JPH10330613A - 溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹脂 - Google Patents
溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹脂Info
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- JPH10330613A JPH10330613A JP14137097A JP14137097A JPH10330613A JP H10330613 A JPH10330613 A JP H10330613A JP 14137097 A JP14137097 A JP 14137097A JP 14137097 A JP14137097 A JP 14137097A JP H10330613 A JPH10330613 A JP H10330613A
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- polyamide resin
- fiber reinforced
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- reinforced polyamide
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複雑形状を有する部材の溶着加工することに
あたり、優れた機械的強度、耐熱性に加えて高い溶着部
強度を有する成形品が得られるガラス繊維強化ポリアミ
ド樹脂を提供することを目的とする。 【解決手段】 下記条件を満足する(A)ポリアミド樹
脂と(B)ガラス繊維からなるガラス繊維強化ポリアミ
ド樹脂であって、該ガラス繊維強化ポリアミド樹脂の破
壊靱性値(K1cともいう:ASTM−D5045にし
たがい測定)が15〜50Kg/mm3/2であることを
特徴とする溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹脂とその
成形品。 但し、 (A)+(B)=100重量部 40重量部≦(A)≦90重量部 10重量部≦(B)≦60重量部
あたり、優れた機械的強度、耐熱性に加えて高い溶着部
強度を有する成形品が得られるガラス繊維強化ポリアミ
ド樹脂を提供することを目的とする。 【解決手段】 下記条件を満足する(A)ポリアミド樹
脂と(B)ガラス繊維からなるガラス繊維強化ポリアミ
ド樹脂であって、該ガラス繊維強化ポリアミド樹脂の破
壊靱性値(K1cともいう:ASTM−D5045にし
たがい測定)が15〜50Kg/mm3/2であることを
特徴とする溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹脂とその
成形品。 但し、 (A)+(B)=100重量部 40重量部≦(A)≦90重量部 10重量部≦(B)≦60重量部
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス繊維強化ポ
リアミド樹脂に関するものであり、更に詳しくは、高い
溶着部強度を有する成形品が得られるガラス繊維強化ポ
リアミド樹脂に関するものである。
リアミド樹脂に関するものであり、更に詳しくは、高い
溶着部強度を有する成形品が得られるガラス繊維強化ポ
リアミド樹脂に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラス繊維強化ポリアミド樹脂は優れた
機械的強度、耐熱性、耐薬品性などの特徴を有するエン
ジニアリング樹脂として有用であり、幅広い分野に使用
されている。特に最近は、燃費向上の為の軽量化、コス
ト低減、組立工程合理化の観点から、従来金属が使用さ
れている自動車部品をガラス繊維強化ポリアミド樹脂に
変える動きが顕著である。
機械的強度、耐熱性、耐薬品性などの特徴を有するエン
ジニアリング樹脂として有用であり、幅広い分野に使用
されている。特に最近は、燃費向上の為の軽量化、コス
ト低減、組立工程合理化の観点から、従来金属が使用さ
れている自動車部品をガラス繊維強化ポリアミド樹脂に
変える動きが顕著である。
【0003】しかしながら、従来、金属が使用されてい
る部品をプラスチックに代替するためには、これまでの
用途以上に材料としての信頼性が要求されている。特に
ガラス繊維強化ポリアミド樹脂はその機械的特性、耐熱
性の観点から自動車のエンジンルーム内のアンダーフー
ド部品材料としての用途に用いられるが、中空部、アン
ダーカット等を有する部品、特にインテークマニホール
ド、サージタンク等の複雑な形状のエンジン吸気系部品
に用いるに際しては、溶融中子成形方法により成形され
た部品としていた。当該成形方法で得られた樹脂製部品
は、通常の射出成形工程の他に溶融中子成形、溶融除
