JPH10329361A - 光学装置、開口アレイの製造方法 - Google Patents

光学装置、開口アレイの製造方法

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JPH10329361A
JPH10329361A JP15497097A JP15497097A JPH10329361A JP H10329361 A JPH10329361 A JP H10329361A JP 15497097 A JP15497097 A JP 15497097A JP 15497097 A JP15497097 A JP 15497097A JP H10329361 A JPH10329361 A JP H10329361A
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JP15497097A
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Yasuhiro Osawa
康宏 大澤
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の出射口以外の出射口からの光洩れを防
止し、アスペクト比の小さい開口アレイを容易に製作し
得るようにする。 【解決手段】 入射口4から照射された光線が、出射す
べき出射口5で最もx方向にずれたAの座標(x,T)
が最大でもP−ρを越えないように、入射口アレイ2か
ら開口アレイ6の出射面までの間隔をt2を定め、さら
に、隣接する出射口5側に向かう光線が最もy方向にず
れて開口アレイ6に到達するBの座標(P+r−ρ,
y)をt2以下となるように開口アレイ6を構成するこ
とで、入射口アレイ2と出射口アレイ3との間隔Tより
も開口アレイ6の長さを短くしても、所望の出射口5以
外の出射口5からの光洩れを防止し、これに伴い、アス
ペクト比の小さい開口アレイ6を容易に製作し得るよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光プリンタ、複写
機、スキャナ等に用いられる光学装置、開口アレイの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の入射口が一定の配列周期で
配列された入射口アレイと、個々の入射口と対向する複
数の出射口が一定の配列周期で配列された出射口アレイ
とを対向配置し、所望の入射口から入射した光をこの入
射口に対向する出射口から出射するようにした光学装置
がある。このような光学装置は、例えば、光プリンタ、
ファクシミリ、複写機、スキャナ等において、潜像書き
込み系、読取画像の結像系等の光学装置として用いられ
ている。このようにアレイ型の光学装置では、所望の出
射口に出射すべき光が他の出射口に迷光として出射され
ないように遮光することが必要である。
【0003】例えば、特公昭63−11647号公報に
記載されたレンズアレイ系では、物面の像を肉厚の一つ
のレンズに入射し、その入射した像をレンズ内で反転像
に反転して出射面から出射し等倍で結像している。この
場合、隣接するレンズに光が洩れないようにレンズの曲
面以外の側面に吸収層を配置している。レンズ自体が大
きい場合は、レンズ側面を遮光することは容易である
が、コンパクト化する場合には焦点距離が短くなり、そ
れとともにレンズ自体のサイズも1mm以下の直径にな
るため、同公報で述べているように、遮光を兼ねた鏡筒
を並べてレンズアレイを構成することになる。
【0004】この場合、小さなパイプを並設することは
部品点数が増加しサイズも大きくなるので現実的ではな
いので、パイプ状に遮光膜を形成することを想定する
が、鏡筒の直径に対して鏡筒の長さの比(アスペクト
比)は、レンズアレイがコンパクトになる程大きくなる
ので製造が困難である。
【0005】また、特開平8−1998号公報に記載さ
れた光学装置は、LEDアレイチップと、その発光面を
覆う保護層(遮光層)からなるプリントヘッドで、保護
層には個々の発光面から発光された光を通すための貫通
孔が形成されている。貫通孔の配列周期は、例えばLE
Dのピッチが600dpiとすると、それに対応する4
2.5μmとなり、貫通孔の深さは保護層の厚さに相当
して数100μm程度と考えられるので、貫通孔の直径
に対して貫通孔の長さの比(アスペクト比)が大きくな
り、やはり製造が困難である。
【0006】特開平8−79447号公報に記載された
例では、原稿面に対向する第1のレンズアレイと、第2
のレンズアレイとを対向配置し、これらの第1、第2の
レンズアレイの間に、第1のレンズアレイからの出射光
を透過させる透光が形成された一つ又は複数の遮光膜を
