JPH10327862A - 生物的材料の生産方法 - Google Patents
生物的材料の生産方法Info
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- JPH10327862A JPH10327862A JP10156716A JP15671698A JPH10327862A JP H10327862 A JPH10327862 A JP H10327862A JP 10156716 A JP10156716 A JP 10156716A JP 15671698 A JP15671698 A JP 15671698A JP H10327862 A JPH10327862 A JP H10327862A
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Abstract
びペプチドの設計に使用して、本発明の免疫抑制または
抗炎症組成物および方法へのIL−1 INHとしての
使用方法を提供する。 【解決手段】 本発明の方法は、(a) 精製したIL−1
INHのアミノ酸配列を決定し、(b) 工程(a) のアミ
ノ酸配列を基礎とするオリゴヌクレオチドプローブのプ
ールを作成し、(c) DNAまたはcDNAライブラリー
のスクリーニングを行い、(d) 通常の条件下でプローブ
にハイブリダイズするクローンを選択し、(e) 配列決定
又は発現により選択クローンを分析し、それらがIL−
1 INHをコードするDNA配列を含有するか否かを
決定する工程からなることを特徴とする。
Description
1活性を選択的に阻害するインターロイキン1阻害剤
(IL−1 INH)に関する。また、本発明は、尿か
らこの種のIL−1INHを精製する方法、およびこの
阻害剤をコードするDNA配列からなる組換えDNA分
子で形質転換された宿主によってこの種のIL−1 I
NHを生産する方法に関し、この種のIL−1INHを
特徴とする処置方法および組成物に関する。これらの方
法および薬剤は、免疫抑制および抗炎症の用途および治
療に有用である。
としてマクロファージ/単球系統の細胞によって生産さ
れる蛋白質サイトカインである。IL−1ポリペプチド
をコードし得る2つの別個のIL−1遺伝子が存在する
−−IL−1αおよびIL−1βである[ピー・オーロ
ンら、「ヒト単球インターロイキン−1前駆体cDNA
のヌクレオチド配列」、Proc. Natl. Acad. Sci. USA,
81, p. 7909 (1984)、シー・マーチら、「2つの別個の
ヒトインターロイキン1全DNAαおよびβのクローン
化、配列並びに発現」、Nature, 315, p. 641 (198
5)]。組換えIL−1αおよびβを使用するこれらそれ
ぞれの生物活性の研究により、果たして、双方の形態の
IL−1は多様な生物活性を分け合うことが示された。
る。これらの1つの活性−−リンパ球活性化因子(LA
F)−−は、結果的にIL−1に対し、免疫応答メディ
エータたるを与え、かくして、IL−1は、多くの細胞
型の成熟化、分化並びに成長を刺激する。例えば、未成
熟TおよびBリンパ球[ピー・オーロンら、Proc. Nat
l. Acad. Sci. USA, 81, 上記]である。他のIL−1
の活性−−単核細胞因子(MCF)活性−−は、結果的
にIL−1に対し、逆行的炎症応答の制御における中心
的役割を演ずることを与え[シー・ディナレロ、「ヒト
インターロイキン1の今日」、J. Clin. Immun., 5, p.
287(1985)]ると共に、かくして、IL−1は、例えば
繊維芽細胞および軟骨細胞のような幾種かの細胞を刺激
し、それぞれプロスタグランジンE2 (PGE2 )およ
びコラーゲナーゼを生産する。これらの応答は、リュー
マチ性関節炎のような併発疾患または組織の崩壊に随伴
する疾患の病因に包含される[ジェイ・ダイヤー、「リ
ューマチ性関節炎におけるサイトカインおよび他のメデ
ィエータ」、Spring Semin. Immunopath, 7, p. 387(19
84)]。更に、IL−1は、IL−2の生産を誘導する
ことが知られており[ジェイ・ダブリュ・ロエンサール
ら、「胸腺腫細胞によるIL−2分泌およびIL−2レ
セプタ発現双方のIL−1依存性誘導」、J. Imm., 13
7, pp. 1226-1231 (1986) ]、これはT−細胞の増殖に
関する。最後に、IL−1は、内皮細胞上の分子を刺激
して白血球細胞を捕獲することも知られている[ジェイ
・オッペンハイムら、「1つ以上のインターロイキン1
が存在する」、Immun. Today, 7,p. 45 (1986) ]。
−細胞増殖を抑制すると共に繊維芽細胞によるプロスタ
グランジンおよびコラーゲナーゼ合成を抑制するIL−
1阻害剤を同定し単離することは興味深い。この種の化
合物は、免疫および炎症応答に関する疾患の処置に有用
たり得る。なお、更に、IL−1媒介IL−2生産を抑
制し得るIL−1阻害剤を単離することが望ましい。他
の蛋白質を同時に阻害することなくIL−1の活性を選
択的に阻害する化合物の同定には更に興味がある。例え
ば、TNF−αのような腫瘍壊死因子であり、これは、
IL−1の幾種かの生物的特性を分け合う。すなわち、
ヒト皮膚繊維芽細胞によるPGE2 およびコラーゲナー
ゼ生産[ジェイ・ダイヤーら、「カケクチン/腫瘍壊死
因子は、ヒト滑液細胞および皮膚繊維芽細胞によるコラ
ーゲナーゼおよびプロスタグランジンE2 生産を刺激す
る」、J. Exp. Med., 162, p. 2163 (1985) ]または繊
維芽細胞増殖の誘導[ピー・セッキンガら、「インター
ロイキン1活性の尿の阻害剤は、インターロイキン1α
およびβの双方に影響を与えるが、腫瘍壊死因子αには
影響を与えない」、J. Immun. 139, p. 1541 (1987) ]
である。
L−1に対して阻害効果を示すとして報告されている化