去、回収といった複雑な工程を経て得られるため、コス
トが高いという問題があり、この為、これに代わる複雑
部品の部品製造方法として、2個以上の成形品を成形後
これらの成形品を振動溶着し、一体化して部品とする溶
着方法が注目されている。
る部品をプラスチックに代替するためには、これまでの
用途以上に材料としての信頼性が要求されている。特に
ガラス繊維強化ポリアミド樹脂はその機械的特性、耐熱
性の観点から自動車のエンジンルーム内のアンダーフー
ド部品材料としての用途に用いられるが、中空部、アン
ダーカット等を有する部品、特にインテークマニホール
ド、サージタンク等の複雑な形状のエンジン吸気系部品
に用いるに際しては、溶融中子成形方法により成形され
た部品としていた。当該成形方法で得られた樹脂製部品
は、通常の射出成形工程の他に溶融中子成形、溶融除
去、回収といった複雑な工程を経て得られるため、コス
トが高いという問題があり、この為、これに代わる複雑
部品の部品製造方法として、2個以上の成形品を成形後
これらの成形品を振動溶着し、一体化して部品とする溶
着方法が注目されている。
【0004】溶着方法によってガラス繊維強化ポリアミ
ド樹脂を用いて複雑な形状の自動車部品を得るに際し、
例えば、自動車のインテークマニホールドを樹脂化する
際、振動溶着によって部品化されている(例えば、特開
平8−294970号公報、特開平8−281804号
公報)が、エンジンのバックファイヤーなどによって内
圧が増大したとき、溶着部の強度が低いため得られた部
品が溶着部から選択的に割れる恐れがあった。
ド樹脂を用いて複雑な形状の自動車部品を得るに際し、
例えば、自動車のインテークマニホールドを樹脂化する
際、振動溶着によって部品化されている(例えば、特開
平8−294970号公報、特開平8−281804号
公報)が、エンジンのバックファイヤーなどによって内
圧が増大したとき、溶着部の強度が低いため得られた部
品が溶着部から選択的に割れる恐れがあった。
【0005】上記欠点を回避する為に、溶着部を部品の
強度上重要でないところに持って行く工夫や、溶着部の
肉厚を他の部位より厚くする工夫が従来行われてきた
が、樹脂部品の用途や形状によっては上記対策では対応
できない場合があり、その用途が著しく制約され、溶着
部強度の著しく高い溶着成形品が得られるガラス繊維強
化ポリアミド樹脂が強く渇望されていた。
強度上重要でないところに持って行く工夫や、溶着部の
肉厚を他の部位より厚くする工夫が従来行われてきた
が、樹脂部品の用途や形状によっては上記対策では対応
できない場合があり、その用途が著しく制約され、溶着
部強度の著しく高い溶着成形品が得られるガラス繊維強
化ポリアミド樹脂が強く渇望されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点がなく、優れた機械的強度、耐熱性に加えて、
高い溶着部強度を有する成形品が得られるガラス繊維強
化ポリアミド樹脂を提供することを目的とする。
な問題点がなく、優れた機械的強度、耐熱性に加えて、
高い溶着部強度を有する成形品が得られるガラス繊維強
化ポリアミド樹脂を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、溶着部強
度の著しく改良された成形品を与えてくれるガラス繊維
強化ポリアミド樹脂を得るべく検討した結果、破壊靱性
値が特定の範囲にあるガラス繊維強化ポリアミド樹脂が
上記目的を効果的に達成できることを見いだし、この知
見に基づき本発明に到達したものである。
度の著しく改良された成形品を与えてくれるガラス繊維
強化ポリアミド樹脂を得るべく検討した結果、破壊靱性
値が特定の範囲にあるガラス繊維強化ポリアミド樹脂が
上記目的を効果的に達成できることを見いだし、この知
見に基づき本発明に到達したものである。
【0008】すなわち、本発明は、下記条件を満足する
(A)ポリアミド樹脂と(B)ガラス繊維からなるガラ
ス繊維強化ポリアミド樹脂であって、該ガラス繊維強化
ポリアミド樹脂ペレットの破壊靱性値が15〜50Kg
/mm3/2であることを特徴とする溶着用ガラス繊維強
化ポリアミド樹脂であり、 但し、 (A)+(B)=100重量部 40重量部≦(A)≦90重量部 10重量部≦(B)≦60重量部 また、上記(B)ガラス繊維が、数平均繊維径5〜25
μm、重量平均繊維長さ250〜450μmであること
を特徴とする溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹脂であ
り、さらに、上記の溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹
脂からなる成形品であって、少なくとも2個の成形品が
溶着されてなる中空体成形品である。
(A)ポリアミド樹脂と(B)ガラス繊維からなるガラ
