JPH10329820A - 薄肉プラスチックボトル - Google Patents
薄肉プラスチックボトルInfo
- Publication number
- JPH10329820A JPH10329820A JP15756597A JP15756597A JPH10329820A JP H10329820 A JPH10329820 A JP H10329820A JP 15756597 A JP15756597 A JP 15756597A JP 15756597 A JP15756597 A JP 15756597A JP H10329820 A JPH10329820 A JP H10329820A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottle
- folding
- shoulder
- guides
- folding guide
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D1/00—Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
- B65D1/0223—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
- B65D1/0292—Foldable bottles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用後に簡単に折り畳んで減容化することが
できると共に、ボトル内に飲料等を高温封入し、その冷
却に基づいて内部に負圧が生じても、ボトルが異常に変
形しない構造の薄肉プラスチックボトルの提供。 【解決手段】 4以上の胴部折り畳みガイド4が胴部1
に設けられたものである。
できると共に、ボトル内に飲料等を高温封入し、その冷
却に基づいて内部に負圧が生じても、ボトルが異常に変
形しない構造の薄肉プラスチックボトルの提供。 【解決手段】 4以上の胴部折り畳みガイド4が胴部1
に設けられたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるペットボ
トルに代表される飲料用や醤油等の液体を収納する薄肉
プラスチックボトルに関し、その使用後に廃棄の都合
上、減容化をするために押し潰して容易に折り畳むこと
ができるようにしたものに関する。
トルに代表される飲料用や醤油等の液体を収納する薄肉
プラスチックボトルに関し、その使用後に廃棄の都合
上、減容化をするために押し潰して容易に折り畳むこと
ができるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者は既に特開平8−217042
号として、圧潰により折り畳み可能な合成樹脂製ボトル
を提案している。これはボトルの肩の中間部に、その周
方向に180度の範囲で折り曲げ線を形成し、それを口
部側に山形の弧状に配置している。さらにその肩の中間
部の折り曲げ線より上方に、肩上部折り曲げ線を前記同
様に湾曲に形成し且つ、胴部の下部に折り曲げ線を形成
してなる。次に、他の折り畳み可能なブロー成形ボトル
として、特開平7−267234号が提案されている。
これは断面が偏平な六角形に形成されたものであり、そ
の偏平な長軸方向の両側にパーティングラインが設けら
れ、そのラインにボトルの形状に沿った折り畳み線が形
成され、それによって廃棄時のボトルの縮小化を図るも
のである。
号として、圧潰により折り畳み可能な合成樹脂製ボトル
を提案している。これはボトルの肩の中間部に、その周
方向に180度の範囲で折り曲げ線を形成し、それを口
部側に山形の弧状に配置している。さらにその肩の中間
部の折り曲げ線より上方に、肩上部折り曲げ線を前記同
様に湾曲に形成し且つ、胴部の下部に折り曲げ線を形成
してなる。次に、他の折り畳み可能なブロー成形ボトル
として、特開平7−267234号が提案されている。
これは断面が偏平な六角形に形成されたものであり、そ
の偏平な長軸方向の両側にパーティングラインが設けら
れ、そのラインにボトルの形状に沿った折り畳み線が形
成され、それによって廃棄時のボトルの縮小化を図るも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのようなプ
ラスチックボトルは、殺菌のために飲料水等を高温封入
