JPH10329638A - 助手席用エアバッグモジュール - Google Patents

助手席用エアバッグモジュール

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JPH10329638A
JPH10329638A JP9144798A JP14479897A JPH10329638A JP H10329638 A JPH10329638 A JP H10329638A JP 9144798 A JP9144798 A JP 9144798A JP 14479897 A JP14479897 A JP 14479897A JP H10329638 A JPH10329638 A JP H10329638A
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JP
Japan
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gas
airbag
combustion chamber
module
passenger seat
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Application number
JP9144798A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kanda
神田  剛
Yoshiyuki Kishino
善行 岸野
Kenichi Nagahashi
賢一 長橋
Seigo Taguchi
征吾 田口
Takeshi Ishida
武 石田
Masaru Kikuchi
大 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • B60R21/263Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using a variable source, e.g. plural stage or controlled output
    • B60R2021/2633Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using a variable source, e.g. plural stage or controlled output with a plurality of inflation levels

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  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、エアバッグの溶損を防止する様に
なすと共に、合理的な構造のガス発生器を用いる事によ
り、助手席用エアバッグモジュールの信頼性を高めると
共に、用済み後のエアバッグも、資源として再使用可能
な素材で形成し得るものを提供することにある。 【解決手段】 2つの第1及び第2燃焼室G1,G2を
備えるガス発生器4をモジュールケース3内に配置し、
ガス発生器4とモジュールケース3との間のガス流出空
間S1に通じる用にエアバッグ2をモジュールケース3
に装着した助手席用エアバッグモジュールであって、モ
ジュールケース3にはハウジング3の軸方向中央に位置
してエアバッグ2とガス流出空間S1とを連通するガス
流出口8を形成し、ガス流出口8の開口位置を、ハウジ
ング21の各燃焼室G1,G2の部分に形成されたガス
放出孔28aに相対峙しない様に、ずらして配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、助手席の乗員保護
のための助手席用エアバッグモジュールに関し、特に、
複数の燃焼室を有するガス発生器を用いたエアバッグモ
ジュールにおけるエアバッグの溶損事故を防止して、エ
アバッグの可及的に理想的展開を行わせる様にしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の助手席用エアバッグモジュールの
代表例を、図4に基づいて説明する。図4において、助
手席用エアバッグモジュール50は、主として、エアバ
ッグ51,モジュールケース52及びガス発生器53か
ら構成されている。エアバッグ51は、モジュールケー
ス52内に開口する導入口51aを有しており、膨張し
て袋状に展開するものであって、モジュールケース52
内には、図示の如く、折り畳まれた状態で装着されてい