ス繊維強化ポリアミド樹脂であって、該ガラス繊維強化
ポリアミド樹脂ペレットの破壊靱性値が15〜50Kg
/mm3/2であることを特徴とする溶着用ガラス繊維強
化ポリアミド樹脂であり、 但し、 (A)+(B)=100重量部 40重量部≦(A)≦90重量部 10重量部≦(B)≦60重量部 また、上記(B)ガラス繊維が、数平均繊維径5〜25
μm、重量平均繊維長さ250〜450μmであること
を特徴とする溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹脂であ
り、さらに、上記の溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹
脂からなる成形品であって、少なくとも2個の成形品が
溶着されてなる中空体成形品である。
【0009】ところで破壊靱性値(以下「K1c」とも
いう:ASTM D5045に従い測定)が15〜50
Kg/mm3/2であるガラス繊維強化ポリアミド樹脂か
ら得られた成形品の一般部の強度は、破壊靱性値がこの
範囲より低いガラス繊維強化ポリアミド樹脂から得られ
た成形品のそれと大きな違いは認められない。しかしな
がら、驚くべきことに、本発明者らは図1に例示した如
く、本発明のガラス繊維強化ポリアミド樹脂を成形して
得た少なくとも2個の成形品を振動溶着したときにのみ
溶着部の強度が著しく向上することを見いだした。この
ような顕著な効果は従来全く予想し得なかったことであ
る。
いう:ASTM D5045に従い測定)が15〜50
Kg/mm3/2であるガラス繊維強化ポリアミド樹脂か
ら得られた成形品の一般部の強度は、破壊靱性値がこの
範囲より低いガラス繊維強化ポリアミド樹脂から得られ
た成形品のそれと大きな違いは認められない。しかしな
がら、驚くべきことに、本発明者らは図1に例示した如
く、本発明のガラス繊維強化ポリアミド樹脂を成形して
得た少なくとも2個の成形品を振動溶着したときにのみ
溶着部の強度が著しく向上することを見いだした。この
ような顕著な効果は従来全く予想し得なかったことであ
る。
【0010】以下に本発明を詳しく説明する。本発明の
ポリアミド樹脂(A)としては、ジアミンとジカルボン
酸との重縮合で得られるポリアミド樹脂、ラクタムの開
環重合で得られるポリアミド樹脂、ω−アミノカルボン
酸の自己重縮合で得られるポリアミド樹脂、またこれら
の共重合体ポリアミド樹脂、及びこれらのブレンド物が
挙げられる。
ポリアミド樹脂(A)としては、ジアミンとジカルボン
酸との重縮合で得られるポリアミド樹脂、ラクタムの開
環重合で得られるポリアミド樹脂、ω−アミノカルボン
酸の自己重縮合で得られるポリアミド樹脂、またこれら
の共重合体ポリアミド樹脂、及びこれらのブレンド物が
挙げられる。
【0011】具体的にはジアミンとジカルボン酸との重
縮合で得られるポリアミド樹脂としてはナイロン66、
ナイロン610、ナイロン612、ナイロン46、ナイ
ロン1212、ラクタムの開環重合で得られるポリアミ
ド樹脂としてはナイロン6、ナイロン12が挙げられ、
ω−アミノカルボン酸の自己重縮合で得られるポリアミ
ド樹脂としてはナイロン11、また共重合体ポリアミド
樹脂としてはナイロン6/66、ナイロン66/61
0、ナイロン66/612、ナイロン66/6T(Tは
テレフタル酸成分)、ナイロン66/6I(Iはイソフ
タル酸成分)、ナイロン6T/6I等が挙げられ、ブレ
ンド物からなるポリアミド樹脂としてはナイロン6/ナ
イロン66、ナイロン66/ナイロン612、ナイロン
66/ナイロン610、ナイロン66/ナイロン6I、
ナイロン66/ナイロン6Tなどが挙げられる。
縮合で得られるポリアミド樹脂としてはナイロン66、
ナイロン610、ナイロン612、ナイロン46、ナイ
ロン1212、ラクタムの開環重合で得られるポリアミ
ド樹脂としてはナイロン6、ナイロン12が挙げられ、
ω−アミノカルボン酸の自己重縮合で得られるポリアミ
ド樹脂としてはナイロン11、また共重合体ポリアミド
樹脂としてはナイロン6/66、ナイロン66/61
0、ナイロン66/612、ナイロン66/6T(Tは
テレフタル酸成分)、ナイロン66/6I(Iはイソフ
タル酸成分)、ナイロン6T/6I等が挙げられ、ブレ
ンド物からなるポリアミド樹脂としてはナイロン6/ナ
イロン66、ナイロン66/ナイロン612、ナイロン
66/ナイロン610、ナイロン66/ナイロン6I、
ナイロン66/ナイロン6Tなどが挙げられる。
【0012】特に耐熱性、機械的特性の点でアジピン酸
とヘキサメチレンジアミンの等モル塩(以下、AH塩と
もいう)を重縮合して得られるナイロン66、εカプロ
ラクタムを単独で重縮合して得られるナイロン6、AH
塩とεカプロラクタムを共重合して得られるナイロン6
/66、イソフタル酸とヘキサメチレンジアミンの等モ
ル塩とAH塩を共重合して得られるナイロン66/6I
