JPH10328803A - 冷却水量制御方法 - Google Patents

冷却水量制御方法

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Publication number
JPH10328803A
JPH10328803A JP14559197A JP14559197A JPH10328803A JP H10328803 A JPH10328803 A JP H10328803A JP 14559197 A JP14559197 A JP 14559197A JP 14559197 A JP14559197 A JP 14559197A JP H10328803 A JPH10328803 A JP H10328803A
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JP
Japan
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cooling
cooling water
amount
water
casting
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Application number
JP14559197A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Kondo
修 近藤
Motoyoshi Obara
元良 小原
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10328803A publication Critical patent/JPH10328803A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続鋳造中に行われる鋳片幅変更に対して鋳
片表面温度を一定に保持すべく冷却水量を制御すること
ができる冷却水量制御方法を提供する。 【解決手段】 操業条件入力手段9から入力される基準
鋳込速度に基づいて複数の鋳込速度を決定し、操業条件
入力手段9から入力される基準鋳片幅及び前記鋳込速度
に基づいて予め各冷却ゾーンの冷却水量及び水流密度を
演算しておき、回転センサ5a ,5a ,…から鋳込速度
を、幅寸法検出手段3a から鋳片幅を、流量計6a ,6
a ,…から冷却水量を夫々取込んだ後、取込結果から各
冷却ゾーンの水流密度を演算し、取込んだ鋳込速度に応
じた水流密度を演算した水流密度から選択して目標水流
密度とし、演算した水流密度及び目標水流密度の偏差に
基づいて演算した冷却水量を補正し、この冷却水量に基
づいて各冷却ゾーンの冷却水量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続鋳造機の2次
冷却帯における冷却水量制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造機は、上下に夫々開口部を有す
る筒形の鋳型の上側開口部より溶湯を注入し、該鋳型の
内壁との接触により冷却(1次冷却)して、外側を凝固
シェルにより被覆された鋳片を得て、該鋳片を鋳型の下
側開口部から連続的に引き抜き、この引抜経路上に配設
した複数の冷却水ノズルから噴射される冷却水により更
に冷却(2次冷却)し、内部に至るまで凝固が進行した
段階で所定の長さに切断して製品鋳片を得るものであ
る。
【0003】1次冷却では、鋳片が冷却の進行に伴って
収縮し、所定の厚みの鋳片を得るために鋳片の厚み方向
を固定された鋳型との接触状態が失われ、冷却効率が低
下していく。
【0004】2次冷却は、これを補助するために実施さ
れるものであり、鋳型から引き抜いた後の鋳片に冷却水
を噴射し、凝固シェルの生成を高速で行なう。この冷却
強度は、異常偏析の原因となるバルジングを軽減するた
めに強冷却とするが、このために鋳片に高い熱応力が生
じ、内部割れ、中心部の偏析等が発生する虞があり、冷
却強度を適正に制御することが非常に重要となる。
【0005】2次冷却帯における冷却強度は、主に前記
冷却水ノズルからの噴射水量により制御される。2次冷
却帯は、鋳造方向に分割された複数の冷却ゾーンから構