合物は、主として非選択的阻害剤として作用する。熱性
患者の尿は、IL−1の20〜30kDの選択的阻害剤を含有
することも報告されている[ゼット・リアオら、「熱性
患者の尿中の特異的インターロイキン1阻害剤の同
定」、J. Exp. Med., 159, p. 126 (1984)]。リアオ
は、この化合物が極めて粗製の形態以外にあるか、また
は、これがIL−1のMCF活性を阻害するか、標的細
胞のレセプタへのIL−1の結合を阻害するか、IL−
1の存在下で繊維芽細胞の増殖を阻害するかについては
示唆していない。IL−1阻害効果を有すると報告され
た第二の化合物[ダブリュ・アレンドら、「ヒト単球に
よるインターロイキンまたはインターロイキン1阻害剤
の生産に対する免疫複合体の効果」、J.Immun., 134,
p. 3868 (1985)]は、付着免疫複合体上で培養されたヒ
ト単球によって生産される。しかしながら、アレンドの
報告は、この化合物がIL−1のLAFおよびMCF活
性の双方を阻害するか否かの点で不明瞭である(第3874
頁を参照するとよい)。いずれにしろ、アレンドによる
報文は、この化合物が実質的に純粋か否か、これがIL
−1の標的細胞レセプタへの結合を遮断するか、又はI
L−1の存在下で繊維芽細胞の増殖を阻害するか否かに
ついては報告していない。IL−1阻害効果を有すると
報告された第三の化合物[ジェイ−エフ・バラボイン
ら、「繊維芽細胞および滑液細胞によるプロスタグラン
ジンE2 およびコラーゲナーゼ生産は、尿より誘導され
たヒトインターロイキン1および阻害剤によって制御さ
れる」、J. Clin.Invest. 78, p. 1120 (1986)]は、極
めて粗製の形態であることが示唆され、その作用様式は
記述されていない。
粋なIL−1阻害剤(「IL−1 INH」)を提供す
ることにより前記した問題を解決する。これは、IL−
1 LAFおよびIL−1 MCF活性を選択的に阻害
し、IL−2のIL−1媒介生産を阻害し、IL−1媒
介繊維芽細胞増殖を阻害し、標的細胞上でIL−1レセ
プタに結合し、免疫抑制または抗炎症組成物、方法並び
に治療に使用する。本発明によるIL−1INHは、標
的細胞におけるPGE2 およびコラーゲナーゼのTNF
α媒介生産を阻害しない。よって、本発明のIL−1
INHは、免疫抑制および抗炎症用途のための種々の組
成物および方法に有用である。本発明のIL−1 IN
Hは、SDS/PAGE上で約25kDの分子量とクロマト
フォーカシングによって決定された4.7 の等電点とを有
するポリペプチドであることを特徴とする。
Hを生産する本発明の方法の1つの態様は、天然起源か
らの精製である。この種の精製は、熱性患者の粗製尿を
濃縮し、尿から粗製IL−1 INHを沈澱させ、1ま
たはそれ以上のイオン交換クロマトグラフ、疎水性クロ
マトグラフ、ゲル濾過並びに免疫吸着によりこの沈澱物
の他の蛋白質からIL−1 INHを分画する工程から
なる。
明の方法の第二のおよび好適な態様は、この種の阻害剤
の組換えによる生産である。この種の方法では、本発明
のIL−1 INHをコードするDNA配列、これらの
配列を特徴とする組換えDNA分子並びにこれらのDN
Aにより形質転換された単細胞宿主および分子を用い
て、(付加的なN-末端メチオニンを用いるか、用いるこ
となく)本発明のIL−1 INHまたはその一部を形
質転換された宿主の醗酵により生産する。IL−1 I
NH活性を示す本発明によるIL−1 INHポリペプ
チドは、IL−1INHのアミノ酸配列に対する種々の
他のアミノ酸置換、付加または欠失を包含し得ることを
理解すべきである。
INHを用いて活性IL−1 INH部位の分子構造お
よび配置を決定し、その情報を断片およびペプチドの設
計に使用して、本発明の免疫抑制または抗炎症組成物お
よび方法へのIL−1 INHとしての使用を図ること
である。
されるべく、以下の詳細な説明を記載する。
性」が、例えば繊維芽細胞、滑液細胞のような種々の標
的細胞におけるプロスタグランジンEおよびコラーゲナ
ーゼ生産を刺激するその能力を規定する。LAF −−「リンパ球活性化因子」。IL−1の「LA
F」活性が、TおよびBリンパ球の増殖および分化を刺
激するその能力を規定する。 CTLL−−「細胞毒性T−リンパ球細胞ライン」。C
TLL細胞をEL−4細胞と共にインキュベートし、E
L−4細胞によるIL−2の生産に対するIL−1の刺
激効果をアッセイするのに使用した。その後IL−2
は、CTLLXE細胞の増殖を刺激するが、これは測定
可能である。
Hに関する。本発明により規定される「実質的に純粋
な」IL−1 INHは、主要な共存物質、特にアポリ
ポ蛋白質A1およびレチノール結合蛋白質を実質的に含
有せず、SDS/PAGE上で単一バンドとして移動す
る。
LAFおよびIL−1 MCF活性を選択的に阻害し、
EL−4細胞によるIL−1媒介IL−2生産を阻害
し、IL−1媒介繊維芽細胞増殖を阻害し、標的細胞上
のIL−1レセプタに結合する。この種の選択的阻害
は、IL−1媒介活性をブロックする能力を有するとし
て定義されるが、IL−1に類似する幾種かの活性を有
する他の化合物をブロックする能力を欠く。例えば、ヒ
ト組換えTNFα(hrTNFα)があるが、これはP
EG2 およびコラーゲナーゼ生産のメディエータであ
る。この特異性は、免疫系の他のメディエータの必要な
活性を妨害することなくIL−1を選択的にブロックす
るのに重要な因子である。本IL−1 INHのこの特
異性を、IL−1の活性に対する本発明のIL−1 I
NHの効果をhrTNFαと比較することにより示し、
IL−1/MCFおよび繊維芽細胞増殖アッセイを使用
する。
はSDS−PAGE上で約25kDの分子量を有し、クロマ
トフォーカシングによる測定として4.7 の等電点を有す
る。
セイ、MCFアッセイ、EL−4/細胞毒性T−リンパ
球アッセイ(「EL−4/CTLL」)並びに繊維芽細
