JPH10329072A - 複数部材の自動組立方法 - Google Patents

複数部材の自動組立方法

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JPH10329072A
JPH10329072A JP9150217A JP15021797A JPH10329072A JP H10329072 A JPH10329072 A JP H10329072A JP 9150217 A JP9150217 A JP 9150217A JP 15021797 A JP15021797 A JP 15021797A JP H10329072 A JPH10329072 A JP H10329072A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間部材を介設させて組み付ける複数の部材
を,マニピュレータ等を高度に制御することなく,組み
付けることのできる自動組立方法の提供。 【解決手段】 複数のチャック41,42を所定の角度
a,b...で近接または離隔させる移動手段(エアシ
リンダー43)と備えた組み付けハンド40を用意し,
複数の部材10,20を中間部材30を介設させること
なく連結させる仮組み付け工程と,各部材をチャックに
により把持した後,所定の角度a,b...の方向に一
旦離隔させると共に位置関係を保ちつつ第1の部材10
を中間部材に対する所定の組み付け位置に移動させる中
間工程と,その後に他の各部材20を所定の角度a,
b...の方向から上記第1の部材に再接近させ各部材
の連結部を再結合させる本組み付け工程とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,間に中間部材を介設させる複数
の部材の自動組立方法に関する。
【0002】
【従来技術】2つの部材を組み立てる方法として,特開
昭58−165981号公報には,一方のマニピュレー
タにより一方の部材を所定の位置に継続的に保持し,他
方のマニピュレータにより上記部材の所定の位置に他方
の部材を供給して組み付ける方法が提案されている。
【0003】また,特開平4−176577号公報に
は,2つの部材をシャーシ等に組み付ける方法が提案さ
れている。即ち,平行移動可能かつ回転自在の取付体に
回転軸に直角方向に進退自在の一対のチャックを設け,
2つのチャックを接離可能とした複数部材の自動組立装
置が提案されている。その結果,第1,第2チャック
は,X方向,Y方向,回転方向及び回転方向に直交する
方向に姿勢制御することができると共に互いに接離する
ことができるから,上記部材を互いに関連させた状態で
シャーシ等の第3の部材に組み付けることができるとす
る。
【0004】上記のように,2つの部材を組み付ける場
合には,単純に2つの部材を連結するのではなく,2つ
の部材の間にシャーシやケースの隔壁等の中間部材を介
設させなければならない組み付け態様がある。即ち,例
えば,ケースの内部に装着される風向制御用のドアとケ
ースの外部に出ている上記ドアの角度制御用のプレート
とをケースの隔壁を介して組み付けるような場合であ
る。
【0005】この場合は,隔壁等の中間部材と他の部材
との位置関係は比較的ラフでよく高度の位置合わせ精度
は必要がないが,3つの部材の位置関係を同時に制御す
るため組み付け作業は,より困難となる。このような場
合には,例えば,第1ステップとして,ケース等の中間
部材と第1の部材との間の位置合わせを行い,この状態
において,次のステップで第1の部材と第2の部材との
間の高精度の位置合わせが行われることになる。そし
て,前者の特開昭58−165981号公報の装置で
は,第1のマニピュレータにより,ケース等の中間部材
の位置に第1の部材をセットし,その後その位置を継続
的に保持し,第2のマニピュレータにより,第2の部材
を第1の部材に組み付ける。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,2つの部材の
間にケースの隔壁等の中間部材を介設させる上記のよう
な組み付け態様の場合には,上記の従来の方法には,い
ずれもチャックやマニピュレータを高度に制御しなけれ
ばならず,部材の種類毎に制御動作のセッティングやプ
ログラミングが必要となる問題がある。
【0007】特開昭58−165981号公報に記載さ