成され、これら冷却ゾーンの噴射水量を各別に制御する
ことにより、各冷却ゾーン鋳片の表面温度を一定に保持
することができるようになっている。
【0006】これに応じた冷却水量制御方法が、特開昭
54−32103号公報に開示されている。この水量制
御方法においては、各冷却ゾーンの鋳片幅方向に配置さ
れた温度計測手段により鋳片表面の幅方向温度分布を連
続的に測定し、各測定位置における測定温度が目標温度
と一致するように、各測定位置に設けられた冷却水ノズ
ルから噴射する冷却水量を増減するものである。
【0007】また、特開平1−241362号公報で
は、鋳片幅方向に配設されたCCDリニアアレイ等の非
接触温度計測手段により、各冷却ゾーンにおける鋳片幅
方向の中央部と両端部の計3ヶ所における鋳片表面温度
を測定し、測定結果が目標温度と一致するように、各測
定位置に設けられた冷却水ノズルから噴射する冷却水量
を増減するものである。
【0008】ところで、近年の生産性向上及び省エネル
ギー化の観点から、熱間圧延工程における加熱炉の熱量
節減を達成するために、連続鋳造機にて鋳造された温度
の高い鋳片を連続的に熱間圧延機にて圧延する、いわゆ
る連続鋳造−熱間圧延直結化プロセスが開発され、既に
実用化されている。熱間圧延工程において様々な幅寸法
の鋳片に圧延するために、この圧延の幅寸法に応じた幅
寸法に予め合わせて鋳造する必要が生じてきた。
【0009】この場合、連続鋳造機では鋳造中に鋳型幅
(鋳型の横断面での長手方向寸法)を制御することによ
って鋳片幅を変更する。鋳片幅を大きくする場合、鋳片
内部の未凝固部分の内圧が増加するのに伴ってバルジン
グ、ブレークアウト等が発生し易くなるため、鋳片の幅
変更は、鋳片幅を小さくする方向にのみ行われる。鋳造
中に鋳片幅を小さくするに伴って、鋳片の体積(単位時
間当たりの鋳造体積)が減少するため、冷却水量が一定
の場合、冷却水による抜熱量が相対的に増大し、鋳片が
過冷却となる。従って、鋳片幅を小さくする場合には、
抜熱量が一定となるような冷却水量の制御が必要とな
る。
【0010】しかし、前述の如き冷却水量制御方法は、
鋳込速度変動による微小な鋳片幅の変動に対応するもの
であり、鋳造中に行われる大幅な鋳片の幅変更に対応す
ることができないという新たな課題が生じてきた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、斯かる事情
に鑑みてなされたものであり、連続鋳造−熱間圧延直結
化プロセスでの鋳造中に行われる鋳片幅の大なる変更に
対しても鋳片表面温度を一定に保持することができる冷
却水量制御方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る冷却水量
制御方法は、冷却水量を各別に調整することが可能な複
数の冷却ゾーンから構成される連続鋳造機の2次冷却帯
で、鋳造中の鋳片幅変更に応じて冷却ゾーン毎の鋳片表
面温度を一定にすべく冷却水量を制御する冷却水量制御
方法において、所定の基準鋳込速度に基づいて複数の鋳
込速度を決定する第1ステップと、所定の基準鋳片幅及
び第1ステップで決定した鋳込速度に応じて各冷却ゾー
ンの冷却水量及び単位冷却面積当たりの冷却水量である
水流密度を演算する第2ステップと、各冷却ゾーンの鋳
込速度及び鋳片幅及び冷却水量を取込む第3ステップ
と、取込結果から各冷却ゾーンの水流密度を演算する第
4ステップと、第3ステップで取込んだ鋳込速度に応じ
た水流密度を第2ステップで演算した水流密度から選択
して目標水流密度とし、第4ステップで演算した水流密
度及び目標水流密度の偏差に基づいて第2ステップで演
算した冷却水量を補正し、各冷却ゾーンの目標冷却水量
を演算する第5ステップとを有し、目標冷却水量に基づ
いて各冷却ゾーンの冷却水量を制御することを特徴とす
る。
【0013】第2発明に係る冷却水量制御方法は、冷却
水量を各別に調整することが可能な複数の冷却ゾーンか
ら構成される連続鋳造機の2次冷却帯で、鋳造中の鋳片
幅変更に応じて冷却ゾーン毎の鋳片表面温度を一定にす
べく冷却水量を制御する冷却水量制御方法において、生
産条件に基づいて基準鋳片幅及び基準鋳込速度を決定す
る第1ステップと、基準鋳込速度を基準とする複数の鋳
