JPH10292108A - 溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents

溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物

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JPH10292108A
JPH10292108A JP9115047A JP11504797A JPH10292108A JP H10292108 A JPH10292108 A JP H10292108A JP 9115047 A JP9115047 A JP 9115047A JP 11504797 A JP11504797 A JP 11504797A JP H10292108 A JPH10292108 A JP H10292108A
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JP
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glass fiber
polyamide resin
reinforced polyamide
resin composition
fiber reinforced
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JP9115047A
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Shiro Nakajima
志朗 中島
Sadayuki Yakabe
貞行 矢ケ部
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑形状を有する部材の溶着加工することに
より、高い溶着部強度を有する成形品が得られ、溶着部
の耐久性などの物性に優れたガラス繊維強化ポリアミド
樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (A)ポリアミド樹脂と(B)ガラス繊
維からなるガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物であっ
て、(A)と(B)の量をそれぞれA重量%と、B重量
%としたとき、A+B=100、40≦A≦90、10
≦B≦60を満足し、ガラス繊維強化ポリアミド樹脂の
溶融粘度が融点+20℃の温度で剪断速度が1000s
ec-1もとで100〜1000Pa・sであることを特
徴とする溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス繊維強化ポ
リアミド樹脂組成物に関するものであり、更に詳しく
は、高い溶着部強度を有する成形品が得られるガラス繊
維強化ポリアミド樹脂組成物、及びその中空体成形品に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物は
優れた機械的強度、耐熱性、耐薬品性などの特徴を有す
るエンジニアリング樹脂として有用であり、幅広い分野
に使用されている。特に最近は、燃費向上の為の軽量
化、コスト低減、組立工程合理化の観点から、従来金属
が使用されている自動車部品をガラス繊維強化ポリアミ
ド樹脂に変える動きが顕著である。
【0003】しかしながら、従来、金属が使用されてい
る部品をプラスチックに代替するためには、これまでの
用途以上に材料としての信頼性が要求されている。特に
ガラス繊維強化ポリアミド樹脂はその機械的特性、耐熱
性の観点から自動車のエンジンルーム内のアンダー部品
材料としての用途に用いられるが、中空部、アンダーカ
ット等を有する部品、特にインテークマニホールド、サ
ージタンク等の複雑な形状のエンジン吸気系部品に用い
るに際しては、溶融中子成形方法により成形された部品
としていた。当該成形方法で得られた樹脂製部品は、通
常の射出成形工程の他に溶融中子成形、溶融除去、回収
といった複雑な工程を経て得られるため、コストが高い
という問題があり、この為、これに代わる複雑部品の部
品製造方法として、2個以上の部材を成形後これらの部
材を振動溶着し、一体化して部品とする溶着方法が注目
されている。
【0004】溶着方法によってガラス繊維強化ポリアミ
ド樹脂を用いて複雑な形状の自動車部品を得るに際し、
例えば、自動車のインテークマニホールドを樹脂化する
際、振動溶着によって部品化されているが、エンジンの
バックファイヤーなどによって内圧が増大したとき、溶
着部の強度が低いと得られた部品が溶着部から選択的に
割れる恐れがあった。上記欠点を回避する為に、溶着部
を部品の強度上重要でないところに持って行く工夫や、
溶着部の肉厚を他の部位より厚くする工夫が従来行われ
てきたが、樹脂部品の用途や形状によっては上記対策で
は対応できない場合があり、その用途が著しく制約さ
れ、溶着部強度の著しく高い溶着成形品が得られるガラ
ス繊維強化ポリアミド樹脂組成物の提供が強く渇望され