れた方法では,2つの部材を把持し位置制御する2つの
マニピュレータを必要とし,2つのロボットまたは双腕
ロボットを必要とし,広い作業スペースが必要である。
そして,2つのマニピュレータが干渉しないように協調
的に制御し,2つの部材の連結部をドッキングさせるよ
うチャックを位置制御するから,チャックの動きに対し
て高度の制御動作を必要とする。そして,部材の種類ご
とに制御のセッティングを必要とする。
【0008】また,特開平4−176577号公報に記
載された装置は,単一のマニピュレータに2つのチャッ
クを取り付けてあるからマニピュレータの協調的な制御
は不要であり,作業スペースは節約されるが,2つの部
材を同時に取り出すことができず,2つの部材を2ステ
ップで取り出すから作業時間がかかる。また,同様に,
部材の組み付け位置において部材の連結部を正確に位置
制御するから,チャックに対して精度の高い制御が必要
となる。そして,部材の種類毎に制御動作のセッティン
グやプログラミングが必要となる。
【0009】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたものであり,間に中間部材を介設させて組み付け
る複数の部材を,マニピュレータやチャックを高度に制
御することなく,容易に組み付けることのできる自動組
立方法を提供しようとするものである。
【0010】
【課題の解決手段】本願の第1発明は,間に中間部材を
介設させると共にそれぞれの連結部を基準軸に対して所
定の角度aで接近させ一対の部材を連結する自動組立方
法であって,両部材を把持する一対のチャックと上記チ
ャックを上記aの角度で近接または離隔させるチャック
移動手段とを備えた組み付けハンドを用意し,上記第
1,第2部材を間に中間部材を介設させることなく連結
させる仮組み付け工程と,仮組み付けした上記部材を上
記組み付けハンドのチャックにより把持した後,上記移
動手段を作動させ両部材を上記角度aの方向に離隔させ
ると共に両部材の位置関係を保ちつつ第1の部材を中間
部材に対する所定の組み付け位置に移動させる中間工程
と,その後に上記チャック移動手段を作動させ第2の部
材を所定の角度aの方向から第1の部材に再接近させ両
部材の連結部を再結合させる本組み付け工程とからなる
ことを特徴とする中間部材を介設させ一対の部材を連結
する自動組立方法にある。
【0011】また,本願の第2発明は,間に中間部材を
介設させると共に互いの連結部を所定の角度a,
b...の方向から接近させて連結する複数の部材の自
動組立方法であって,各部材を把持する複数のチャック
と上記チャックを上記所定の角度a,b...で近接ま
たは離隔させる移動手段と備えた組み付けハンドを用意
し,上記複数の部材を中間部材を介設させることなく連
結させる仮組み付け工程と,仮組み付けした上記各部材
を上記組み付けハンドのチャックにより把持した後,上
記移動手段を作動させ各部材を上記所定の角度a,
b...の方向に一旦離隔させると共に各部材の上記位
置関係を保ちつつ第1の部材を中間部材に対する所定の
組み付け位置に移動させる中間工程と,その後に上記移
動手段を作動させ他の各部材を所定の角度a,b...
の方向から上記第1の部材に再接近させ各部材の連結部
を再結合させる本組み付け工程とからなることを特徴と
する間に中間部材を介設させる複数の部材の自動組立方
法にある。
【0012】上記発明において,特に注目すべきことの
第一点は,中間部材を介設させることなく,2つ(第2
発明では複数,以下同じ)の部材だけで仮組み付けを行
い,両者の位置合わせを行うことである。この仮組み付
けは,中間部材が存在しないから,作業が容易である。
【0013】特に注目すべきことの第二点は,上記仮組
み付けの状態から一定の方向(角度a)に両者を離隔さ
せ,上記位置関係を保ちつつ第1の部材を中間部材に対
する所定の組み付け位置に移動させることである。そし
て,上記移動動作は,一定の方向(角度a)に対する離
隔動作であるから,チャックの備えるべき機能は単純で
あり,かつ制御も簡単である。
【0014】そして,特に注目すべきことの第三点は,
上記のように,第1の部材と中間部材とを位置合わせし
た状態で,第2の部材を一定の方向(角度a)で近接さ
せることである。この移動動作は,一定の方向(角度
a)に対するチャックの往復動作であるから,チャック
の備えるべき機能は単純であり,かつ制御も簡単であ
る。そして,上記の作用効果は,3つ以上の部材の組み
