JPH10328341A - 運動データ推定装置、運動データ推定方法、運動データ推定処理プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

運動データ推定装置、運動データ推定方法、運動データ推定処理プログラムを記憶した記憶媒体

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Publication number
JPH10328341A
JPH10328341A JP9142098A JP14209897A JPH10328341A JP H10328341 A JPH10328341 A JP H10328341A JP 9142098 A JP9142098 A JP 9142098A JP 14209897 A JP14209897 A JP 14209897A JP H10328341 A JPH10328341 A JP H10328341A
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JP
Japan
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ball
acceleration
speed
human body
calculating
Prior art date
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Pending
Application number
JP9142098A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Yamagishi
正克 山岸
Keisuke Tonomura
敬介 殿村
Takeo Suzuki
健夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】例えば球技における投球速度や蹴った球の速度
を測定するための運動データ推定装置にあって、球等の
物体を実際に投げたり蹴ったりする必要なく、投げる動
作や蹴る動作に伴なう仮想物体の速度を測定すること。 【解決手段】時計本体11を利き腕の手首に取り付け、投
球動作すると、加速度センサ12により検出された該投球
動作に伴なう加速度データの最高加速度x(加速度ピー
ク値)が検出される。そして、予め多数の被験者の投球
試技により得られた各検出加速度をx、各実測投球速度
をyとした最小二乗法により、係数a,b及び定数cを
求めた投球速度推定式としての2次方程式y=ax2
bx+cに対し、前記投球検出された最高加速度xが代
入されて投球速度yが推定算出されるので、ユーザが実
際の球を投げたり、投げた球の球速を第3シャシ者がス
ピードガンにより測定したりする必要なく、ユーザ1人
で投球速度を測定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば球技におけ
る投球速度や蹴った球の速度を測定するための運動デー
タ推定装置、運動データ推定方法、運動データ推定処理
プログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、「野球」や「サッカー」等の球技
の投球速度や蹴った球の速度を測定するためには、スピ
ードガンが使用される。すなわち、野球の場合には、投
手が実際に球を投げた際に、第3者がその投球をスピー
ドガンにより測定するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の球
速測定方法では、投手や球を蹴る本人以外に、スピード
ガンを操作する測定者が第3者として必要であり、ま
た、実際の球を投げたり蹴ったりして飛ばさなければな
らない問題がある。
【0004】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、球等の物体を実際に投げたり蹴ったりする必
要なく、投げる動作や蹴る動作に伴なう仮想物体の速度
を測定することが可能になる運動データ推定装置、運動
データ推定方法、運動データ推定処理プログラムを記憶
した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係わる運動データ推定装置は、人体に取り付けら
れ、人体の動きの加速度を検出する加速度検出手段と、
前記人体による物体を飛ばす動作に伴ない前記加速度検
出手段により検出される加速度の最大値に基づいて、前
記物体の速度を算出する算出手段とを具備したことを特
徴とする。
【0006】つまり、本発明の請求項1に係わる運動デ
ータ推定装置では、人体による物体を飛ばす動作に伴な
い、人体に取り付けられ該人体の動きの加速度を検出す
る加速度検出手段により検出される加速度の最大値に基
づいて、前記物体の速度が算出されることになる。
【0007】また、本発明の請求項2に係わる運動デー
タ推定装置は、前記請求項1に係わる運動データ推定装
置にあって、前記算出手段を、予め物体を飛ばす動作の
試技に伴ない検出された加速度の最大値と実測の物体速
度とに基づき得られた関数方程式により算出する算出手
段としたことを特徴とする。
【0008】つまり、本発明の請求項2に係わる運動デ
ータ推定装置では、予め物体を飛ばす動作の試技に伴な
い検出された加速度の最大値と実測の物体速度とに基づ
き得られた関数方程式に従い、人体による物体を飛ばす
動作に伴ない、人体に取り付けられ該人体の動きの加速