る。モジュールケース52は、矩形状の筒状体であっ
て、前記エアバッグ51の導入口51a側に開口する開
口部52aを有している。モジュールケース52の開口
部52から外側に突出するフランジ部55とガス流出口
56を有するリテーナ57とで、エアバッグ51の導入
口51aの周囲を挟持して、リベット58により一体的
に固定されている。又、モジュールケース52内には、
その軸方向にガス発生器53が配置固定され、該ガス発
生器53とモジュールケース52とで、内部に気密のガ
ス放出空間Uを画成している。ガス発生器53は、内蔵
したガス発生剤を燃焼させて高温高圧のガスを発生し、
ガス発生器53の外周面の略180度対向位置に配置さ
れた複数のガス放出孔59aから、ガス放出空間Uに高
温高圧ガスを放出する様になっている。
【0003】そして、ガス発生器53内で発生した高温
高圧のガスは、該ガス発生器53内に配置されているフ
ィルタ内を通過する事により、ガス中に含有されている
スラグが捕集され冷却されて、各ガス放出孔59aから
ガス流出空間U内に放出される。ガス流出空間U内に放
出された高温ガスは、モジュールケース52の内面に衝
突して含有するスラグの一部を除去されて、モジュール
ケースの開口部52aのエアバッグの導入口51aから
エアバッグ51内に噴出してエアバッグ51を急速に展
開させる様になっている。
【0004】又、近年は、衝突の激しさの程度に応じ
て、エアバッグの展開形態を制御しようとする傾向があ
る。その手段として、1つのガス発生器内に2つの燃焼
室を形成し、各燃焼室内に装填されたガス発生剤への点
火タイミングをずらして点火する事により、エアバッグ
の展開形態を衝突の激しさの程度に応じて制御する方式
が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の助手席用エ
アバッグモジュール50の場合には、ガス発生器53か
ら噴出する高温高圧ガスが、直接エアバッグ51に向か
って噴出しない様に、横方向から噴出させ、モジュール
ケース52の内面に衝突させて残留スラグを除去する様
にしている関係上、ガス発生器のモジュールケースへの
取付角度が固定されるため、位置固定のための部品が必
要となり、モジュール構造を複雑にし、且つ取付作業が
煩雑となって、モジュール価格低減の妨げの1つとなっ
ていた。一方、ガス発生器に対称性を付与して、全面に
ガス放出孔を形成すると、高温ガスが直接エアバッグに
向けて噴出する事になる場合が生じる結果、高温ガスに
よってエアバッグが溶損する場合が生じ、エアバッグ5
1が溶損すると、エアバッグの展開は不十分なものとな
り、乗員保護というエアバッグ本来の機能を発揮できな
いものとなる。
【0006】尚、エアバッグの溶損問題を回避するため
に、エアバッグ51の内面に、シリコン樹脂等の耐熱樹
脂をコーティングする方式が実用化されているが、この
方式は、エアバッグのコスト高の要因でもあり、低コス
ト化が指向されている現状では、無コーティングのエア
バッグの採用が望まれている。更に、耐熱樹脂をコーテ
ィングしたエアバッグは、異種の樹脂が一体化したもの
であるので、再利用が困難であるので、用済み後は廃棄
するしか手段がなく、資源のリサイクル化が緊急の課題
となっている自動車産業においては、係るコーティング
処理の問題は、早急に解決されなければならない問題で
ある。
【0007】一方、1つのガス発生器内に2つの燃焼室
を形成したガス発生器としては、本発明の出願人を始め
として種々提案がなされているが、これをエアバッグモ
ジュールに組み込んだ場合の合理的な構造に関する提案
は、未だ知らない。
【0008】本発明は、上記背景に鑑みてなされたもの
で、2つの燃焼室を有する助手席用エアバッグモジュー
ルにおいて、エアバッグの溶損を防止する様になすと共
に、合理的な構造のガス発生器を用いる事により、助手
席用エアバッグモジュールの信頼性を高めると共に、用
済み後のエアバッグも、資源として再使用可能な素材で
形成し得る様にしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の助手席用エアバッグモジュールは、モジュ
ールケース内に、円筒状のガス発生器と該ガス発生器に
よって展開するエアバッグとを備えてなる車両の助手席
用エアバッグモジュールであって、前記ガス発生器は、
円筒状のハウジングの両端部に夫々点火装置が配置さ
れ、該ハウジング内には、仕切部材によって、前記各点
火装置に対応して第1燃焼室と第2燃焼室とが画成され
ており、該各燃焼室内には、その軸中心からガス発生剤