具備している。この構成によれば、第1のレンズアレイ
の各レンズ(入射口に相当)と、第2のレンズアレイの
各レンズ部(出射口に相当)との間をパイプ状の鏡筒で
遮光しなくてもよいことが分かる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平8−1
998号公報に記載された光学装置は、遮光膜の枚数や
位置、この遮光膜に形成する透光の位置等については明
確な記載がない。例えば、同公報では、一つの遮光膜第
1、第2のレンズアレイの略中間に配置されることが記
載され(請求項3参照)、また、遮光膜が、第1のレン
ズアレイの各レンズから第2のレンズアレイのレンズの
対応するレンズの隣接レンズへの光路を実質的に遮光で
きるような開口幅の透光を有することが記載され(請求
項4及び請求項9参照)、第1、第2の遮光膜を備え、
第1の遮光膜と第2のレンズアレイとの間隔、第2の遮
光膜と第1のレンズアレイとの間隔、第1、第2の遮光
膜の間隔が、略等しくする旨の内容が記載され(請求項
8参照)ているが、何れも構成の指針が明確に示されて
いるものではない。
【0008】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
で、遮光のためのアスペクト比を小さくし得る光学装
置、製作が容易な遮光のための開口アレイの製造方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光学装置
は、複数の入射口が一定の配列周期で配列された入射口
アレイと、個々の前記入射口と対向する複数の出射口が
一定の配列周期で配列された出射口アレイと、個々の前
記入射口及び前記出射口に対向する開口部が一定の配列
周期で配列されて前記入射口アレイと前記出射口アレイ
との間に配列された開口アレイとを具備し、前記入射口
アレイと前記出射口アレイとの間隔をT、前記入射口の
配列周期をP、前記入射口の開口半幅をr、前記出射口
の開口半幅をρ、前記開口部の開口半幅をR、前記入射
口アレイから前記開口アレイの入射側の面までの間隔を
t1、前記入射口アレイから前記開口アレイの出射側の
面までの間隔をt2とすると、前記開口アレイは、 t2>T・(r+R)/(P+r−ρ) t1<t2・(P−ρ−r)/(P+ρ−r) の二式を満足するように配列されている。
【0010】従って、上記二式を満足することで、入射
口アレイから出射口アレイまでの一部だけを開口アレイ
で遮光しても、所望の出射口以外の出射口からの光洩れ
を防止することが可能となる。
【0011】請求項2記載の光学装置は、複数の入射口
が一定の配列周期で配列された入射口アレイと、個々の
前記入射口と対向する複数の出射口が一定の配列周期で
配列された出射口アレイと、個々の前記入射口及び前記
出射口に対向する開口部が一定の配列周期で配列されて
前記入射口アレイと前記出射口アレイとの間に配列され
た薄膜開口アレイ層とを具備し、前記入射口アレイと前
記出射口アレイとの間隔をTとすると、前記薄膜開口ア
レイ層は、前記入射口アレイからの間隔が、正の整数k
に対して、T/(2^k)の整数倍となる少なくとも一
つ以上の位置に配列されている。
【0012】従って、T/(2^k)なる距離の単位で
入射口アレイと出射口との間隔を分割した所望の位置
に、薄膜開口アレイ層を配置することにより、光を出射
させるべき出射口以外の遮光範囲が自由に設定される。
【0013】請求項3記載の光学装置は、請求項2記載
の発明において、入射口アレイからの間隔が、正の整数
kに対して、T/(2^k)の整数倍となる少なくとも
二つの位置の範囲に、個々の入射口及び出射口に対向す
る開口部が一定の配列周期で配列された開口アレイを配
置した。
【0014】従って、開口アレイの両面は、他の薄膜開
口アレイ層とともに、T/(2^k)なる距離の単位で
入射口アレイと出射口との間隔を分割した所望の位置に
配置されているため、請求項2記載の光学装置と同様に
所望の出射口以外の出射口からの光洩れが防止される。
【0015】請求項4記載の開口アレイの製造方法は、
複数の開口部が一定の配列周期で形成された厚さの薄い
複数枚の遮光性基板を、互いに前記開口部の位置を一致
させて積層する。
【0016】従って、開口部が形成された遮光性基板を
所望の枚数だけ積層することにより、所望のアスペクト
比を設定することが可能となる。
【0017】請求項5記載の開口アレイの製造方法は、
互いに接合される接合縁を有する二枚の遮光性基板を設
け、これらの遮光性基板の少なくとも一方に接合縁にそ
の絶縁性基板の面と直交する多数の溝を形成した後に、
前記二枚の絶縁性基板の前記接合縁を接合する。
【0018】従って、接合縁を接合する前に形成される