する必要がある。それによりボトル内部の残存空気及び
飲料水等が縮小し、その内部に負圧が生じ、ボトルに形
成された折り曲げ線の存在により容易にボトルが不均一
に変形されて、その体裁を悪くする虞がある。そこで本
発明は、ボトル内部に負圧が発生しても、それに基づい
てボトル外周が異常に変形することを防止しなお且つ、
廃棄時に減容化し易い薄肉プラスチックボトルを提供す
ることを課題とする。
ラスチックボトルは、殺菌のために飲料水等を高温封入
する必要がある。それによりボトル内部の残存空気及び
飲料水等が縮小し、その内部に負圧が生じ、ボトルに形
成された折り曲げ線の存在により容易にボトルが不均一
に変形されて、その体裁を悪くする虞がある。そこで本
発明は、ボトル内部に負圧が発生しても、それに基づい
てボトル外周が異常に変形することを防止しなお且つ、
廃棄時に減容化し易い薄肉プラスチックボトルを提供す
ることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
の薄肉プラスチックボトルは、胴部1から肩部2を介し
て口部3まで漸次横断面が縮小するものにおいて、互い
に周方向に離間した4以上の胴部折り畳みガイド4が、
その胴部1から少なくとも底部近傍まで、そのボトル中
心軸にほぼ平行に断続的または連続的に形成され、それ
ら胴部折り畳みガイド4の一対づつは互いに周方向にほ
ぼ180度離間して配置されたことを特徴とする。ま
た、請求項2記載の薄肉プラスチックボトルは、前記請
求項1の発明において、夫々の前記胴部折り畳みガイド
4の肩部側先端またはその近傍に、その胴部折り畳みガ
イド4を中心にして前記肩部2の両側方向に二股状に且
つ、前記口部3方向に向かって延在された肩部折り畳み
ガイド5が設けられたことを特徴とするものである。
の薄肉プラスチックボトルは、胴部1から肩部2を介し
て口部3まで漸次横断面が縮小するものにおいて、互い
に周方向に離間した4以上の胴部折り畳みガイド4が、
その胴部1から少なくとも底部近傍まで、そのボトル中
心軸にほぼ平行に断続的または連続的に形成され、それ
ら胴部折り畳みガイド4の一対づつは互いに周方向にほ
ぼ180度離間して配置されたことを特徴とする。ま
た、請求項2記載の薄肉プラスチックボトルは、前記請
求項1の発明において、夫々の前記胴部折り畳みガイド
4の肩部側先端またはその近傍に、その胴部折り畳みガ
イド4を中心にして前記肩部2の両側方向に二股状に且
つ、前記口部3方向に向かって延在された肩部折り畳み
ガイド5が設けられたことを特徴とするものである。
【0005】また、請求項3記載の本発明は、上記請求
項2記載の発明において、前記肩部折り畳みガイド5が
折り畳みの際に山折り線の少なくとも一部を構成し、そ
の山折り線の胴部1寄りの前記肩部2に谷折り線となる
補助肩部折り畳みガイド6が前記口部3側に山形となる
ように連続的または断続的に形成されたものである。ま
た、請求項4記載の本発明は、上記請求項3記載の発明
において、前記肩部折り畳みガイド5および補助肩部折
り畳みガイド6が、ボトルの内側に凸条をなす薄肉プラ
スチックボトルである。さらに請求項5記載の本発明
は、上記請求項1〜請求項4の何れかの発明において、
前記胴部折り畳みガイド4の底部側先端からそれを中心
にして両側方向に二股状に底部折り畳みガイド7が形成
された薄肉プラスチックボトルである。
項2記載の発明において、前記肩部折り畳みガイド5が
折り畳みの際に山折り線の少なくとも一部を構成し、そ
の山折り線の胴部1寄りの前記肩部2に谷折り線となる
補助肩部折り畳みガイド6が前記口部3側に山形となる
ように連続的または断続的に形成されたものである。ま
た、請求項4記載の本発明は、上記請求項3記載の発明
において、前記肩部折り畳みガイド5および補助肩部折
り畳みガイド6が、ボトルの内側に凸条をなす薄肉プラ
スチックボトルである。さらに請求項5記載の本発明
は、上記請求項1〜請求項4の何れかの発明において、
前記胴部折り畳みガイド4の底部側先端からそれを中心
にして両側方向に二股状に底部折り畳みガイド7が形成
された薄肉プラスチックボトルである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の薄肉プラスチック
ボトルの第1の例を示す斜視図であり、図2は図1のII