とフィルタが順次配置され、前記ハウジングの筒部に
は、前記各燃焼室毎に複数のガス放出孔が形成され、前
記モジュールケース内には、前記ガス発生器を囲繞する
様に環状のガス流出空間が形成されており、該ガス流出
空間と前記エアバッグとは、前記モジュールケース内の
軸方向中央部に位置するガス流出口を介して連通されて
おり、前記ガス流出口の開口位置は、前記ハウジングに
形成された前記各ガス放出孔の少なくとも一部と相対峙
しない様にずらして配置されてなるものである。
【0010】上記の様に、モジュールケースからエアバ
ッグに通じるガス流出口を、ガス発生器のガス放出孔と
対峙しない様にずらして位置させる事により、ガス放出
孔から直接エアバッグに向かって噴出するガスの量を低
減させる事により、エアバッグの溶損事故を防止する事
が可能となる。
【0011】又、本発明においては、前記仕切部材の配
置位置をハウジングの軸方向中央位置からずらして配置
する事により、前記第1燃焼室と第2燃焼室との容積が
異なる様にして、夫々のガス発生能力に差を形成する様
にして、両燃焼室の点火タイミングを適宜設定し、エア
バッグの展開形態を理想的に制御する様になす事も可能
である。
【0012】又、フィルタを複数のフィルタユニットを
軸方向に配置する方式を採用する事により、フィルタの
標準化を容易になす事が可能となる。更に、ガス発生器
のガス放出孔からのガスが、直接エアバッグに向かわな
い様になっているので、エアバッグとして、耐熱樹脂を
コーティングしていない無コーティングのエアバッグを
使用する様になす事も可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る助手席用エア
バッグモジュールについて、図1乃至図3に基づいて詳
細に説明する。先ず、図1,図2において、助手席用エ
アバッグモジュール1は、エアバッグ2,モジュールケ
ース3及びガス発生器4等から構成されている。エアバ
ッグ2は、折り畳まれた状態を外周に巻かれた紙テープ
5で保持され、この状態で、ガス導入口2aの周囲をモ
ジュールケース3とリテーナを兼ねた整流板7とで挟持
され、適当数設けられた取付孔2bにリベット9等の適
宜の締結手段を挿入してモジュールケース3に固着され
ている。モジュールケース3は、両側部端に、ガス発生
器装着口10が開口した矩形状の筒体であり、上部に
は、エアバッグ2の導入口2aに対応する開口部3aを
有し、該開口部3aに連続してエアバッグ2を収納する
ためのフランジ部6が形成されている。モジュールケー
ス3の開口部3aには、前記整流板7がエアバッグ2の
ガス導入口2aの周縁部を挟持して固定されており、該
整流板7の中央部(モジュールケースの中央部)にガス
流出口8が形成され、ガス発生器4から放出される高温
高圧のガスを、該ガス流出口8のみからエアバッグ2に
導入する様に所定の幅で開口している。
【0014】又、モジュールケース3内には、その軸方
向に亘ってガス発生器4が配置されている。ガス発生器
4は長尺円筒状のハウジング21を有し、該ハウジング
21をモジュールケース3の各装着口10に貫通させる
事により、モジュールケース3内において、ガス発生器
4を囲繞する環状のガス流出空間S1が形成されてい
る。又、ハウジング21は、各装着口10の内周縁から
内側に折れ曲がるフランジ部10aによって気密に保持
されている。
【0015】次に、モジュールケース3に配置されたガ
ス発生器4の具体的な構造について説明する。図1及び
図2において、ガス発生器4は、長尺円筒状のハウジン
グ21と、該ハウジング21内を2つの第1及び第2燃
焼室G1,G2に区画する仕切部材22と、各燃焼室G
1,G2内に夫々配置されたガス発生剤23,フィルタ
24及び内筒25と、各燃焼室G1,G2のガス発生剤
23を夫々に燃焼させる点火装置26,27とを備えて
いる。ハウジング21は、両端が開口する円筒状の外筒
28と、該外筒28の両端開口を夫々に閉塞する2つの
蓋部材29とで構成されており、各蓋部材29を外筒2
8の両開口端から嵌め、外筒28の両端からハウジング
21の軸方向に突出する複数のカシメ突起部30を径内
方に折り曲げて、内部に密閉空間を形成する構成とされ
ている。
【0016】又、ハウジング21の内部は、仕切部材2
2によって2つの燃焼室G1,G2に画成されている。
仕切部材22は円板部22Aの外周縁から突出するフラ
ンジ部22Bを有しており、該フランジ部22Bを外筒
28内に挿入し、その位置をハウジング21の中央から
ずらした位置とする事により、容積の異なる2つの燃焼