度を検出する加速度検出手段により検出される加速度の
最大値に基づいて、前記物体の速度が算出されることに
なる。
【0009】また、本発明の請求項3に係わる運動デー
タ推定装置は、前記請求項2に係わる運動データ推定装
置にあって、前記関数方程式の係数及び定数を、前記物
体を飛ばす動作の試技に伴ない検出された加速度の最大
値と実測の物体速度とに基づく最小二乗法により予め求
めたことを特徴とする。
【0010】つまり、本発明の請求項3に係わる運動デ
ータ推定装置では、予め物体を飛ばす動作の試技に伴な
い検出された加速度の最大値と実測の物体速度とに基づ
く最小二乗法により係数及び定数が求められた関数方程
式に従い、人体による物体を飛ばす動作に伴ない、人体
に取り付けられ該人体の動きの加速度を検出する加速度
検出手段により検出される加速度の最大値に基づいて、
前記物体の速度が算出されることになる。
【0011】また、本発明の請求項4に係わる運動デー
タ推定装置は、前記請求項1又は請求項2に係わる運動
データ推定装置にあって、前記物体を飛ばす動作は球を
投げる動作で、前記加速度検出手段を、人体の腕に取り
付けられ、該腕の長さ方向の加速度を検出する加速度検
出手段とし、前記算出手段を、前記人体の腕による球を
投げる動作に伴ない前記加速度検出手段により検出され
る加速度の最大値に基づいて、前記球の速度を算出する
算出手段としたことを特徴とする。
【0012】つまり、本発明の請求項4に係わる運動デ
ータ推定装置では、人体の腕による球を投げる動作に伴
ない、前記人体の腕に取り付けられ該腕の長さ方向の加
速度を検出する加速度検出手段により検出される加速度
の最大値に基づいて、前記球の速度が算出されることに
なる。
【0013】また、本発明の請求項5に係わる運動デー
タ推定装置は、前記請求項1又は請求項2に係わる運動
データ推定装置にあって、前記物体を飛ばす動作は球を
蹴る動作で、前記加速度検出手段を、人体の足に取り付
けられ、該足の長さ方向の加速度を検出する加速度検出
手段とし、前記算出手段を、前記人体の足による球を蹴
る動作に伴ない前記加速度検出手段により検出される加
速度の最大値に基づいて、前記球の速度を算出する算出
手段としたことを特徴とする。
【0014】つまり、本発明の請求項5に係わる運動デ
ータ推定装置では、人体の足による球を蹴る動作に伴な
い、前記人体の足に取り付けられ該足の長さ方向の加速
度を検出する加速度検出手段により検出される加速度の
最大値に基づいて、前記球の速度が算出されることにな
る。
【0015】また、本発明の請求項6に係わる運動デー
タ推定装置は、前記請求項1又は請求項2に係わる運動
データ推定装置にあって、球を投げる動作に伴なう球の
速度と球を蹴る動作に伴なう球の速度との速度の測定対
象を切り換える切り換え手段を備えさせ、前記加速度検
出手段を、人体の腕に又は足に取り付けられ、該腕又は
足の長さ方向の加速度を検出する加速度検出手段とし、
前記算出手段を、前記切り換え手段が投げた球の速度の
測定に切り換えられた場合には、人体の腕による球を投
げる動作に伴ない前記加速度検出手段により検出される
加速度の最大値に基づいて、前記投げた球の速度を算出
し、また、前記切り換え手段が蹴った球の速度の測定に
切り換えられた場合には、人体の足による球を蹴る動作
に伴ない前記加速度検出手段により検出される加速度の
最大値に基づいて、前記蹴った球の速度を算出する算出
手段としたことを特徴とする。
【0016】つまり、本発明の請求項6に係わる運動デ
ータ推定装置では、切り換え手段により、測定対象が投
げた球の速度測定に切り換えられた場合には、人体の腕
による球を投げる動作に伴ない、該人体の腕に取り付け
られた加速度検出手段により検出される加速度の最大値
に基づいて、前記投げた球の速度が算出され、また、前
記切り換え手段により、測定対象が蹴った球の速度測定
に切り換えられた場合には、人体の足による球を蹴る動
作に伴ない、該人体の足に取り付けられた加速度検出手
段により検出される加速度の最大値に基づいて、前記蹴
った球の速度が算出されることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明の実施形態に係わる
運動データ測定装置を搭載した腕時計装置の構成及びそ
の装着状態を示す図である。
【0018】時計本体11は、リストバンド11aによ
り手首や足首等に巻き付けて使用可能な、通常の腕時計
と同等の大きさで構成され、この時計本体11の内部に
は、各種の時計機能を司る電子回路と共に、加速度セン
サ12が設けられる。
【0019】図2は前記腕時計装置に取り付けられる加
速度センサ12の構成を示す図であり、同図(A)は加
速度センサ12の構造図、同図(B)は加速度センサ1
2の原理図である。
【0020】この加速度センサ12は、圧電型加速度セ
ンサであり、ベース12aに固定された2本のリード線
12b1,12b2が、2枚貼り合わされた圧電セラミック
板(ピエゾ素子)12c1,12c2のそれぞれの表面に半
田付けされ、その半田付け部と圧電セラミック板12c
1,12c2の下部が接着剤によりベース12aに固定さ
れる。そして、その全体が金属缶12dにより被われて
シールドされる。
【0021】2枚の圧電セラミック板12c1,12c2
は、極性を逆にして貼り合わされ、図2においては、左
側のセラミック板12c1は、矢印bに示すように伸びた
ときに左側面が“−”,右側面が“+”に分極し、右側
