昇した潤滑油
を、前記シリンダ室の内圧下降時に前記シリンダガイド
及びパッキンに供給することを特徴とするシリンダガイ
ド及びパッキンの給油方法。 - 【請求項2】請求項1において、前記第2パッキンに代
えて、前記配管途中で前記第1チェック弁と前記シリン
ダガイドとの間に設けた第2チェック弁を備え、前記シ
リンダ室の内圧上昇時に前記第1チェック弁と前記第2
チェック弁との間に流入した圧力の上昇した潤滑油を、
前記シリンダ室の内圧下降時に前記シリンダガイド及び
パッキンに供給することを特徴とするシリンダガイド及
びパッキンの給油方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15780897A JP3310198B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | シリンダガイド及びパッキンの給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP15780897A JP3310198B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | シリンダガイド及びパッキンの給油装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10332078A true JPH10332078A (ja) | 1998-12-15 |
JP3310198B2 JP3310198B2 (ja) | 2002-07-29 |
Family
ID=15657748
Family Applications (1)
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JP15780897A Expired - Fee Related JP3310198B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | シリンダガイド及びパッキンの給油装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3310198B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108127966A (zh) * | 2016-12-01 | 2018-06-08 | 菲特压片机械有限公司 | 用于输送润滑或脱模剂至压片机的挤压模具的方法和系统 |
CN111112464A (zh) * | 2019-12-19 | 2020-05-08 | 浙江龙游力辉电子科技有限公司 | 一种用于led灯支架加工的成型模具 |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP15780897A patent/JP3310198B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108127966A (zh) * | 2016-12-01 | 2018-06-08 | 菲特压片机械有限公司 | 用于输送润滑或脱模剂至压片机的挤压模具的方法和系统 |
CN111112464A (zh) * | 2019-12-19 | 2020-05-08 | 浙江龙游力辉电子科技有限公司 | 一种用于led灯支架加工的成型模具 |
CN111112464B (zh) * | 2019-12-19 | 2021-09-03 | 浙江龙游力辉电子科技有限公司 | 一种用于led灯支架加工的成型模具 |
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---|---|
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