室G1,G2(燃焼室G1の容積<燃焼室G2の容積)
に画成している。仕切部材22は外筒28の周面に施さ
れた絞り加工(外筒28の内径を減少させる加工)によ
り、径内方に突出するカシメ部31でカシメ固定されて
いる。そして、各燃焼室G1,G2内には、その軸中心
から径外方に向かってガス発生剤23,フィルタ24及
び内筒25が順次配置されており、該各内筒25により
外筒28の間に環状のガス通過空間S2を画成してい
る。各内筒25は、フィルタ24の外周に密着させてフ
ィルタ24と一体化して形成されており、その周面には
フィルタ24とガス通過空間S2を連通する複数のガス
通過孔25aが形成されている。各ガス通過孔25a
は、図2にも示す様に、ハウジング21の全周に亘って
間隔を隔てて軸方向に延びる複数の軸列上に形成されて
おり、各軸列の各ガス通過孔25aはその軸方向に順次
開口している。
【0017】又、各燃焼室G1,G2内は、外筒28の
周面に形成された複数のガス放出孔28aによりモジュ
ールケース3のガス流出空間S1内に連通されている。
各ガス放出孔28aは、各フィルタ24の軸方向の略中
央位置であって、モジュールケース3のガス流出口8と
相対峙しない外筒28の部分に夫々に形成され、図2に
示す様に、ハウジング21の全周に亘って間隔を隔てて
開口している。又、各燃焼室G1,G2のガス放出孔2
8aは、外筒28の内周に貼着された薄板円筒状のバー
ストプレート33で閉塞されており、各バーストプレー
ト33は各燃焼室G1,G2内の防湿とガス発生剤23
の燃焼時の内圧調整の役割を果たすものである。
【0018】各フィルタ24は、内筒25と共に各蓋部
材29の凸部29aに挿入されて、該各フィルタ24間
で仕切部材22のフランジ部22Bを挟持している。各
フィルタ24と仕切部材22のフランジ部22Bとの間
には、環状のシール部材32が押圧状態で介挿されてお
り、シール部材32はフィルタ24の端部を閉塞して各
フィルタ24の相互間でのガスの流出入を遮断すると共
に、一方の燃焼室で発生する熱が他方の燃焼室に伝達さ
れない様に断熱材としての機能も有している。シール部
材32としては、グラファイトシートやシリコンゴムや
シリコン発泡体等の弾性材が用いられる。
【0019】又、各燃焼室G1,G2のガス発生剤23
と仕切部材22との間には、円板部22Aに当接するク
ッション部材34が配置されており、クッション部材3
4はガス発生剤23の振動による粉化防止と各燃焼室G
1,G2相互の熱伝達を遮断する機能を兼ね備えてい
る。従って、クッション部材34としては、グラファイ
トシートやセラミックス繊維等の断熱機能を有する弾性
材が用いられる。
【0020】点火装置26,27は、伝火剤35と点火
具36(電気雷管)とからなり、各蓋部材29に夫々配
置されている。各伝火剤35は、各蓋部材29の凸部2
9aに嵌め込まれた鍔付きキャップ部材37内に収納さ
れており、該凸部29aに隙間を隔てて点火具36に相
対峙している。キャップ部材37の突出側37aはフィ
ルタ24に挿入されており、伝火剤35の着火炎を各燃
焼室G1,G2内に噴出させる貫通孔37bが形成され
ている。キャップ部材37の鍔部37cは各フィルタ2
4の軸端まで延びており、各蓋部材29のフランジ部2
9bで押し付け固定されている。又、点火具36は伝火
剤35と隙間を隔てて各凸部29aにカシメ固定されて
いる。
【0021】次に、この助手席用エアバッグモジュール
1の作動について説明する。図示しない衝突センサが車
両の衝突を検知すると、エアバッグ装置に搭載された演
算装置によって、その衝突の程度を判断し、その衝突に
最適なエアバッグ2の展開形態を指示し、その指示に従
って、ガス発生器23の2つの点火装置26,27が指
示された点火タイミングで点火される。即ち、激しい衝
突の場合には、2つの点火装置26,27は同時に点火
されるが、中程度の衝突と判断された場合には、容積の
大きな(ガス発生量の大きな)第2燃焼室G2の点火装
置27が先ず点火され、所定の時間差で容積の小さな
(ガス発生量の小さな)第1燃焼室G1の点火装置26
に点火され、これによってエアバッグ2は、乗員の顔面
がエアバッグの衝突する初期の段階では穏やかに展開
し、途中から急速に展開する事になる。更に、衝突が軽
度の場合には、ガス発生量の大きな第2燃焼室G2の点
火装置27のみに点火されるか或いは点火時間差を大き
くして第1燃焼室G1の点火装置26を点火する事にな
る。
【0022】第2燃焼室G2の点火装置27が先に点火