のセラミック板12c2はこれとは逆に、矢印cに示すよ
うに縮んだときに左側面が“−”,右側面が“+”に分
極するように貼り合わされる。
【0022】そして、矢印aで示す方向に加速度が加わ
ると、その慣性力で圧電セラミック板12c1,12c2に
は、矢印b,cに示すようなしなりが生じ、前記左右側
面の分極に応じた電圧信号がリード線12b1,12b2を
通して出力される。
【0023】この場合、加速度センサ12に加わる加速
度が大きいほど、圧電セラミック板12c1,12c2のし
なりが大きくなり高い電圧が発生されるため、ほぼ加速
度に比例した電圧信号が出力される。
【0024】この加速度センサ12は、時計本体11の
9時の位置に対応して配置され、該時計本体11が9時
の方向に移動する加速度に応じて“+”の電圧が導出さ
れ、3時の方向に移動する加速度に応じて“−”の電圧
が導出される方向にして取り付けられる。
【0025】図3は前記腕時計装置を装着した人体の投
球動作に伴なう加速度センサ12による加速度検出状態
を示す図である。例えば前記時計本体11を、人体の利
き腕の手首に装着した状態で投球動作を行なうと、図3
に示すようなピーク点Pを有する加速度波形が得られ
る。
【0026】この場合、時計本体11を人体の右手首に
装着するか、又は、左手首に装着するかで、加速度セン
サ12により出力される電圧信号は、“+”又は“−”
の電圧信号となるが、加速度データは絶対値として検出
する。
【0027】図4は前記腕時計装置の加速度センサ12
により検出された多数の被験者の試技による投球動作に
伴なう投球加速度のピーク値と実際の投球速度との関係
を示す図である。
【0028】前記図3における加速度波形に現われる投
球加速度のピーク値は、投球速度が高まると共に略回帰
曲線的に上昇する傾向を示す。この投球速度と加速度ピ
ーク値との関係は、投球速度をyとし、加速度ピーク値
をxとすると、y=ax2 +bx+cなる2次方程式に
対応する回帰曲線で表わすことができる。
【0029】従って、多数の被験者の試技による投球動
作に伴ない前記加速度センサ12により検出された各被
験者毎の加速度ピーク値xと実測の投球速度yとに基づ
き、最小二乗法によりy=ax2 +bx+cなる2次方
程式を求め、その係数a,b、及び定数cを予め明らか
にしておくことで、その後に、これを推定式として前記
加速度センサ12により検出された投球加速度xから投
球速度yを推定算出することができる。
【0030】図5は前記腕時計装置における電子回路の
構成を示すブロック図である。この腕時計装置の電子回
路には、CPU13が備えられる。このCPU13は、
加速度センサ12からA/D変換回路14を介して入力
される加速度データや、キー部15から入力されるキー
操作信号、あるいは発振回路16から分周回路17及び
時刻・日付計数回路18を介して入力される時刻・日付
計数データのそれぞれに応じて、ROM19に予め記憶
されているシステムプログラムあるいは図示しない外部
データ読み込み部により外部の記憶媒体から読み込まれ
たプログラムを起動させ、回路各部の動作制御を実行す
るもので、このCPU13には、前記A/D変換回路1
4、キー部15、時刻・日付計数回路18、ROM1
9、外部データ読み込み部の他に、さらに、RAM2
0、報音部21、表示部22が接続される。
【0031】前記A/D変換回路14は、加速度センサ
12から出力される検出加速度に応じた電圧信号をデジ
タルデータに変換してCPU13に送出するもので、こ
の場合、A/D変換回路14では、加速度センサ12に
より検出される−100G〜+100Gの加速度に対応
する電圧信号が、−512〜+512のデジタルデータ
に変換されてCPU13に送出される。
【0032】前記キー部15には、本腕時計装置の基本
時計モードと投球速度測定モードとの切り換えを行なう
ためのモード切り換えキーが備えられると共に、各動作
モードにおいて、各種の機能を実行させる際に操作され
る複数のキーが備えられる。
【0033】すなわち、基本時計モードでは、例えば時
刻・日付計数回路18から入力される時刻・日付計数デ
ータに応じた現在の日付・時刻データが表示部22に表
示され、また、投球速度測定モードでは、例えばユーザ
の投球動作に伴ない加速度センサ12により検出された
加速度データ基づき投球速度が測定表示される。
【0034】前記ROM19には、この電子回路の全体
の制御を司るシステムプログラムが予め記憶されると共
に、前記基本時計モード,投球速度測定モードの各動作
モードに応じた制御を司るサブプログラム、及び予め設
定された投球速度推定式としての2次方程式y=ax2
+bx+cの係数a,b及び定数cが記憶される。
【0035】この投球速度推定式としての2次方程式y
=ax2 +bx+cの係数a,b及び定数cは、多数の
被験者の試技により加速度センサ12により検出された
各試験者毎の投球加速度のピーク値とスピードガン等に
よる実測の投球速度とに基づき、最小二乗法により求め
られ、固定的にROM19に記憶される。
【0036】図6は前記腕時計装置のRAM20におけ
る投球速度測定モード用データレジスタの構成を示す図
である。このRAM20内の投球速度測定モード用デー
タレジスタには、検出データ記憶部20a、最高加速度
記憶部20b、投球速度記憶部20c、補正フラグF記
憶部20d、補正値記憶部20eが備えられる。
【0037】検出データ記憶部20aには、投球速度の
測定に際して、加速度センサ12により検出されA/D