込速度を決定する第2ステップと、基準鋳片幅及び第2
ステップで決定した鋳込速度に応じて各冷却ゾーンの冷
却水量を決定する第3ステップと、基準鋳片幅及び第2
ステップで決定した鋳込速度に基づいて各冷却ゾーンの
冷却水噴射面積を演算する第4ステップと、前記冷却水
量及び前記冷却水噴射面積から各冷却ゾーンの単位冷却
面積当たりの冷却水量である水流密度を演算する第5ス
テップと、各冷却ゾーンの鋳込速度及び鋳片幅及び冷却
水量を取込む第6ステップと、取込んだ鋳込速度及び鋳
片幅から各冷却ゾーンの冷却水噴射面積を演算する第7
ステップと、第6ステップで取込んだ冷却水量及び第7
ステップで演算した冷却水噴射面積から各冷却ゾーンの
水流密度を演算する第8ステップと、第6ステップで取
込んだ鋳込速度に応じた水流密度を第5ステップで演算
した水流密度から選択し、目標水流密度とする第9ステ
ップと、第8ステップで演算した水流密度及び目標水流
密度の偏差から各冷却ゾーンの水量補正係数を演算する
第10ステップと、第3ステップで決定した冷却水量を水
量補正係数により補正し、各冷却ゾーンの目標冷却水量
を演算する第11ステップとを有し、目標冷却水量に基づ
いて各冷却ゾーンの冷却水量を制御することを特徴とす
る。
【0014】本発明に係る冷却水量制御方法を次に説明
する。図5は、2次冷却帯における抜熱原理を説明する
ための説明図である。連続鋳造機の2次冷却帯は、図示
しない鋳型の下方で鋳片4の鋳造方向にタンデム配置さ
れた複数の水平ロールたるガイドロール5,5,…と、
各ガイドロール5,5,…間に配置された複数の冷却水
ノズル6,6,…とからなる。2次冷却帯は、鋳造方向
に複数の制御領域である冷却ゾーンに分割され、冷却ゾ
ーン毎に冷却水量を制御できるようにしてある。前記鋳
型から連続的に引き抜かれる鋳片4は、ガイドロール
5,5,…によって支持案内され、同時に各ガイドロー
ル5,5間に配置された冷却水ノズル6,6…から噴射
される冷却水により、冷却されて内部に至るまで凝固す
るものである。
【0015】各冷却水ノズル6による鋳片4からの抜熱
の挙動は、冷却水ノズル6の上側に配置されたガイドロ
ール5の周面に鋳片4が接し、このガイドロール5から
抜熱される。また、冷却水ノズル6から冷却水7が噴射
され、冷却水7によって抜熱されるが、同時に冷却水7
は鋳片4の下方に垂れていくので、この垂れ水7a によ
っても抜熱される。さらに、上側のガイドロール5と冷
却水7の間の部分7bでは、上流側の冷却水ノズル6に
よる垂れ水7a 及び雰囲気によって抜熱されることにな
る。従って、鋳片4からの抜熱因子としては、冷却水
7、ガイドロール5、垂れ水7a 、雰囲気(空気等)の
温度による放射等となる。ガイドロール5と垂れ水7a
による冷却能を定量化することは困難であるが、これら
の因子中では、冷却水7が全抜熱量の大半を占めてい
る。
【0016】各冷却水ノズル6から噴射される冷却水7
による鋳片4の表面からの抜熱量Q(kcal/m2 ・ h )
は、次の如く表わすことができる。
【0017】Q=h(Ts −Tw ) h :熱伝達係数(kcal/m2 ・h・℃) Ts :鋳片表面温度(℃) Tw :冷却水温度(℃)
【0018】2次冷却帯における鋳片4の表面温度は、
非常に高温であるため、冷却水温度Tw による抜熱量へ
の影響は少ない。このため、各冷却ゾーンにおける鋳片
表面温度Ts を一定にするには、熱伝達係数hを一定に
するような制御が必要となる。
【0019】熱伝達係数hについては、従来から様々な
研究がなされ、冷却水7の水流密度Wと鋳片表面温度T
s とによって大きく影響することが知られており、次の
関係式で表わされる。
【0020】h=A・Wn ・Ts m +B W:水流密度(l/cm2 ・ min ) A,n,m,B:定数
【0021】また、冷却水7の噴射状態によって抜熱量
Q、即ち熱伝達係数hが異なり、噴射状態は冷却水ノズ
ル6の種類によって大きく変化する。例えば、水を噴射
する水スプレーを冷却水ノズル6に使用した場合の熱伝
達係数hは、「鉄と鋼」(佐々木他,第63号(1979),90
〜96頁)に開示されている如く、次式により求めること
ができる。