された場合について説明すると、点火装置27が点火さ
れると、伝火剤35が着火し、キャップ部材37の貫通
孔37bから火炎が燃焼室G2内に噴出され、この火炎
によって燃焼室G2内のガス発生剤23が着火されて燃
焼し、高温高圧のガスを発生させる。この高温高圧のガ
スは、同第2燃焼室G2内に配置されたフィルタ24に
流入し、該フィルタ24の軸方向全周に亘って通過する
過程でスラグ捕集と共に冷却され、内筒25の周方向に
形成されているガス通過孔25aからガス通過空間S2
に流出する。
【0023】このとき、第2燃焼室G2のフィルタ24
に流入した高温ガスは、シール部材32により隣接する
第1燃焼室G1に流入する事が防止され、該第1燃焼室
G1のガス発生剤23を燃焼させる事なく、各ガス通過
孔25aからガス通過空間S2内に放出される。この際
に、各ガス通過孔25aから流出するガスは、ガス通過
空間S2で均圧化されるので、フィルタ24前後の差圧
が等しくなり、この結果、フィルタ24内を均一にガス
が流通する事になるので、フィルタ24はその全体が有
効に利用される事になる。
【0024】続いて、第2燃焼室G2内のガス発生剤2
3の燃焼が進み、第2燃焼室G2内が所定圧力に達する
と、バーストプレート33が破裂して各ガス放出孔28
aからガス流出空間S1に放出される。このとき、各ガ
ス放出孔28aの開口位置の殆どは、整流板7或いはモ
ジュールケース3と対峙しているので、該ガス放出孔2
8aから放出されるガスは、前記整流板7及びモジュー
ルケース3の内面に衝突して冷却され、且つ残留するス
ラグが該整流板7及びモジュールケース3に付着して捕
集され、エアバッグ溶損の原因となる熱容量の大きな熱
粒子(スラグ)の含有量の少ない清浄なガスとなって、
ガス流出空間S1からガス流出口8を経てエアバッグ2
内に流入し、エアバッグ2を膨張展開させる事になる。
ここで、各ガス放出孔28aからのガス噴出に伴い、燃
焼室G2内で発生するガスは、フィルタ24を通過し、
ガス通過空間S2でガス発生器のハウジング内面に向け
て噴出されるので、ここでも、ガスの冷却とスラグ除去
が同時に効率的に行われる。この様にして先ず燃焼室G
2内のガス発生剤24の燃焼によって、エアバッグ2が
穏やかに展開を開始する。
【0025】続いて、第2燃焼室G2点火後、微小時間
差をおいて、容積の小さな第1燃焼室G1の点火装置2
6を点火すると、同様にしてガス発生剤23の燃焼が開
始される。第1燃焼室G1で発生した高温高圧ガスは、
前述の場合と同様のスラグ除去と冷却を経て清浄なガス
となって、前記第2燃焼室G2で発生したガスと合流し
てガス流出口8からエアバッグ2内に流入し、エアバッ
グ2を急速且つ均等に展開させる事になる。尚、この場
合にも、各ガス放出孔28aの開口位置は整流板7と対
峙しているので、該ガス放出孔28aから放出されるガ
スは、前記整流板7及びモジュールケース3の内面に衝
突して冷却され、且つ残留するスラグが該整流板7に付
着して捕集され、清浄なガスとなって、前記第2燃焼室
G2で発生したガスと合流し、エアバッグ2内に供給さ
れる事になる。
【0026】この様に、本発明の助手席用エアバッグモ
ジュール1によれば、モジュールケース3からエアバッ
グ2に通じるガス流出口8を、ガス発生器4のガス放出
孔28aと対峙しない様にずらして位置させる事によ
り、ガス流出口8近傍のガス放出孔28aからガス流出
空間S1内に放出されるガスは、直接ガス流出口8を通
過してエアバッグ2内に放出されることがなく、必ず整
流板7或いはモジュールケース3の内面に衝突して冷却
及びスラグ捕集を経た後にエアバッグ2内に放出される
ので、エアバッグ2が溶損される事なく安全に展開させ
る事ができる。
【0027】又、エアバッグ2に通じるガス流出口8
を、モジュールケース3の軸方向中央に位置して形成す
る事により、各燃焼室G1,G2からガス流出空間S1
に放出されて均圧化されたガスは、該ガス流出口8から
均一に流入するので、エアバッグ2の膨張に偏りがな
く、設計通りに正確に展開させる事が可能となる。
【0028】更に、各燃焼室G1,G2内に開口する各
ガス放出孔28aを、各フィルタ24の軸方向中央に位
置する全周に亘って形成すると、フィルタ24に流入し
た高温ガスは、そのガス放出孔28aに向かって軸方向
及び周方向に流れる事から、フィルタ24が全面に亘っ
て有効に利用される事になり、フィルタによるスラグ捕
集と冷却の効率を向上させる事が可能となる。
【0029】又、ガス発生器4の点火装置26,27の
点火タイミングを適当に制御する様になす事により、エ
