JPH10331849A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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Publication number
JPH10331849A
JPH10331849A JP16191297A JP16191297A JPH10331849A JP H10331849 A JPH10331849 A JP H10331849A JP 16191297 A JP16191297 A JP 16191297A JP 16191297 A JP16191297 A JP 16191297A JP H10331849 A JPH10331849 A JP H10331849A
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JP
Japan
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fixed
magnetic
magnetic member
bearing device
shaft
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Application number
JP16191297A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Suzuki
光夫 鈴木
Yukio Itami
幸男 伊丹
Wataru Kashima
亘 鹿島
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は動圧空気と磁気力を使用した超高速回
転を可能とした高信頼性の小型で安価な軸受装置を提供
する。 【解決手段】軸受装置20は、中空回転軸25の中空部
内に挿入された固定軸23が、コアレスの面対向型モー
タ38により中空回転軸25が回転されると発生する空
気の動圧により、中空回転軸25を径方向に回転自在に
支持し、中空回転軸25の上端側に空気溜まり29を形
成する状態で取り付けられたミラー押さえ27と固定軸
23の上端部との双方に永久磁石24、30が相互に相
対向して軸方向に配設されて吸引力が作用する状態で固
定されて、両永久磁石24、30の吸引力で固定軸23
が中空回転軸25を軸方向に浮上支持する。したがっ
て、永久磁石24、30間の組立バラツキ等による偏心
時の中空回転軸25のラジアル方向の吸引力の発生を抑
制し、摩耗粉の発生が低減する。空気溜まり29は、上
下振動減衰用連通穴31により中空回転軸25の外部に
連通され、中空回転軸25の軸方向の振動が減衰され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸受装置に関し、
詳細には、ポリゴンスキャナ等に適用される動圧空気を
利用した軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】20000rpm以上の超高速回転する
ポリゴンスキャナには、一般に、動圧空気を利用した動
圧空気軸受が用いられており、このような動圧空気を利
用した軸受装置としては、従来、例えば、特開平8−2
05467号公報に記載されている空気動圧軸受モータ
がある。この空気動圧軸受モータは、空気の動圧によっ
て固定部材と回転部材とを相対的に回転可能に支承する
空気動圧軸受を有する空気動圧軸受モータにおいて、上
記空気動圧軸受から外気に連通する通路の壁面上に、塵
埃捕捉用の粘着層が被着・形成されている。すなわち、
この空気動圧軸受モータは、具体的には、ラジアル方向
に動圧軸受を用い、アキシャル方向に、永久磁石吸引型
の磁気軸受を構成して、モータ方式として、ラジアル方
向に磁気ギャップを持ち、ステータコアに巻線を施し
た、いわゆるコア付きのアウターロータ型を採用してい
る。
【0003】また、従来、特開平8−4752号公報に
記載されている軸受装置がある。この軸受装置は、回転
軸、この回転軸を回転自在に支持する多孔質焼結含油の
ラジアル軸受と、このラジアル軸受を支持する軸受支持
部と、前記回転軸と前記ラジアル軸受との摺動隙間を潤
すように施される潤滑油とを有する軸受装置において、
摺動隙間の動圧を制圧に保つことを特徴としている。す
なわち、この軸受装置は、ラジアル方向に磁性流体軸受
を用い、アキシャル方向に永久磁石型の磁気軸受を用い
ており、モータ方式として、アキシャル方向に磁気ギャ
ップを持つ、いわゆる面対向型を採用している。
【0004】そして、本出願人は、先に、ポリゴンスキ
ャナ等に適用される軸受装置を提案している(特開平8
−93764号公報参照)。この軸受装置は、回転軸と
固定軸とから構成され、前記回転軸及び前記固定軸の対
向する少なくともいずれか一方の面に動圧発生用の溝を
設けた動圧空気軸受と、前記固定軸に対して前記回転軸
を軸方向に浮上させる浮上手段と、を有する軸受装置に
おいて、磁気軸受マグネットを該磁気軸受マグネットの
熱膨張率よりも大きい固定軸に埋め込んだことを特徴と
している。
【0005】すなわち、この軸受装置は、具体的には、
例えば、図8に示すように、ポリゴンスキャナの軸受装
置1に適用され、ポリゴンスキャナの軸受装置1は、ハ
ウジング2に圧入固着あるいは焼きばめ等の方法で固定
された固定軸3と、固定軸3が挿入された中空回転軸4
と、を備えている。
【0006】中空回転軸4は、軸方向途中に外方(径方
向)に突出した鍔部4aが形成されており、当該鍔部4
aの上面にポリゴンミラー5が載置されている。ポリゴ
ンミラー5は、ミラー押さえ6により中空回転軸4の鍔
部4aに押さえ付けられるとともに、ミラー押さえ6が
ネジ7により中空回転軸4に固定されることにより、中
空回転軸4に固定されている。ミラー押さえ6は、磁石
8を保持しており、マグネットホルダーとしての機能も
有している。この磁石8に対向する上方の位置には、ハ
ウジング2に固定された上ケース9に保持された磁石1
0が所定の微小間隔を開けて配設されており、磁石8に
対向する下方の位置には、固定軸3の上端に固定された
磁石11が所定の微小間隔を開けて配設されている。磁
石10及び磁石11は、それぞれ磁石8に対して相互に
向かい合う面が同極となるように配設されており、磁石
8に対してそれぞれ反発力が作用する。そして、ミラー
押さえ6には、上下振動減衰用連通穴12が形成されて
おり、上限振動減衰用連通穴12は、後述するアキシャ
ル軸受に適切なダンピング特性を持たせている。
【0007】中空回転軸4の鍔部4aの下面であって中
空回転軸4の外周面には、周状に駆動用マグネット13