変換回路14を介して得られた加速度検出データが、絶
対値の加速度デジタルデータとして0.005秒毎に4
秒間サンプリングされ、10G以上の加速度デジタルデ
ータのみが順次a1〜aNとして記憶される。
【0038】また、最高加速度記憶部20bには、前記
検出データ記憶部20aに記憶された投球動作に伴なう
10G以上の加速度デジタルデータa1〜aNの中か
ら、最大値の加速度デジタルデータamax が抽出され、
最高加速度データx(加速度ピーク値)に変換されて記
憶される。
【0039】また、投球速度記憶部20cには、前記投
球速度推定式としての2次方程式y=ax2 +bx+c
に対して、前記最高加速度記憶部20bに記憶された最
高加速度データxと、前記ROM19に予め固定的に記
憶された係数a,b及び定数cが代入されることで算出
された投球速度yが記憶される。
【0040】また、補正フラグF記憶部20dには、前
記投球速度推定式に基づき算出された推定投球速度y
と、実測の投球速度との誤差補正の有無を指示するフラ
グFが、ユーザのキー操作により任意に選択されてセッ
トされる。
【0041】そして、補正値記憶部20eには、前記投
球速度推定式に基づき算出された推定投球速度yと、実
測の投球速度との誤差に対応する補正値データ±hが予
め求められて記憶される。
【0042】次に、前記構成による運動データ測定装置
を搭載した腕時計装置の動作について説明する。図7は
前記腕時計装置による投球速度測定処理を示すフローチ
ャートである。
【0043】キー部15におけるモード切り換えキーの
操作により、CPU13が投球速度測定モードに設定さ
れ、測定開始キーが操作されると、報音部21により測
定動作の開始を知らせるアラーム音が発生される(ステ
ップS1)。
【0044】ここで、ユーザは、時計本体11を装着し
た利き腕によって、仮想の球を把持したつもりで投球動
作を行なう。すると、この投球動作に伴ない、加速度セ
ンサ12により検出されA/D変換回路14を介してデ
ジタルデータに変換された投球加速度デジタルデータが
絶対値のデータとして0.005秒毎に4秒間に渡って
サンプリングされ、サンプリングされた加速度デジタル
データのうち加速度10G以上と判断された加速度デジ
タルデータa1〜aNが選択的に抽出されてRAM20
内の検出データ記憶部20aに記憶される(ステップS
2〜S6)。
【0045】そして、球速測定動作の開始から4秒間が
経過したと判断されると、前記RAM20内の検出デー
タ記憶部20aに記憶された加速度10G以上の投球加
速度デジタルデータa1〜aNから、最大値のデータが
抽出され、最高加速度データ(等級加速度ピーク値)x
に変換されて最高加速度記憶部20bに記憶される(ス
テップS5→S7,S8)。
【0046】すると、この最高加速度記憶部29bに記
憶された投球動作に伴なう最高加速度データxと、RO
M19内に予め記憶された投球試技に基づく係数a,b
及び定数cが、投球速度推定式としての2次方程式y=
ax2 +bx+cに代入されて投球速度yが推定算出さ
れ、投球速度記憶部20cに記憶される(ステップS
9)。
【0047】ここで、RAM20内の補正値フラグ記憶
部20dに補正フラグがセットされているか否かが判断
され、フラグセットされてない場合には、前記投球速度
記憶部20cに記憶された投球速度yが表示部22に表
示される(ステップS10→S12)。
【0048】一方、キー部15における事前の誤差補正
指示のキー操作により、前記補正値フラグ記憶部20d
に補正フラグがセットされている場合には、前記投球速
度記憶部20cに記憶された投球速度yが補正値記憶部
20eに記憶されている補正値データ±hにより補正さ
れ、実測値との誤差が補正された投球速度yが表示部2
2に表示される(ステップS10→S11,S12)。
【0049】したがって、前記構成の運動データ測定装
置を搭載した腕時計装置によれば、時計本体11を利き
腕の手首に取り付け、投球動作すると、加速度センサ1
2により検出された該投球動作に伴なう加速度データの
最高加速度x(加速度ピーク値)が検出される。そし
て、予め多数の被験者の投球試技により得られた各検出
加速度をx、各実測投球速度をyとした最小二乗法によ
り、係数a,b及び定数cを求めた投球速度推定式とし
ての2次方程式y=ax2 +bx+cに対して、前記投
球検出された最高加速度xが代入されて投球速度yが推
定算出されるので、ユーザが実際の球を投げたり、投げ
た球の球速を第3シャシ者がスピードガンにより測定し
たりする必要なく、ユーザ1人で仮想の球による投球動
作を行ない、その投球速度を測定できるようになる。
【0050】なお、前記実施形態では、投球速度推定式
としての2次方程式y=ax2 +bx+cの係数a,b
及び定数cを、多数の被験者の投球試技により得られた
各検出加速度x,各実測投球速度yに基づく最小二乗法
により予め求め、ROM19に固定的に記憶させておく
構成としたが、ある個人1人の投球動作に伴なう加速度
ピーク値xと実測の投球速度yとの関係は直線的に比例
し、y=ax+bの1次方程式で表わすことができるた
め、投球速度を測定する際には、ユーザ毎に予め投球試
技を行なってその検出加速度xと実測投球速度yとに基
づく最小二乗法により前記1次方程式の係数a及び定数
bを設定記憶させ、これにより投球動作に伴ない検出さ
れた加速度ピーク値xを個人対応の係数a及び定数bと
して設定された1次方程式y=ax+bに代入し、投球