【0022】h=2.83×107 ・W0.75・Ts -1.2+100 h :熱伝達係数(kcal/m2 ・h・℃) W :水流密度(l/cm2 ・ min ) Ts :鋳片表面温度(℃)
【0023】また、水スプレーに対して空気と混合させ
て水を噴射(噴霧)させるミストスプレーを使用した場
合の熱伝達係数hは、(川崎他,社団法人日本鉄鋼協
会,日本鉄鋼協会第105 回講演大会,講演概要集
(I),P168)に開示されている如く、次式により求め
ることができる。なお、気流速度Va は、噴霧されるミ
スト(水+空気)が鋳片表面に衝突するときの速度であ
り、実験的に予め求められる。
【0024】 h=101.48・W0.6293・Ts -0.1358 ・Va -0.2734 Va :気流速度(m/min )
【0025】以上の式から、熱伝達係数hを一定に保つ
ために、水流密度Wを一定にするような制御を行うこと
とする。前記水流密度Wの定義は、次のようなものであ
る。
【0026】W=(冷却水量)/(冷却水の噴射面積)
【0027】以上の関係から、鋳造中の幅変更による鋳
片4の幅寸法の減少に伴い、鋳片4への冷却水7の噴射
面積が減少するのに応じて、過冷却とならないように各
冷却ゾーンの冷却水量を減少する。なお、前記噴射面積
は、鋳込速度に基づいて、所定時間内に各冷却ゾーンを
通過する鋳片の長さ(鋳込長)と、鋳片の幅寸法(鋳片
幅)とから求めることができる。
【0028】図6は、本発明に係る冷却水量制御方法の
手順を示すフローチャートである。まず、所定の生産条
件に基づいて、各冷却ゾーンにおける鋳込速度(基準鋳
込速度)を決定し、基準鋳込速度に基づいて複数の鋳込
速度を決定しておく(ステップ1)。
【0029】前記生産条件に基づいて、各冷却ゾーンに
おける鋳片幅(基準鋳片幅)を決定し、この基準鋳片幅
及びステップ1の各鋳込速度に応じた各冷却ゾーンの冷
却水量qj を演算し、次いで、基準鋳片幅及びステップ
1の各鋳片速度から各冷却ゾーンを制御サイクルT内で
通過する鋳片の面積、即ち冷却水が噴射される冷却水噴
射面積を演算し、該冷却水噴射面積及び前記冷却水量q
j から次式を用いて各冷却ゾーンの水流密度wnjを演算
しておく(ステップ2)。なお、添字jは第j冷却ゾー
ンを示し、鋳型直下の冷却ゾーンを第1冷却ゾーン、そ
の下流側を第2冷却ゾーンと上流側から番号をつけてい
る。また、nはステップ1の各鋳込速度に設けた整理番
号を示す。
【0030】 wnj=(冷却水量qj )/(冷却水噴射面積)
【0031】なお、冷却水量qj については、予め経験
的に作成された2次冷却水量算出用の冷却水テーブルを
参照して決定することもできる。冷却水テーブルとは、
前記生産条件、基準鋳片幅、ステップ1の各鋳込速度に
応じて算出された冷却水量q j が予め書き込まれたもの
であり、これを参照することにより演算時間を短縮する
ことができる。
【0032】鋳込開始後に、各冷却ゾーンの実際の鋳込
速度である実績鋳込速度Vci と、各冷却ゾーンの実際
の冷却水量である実績冷却水量Qj と、各冷却ゾーンの
実際の鋳片幅である実績鋳片幅WLi とを夫々制御サイ
クルTで取込む(ステップ3)。
【0033】制御サイクルT及びステップ3で取込んだ
実績鋳込速度Vci から、次式に基づいて制御サイクル
T内で各冷却ゾーンを通過する鋳片4の鋳造長さである
鋳込長ΔLi を演算し、この鋳込長ΔLi から総鋳込長
i を演算する。これらの演算結果及びこれに対応する
演算回の前記実績鋳片幅WLi を一行としてトラッキン
グテーブルに書込む。なお、添字iは何回目の演算であ
るかを示すものである。
【0034】鋳込長ΔLi =Vci ×T 総鋳込長Li =Li-1 (前回値)+Vci ×T
【0035】図7は、前記トラッキングテーブルを説明
するための説明図である。トラッキングテーブルは、各
冷却ゾーンの実績冷却水噴射面積Sj を算出するための
鋳込長ΔLi 及び実績鋳片幅WLi の履歴を各冷却ゾー
ンについて記憶しておくもので、演算毎に演算の回数を
示す要素番号nをとり、この要素番号nに応じた行に鋳
込長ΔLn 、総鋳込長Ln 、実績鋳片幅WLn を夫々書
込む(図7(a) 参照)。トラッキングテーブルは、所定
の回数分の演算結果を保持し、新しい要素番号n+1 に応