が取り付けられており、駆動用マグネット13は、中空
回転軸4に対して内周部を嵌合させ、内周部と軸方向上
面を中空回転軸4及び鍔部4aに直接接着等で固着する
ことにより、中空回転軸4に固着されている。上記駆動
用マグネット13は、軽量かつ機械的耐力(引張強度)
の高いアルミ−マンガン系の金属磁石により形成されて
おり、中空回転軸4は、アルミ合金で形成されている。
【0008】上記ポリゴンミラー5、ミラー押さえ6及
び駆動用マグネット13等の取り付けられた中空回転軸
4は、回転体14を構成している。
【0009】そして、上記駆動用マグネット13に対向
する下方の位置に、プリント基板15を挟んでコイル部
16とホール素子17が配設されており、これらプリン
ト基板15、コイル部16及びホール素子17は、ハウ
ジング2に取り付けられている。これら駆動用マグネッ
ト13、プリント基板15、コイル部16、ホール素子
17及び回路基板18の制御回路等により、アキシャル
ギャップ(面対向)型のモータ19が構成されている。
このモータ19は、制御回路(回路基板)18により励
磁切り換えを行うことにより、回転体14を回転させ
る。
【0010】そして、上記ミラー押さえ6には、回転体
14の不釣り合い修正用のバランス修正溝6aが形成さ
れており、駆動用マグネット13には、回転体14の不
釣り合い修正用のバランス修正溝13aが形成されてい
る。バランス修正用溝13aは、駆動用マグネット13
の内周面の一部を周状に切り欠くことにより形成されて
おり、駆動用マグネット13のバランス修正用溝13a
以外の内周面は、中空回転軸4に精度良く嵌合されてい
る。駆動用マグネット13の外周面は、開放されてお
り、面対向型モータの欠点であるイナーシャをできる限
り小さくしている。駆動用マグネット13の軸方向側の
面は、ロータヨークなどが設けられておらず、磁気的に
開放されている。回転体14は、高速回転時に不釣り合
いによる振動を小さくするために、バランス修正溝6
a、13aにより数mg以下の不釣り合い量にバランス
修正されている。
【0011】さらに、固定軸3の外周面には、ヘリング
ボーン溝3a、3bが上下2対形成されており、モータ
19の駆動により回転体14が回転すると、中空回転軸
4と固定軸3の隙間の圧力が高まり、中空回転軸4、固
定軸3及びヘリングボーン溝3a、3bにより動圧空気
を利用したラジアル軸受として機能して、非接触でラジ
アル方向に回転体14を支持する。
【0012】一方、上記ミラー押さえ6に保持された磁
石8、上ケース9に保持された磁石10、固定軸3の上
端に固定された磁石11及びミラー押さえ6に形成され
た上下振動減衰用連通穴12は、磁石10と磁石11が
ミラー押さえ6に保持された磁石8に上下双方から反発
力を付与して、磁石8及び磁石8を保持するミラー押さ
え6を介して回転体14を反発浮上させるアキシャル軸
受として機能して、回転体14を軸方向に非接触で支持
する。
【0013】すなわち、この軸受装置1は、ラジアル方
向に動圧軸受を用い、アキシャル方向に磁石反発型の磁
気軸受を用いており、モータ方式として、アキシャル方
向に磁気ギャップを持った、いわゆる面対向型を採用し
ている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の軸受装置にあっては、ポリゴンスキャナ等の
高速回転の軸受としては、なお、改良の余地があった。
【0015】すなわち、特開平8−205467号公報
記載の空気動圧軸受モータにあっては、モータ方式がコ
ア付きであるため、磁気ギャップのバラツキ等によるラ
ジアル方向の吸引力が発生して、ラジアル動圧軸受部の
接触力が増大し、ラジアル軸受の摩耗を引き起こして、
軸の焼き付きが発生するおそれがあった。
【0016】また、特開平8−4752号公報記載の軸
受装置にあっては、磁気軸受用の磁石が磁性流体軸受の
外径部に配置され、マグネットが大型化して、遠心力破
壊防止用の回転側磁石の外径をホールドする必要があ
り、軸受装置が大型化するという問題があった。また、
アキシャル方向に振動減衰用ダンパーがないため、外乱
振動が印加されると、回転体が上下に大きく変位して、
ポリゴンスキャナの軸受装置に適用すると、光偏向特性
を損なったり、モータ停止時には、軸受を損傷させるお
それがあった。
【0017】さらに、特開平8−93764号公報記載
の軸受装置にあっては、磁気軸受が反発型であるため、
軸受剛性を増大させるためには、反発力を増大させる必
要があるが、反発力を増大させると、斥力の発生も増大
し、ラジアル動圧軸受部の接触力が増大する。その結
果、接触力の増大がラジアル軸受の摩耗を引き起こしか
ねず、改良の余地があった。
【0018】すなわち、図9に示すように、例えば、ミ
ラー押さえ6に保持された磁石8と固定軸3に固定され
た磁石11との間に組立バラツキ等により、偏心量εの
偏心が発生すると、図9中矢印で示す偏心方向に斥力が
発生するが、磁気軸受が反発型であるため、復元力が存
在せず、反発力に応じて斥力の比率が高くなり、反発力
を増大させようとすると、必然的に斥力も増大してしま
う。その結果、ラジアル動圧軸受部の接触力が増大し
て、ラジアル軸受の摩耗を引き起こしかねず、改良の余
地があった。
【0019】そこで、請求項1記載の発明は、軸方向に
中空部を有する回転軸の中空部内に挿入された固定軸
が、コアレスの面対向型モータにより回転軸が回転され
ると発生する空気の動圧により、回転軸を径方向に回転
自在に支持し、回転軸の一端側に回転軸の中空部を閉止
して空気溜まりを形成する状態で取り付けられた保持部
材と、固定軸の当該保持部材側の先端部と、の双方に、
少なくとも一方が永久磁石である磁性部材を、半径方向
のエアギャップを介して相対向して配設して吸引力が作
用する状態で固定して、両磁性部材の吸引力により固定
軸が回転軸を軸方向に浮上支持し、空気溜まりを回転軸
の外部に連通させて回転軸の軸方向の振動を減衰させる
所定の連通穴を形成することにより、磁性部材間の組立
バラツキ等により偏心した際に生じる回転軸のラジアル
方向(半径方向)の吸引力の発生を抑制して、摩耗粉の
発生を低減させるとともに、外乱振動による回転軸の軸
方向の振動を減衰させて、軸受ロックのない、信頼性の
高い小型で高速の軸受装置を提供することを目的として
いる。
【0020】請求項2記載の発明は、保持部材に、回転
軸の中空内に突出する突起部を形成して、当該突起部に
磁性部材を固定し、固定軸に、当該保持部材の突起部の
挿入される凹部を形成して、当該凹部内に突起部に固定
された磁性部材と半径方向のエアギャップを介して対向
する状態で磁性部材を固定することにより、吸引力によ