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点がなく、優れた機械的強度、耐熱性に加えて、
高い溶着部強度を有する成形品が得られるガラス繊維強
化ポリアミド樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、溶着部強
度の著しく改良された成形品を与えてくれるガラス繊維
強化ポリアミド樹脂組成物を得るべく鋭意検討した結
果、溶融粘度が特定範囲にあるガラス繊維強化ポリアミ
ド樹脂組成物が上記目的を効果的に達成できることを見
いだし、この知見に基づき本発明に到達したものであ
る。
【0007】すなわち、本発明は下記の通りである。 (1)(A)ポリアミド樹脂と(B)ガラス繊維からな
るガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物であって、
(A)と(B)の量をそれぞれA重量%とB重量%とし
たとき、A+B+C+D=100、40≦A≦90、1
0≦B≦60を満足し、ガラス繊維強化ポリアミド樹脂
の溶融粘度が融点+20℃の温度で剪断速度が1000
sec-1もとで100〜1000Pa・sであることを
特徴とする溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成
物。 (2)(B)ガラス繊維が、数平均繊維径5〜25μ
m、重量平均繊維長さ250〜450μmであることを
特徴とする上記(1)記載の溶着用ガラス繊維強化ポリ
アミド樹脂組成物。 (3)上記(1)又は(2)記載の溶着用ガラス繊維強
化ポリアミド樹脂組成物からなる成形品であって、少な
くとも2個の部材が溶着されてなる中空体成形品。
【0008】ところで溶融粘度が特定範囲にあるガラス
繊維強化ポリアミド樹脂組成物から得られた成形品の溶
着部以外の一般部の強度は、溶融粘度がこの範囲以外の
ガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物の一般部強度と大
きな違いは認められない。ところが驚くべきことに、こ
れを成形して得た少なくとも2個の成形部材を振動溶着
したときにのみ溶着部強度が著しく向上し、このような
顕著な効果は従来全く予想し得なかったことである。
【0009】以下に本発明を詳しく説明する。本発明の
ポリアミド樹脂(A)としては、ジアミンとジカルボン
酸との重縮合で得られるポリアミド樹脂、ラクタムの開
環重合で得られるポリアミド樹脂、ωーアミノカルボン
酸の自己重縮合で得られるポリアミド樹脂、またこれら
の共重合体ポリアミド樹脂、及びこれらのブレンド物な
どが挙げられる。具体的には、ジアミンとジカルボン酸
との重縮合で得られるポリアミド樹脂としてはナイロン
66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン4
6、ナイロン1212があげられ、ラクタムの開環重合
で得られるポリアミド樹脂としてはナイロン6、ナイロ
ン12が挙げられ、ωーアミノカルボン酸の自己重縮合
で得られるポリアミド樹脂としてはナイロン11、また
共重合体ポリアミド樹脂としてはナイロン6/66、ナ
イロン66/610、ナイロン66/612、ナイロン
66/6T(Tはテレフタル酸成分)、ナイロン66/
6I(Iはイソフタル酸成分)、ナイロン6T/6I等
が挙げられ、ブレンド物からなるポリアミド樹脂として
はナイロン6/ナイロン66、ナイロン66/ナイロン
612、ナイロン66/ナイロン610、ナイロン66
/ナイロン6I、ナイロン66/ナイロン6Tなどが挙
げられる。
【0010】特に耐熱性、機械的特性の点でアジピン酸
とヘキサメチレンジアミンの等モル塩(以下、AH塩と
もいう)を重縮合して得られるナイロン66、εカプロ
ラクタムを単独で重縮合して得られるナイロン6、AH
塩とεカプロラクタムを共重合して得られるナイロン6
/66、イソフタル酸とヘキサメチレンジアミンの等モ
ル塩とAH塩を共重合して得られるナイロン66/6I
が好ましい。これらのポリアミド樹脂は溶融重合、界面
重合、溶液重合、塊状重合、固相重合、ベント式押出機
による溶融重合などの重合方法によって得られるが、こ
れらの方法には特に限定されない。本発明の溶着用ガラ
ス繊維強化ポリアミド樹脂組成物中に於けるポリアミド
樹脂(A)の量は、40重量%以上である。40重量%
未満では溶着部強度が低下する。
【0011】本発明に用いるガラス繊維(B)は通常ポ
リアミド樹脂に用いられるものであって、特に制限はな
い。溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物中のガ
ラス繊維としては、重量平均繊維長さ(以下「L」とも
いう)が5μm以上、数平均繊維径(以下「D」ともい
う)が0.2μm以上のもので、LとDの比(以下「L
/D」ともいう)が1以上のものである。特に、重量平
均繊維長さ10〜500μm、数平均繊維径が5〜25
μmの場合に溶着部強度が更に高くなる。またガラス繊
維長さは成形品の反り変形性や溶着時のバリの発生状態
に影響するため、短い方が好ましいが、成形品物性を考