じた情報(最新値)はトラッキングテーブルの上から記
録するようにしてあるので、書込毎に過去の情報はトラ
ッキングテーブルの下段にずれて更新されるようになっ
ている(図7(b) 参照)。
【0036】このトラッキングテーブルから、鋳込長Δ
i 及びそれに対応する鋳片幅WL i から各冷却ゾーン
の実際の冷却水噴射面積である実績冷却水噴射面積Sj
を算出する。なお、演算は次式に基づいて行われる。
【0037】
【数1】
【0038】そして、実績冷却水噴射面積Sj 及びステ
ップ3で取込んだ実績冷却水量Qjから次式に基づいて
各冷却ゾーンの実際の水流密度である実績水流密度Wj
を算出する(ステップ4)。
【0039】Wj =Qj ×Sj
【0040】ステップ1の各鋳込速度の中から実績鋳込
速度Vci と同じ速さの鋳込速度に応じた水流密度wnj
を選択して、これを目標水流密度Wnjとし、ステップ4
で演算した実績水流密度Wj と比較し、その偏差から冷
却水量補正係数αj を次式に基づいて演算する。なお、
次式における係数βj は第j冷却ゾーンの冷却水の噴射
状態、ガイドロール5,5,…の抜熱状態、空気等の雰
囲気による抜熱の変動要因に基づいて予め実験により決
定してある。また、冷却水ノズル6,6,…の詰まり等
の要因により同じ冷却水ノズル6,6,…を使用した場
合によっても冷却能力が変化するが、係数βj は、この
ような操業上の変動要因についても含めることができ
る。
【0041】αj =βj ×Wj /Wnj
【0042】ステップ3で取込んだ実績鋳込速度Vci
に対応するステップ2の冷却水量q j 及び前記冷却水量
補正係数αj から各冷却ゾーンの目標冷却水量Qnjを次
式に基づいて算出する(ステップ5)。
【0043】Qnj=αj ×qj
【0044】そして、各冷却ゾーンの実績冷却水量Qj
と、夫々の目標冷却水量Qnjとの偏差が零となるように
各冷却ゾーンの冷却水量を調整する。
【0045】なお、制御サイクルTは、演算処理を行な
うオンラインコンピュータ等の冷却水量制御手段8の演
算処理速度に基づいて決定し、通常5秒〜1分程度とす
る。但し、制御サイクルTが長い場合、鋳片4の幅方向
の温度変動に対応できず制御精度が低下するため10秒以
下が望ましい。
【0046】以上のような構成により、抜熱量Qを一定
とする各冷却ゾーンの目標冷却水量Qnjを算出すること
ができるので、鋳造中に行われる鋳片4の大なる幅変更
に応じて鋳片表面温度Ts を常に一定に保持することが
できる。
【0047】なお、特開昭63−235055号公報に
開示されている如く、鋳込速度の急激な変化に伴う冷却
水量の過不足を補正するための過渡的な冷却水量が必要
な場合には、前記トラッキングテーブルから演算するこ
とができる鋳込速度の履歴を残し、過去の鋳込速度から
現時点の鋳込速度への時間的変化の関係から修正した修
正鋳込速度を前記実績鋳込速度に代えて用いることもで
きる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る連続鋳
造機の要部の構成を示す縦断面図である。
【0049】図1において連続鋳造機には、上下に開口
部を有し、角筒形をなす鋳型3の上方には溶湯11を貯留
するタンディッシュ1が設けられ、鋳型3には、このタ
ンディッシュ1から延設された浸漬ノズル2を介して溶
湯11が注入されている。鋳型3内に注入された溶湯11
は、鋳型3の内壁との接触により冷却され、鋳型3の高
さ方向中途から凝固を開始して(1次冷却)、その外側
を凝固シェルにて被覆された矩形断面の鋳片4となり、
鋳型1の下側開口部から下方に連続的に引き抜かれる。
引き抜き後の鋳片4は、引き抜き経路に沿って鋳片4の
厚さ方向両側に並設された多数のガイドロール5,5,
…によって支持案内され、同時に各ガイドロール5,
5,…間で鋳片4の幅方向に配置された複数個の冷却水
ノズル6,6,…から噴射される冷却水により更に冷却
されて内部に至るまで凝固し(2次冷却)、後に続く図
示しない熱間圧延機へ鋳片4を搬送するものである。
【0050】鋳型3は、鋳造中に幅方向の寸法を変更す
ることができるようにしてある。また、鋳型3には鋳型
3の幅寸法を検出する幅寸法検出手段3a が設けられ、
検出結果を冷却水量制御手段8内に設けたメモリ8a に