り回転軸を軸方向に支持する磁性部材部分を固定軸内部
に形成し、より一層小型の軸受装置を提供することを目
的としている。
【0021】請求項3記載の発明は、磁性部材の固定さ
れる固定軸及び保持部材あるいは突起部を、非磁性材料
で形成することにより、磁性部材の磁束が固定軸や保持
部材あるいは突起部に漏れることを防止し、磁性部材間
で効率的に軸方向の吸引力(アキシャル吸引力)を発生
させて、より信頼性が高く、より小型の軸受装置を提供
することを目的としている。
【0022】請求項4記載の発明は、保持部材の磁性部
材を、永久磁石以外の磁性部材で環状あるいは円柱状に
形成し、固定軸の磁性部材を、永久磁石で保持部材の磁
性部材の外周に沿って周対向する状態で環状に形成する
ことにより、保持部材の磁性部材を高精度に加工して、
保持部材の磁性部材と固定軸の磁性部材のギャップ精度
を向上させ、磁性部材間でより効率的に軸方向の吸引力
(アキシャル吸引力)を発生させるとともに、高速回転
時の遠心力による破壊を防止し、より高速で、高温環境
での使用においても、信頼性の高い小型の軸受装置を提
供することを目的としている。
【0023】請求項5記載の発明は、保持部材の磁性部
材と固定軸の磁性部材を、軸方向の長さを略等しく形成
し、少なくとも一方の磁性部材に、軸方向両端部が他方
の磁性部材側に所定量突出した突起部を形成することに
より、磁性部材間の磁束を、突起部に集中させて、漏れ
磁束を減少させ、磁性部材間で効率的に軸方向の吸引力
(アキシャル吸引力)を発生させて、より信頼性が高
く、より小型の軸受装置を提供することを目的としてい
る。
【0024】請求項6記載の発明は、保持部材の磁性部
材と固定軸の磁性部材として、共に軸方向に着磁された
永久磁石を用いるとともに、相互に軸方向の極性が逆極
性となる状態でそれぞれ固定することにより、安価な永
久磁石を使用して、安価で小型の軸受装置を提供するこ
とを目的としている。
【0025】請求項7記載の発明は、保持部材の磁性部
材と固定軸の磁性部材として、共に軸方向と直交する方
向に着磁された永久磁石を用いるとともに、相互に相対
向する面の極性が逆極性となる状態でそれぞれ固定する
ことにより、漏れ磁束をより一層減少させ、より小型
で、より信頼性の高い軸受装置を提供することを目的と
している。
【0026】請求項8記載の発明は、保持部材と磁性部
材との間に、磁性部材を保持部材に接着するのに使用す
る接着剤を滞留保持するニゲ部を形成し、固定軸と磁性
部材との間に、固定軸と磁性部材を接着するのに使用す
る接着剤を滞留保持するニゲ部を形成することにより、
磁性部材間や固定軸と回転軸の間に接着剤が漏れ出すこ
とを防止し、熱膨張の関係で、低温時あるいは高温時に
固定軸外径が膨張して、動圧軸受がロックすることを防
止し、より一層信頼性の高い軸受装置を提供することを
目的としている。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の軸
受装置は、軸方向に中空部を有する回転軸の当該中空部
内に固定軸が挿入され、前記回転軸の一端側に前記中空
部を閉止して所定の空気溜まりを形成する状態で所定の
保持部材が取り付けられ、前記回転軸がコアレスの面対
向型モータにより回転されることにより発生する空気の
動圧により前記固定軸が前記回転軸を径方向に回転自在
に支持する軸受装置であって、前記保持部材と前記固定
軸の当該保持部材側の先端部の双方に、少なくとも一方
が永久磁石である所定の磁性部材が半径方向のエアギャ
ップを介して相対向して配設されて吸引力が作用する状
態で固定され、当該両磁性部材の吸引力により前記固定
軸が前記回転軸を軸方向に浮上支持し、前記空気溜まり
を前記回転軸の外部に連通させて前記回転軸の軸方向の
振動を減衰させる所定の連通穴が形成されていることに
より、上記目的を達成している。
【0028】上記構成によれば、軸方向に中空部を有す
る回転軸の中空部内に挿入された固定軸が、コアレスの
面対向型モータにより回転軸が回転されると発生する空
気の動圧により、回転軸を径方向に回転自在に支持し、
回転軸の一端側に回転軸の中空部を閉止して空気溜まり
を形成する状態で取り付けられた保持部材と、固定軸の
当該保持部材側の先端部と、の双方に、少なくとも一方
が永久磁石である磁性部材を、半径方向のエアギャップ
を介して相対向して配設して吸引力が作用する状態で固
定して、両磁性部材の吸引力により固定軸が回転軸を軸
方向に浮上支持し、空気溜まりを回転軸の外部に連通さ
せて回転軸の軸方向の振動を減衰させる所定の連通穴を
形成しているので、磁性部材間の組立バラツキ等により
偏心した際に生じる回転軸のラジアル方向(径方向)の
吸引力の発生を抑制して、摩耗粉の発生を低減させるこ
とができるとともに、外乱振動による回転軸の軸方向の
振動を減衰させることができ、軸受装置を、軸受ロック
の発生がなく、信頼性が高く、かつ、小型のものとする
ことができる。
【0029】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記保持部材は、前記回転軸の中空内に所定量突
出する突起部を有し、当該突起部に前記磁性部材が固定
され、前記固定軸は、前記保持部材側の先端部に前記磁
性部材の固定された前記保持部材の前記突起部の挿入さ
れる凹部が形成され、当該凹部内に前記突起部に固定さ
れた前記磁性部材と半径方向のエアギャップを介して対
向する状態で前記磁性部材が固定されていてもよい。
【0030】上記構成によれば、保持部材に、回転軸の
中空内に突出する突起部を形成して、当該突起部に磁性
部材を固定し、固定軸に、当該保持部材の突起部の挿入
される凹部を形成して、当該凹部内に突起部に固定され
た磁性部材と半径方向のエアギャップを介して対向する
状態で磁性部材を固定しているので、吸引力により回転
軸を軸方向に支持する磁性部材部分を固定軸内部に形成
することができ、軸受装置をより一層小型のものとする
ことができる。
【0031】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記固定軸は、非磁性材料で形成され、前記保持部
材あるいは前記突起部は、非磁性材料で形成されていて
もよい。
【0032】上記構成によれば、磁性部材の固定される
固定軸及び保持部材あるいは突起部を、非磁性材料で形
成しているので、磁性部材の磁束が固定軸や保持部材あ
るいは突起部に漏れることを防止することができ、磁性
部材間で効率的に軸方向の吸引力(アキシャル吸引力)
を発生させて、軸受装置をより信頼性が高く、より小型
のものとすることができる。