溝は側面の一部が開放されるため、遮光性基板の厚さに
左右されることなく容易に加工することが可能となる。
また、溝を加工した二枚の遮光性基板の接合縁を接合す
ることにより、アスペクト比の大きな厚膜の開口アレイ
が形成される。
【0019】請求項6記載の開口アレイの製造方法は、
複数枚の透明基板の表面に複数の開口部が一定の配列周
期で形成される領域を残して遮光して薄膜開口アレイ層
を形成した後に、前記透明基板を多層に積層する。
【0020】従って、開口部の開口幅に対する薄膜開口
アレイ層の厚さ、すなわちアスペクト比を小さくするこ
とが可能となる。また、薄膜開口アレイ層が形成される
透明基板の厚さ及び枚数を選択することにより、遮光範
囲が自由に設定される。さらに、透明基板の厚さの管理
により薄膜開口アレイ層の間隔や位置を正確に設定する
ことが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図1
を参照して説明する。図1は光学装置OP1の一部を示
す断面図である。入射口アレイ2と出射口アレイ3とが
所定の間隔を開けて対向配置されている。入射口アレイ
2は一定の配列周期で配列された複数の入射口4を有
し、出射口アレイ3は個々の入射口4に対向する複数の
出射口5を有している。出射口アレイ2と出射口アレイ
3との間には、厚膜の開口アレイ6が設けられ、この開
口アレイ6は個々の入射口4及び出射口5に対向する複
数の開口部7を有している。この開口アレイ6の少なく
とも開口部7の内面における反射率はある低い値に設定
されている。
【0022】ここで、入射口アレイ2と出射口アレイ3
との間隔をT、入射口4の配列周期をP、入射口4の開
口半幅をr、出射口5の開口半幅をρ、開口部7の開口
半幅をR、入射口アレイ2から開口アレイ6の入射側の
面までの間隔をt1、入射口アレイ2から開口アレイ6
の出射側の面までの間隔をt2とすると、開口アレイ6
は、 t2>T・(r+R)/(P+r−ρ)………(1式) t1<t2・(P−ρ−r)/(P+ρ−r)……(2式) の二式を満足するように配列されている。
【0023】図1において、入射口4とこれに対応する
出射口との中心を通る軸方向をy、直線上に並ぶ入射口
4の配列方向をxとすると、図中、Aで示された点に照
射された光線が、出射すべき出射口5で最もx方向にず
れた光線である。Aの座標を(x,T)とすると、x
は、 x=T・(r+R)/t2−r……(3式) となる。所望の出射口5に照射されるべき光線がAの座
標を越えて隣接する出射口5に入射することを防止する
条件は、xの値が最大でもP−ρを越えないことであ
り、その条件となる T・(r+R)/t2−r<P−ρ……(4式) から上記の t2>T・(r+R)/(P+r−ρ)………(1式) が成立する。このt2の設定により、隣接する出射口5
に光線が照射することを防止することができる。
【0024】次に、Bで示された点に照射された光線
が、隣接する出射口5側となるy方向に向かう光線であ
る。Bの座標を(P+r−ρ,y)とすると、 y=t1・(P+ρ−r)/(P−ρ−r)……(5式) となる。所望の出射口5に照射されるべき光線がBの座
標を越えて隣接する出射口5に入射することを防止する
条件はyをt2以下にすることであり、ここに上記の t1<t2・(P−ρ−r)/(P+ρ−r)……(2式) が成立する。
【0025】従って、上記(1式)(2式)を満足する
ことで、入射口アレイ2から出射口アレイ3までの一部
だけを開口アレイ6で遮光することで、所望の出射口5
に隣接する他の出射口5に向かう光線を遮光することが
できる。また、入射口アレイ2と出射口アレイ3との対
向間隔Tよりも、開口アレイ6の厚さを薄くすることが
できるので、遮光のための開口アレイ6のアスペクト比
(開口部7の開口幅に対する開口部7の光軸方向の長
さ)を小さくすることができる。これにより、厚膜の開
口アレイ6の製作を容易化することができる。
【0026】次に、本発明の第二の実施の形態を図2及
び図3を参照して説明する。本実施の形態及びこれに続
く他の実施の形態において、前実施の形態で説明した部
分と同一部分は同一符号を用いて説明する。
【0027】図2及び図3は光学装置OP2の一部を示
す断面図である。入射口アレイ2と出射口アレイ3とが
所定の間隔を開けて対向配置されている。入射口アレイ
2は一定の配列周期で配列された複数の入射口4を有
し、出射口アレイ3は個々の入射口4に対向する複数の
出射口5を有している。出射口アレイ2と出射口アレイ
3との間には、薄膜開口アレイ層8が設けられ、開口ア
レイ6は個々の入射口4及び出射口5に対向する複数の
開口部9を有している。
【0028】ここで、入射口アレイ2と出射口アレイ3