が好ましい。これらのポリアミド樹脂は溶融重合、界面
重合、溶液重合、塊状重合、固相重合、ベント式押出機
による溶融重合などの重合方法によって得られる。これ
らの方法には特に限定されない。
とヘキサメチレンジアミンの等モル塩(以下、AH塩と
もいう)を重縮合して得られるナイロン66、εカプロ
ラクタムを単独で重縮合して得られるナイロン6、AH
塩とεカプロラクタムを共重合して得られるナイロン6
/66、イソフタル酸とヘキサメチレンジアミンの等モ
ル塩とAH塩を共重合して得られるナイロン66/6I
が好ましい。これらのポリアミド樹脂は溶融重合、界面
重合、溶液重合、塊状重合、固相重合、ベント式押出機
による溶融重合などの重合方法によって得られる。これ
らの方法には特に限定されない。
【0013】本発明の溶着用ガラス繊維強化ポリアミド
樹脂100重量部中に於けるポリアミド樹脂(A)の量
は、40重量部〜90重量部必要である。40重量部未
満では溶着部強度が低下し、また90重量部を超えると
機械的改良効果が失われる。好ましい配合量は、55重
量部〜85重量部である。本発明に用いるガラス繊維
(B)は通常ポリアミド樹脂に用いられるものであっ
て、特に制限はない。溶着用ガラス繊維強化ポリアミド
樹脂中のガラス繊維としては、重量平均繊維長さ(以下
「L」ともいい、測定繊維の累積長を測定繊維の累積重
量で割った値)が5μm以上、数平均繊維径(以下
「D」ともいい、測定繊維の累積径を測定繊維の累積本
数で割った値)が0.2μm以上のもので、LとDの比
(以下「L/D」ともいう)が1以上のものである。特
に、重量平均繊維長さ10〜500μm、数平均繊維径
が5〜25μmの場合に溶着部強度が更に高くなる。ま
たガラス繊維長さは成形品の反り変形性や溶着時のバリ
の発生状態に影響するため、短い方が好ましいが、成形
品物性を考慮すると特に好ましいのは重量平均繊維長さ
250〜450μm、L/D10〜40の範囲のもので
ある。
樹脂100重量部中に於けるポリアミド樹脂(A)の量
は、40重量部〜90重量部必要である。40重量部未
満では溶着部強度が低下し、また90重量部を超えると
機械的改良効果が失われる。好ましい配合量は、55重
量部〜85重量部である。本発明に用いるガラス繊維
(B)は通常ポリアミド樹脂に用いられるものであっ
て、特に制限はない。溶着用ガラス繊維強化ポリアミド
樹脂中のガラス繊維としては、重量平均繊維長さ(以下
「L」ともいい、測定繊維の累積長を測定繊維の累積重
量で割った値)が5μm以上、数平均繊維径(以下
「D」ともいい、測定繊維の累積径を測定繊維の累積本
数で割った値)が0.2μm以上のもので、LとDの比
(以下「L/D」ともいう)が1以上のものである。特
に、重量平均繊維長さ10〜500μm、数平均繊維径
が5〜25μmの場合に溶着部強度が更に高くなる。ま
たガラス繊維長さは成形品の反り変形性や溶着時のバリ
の発生状態に影響するため、短い方が好ましいが、成形
品物性を考慮すると特に好ましいのは重量平均繊維長さ
250〜450μm、L/D10〜40の範囲のもので
ある。
【0014】ガラス繊維(B)の配合量は、溶着用ガラ
ス繊維強化ポリアミド樹脂100重量部中、10重量部
〜60重量部必要である。10重量部未満では機械的強
度への改良効果がなく、60重量部を越えるとかえって
溶着部強度を低下させる。特に好ましい配合量は15重
量部〜45重量部である。本発明に於いてはポリアミド
樹脂(A)とガラス繊維(B)から構成されたガラス繊
維強化ポリアミド樹脂の破壊靱性値が15〜50Kg/
mm3/2の範囲であることが必要である。
ス繊維強化ポリアミド樹脂100重量部中、10重量部
〜60重量部必要である。10重量部未満では機械的強
度への改良効果がなく、60重量部を越えるとかえって
溶着部強度を低下させる。特に好ましい配合量は15重
量部〜45重量部である。本発明に於いてはポリアミド
樹脂(A)とガラス繊維(B)から構成されたガラス繊
維強化ポリアミド樹脂の破壊靱性値が15〜50Kg/
mm3/2の範囲であることが必要である。
【0015】ここでいう破壊靱性値とは、ガラス繊維強
化ポリアミド樹脂をASTM−D5045記載のコンパ
クトテンション形状テストピースに成形して低速変形可
能なインストロン型試験機を用いて測定し、得られるK
1cの値を破壊靱性値という(測定法後述)。K1cが
15Kg/mm3/2未満では、高い溶着部強度が得られ
ず、またK1cが50Kg/mm3/2を越えると改善効
果がほとんどなく逆に他の物性を損ない、生産性が困難
になるために好ましくない。好ましくはK1cが18〜
30Kg/mm3/2の範囲である。
化ポリアミド樹脂をASTM−D5045記載のコンパ
クトテンション形状テストピースに成形して低速変形可
能なインストロン型試験機を用いて測定し、得られるK
1cの値を破壊靱性値という(測定法後述)。K1cが