【0033】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記保持部材の前記磁性部材は、永久磁石以外の磁
性材料により環状あるいは円柱状に形成され、前記固定
軸の前記磁性部材は、永久磁石により前記保持部材の前
記磁性部材の外周に沿って周対向する状態で環状に形成
されていてもよい。
【0034】上記構成によれば、保持部材の磁性部材
を、永久磁石以外の磁性部材で環状あるいは円柱状に形
成し、固定軸の磁性部材を、永久磁石で保持部材の磁性
部材の外周に沿って周対向する状態で環状に形成してい
るので、保持部材の磁性部材を高精度に加工して、保持
部材の磁性部材と固定軸の磁性部材のギャップ精度を向
上させ、磁性部材間でより効率的に軸方向の吸引力(ア
キシャル吸引力)を発生させることができるとともに、
高速回転時の遠心力による破壊を防止することができ、
軸受装置をより高速で、高温環境での使用においても、
信頼性の高いものとすることができる。
【0035】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記保持部材の前記磁性部材と前記固定軸の前記磁
性部材は、軸方向の長さが略等しく、少なくとも一方の
前記磁性部材は、軸方向両端部が他方の前記磁性部材側
に所定量突出した突起部が形成されていてもよい。
【0036】上記構成によれば、保持部材の磁性部材と
固定軸の磁性部材を、軸方向の長さを略等しく形成し、
少なくとも一方の磁性部材に、軸方向両端部が他方の磁
性部材側に所定量突出した突起部を形成しているので、
磁性部材間の磁束を、突起部に集中させて、漏れ磁束を
減少させることができ、磁性部材間で効率的に軸方向の
吸引力(アキシャル吸引力)を発生させて、軸受装置を
より信頼性が高く、より小型のものとすることができ
る。
【0037】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記保持部材の前記磁性部材と前記固定軸の前記磁
性部材は、共に軸方向に着磁された永久磁石であり、相
互に軸方向の極性が逆極性となる状態でそれぞれ固定さ
れていてもよい。
【0038】上記構成によれば、保持部材の磁性部材と
固定軸の磁性部材として、共に軸方向に着磁された永久
磁石を用いるとともに、相互に軸方向の極性が逆極性と
なる状態でそれぞれ固定しているので、安価な永久磁石
を使用して、軸受装置を安価で小型のものとすることが
できる。
【0039】また、例えば、請求項7に記載するよう
に、前記保持部材の前記磁性部材と前記固定軸の前記磁
性部材は、共に軸方向と直交する方向に着磁された永久
磁石であり、相互に相対向する面の極性が逆極性となる
状態でそれぞれ固定されていてもよい。
【0040】上記構成によれば、保持部材の磁性部材と
固定軸の磁性部材として、共に軸方向と直交する方向に
着磁された永久磁石を用いるとともに、相互に相対向す
る面の極性が逆極性となる状態でそれぞれ固定している
ので、漏れ磁束をより一層減少させることができ、軸受
装置をより小型で、より信頼性の高いものとすることが
できる。
【0041】さらに、例えば、請求項8に記載するよう
に、前記保持部材の前記磁性部材は、前記保持部材に所
定の接着剤により固定され、当該保持部材と当該磁性部
材との間には、前記接着剤を滞留保持するニゲ部が形成
されており、前記固定軸の前記磁性部材は、前記固定軸
に所定の接着剤により固定され、当該固定軸と当該磁性
部材との間には、前記接着剤を滞留保持するニゲ部が形
成されていてもよい。
【0042】上記構成によれば、保持部材と磁性部材と
の間に、磁性部材を保持部材に接着するのに使用する接
着剤を滞留保持するニゲ部を形成し、固定軸と磁性部材
との間に、固定軸と磁性部材を接着するのに使用する接
着剤を滞留保持するニゲ部を形成しているので、磁性部
材間や固定軸と回転軸の間に接着剤が漏れ出すことを防
止することができ、熱膨張の関係で、低温時あるいは高
温時に固定軸外径が膨張して、動圧軸受がロックするこ
とを防止し、軸受装置をより一層信頼性の高いものとす
ることができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0044】図1〜図4は、本発明の軸受装置の第1の
実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、ポリゴン
スキャナの軸受装置に適用したものである。
【0045】図1は、本発明の軸受装置の第1の実施の
形態を適用したポリゴンスキャナの軸受装置20の正面
断面図である。
【0046】図1において、ポリゴンスキャナの軸受装
置20は、ハウジング21とハウジング21上にネジ固
定された上ケース22により、その外観が形成され、ハ
ウジング21の底部中央部に、固定軸23が圧入固着あ
るいは焼きばめ等の方法で固定されている。
【0047】固定軸23は、図2に示すように、その周
壁部の適切な位置に2対のヘリングボーン溝23a、2
3bが形成されており、固定軸23の上端部中央部は、
略円柱状に凹部23cが形成されている。この凹部23
cの周壁部には、アキシャル方向(軸方向)に所定長さ
を有した環状の永久磁石24が固定されており、永久磁
石24は、例えば、図3に示すように、アキシャル方向
に磁極が向くように固定されている。
【0048】この固定軸23は、中空回転軸25の中空
内に挿入されており、中空回転軸25は、その軸方向途
中に外方(径方向)に突出した鍔部25aが形成されて
いる。この鍔部25aの上面にポリゴンミラー26が載
置されており、ポリゴンミラー26は、ミラー押さえ
(保持部材)27により中空回転軸25の鍔部25aに
押さえられるとともに、ミラー押さえ27がネジ28に
より中空回転軸25に固定されることにより、中空回転
軸25に固定されている。ミラー押さえ27は、中空回
転軸25の上方の中空部を閉止する状態で中空回転軸2
5に取り付けられており、固定軸23の上端とミラー押
さえ27により閉止された中空回転軸25の中空部に空
気溜まり29が形成されている。
【0049】ミラー押さえ27は、図2に示すように、
固定軸23の凹部23c内に進入する突起部27aを備
えており、当該突起部27aの周側壁には、アキシャル
方向(軸方向)に所定長さを有した環状の永久磁石30
が固定されている。永久磁石30は、例えば、図3に示
すように、アキシャル方向に磁極が向くように固定され
ている。
【0050】そして、永久磁石24と永久磁石30と
は、例えば、図3に示すように、所定の微小間隔(エア
ギャップ)を空けて周状に相対向する状態で配設されて
いるとともに、その相対向する磁極が異なる磁極となる
ように配設されており、相互に吸引力が作用する。これ