与え、幅寸法履歴を時間に対応させて記憶している。
【0051】2次冷却帯は、鋳造方向に複数の制御領域
に分割されて複数の冷却ゾーンを構成し、鋳片4の幅方
向に複数個の冷却水ノズル6,6,…を配置してなる冷
却水ノズル6,6,…の列を一又は複数列含んでなる。
【0052】冷却ゾーン毎に冷却水ノズル6,6,…
は、バルブを介して図示しない給水装置に繋げられてお
り、前記バルブの開閉により冷却水量が調節できるよう
にしてある。冷却水ノズル6,6,…の列は、それらの
噴射口を鋳片4の表面から適宜の距離離隔して設けられ
ているが、鋳造中の鋳片4の幅寸法減少に伴い、冷却水
ノズル6,6,…から噴射される全ての冷却水が鋳片4
の表面に当たるようにするため、前記距離を自動的に縮
めるようにしてある。
【0053】また、各冷却ゾーンの適宜のガイドロール
5,5,…には、その回転速度から実績鋳込速度Vci
を検出する回転センサ5a ,5a ,…が設けられてい
る。さらに、各冷却ゾーンに設けられた前記ノズルに隣
接して、冷却ゾーン毎の実績冷却水量Qj を検出する流
量計6a ,6a ,…が設けられている。これらの検出結
果は、冷却水量制御手段8に与えられる。
【0054】さらに、テンキー、キーボード等からなる
操業条件入力手段9が設けられ、鋳込開始前に必要とな
る該当する鋼種の生産量、後工程である熱間圧延機の設
備能力等を勘案した生産計画に基づいて決定された基準
鋳片幅、基準鋳込速度が鋳込開始前に入力される。これ
らの入力結果は、冷却水量制御手段8に与えられる。
【0055】図2は、冷却水量制御手段8の冷却水量制
御動作を示すフローチャートである。オンラインコンピ
ュータからなる冷却水量制御手段8は、鋳込開始前に操
業条件入力手段9から与えられた基準鋳片幅及び基準鋳
込速度を取込み(ステップ1)、取込んだ基準鋳込速度
に基づいて、操業中の変動分を見込んだ複数の鋳込速度
を決定し、これらの鋳込速度及び基準鋳片幅に基づい
て、冷却水量制御手段8内に設けられたメモリ8a に予
め記憶されている冷却水テーブルから各冷却ゾーンの冷
却水量qj を決定する(ステップ2)。
【0056】次に、ステップ2で決定した複数の鋳込速
度及び基準鋳片幅から、これらの鋳込速度に応じた制御
サイクルTでの各冷却ゾーンの冷却水噴射面積を演算
し、この冷却水噴射面積及び各冷却ゾーンの冷却水量q
j から各冷却ゾーンの水流密度wnjを演算し(ステップ
3)、この演算結果をメモリ8a に記憶する。
【0057】鋳込開始後に、回転センサ5a ,5a ,…
から与えられる各冷却ゾーンの実績鋳込速度Vci と流
量計6a ,6a ,…から与えられる各冷却ゾーンの実績
冷却水量Qj とを取込み、実績鋳込速度Vci とメモリ
8a に既に記憶してある鋳型3の幅寸法履歴と各冷却ゾ
ーンの鋳型3からの距離とから各冷却ゾーンの実績鋳片
幅WLi を演算する(ステップ4)。
【0058】前記制御サイクルT及び取込んだ実績鋳込
速度Vci に基づいて、各冷却ゾーン内において制御サ
イクルTに移動する鋳片4の距離、即ち鋳込長ΔLi
演算し、鋳込長ΔLi に基づいて延べ鋳込長である総鋳
込長Li を演算する。これらの演算結果及びこれに対応
する演算回の前記実績鋳片幅WLi を一行としてメモリ
8a に用意してあるトラッキングテーブルに書込む(ス
テップ5)。
【0059】このトラッキングテーブルから、鋳込長Δ
i 及びそれに対応する実績鋳片幅WLi に基づいて各
冷却ゾーンの実績冷却水噴射面積Sj を演算し(ステッ
プ6)、演算した実績冷却水噴射面積Sj 及び実績冷却
水量Qj から実績水流密度W j を演算する(ステップ
7)。
【0060】メモリ8a に記憶してあるステップ2で決
定した鋳込速度に応じた水流密度の中から、実績鋳込速
度Vci と同じ速さの鋳込速度に応じた水流密度を選択
し、これを目標水流密度Wnjとする(ステップ8)。
【0061】目標水流密度Wnjをステップ7で演算した
実績水流密度Wj と比較し(ステップ9)、偏差が所定
範囲を越える場合は、冷却水量補正係数αj を演算する
(ステップ10)。
【0062】そして、実績鋳込速度Vci と同じ速さの
鋳込速度に応じた冷却水量qj 及びステップ10で演算し