との間隔をTとすると、薄膜開口アレイ層8は、入射口
アレイ2からの間隔が、正の整数kに対して、T/(2
^k)の整数倍となる少なくとも1以上の位置に配列さ
れている。
【0029】図2に示す構成は、入射口アレイ2からの
間隔がT/2となる一箇所に薄膜開口アレイ層8を配置
した例であり、図3に示す構成は、入射口アレイ2から
の間隔がT/4、3T/4となる二箇所に薄膜開口アレ
イ層8を配置した例である。選択された入射口4から入
射された光線は一点鎖線により示す。また、光線を出射
させるべき出射口5には(0)の番号を付し、この出射
口5から数えて近い出射口5の順に(1)(2)(3)
(4)…の番号を付して説明する。
【0030】図2に示す構成では、入射口アレイ2と出
射口アレイ3との中間の一箇所に薄膜開口アレイ層8を
配置したので、入射口4から入射された光線は、(0)
番の出射口5から出射されるとともに、出射口5の配列
周期の2倍の周期に対応する(2)(4)…番目の出射
口5からも出射されるが、隣接する(1)番目の出射口
5を含む奇数番目の出射口5への光線は薄膜開口アレイ
層8により遮光されることが分かる。
【0031】これに対し、図3に示す構成では、入射口
アレイ2からの間隔が、T/4(T/2^k、但しk=
2)、3T/4(3T/2^k)となる二箇所の位置に
設けた薄膜開口アレイ8の何れか一方により、(2)番
目の出射口5に向かう光線を遮光することが分かる。す
なわち、(0)番の出射口5から数えて、出射口5の配
列周期の4倍(2^k、但しk=2)の周期に対応する
出射口5については光線を出射するが、それ以外の出射
口5への光線は遮光されることが分かる。従って、kの
値を選択することにより、(0)の出射口5から所望の
範囲までの遮光領域を自由に設定することができる。こ
の場合、遮光領域を越えた光線は、所望の出射口5から
相当離れた出射口5から洩れるが、(0)番の出射口5
から遠く離れた出射口5は光線の傾きにより実質的に開
口幅が極めて狭くなり、また、遠く離れた出射口5に向
かう光は薄膜開口アレイ層8によって何回も蹴られるの
で、洩れる光線のパワーは僅かである。どこまで許容す
るかは、光学装置OP2を用いる機器の仕様によって異
なるので、その仕様によってkの値を設定すればよい。
【0032】また、薄膜開口アレイ層8は薄膜であるた
めアスペクト比(開口部9の開口幅に対する薄膜開口ア
レイ層8の厚さの比)が極めて小さいため、容易に製造
することができる。
【0033】次に、本発明の実施の第三の形態を図4を
参照して説明する。本実施の形態は結像系に適した光学
装置OP3の例である。厚膜の開口アレイ6の入射側に
はレンズアレイ10が積層され、出射側にレンズアレイ
11が積層されている。レンズアレイ10,11は屈折
率が約1.5の透明なプラスチック製で、高精度の金型
を用いて成形され、それぞれアレイ状に複数のレンズ部
12,13を有する。また、レンズアレイ10,11の
外側の開口アレイ6とは反対側の表面には、レンズ部1
2,13の領域を除く部分にクロム膜等の遮光膜14,
15を形成することにより入射口アレイ2及び出射口ア
レイ3が形成されている。レンズ部12,13が突出す
る部分は、前実施の形態における入射口4、出射口5に
相当する。
【0034】入射側のレンズアレイ10の厚さは250
μm、出射側のレンズアレイ11の厚さは500μm、
厚膜の開口アレイ6の厚さは250μmに定められてい
る。入射口に相当するレンズ部12、出射口に相当する
レンズ部13、開口アレイ6の開口部7は、それぞれ配
列周期が250μm、開口幅が125μmに定められて
いる。また、入射側のレンズアレイ10のレンズ部12
の曲率半径は、レンズ部12の配列方向に134μm、
光軸方向に268μmに定められ、出射側のレンズアレ
イ11のレンズ部13の曲率半径は、レンズ部13の配
列方向に139μm、光軸方向に278μmに定められ
ている。このような結像系の光学装置OP3は、入射口
アレイ2から1mm離れた物面のパターンを出射口アレ
イ3から1mm離れた像面に1対1に正立等倍結合され
るように構成されている。
【0035】このような構成において、入射側のレンズ
部12から入射された光は、このレンズ部12に対向す
る出射側のレンズ部13から出射されるが、隣接するレ
ンズ部(出射口)13への光洩れを厚膜の開口アレイ6
によって防止することができる。この開口アレイ6は、
入射口アレイ2と出射口アレイ3との間隔よりも薄い構
成であるため、図1に示す実施の形態と同様にアスペク
ト比を小さくして容易に製作することができる。
【0036】このような光学装置OP3は、厚膜の開口
アレイ6の開口部7の中心と、プラスチック成形したレ