胞増殖アッセイにおいてIL−1媒介応答を阻害し得
る。IL−1/LAFアッセイにおいては、IL−1α
またはβ誘導T−細胞増殖の阻害を、種々に希釈した本
発明のIL−1 INHの存在下で[H3 ]チミジンの
取り込みのレベルの減少を検出することにより測定す
る。IL−1/MCFアッセイにおいては、IL−1媒
介PGE2 生産の阻害を、種々に希釈した本発明のIL
−1 INHの存在下でPGE2 に対する抗血清を使用
する二重抗体ラジオイムノアッセイにより測定する。ラ
ジオイムノアッセイにより検出される培地へのPGE2
の減少は、IL−1 INH活性を示す。EL−4/C
TLLアッセイにおいては、IL−1媒介IL−2生産
の阻害を、種々に希釈した本発明のIL−1 INHの
存在下で測定する。阻害は、CTLL細胞の増殖の測定
として使用する[H3 ]チミジン([H3 ]−TdR)
の取り込みのレベルの減少として観察する。増殖は、投
与−応答様式でIL−2を誘導するIL−1の存在下で
のみ生起する。繊維芽細胞増殖アッセイにおいては、I
L−1誘導繊維芽細胞による[H3 ]−TdRの取り込
みの阻害を、種々に希釈した本発明のIL−1 INH
の存在下で測定する。
Hは、標的細胞上でIL−1レセプタに特異的に結合す
る。この結合は、一連のIL−1結合アッセイを使用す
ることにより示される。第一に、ラベルしたIL−1の
結合に際し、標的細胞上のレセプタに対するIL−1
INHの増加する濃度の効果を測定した。高濃度のIL
−1 INHは、結合したラベル IL−1の量を減少
させることを認めた。次に、過剰の非ラベルのIL−1
INHを添加し、標的細胞に結合したラベルしたIL
−1に対するその過剰の効果を観察した。このアッセイ
は、過剰のIL−1 INHは、標的細胞の表面に結合
したラベルしたIL−1と成功裡に競合し置換すること
を示した。更に、過剰のレチノール結合蛋白質を添加
し、これが、標的細胞に対するIL−1 INHの結合
を妨害しないことを観察した。このアッセイは、本IL
−1 INHがIL−1と特異的に競合して標的細胞上
でIL−1レセプタに結合することを示した。
または日和見感染に罹患したAIDS患者)から本発明
のIL−1 INHを単離する精製方法にも関する。こ
の方法は幾種かの工程からなる。一般に、これらの工程
の概要は、(1) 尿を濃縮し、(2) 濃縮した尿から粗製I
L−1 INHを沈澱させると共に、少くともイオン交
換クロマトグラフ、疎水性クロマトグラフ、ゲル濾過な
らびに免疫吸着の1つによりこの沈澱物の他の蛋白質か
らIL−1 INHを分画するものである。
例えば限外濾過を使用して熱性患者から粗製尿をまず濃
縮する。次に、硫酸アンモニウムを使用してこの濃縮し
た尿のプールからIL−1 INHを含有する粗製画分
を沈澱させた。透析により硫酸アンモニウムを除去した
後、イオン交換クロマトグラフを使用して他の蛋白質か
らIL−1 INH活性を含有する画分を分離する。特
に、この最も好適な態様では、2つの陰イオン交換樹脂
−−ジエチル−(2−ヒドロキシプロピル)アミノエチ
ルセファロース((QAE)−セファロースカラム)お
よびジエチルアミノエチル−セファロースカラム((D
EAE)−セファロースカラム)−−を単独または組合
せて用いるが、好ましくはDEAEセファロースカラム
をQAEセファロースカラムの後とする。種々の画分の
活性を監視すべく、LAFおよびレセプタ結合アッセイ
を用いた。本発明のこの態様では、IL−1 INH活
性画分を次に、ゲル濾過を使用する分子量に基いて分画
し(最も好ましくはAcA54ゲルによる)、前記した
ようにして再度活性画分を選択する。選択された画分
は、約25kDの分子量および少くとも90%の蛋白質含量を
示すことを特徴とする。主要な共存物は、アポリポ蛋白
質A1およびレチノール結合蛋白質である。これらの共
存物は種々の方法によって除去し得るにも拘らず、好ま
しくは、免疫吸着の方法により、アポリポ蛋白質および
レチノール結合蛋白質に対して与えられたモノクローナ
ルまたはポリクローナル抗体を用いる。
ル−セファロースカラム(これは蛋白質をその疎水性に
よって分画する)上での疎水性クロマトグフによって更
に精製する。例えば、アポリポ蛋白質A1およびレチノ
ール結合蛋白質は、本発明の蛋白質より疎水性であり、
したがってカラム上に保持される。
のIL−1INHの比活性、すなわち、最大の半分の阻
害を与えるのに必要なIL−1 INHの量は、それぞ
れの精製工程の後に増加した。図9を参照するとよい。
IL−1レセプタ結合アッセイ、LAFアッセイ、EL
−4/CTLLアッセイ並びにMCFアッセイを使用し
てこの比活性を測定した。しかしながら、幾種かの他の
アッセイも同様に使用し得る。
−1 INHは、本発明の免疫抑制および抗炎症組成物
並びに方法に直接使用し得る。しかしながら、寧ろこの
種の精製蛋白質をアミノ酸配列データの供給源として使
用してDNAプローブの設計を可能とし、本発明のIL
−1 INHをコードするDNA配列の単離および選択
への使用を図った。その後、この種のDNA配列、これ
らを含む組換えDNA分子、並びにこれらにより形質転
換された単細胞宿主を用いて、実質的に他のヒト蛋白質
を含有しない本発明のIL−1 INHを大量に生産
し、本発明の組成物および治療への使用を図った。
の種々の蛋白質および断片のアミノ酸配列を決定した。
その後、これらの配列およびこれらをコードするとして
推論されたDNA配列を使用し、本発明のIL−1 I
NHをコードするDNA配列の種々のDNAライブラリ
をスクリーニングするのに潜在的に有用な一連のDNA
プローブを設計する。この種のライブラリには、染色体
遺伝子バンクおよびDNAまたは本発明のIL−1 I
NHを生産することが示される組織または細胞ラインか
ら調製されたcDNAライブラリが包含され、この種の
細胞ラインには、当業界でよく知られた単球細胞が包含
される。
NHポリペプチドをクローン化し発現させる手段とし