−II線断面図、図3は同 III− III線断面図である。そ
して図4は本薄肉プラスチックボトルを折り畳んだ状態
の斜視図、図5は同折り畳み状態における中心線上の断
面図、図6はその要部端面図である。この薄肉プラスチ
ックボトルは、いわゆるペットボトルとして最適なもの
であり、清涼飲料水や醤油その他の液体を収納して販売
するためのものである。
施の形態を説明する。図1は本発明の薄肉プラスチック
ボトルの第1の例を示す斜視図であり、図2は図1のII
−II線断面図、図3は同 III− III線断面図である。そ
して図4は本薄肉プラスチックボトルを折り畳んだ状態
の斜視図、図5は同折り畳み状態における中心線上の断
面図、図6はその要部端面図である。この薄肉プラスチ
ックボトルは、いわゆるペットボトルとして最適なもの
であり、清涼飲料水や醤油その他の液体を収納して販売
するためのものである。
【0007】この例の薄肉プラスチックボトルは、横断
面が円形で胴部1から肩部2を介して口部3まで次第に
その横断面が縮小するものである。胴部1には、その外
周に多数の帯状の凹陥部10が周方向に曲折形成されてい
る。その凹陥部10は、胴部1の外周を90°の範囲より
僅かに小さい範囲で断続的に四つ配置され、各凹陥部10
間に幅の狭い胴部折り畳みガイド4が配置されている。
さらにその胴部折り畳みガイド4は軸方向に互いに離間
して複数段に配置され、それによりボトルの断面係数を
大としてその剛性を高めている。そして、前記の胴部折
り畳みガイド4は、その中心線上に胴部仮想折り曲げ線
9が形成され、ボトルを圧潰したときその胴部仮想折り
曲げ線9に沿って折り畳まれる。なお、この例の胴部折
り畳みガイド4は断続的に且つ、図2に示す如く、胴部
1の外周に90°毎に、ボトルの外周側に凸条に表れ
る。
面が円形で胴部1から肩部2を介して口部3まで次第に
その横断面が縮小するものである。胴部1には、その外
周に多数の帯状の凹陥部10が周方向に曲折形成されてい
る。その凹陥部10は、胴部1の外周を90°の範囲より
僅かに小さい範囲で断続的に四つ配置され、各凹陥部10
間に幅の狭い胴部折り畳みガイド4が配置されている。
さらにその胴部折り畳みガイド4は軸方向に互いに離間
して複数段に配置され、それによりボトルの断面係数を
大としてその剛性を高めている。そして、前記の胴部折
り畳みガイド4は、その中心線上に胴部仮想折り曲げ線
9が形成され、ボトルを圧潰したときその胴部仮想折り
曲げ線9に沿って折り畳まれる。なお、この例の胴部折
り畳みガイド4は断続的に且つ、図2に示す如く、胴部
1の外周に90°毎に、ボトルの外周側に凸条に表れ
る。
【0008】次に、その胴部折り畳みガイド4の上端か
ら夫々鋭角の二股状に肩部折り畳みガイド5が口部3に
向かって延在され、それら一対の肩部折り畳みガイド5
が前記の胴部仮想折り曲げ線9の延長線上に対称に形成
されている。この肩部折り畳みガイド5の先端は口部3
に達することなく、それよりも少し手前のボトル上端部
で終着している。そしてその終着点をほぼ頂部とする弧
状の補助肩部折り畳みガイド6が口部3側に山形に形成
され、その下端が肩部2の下部まで達する。これら補助
肩部折り畳みガイド6,肩部折り畳みガイド5は、共に
ボトルの内面側に図3の如く凸条をなすように曲折され
ている。そしてこれら肩部折り畳みガイド5,補助肩部
折り畳みガイド6は、使用後のボトルを圧潰して廃棄す
るとき、特に変形しにくい肩部2を容易に変形して、ボ
トルを潰れ易くするものである。
ら夫々鋭角の二股状に肩部折り畳みガイド5が口部3に
向かって延在され、それら一対の肩部折り畳みガイド5
が前記の胴部仮想折り曲げ線9の延長線上に対称に形成
されている。この肩部折り畳みガイド5の先端は口部3
に達することなく、それよりも少し手前のボトル上端部
で終着している。そしてその終着点をほぼ頂部とする弧
状の補助肩部折り畳みガイド6が口部3側に山形に形成
され、その下端が肩部2の下部まで達する。これら補助
肩部折り畳みガイド6,肩部折り畳みガイド5は、共に
ボトルの内面側に図3の如く凸条をなすように曲折され
ている。そしてこれら肩部折り畳みガイド5,補助肩部
折り畳みガイド6は、使用後のボトルを圧潰して廃棄す
るとき、特に変形しにくい肩部2を容易に変形して、ボ
トルを潰れ易くするものである。
【0009】また、この肩部折り畳みガイド5の延長上