15Kg/mm3/2未満では、高い溶着部強度が得られ
ず、またK1cが50Kg/mm3/2を越えると改善効
果がほとんどなく逆に他の物性を損ない、生産性が困難
になるために好ましくない。好ましくはK1cが18〜
30Kg/mm3/2の範囲である。
【0016】更に、本発明のガラス繊維強化ポリアミド
樹脂には、必要に応じて、耐熱剤であるヨウ化銅、臭化
第一銅、臭化第二銅、塩化第一銅、酢酸銅、プロピオン
酸銅、安息香酸銅、アジピン酸銅、テレフタル酸銅、イ
ソフタル酸銅等の銅化合物、キレート剤に配位した銅錯
塩銅等、耐熱剤改良剤としても作用するヨウ化カリウ
ム、臭化カリウム、塩化カリウム、塩化ナトリウムなど
のハロゲン化アルカリ、無機フィラー、リン化合物など
の酸化劣化防止剤、可塑剤、核剤、滑剤、離形剤、帯電
防止剤、顔料、染料等の着色剤などを本発明の目的を損
なわない範囲で添加することができる。
樹脂には、必要に応じて、耐熱剤であるヨウ化銅、臭化
第一銅、臭化第二銅、塩化第一銅、酢酸銅、プロピオン
酸銅、安息香酸銅、アジピン酸銅、テレフタル酸銅、イ
ソフタル酸銅等の銅化合物、キレート剤に配位した銅錯
塩銅等、耐熱剤改良剤としても作用するヨウ化カリウ
ム、臭化カリウム、塩化カリウム、塩化ナトリウムなど
のハロゲン化アルカリ、無機フィラー、リン化合物など
の酸化劣化防止剤、可塑剤、核剤、滑剤、離形剤、帯電
防止剤、顔料、染料等の着色剤などを本発明の目的を損
なわない範囲で添加することができる。
【0017】本発明の破壊靱性値が高いガラス繊維強化
ポリアミド樹脂を得る方法は特に限定なく、あらかじめ
重合時に破壊靱性値を高めたポリアミド樹脂(A)とガ
ラス繊維(B)を押出機を用いて同時に溶融混練して得
る方法、ガラス繊維強化ポリアミド樹脂ペレットを固相
重合して得る方法、ポリアミド(A)の種類が異なるガ
ラス繊維強化ポリアミド樹脂ペレットを二種類以上ブレ
ンドして得る方法が挙げられるが、本発明で規定した破
壊靱性値範囲を維持する方法であればどのような方法で
もよい。
ポリアミド樹脂を得る方法は特に限定なく、あらかじめ
重合時に破壊靱性値を高めたポリアミド樹脂(A)とガ
ラス繊維(B)を押出機を用いて同時に溶融混練して得
る方法、ガラス繊維強化ポリアミド樹脂ペレットを固相
重合して得る方法、ポリアミド(A)の種類が異なるガ
ラス繊維強化ポリアミド樹脂ペレットを二種類以上ブレ
ンドして得る方法が挙げられるが、本発明で規定した破
壊靱性値範囲を維持する方法であればどのような方法で
もよい。
【0018】本発明のガラス繊維強化ポリアミド樹脂
は、射出成形、押出し成形、ブロー成形などの公知の成
形方法によって各種成形品に成形される。特に本発明の
ガラス繊維強化ポリアミド樹脂から得られた複数の成形
品を振動溶着、超音波溶着等の溶着法で溶着して一体化
した部品、例えばインテークマニホールド、サージタン
ク、オイルタンク、キャニスター、各種シリンダー等の
自動車アンダー部品は溶着部の溶着部強度が高く、非常
に信頼性の高い部品となる。
は、射出成形、押出し成形、ブロー成形などの公知の成
形方法によって各種成形品に成形される。特に本発明の
ガラス繊維強化ポリアミド樹脂から得られた複数の成形
品を振動溶着、超音波溶着等の溶着法で溶着して一体化
した部品、例えばインテークマニホールド、サージタン
ク、オイルタンク、キャニスター、各種シリンダー等の
自動車アンダー部品は溶着部の溶着部強度が高く、非常
に信頼性の高い部品となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、実施例、比較例により本
発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれに限定され
るものでない。なお、測定方法は次の通りである。 (1)破壊靱性値(K1c):射出成形機(東芝機械社
製:IS150E)を用い、シリンダー温度290℃、
金型温度80℃で、長さ114mm×幅33mm×厚み
10mmの平板を成形し、この平板からASTM−D5
045規格に記載のコンパクトテンション形状に切削し
て図2に示すテストピースを得た。このテストピースは
5mm径の孔2ケをもち、その孔の中心間隔は11mm
である。得られたテストピースをASTM−D5045
規格に従い、インストロン型試験機(東洋ボールドウィ
ン社製:テンシロンUTM)を用いて上記2ケの孔間に
治具をさしこみ、くさび型の切れ込みを開くように引張
り、得られるK1cの値を破壊靱性値とした。
発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれに限定され
るものでない。なお、測定方法は次の通りである。 (1)破壊靱性値(K1c):射出成形機(東芝機械社
製:IS150E)を用い、シリンダー温度290℃、
金型温度80℃で、長さ114mm×幅33mm×厚み