て、IL−1 INH生産細胞供給源からポリA+ mR
NAを単離する。例えば、刺激されたマクロファージで
ある。従来の手順を使用するが、例えば、次に記載され
たものとする。ランドら、「真核mRNAの5−末端配
列は高い効率でクローン化し得る」、Nucleic Acid Res
earch, 9, pp. 2251-66(1981)、オカヨマとベルグ、
「全長さcDNAの高効率クローン化」、Mol. andCel
l. Biol., 2, pp. 161-70 (1982)、並びにマニアティス
ら、「Molecular Cloning 」中(コールド・スプリング
・ハーバ・ラボラトリ編、コールド・スプリング・ハー
バ、ニューヨーク)、pp. 229-46 (1982) 。次に、前記
単離されたポリA+ mRNAからcDNAライブラリを
構成する。従来の手順を使用するが、例えば次に記載さ
れたものとする。ウィケンスら、「リゾチーム、オボム
コイド並びにオーバルヒューマンmRNAに相補的な二
本鎖DNAの合成」、J. Biol.Chem., 253, pp. 2483-9
5 (1978) 、マニアティスら、「Molecular Cloning 」
中(コールド・スプリング・ハーバ・ラボラトリ編、コ
ールド・スプリング・ハーバ、ニューヨーク)、pp. 22
9-46 (1982) 、並びにブイ・グブラら、「cDNAライ
ブラリを作製する単純かつ極めて効率的な方法」、Gen
e, 25, pp. 263-69(1983) 。
すなわち、IL−1 INH挿入物を含有するもののク
ローンのライブラリをスクリーニングする幾種かのアプ
ローチが存在する。例えば、本精製IL−1 INHの
部分アミノ酸配列を基礎とし、本発明のIL−1 IN
Hの選択部分をコードする一連の合成DNA断片からな
るDNAプローブを構成することができる。アミノ酸配
列を決定する技術は、当業界でよく知られている。IL
−1 INHの種々の領域のアミノ酸配列を決定したな
らば、縮退IL−1 INHプローブのプールを化学的
に合成し得るが、従来のホスホアミドDNA合成技術を
使用し、種々のDNAライブラリのスクリーニングへの
使用を図り、ハイブリダイゼーションにより関連するD
NA配列を選択する。その後、32P−ATPおよびT4
ポリヌクレオチドキナーゼを使用して32PによるDNA
プローブの5′エンドラベルを行う。主として、エー・
エム・マキサムとダブリュ・ギルバート、「DNA配列
決定の新しい方法」、Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 7
4, pp. 560-64 (1977) によって記載されている。その
後、これらのDNAプローブを使用し、cDNAまたは
染色体ライブラリのスクリーニングを行う。例えば、単
球白血病細胞ラインU937、THP−I並びにHL60であ
り、従来の方法を使用し、本発明のIL−1 INHを
コードするDNA配列について行う。その後、これらの
選択された配列を加工して、これらにより形質転換され
た原核および真核宿主におけるIL−1 INHの発現
を図るが、当業界でよく知られた技術による。また、こ
れらは、哺乳動物IL−1 INHをコードする他の関
連するDNA配列を選択するスクリーニングのプローブ
としても有用である。
広範な宿主/ベクタの組合せを使用して発現し得る。例
えば、有用なベクタは染色体、非染色体並びに合成DN
A配列の断片よりなり、例えば、SV40の種々の公知誘
導体および公知細菌プラスミド、例えば、colE1、
pCR1、pBR322、pMB9並びにRP4;ファ
ージDNA、例えば、ファージの種々の誘導体、例え
ば、NM989、および他のDNAファージ、例えば、
M13、および他の線状一本鎖DNAファージ;2μプ
ラスミドのような酵母に有用なベクタ;真核細胞に有用
なベクタ、例えば、動物細胞に有用なベクタ、例えば、
SV−40アデノウィルスを含有するものおよびレトロ
ウィルス誘導DNA配列並びにプラスミドおよびファー
ジのDNAの組合せから誘導されたベクタ、例えば、フ
ァージDNAまたはその誘導体を用いるよう改変された
プラスミドである。
現調節配列を特徴とし、ベクタに挿入されたIL−1
INH DNA配列に機能的に連結され、そのクローン
化DNA配列の発現の調節および制御を図る。有用な発
現調節配列の例には、lac系、trp系、tac系、
trc系、ファージλの主要オペレータおよびプロモー
タ領域、fdコート蛋白質の調節領域、酵母の解糖系プ
ロモータ、例えば、3−ホスホグリセレートキナーゼの
プロモータ、酵母酸性ホスファターゼのプロモータ、例
えば、Pho5、酵母α−交配因子のプロモータ、並び
にポリオーマ、アデノウィルス、レトロウィルス、並び
にシミアンウィルスから誘導されたプロモータ、例え
ば、初期および後期プロモータまたはSV40、並びに
原核および真核細胞の遺伝子の発現を調節することが知
られている他の配列並びにそれらのウィルスまたはそれ
らの組合せがある。
でのクローン化IL−1 INHDNA配列の発現を可
能とするベクタが存する。例えば、動物およびヒト細胞
[例えば、サザーンとピー・ベルグ、J. Mol. Appl. Ge
net., 1, pp. 327-41 (1982)、エス・サブラマニら、Mo
l. Cell. Biol., 1, pp. 854-64 (1981)、アール・ジェ
イ・カウフマンとピー・エー・シャープ、「モジュラ・
ジヒドロ葉酸レダクターゼ相補的DNA遺伝子により共
感染された配列の増幅および発現」、J. Mol. Biol., 1
59, pp. 601-21 (1982) 、アール・ジェイ・カウフマン
とピー・エー・シャープ、Mol. Cell. Biol., 159, pp.
601-64 (1982)、エス・アイ・スカヒルら、「チャイニ
ーズ・ハムスター・オバリー細胞におけるヒト免疫イン
ターフェロンDNA遺伝子の産物の発現と特徴」Proc.