ンズアレイ10,11のレンズ部12,13の中心を合
わせ、開口アレイ6の両面にレンズアレ10,11を積
層することにより容易に製作される。また、開口アレイ
6は、250μmの厚さのステンレス板にパンチングに
より開口部7を打ち抜くことにより形成される。
【0037】次に、本発明の実施の第四の形態を図5を
参照して説明する。本実施の形態における光学装置OP
4は、感光体に静電潜像を書き込むための光書込ヘッド
の例である。この光学装置OP4は、開口アレイ16の
入射側の一面に、多数のLED17が一定の配列周期で
配列されたLEDアレイ18を積層し、開口アレイ16
の出射側の一面に複数のレンズ部20を有するマイクロ
レンズ21を積層した構成である。
【0038】ここで、LEDアレイ18は前実施の形態
における入射口アレイ2に相当し、LED17の発光面
17aは入射口4に相当する。また、マイクロレンズ2
1は屈折率が1.5で厚さが250μmの石英ガラスに
より形成され、その出射側の一面にレンズ部20の領域
を除く部分にクロム膜等の遮光膜15を形成することに
より出射口アレイ3が形成されている。レンズ部20が
突出する部分は、前実施の形態における出射口5に相当
する。
【0039】また、本実施の形態における開口アレイ1
6は、複数枚の透明基板(本実施の形態では屈折率が
1.5の石英ガラス)22の表面に複数の開口部9が一
定の配列周期で形成される領域を残して遮光して薄膜開
口アレイ層8を形成した後に、4枚の透明基板22を積
層することにより形成されている。この場合、薄膜開口
アレイ層8の遮光部分はクロム等を蒸着することにより
形成される。
【0040】出射口に相当するレンズ部20と開口部9
とは、配列周期が42.5μm、開口幅が20μm、レ
ンズ部20の曲率半径が200μmに定められている。
LED17は配列周期が42.5μm、発光面17aの
幅が20μmに定められている。また、薄膜開口アレイ
層8の開口部9は、その配列周期に対する開口幅の比率
が0.5mm以下に定められている。
【0041】ここで、各薄膜開口アレイ層8は、入射口
アレイに相当する発光面17aからの間隔が、正の整数
kに対して、T/(2^k)の整数倍となる少なくとも
1以上の位置に配列されている。この例では、LEDア
レイ18の発光面17aから出射口アレイ3までの間隔
Tは1mmに定められている。開口アレイ16の透明基
板22の厚さを、LEDアレイ18に近い方から順に、
それぞれ313μm、375μm、125μm、250
μmに定めることにより、各薄膜開口アレイ層8は、発
光面17aからの5mm/16、3mm/8、1mm/
2、3mm/4の間隔を開けて配列されている。
【0042】従って、選択したLED17から光線を発
光させた場合に、前述したように、出射させるべきレン
ズ部20(出射口)に隣接するレンズ部20から遠く離
れたレンズ部20までの範囲での光洩れを防止すること
ができる。この例では、5/16(5T/2^k、但し
k=4)に薄膜開口アレイ層8が配列されているので、
レンズ部20の配列周期の16倍までの範囲での光洩れ
を防止することができる。
【0043】このように、複数枚の薄膜開口アレイ層8
を所定の間隔を開けて配置することにより形成された開
口アレイ16は、厚膜の開口アレイと同等の遮光作用を
得ることができる。この場合、個々の薄膜開口アレイ層
8は、前述したようアスペクト比を小さくすることがで
き、しかも、透明基板22の厚さの管理により薄膜開口
アレイ層8の間隔や位置を正確に設定することができ
る。
【0044】次に、本発明の実施の第五の形態を図6を
参照して説明する。本実施の形態における光学装置OP
5も、感光体に静電潜像を書き込むための光書込ヘッド
の例である。
【0045】この光学装置OP5は、図5における複数
の薄膜開口アレイ層8に代えて一つの厚膜の開口アレイ
6を用いた例である。すなわち、LEDアレイ18と、
透明基板22と、厚膜の開口アレイ6と、薄膜開口アレ
イ層8が形成された透明基板22と、表面に出射口アレ
イ3が形成されたマイクロレンズ21とを積層した構成
である。また、出射口に相当するレンズ部20と開口部
9とは、配列周期が42.5μm、開口幅が20μm、
レンズ部20の曲率半径は200μm、LED17は配
列周期が42.5μm、発光面17aの幅が20μmに
定められている。
【0046】ここで、薄膜開口アレイ層8及び厚膜の開
口アレイ6の両面は、入射口アレイに相当する発光面1
7aからの間隔が、正の整数kに対して、T/(2^
k)の整数倍となる少なくとも1以上の位置に配列され
ている。この例では、LEDアレイ18の発光面17a
から出射口アレイ3までの間隔Tは1mmに定められて