10mmの平板を成形し、この平板からASTM−D5
045規格に記載のコンパクトテンション形状に切削し
て図2に示すテストピースを得た。このテストピースは
5mm径の孔2ケをもち、その孔の中心間隔は11mm
である。得られたテストピースをASTM−D5045
規格に従い、インストロン型試験機(東洋ボールドウィ
ン社製:テンシロンUTM)を用いて上記2ケの孔間に
治具をさしこみ、くさび型の切れ込みを開くように引張
り、得られるK1cの値を破壊靱性値とした。
【0020】(2)溶着部強度:射出成形機(東芝機械
社製:IS150E)を用い、シリンダー温度290
℃、金型温度80℃で、長さ114mm×幅33mm×
厚み3mmと長さ114mm×幅33mm×厚み10m
mの厚みの異なる2種の平板を成形した。得られた平板
を振動溶着機(ブランソン社製:VIBRATIONー
WELDER,Model2800)を用いて、周波数
240Hz、圧力6.4MPa、振幅1.7mm、溶け
代2mmの条件下で図3に示す様に平板の厚み方向(a
方向)に振動溶着加工して溶着部(b)を有する平板を
得た。
社製:IS150E)を用い、シリンダー温度290
℃、金型温度80℃で、長さ114mm×幅33mm×
厚み3mmと長さ114mm×幅33mm×厚み10m
mの厚みの異なる2種の平板を成形した。得られた平板
を振動溶着機(ブランソン社製:VIBRATIONー
WELDER,Model2800)を用いて、周波数
240Hz、圧力6.4MPa、振幅1.7mm、溶け
代2mmの条件下で図3に示す様に平板の厚み方向(a
方向)に振動溶着加工して溶着部(b)を有する平板を
得た。
【0021】得られた平板を長さ方向に5mm間隔で切
り出し、図4に示す試験片(長さ64mm、溶着部断面
積15mm2 )を得た後、つかみ間隔30mm、引張り
速度5mm/secで引張り試験を実施し、破断時の引
張り強度を求め溶着部強度とした。 (3)一般部引張り強度:ASTM−D638に準じて
測定した。すなわち、ダンベル型のテストピースを作成
し、つかみ間隔114mm、引張り速度5mm/sec
で引張り試験を実施し、破断時の引張り強度を求めた。
り出し、図4に示す試験片(長さ64mm、溶着部断面
積15mm2 )を得た後、つかみ間隔30mm、引張り
速度5mm/secで引張り試験を実施し、破断時の引
張り強度を求め溶着部強度とした。 (3)一般部引張り強度:ASTM−D638に準じて
測定した。すなわち、ダンベル型のテストピースを作成
し、つかみ間隔114mm、引張り速度5mm/sec
で引張り試験を実施し、破断時の引張り強度を求めた。
【0022】(4)ガラス繊維の重量平均繊維長さと数
平均繊維径:溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹脂を蟻
酸中で、ポリアミドを溶解し、ガラスを沈殿させる。得
られた沈殿物を光学顕微鏡下で観察し、無作為に選んだ
300〜1000本のガラス繊維の長さ及び直径を旭化
成工業(株)製画像解析装置IP−1000を用いて重
量平均繊維長さ及び数平均繊維径を求めた。
平均繊維径:溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹脂を蟻
酸中で、ポリアミドを溶解し、ガラスを沈殿させる。得
られた沈殿物を光学顕微鏡下で観察し、無作為に選んだ
300〜1000本のガラス繊維の長さ及び直径を旭化
成工業(株)製画像解析装置IP−1000を用いて重
量平均繊維長さ及び数平均繊維径を求めた。
【0023】
【実施例1】400リットルのオートクレーブ中に40
%AH塩(アジピン酸/ヘキサメチレンジアミンの等モ
ル塩)水溶液を仕込み、1.8MPa加圧下で加熱溶融
重合を行い、冷却固化、造粒してポリアミド樹脂ペレッ
トを得た。得られた該ペレット100重量部に対してガ
ラス繊維(旭ファイバーグラス製JAFT2A)50重
量部とを290℃の温度で2軸押出機(東芝機械社製T
EM35)を用いて溶融混練してガラス繊維濃度33重
量%の強化ポリアミド樹脂ペレットを得た。得られた該
ペレットを窒素雰囲気下、180℃で固相重合を行いガ
ラス繊維強化ポリアミド樹脂ペレットを得た。得られた
ペレットの諸特性を測定し、その結果を表1に示す。
%AH塩(アジピン酸/ヘキサメチレンジアミンの等モ
ル塩)水溶液を仕込み、1.8MPa加圧下で加熱溶融
重合を行い、冷却固化、造粒してポリアミド樹脂ペレッ
トを得た。得られた該ペレット100重量部に対してガ
ラス繊維(旭ファイバーグラス製JAFT2A)50重
量部とを290℃の温度で2軸押出機(東芝機械社製T
EM35)を用いて溶融混練してガラス繊維濃度33重
量%の強化ポリアミド樹脂ペレットを得た。得られた該
ペレットを窒素雰囲気下、180℃で固相重合を行いガ
ラス繊維強化ポリアミド樹脂ペレットを得た。得られた