ら永久磁石24及び永久磁石30としては、例えば、フ
ェライト磁石等の焼石磁石を利用することができる。
【0051】ミラー押さえ27には、空気溜まり29を
中空回転軸25の外部に連通する上下振動減衰用連通穴
31が形成されており、上下振動減衰用連通穴31は、
後述するアキシャル軸受に適切なダンピング特性を持た
せている。このミラー押さえ27、突起部27a及び固
定軸23は、アルミ合金等の非磁性材で形成されてお
り、吸引力を発生する永久磁石24と永久磁石30のギ
ャップ中に磁束漏れが発生することを抑制して、後述す
るアキシャル軸受に効率よくアキシャル吸引力を発生さ
せる。
【0052】中空回転軸25の鍔部25aの下面であっ
て中空回転軸25の外周面には、周状に駆動用マグネッ
ト32が取り付けられており、駆動用マグネット32
は、中空回転軸25に対して内周部を嵌合させ、内周部
と軸方向上面を中空回転軸25及び鍔部25aに直接接
着等で固着することにより、中空回転軸25に固着され
ている。上記駆動用マグネット32は、軽量かつ機械的
耐力(引張強度)の高いアルミ−マンガン系の金属磁石
により形成されており、中空回転軸4は、アルミ合金で
形成されている。
【0053】上記ポリゴンミラー26、ミラー押さえ2
7及び駆動用マグネット32等の取り付けられた中空回
転軸25は、回転体33を構成している。
【0054】再び、図1において、上記駆動用マグネッ
ト32に対向する下方の位置に、プリント基板34を挟
んでコイル部35とホール素子36が配設されており、
これらプリント基板34、コイル部35及びホール素子
36は、ハウジング21に取り付けられている。これら
駆動用マグネット32、プリント基板34、コイル部3
5、ホール素子36及び回路基板37の制御回路等によ
り、アキシャルギャップ(面対向)型のモータ38が構
成されている。このモータ38は、制御回路(回路基
板)37により励磁切り換えを行うことにより、回転体
33を回転させる。
【0055】そして、上記ミラー押さえ27には、回転
体33の不釣り合い修正用のバランス修正溝27bが形
成されており、駆動用マグネット32には、回転体33
の不釣り合い修正用のバランス修正溝32aが形成され
ている。バランス修正溝32aは、駆動用マグネット3
2の内周面の一部を周状に切り欠くことにより形成され
ており、駆動用マグネット32のバランス修正溝32a
以外の内周面は、中空回転軸25に精度良く嵌合されて
いる。駆動用マグネット32の外周面は、開放されてお
り、面対向型モータの欠点であるイナーシャをできる限
り小さくしている。また、駆動用マグネット32の軸方
向面側は、ロータヨークなどが設けられておらず、磁気
的に開放されている。したがって、回転体33は、高速
回転時に不釣り合いによる振動を小さくするために、バ
ランス修正溝27b、32aにより数mg以下の不釣り
合い量にバランス修正されている。
【0056】上記固定軸23の外周面には、上述のよう
に、ヘリングボーン溝23a、23bが形成されている
ため、モータ38の駆動により回転体33が回転する
と、中空回転軸25と固定軸23の隙間の圧力が高ま
り、中空回転軸25、固定軸23及びヘリングボーン溝
23a、23bにより動圧空気を利用したラジアル軸受
として機能して、非接触でラジアル方向(半径方向)に
回転体33を支持する。
【0057】また、上記ミラー押さえ27に固定された
永久磁石30、固定軸23の上端部の凹部23c内に固
定された永久磁石24及びミラー押さえ27に形成され
た上下振動減衰用連通穴31は、ミラー押さえ27の突
起部27aに固定された永久磁石30と固定軸23に固
定された永久磁石24にアキシャル方向の吸引力が発生
して、回転体33を浮上させるアキシャル軸受として機
能して、回転体33を軸方向に非接触で支持する。
【0058】次に、本実施の形態の作用を説明する。ポ
リゴンスキャナの軸受装置20は、ハウジング21に固
定された固定軸23が中空回転軸25に挿入され、固定
軸23の上端部に凹部23cが形成されて、この凹部2
3cの内周壁にアキシャル方向に磁極が向くように永久
磁石30が取り付けられている。中空回転軸25には、
ポリゴンミラー26、ミラー押さえ27及び駆動用マグ
ネット31等が取り付けられ、回転体33を構成してい
る。ミラー押さえ27には、固定軸23の凹部23c内
に進入する突起部27aが設けられており、突起部27
aには、固定軸23の凹部23cの内周壁に取り付けら
れている永久磁石30と対向する位置に、アキシャル方
向に磁極が向くように永久磁石24が取り付けられてい
る。この永久磁石24と永久磁石30とは、相対向する
磁極が同じになるように配設されており、ミラー押さえ
27の突起部27aに固定された永久磁石30と固定軸
23に固定された永久磁石24にアキシャル方向の吸引
力が発生して、ミラー押さえ27に固定された永久磁石
30、固定軸23の上端部の凹部23c内に固定された
永久磁石24及びミラー押さえ27に形成された上下振
動減衰用連通穴31は、回転体33を浮上させるアキシ
ャル軸受として機能して、回転体33を軸方向に非接触
で支持する。
【0059】駆動用マグネット32に対向する下方の位
置に、プリント基板34を挟んでコイル部35とホール
素子36が配設されており、これらプリント基板34、
コイル部35、ホール素子36及び回路基板37の制御
回路等は、アキシャルギャップ(面対向)型のモータ3
8を構成して、制御回路(回路基板)37により励磁切
り換えを行うことにより、回転体33を回転させる。
【0060】上記固定軸23の外周面には、ヘリングボ
ーン溝23a、23bが形成されており、モータ38の
駆動により回転体33が回転すると、中空回転軸25と
固定軸23の隙間の圧力が高まって、中空回転軸25、
固定軸23及びヘリングボーン溝23a、23bが、動
圧空気を利用したラジアル軸受として機能して、非接触
でラジアル方向に回転体33を支持する。
【0061】このように、軸受装置20は、アキシャル
軸受が回転体33を非接触で軸方向に支持し、モータ3
8により回転体33を回転駆動することにより、動圧空
気を利用したラジアル軸受が、非接触で回転体33をラ
ジアル方向に支持する。
【0062】そして、このアキシャル軸受がミラー押さ
え27に固定された永久磁石30と固定軸23の上端部
の凹部23c内に固定された永久磁石24との間に作用
するアキシャル方向の吸引力により、回転体33をアキ
シャル方向に支持しているため、図4に示すように、ミ
ラー押さえ27に固定された永久磁石30と固定軸23
の上端部の凹部23c内に固定された永久磁石24との
間に組立バラツキ等により、偏心量εの偏心が発生する