いる。そして、LEDアレイ18に近い方から順に、3
75μmの厚さの透明基板22、185μmの厚さの開
口アレイ6、薄膜開口アレイ層8が形成された厚さ19
0μmの透明基板22、厚さが250μmのマイクロレ
ンズ21を積層することにより、薄膜開口アレイ層8
は、発光面17aからの3mm/4の位置に、開口アレ
イ6の両面は、3mm/8、9mm/16の位置に配列
されている。
【0047】従って、選択したLED17から光線を発
光させた場合に、前述したように、出射させるべきレン
ズ部20(出射口)に隣接するレンズ部20から遠く離
れたレンズ部20までの範囲での光洩れを防止すること
ができる。
【0048】この例では、薄膜開口アレイ層8と厚膜の
開口アレイ6とを併用しているので、図5に示すよう
に、複数の薄膜開口アレイ層8だけで遮光する場合に比
して、遮光部品の数を少なくすることができる。厚膜の
開口アレイ6も、薄膜開口アレイ層8を併用することで
さらにアスペクト比を小さくすることができるので、製
作が容易である。
【0049】次に、本発明の実施の第六の形態を図7を
参照して説明する。本実施の形態は結像系に適した光学
装置OP6の例である。入射側のレンズアレイ10と二
枚の厚膜の開口アレイ6と出射側のレンズアレイ11と
を接合することにより形成されている。開口アレイ6の
開口部7には、レンズアレイ10,11との界面での光
の反射を防止するために、ガラス製のレンズアレイ1
0,11と同じ屈折率の透明なプラスチックが埋設され
ている。また、レンズアレイ10,11の外側の開口ア
レイ6とは反対側の表面には、レンズ部12,13の領
域を除く部分にクロム膜等の遮光膜14,15を形成す
ることにより入射口アレイ2及び出射口アレイ3が形成
されている。レンズ部12,13が突出する部分は入射
口、出射口に相当する。
【0050】入射側のレンズアレイ10の厚さは250
μm、出射側のレンズアレイ11の厚さは500μm、
二枚の厚膜の開口アレイ6の厚さはそれぞれ125μm
に定められている。また、入射側のレンズアレイ10の
レンズ部12の曲率半径は134μm、出射側のレンズ
アレイ11のレンズ部13の曲率半径は139μmに定
められている。このような結像系の光学装置OP3は、
入射口アレイ2から1mm離れた物面のパターンを出射
口アレイ3から1mm離れた像面に1対1に正立等倍結
合されるように構成されている。
【0051】このような構成において、入射側のレンズ
部12から入射された光は、このレンズ部12に対向す
る出射側のレンズ部13から出射されるが、隣接するレ
ンズ部(出射口)13への光洩れを厚膜の開口アレイ6
によって防止することができる。さらに、開口アレイ6
は、二枚構成のため各々の厚さを薄くすることができ
る。この例では、開口幅が125μmの開口部7を、そ
の開口幅と同程度に薄いステンレス板に形成するので、
パンチング等の薄板加工技術で容易に製作することがで
きる。
【0052】次に、本発明の実施の第七の実施の形態に
ついて説明する。本実施の形態は厚膜の開口アレイ6の
製造方法についてである。図8(a)に示すように、ま
ず、互いに接合される接合縁23,24を有する二枚の
遮光性基板25,26を用意する。この場合、一枚の遮
光性基板をダイシング加工する等の方法により二枚に分
割してもよい。また、遮光性基板25,26は本実施の
形態ではステンレス板を用いているがこれに限られるも
のではない。次に、遮光性基板25,26の内の少なく
とも一方の接合縁23にその絶縁性基板25の面と直交
する多数の溝27をダイシング加工等により形成した後
に、図8(b)に示すように、二枚の絶縁性基板25,
26の接合縁23,24を接合して開口アレイ6を製作
する。
【0053】この場合、接合縁23,24を接合する前
に形成される溝27はコの字形となり、溝27の側面の
一部が開放されているため、遮光性基板25,26の厚
さに左右されることなく容易に加工することができ、溝
27を加工した二枚の遮光性基板25,26の接合縁2
3,24を接合することにより、アスペクト比の大きな
厚膜の開口アレイ6を容易に形成することができる。
【0054】このようにして形成された二枚の開口アレ
イ6を積層し、これらの開口アレイ6の開口部7にレン
ズアレイ10,11と同じ屈折率のプラスチックを埋設
し、接合した開口アレイ6の両面に、図8(c)に示す
ように、レンズアレイ10,11を接合することによ
り、例えば図7に対応する結像系の光学装置OP6を形
成することができる。
【0055】なお、開口アレイ6の入射面側或いは出射
面側の何れか一方に積層されるレンズアレイ10又は1
1を積層する場合に、レンズ部12,13の中心と開口
アレイ6の開口部7の中心とを一致させることが困難な