慮すると特に好ましいのは重量平均繊維長さ250〜4
50μm、L/D10〜40の範囲のものである。
【0012】ガラス繊維(B)の配合量は、溶着用ガラ
ス繊維強化ポリアミド樹脂組成物100重量%中、10
重量%〜60重量%の範囲である。10重量%未満では
機械的強度への改良効果がなく、60重量%を越えると
却って溶着部強度を低下させる。特に好ましい配合量は
15重量%〜45重量%の範囲である。本発明のポリア
ミド樹脂(A)とガラス繊維(B)から構成され、最終
的に得られるガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物は、
融点+20℃の温度での剪断速度が1000sec-1
もとでの溶融粘度が100〜1000Pa・sの範囲で
あることが必要である。
【0013】ここでいう融点とは、ガラス繊維強化ポリ
アミド樹脂組成物を示差走査熱量計(Perkin E
lmer社製DSC−7型)を用いて窒素雰囲気下にて
20℃/minの昇温速度で昇温し、吸熱ピークの頂点
を融点という。溶融粘度が100Pa.s未満では、振
動溶着時に振動摩擦により溶融した樹脂が溶着部よりバ
リとして流出し、充分な溶融接着が進まず高い溶着部強
度が得られない。溶融粘度が1000Pa・s以上では
流動性を損ない好ましくない。好ましくは150〜60
0Pa・sの範囲である。
【0014】更に、本発明のガラス繊維強化ポリアミド
樹脂組成物には、必要に応じて、耐熱剤であるヨウ化
銅、臭化第一銅、臭化第二銅、塩化第一銅、酢酸銅、プ
ロピオン酸銅、安息香酸銅、アジピン酸銅、テレフタル
酸銅、イソフタル酸銅等の銅化合物、キレート剤に配位
した銅錯塩等、耐熱性改良剤としても作用するヨウ化カ
リウム、臭化カリウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム
などのハロゲン化アルカリ、無機フィラー、リン化合物
などの酸化劣化防止剤、可塑剤、核剤、滑剤、離形剤、
帯電防止剤、顔料、染料等の着色剤などを本発明の目的
を損なわない範囲で添加ることができる。
【0015】本発明の溶融粘度が特定範囲のガラス繊維
強化ポリアミド樹脂組成物を得る方法には特に限定な
く、あらかじめ溶融粘度を高めたポリアミド樹脂(A)
とガラス繊維(B)を押出し機を用いて同時に溶融混練
して得る方法やまたは該ガラス繊維強化ポリアミド樹脂
ペレットを固相重合して得る方法が挙げられるが、本発
明で規定した溶融粘度範囲を維持する方法であればどの
ような方法でもよい。本発明のガラス繊維強化ポリアミ
ド組成物は、射出成形、押出し成形、ブロー成形などの
公知の成形方法によって各種成形品に成形される。特に
本発明組成物から得られた複数の成形部材を振動溶着、
超音波溶着等の溶着法で溶着して一体化した部品、例え
ば、インテークマニホールド、サージタンク、オイルタ
ンク、キャニスター、各種シリンダー等の自動車アンダ
ー部品は溶着部の溶着部強度が高く、非常に信頼性の高
い部品となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、実施例、比較例により本
発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれにより何ら
限定されるものでない。なお、測定方法は次の通りであ
る。 (1)融点:示差走査熱量計(Perkin Elme
r社製DSC−7型)を用い、窒素雰囲気下にて20℃
/minの昇温速度で昇温しながら測定した吸熱ピーク
の頂点を融点とした。 (2)溶融粘度:キャピラリー粘度計(東洋精機社製)
を用い、成形品の絶乾時(0.1〜0.15%の水分を
含む)、キャピラリー径0.5mmφ、キャピラリー長
さ5mm、融点+20℃の温度、剪断速度1000se
-1のもとでの溶融粘度を測定した。
【0017】(3)溶着部強度:射出成形機(東芝機械
社製:IS150E)を用い、シリンダー温度290
℃、金型温度80℃で、長さ114×高さ33×厚み3
mmの平板と長さ114×高さ33×幅10mm平板の
幅の異なる平板を成形した。得られた平板を振動溶着機
(ブランソン社製:VIBRATIONーWELDE
R,Model2800)を用いて、周波数240H
z、圧力6.4MPa、振幅1.7mm、溶け代2mm
の条件下で図1に示す様に平板の幅方向(a方向)に振
動溶着加工して溶着部(b)を有する平板を得た。得ら
れた平板を長さ方向に5mm間隔で切り出し、図2に示
す試験片(長さ64mm、溶着部断面積15mm2 )を
得た後、引張り速度5mm/secで引張り試験を実施
し、破断時の引張り強度を求め溶着部強度とした。
【0018】(4)一般部引張り強度:ASTM D6
38に準じて測定した。 (5)ガラス繊維の重量平均繊維長さと数平均繊維径:
溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物を蟻酸中
で、ポリアミドを溶解し、ガラスを沈殿させる。得られ
た沈殿物を光学顕微鏡下で観察し、無作為に選んだ30
0〜1000本のガラス繊維の長さ及び直径を旭化成工
