JPH10328642A - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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JPH10328642A
JPH10328642A JP9145625A JP14562597A JPH10328642A JP H10328642 A JPH10328642 A JP H10328642A JP 9145625 A JP9145625 A JP 9145625A JP 14562597 A JP14562597 A JP 14562597A JP H10328642 A JPH10328642 A JP H10328642A
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JP
Japan
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chemical liquid
chemical
alkaline
hopper
acidic
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Withdrawn
Application number
JP9145625A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Nagatsuka
久 長塚
Juichi Suzuki
重一 鈴木
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Yokogawa Denshikiki Co Ltd
Original Assignee
Yokogawa Denshikiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 完全な脱臭効果が得られ、かつメンテナンス
も容易な厨芥処理装置を得ること。 【解決手段】 ホッパー2より外気に導かれる排気手段
の途中に直列的に形成された複数段の薬液洗浄型の3段
の第1の薬液型脱臭漕22、第2の薬液型脱臭漕23お
よび第3の薬液型脱臭漕24のそれぞれには、酸性、ア
ルカリ性、中性薬液が収納され、この薬液に順次悪臭成
分を含む排気が曝気してアルカリ性成分臭気、酸性成分
臭気が化学反応で無臭成分に転換され、微量の残留臭気
が中性薬液で溶解により除去される。酸性およびアルカ
リ性の薬液脱臭手段のそれぞれの薬液に対して適当な指
示液を加えることにより、薬液交換のメンテナンス時期
が色変化で表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生ごみ分解時に
発生する悪臭の排気に用いられる厨芥処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、脱臭手段としてオゾンを採用し
た従来のバイオ処理方式の厨芥処理装置の構成を示す断
面図である。この図において、1は本体、2は、本体1
内の上部に配置され、上方が開口したホッパーであり、
このホッパー2には、開口部2aより符号3で示す収容
物、即ち連結材(オガくず、米糠など)、バイオ処理用
の菌、被処理厨芥が投入される。4は、開口部2aを覆
う蓋であり、開閉可能とされている。
【0003】5はホッパー2内に配置された攪拌器であ
り、バイオ処理で用いられる菌の種類により、連続攪拌
または間欠攪拌処理を行う。6は攪拌器5を駆動するモ
ータであり、ホッパー2の外部に設けられている。7は
排気ポンプであり、ホッパー2の内部に挿入された吸引
管路8よりホッパー2内の悪臭気体Sを吸気した後、排
気口9より、バイオ処理が施された気体を外気に排出す
る。
【0004】2bはホッパー2の底部に形成された排出
開口部であり、通常の使用期間中は直下に配置された開
閉弁10により閉じられている。定期的な清掃周期でこ
の開閉弁10が開かれると、ホッパー2内部の収容物3
は、ダクト11に落下し、通常、蓋で覆われている開口
部12より外部に排出される。2cは同じくホッパー2
の底部に形成された排水口であり、濾過材13を介して
常時水分を排水管14へ導き、上記水分を排水口15よ
り外部に排出する。
【0005】16は、本体1内の底部に配置されたオゾ
ン発生装置である。オゾンは気相または水に溶かしたオ
ゾン水の形態で強力な殺菌、脱臭、漂白手段として広く
用いられている。上記オゾン発生装置16から発生した
オゾンは、オゾン発生装置16内に内蔵されたファン
(図示略)によりチューブ17を介して排気口9の途中
に形成されたノズル18に圧送され、排気口9より外気
に排出される悪臭気体Sに対する脱臭処理に用いられ
る。
【0006】一般に、上述したバイオ処理を効率よく進
行させるためには、ホッパー2の内部を、菌の活動に適
した温度に精度良く保つ必要がある。特に厨芥処理装置
が戸外で用いられるケースが多いので、厨芥処理装置に
おいては、適当な保温手段を設ける必要がある。図5に
おいて、19は温度調節機能を有する送風機であり、ホ
ッパー2内の収容物3の温度を測定する温度センサー2
0の温度測定信号Tiが、予め設定されている温度設定
信号Tsと等しくなるようにホッパー2の上部に挿入さ
れた送風管21を介して温風Fをホッパー2内に吹き込