Natl. Acad. Sci. USA., 80, pp. 4654-59 (1983) 、ジ
ー・ウルラウブとエル・エー・チャシン、Proc. Natl.A
cad. Sci. USA., 77, pp. 4216-20 (1980) ]である。
て、本発明のIL−1 INH DNA配列を挿入する
種々の部位を選択し得る。これらの部位は、これらを切
断する制限エンドヌクレアーゼにより通常は設計され
る。これらは、当業者によってよく認識されている。本
発明に有用な発現ベクタは、選択されたDNA断片を挿
入する制限エンドヌクレアーゼ部位を有する必要はない
ことを理解すべきである。その代りに、このベクタは、
他の手段によって断片に連結し得る。この発現ベクタ、
および特にその中で選択されたDNA断片の挿入のため
に選択される部位並びにその中の発現調節配列への機能
的連結は、種々の因子により決定される。例えば、特定
の制限酵素に感受性の部位の数、発現すべき蛋白質の大
きさ、宿主細胞酵素による蛋白質分解に対する所望の蛋
白質の感受性、精製の途中で除去するのが困難な宿主細
胞蛋白質による共存または発現すべき蛋白質への結合、
発現特性、例えば、ベクタ配列に関しての開始および停
止コドンの位置、並びに当業者によって認識される他の
因子である。ベクタおよびDNA配列の挿入部位の選択
は、これらの因子のバランスによって決定され、必ずし
も全ての選択が、与えられた場合に対して等しく有効で
はない。
核宿主が包含される。例えば、イー・コリの種、例え
ば、イー・コリSG−936、イー・コリHB101、
イー・コリW3110、イー・コリX1776、イー・
コリX2282、イー・コリDHI、並びにイー・コリ
MRC1、シュードモナス、枯草菌、例えば、バシラス
・サティリス(Bacillus subtilis )、ストレプトミセ
ス、酵母並びに他の真菌類、動物、例えば、COS細胞
およびCHO細胞、並びにヒト細胞並びに組織培養にお
ける植物細胞である。
組合せが、本発明のDNA配列の発現に際し、または本
発明のIL−1 INH様ポリペプチドの生産に際し、
等しい効率で機能するものではない。しかしながら、宿
主/発現ベクタの組合せの特定の選択は、本発明の範囲
を逸脱することなくここに記載した原理をすべからく熟
考した後に当業者によって為され得る。例えば、選択
は、多数の因子のバランスに基くべきである。これらに
は、例えば、宿主とベクタとの和合性、DNA配列によ
ってコードされる蛋白質の宿主に対する毒性、所望の蛋
白質の回収の容易性、DNA配列およびこれらに機能的
に連結された発現調節配列の発現特性、生物的安全性、
コスト並びに折り畳み、形態または他の全ゆる必要な所
望の蛋白質の発現後改変が包含される。
換された原核または真核宿主の醗酵によって生産される
IL−1 INHを、本発明の免疫抑制および抗炎症組
成物並びに方法に用いることができる。
てIL−1 INHの活性を有する合成ペプチドが包含
される断片またはペプチドを生産するこれらの活性部位
を決定することもできる。この種の活性部位を決定する
公知の方法の中には、X線結晶解析、核磁気共鳴、円偏
光二色性、UV分光分析並びに部位特異的突然変異があ
る。よって、これらの断片およびペプチドも本発明の一
部であり、その免疫抑制または抗炎症標的並びに方法に
用いることができる。
またはこれらから誘導または合成されるか、またはこれ
らのアミノ酸配列を使用するペプチド、またはこれらの
塩または薬学的に許容し得るこれらの誘導体の投与は、
免疫抑制または抗炎症活性を示す薬剤の投与について従
来受け入れられた全ゆる方法を介して行うことができ
る。これらには、経口、非経口、皮下、静脈内、病巣内
または局所投与が包含される。局所、病巣内または静脈
内投与が好適である。
の形態とし得る。これらには、例えば、固体、準固体並
びに液体投与形態が包含され、例えば、タブレット、ピ
ル、粉末、液体溶液または懸濁液、座薬、注射および注
入溶液がある。好適な形態は、意図する投与の様式並び
に治療用途に依存する。また、この組成物は、好ましく
は、従来の薬学的に許容し得るキャリヤを包含し、他の
治療薬剤、キャリヤ、アジュバント、賦形剤等、例え
ば、ヒト血清アルブミンまたは血漿調製物を包含し得
る。好ましくは、本発明の組成物は、単位投与の形態と
し、通常は1日に1回以上投与する。
れるべく、以下の実施例を記載する。これらの実施例は
説明の目的のためのみであり、如何なる様式において
も、ここに記載する特定の態様に本発明を限定すると解
釈すべきでないことを理解すべきである。
さない高度熱性患者(>38.5℃)由来)を用い、アミコ
ン限外濾過ホロー・ファイバ装置により2リットルに濃
縮した。得られた溶液は、実施例2で記載するIL−1
レセプタアッセイによる測定で12U/mg蛋白質、実施例
3で記載するLAFアッセイによる測定で166 U/mg蛋
白質、実施例4で記載するEL−4/CTLLアッセイ
による測定で32U/mg蛋白質、実施例5で記載するMC
Fアッセイによる測定で125 U/mg蛋白質の比活性を有
していた。「U」または単位は、それぞれのバイオアッ
セイで最大の半分の阻害を与えるIL−1 INH(μ
g )の量として定義する。図9を参照するとよい。
ールを飽和させた。一定に撹拌しつつ4℃にて硫酸アン
モニウム飽和40%に達するまで硫酸アンモニウムを徐々
に添加することによった。次に、溶液から沈澱物を除去
したが、ソルバールRC−5B(イー・アイ・デュ・ポ
ン、ニュー・タウン、コーン)中での遠心分離により、
10,000rpm で1時間固定角GSAロータを使用した。次
に、ペレットを除去し、上澄を80%飽和硫酸アンモニウ
ムに調整し、10,000rpm で1時間遠心分離を行った。そ
の後、得られたペレットを、150 mMのNaCl(650 m
l)を用い20mMのリン酸ナトリウム(pH7.2 )中に再懸
濁した。その後、この溶液を、10mMTris・HCl (pH
8)、2mMEDTA並びに5mMベンザミジンHClに対
して24時間透析し、硫酸アンモニウムを除去した。
蛋白質から分離したが、2つの異なる陰イオン交換樹脂
に対するIL−1 INHの強い結合親和力の使用を図
ることによった。それぞれの陰イオン交換樹脂を、単独
または組合せて用いたが、DEAEセファロースカラム
は、好ましくはQAEセファロースカラムの後とした。