ペレットの諸特性を測定し、その結果を表1に示す。
【0024】
【実施例2】400リットルのオートクレーブ中に表1
の成分組成になる様に、40%AH塩(アジピン酸/ヘ
キサメチレンジアミンの等モル塩)水溶液、εーカプロ
ラクタムを仕込み、共重合ポリアミド樹脂ペレットを得
た。得られた該樹脂ペレットを用いて実施例1と同じ方
法でガラス繊維強化ポリアミド樹脂ペレットを得た。得
られた該樹脂ペレットを窒素雰囲気下、180℃で固相
重合を行いガラス繊維強化ポリアミド樹脂ペレットを得
た。得られた樹脂ペレットの諸特性を測定し、その結果
を表1に示す。
の成分組成になる様に、40%AH塩(アジピン酸/ヘ
キサメチレンジアミンの等モル塩)水溶液、εーカプロ
ラクタムを仕込み、共重合ポリアミド樹脂ペレットを得
た。得られた該樹脂ペレットを用いて実施例1と同じ方
法でガラス繊維強化ポリアミド樹脂ペレットを得た。得
られた該樹脂ペレットを窒素雰囲気下、180℃で固相
重合を行いガラス繊維強化ポリアミド樹脂ペレットを得
た。得られた樹脂ペレットの諸特性を測定し、その結果
を表1に示す。
【0025】
【実施例3】εーカプロラクタムに代えて40%6I塩
(イソフタル酸/ヘキサメチレンジミン等モル塩)水溶
液を用いた以外は実施例2と同じ方法で重合を行い、共
重合ポリアミド樹脂ペレットを得た。得られた該樹脂ペ
レットを用いて実施例1と同じ方法でガラス繊維強化ポ
リアミド樹脂ペレットを得た。得られた樹脂ペレットの
諸特性を測定し、その結果を表1に示す。
(イソフタル酸/ヘキサメチレンジミン等モル塩)水溶
液を用いた以外は実施例2と同じ方法で重合を行い、共
重合ポリアミド樹脂ペレットを得た。得られた該樹脂ペ
レットを用いて実施例1と同じ方法でガラス繊維強化ポ
リアミド樹脂ペレットを得た。得られた樹脂ペレットの
諸特性を測定し、その結果を表1に示す。
【0026】
【実施例4】実施例3の組成物を窒素雰囲気下、180
℃で固相重合を行いガラス繊維強化ポリアミド樹脂ペレ
ットを得た。得られた樹脂ペレットの諸特性を測定し、
その結果を表1に示す。
℃で固相重合を行いガラス繊維強化ポリアミド樹脂ペレ
ットを得た。得られた樹脂ペレットの諸特性を測定し、
その結果を表1に示す。
【0027】
【比較例1】表1に示す破壊靱性値になるように重合し
た以外は実施例1と同じ方法で行い、樹脂ペレットの諸
特性を測定した。その結果を表1に示す。
た以外は実施例1と同じ方法で行い、樹脂ペレットの諸
特性を測定した。その結果を表1に示す。
【0028】
【比較例2】表1に示す破壊靱性値になるように重合し
た以外は実施例3と同じ方法で行い、樹脂ペレットの諸
特性を測定した。その結果を表1に示す。
た以外は実施例3と同じ方法で行い、樹脂ペレットの諸
特性を測定した。その結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、ガラス繊維強化ポリア
ミド樹脂ペレットの破壊靱性値を15〜50Kg/mm
3/2に高めることにより、樹脂本来の性質を損なうこと
なく、従来品に比べほぼ倍の溶着部強度をもつガラス繊
維強化ポリアミド樹脂成形品が提供される。
ミド樹脂ペレットの破壊靱性値を15〜50Kg/mm
3/2に高めることにより、樹脂本来の性質を損なうこと
なく、従来品に比べほぼ倍の溶着部強度をもつガラス繊
維強化ポリアミド樹脂成形品が提供される。
【図1】ガラス繊維強化ポリアミド樹脂の破壊靱性値と
溶着部強度と一般部引張り強度の関係を示す図である。
溶着部強度と一般部引張り強度の関係を示す図である。
【図2】破壊靱性値の測定に用いるテストピース形状を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図3】溶着部強度を測定するため厚みの異なる平板を
振動溶着した概略図である。
振動溶着した概略図である。
【図4】振動溶着後の平板を長さ方向に5mm間隔で切
り出したテストピースの概略図である。
り出したテストピースの概略図である。
a 平板の厚み方向 b 溶着部
Claims (3)
- 【請求項1】 下記条件を満足する(A)ポリアミド樹
脂と(B)ガラス繊維からなるガラス繊維強化ポリアミ
ド樹脂であって、該ガラス繊維強化ポリアミド樹脂の破
壊靱性値が15〜50Kg/mm3/2であることを特徴
とする溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹脂。 但し、 (A)+(B)=100重量部 40重量部≦(A)≦90重量部 10重量部≦(B)≦60重量部 - 【請求項2】(B)ガラス繊維が、数平均繊維径5〜2
5μm、重量平均繊維長さ250〜450μmであるこ
とを特徴とする請求項1記載の溶着用ガラス繊維強化ポ
リアミド樹脂。 - 【請求項3】請求項1または2記載の溶着用ガラス繊維
強化ポリアミド樹脂からなる成形品であって、少なくと