た冷却水量補正係数αj から各冷却ゾーンの目標冷却水
量Q njを算出し(ステップ11)、各冷却ゾーンの実績冷
却水量Qj と、夫々の目標冷却水量Qnjとの偏差が零と
なるように各冷却ゾーン設けられた前記バルブを各別に
開閉して冷却水量を調整する(ステップ12)。そして、
ステップ9での偏差が所定範囲内である場合及びステッ
プ12の後において、ステップ4からの動作を制御サイク
ルTの演算周期で操業終了まで繰り返す(ステップ1
3)。
【0063】図3,図4は、冷却水量制御の結果を示す
グラフであり、横軸を鋳込開始からの鋳込時間(分)、
縦軸を鋳片表面温度(℃)とし、鋳片幅(mm)、各冷却
ゾーンの冷却水量(l/min )、鋳込速度(m/min )を縦
軸としたグラフを前記横軸に対応させて併記している。
【0064】本実施例における連続鋳造機は、全10ヶ所
の冷却ゾーンを備えており、図3,図4では第3冷却ゾ
ーン及びそれから約14m下流側の第10冷却ゾーン出側の
鋳片表面温度と、夫々の冷却ゾーンにおける冷却水量を
示している。また、効果比較のため、図3は鋳片4の表
面温度に基づいて冷却水量を制御する従来の冷却水量制
御方法による結果を示し、図4は本発明に係る冷却水量
制御方法による結果を示す。
【0065】従来方法及び本発明の実施例における操業
条件は同一であり、鋳込開始後に定常となる鋳込速度
(本発明における基準鋳込速度)を 1.0(m/min )、鋼
種をC=0.08(w%)の極低炭素鋼としている。また、操
業中の鋳片幅変更は鋳込開始時に 1,600(mm)であるも
のを、鋳込開始から約40分経過後に鋳片幅変更を開始
し、それから約20分経過して鋳込開始から約60分経過後
に鋳片幅変更を終了し、終了時点の鋳片幅は 1,285(m
m)とした。なお、溶鋼温度は 1,540(℃)としてい
る。
【0066】従来の冷却水量制御方法の場合、鋳片幅変
更に伴う鋳片表面温度の変動は第3冷却ゾーンにおいて
約 140(℃)、第10冷却ゾーンにおいて約60(℃)であ
るが、本発明の冷却水量制御方法の場合、鋳片幅変更に
伴う鋳片表面温度の変動はいずれの冷却ゾーンにおいて
も皆無であり、一定に保つことができた。
【0067】また、従来の冷却水量制御方法の場合の第
10冷却ゾーンの鋳片表面温度は、鋳片幅変更後では 900
(℃)を下回ってしまう。この温度域では鋼が脆化し易
く、鋳片表面欠陥等の鋳片品質の悪影響を及ぼす。これ
に対して本発明の冷却水量制御方法の場合には、いずれ
の冷却ゾーンにおいても 900(℃)より高い鋳片表面温
度を維持しており、健全な鋳片を鋳造できることを確認
した。
【0068】以上の実施の形態は、本発明に係る連続鋳
造機の一例を示すものであり、連続鋳造機の構成を限定
するものではなく、例えば鋳造方向にタンデム配置され
ている冷却ゾーンを、更に鋳片の厚さ方向又は幅方向に
分割して細分化した構成とすることも可能であり、冷却
ゾーン毎に冷却水量が調整できる構成であればよい。
【0069】また、実績鋳片幅WLi を鋳型3の幅寸法
に基づいて算出する構成としたが、これに代わって、各
冷却ゾーンにて鋳片幅を実測し、これを実績鋳片幅WL
i とする構成とすることもできることは言うまでもな
い。
【0070】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明に係る冷却水
量制御方法においては、連続鋳造機での鋳造中の鋳片幅
の大なる変更に応じて、抜熱量を一定とすべく各冷却ゾ
ーンの冷却水量を制御することにより、鋳片表面温度を
安定化できる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連続鋳造機の要部の構成を示す縦
断面図である。
【図2】冷却水量制御手段の冷却水量制御動作を示すフ
ローチャートである。
【図3】従来方法による冷却水量制御の結果を示すグラ
フである。
【図4】本発明による冷却水量制御の結果を示すグラフ
である。
【図5】2次冷却帯における抜熱原理を説明するための
説明図である。
【図6】本発明に係る冷却水量制御方法を示すフローチ
ャートである。
【図7】トラッキングテーブルを説明するための説明図
である。
【符号の説明】