には肩部仮想折り曲げ線11が形成され、それらがボトル
の圧潰の際に、その肩部2の上部側の折り曲げ線を構成
する。そして、その肩部折り畳みガイド5および肩部仮
想折り曲げ線11に沿って、図4の如く、折れ曲がるもの
である。次に、ボトルの胴部1の下部には前記胴部折り
畳みガイド4の下端から二股状に底部折り畳みガイド7
が形成され、それが周方向に90度の範囲で底面側に山
形に湾曲されている。
には肩部仮想折り曲げ線11が形成され、それらがボトル
の圧潰の際に、その肩部2の上部側の折り曲げ線を構成
する。そして、その肩部折り畳みガイド5および肩部仮
想折り曲げ線11に沿って、図4の如く、折れ曲がるもの
である。次に、ボトルの胴部1の下部には前記胴部折り
畳みガイド4の下端から二股状に底部折り畳みガイド7
が形成され、それが周方向に90度の範囲で底面側に山
形に湾曲されている。
【0010】次に、図7は本発明の薄肉プラスチックボ
トルの第2の例の斜視図を示し、図8はそのVIII−VIII
矢視断面図である。この例の薄肉プラスチックボトルも
ペットボトルであり、その胴部1の横断面が図8の如く
ほぼ正方形に形成され、その各コーナーに断面が鈍角の
山形の胴部折り畳みガイド4が形成されている。このボ
トルの肩部2も、その横断面がほぼ方形に形成され、そ
の肩部2の下部には胴部折り畳みガイド4の上端から二
股状の第1ガイド部5aが図7,図8の如く形成され、
その第1ガイド部5aの上端に図7,図10に示す第2
ガイド部5bが、ボトルの内面側に凸条となるように形
成されている。そしてこの第1ガイド部5aと第2ガイ
ド部5bとにより、肩部折り畳みガイド5を形成する。
また、一対の隣接する第2ガイド部5bの上端間は第3
ガイド部6aで接続され、周方向に大きく離間した第3
ガイド部6a,6a間には山形の第4ガイド部6bが形
成されている。そしてこの第3ガイド部6aと第4ガイ
ド部6bとにより、補助肩部折り畳みガイド6を構成す
る。
トルの第2の例の斜視図を示し、図8はそのVIII−VIII
矢視断面図である。この例の薄肉プラスチックボトルも
ペットボトルであり、その胴部1の横断面が図8の如く
ほぼ正方形に形成され、その各コーナーに断面が鈍角の
山形の胴部折り畳みガイド4が形成されている。このボ
トルの肩部2も、その横断面がほぼ方形に形成され、そ
の肩部2の下部には胴部折り畳みガイド4の上端から二
股状の第1ガイド部5aが図7,図8の如く形成され、
その第1ガイド部5aの上端に図7,図10に示す第2
ガイド部5bが、ボトルの内面側に凸条となるように形
成されている。そしてこの第1ガイド部5aと第2ガイ
ド部5bとにより、肩部折り畳みガイド5を形成する。
また、一対の隣接する第2ガイド部5bの上端間は第3
ガイド部6aで接続され、周方向に大きく離間した第3
ガイド部6a,6a間には山形の第4ガイド部6bが形
成されている。そしてこの第3ガイド部6aと第4ガイ
ド部6bとにより、補助肩部折り畳みガイド6を構成す
る。
【0011】
【圧潰方法】図1に示す例の薄肉プラスチックボトル
は、その使用後にボトルの両側を指等で押し潰すことに
より、図4〜図6の如く折り畳まれるものである。この
とき肩部折り曲げガイド5および肩部仮想折り曲げ線11
が、実際の山折れ線となる。そして図5において、左側
面の補助肩部折り畳みガイド6は谷折り線となり、右側
のそれは僅か変形する。また、ボトルの下部はその底部
折り畳みガイド7が山折れ線となり、偏平に変形した底
部が胴部側に折れ曲がる。その結果、ボトルはその容積
を1/4以下に縮小される。次に、図7及び図8の例の
ボトルは、図11の如く折れ曲がる。
は、その使用後にボトルの両側を指等で押し潰すことに
より、図4〜図6の如く折り畳まれるものである。この
とき肩部折り曲げガイド5および肩部仮想折り曲げ線11
が、実際の山折れ線となる。そして図5において、左側
面の補助肩部折り畳みガイド6は谷折り線となり、右側
のそれは僅か変形する。また、ボトルの下部はその底部
折り畳みガイド7が山折れ線となり、偏平に変形した底
部が胴部側に折れ曲がる。その結果、ボトルはその容積
を1/4以下に縮小される。次に、図7及び図8の例の
ボトルは、図11の如く折れ曲がる。
【0012】
【発明の作用・効果】請求項1に記載の本発明の薄肉プ
ラスチックボトルは、胴部1から底部近傍まで4以上の
胴部折り畳みガイド4がボトル中心軸にほぼ平行に形成