アミノエチル (QAE)セファロースカラム 多数の陰イオン交換クロマトグラフ系が当業者によく知
られているが、最初にQAE−セファロースカラムの使
用を選択した。直径5cm×45cm(ファルマシア・ファイ
ン・ケミカルズ、ピスカタウェイ、ニュー・ジャージ
ー)である。前記透析した溶液を装填した後、未結合蛋
白質が溶出されるまでカラムを洗浄した(280 nmの光学
密度)。結合した蛋白質を溶出させた。カラムの4倍容
量の塩勾配を用い、平衡化緩衝液に溶解した0〜0.8 M
NaClとした。カラムの流速は、120 ml/時間とし
た。種々の画分の活性をモニタしたが、LAFおよびレ
セプタ結合アッセイ(後記)を使用した。図1を参照す
るとよい。IL−1 INHの生物活性を示す画分は、
150 mMNaCl付近に溶出された。合せた活性画分は、
実施例2に記載するIL−1レセプタ結合アッセイによ
る測定として33U/mg蛋白質、実施例3に記載するLA
Fアッセイによる測定として63U/mg蛋白質、実施例4
に記載するEL−4/CTLLアッセイによる測定とし
て27U/mg蛋白質、実施例5に記載するMCFアッセイ
による測定として200 U/mg蛋白質の比活性を有してい
た。図9を参照するとよい。
ァロースカラム 活性なプールを10mMTris・HCl (pH7)に対して透析
し、DEAE−セルロース高流速カラム、2.5 cm×30cm
(ファルマシア・ファインケミカルス、ピスカタウェ
イ、ニュー・ジャージー)上に装填した。活性なプール
を装填したカラムを平衡化緩衝液(10mMTris・HCl 、pH
7)により洗浄し、光学密度(280 nMにおける)をほぼ
0とした。その後、平衡化緩衝液に溶解した0〜0.2 M
NaCl勾配により結合した蛋白質を溶出した。勾配
は、カラムの容量の10倍とした。カラムの流速は78ml/
時間とした。また、前記したように、種々の画分の活性
をモニタした。この溶出は、90mMNaCl洗浄工程の終
りにIL−1 INH活性を含有する画分の溶出を与え
た。図2は、DEAEセファロース上での尿のIL−1
阻害剤の活性プロフィールを示す。図中、阻害活性は、
(A) IL−1/LAFアッセイおよび(B) IL−1レセ
プタ結合アッセイ(下記)に従った。
濾過装置により活性プールを6mlに濃縮した。得られた
溶液は、IL−1レセプタ結合アッセイ(下記)による
測定として50U/mg蛋白質、LAFアッセイ(下記)に
よる測定として125 U/mg蛋白質、EL−4/CTLL
アッセイ(下記)による測定として40U/mg蛋白質、M
CFアッセイ(下記)による測定として500 U/mg蛋白
質の比活性を有していた。図9を参照するとよい。
他の陰イオン交換カラムも選択し得ることを理解すべき
である。
が、ゲル濾過を使用する分子量によるものとした。多数
の適切なゲル濾過系が当業者によく知られているが、分
画範囲6000−70,000ダルトンを有するAcA54ゲル
(LKB、スウェーデン)の使用を選択した。また、前
記したように、画分の活性をモニタした。図3を参照す
るとよい。得られた活性画分のプールは、IL−1レセ
プタ結合アッセイ(下記)による測定として1666U/mg
蛋白質、LAFアッセイ(下記)による測定として526
U/mg蛋白質、EL−4/CTLLアッセイ(下記)に
よる測定として333 U/mg蛋白質、MCFアッセイ(下
記)による測定として1110U/mg蛋白質の比活性を有し
(図9を参照するとよい)、約25kDの分子量を有してい
た。また、他の濾過系も使用し得ることを理解すべきで
ある。
よび(B) 後期するIL−1/レセプタ結合アッセイによ
る種々の尿IL−1 INHプールの投与−応答(dose
-responce )を示す。それぞれの精製工程の後、すなわ
ち、尿の濃縮、QAE−セファロース、DEAE−セフ
ァロース、並びにAcA54(2回)の後、阻害を達成
するのに必要なIL−1 INHの濃度(μg /ml)は
減少し、より純粋な蛋白質となることを示した。
析した。自動エドマン分解の従来の方法を使用し、少く
とも90%の蛋白質含量を示す2つの主要な共存物が、ア
ポリポ蛋白質AIおよびレチノール結合蛋白質であるこ
とを認めた。これらの蛋白質を除去するには種々の方法
が利用可能であるが、免疫吸着および疎水性クロマトグ
ラフを選択した。
INHのAcA54活性プールから免疫吸着によって分
離した。レチノール結合蛋白質およびアポリポ蛋白質A
Iに対するモノクローナルおよびポリクローナル抗体
は、免疫化の標準的な方法を使用して作製した。その
後、イムノグロブリンGs(IgGs)を40%流酸アン
モニウム飽和を用いる沈澱により部分精製した。IgG
ペレットを0.2 Mのリン酸ナトリウムに再懸濁し、同じ
緩衝液に対して透析した。次に、このIgGプールをビ
ニルスルホン活性化アガロースと共役させた。製造者
(KEM−EN−TEC、バイオテクノロジー・コー
プ、デンマーク)により記載されたように行った。免疫
吸着体を平衡化した後、リン酸塩緩衝塩類溶液を用い、
IL−1 INHプールからの共存物を吸着させた。こ
のプールに何回か免疫吸着体を通過させ、全ゆるレチノ
ール結合蛋白質およびアポリポ蛋白質AIが完全に吸着
されるまで行うことにより、測定として、ナトリウム・
ドデシル硫酸−ポリアクリルアミドゲル電気泳動(SD
S−PAGE)によった。得られた溶液は、IL−1レ
セプタ結合アッセイ(下記)による測定として3334U/
mg蛋白質、LAFアッセイ(下記)による測定として25
00U/mg蛋白質、EL−4/CTLLアッセイ(下記)
による測定として1250U/mg蛋白質、MCFアッセイ
(下記)による測定として2160U/mg蛋白質の比活性を
有し(図9を参照するとよい)、SDS/PAGE上で
単一のピークを示した。
整し(10mMTris・HClpH7に溶解した1容の2MNaC
lを添加することによった)、フェニルセファロース
(0.5 ×5cm、この樹脂はファルマシア・ファイン・ケ
ミカルス・スウェーデンから得た)に装填した。樹脂は
予め0.21MNaClを含有する10mMTris・HCl 、pH7
(平衡化緩衝液)を用いて平衡化させた。装填後、3カ
ラム容量の平衡を用いてカラムを洗浄し、全ての未結合
蛋白質を溶出させ、10mMTris・HCl 、pH7に溶解した0.