場合が予想されるが、このような場合には、まず、開口
アレイ6の表面に透明基板を貼り合わせ、フォトリソグ
ラフィ技術による位置合わせで、開口アレイ6の開口部
7の中心と、これから作成するレンズ部との中心の位置
を定め、エッチング等の処理により透明基板の表面にレ
ンズ部を形成することで、開口アレイ6の各開口部7
と、レンズアレイの各レンズ部との位置を精度よく一致
させることができる。
【0056】さらに、図示しないが、これまで述べた開
口部7に相当する複数の開口部が一定の配列周期で形成
された厚さの薄い複数枚の遮光性基板を、互いに開口部
の位置を一致させて所望の枚数だけ積層することによ
り、所望のアスペクト比を設定することができる。この
場合、一枚の遮光性基板の単位では、開口部の開口幅に
対する遮光性基板の厚さ、すなわちアスペクト比が極め
て小さいため、容易に製作することができる。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載の光学装置は、上述したよ
うに、対向配置された入射口アレイと出射口アレイとの
間隔をT、入射口アレイの入射口の配列周期をP、入射
口の開口半幅をr、出射口アレイの出射口の開口半幅を
ρ、入射口アレイと出射口アレイとの間に配置された開
口アレイの開口部の開口半幅をR、入射口アレイから開
口アレイの入射側の面までの間隔をt1、入射口アレイ
から開口アレイの出射側の面までの間隔をt2とし、開
口アレイを、 t2>T・(r+R)/(P+r−ρ) t1<t2・(P−ρ−r)/(P+ρ−r) の二式を満足するように配列したので、入射口アレイか
ら出射口アレイまでの一部だけを開口アレイで遮光する
ことにより、光線を出射すべき出射口以外の出射口から
光線が出射される状態を防止することができる。よっ
て、遮光のための開口アレイのアスペクト比を小さくす
ることができる。これにより、厚膜の開口アレイの製作
を容易化することができる。
【0058】請求項2記載の光学装置は、上述したよう
に、対向配置された入射口アレイと出射口アレイとの間
隔をTとし、入射口アレイの出射口及び出射口アレイの
出射口のそれぞれに対向する開口部を有する薄膜開口ア
レイ層を、入射口アレイからの間隔が、正の整数kに対
して、T/(2^k)の整数倍となる少なくとも一つ以
上の位置に配列したので、薄膜開口アレイ層の配列場所
の及び配列枚数を設定することにより、光を出射させる
べき出射口以外の遮光範囲が自由に設定することができ
る。また、薄膜開口アレイ層は薄膜であるためアスペク
ト比が極めて小さいため、容易に製造することができ
る。
【0059】請求項3記載の光学装置は、請求項2記載
の発明において、入射口アレイからの間隔が、正の整数
kに対して、T/(2^k)の整数倍となる少なくとも
二つの位置の範囲に、個々の入射口及び出射口に対向す
る開口部が一定の配列周期で配列された開口アレイを配
置したので、開口アレイの両面は、他の薄膜開口アレイ
層とともに、T/(2^k)なる距離の単位で入射口ア
レイと出射口との間隔を分割した所望の位置に配置させ
ることができる。これにより、所望の出射口以外の出射
口からの光洩れを防止することができる。しかも、薄膜
開口アレイ層のみで遮光する場合に比して遮光部品の点
数を少なくすることができる。
【0060】請求項4記載の開口アレイの製造方法は、
複数の開口部が一定の配列周期で形成された厚さの薄い
複数枚の遮光性基板を、互いに前記開口部の位置を一致
させて積層するので、開口部が形成された遮光性基板を
所望の枚数だけ積層することにより、所望のアスペクト
比を設定することが可能となる。また、一枚の遮光性基
板の単位では、開口部の開口幅に対する遮光性基板の厚
さ、すなわちアスペクトが極めて小さいため、容易に製
作することができる。
【0061】請求項5記載の開口アレイの製造方法は、
互いに接合される接合縁を有する二枚の遮光性基板を設
け、これらの遮光性基板の少なくとも一方に接合縁にそ
の絶縁性基板の面と直交する多数の溝を形成した後に、
二枚の絶縁性基板の接合縁を接合するので、接合縁を接
合する前に形成される溝は側面の一部が開放されるた
め、遮光性基板の厚さに左右されることなく容易に加工
することができる。また、溝を加工した二枚の遮光性基
板の接合縁を接合することにより、アスペクト比の大き
な厚膜の開口アレイを容易に製作することができる。
【0062】請求項6記載の開口アレイの製造方法は、
複数枚の透明基板の表面に複数の開口部が一定の配列周
期で形成される領域を残して遮光して薄膜開口アレイ層
を形成した後に、前記透明基板を多層に積層するので、
開口部の開口幅に対する薄膜開口アレイ層の厚さ、すな
わちアスペクト比を小さくすることができ。また、薄膜