付けの場合においても同様である。
【0015】上記のように,本願の発明によれば,始め
に,作業の容易な仮組み付けを2つの部材の間に行うこ
とにより,チャックの位置制御機能が単純なものでよく
なり,かつチャック間の移動制御のアルゴリズムも一定
の方向への単純な往復運動でよい。従って,装置は安価
となり,組み付け作業の制御動作のセッティングも容易
である。
【0016】例えば,従来の組み付け自動化の場合に
は,複数の部材に対応するロボットハンドのティーチン
グ作業が必要であったが,本発明の方法では,一旦部材
が離れ離れになっても,部材の連結部相互の位置関係が
保持されるということから,部材1個分相当のロボット
ハンドのティーチング量での組み付け自動化が可能とな
る。上記のように,本発明によれば,マニピュレータや
チャックを高度に制御することなく,間に中間部材を介
設させて組み付ける複数の部材を容易に組み付けること
が可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施形態例 本例は,図3に示すように,間に中間部材としてのケー
ス30を介設させると共にそれぞれの連結部である係合
穴12(図5)と係合ピン23(図4)とを軸心に平行
に互いに接近させドア10とプレート20とを連結する
自動組立方法である。組み付けに用いるロボット4のハ
ンド40は,図1,図2に示すように,ドア10とプレ
ート20とを把持する一対のチャック41,42と,チ
ャック41,42を互いに近接または離隔させるチャッ
ク移動手段としてのエアシリンダ43と備えている。
【0018】そして,本例の組み付け工程は,ドア10
とプレート20とを間にケース30を介設させることな
く連結させる図示しない部材供給装置による仮組み付け
工程(図示略)と,コンベア51により送られてきた仮
組み付け状態の上記部材10,20を組み付けハンド4
0のチャック41,42により把持した後,エアシリン
ダ43を作動させ両部材10,20を図1に示すように
一旦離隔させると共に両部材10,20の位置関係を保
ちつつドア10をコンベア52上のケース30に対する
所定の組み付け位置に移動させる中間工程と,その後に
エアシリンダ43を作動させプレート20をドア10に
再接近させ両部材10,20の連結部である係合穴12
(図5)と係合ピン23(図4)とを再結合させる本組
み付け工程とからなる。
【0019】以下それぞれについて説明を補足する。組
み付けの対象部材であるドア10,プレート20及びケ
ース30はいずれも,合成樹脂性の部材である。そし
て,図3に示すように,ドア10は下端のシャフト11
の一端部をケース30の内部中心付近に設けた受け座3
2に挿入され,シャフト11の反対側にある係合穴12
にはケース30の側面31に存在する挿通穴311を通
してプレート20のピン23が挿入される。
【0020】即ち,図5に示すように,シャフト11の
係合穴12には,一対のフォーク121が設けられてお
り,一方,プレート20には図4に示すようにピン23
が突設されており,ピン23の突部231が上記フォー
ク121に嵌合することにより,ピン23は係合穴12
に連結される。これによって,ドア10とプレート20
とは一体となり,ドア10とプレート20とはシャフト
11(係合穴12)の軸心を中心にして回動可能とな
る。
【0021】更に,図4,図6に示すように,プレート
20のピン23側には,軸心の周りに対称形に3個の係
合爪22が配置されており,ケース30の挿通穴311
に上記ピン23を挿入すると,係合爪22は内側に撓ん
でケース30の内側に進入し,その後撓みを復元させ
て,図6(a)に示すように,先端のカギ部が挿通穴3
11の壁面の縁部に係合し,プレート20は,ケース3
0に拘束され,そこから抜け出ないようになる。また,
図4に示すように,プレート20の曲折部には,チャッ
ク41の爪が進入するチャック把持用の穴21が開けら
れており,穴21内の壁面には,3個のリブ24が回転
対称形に配置されている。
【0022】そして,図1に示すように,ロボット4の
先端のフランジ49には組み付けハンド40を備えてお
り,ハンド40は図2に示すようにフランジ49の面に
垂直に取り付けられた第1チャック41と,第1チャッ
ク41に対して爪が垂直の向きとなるように取り付けら
れた第2チャック42と,第2チャック42が第1チャ