2 MNaCl〜0Mの勾配により結合して蛋白質を溶出
させた。全勾配は、カラム容量の50倍とした。カラムの
流速は30ml/時間とした。IL−1阻害剤活性は、0.16
0 MNaCl付近で溶出され、25Kda M.W.の蛋白質を与
え、4.7 のPIを有していた。得られた溶液は、実施例
2に記載するIL−1レセプタ結合アッセイによる測定
として38461 U/mg蛋白質、実施例3に記載するLAF
アッセイによる測定として2,500 U/mg蛋白質、実施例
4に記載するEL−4/CTLLアッセイによる測定と
して35,020U/mg蛋白質、実施例5に記載するMCFア
ッセイによる測定として30,303U/mg蛋白質の比活性を
有し(図9を参照するとよい)、SDS/PAGE上で
単一のピークを示した。
合能力 EL−4−6.1標的細胞上のIL−1レセプタに対す
る本IL−1 INHの結合特性を決定すべく、まず、
標的細胞に対する[125 I]−IL−1の結合によりI
L−1 INHが妨害されるか否かを見るべく試験を行
った。125 Iを用いてIL−1をラベルした。クロラミ
ンT方法[ロウェンサルら、「T細胞によるインターロ
イキン−1の結合および内面化」、J. Exp. Med., 164,
p. 1060]によった。これを、過剰の非ラベルIL−1
INHと共にインキュベートし、その後、油勾配上で
洗浄した。ガンマ・カウンタを使用し、次に、細胞によ
り保持された物質を測定し、IL−1 INHの濃度の
増加により、標的細胞の表面に結合される[125 I]−
IL−1の量が減少することを認めた。
的細胞への[125 I]−IL−1INHの結合を妨害す
るか否か、[125 I]−IL−1 INHの結合が、非
ラベルIL−1によって競合され得るか否か、標的細胞
に対する[125 I]−IL−1 INHの結合が、レチ
ノール結合蛋白質またはアポリポ蛋白質AIによって競
合され得るか否かを見た。[125 I]を用い、ボルトン
とフンタの方法によってIL−1 INHをラベルした
[ボルトンとフンタ、「125 I含有アシル化剤との共役
による蛋白質の高特異的放射能活性ラベル化」、Bioche
m. J., 133,p. 529 (1973) ]。この材料とEL−4−
6.1標的細胞とのインキュベートを行った後、油勾配
上で洗浄し、SDS PAGE上での分析を行い、約25
kDの分子種がEL−4細胞に結合することを認めた。過
剰の非ラベルIL−1 INHと共に[125 I]−IL
−1 INHをインキュベートすると、ラベルした25kD
分子種の結合が妨害されることを認めた。また、[125
I]−IL−1−INHを50ナノグラムの非ラベルIL
−1βと共にインキュベートし、これにより、ラベルし
た25kD分子種の結合が妨害されることを認めた。また、
[125 I]−IL−1 INHを1μg の免疫精製レチ
ノール結合蛋白質および1μg の組換えアポリポ蛋白質
AIと共にインキュベートし、これにより、ラベルした
25kD分子種の結合が妨害されないことを認めた。よっ
て、ラベルしたIL−1 INH調製物中に存在する25
kD分子種は、インタクトのEL−1−6.1細胞の表面
に結合し、この結合は、非ラベルの阻害剤により、ま
た、IL−1により競合されるが、レチノール結合蛋白
質またはアポリポ蛋白質AIによっては競合されない。
増殖による測定として、IL−1/LAFアッセイにお
けるIL−1 INHの阻害活性を示した[ジェイ・エ
ム・ダイヤら、「ヒト組換えIL−1は、ヒト滑液細胞
によるコラーゲナーゼおよびプロスタグランジンE2 の
生産を刺激する」、J. Clin Invest., 77, p. 645 (198
6)]。PHA(1μg /ml)を用いて72時間に渡りチモ
サイト(thymocyte )細胞を共に刺激した。hrIL−
1α[ピー・ウィングフィールドら、「イー・コリ中で
発現したヒトインターロイキン−1の精製および特
徴」、Eur. J. Biochem, 165, p. 537 (1987) ]または
IL−1β[ピー・ウィングフィールドら、「イー・コ
リ中で発現したヒトインターロイキン−1βの精製およ
び特徴」、Eur. J. Biochem, 160, p. 491 (1986) ]の
存在下で、異なる終濃度(20pg/ml〜2,000 pg/mlの範
囲)のhrIL−1とした。これを図5に示す。細胞に
対し実施例1(e) に由来するIL−1 INH画分を添
加した場合、共に刺激したhIL−1αまたはhIL−
1βチモサイトの増殖の完全な阻害を得た。阻害活性
は、IL−1 INHの3つの希釈、1/20、1/40並
びに1/80でモニタした。
へのIL−1 INHの添加は[H3 ]−TdRの取り
込みに影響を与えないため、阻害は、細胞毒性または非
特異的効果によるものではなく、IL−1の生物活性の
阻害によるものであると決定した。
中でIL−2の生産を誘導するIL−1αまたはIL−
1βの能力が阻害されるか否かを観察することによった
[例えば、エー・ジェイ・エッチ・ギヤリングら、「10
3 U/mlのIL−2に応答しないIL−1についての単
純な高感度バイオアッセイ」、J. Immun. Met., 99, p.
7 (1987) を参照するとよい]。これは、周囲の培地か
らチミジンを取り込むことのできないEL−4細胞のサ
ブクローンをCTLL−2細胞と共に培養し、CTLL
−2細胞が増殖するか否かを観察することにより測定し
た。
L−2細胞を共に培養し、マイクロタイタの穴(96穴プ
レート)当り104 のそれぞれの種類の細胞濃度とし、約
1ピコグラム/mlのIL−1αまたはIL−1βの存在
下とし、実施例1(e) に由来するIL−1 INHを共
存させた。共存培養の18時間後に1ミクロキューリの
[H3 ]−TdRを添加し、湿潤雰囲気下にて37℃で6
時間更にインキュベートした。MASH細胞回収装置に
よりガラス・ファイバ・ストリップ上に細胞を回収し、
乾燥し、シンチレーション・カクテルを用いて調製し、
ベータ・カウンタ中でのカウントを図った。1/20、1
/40並びに1/80のIL−1 INHの希釈で、[H3
]−TdR取り込みの完全な阻害を得た。
NHの阻害活性を示した。ヒト幼児包皮から得られた繊
維芽細胞により測定した[ジェイ・ダイヤら、「リュウ
マチ性滑液細胞によるコラーゲナーゼおよびプロスタグ
ランジン放出を刺激する因子の生産におけるマクロファ
ージおよびリンパ球の関与」、J. Clin.Invest., 64,
p. 1386 (1976)、ジェイ・ダイヤら、「リウマチ性滑液
細胞におけるコラーゲナーゼおよびプロスタグランジン
E2 刺激活性により測定したヒトインターロイキン−1
mRNAの誘導」、Eur. J. Immunol., 14, p. 898 (19
84) ]。IL−1/LAFアッセイと同様の濃度でhr
IL−1αまたはhrIL−1βを用いて繊維芽細胞を