加速度yを算出する構成としてもよい。
【0051】図8は前記腕時計装置による個人投球速度
の測定に際し行なう1次方程式の係数及び定数の設定処
理を示すフローチャートである。図9は前記腕時計装置
による個人投球速度の測定に際し行なう1次方程式の係
数及び定数の設定処理にて確保されるRAM20内のデ
ータレジスタの構成を示す図である。
【0052】この場合、RAM20には、最高加速度記
憶部20f、入力速度記憶部20g、係数,定数記憶部
20hがさらに確保される。すなわち、被測定ユーザに
よる投球試技を複数回行ない、その都度、加速度センサ
12により検出された最高加速度データと、スピードガ
ンにより測定された実測の投球速度が、RAM20内の
最高加速度記憶部20f及び入力速度記憶部20gのそ
れぞれに順次記憶される(ステップB1a,B2a,B3a,
〜B1c,B2c,B3c,…)。
【0053】すると、前記RAM20内の最高加速度記
憶部20f及び入力速度記憶部20gのそれぞれに記憶
された被測定ユーザ個人の複数の投球試技によるそれぞ
れの投球最高加速度x及び実測投球速度yとに基づき最
小二乗法により1次方程式の係数a及び定数bが算出さ
れ(ステップB4)、係数,定数記憶部20hに設定記
憶される(ステップB5)。
【0054】そして、投球速度測定モードにおいて、被
測定ユーザが投球動作すると、該投球動作に伴ない、加
速度センサ12により検出された最高加速度x(加速度
ピーク値)が前記RAM20内の最高加速度記憶部20
f及び入力速度記憶部20gのそれぞれに設定記憶され
た被測定ユーザ個人用の係数a及び定数bに基づく1次
方程式y=ax+bに代入され、より正確な投球速度y
が算出される。
【0055】なお、前記図8及び図9を参照して説明し
た実施形態において、被測定ユーザ個人毎の投球試技に
より、2次方程式y=ax2 +bx+cの係数a,b及
び定数cを求めてRAM20内の係数,定数記憶部20
hに設定記憶させ(ステップB1a〜B5)、投球速度の
測定に際し、前記設定記憶された係数a,b及び定数c
に基づく2次方程式y=ax2 +bx+cにより、被測
定ユーザのそれぞれにおいて、さらに正確な投球速度y
を算出するよう構成してもよい。
【0056】また、前記各実施形態では、被測定者の投
球動作に伴なう投球速度を測定するための運動データ測
定装置を搭載した腕時計装置について説明したが、時計
本体11をバンド11aにより足首に取り付け、球を蹴
る動作に伴なうシュート速度を、前記投球速度の測定と
同様にして、シュート加速度のピーク値検出に基づき測
定してもよい。
【0057】図10は前記腕時計装置を装着した人体の
シュート動作に伴なう加速度センサ12による加速度検
出状態を示す図である。例えば前記時計本体11を、人
体の利き足の足首に装着した状態でシュート動作を行な
うと、図10に示すようなピーク点Pを有する加速度波
形が得られる。
【0058】この場合、時計本体11を人体の右足首に
装着するか、又は、左足首に装着するかで、加速度セン
サ12により出力される電圧信号は、“+”又は“−”
の電圧信号となるが、加速度データは絶対値として検出
する。
【0059】図11は前記腕時計装置の加速度センサ1
2により検出された3人の被験者A,B,Cの試技によ
る各シュート動作に伴なうシュート加速度のピーク値と
実際のシュート速度との関係を示す図である。
【0060】前記図10における加速度波形に現われる
シュート加速度のピーク値は、シュート速度が高まると
共に略直線的に上昇する傾向を示す。従って、前記各実
施形態における投球速度の測定処理と同様に、このシュ
ート速度と加速度ピーク値との関係は、シュート速度を
yとし、加速度ピーク値をxとすると、y=ax2 +b
x+cなる2次方程式やy=ax+bなる1次方程式に
対応する関数で表わすことができる。
【0061】よって、多数の被験者の試技によるシュー
ト動作に伴ない前記加速度センサ12により検出された
各被験者毎の加速度ピーク値xと実測のシュート速度y
とに基づき、最小二乗法によりy=ax2 +bx+cな
る2次方程式やy=ax+bなる1次方程式を求め、そ
の係数a,b及び定数cあるいは係数a及び定数bを予
め明らかにしておくことで、その後に、これを推定式と
して前記加速度センサ12により検出されたシュート加
速度xからシュート速度yを推定算出することができ
る。
【0062】なお、この場合も、前記投球速度の測定の
ための実施形態と同様に、シュート速度推定式としての
2次方程式や1次方程式における係数及び定数は、被測
定ユーザ毎に行なう試技により、測定前に初期設定する
よう構成してもよい。
【0063】さらに、前記各実施形態において説明し
た、投球速度推定式とシュート速度推定式との両方の推
定演算式に関する係数及び定数を予め記憶させておき、
キーあるいはスイッチ操作で切り換え選択することによ
り、例えば野球における投球速度の測定とサッカーにお
けるシュート速度の測定との2つの競技に利用可能な構
成としてもよい。
【0064】なお、前記実施形態において記載した手
法、すなわち図7のフローチャートに示す投球速度測定
処理、図8のフローチャートに示す推定演算式の係数,
定数設定処理等の各手法は、コンピュータに実行させる
ことができるプログラムとして、メモリカード(ROM
カード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピー
ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−R
OM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体に格
納して配布することができる。そして、コンピュータ
は、この外部記録媒体に記録されたプログラムを記録媒
体読み取り部によって読み込み、この読み込んだプログ
ラムによって動作が制御されることにより、前記実施形
態において説明した投球速度やシュート速度の測定機能
を実現し、前述した手法による同様の処理を実行するこ
とができる。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係わ
る運動データ推定装置によれば、人体による物体を飛ば
す動作に伴ない、人体に取り付けられ該人体の動きの加
速度を検出する加速度検出手段により検出される加速度
の最大値に基づいて、前記物体の速度が算出されるよう
になる。
【0066】また、本発明の請求項2に係わる運動デー
タ推定装置によれば、予め物体を飛ばす動作の試技に伴
ない検出された加速度の最大値と実測の物体速度とに基
づき得られた関数方程式に従い、人体による物体を飛ば
す動作に伴ない、人体に取り付けられ該人体の動きの加
速度を検出する加速度検出手段により検出される加速度
の最大値に基づいて、前記物体の速度が算出されるよう
になる。
【0067】また、本発明の請求項3に係わる運動デー
タ推定装置によれば、予め物体を飛ばす動作の試技に伴
ない検出された加速度の最大値と実測の物体速度とに基
づく最小二乗法により係数及び定数が求められた関数方
程式に従い、人体による物体を飛ばす動作に伴ない、人
体に取り付けられ該人体の動きの加速度を検出する加速
度検出手段により検出される加速度の最大値に基づい
て、前記物体の速度が算出されるようになる。
【0068】また、本発明の請求項4に係わる運動デー
タ推定装置によれば、人体の腕による球を投げる動作に
伴ない、前記人体の腕に取り付けられ該腕の長さ方向の
加速度を検出する加速度検出手段により検出される加速
度の最大値に基づいて、前記球の速度が算出されるよう
になる。
【0069】また、本発明の請求項5に係わる運動デー
タ推定装置によれば、人体の足による球を蹴る動作に伴
ない、前記人体の足に取り付けられ該足の長さ方向の加
速度を検出する加速度検出手段により検出される加速度
の最大値に基づいて、前記球の速度が算出されるように
なる。
【0070】また、本発明の請求項6に係わる運動デー
タ推定装置によれば、切り換え手段により、測定対象が
投げた球の速度測定に切り換えられた場合には、人体の
腕による球を投げる動作に伴ない、該人体の腕に取り付
けられた加速度検出手段により検出される加速度の最大
値に基づいて、前記投げた球の速度が算出され、また、
前記切り換え手段により、測定対象が蹴った球の速度測
定に切り換えられた場合には、人体の足による球を蹴る
動作に伴ない、該人体の足に取り付けられた加速度検出
手段により検出される加速度の最大値に基づいて、前記
蹴った球の速度が算出されるようになる。よって、本発
明によれば、球等の物体を実際に投げたり蹴ったりする
必要なく、投げる動作や蹴る動作に伴なう仮想物体の速
度を測定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる運動データ測定装置
を搭載した腕時計装置の構成及びその装着状態を示す
図。
【図2】前記腕時計装置に取り付けられる加速度センサ
の構成を示す図であり、同図(A)は加速度センサの構
造図、同図(B)は加速度センサの原理図。
【図3】前記腕時計装置を装着した人体の投球動作に伴
なう加速度センサによる加速度検出状態を示す図。
【図4】前記腕時計装置の加速度センサにより検出され
た多数の被験者の試技による投球動作に伴なう投球加速
度のピーク値と実際の投球速度との関係を示す図。
【図5】前記腕時計装置における電子回路の構成を示す
ブロック図。
【図6】前記腕時計装置のRAMにおける投球速度測定
モード用データレジスタの構成を示す図。
【図7】前記腕時計装置による投球速度測定処理を示す
フローチャート。
【図8】前記腕時計装置による個人投球速度の測定に際
し行なう1次方程式の係数及び定数の設定処理を示すフ
ローチャート。
【図9】前記腕時計装置による個人投球速度の測定に際
し行なう1次方程式の係数及び定数の設定処理にて確保
されるRAM内のデータレジスタの構成を示す図。
【図10】前記腕時計装置を装着した人体のシュート動
作に伴なう加速度センサによる加速度検出状態を示す
図。
【図11】前記腕時計装置の加速度センサにより検出さ
れた3人の被験者A,B,Cの試技による各シュート動
作に伴なうシュート加速度のピーク値と実際のシュート
速度との関係を示す図。
【符号の説明】
11 …時計本体、 11a…リストバンド、 12 …加速度センサ、 13 …CPU、 14 …A/D変換回路、 15 …キー部、 16 …発振回路、 17 …分周回路、 18 …時刻・日付計数回路、 19 …ROM、 20 …RAM、 20a…検出データ記憶部、 20b…最高加速度記憶部、 20c…投球速度記憶部、 20d…補正有無フラグ記憶部、 20e…補正値記憶部、 20f…最高加速度記憶部、 20g…入力速度記憶部、 20h…係数,定数記憶部、 21 …報音部、 22 …表示部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 9/04 G06F 9/04