され、それら胴部折り畳みガイド4はボトルの周方向に
互いに離間して配置され且つ、一対づつの胴部折り畳み
ガイド4は周方向にほぼ180度離間して配置されてい
るから、特にボトル内に負圧が生じたとき、それに基づ
く変形部が互いにバランスを保つのでボトルの全体形状
の大きな変化を防止し、体裁の良い薄肉プラスチックボ
トルを提供できる。即ち、内部に液体が存在して負圧が
発生しても、ボトルが楕円または偏平に変形することを
防止し、ボトルのもとの形の印象を変えないものとな
る。これはボトルの負圧による変形を、複数対の胴部折
り畳みガイド4が全体に分散させるからである。
ラスチックボトルは、胴部1から底部近傍まで4以上の
胴部折り畳みガイド4がボトル中心軸にほぼ平行に形成
され、それら胴部折り畳みガイド4はボトルの周方向に
互いに離間して配置され且つ、一対づつの胴部折り畳み
ガイド4は周方向にほぼ180度離間して配置されてい
るから、特にボトル内に負圧が生じたとき、それに基づ
く変形部が互いにバランスを保つのでボトルの全体形状
の大きな変化を防止し、体裁の良い薄肉プラスチックボ
トルを提供できる。即ち、内部に液体が存在して負圧が
発生しても、ボトルが楕円または偏平に変形することを
防止し、ボトルのもとの形の印象を変えないものとな
る。これはボトルの負圧による変形を、複数対の胴部折
り畳みガイド4が全体に分散させるからである。
【0013】次に、請求項2に記載の本発明は上記構成
に加えて、夫々の胴部折り畳みガイド4からそれを中心
にして肩部の両側方向に鋭角な二股状の肩部折り畳みガ
イド5が口部3方向に向かって延在されているから、ボ
トルを廃棄するときそのボトルを押し潰すことにより、
胴部折り畳みガイド4,肩部折り畳みガイド5を介して
容易に変形させ、減容化することが可能となる。次に、
請求項3記載の薄肉プラスチックボトルは、肩部折り畳
みガイド5が折り畳みの際に山折り線の少なくとも一部
を形成し、その山折り線の胴部1寄りの肩部2に谷折り
線となる補助肩部折り畳みガイド6が形成されているか
ら、その補助肩部折り畳みガイド6と肩部折り畳みガイ
ド5との協同作用により薄肉プラスチックボトルの肩部
2を極めて容易に変形し、減容化することが可能とな
る。
に加えて、夫々の胴部折り畳みガイド4からそれを中心
にして肩部の両側方向に鋭角な二股状の肩部折り畳みガ
イド5が口部3方向に向かって延在されているから、ボ
トルを廃棄するときそのボトルを押し潰すことにより、
胴部折り畳みガイド4,肩部折り畳みガイド5を介して
容易に変形させ、減容化することが可能となる。次に、
請求項3記載の薄肉プラスチックボトルは、肩部折り畳
みガイド5が折り畳みの際に山折り線の少なくとも一部
を形成し、その山折り線の胴部1寄りの肩部2に谷折り
線となる補助肩部折り畳みガイド6が形成されているか
ら、その補助肩部折り畳みガイド6と肩部折り畳みガイ
ド5との協同作用により薄肉プラスチックボトルの肩部
2を極めて容易に変形し、減容化することが可能とな
る。
【0014】次に、請求項4記載の本発明は、前記請求
項3の発明において、肩部折り畳みガイド5及び補助肩
部折り畳みガイド6がボトルの内側に凸条をなすように
形成されたから、そのボトルの最も見やすい位置である
肩部2に、印刷されたシュリンクフィルムを被着して
も、その表面に突出部が存在することなく商品価値の高
い体裁の良い薄肉プラスチックボトルを提供できる。ま
た、請求項5記載の本発明は上記何れかの発明におい
て、胴部折り畳みガイド4の底部側先端からそれを中心
にして両側方向に二股状に底部折り畳みガイド7が形成
されているため、ボトル下部の折り畳みが容易となる。
項3の発明において、肩部折り畳みガイド5及び補助肩
部折り畳みガイド6がボトルの内側に凸条をなすように
形成されたから、そのボトルの最も見やすい位置である
肩部2に、印刷されたシュリンクフィルムを被着して
も、その表面に突出部が存在することなく商品価値の高
い体裁の良い薄肉プラスチックボトルを提供できる。ま
た、請求項5記載の本発明は上記何れかの発明におい
て、胴部折り畳みガイド4の底部側先端からそれを中心
にして両側方向に二股状に底部折り畳みガイド7が形成
されているため、ボトル下部の折り畳みが容易となる。
【図1】本発明の薄肉プラスチックボトルの斜視図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】図1の III− III線断面図。