と、図4中ラジアル吸引力として矢印で示す偏心方向に
斥力が発生するが、永久磁石30と当該永久磁石30の
全周にわたって配設されている永久磁石24の吸引力で
回転体33を浮上させているため、斥力に対向する方向
の吸引力が復元力として作用し、図9に示した反発方式
に比較して、斥力(図4中左方向のラジアル吸引力)が
弱められて、当該斥力であるラジアル方向に働く吸引力
が小さくなる。すなわち、アキシャル吸引力に対するラ
ジアル吸引力の比率を低くすることができる。その結
果、摩耗粉の発生を極力低減させることができ、軸受に
ロックが発生することを防止することができるととも
に、軸受装置20を小型化することができる。
【0063】また、ミラー押さえ27に、空気溜まり2
9と中空回転軸25の外部とを連通する上下振動減衰用
連通穴31が形成され、上下振動減衰用連通穴31によ
りアキシャル軸受に適切なダンピング特性を持たせてい
るので、外乱振動に対して、減衰効果を発揮させること
ができ、より一層軸受ロックを防止して、軸受装置20
の信頼性を向上させることができる。
【0064】さらに、永久磁石30の取り付けられてい
るミラー押さえ27、突起部27a及び永久磁石24の
取り付けられている固定軸23が、上述のように、アル
ミ合金等の非磁性材で形成されているため、吸引力を発
生する永久磁石24と永久磁石30のギャップ中に磁束
漏れが発生することを抑制することができ、アキシャル
軸受に効率よくアキシャル吸引力を発生させることがで
きる。その結果、軸受装置20をより一層小型化するこ
とができる。すなわち、ミラー押さえ27、突起部27
a及び固定軸23を磁性体で構成すると、ミラー押さえ
27及び固定軸23に磁束が漏れ、永久磁石24と永久
磁石30とのギャップ中の磁束が低下してしまうが、非
磁性材で形成することにより、ミラー押さえ27及び固
定軸23に磁束が漏れることを防止し、永久磁石24と
永久磁石30とのギャップ中の磁束が低下することを防
止することができる。
【0065】また、アキシャル軸受に組立バラツキ等に
より、偏心が発生すると、モータ38部分の磁気力が問
題となるが、モータが特開平8−205467号公報に
記載されているようなアウターロータ型のモータである
と、モータ部の偏心による磁気ギャップバラツキ等によ
りラジアル吸引力が発生して、ラジアル接触力として作
用するため、モータ部の外径を大きくする必要がある
が、モータ部の外径が大きくなると、アキシャル軸受の
吸引力も大きくなり、ラジアル接触力が大きくなって、
軸受の信頼性が低下する。ところが、本実施の形態の軸
受装置20は、モータ38を、アキシャルギャップ型
(面対向型)のコアレスモータとしてしているため、モ
ータ部の偏心は、ラジアル接触力が作用せず、信頼性を
向上させつつ、軸受装置20を小型化することができ
る。
【0066】図5は、本発明の軸受装置の第2の実施の
形態を示す図であり、図5は、本発明の軸受装置の第2
の実施の形態を適用した軸受装置40の要部拡大正面図
である。
【0067】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様の軸受装置に適用したものであり、本実施の
形態の説明においては、上記第1の実施の形態の軸受装
置と同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳
細な説明を省略する。
【0068】図5において、軸受装置40は、そのミラ
ー押さえ27の突起部27aの先端部中央部に、環状の
永久磁石41が固定されており、永久磁石41は、その
上端部の外周部に、上方に突出した突起部41aが形成
されている。したがって、永久磁石41の突起部41a
と突起部27aの外周面との間に、環状の溝部42が形
成されている。
【0069】また、固定軸23の上端部中央に形成され
た円柱状の凹部23cの内周壁には、環状の永久磁石2
4が固定されており、この永久磁石24と凹部23cと
の間には、固定軸23の軸方向に長いニゲ溝43が形成
されている。
【0070】本実施の形態の軸受装置40は、永久磁石
41が突起部27aの先端部に接着剤により接着固定さ
れるが、この永久磁石41の突起部27aへの接着固定
時に、接着固定に使用される接着剤が、永久磁石41と
突起部27aとの接着面からはみ出す。このはみ出した
接着剤が永久磁石41の上端部に形成された突起部41
aと突起部27aとの間の環状の溝部42内に入り込
み、永久磁石41の外周側にはみ出すのを防止すること
ができる。
【0071】また、軸受装置40は、固定軸23の上端
中央部の凹部23cの内周壁に、環状の永久磁石24が
接着剤により接着固定されるされるが、この永久磁石2
4の凹部23cへの接着固定時に、接着固定に使用され
る接着剤が、はみ出そうとする。ところが、永久磁石2
4と凹部23cの内周壁との間には、固定軸23の軸方
向のニゲ溝43が形成されているため、余分の接着剤
は、このニゲ溝43内に入り込み、接着剤が永久磁石2
4の外側にはみ出すのを防止することができる。なお、
このニゲ溝43は、固定軸23の凹部23cの内周面に
形成されていてもよいし、永久磁石24に形成されてい
てもよく、さらには、凹部23cと永久磁石24の双方
に形成されていてもよい。
【0072】したがって、永久磁石41の突起部27a
への接着固定に使用した接着剤が、永久磁石41と固定
軸23との間にはみ出したり、永久磁石24の固定軸2
3の凹部23cへの接着固定に使用した接着剤が、永久
磁石24と突起部27aとの間にはみ出すのを防止する
ことができ、熱膨張の関係で、低温時あるいは高温時
に、固定軸23の外径が膨張して動圧軸受がロックする
のを防止することができる。
【0073】図6は、本発明の軸受装置の第3の実施の
形態を示す図であり、図6は、本発明の軸受装置の第3
の実施の形態を適用した軸受装置50の要部拡大正面図
である。
【0074】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様の軸受装置に適用したものであり、本実施の
形態の説明においては、上記第1の実施の形態の軸受装
置と同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳
細な説明を省略する。
【0075】図6において、軸受装置50は、そのミラ
ー押さえ27の突起部27aの先端部中央部に、環状の
永久磁石51が固定されており、永久磁石51は、外周
壁の上下端部に外周方向に突出した突起部51a、51
bがそれぞれ形成されている。したがって、永久磁石5
1は、固定軸23の上端部の凹部23cの内周壁に固定
された環状の永久磁石24とは、所定の微小間隔で配設