アバッグ2の展開形態を、衝突の激しさの度合いに応じ
て適宜制御する事が可能となる。特に、初期の段階で第
2燃焼室G2のみで発生した少なめのガスによって穏や
かに展開させた後に、両燃焼室G1,G2で発生した多
量のガスによって急速に展開させる展開制御(2段階で
エアバッグ2へのガス放出量を制御する)を行う事が可
能であるので、助手席乗員がインストルメントパネルに
近い部分に着座していても、エアバッグ2の急激な飛び
出しによる衝撃によって損傷を受ける事なく、エアバッ
グ本来の安全性機能を十分に発揮させる事が可能とな
る。
【0030】尚、上記説明では、ガス発生器4の各点火
装置26,27を時間差をおいて作動させた場合につい
て説明したが、前述の通り、展開方式はこれに限定され
るものではなく、車体適所に設置された衝突センサから
の加速度信号を用いて演算された衝突の激しさの程度に
よって、両者を同時に点火したり、或いは、ガス発生能
力の大きな燃焼室G2のみを点火する方式が採用できる
事はいうまでもない。これらのいずれの場合にも、上述
した様に、エアバッグ溶損の原因となる高温スラグの含
有量の少ない清浄なガスによって、適正にエアバッグが
展開される事は同一である。
【0031】次に、図3に基づいて、本発明の助手席用
エアバッグモジュール1の変形例について説明する。図
3の助手席用エアバッグモジュール1は、図1及び図2
のものに比して、ガス発生器4内の容積の大きな第2燃
焼室G2内に配置されるフィルタ24を複数のフィルタ
ユニット24Aで構成したもので、図1及び図2と同一
符号は同一の部材を示している。図3において、ガス発
生器4の第2燃焼室G2に配置されるフィルタ24は、
ハウジング21の軸方向に順次積層された複数(2つ)
のフィルタユニット24Aから構成されており、内筒2
5に密着して挿入されている。又、フィルタユニット2
4Aの長さ寸法は、内筒28内に積層された際に相互に
接触する積層境界面Zが、各ガス通過孔28aに対峙し
ない位置関係になる様に設計されている。又、外筒28
の各ガス放出孔28aは、各フィルタユニット24Aの
軸方向の略中央であって、ハウジング1の全周に亘って
間隔を隔てて開口しており、ガス発生器に設けられた3
ケ所のガス放出孔28aの内、両側のガス放出孔(第1
燃焼室G1のガス放出孔と第2燃焼室G2の蓋部材29
側のガス放出孔)は、モジュールケース3のガス放出口
8に対峙しない様にされている。
【0032】ガス発生時には、各燃焼室G1,G2内で
発生した高温高圧のガスは、図1,図2で説明したと同
様に、各フィルタ24を通過する時にスラグ捕集と冷却
が行われ、各ガス放出孔28aからガス放出空間S1内
に放出される。このとき、第2燃焼室G2の仕切部材2
2側に位置してガス流出口8に対峙するガス放出孔28
aから放出される高温ガスは、直接エアバッグ2に向か
って放出される事になるが、他のガス放出孔28aから
放出される高温ガスは、整流板7或いはモジュールケー
ス3の内壁への衝突で、冷却とスラグ捕集と経てガス流
出口8に至るので、エアバッグ2に向かって放出される
高温ガスは、これらの冷却されたガスと混合されて、ガ
ス全体の温度を低下させ且つスラグ残留密度が低くなっ
てエアバッグ2内に放出される事になる。従って、エア
バッグ2内には、ガス全体として温度が低下され且つ残
留スラグ密度の低いガスが放出される事になるから、エ
アバッグ2の溶損の危険度を著しく低下させて、確実に
膨張して展開させる事が可能となる。
【0033】又、フィルタ24を複数のフィルタユニッ
ト24Aで構成する事により、モジュールケース3やハ
ウジング21の長さに応じて積層数を変更させるだけ
で、容易且つ安価に対応する事ができ、又、この様に複
数のフィルタユニット3Aを積層してフィルタ24を構
成しても、各フィルタユニット24Aの積層境界面Zを
外筒28のガス放出孔28aと相対峙しない様に、ずら
した位置関係としているので、第2燃焼室G2のガス発
生剤23の燃焼による高温ガスが、積層境界面Zから直
接、ガス通過空間S2内に放出される事がなく、必ず各
フィルタユニット24Aを通過させてスラグ捕集及び冷
却を経る事ができるので、清浄ガスをガス通過空間S
2,各ガス放出孔28a及びガス流出空間S1を通過さ
せてエアバッグ2内に放出して、該エアバッグ2を膨張
して展開させる事ができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明した様に本発明の助手席用エア
バッグモジュールによれば、2つの燃焼室を有するガス