【図4】本発明の薄肉プラスチックボトルの圧潰状態を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図5】同圧潰状態の中央縦断面図。
【図6】同要部説明図。
【図7】本発明の他の薄肉プラスチックボトルの斜視
図。
図。
【図8】図7のVIII−VIII横断面図。
【図9】図7のIX−IX断面図。
【図10】図7のX−X断面図。
【図11】同薄肉プラスチックボトルの圧潰状態を示す
斜視図。
斜視図。
1 胴部 2 肩部 3 口部 4 胴部折り畳みガイド 5 肩部折り畳みガイド 5a 第1ガイド部 5b 第2ガイド部 6 補助肩部折り畳みガイド 6a 第3ガイド部 6b 第4ガイド部 7 底部折り畳みガイド 9 胴部仮想折り曲げ線 10 凹陥部 11 肩部仮想折り曲げ線
Claims (5)
- 【請求項1】 胴部1から肩部2を介して口部3まで漸
次横断面が縮小する薄肉プラスチックボトルにおいて、 互いに周方向に離間した4以上の胴部折り畳みガイド4
が、その胴部1から少なくとも底部近傍まで、そのボト
ル中心軸にほぼ平行に断続的または連続的に形成され、
それら胴部折り畳みガイド4の一対づつは互いに周方向
にほぼ180度離間して配置された薄肉プラスチックボ
トル。 - 【請求項2】 請求項1において、 夫々の前記胴部折り畳みガイド4の肩部側先端またはそ
の近傍に、その胴部折り畳みガイド4を中心にして前記
肩部2の両側方向に二股状に且つ、前記口部3方向に向
かって延在された肩部折り畳みガイド5が設けられたこ
とを特徴とする薄肉プラスチックボトル。 - 【請求項3】 請求項2において、前記肩部折り畳みガ
イド5が折り畳みの際に山折り線の少なくとも一部を構
成し、その山折り線の胴部1寄りの前記肩部2に谷折り
線となる補助肩部折り畳みガイド6が前記口部3側に山
形となるように連続的または断続的に形成された薄肉プ
ラスチックボトル。 - 【請求項4】 請求項3おいて、前記肩部折り畳みガイ
ド5および補助肩部折り畳みガイド6が、ボトルの内側
に凸条をなす薄肉プラスチックボトル。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項4の何れかにおいて、
前記胴部折り畳みガイド4の底部側先端からそれを中心
にして両側方向に二股状に底部折り畳みガイド7が形成
された薄肉プラスチックボトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15756597A JPH10329820A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 薄肉プラスチックボトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15756597A JPH10329820A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 薄肉プラスチックボトル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10329820A true JPH10329820A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15652470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15756597A Pending JPH10329820A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 薄肉プラスチックボトル |
Country Status (1)
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JP (1) | JPH10329820A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-05-30 JP JP15756597A patent/JPH10329820A/ja active Pending
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