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体に取り付けられ、人体の動きの加速
    度を検出する加速度検出手段と、 前記人体による物体を飛ばす動作に伴ない前記加速度検
    出手段により検出される加速度の最大値に基づいて、前
    記物体の速度を算出する算出手段とを具備したことを特
    徴とする運動データ推定装置。
  2. 【請求項2】 前記算出手段は、予め物体を飛ばす動作
    の試技に伴ない検出された加速度の最大値と実測の物体
    速度とに基づき得られた関数方程式により算出すること
    を特徴とする請求項1に記載の運動データ推定装置。
  3. 【請求項3】 前記関数方程式の係数及び定数は、前記
    物体を飛ばす動作の試技に伴ない検出された加速度の最
    大値と実測の物体速度とに基づく最小二乗法により予め
    求めたことを特徴とする請求項2に記載の運動データ推
    定装置。
  4. 【請求項4】 前記物体を飛ばす動作は球を投げる動作
    で、 前記加速度検出手段は、人体の腕に取り付けられ、該腕
    の長さ方向の加速度を検出する加速度検出手段で、 前記算出手段は、前記人体の腕による球を投げる動作に
    伴ない前記加速度検出手段により検出される加速度の最
    大値に基づいて、前記球の速度を算出する算出手段であ
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運動
    データ推定装置。
  5. 【請求項5】 前記物体を飛ばす動作は球を蹴る動作
    で、 前記加速度検出手段は、人体の足に取り付けられ、該足
    の長さ方向の加速度を検出する加速度検出手段で、 前記算出手段は、前記人体の足による球を蹴る動作に伴
    ない前記加速度検出手段により検出される加速度の最大
    値に基づいて、前記球の速度を算出する算出手段である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運動デ
    ータ推定装置。
  6. 【請求項6】 球を投げる動作に伴なう球の速度と球を
    蹴る動作に伴なう球の速度との速度の測定対象を切り換
    える切り換え手段を備え、 前記加速度検出手段は、人体の腕に又は足に取り付けら
    れ、該腕又は足の長さ方向の加速度を検出する加速度検
    出手段で、 前記算出手段は、前記切り換え手段が投げた球の速度の
    測定に切り換えられた場合には、人体の腕による球を投
    げる動作に伴ない前記加速度検出手段により検出される
    加速度の最大値に基づいて、前記投げた球の速度を算出
    し、また、前記切り換え手段が蹴った球の速度の測定に
    切り換えられた場合には、人体の足による球を蹴る動作
    に伴ない前記加速度検出手段により検出される加速度の
    最大値に基づいて、前記蹴った球の速度を算出する算出
    手段であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の運動データ推定装置。
  7. 【請求項7】 人体に取り付けられ、人体の動きの加速
    度を検出する加速度検出手段により、該人体による物体
    を飛ばす動作に伴なう加速度を検出する検出ステップ
    と、 この検出ステップにより検出された加速度の最大値に基
    づいて、前記物体の速度を算出する算出ステップとから
    なることを特徴とする運動データ推定方法。
  8. 【請求項8】 前記算出ステップでは、予め物体を飛ば
    す動作の試技に伴ない検出された加速度の最大値と実測
    の物体速度とに基づき得られた関数方程式により物体の
    速度を算出することを特徴とする請求項7に記載の運動
    データ推定方法。
  9. 【請求項9】 前記関数方程式の係数及び定数は、前記
    物体を飛ばす動作の試技に伴ない検出された加速度の最
    大値と実測の物体速度とに基づく最小二乗法により予め
    求めたことを特徴とする請求項8に記載の運動データ推
    定方法。
  10. 【請求項10】 前記物体を飛ばす動作は球を投げる動
    作で、 前記検出ステップは、人体の腕に取り付けられた加速度
    検出手段により球を投げる動作に伴なう腕の長さ方向の
    加速度を検出する検出ステップで、 前記算出ステップは、前記人体の腕による球を投げる動
    作に伴ない前記検出ステップにおいて検出された加速度
    の最大値に基づいて、前記球の速度を算出する算出ステ
    ップであることを特徴とする請求項7又は請求項8に記
    載の運動データ推定方法。
  11. 【請求項11】 前記物体を飛ばす動作は球を蹴る動作
    で、 前記検出ステップは、人体の足に取り付けられた加速度
    検出手段により球を蹴る動作に伴なう足の長さ方向の加
    速度を検出する検出ステップで、 前記算出ステップは、前記人体の足による球を蹴る動作
    に伴ない前記検出ステップにおいて検出された加速度の
    最大値に基づいて、前記球の速度を算出する算出ステッ
    プであることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載
    の運動データ推定方法。
  12. 【請求項12】 球を投げる動作に伴なう球の速度と球
    を蹴る動作に伴なう球の速度との速度の測定対象の切り