も2個の成形品が溶着されてなる中空体成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14137097A JPH10330613A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹脂 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14137097A JPH10330613A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹脂 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10330613A true JPH10330613A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15290420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14137097A Pending JPH10330613A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹脂 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10330613A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100387654C (zh) * | 2005-03-24 | 2008-05-14 | 上海赛璐化工股份有限公司 | 高强度、耐磨耗聚酰胺1012的制备方法 |
CN100412134C (zh) * | 2005-09-12 | 2008-08-20 | 上海汽车股份有限公司 | 双树脂塑料皮带轮及其制造方法 |
CN100412135C (zh) * | 2005-09-12 | 2008-08-20 | 上海汽车股份有限公司 | 热塑性塑料皮带轮材料及其制造方法 |
CN103289386A (zh) * | 2013-05-09 | 2013-09-11 | 东莞市意普万尼龙科技股份有限公司 | 一种汽车发动机罩盖专用尼龙66组合物及其制备方法 |
JP2015045018A (ja) * | 2014-10-28 | 2015-03-12 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | ポリアミド組成物及びポリアミド組成物からなる成形体 |
CN113943435A (zh) * | 2021-08-24 | 2022-01-18 | 广东思汗新材料有限公司 | 一种阻燃低翘曲耐焊锡尼龙玻纤增强复合材料 |
CN114456586A (zh) * | 2022-01-26 | 2022-05-10 | 江苏金发科技新材料有限公司 | 一种无浮纤高焊接强度增强尼龙复合材料及其制备方法和应用 |
CN115926442A (zh) * | 2022-10-25 | 2023-04-07 | 汉特工程塑料(浙江)有限公司 | 一种绿色环保可焊接的耐水解尼龙复合材料及其制备方法 |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP14137097A patent/JPH10330613A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100387654C (zh) * | 2005-03-24 | 2008-05-14 | 上海赛璐化工股份有限公司 | 高强度、耐磨耗聚酰胺1012的制备方法 |
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CN103289386A (zh) * | 2013-05-09 | 2013-09-11 | 东莞市意普万尼龙科技股份有限公司 | 一种汽车发动机罩盖专用尼龙66组合物及其制备方法 |
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CN113943435A (zh) * | 2021-08-24 | 2022-01-18 | 广东思汗新材料有限公司 | 一种阻燃低翘曲耐焊锡尼龙玻纤增强复合材料 |
CN113943435B (zh) * | 2021-08-24 | 2023-07-04 | 广东思汗新材料有限公司 | 一种阻燃低翘曲耐焊锡尼龙玻纤增强复合材料 |
CN114456586A (zh) * | 2022-01-26 | 2022-05-10 | 江苏金发科技新材料有限公司 | 一种无浮纤高焊接强度增强尼龙复合材料及其制备方法和应用 |
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