む。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般にオゾン方式の厨
芥処理装置は、簡単に安価に作成することができる、次
のような問題点がある。 (1)悪臭成分を酸化分解するため、硫化物系統の臭気
に対しては比較的効果が認められるが、アンモニア(NH
3)や低級アミン類(-NHx)等のアルカリ性臭気に対し
て効果がない。 (2)安定した脱臭効果を期待するためには、臭気濃度
によりオゾン量を変化させる必要があるが、オゾンには
毒性があるため、0.1ppm以上では人体に有害となる。従
って安全濃度では脱臭効果が低く、多いと人体に有害と
なり排ガス処理を別途必要とするなど、装置が大がかり
となる。 (3)オゾンを発生させるためには、乾燥した空気を必
要とするので、湿度の高い環境では空気の乾燥装置を必
要とする。 (4)反応(分解)時間が長い。 本発明は、このような問題点を解消でき、完全な脱臭効
果が得られ、かつメンテナンスも容易な厨芥処理装置を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ホッパ
ー手段より外気に導かれる排気手段の途中に直列的に形
成された複数段の薬液洗浄型の脱臭手段のそれぞれに
は、酸性、アルカリ性、中性薬液が収納され、この薬液
に順次悪臭成分を含む排気が曝気してアルカリ性成分臭
気、酸性成分臭気が化学反応で無臭成分に転換され、さ
らに残留臭気が吸着により除去される。酸性およびアル
カリ性の薬液脱臭手段のそれぞれの薬液に対して適当な
指示液を加えることにより、薬液交換のメンテナンス時
期が色変化で表示される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に図面を参照してこの発明の実
施形態を説明する。図1はこの発明の一実施形態による
厨芥処理装置の構成を示す図である。この図において、
図5に示す従来の厨芥処理装置に対応する部分について
は同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0010】図1に示す厨芥処理装置においては、、ホ
ッパー2の排気Sを排気口9に導く途中に、複数段、例
えば、3段の第1の薬液型脱臭漕22、第2の薬液型脱
臭漕23および第3の薬液型脱臭漕24が直列的に挿入
配置されている。第1の薬液型脱臭槽22において、2
21は槽内に収容された適当な濃度(1%)の塩化水素
(HCl)などの酸性薬液、222は薬液注入口、22
3は曝気ノズル、224はこの曝気ノズル223に前段
(ホッパー2)からの排気Sを排気管路25を介して導
入する吸気口、225は曝気後の排気Saを後段に送る
排気口、226は開閉弁227を介して酸性薬液221
を抜き取り排水口15に導くドレンである。
【0011】第2の薬液型脱臭槽23において、231
は槽内に収容された適当な濃度(1%)の水酸化ナトリ
ュウム(NaOH)などのアルカリ性薬液、232は薬
液注入口、233は曝気ノズル、234はこの曝気ノズ
ル233に前段(第1の薬液型脱臭槽22)からの排気
Saを排気管路26を介して導入する吸気口、235は
曝気後の排気Sbを後段に送る排気口、236は開閉弁
237を介して薬液アルカリ性薬液231を抜き取り排
水口15に導くドレンである。
【0012】第3の薬液型脱臭槽24において、241
は槽内に収容された水などの中性薬液、242は薬液注
入口、243は曝気ノズル、244はこの曝気ノズル2
43に前段(第2の薬液型脱臭漕23)からの排気Sb
を排気管路27を介して導入する吸気口、245は曝気
後の排気Scを大気への排気口9に排気管路28を介し
て送るための排気口、246は開閉弁247を介して中
性薬液241を抜き取り排水口15に導くドレンであ
る。
【0013】図2、図3、図4は本発明の3段の薬液型
脱臭槽を具備した厨芥処理装置の正面図、側面図、背面
図であり、側面を示す図3において筐体背部の空間部2
9内に脱臭手段が収納される。背面を示す図5におい
て、上段の空間部29には図1で説明した第1の薬液型
脱臭漕22、第2の薬液型脱臭漕23および第3の薬液
型脱臭漕24を主要部とする3段の脱臭手段が収納さ
れ、背面側からの薬液交換メンテナンスを可能としてい
る。筐体の下部空間30にはホッパー2への送風機19
が収納されている。
【0014】第1の薬液型脱臭槽22において、ホッパ
ー2よりの排気は槽内に収容された適当な濃度(1%)
の塩化水素(HCl)などの酸性薬液221に曝気され
ることより、排気中のアルカリ成分臭気であるアンモニ
アが、 1% HCl+NH3→NH4Cl なる化学反応で除去される。この化学反応で除去されな
い酸性成分臭気および微量のアルカリ性残留臭気は、排
気Saとして第2の薬液型脱臭槽23へ導かれる。
【0015】第2の薬液型脱臭槽23において、第1の
薬液型脱臭槽22からの排気は、槽内に収容された適当
な濃度(1%)の水酸化ナトリュウム(NaOH)など
のアルカリ性薬液231に曝気されることにより、排気
中の酸性成分臭気である酢酸が、 1% NaOH+CH3COOH→NaCH3COO+H2O なる化学反応で除去される。この化学反応で除去しきれ
ない微量の残留酸性臭気および第1の薬液型脱臭漕22
からの微量の残留アルカリ性臭気成分は、排気Sbとし