ック41に対してフランジ49と平行方向に接離するよ
うに駆動するエアシリンダ43を具備している。
【0023】そして,ロボット4は,図1に示すよう
に,部材供給用のコンベア51と組立用のコンベア52
との間を自在に移動し,アーム481,482を操作し
フランジ49を自在に昇降可,移動させることができ
る。一方,ドア10とプレート20とは,仮組み付けさ
れた状態でコンベア51により供給される。
【0024】即ち,上記部材供給工程では,始めに,図
示しない部材供給装置によりパレット81にプレート2
0をセットする。次に,同様の部材供給装置により,パ
レット81にセットされたプレート20にドア10をセ
ットする。この時,パレット81上にセットされたプレ
ート20は位置決めされた状態にあり,ドア10をこれ
にセットする作業は,ドア用の図示しないパレットにド
ア10をセットするのと変わらない作業となる。従っ
て,図示しない上記部材供給工程は,2個の部材を直接
組み付ける為の従来の部材供給装置を用いて可能であ
る。
【0025】そして,第1チャック41がドア10を把
持し,第2チャック42がエアシリンダ43に駆動され
て第1チャック41に接近した場合には,図2に示すよ
うに,第2チャック42の爪421がプレート20の把
持位置(図4に示す把持穴21)に進入していくように
各部材の位置関係が構成されている。
【0026】また,エアシリンダ43により第1チャッ
ク41と第2チャック42とを最も離隔させた状態にし
て,それぞれのチャック41,42にドア10とプレー
ト20とを把持し,図1に示すようにドア10をケース
30の位置に移動させた場合に,ハンド40やプレート
20がケース30に干渉しないように,各部材が配置さ
れ且つロボットのアーム481,482は動作を制御さ
れる。
【0027】上記構成に基づいてドア10とプレート2
0をケース30に組み付ける動作について説明する。ま
ず,ドア10とプレート20が仮組み付けされた状態
で,リブ24の突設された把持穴21を利用してパレッ
ト81上に位置決めされて,コンベア51により供給さ
れる。これに対する初期状態として,パレット81上の
ドア10におけるチャック41の把持部13(図2)を
把持するため,ロボット4はハンド40のチャック41
が,ハンド40を横方向に向けて待機している。
【0028】そして,パレット81が供給されると,ロ
ボット4はエアシリンダ43によりチャック41とチャ
ック42が最遠となる離隔位置に操作して,チャック4
1によりドア10を把持する。この時,パレット81が
位置するコンベア51の下方にはチャック42の衝突を
回避できるスペースを設けてある。
【0029】次にドア10をハンド40によりパレット
81より取り出すと,ドア10とプレート20は一体化
しているので,ドア10にプレート20が連結された状
態で,ハンド40をコンベア51よりコンベア52上の
ケース30側に移動する。同時に,プレート20の把持
穴21のリブ24を避けて内壁部を把持するよう,エア
シリンダ43によりチヤック42を穴21内の把持位置
へ移動させ,爪を拡開してプレート20を把持する。
【0030】その後エアシリンダ43によりチャック4
2をチャック41から離隔させると,ドア10とプレー
ト20とは,シャフト11の軸方向の位置関係を除く軸
の周りのその他の位置関係は保持されたまま,互いに分
離される。次に,パレット82上に位置決めされたケー
ス30がコンベア52により組み付け位置に供給されて
くる。
【0031】そして,ロボット4により,ドア10をケ
ース30の組み付け位置上に移動し,ドア10がケース
30の壁面に干渉しないように,シャフト11を受け座
32の位置に位置決めし,シャフト11の係合穴12を
ケース30の挿通穴311の中央へ位置決めする。そし
て,プレート20のピン23のエアシリンダ43による
駆動方向には上記挿通穴311とドアの係合穴12が位
置している。その結果,エアシリンダ43を駆動してチ
ャック42をチャック41に接近させれば,ドア10の
ピン23の係合穴12への挿入とプレート20の係合爪
22のケース30の挿通穴311への係合が可能とな
る。
【0032】ドア10とプレート20のケース30への
組み付けが完了した後,チャック41とチャック42を
ドア10とプレート20からそれぞれアンチヤツクし,
エアシリンダ43によりチャック42をチャック41か
ら離隔し,ハンド40をケース30の上方に移動した