発生器を用いる場合において、モジュールケースからエ
アバッグに通じるガス流出口を、ガス発生器の各燃焼室
のガス放出孔と対峙しない様にずらして位置させる事に
より、ガス流出口近傍のガス放出孔からガス流出空間内
に放出されるガスは、直接ガス流出口を通過してエアバ
ッグ内に放出されることがなく、必ず整流板或いはモジ
ュールケース内面に衝突して冷却及びスラグ捕集を経た
後に、エアバッグ内に放出されるので、エアバッグが溶
損する事がなく、エアバッグを確実に展開させる事がで
きる。又、エアバッグに通じるガス流出口を、ハウング
の軸方向中央に位置して形成する事により、各燃焼室か
らガス流出空間に放出されエアバッグに至るガス量に偏
りをなくして、均一化させる事ができるので、ガス流出
口からエアバッグ内の多方向に放出されるガスは、略均
一のガス量が放出される事になり、エアバッグの膨張に
偏りがなく正確に展開させる事が可能となる。
【0035】又、上記構成のガス発生器を採用する事に
より、ガス発生器の形状は、軸対称性が得られるので、
モジュールケース内に取り付ける際に、方向性を規制す
る部材が不要となり、部品点数が減少してコスト低減が
図れるのみならず、取る付け作業も容易となる。
【0036】又、フィルタを複数のフィルタユニットで
構成する事により、フィルタの標準化が可能になり、従
来の如く、ガス発生器の大きさに応じてその都度設計す
るのみならず、フィルタ成形のために、新たに冶具を製
作する必要がなく、フィルタユニットの積層数のみで、
ガス発生器の大きさの変動に対応可能となるから、大幅
なコスト低減が可能となる。
【0037】又、2つの燃焼室間を画成する仕切板の両
面に断熱材を配置する事により、一方の燃焼室でガス発
生剤の燃焼が生じても、他方の燃焼室にはその熱が伝達
されず、更に、フィルタと外筒との間には空間が形成さ
れているので、一方の燃焼室でのガス発生剤の燃焼によ
る熱が、外筒を伝わって他方の燃焼室内のガス発生剤に
伝達されに当り、前記空間が断熱層の役割を果たす事に
なる。この結果、高温高圧となる燃焼室温度が、仕切板
1枚のみで容易に断熱できるので、制御装置からの指令
により、隣接した燃焼室のガス発生剤が点火されるまで
は、燃焼を開始する事はなく、エアバッグの展開制御
が、制御装置の指示通りに正確に行われる事になり、可
及的に理想的なエアバッグ展開制御を行う事が可能とな
る。
【0038】更に、エアバッグには、エアバッグ溶損の
原因である残留スラグ含有量の少ない清浄ガスが流入す
る様になっているので、エアバッグの溶損事故が防止で
きるのみならず、エアバッグ自体も、耐熱樹脂をコーテ
ィングしたリサイクル不可能なエアバッグではなく、ナ
イロン等の単一樹脂で形成した無コーティングのエアバ
ッグを使用する事が可能となるので、エアバッグ樹脂の
リサイクルが可能となり、地球環境の保護の観点から
も、極めて有用な発明といえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る助手席用エアバッグモジュールの
構成を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明に係る助手席用エアバッグモジュールの
変形例の構成を示す縦断面図である。
【図4】従来の助手席用エアバッグモジュールの構成を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 助手席用エアバッグモジュール 2 エアバッグ 3 モジュールケース 4 ガス発生器 7 整流板 8 ガス流出口 21 ハウジング 22 仕切部材 24 フィルタ 24A フィルタユニット 26,27 点火装置 28 外筒 28a ガス放出孔 S1 ガス流出空間 G1,G2 燃焼室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸野 善行 兵庫県姫路市豊富町豊富3903−39 日本化 薬株式会社姫路工場内センサー・テクノロ ジー株式会社姫路テクニカルセンター内 (72)発明者 長橋 賢一 兵庫県姫路市豊富町豊富3903−39 日本化 薬株式会社姫路工場内センサー・テクノロ ジー株式会社姫路テクニカルセンター内 (72)発明者 田口 征吾 兵庫県姫路市豊富町豊富3903−39 日本化 薬株式会社姫路工場内センサー・テクノロ ジー株式会社姫路テクニカルセンター内 (72)発明者 石田 武 兵庫県姫路市豊富町豊富3903−39 日本化 薬株式会社姫路工場内センサー・テクノロ ジー株式会社姫路テクニカルセンター内 (72)発明者 菊地 大 兵庫県姫路市豊富町豊富3903−39 日本化 薬株式会社姫路工場内センサー・テクノロ ジー株式会社姫路テクニカルセンター内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モジュールケース(3)内に、円筒状の