て第3の薬液型脱臭槽24へ導かれる。
【0016】第3の薬液型脱臭槽24において、第2の
薬液型脱臭槽23からの排気は、槽内に収容された水な
どの中性薬液241に曝気されることにより、排気中の
微量の残留アルカリ性臭気成分および微量の残留酸性臭
気成分が、中性液で溶解され完全に除去される。
【0017】上述した一実施形態による厨芥処理装置の
脱臭効果試験においては、1%のHCl溶液で300p
pm以上のアンモニア臭気濃度を曝気5分後に0ppm
に、また1%のNaOH溶液で140ppm以上の酢酸
臭気濃度を曝気5分後に0ppmに除去できることを確
認した。
【0018】薬液の交換時期を指示するための添加薬品
として1%のHClに対しては例えばメチルオレンジが
有効であり、pH3.1〜4.4以上で赤色が黄色に変色する時
点を交換時期とする。さらに、1%のNaOHに対して
は例えばフェノールフタレインが有効であり、pH10〜8.
3以下で桃色が無色に変色する時点を交換時期とする。
【0019】図1の一実施形態では第3の薬液型脱臭槽
の薬液として水などの中性液を利用した例を示したが、
この脱臭剤として活性炭を用いる構造でもよい。また図
1の一実施形態ではアルカリ性臭気、酸性臭気の順序で
脱臭処理しているが、この順序は逆転しても効果は変わ
らない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、アルカリ性臭気成分、酸性臭気成分を完全に除去で
き、かつメンテナンスも容易な厨芥処理装置を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態による厨芥処理装置の
要部の構成を示す図である。
【図2】 同一実施形態による厨芥処理装置の構成を示
す正面図である。
【図3】 同一実施形態による厨芥処理装置の構成を示
す側面図である。
【図4】 同一実施形態による厨芥処理装置の構成を示
す背面図である。
【図5】 従来の厨芥処理装置の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 ホッパー 3 収容物 6 モータ 9 排気口 10 開閉弁 12 開口部 14 排水管 15 排水口 19 送風機 22 第1の薬液型脱臭槽 23 第2の薬液型脱臭槽 24 第3の薬液型脱臭槽 25、26、27、28 排気管路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結材、菌、被処理厨芥が投入されるホ
    ッパー手段と、前記ホッパー手段の内部に配置された攪
    拌手段と、前記ホッパー手段より外気に導かれる排気手
    段とを具備する厨芥処理装置において、 前記排気手段の途中に直列的に複数段の薬液洗浄型の脱
    臭手段を形成せしめたことを特徴とする厨芥処理装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の薬液洗浄型の脱臭手段のそれ
    ぞれの薬液が、酸性、アルカリ性、中性薬液であること
    を特徴とする請求項1記載の厨芥処理装置。
  3. 【請求項3】 前記複数段の薬液洗浄型の脱臭手段の薬
    液に対して薬液交換の時期を色変化で表示せしめるため
    の指示液を加えたことを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の厨芥処理装置。
  4. 【請求項4】 前記複数段の薬液洗浄型の脱臭手段の一
    つが活性炭手段で構成されたことを特徴とする請求項1
    記載の厨芥処理装置。
JP9145625A 1997-06-03 1997-06-03 厨芥処理装置 Withdrawn JPH10328642A (ja)

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JP9145625A JPH10328642A (ja) 1997-06-03 1997-06-03 厨芥処理装置

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JPH10328642A true JPH10328642A (ja) 1998-12-15

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010076271A (ko) * 2000-01-17 2001-08-11 도요사쿠 간다 소취장치
KR20180102893A (ko) * 2017-03-08 2018-09-18 조정복 포인트 주입 및 상향 분사식 스크러버

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KR20010076271A (ko) * 2000-01-17 2001-08-11 도요사쿠 간다 소취장치
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A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

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Effective date: 20040803