刺激し、IL−1/LAFアッセイと同様の最終希釈で
阻害活性をモニタした。72時間細胞を培養した後、二重
抗体ラジオイムノアッセイより繊維芽細胞上澄における
プロスタグランジンE2 生産を測定し[ジェイ・ダイヤ
(1979)、上記]、プロスタグランジンE2 に対する抗血
清を使用した。図6に示すように、hrIL−1αまた
はhrIL−1βのいずれによっても、100 pg/mlの濃
度までプロスタグランジンE2 生産の投与応答を認め
た。実施例1(e) に由来するIL−1 INH画分を添
加することによりこの生物活性を阻害することができ
た。IL−1 INHは、hrIL−1αおよびhrI
L−1βに対して同様に有効であると決定した。
ー・マーメノウトら、「TNFの分子クローン化および
発現並びにマウスのTNFとの比較」、Eur. J. Bioche
m, 152, pp. 515-22 (1985) ]と置換して前記アッセイ
を行った。TNFαも、プロスタグランジンE2 および
コラーゲナーゼ生産のメディエータだからである。図7
に示すように、hrTNF誘導プロスタグランジンE2
生産は、本IL−1INHの添加によって顕著な影響を
受けず、本IL−1 INHの特異性を示した。
細胞増殖アッセイを使用し、実施例1(e) に由来するI
L−1INHの存在下でIL−1の生物活性をアッセイ
した。10mMHEPES、ペニシリン100 U/ml、ストレ
プトマイシン100 μg /ml、1%グルタミン、1%非必
須アミノ酸並びに2%FCSを補填したイーグルのME
M中にて、ヒト包皮繊維芽細胞を培養後、細胞を96穴プ
レート(2000細胞/穴)に接種し、5%CO2 インキュ
ベータ中にて37℃で24時間培養した。培地を除去した
後、hrIL−1αまたはhrIL−1βを添加するこ
とにより繊維芽細胞を刺激し、前記アッセイと同様の希
釈でIL−1 INHを添加した。48時間待機し、更に
16時間[H3 ]TdRにより細胞をパルスした。細胞か
ら培地を除去し、その後これをPBSを用いて洗浄し、
更に15分37℃にてトリプシン処理を行った。細胞回収装
置(スカトロン、リエル、ノルーウェイ)を用い、ガラ
ス・フィルタ(スカトロン、インコ、ステーリング、バ
ージニア、U.S.A.)上に細胞を集め、水で洗浄し、風乾
し、シンチレーション・カウンタを使用してcpm 取り込
みを決定した。図8に示すように、繊維芽細胞の増殖
は、hrIL−1αおよびhrIL−1βについて投与
依存性であった。250 pg/mlのhrIL−1αまたはβ
を用いて最大の[H3 ]TdRの取り込みを得た。Ac
A54阻害画分の添加により、hrIL−1誘導増殖の
完全な減少が得られた。また、IL−1濃度を増加させ
ることにより、またはIL−1 INHを希釈すること
により阻害の完全な逆行を達成した。
刺激することによりこの阻害の特異性を決定したが、こ
れは、250 pg/mlの濃度まで投与依存性の様式で繊維芽
細胞増殖を誘導した。AcA54阻害画分の添加によっ
ては、hrTNFαの生物活性の阻害は得られなかっ
た。これにより、IL−1 INHの特異性が確認され
た。
予め25mMのイミダゾール(pH7.5 )で平衡化したPBE
クロマトフォーカシング(ファルマシア・ファイン・ケ
ミカル、スウェーデン)カラム(2.5 ×10cm)に装填し
た。ポリバッファ74HCl、pH4を添加した。これは結
合蛋白質の溶出を与えるが、その等電点に依存する。I
L−1 INHのpIは4.7 であると決定した。
本的な構成を改変して本発明の方法および組成物を利用
する他の態様を提供し得ることは明らかである。
する請求の範囲によって規定され、例として示した特定
の態様によらないことを銘記すべきである。
L−1 INHの活性プロフィールを示す説明図であ
る。
IL−1 INHの活性プロフィールを示す説明図であ
る。
活性プロフィールを示す説明図である。
プールの投与−応答を示す説明図であって、IL−1/
LAFおよびIL−1/レセプタ結合アッセイにて測定
したものである。
1 INH活性を示す説明図である。
1 INH活性を示す説明図である。
2 生産に影響を与えないことを示す説明図である。
たIL−1 INH活性を示す説明図である。
アッセイ、LAFアッセイ、EL−4/CTLLアッセ
イ並びにMCFアッセイにて測定したIL−1 INH
比活性を示す説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 IL−1 INHをコードするDNA配
列を特徴とする組換えDNA分子を生産する方法であっ
て、前記IL−1 INHがヒト由来であり、SDS/
PAGEにおいて単一バンドとして泳動されかつアポリ
ポ蛋白質Aおよびレチノール結合蛋白質を実質的に含ま
ないことを特徴とし、前記方法は、(a) 精製したIL−
1 INHのアミノ酸配列を決定し、(b) 工程(a) のア
ミノ酸配列を基礎とするオリゴヌクレオチドプローブの
プールを作成し、(c) DNAまたはcDNAライブラリ
ーのスクリーニングを行い、(d) 通常の条件下でプロー
ブにハイブリダイズするクローンを選択し、(e) 配列決
定又は発現により選択クローンを分析し、それらがIL
−1 INHをコードするDNA配列を含有するか否か
を決定する工程からなることを特徴とする組換DNA分
子の生産方法。 - 【請求項2】 IL−1 INHがヒト由来であり、S
DS/PAGEにおいて単一バンドとして泳動されかつ
アポリポ蛋白質Aおよびレチノール結合蛋白質を実質的
に含まないことを特徴とする、前記IL−1 INHを
発現に際してコードするDNA配列からなる組換えDN
A分子。 - 【請求項3】 発現調節配列を更に含み、前記発現調節
配列がDNA分子中にてIL−1 INHをコードする
DNA配列に機能的に連結されていることを特徴とする
請求項2記載の組換えDNA分子。 - 【請求項4】 発現調節配列が、lac系、trp系、
tac系、trc系、ファージの主要オペレータおよび
プロモータ領域、fdコート蛋白質の調節領域、SV4
0の初期および後期プロモータ、ポリオーマ、アデノウ
ィルスおよびサルのウィルスに由来するプロモータ、3
−ホスホグリセレートキナーゼのプロモータ、酵母酸性
ホスファターゼのプロモータ、酵母α−交配因子のプロ
モータ並びにこれらの組合せよりなる群から選択される
ことを特徴とする請求項3記載の組換えDNA分子。 - 【請求項5】 IL−1 INHを生産する方法であっ
て、前記IL−1INHがヒト由来であり、SDS/P
AGEにおいて単一バンドとして泳動されかつアポリポ
蛋白質Aおよびレチノール結合蛋白質を実質的に含まな
いことを特徴とし、前記方法は、請求項3または4に記
載の組換えDNA分子により形質転換された単一細胞性
宿主を培養する工程からなるIL−1 INHの生産方
法。
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