    ガス発生器(4)と該ガス発生器(4)によって展開す
    るエアバッグ(2)とを備えてなる車両の助手席用エア
    バッグモジュールにおいて、 前記ガス発生器(4)は、 円筒状のハウジング(21)の両端部には、夫々点火装
    置(26,27)が配置されており、 該ハウジング(21)内には、仕切部材(22)によっ
    て、前記各点火装置(26,27)に対応して第1燃焼
    室(G1)と第2燃焼室(G2)とが画成されており、 該各燃焼室(G1,G2)内には、その軸中心からガス
    発生剤(23)とフィルタ(24)が順次配置されてお
    り、 前記ハウジング(21)の筒部には、前記各燃焼室(G
    1,G2)に対応して円周方向に複数のガス放出孔(2
    8a)が形成されており、 前記モジュールケース(3)内には、前記ガス発生器
    (4)を囲繞する様に環状のガス流出空間(S1)が形
    成されており、 該ガス流出空間(S1)と前記エアバッグ(2)とは、
    前記モジュールケース(3)内の軸方向中央部に位置す
    るガス流出口(8)を介して連通されており、 前記ガス流出口(8)の開口位置は、前記ハウジング
    (21)に形成された前記各ガス放出孔(28a)の少
    なくとも一部と相対峙しない様に、ずらして配置されて
    なるものである事を特徴とする助手席用エアバッグモジ
    ュール
  2. 【請求項2】 前記第1燃焼室(G1)と第2燃焼室
    (G2)との容積が異なる様に、前記仕切部材(22)
    を、前記円筒状ハウジング(21)の軸方向中央位置か
    らずらして配置してなる請求項1に記載の助手席用エア
    バッグモジュール
  3. 【請求項3】 前記フィルタ(24)は、軸方向に積層
    された複数のフィルタユニット(24A)からなるもの
    である請求項1又は2に記載の助手席用エアバッグモジ
    ュール
  4. 【請求項4】 前記第1燃焼室(G1)と第2燃焼室
    (G2)に夫々形成されたガス放出孔(28a)が、各
    燃焼室(G1,G2)の軸方向略中央部の円周方向に各
    1列配置されており、前記ガス流出口(8)の開口位置
    は、前記各ガス放出孔(28a)と相対峙しない様に、
    ずらして配置されてなるものである請求項2に記載の助
    手席用エアバッグモジュール
  5. 【請求項5】 前記第1燃焼室(G1)と第2燃焼室
    (G2)に夫々形成されたガス放出孔(28a)が、各
    フィルタユニット(24A)毎の軸方向略中央部の円周
    方向に形成されており、前記ガス流出口(8)開口位置
    は、前記ガス放出孔(28a)の内、前記ハウジング
    (3)の軸方向両端部に位置するガス放出孔(28a)
    と相対峙しない様に、ずらして配置されてなるものであ
    る請求項3に記載の助手席用エアバッグモジュール
  6. 【請求項6】 前記エアバッグ(2)が、耐熱樹脂をコ
    ーティングしていない無コーティングのエアバッグであ
    る請求項1乃至5のいずれかに記載の助手席用エアバッ
    グモジュール
  7. 【請求項7】 前記仕切部材(22)の各燃焼室(G
    1,G2)内のガス発生剤(23)に接する面に断熱性
    を有するクッション部材(34)を配置し、該仕切板
    (22)の前記フィルタ(24)と接する面に断熱性を
    有するシール部材(32)を配置してなる請求項1乃至
    6のいずれかに記載の助手席用エアバッグモジュール
  8. 【請求項8】 前記仕切板(22)の外側円周部と、こ
    れに接するガス発生剤(4)の外筒(28)とを、カシ
    メて固着してなる請求項1乃至7のいずれかに記載の助
    手席用エアバッグモジュール
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101788153A (zh) * 2008-10-31 2010-07-28 Bsh博施及西门子家用器具有限公司 集气管道以及具有集气管道的用燃气工作的设备

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