    換えを判断する判断ステップを備え、 前記検出ステップは、人体の腕に又は足に取り付けられ
    た加速度検出手段により、該腕又は足の長さ方向の加速
    度を検出する検出ステップで、 前記算出ステップは、前記判断ステップにおいて測定対
    象が投げた球の速度の測定に切り換えられたと判断され
    た場合には、人体の腕による球を投げる動作に伴ない前
    記検出ステップにおいて検出された加速度の最大値に基
    づいて、前記投げた球の速度を算出し、また、前記判断
    ステップにおいて測定対象が蹴った球の速度の測定に切
    り換えられたと判断された場合には、人体の足による球
    を蹴る動作に伴ない前記検出ステップにおいて検出され
    た加速度の最大値に基づいて、前記蹴った球の速度を算
    出する算出ステップであることを特徴とする請求項7又
    は請求項8に記載の運動データ推定方法。
  13. 【請求項13】 コンピュータを、 人体による物体を飛ばす動作に伴なう該人体の動きの加
    速度を、前記人体に取り付けられた加速度検出手段によ
    り検出する検出手段、 この検出手段により検出された加速度の最大値に基づい
    て、前記物体の速度を算出する算出手段、として機能さ
    せるための運動データ推定処理プログラムを記憶した記
    憶媒体。
  14. 【請求項14】 前記算出手段を、予め物体を飛ばす動
    作の試技に伴ない検出された加速度の最大値と実測の物
    体速度とに基づき得られた関数方程式に従って前記物体
    の速度を算出する算出手段として機能させることを特徴
    とする請求項13に記載の運動データ推定処理プログラ
    ムを記憶した記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記関数方程式の係数及び定数は、前
    記物体を飛ばす動作の試技に伴ない検出された加速度の
    最大値と実測の物体速度とに基づく最小二乗法により予
    め求められていることを特徴とする請求項14に記載の
    運動データ推定処理プログラムを記憶した記憶媒体。
  16. 【請求項16】 前記物体を飛ばす動作は球を投げる動
    作で、 前記検出手段を、人体の腕に取り付けられた加速度検出
    手段により球を投げる動作に伴なう腕の長さ方向の加速
    度を検出する検出手段、 前記算出手段を、前記人体の腕による球を投げる動作に
    伴ない前記検出手段により検出された加速度の最大値に
    基づいて、前記球の速度を算出する算出手段として機能
    させることを特徴とする請求項13又は請求項14に記
    載の運動データ推定処理プログラムを記憶した記憶媒
    体。
  17. 【請求項17】 前記物体を飛ばす動作は球を蹴る動作
    で、 前記検出手段を、人体の足に取り付けられた加速度検出
    手段により球を蹴る動作に伴なう足の長さ方向の加速度
    を検出する検出手段、 前記算出手段を、前記人体の足による球を蹴る動作に伴
    ない前記検出手段により検出された加速度の最大値に基
    づいて、前記球の速度を算出する算出手段として機能さ
    せることを特徴とする請求項13又は請求項14に記載
    の運動データ推定処理プログラムを記憶した記憶媒体。
  18. 【請求項18】 球を投げる動作に伴なう球の速度と球
    を蹴る動作に伴なう球の速度との速度の測定対象の切り
    換えを判断する判断手段として機能させるためのプログ
    ラムをさらに記憶し、 前記検出手段を、人体の腕に又は足に取り付けられた加
    速度検出手段により、該腕又は足の長さ方向の加速度を
    検出する検出手段、 前記算出手段を、前記判断手段により測定対象が投げた
    球の速度の測定に切り換えられたと判断された場合に
    は、人体の腕による球を投げる動作に伴ない前記検出手
    段により検出された加速度の最大値に基づいて、前記投
    げた球の速度を算出し、また、前記判断手段により測定
    対象が蹴った球の速度の測定に切り換えられたと判断さ
    れた場合には、人体の足による球を蹴る動作に伴ない前
    記検出手段により検出された加速度の最大値に基づい
    て、前記蹴った球の速度を算出する算出手段として機能
    させることを特徴とする請求項13又は請求項14に記
    載の運動データ推定処理プログラムを記憶した記憶媒
    体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009240677A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Mizuno Corp スイング分析装置
JP2011147500A (ja) * 2010-01-19 2011-08-04 Yupiteru Corp 速度測定装置およびプログラム
JP2011152291A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Yupiteru Corp 速度測定装置およびプログラム
JP2019208880A (ja) * 2018-06-05 2019-12-12 美津濃株式会社 運動支援システムおよびプログラム

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