されているとともに、当該突起部51a及び突起部51
bと永久磁石24との間隔Gaがさらに微小間隔となっ
ている。その結果、永久磁石24と永久磁石51との間
の磁束は、突起部51aと突起部51bに集中し、永久
磁石24と永久磁束51との間の漏れ磁束が大幅に減少
して、ギャップGa間に働く吸引力を効率よく発生させ
ることができる。したがって、軸受装置50をより一層
小型化することができる。
【0076】なお、上記第3の実施の形態においては、
突起部27aに固定した永久磁石51に突起部51a、
51bを形成しているが、固定軸23の凹部23cに固
定する永久磁石24に突起部を形成してもよい。
【0077】また、上記各実施の形態においては、回転
体33を構成するミラー押さえ27の突起部27aに固
定した永久磁石30、41、51と固定軸23の凹部2
3cに固定した永久磁石24を、図3に示したように、
アキシャル方向(軸方向)に磁極を向けて固定している
が、磁極の向きは、これに限るものではなく、例えば、
図7に示すように、磁極がラジアル方向(半径方向)に
向くように永久磁石29、41、51及び永久磁石24
を固定してもよい。なお、磁極を軸方向とすると、永久
磁石の種類によらず、コスト的に有利であるが、漏れ磁
束が多く、磁気力に対するアキシャル吸引力の発生効率
が低くなる。これに対して、磁極を径方向にする場合に
は、パーミアンスが小さくなるため、永久磁石の種類が
限定されるが、漏れ磁束が少なく、アキシャル吸引力の
発生効率が高い。なお、磁極を径方向とする場合には、
上記理由から永久磁石29、41、51及び永久磁石2
4としては、例えば、プラスチック磁石が適している。
【0078】さらに、上記各実施の形態においては、回
転体33を構成するミラー押さえ27の突起部27aに
永久磁石30、41、51を設け、固定軸23の凹部2
3cに永久磁石24を設けているが、突起部27aと固
定軸23の双方に永久磁石を設けるものに限るものでは
なく、例えば、突起部27aあるいは固定軸23の一方
に永久磁石を固定し、他方側に所定の磁性材料を固定さ
せるようにしてもよい。
【0079】また、上記永久磁石41及び永久磁石51
に形成した突起部41a及び突起部51a、51bは、
上記各実施の形態では、永久磁石41及び永久磁石51
と一体的に永久磁石により形成しているが、永久磁石で
形成するものに限るものではなく、例えば、所定の磁性
部材で形成してもよい。
【0080】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0081】
【発明の効果】請求項1記載の発明の軸受装置によれ
ば、軸方向に中空部を有する回転軸の中空部内に挿入さ
れた固定軸が、コアレスの面対向型モータにより回転軸
が回転されると発生する空気の動圧により、回転軸を径
方向に回転自在に支持し、回転軸の一端側に回転軸の中
空部を閉止して空気溜まりを形成する状態で取り付けら
れた保持部材と、固定軸の当該保持部材側の先端部と、
の双方に、少なくとも一方が永久磁石である磁性部材
を、半径方向のエアギャップを介して相対向して配設し
て吸引力が作用する状態で固定して、両磁性部材の吸引
力により固定軸が回転軸を軸方向に浮上支持し、空気溜
まりを回転軸の外部に連通させて回転軸の軸方向の振動
を減衰させる所定の連通穴を形成しているので、磁性部
材間の組立バラツキ等により偏心した際に生じる回転軸
のラジアル方向の吸引力の発生を抑制して、摩耗粉の発
生を低減させることができるとともに、外乱振動による
回転軸の軸方向の振動を減衰させることができ、軸受装
置を、軸受ロックの発生がなく、信頼性が高く、かつ、
小型のものとすることができる。
【0082】請求項2記載の発明の軸受装置によれば、
保持部材に、回転軸の中空内に突出する突起部を形成し
て、当該突起部に磁性部材を固定し、固定軸に、当該保
持部材の突起部の挿入される凹部を形成して、当該凹部
内に突起部に固定された磁性部材と半径方向のエアギャ
ップを介して対向する状態で磁性部材を固定しているの
で、吸引力により回転軸を軸方向に支持する磁性部材部
分を固定軸内部に形成することができ、軸受装置をより
一層小型のものとすることができる。
【0083】請求項3記載の発明の軸受装置によれば、
磁性部材の固定される固定軸及び保持部材あるいは突起
部を、非磁性材料で形成しているので、磁性部材の磁束
が固定軸や保持部材あるいは突起部に漏れることを防止
することができ、磁性部材間で効率的に軸方向の吸引力
(アキシャル吸引力)を発生させて、軸受装置をより信
頼性が高く、より小型のものとすることができる。
【0084】請求項4記載の発明の軸受装置によれば、
保持部材の磁性部材を、永久磁石以外の磁性部材で環状
あるいは円柱状に形成し、固定軸の磁性部材を、永久磁
石で保持部材の磁性部材の外周に沿って周対向する状態
で環状に形成しているので、保持部材の磁性部材を高精
度に加工して、保持部材の磁性部材と固定軸の磁性部材
のギャップ精度を向上させ、磁性部材間でより効率的に
軸方向の吸引力を発生させることができるとともに、高
速回転時の遠心力による破壊を防止することができ、軸
受装置をより高速で、高温環境での使用においても、信
頼性の高いものとすることができる。
【0085】請求項5記載の発明の軸受装置によれば、
保持部材の磁性部材と固定軸の磁性部材を、軸方向の長
さを略等しく形成し、少なくとも一方の磁性部材に、軸
方向両端部が他方の磁性部材側に所定量突出した突起部
を形成しているので、磁性部材間の磁束を、突起部に集
中させて、漏れ磁束を減少させることができ、磁性部材
間で効率的に軸方向の吸引力を発生させて、軸受装置を
より信頼性が高く、より小型のものとすることができ
る。
【0086】請求項6記載の発明の軸受装置によれば、
保持部材の磁性部材と固定軸の磁性部材として、共に軸
方向に着磁された永久磁石を用いるとともに、相互に軸
方向の極性が逆極性となる状態でそれぞれ固定している
ので、安価な永久磁石を使用して、軸受装置を安価で小
型のものとすることができる。
【0087】請求項7記載の発明の軸受装置によれば、
保持部材の磁性部材と固定軸の磁性部材として、共に軸
方向と直交する方向に着磁された永久磁石を用いるとと
もに、相互に相対向する面の極性が逆極性となる状態で
それぞれ固定しているので、漏れ磁束をより一層減少さ
せることができ、軸受装置をより小型で、より信頼性の
高いものとすることができる。
【0088】請求項8記載の発明の軸受装置によれば、
保持部材と磁性部材との間に、磁性部材を保持部材に接
着するのに使用する接着剤を滞留保持するニゲ部を形成
し、固定軸と磁性部材との間に、固定軸と磁性部材を接