1 タンディッシュ 2 浸漬ノズル 3 鋳型 3a 幅寸法検出手段 4 鋳片 5 ガイドロール 5a 回転センサ 6 冷却水ノズル 6a 流量計 8 冷却水量制御手段 9 操業条件入力手段 11 溶湯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却水量を各別に調整することが可能な
    複数の冷却ゾーンから構成される連続鋳造機の2次冷却
    帯で、鋳造中の鋳片幅変更に応じて冷却ゾーン毎の鋳片
    表面温度を一定にすべく冷却水量を制御する冷却水量制
    御方法において、 所定の基準鋳込速度に基づいて複数の鋳込速度を決定す
    る第1ステップと、所定の基準鋳片幅及び第1ステップ
    で決定した鋳込速度に応じて各冷却ゾーンの冷却水量及
    び単位冷却面積当たりの冷却水量である水流密度を演算
    する第2ステップと、各冷却ゾーンの鋳込速度及び鋳片
    幅及び冷却水量を取込む第3ステップと、取込結果から
    各冷却ゾーンの水流密度を演算する第4ステップと、第
    3ステップで取込んだ鋳込速度に応じた水流密度を第2
    ステップで演算した水流密度から選択して目標水流密度
    とし、第4ステップで演算した水流密度及び目標水流密
    度の偏差に基づいて第2ステップで演算した冷却水量を
    補正し、各冷却ゾーンの目標冷却水量を演算する第5ス
    テップとを有し、目標冷却水量に基づいて各冷却ゾーン
    の冷却水量を制御することを特徴とする冷却水量制御方
    法。
  2. 【請求項2】 冷却水量を各別に調整することが可能な
    複数の冷却ゾーンから構成される連続鋳造機の2次冷却
    帯で、鋳造中の鋳片幅変更に応じて冷却ゾーン毎の鋳片
    表面温度を一定にすべく冷却水量を制御する冷却水量制
    御方法において、 生産条件に基づいて基準鋳片幅及び基準鋳込速度を決定
    する第1ステップと、基準鋳込速度を基準とする複数の
    鋳込速度を決定する第2ステップと、基準鋳片幅及び第
    2ステップで決定した鋳込速度に応じて各冷却ゾーンの
    冷却水量を決定する第3ステップと、基準鋳片幅及び第
    2ステップで決定した鋳込速度に基づいて各冷却ゾーン
    の冷却水噴射面積を演算する第4ステップと、前記冷却
    水量及び前記冷却水噴射面積から各冷却ゾーンの単位冷
    却面積当たりの冷却水量である水流密度を演算する第5
    ステップと、 各冷却ゾーンの鋳込速度及び鋳片幅及び冷却水量を取込
    む第6ステップと、取込んだ鋳込速度及び鋳片幅から各
    冷却ゾーンの冷却水噴射面積を演算する第7ステップ
    と、第6ステップで取込んだ冷却水量及び第7ステップ
    で演算した冷却水噴射面積から各冷却ゾーンの水流密度
    を演算する第8ステップと、第6ステップで取込んだ鋳
    込速度に応じた水流密度を第5ステップで演算した水流
    密度から選択し、目標水流密度とする第9ステップと、
    第8ステップで演算した水流密度及び目標水流密度の偏
    差から各冷却ゾーンの水量補正係数を演算する第10ステ
    ップと、第3ステップで決定した冷却水量を水量補正係
    数により補正し、各冷却ゾーンの目標冷却水量を演算す
    る第11ステップとを有し、目標冷却水量に基づいて各冷
    却ゾーンの冷却水量を制御することを特徴とする冷却水
    量制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040012073A (ko) * 2002-07-31 2004-02-11 주식회사 포스코 연속 주조기의 2차 냉각 스프레이 노즐 진단장치 및 그 방법
KR101388071B1 (ko) * 2012-07-31 2014-04-25 현대제철 주식회사 연속주조용 몰드의 냉각 방법
JP2015150616A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 Jfeスチール株式会社 連続鋳造機の制御装置及び制御方法

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