後,初期状態へ移動し1つのサイクルを終了する。以上
により,複数部材の組み付け作業が,ロボット1台で小
スペースで可能となる。
【0033】また,従来には必要であった3部材の組み
付け時におけるドア10とプレート20との位置合わせ
作業が不要となり,単純なチャック41に対するチャッ
ク42の往復運動でよく,高速な組み付け作業が可能と
なる。更に,従来の組み付け自動化の場合には,ロボッ
ト4に対して,複数の部材,即ちドア10とプレート2
0とにそれぞれに対応するティーチング作業が必要であ
ったが,本例の方法では,一旦部材が離れ離れになって
も,ドア10とプレート20との連結部相互の位置関係
が保持されるということから,ロボット4において部材
1個分相当のティーチング量での組み付けの自動化が可
能となる。
【0034】また,仮組み付けされ一体化した状態から
組み付けを開始するから,複数部材,即ちドア10とプ
レート20とをパレット81から同時に取り出すことが
可能となり,組み付け作業の高速化が実現できる。上記
のように,本例によれば,ロボット4を高度に制御する
ことなく,間にケース30を介設させてドア10とプレ
ート20との自動組み付けが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例の組み付け方法における組み付け部
材及び装置の配置図。
【図2】実施形態例のチャック相互間の移動態様を示す
図。
【図3】実施形態例の組み付け部材の組み付け過程を示
す斜視図。
【図4】実施形態例のプレートの斜視図。
【図5】実施形態例のドアの係合穴近傍の拡大斜視図。
【図6】実施形態例のケースとプレートの係合状態を示
す断面図(a)と,(a)図に対するA矢視図(b)。
【符号の説明】
10...第1組み付け部材(ドア), 20...第2組み付け部材(プレート), 30...中間部材(ケース), 40...ハンド, 41,42...チャック, 43...移動手段(エアシリンダ),

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間に中間部材を介設させると共にそれぞ
    れの連結部を基準軸に対して所定の角度aで接近させ一
    対の部材を連結する自動組立方法であって,両部材を把
    持する一対のチャックと上記チャックを上記aの角度で
    近接または離隔させるチャック移動手段とを備えた組み
    付けハンドを用意し,上記第1,第2部材を間に中間部
    材を介設させることなく連結させる仮組み付け工程と,
    仮組み付けした上記部材を上記組み付けハンドのチャッ
    クにより把持した後,上記移動手段を作動させ両部材を
    上記角度aの方向に離隔させると共に両部材の位置関係
    を保ちつつ第1の部材を中間部材に対する所定の組み付
    け位置に移動させる中間工程と,その後に上記チャック
    移動手段を作動させ第2の部材を所定の角度aの方向か
    ら第1の部材に再接近させ両部材の連結部を再結合させ
    る本組み付け工程とからなることを特徴とする中間部材
    を介設させ一対の部材を連結する自動組立方法。
  2. 【請求項2】 間に中間部材を介設させると共に互いの
    連結部を所定の角度a,b...の方向から接近させて
    連結する複数の部材の自動組立方法であって,各部材を
    把持する複数のチャックと上記チャックを上記所定の角
    度a,b...で近接または離隔させる移動手段とを備
    えた組み付けハンドを用意し,上記複数の部材を中間部
    材を介設させることなく連結させる仮組み付け工程と,
    仮組み付けした上記各部材を上記組み付けハンドのチャ
    ックにより把持した後,上記移動手段を作動させ各部材
    を上記所定の角度a,b...の方向に一旦離隔させる
    と共に各部材の上記位置関係を保ちつつ第1の部材を中
    間部材に対する所定の組み付け位置に移動させる中間工
    程と,その後に上記移動手段を作動させ他の各部材を所
    定の角度a,b...の方向から上記第1の部材に再接
    近させ各部材の連結部を再結合させる本組み付け工程と
    からなることを特徴とする間に中間部材を介設させる複
    数の部材の自動組立方法。
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