開口アレイ層が形成される透明基板の厚さ及び枚数を選
択することにより、遮光範囲を自由に設定することがで
きる。さらに、透明基板の厚さの管理により薄膜開口ア
レイ層の間隔や位置を正確に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態における光学装置の
一部の断面図である。
【図2】本発明の実施の第二の形態における光学装置の
一部の断面図である。
【図3】薄膜開口アレイ層の配列状態を変えた例を示す
光学装置の一部の断面図である。
【図4】本発明の実施の第三の形態における光学装置の
一部の断面図である。
【図5】本発明の実施の第四の形態における光学装置の
一部の断面図である。
【図6】本発明の実施の第五の形態における光学装置の
一部の断面図である。
【図7】本発明の実施の第六の形態における光学装置の
一部の断面図である。
【図8】本発明の実施の第七の形態における開口アレイ
の製造過程及び光学装置の製造過程を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 入射口アレイ 3 出射口アレイ 4 入射口 5 出射口 6 開口アレイ 7 開口部 8 薄膜開口アレイ層 9 開口部 22 透明基板 23,24 接合縁 25,26 遮光性基板 27 溝 T 入射口アレイと出射口アレイとの間隔 P 入射口の配列周期 r 入射口の開口半幅 ρ 出射口の開口半幅 R 開口部の開口半幅 t1 入射口アレイから開口アレイの入射側の面ま
での間隔 t2 入射口アレイから開口アレイの出射側の面ま
での間隔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入射口が一定の周期で配列された
    入射口アレイと、個々の前記入射口と対向する複数の出
    射口が一定の周期で配列された出射口アレイと、個々の
    前記入射口及び前記出射口に対向する開口部が一定の周
    期で配列されて前記入射口アレイと前記出射口アレイと
    の間に配列された開口アレイとを具備し、 前記入射口アレイと前記出射口アレイとの間隔をT、前
    記入射口の配列周期をP、前記入射口の開口半幅をr、
    前記出射口の開口半幅をρ、前記開口部の開口半幅を
    R、前記入射口アレイから前記開口アレイの入射側の面
    までの間隔をt1、前記入射口アレイから前記開口アレ
    イの出射側の面までの間隔をt2とすると、前記開口ア
    レイは、 t2>T・(r+R)/(P+r−ρ) t1<t2・(P−ρ−r)/(P+ρ−r) の二式を満足するように配列されていることを特徴とす
    る光学装置。
  2. 【請求項2】 複数の入射口が一定の配列周期で配列さ
    れた入射口アレイと、個々の前記入射口と対向する複数
    の出射口が一定の配列周期で配列された出射口アレイ
    と、個々の前記入射口及び前記出射口に対向する開口部
    が一定の配列周期で配列されて前記入射口アレイと前記
    出射口アレイとの間に配列された薄膜開口アレイ層とを
    具備し、 前記入射口アレイと前記出射口アレイとの間隔をTとす
    ると、前記薄膜開口アレイ層は、前記入射口アレイから
    の間隔が、正の整数kに対して、T/(2^k)の整数
    倍となる少なくとも一つ以上の位置に配列されているこ
    とを特徴とする光学装置。
  3. 【請求項3】 入射口アレイからの間隔が、正の整数k
    に対して、T/(2^k)の整数倍となる少なくとも二
    つの位置の範囲に、個々の入射口及び出射口に対向する
    開口部が一定の配列周期で配列された開口アレイを配置
    したことを特徴とする請求項2記載の光学装置。
  4. 【請求項4】 複数の開口部が一定の配列周期で形成さ
    れた厚さの薄い複数枚の遮光性基板を、互いに前記開口
    部の位置を一致させて積層することを特徴とする開口ア
    レイの製造方法。
  5. 【請求項5】 互いに接合される接合縁を有する二枚の
    遮光性基板を設け、これらの遮光性基板の少なくとも一
    方の接合縁にその絶縁性基板の面と直交する多数の溝を
    形成した後に、前記二枚の絶縁性基板の前記接合縁を接
    合することを特徴とする開口アレイの製造方法。
  6. 【請求項6】 複数枚の透明基板の表面に複数の開口部
    が一定の配列周期で形成される領域を残して遮光した薄
    膜開口アレイ層を形成した後に、前記透明基板を多層に
    積層することを特徴とする開口アレイの製造方法。
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