着するのに使用する接着剤を滞留保持するニゲ部を形成
しているので、磁性部材間や固定軸と回転軸の間に接着
剤が漏れ出すことを防止することができ、熱膨張の関係
で、低温時あるいは高温時に固定軸外径が膨張して、動
圧軸受がロックすることを防止し、軸受装置をより一層
信頼性の高いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軸受装置の第1の実施の形態を適用し
た軸受装置の正面断面図。
【図2】図1の軸受装置の要部拡大断面図。
【図3】図1のミラー押さえのヨークの永久磁石と固定
軸の永久磁石の拡大模式図。
【図4】図1のミラー押さえのヨークに固定された永久
磁石と固定軸に固定された永久磁石との間に偏心が発生
した際のラジアル吸引力と復元力の関係を示す模式図。
【図5】本発明の軸受装置の第2の実施の形態を適用し
た軸受装置のミラー押さえのヨークの永久磁石と固定軸
の永久磁石部分の正面拡大断面図。
【図6】本発明の軸受装置の第3の実施の形態を適用し
た軸受装置のミラー押さえのヨークの永久磁石と固定軸
の永久磁石部分の正面拡大断面図。
【図7】図1のミラー押さえのヨークの永久磁石と固定
軸の永久磁石の磁極配列の他の例を示す拡大模式図。
【図8】従来の軸受装置の正面断面図。
【図9】図8のミラー押さえに固定された永久磁石と固
定軸に固定された永久磁石との間に偏心が発生した際の
斥力を示す模式図。
【符号の説明】
20 軸受装置 21 ハウジング 22 上ケース 23 固定軸 23a、23b ヘリングボーン溝 23c 凹部 24 永久磁石 25 中空回転軸 25a 鍔部 26 ポリゴンミラー 27 ミラー押さえ 27a 突起部 27b バランス修正溝 28 ネジ 29 空気溜まり 30 永久磁石 31 上下振動減衰用連通穴 32 駆動用マグネット 32a バランス修正溝 33 回転体 34 プリント基板 35 コイル部 36 ホール素子 37 回路基板 38 モータ 40 軸受装置 41 永久磁石 41a 突起部 42 溝部 43 ニゲ溝 50 軸受装置 51 永久磁石 51a、51b 突起部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に中空部を有する回転軸の当該中空
    部内に固定軸が挿入され、前記回転軸の一端側に前記中
    空部を閉止して所定の空気溜まりを形成する状態で所定
    の保持部材が取り付けられ、前記回転軸がコアレスの面
    対向型モータにより回転されることにより発生する空気
    の動圧により前記固定軸が前記回転軸を径方向に回転自
    在に支持する軸受装置であって、前記保持部材と前記固
    定軸の当該保持部材側の先端部の双方に、少なくとも一
    方が永久磁石である所定の磁性部材が半径方向のエアギ
    ャップを介して相対向して配設されて吸引力が作用する
    状態で固定され、当該両磁性部材の吸引力により前記固
    定軸が前記回転軸を軸方向に浮上支持し、前記空気溜ま
    りを前記回転軸の外部に連通させて前記回転軸の軸方向
    の振動を減衰させる所定の連通穴が形成されていること
    を特徴とする軸受装置。
  2. 【請求項2】前記保持部材は、前記回転軸の中空内に所
    定量突出する突起部を有し、当該突起部に前記磁性部材
    が固定され、前記固定軸は、前記保持部材側の先端部に
    前記磁性部材の固定された前記保持部材の前記突起部の
    挿入される凹部が形成され、当該凹部内に前記突起部に
    固定された前記磁性部材と半径方向のエアギャップを介
    して対向する状態で前記磁性部材が固定されていること
    を特徴とする請求項1記載の軸受装置。
  3. 【請求項3】前記固定軸は、非磁性材料で形成され、前
    記保持部材あるいは前記突起部は、非磁性材料で形成さ
    れていることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の軸受装置。
  4. 【請求項4】前記保持部材の前記磁性部材は、永久磁石
    以外の磁性材料により環状あるいは円柱状に形成され、
    前記固定軸の前記磁性部材は、永久磁石により前記保持
    部材の前記磁性部材の外周に沿って周対向する状態で環
    状に形成されていることを特徴とする請求項2または請
    求項3記載の軸受装置。
  5. 【請求項5】前記保持部材の前記磁性部材と前記固定軸
    の前記磁性部材は、軸方向の長さが略等しく、少なくと
    も一方の前記磁性部材は、軸方向両端部が他方の前記磁
    性部材側に所定量突出した突起部が形成されていること
    を特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の
    軸受装置。
  6. 【請求項6】前記保持部材の前記磁性部材と前記固定軸
    の前記磁性部材は、共に軸方向に着磁された永久磁石で
    あり、相互に軸方向の極性が逆極性となる状態でそれぞ
    れ固定されていることを特徴とする請求項1から請求項
    5のいずれかに記載の軸受装置。
  7. 【請求項7】前記保持部材の前記磁性部材と前記固定軸
    の前記磁性部材は、共に軸方向と直交する方向に着磁さ
    れた永久磁石であり、相互に相対向する面の極性が逆極
    性となる状態でそれぞれ固定されていることを特徴とす
    る請求項1から請求項5のいずれかに記載の軸受装置。
  8. 【請求項8】前記保持部材の前記磁性部材は、前記保持
    部材に所定の接着剤により固定され、当該保持部材と当
    該磁性部材との間には、前記接着剤を滞留保持するニゲ
    部が形成されており、前記固定軸の前記磁性部材は、前
    記固定軸に所定の接着剤により固定され、当該固定軸と
    当該磁性部材との間には、前記接着剤を滞留保持するニ
    ゲ部が形成されていることを特徴とする請求項1から請
    求項7のいずれかに記載の軸受装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012527590A (ja) * 2009-05-20 2012-11-08 ロールスロイス マリン アクティーゼルスカブ 船舶用プロペラユニットの支持体
US9592897B2 (en) 2009-05-20 2017-03-14 Rolls-Royce Marine As Support of propeller unit for a vessel

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