業(株)製画像解析装置IP−1000を用いて重量平
均繊維長さ及び数平均繊維径を求めた。
【0019】(実施例1)400lのオートクレーブ中
に40%AH塩(アジピン酸/ヘキサメチレンジアミン
の等モル塩)水溶液を仕込み、1.8MPa加圧下で加
熱溶融重合を行い、冷却固化、造粒してポリアミド樹脂
ペレットを得た。得られた該ペレットを窒素雰囲気下、
180℃で固相重合し、該ペレット100重量部に対し
てガラス繊維(旭ファイバーグラス製JAFT2A)5
0重量部とを290℃の温度で2軸押出し機(東芝機械
社製TEM35)を用いて溶融混練してガラス繊維濃度
33重量%の強化ポリアミド樹脂組成物ペレットを得
た。得られたペレットの諸特性を測定し、その結果を表
1に示す。
【0020】(実施例2)400lのオートクレーブ中
に表1の成分組成になる様に、40%AH塩(アジピン
酸/ヘキサメチレンジアミンの等モル塩)水溶液、εー
カプロラクタムを仕込み、1.8MPa加圧下で加熱溶
融重合を行い、冷却固化、造粒して共重合ポリアミド樹
脂ペレットを得た。得られた該ペレットを用いて実施例
1と同じ方法でガラス繊維強化ポリアミド樹脂を得た。
得られた該ペレットを窒素雰囲気下、180℃で固相重
合を行いガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物ペレット
を得た。得られたペレットの諸特性を測定し、その結果
を表1に示す。
【0021】(実施例3)εーカプロラクタムに代えて
40%6I塩(イソフタル酸/ヘキサメチレンジミン等
モル塩)水溶液を用いた以外は実施例2と同じ方法で重
合を行い、共重合ポリアミド樹脂ペレットを得た。得ら
れた該ペレットを用いて実施例1と同じ方法でガラス繊
維強化ポリアミド樹脂ペレットを得た。得られたペレッ
トの諸特性を測定し。その結果を表1に示す。
【0022】(比較例1)表1に示す組成で固相重合し
ない以外は実施例1と同じ方法で行い、諸特性を測定し
た。その結果を表1に示す。 (比較例2)比較例1のガラス繊維強化ペレットを窒素
雰囲気下、180℃で固相重合を行い、諸特性を測定し
た。その結果を表1に示す。 (比較例3)表1に示す溶融粘度になるように重合した
以外は実施例3と同じ方法で行い、ガラス繊維強化ポリ
アミド樹脂ペレットを得た。得られたペレットの諸特性
を測定した。その結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】本発明により、樹脂本来の性質を損なう
ことなく溶着部強度特性と溶着部の耐久性などの物性に
優れたガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶着強度そ測定するために幅の異なる平板を振
動溶解した概略図である。
【図2】溶着後の平板を長さ方向に5mm間隔で切り出
した試験片の概略図である。
【符号の説明】
a 平板の幅方向 b 溶着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 77:00 105:06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリアミド樹脂と(B)ガラス繊
    維からなるガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物であっ
    て、(A)と(B)の量をそれぞれA重量%とB重量%
    としたとき、A+B=100、40≦A≦90、10≦
    B≦60を満足し、ガラス繊維強化ポリアミド樹脂の溶
    融粘度が融点+20℃の温度で剪断速度が1000se
    -1もとで100〜1000Pa・sであることを特徴
    とする溶着用ガラス繊維強化ポリアミド樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (B)ガラス繊維が、数平均繊維径5〜
    25μm、重量平均繊維長さ250〜450μmである
    ことを特徴とする請求項1記載の溶着用ガラス繊維強化
    ポリアミド樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の溶着用ガラス繊維
    強化ポリアミド樹脂組成物からなる成形品であって、少
    なくとも2個の部材が溶着されてなる中空体成形品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002090425A1 (en) * 2001-05-04 2002-11-14 Dsm Ip Assets B.V. Process for the welding of two polyamide parts
WO2007097184A1 (ja) * 2006-02-27 2007-08-30 Asahi Kasei Chemicals Corporation ガラス繊維強化熱可塑性樹脂組成物および成形品

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