JPH10327769A - 黄土飼料及びその製造方法 - Google Patents

黄土飼料及びその製造方法

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JPH10327769A
JPH10327769A JP9130609A JP13060997A JPH10327769A JP H10327769 A JPH10327769 A JP H10327769A JP 9130609 A JP9130609 A JP 9130609A JP 13060997 A JP13060997 A JP 13060997A JP H10327769 A JPH10327769 A JP H10327769A
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Eisei Ko
榮 晟 高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肉質の良い豚肉及び鶏肉を得られるよう、ミ
ネラル及び有益細菌類等の成分が含まれている黄土を配
合した黄土飼料及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 貯蔵サイロに貯蔵されたとうもろこし等
の原料を混合・破砕して補助サイロに混合破砕原料とし
て貯蔵し、その一部は薬品配合器でカルシウム等の添加
剤と配合した添加剤配合破砕原料とし、その他部分の混
合破砕原料と共に計量ミキサー器で混合されるよう計量
ミキシングする工程中に、黄土原料を破砕及び分離して
雑石と異物とを除去され10mm以下の粒度を有するよ
う加工した後、これを250メッシュの粒度を有するよ
う乾燥器とエプロンコンベヤーで含水率1%以下、温度
25℃にしチューブミルで粉砕し、ターボセパレーター
で残存している砕石等を選別してバックフィルターに通
過させて成る黄土加工物を、貯溜タンクを経て計量ミキ
サー器へ投入して混合破砕原料とミキシングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は動物用飼料の技術
分野に属し、特に、肉質の良い豚肉及び鶏肉を得られる
よう、ミネラル及び有益細菌類等の成分が含まれている
黄土を配合した黄土飼料及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、飼料は牛のように反芻する動物
用飼料と、豚及び鶏のような動物用飼料に区分される。
更に、豚用の動物用飼料は、母豚用、哺乳豚用、子豚
用、肥肉豚用、ストール用に区分される。このような動
物用飼料は、専用のサイロに貯蔵したとうもろこし、大
豆粕、葡萄糖、魚粉、ふすま、牛脂等の原料を破砕器で
適宜の粒度を有するよう破砕及びミキシングして混合破
砕原料とした後、更に多数個の補助サイロに貯蔵する
が、その際、前記補助サイロのうちの一つは薬品配合器
と連通するように設けて、カルシウム、燐、リシン、消
化促進剤、可消化粗蛋白質、抗生剤等の添加剤と配合
し、同添加剤と配合された添加剤配合飼料となし、添加
剤が配合されていないサイロ内の前記混合破砕原料と計
量ミキサー器で適宜の比率で混合された後、貯蔵タンク
に貯蔵して、必要時毎に出庫できるようにした工程で用
意される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した方法
で製造された従来の動物用飼料は、より良い肉質への改
善が難しい。肉質改善のための方法として家畜の運動量
を制限して重量を増やしたり、ビールを飼料と共に食わ
せる方法等が提案されているが、大した効果を得られな
かった。
【0004】本発明の目的は、より優れた肉質改善がで
きるように工夫した黄土飼料及びその製造方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する手
段として、請求項1記載の発明に係る黄土飼料の製造方
法は、貯蔵サイロ(1、2、3)に貯蔵されたとうもろ
こし、大豆粕、葡萄糖、魚粉、ふすま、牛脂等の原料を
混合・破砕して補助サイロ(5、6、7、8)に混合破
砕原料として貯蔵して置き、その一部は薬品配合器
(9)でカルシウム、燐、リシン、粗繊維、粗灰粉、消
化促進剤、可消化粗蛋白質等の添加剤と配合した添加剤
配合破砕原料とし、その他部分の混合破砕原料と共に計
量ミキサー器(10)で混合されるよう計量ミキシング
する工程中に、黄土原料を破砕及び分離して雑石と異物
とを除去され10mm以下の粒度を有するよう加工した
後、これを250メッシュの粒度を有するよう乾燥器
(14)とエプロンコンベヤー(15)で含水率1%以
下、温度25℃になるようにし、チューブミル(17)
で粉砕し、更にターボセパレーター(18)で残存して
いる砕石等を選別してバックフィルター(19)に通過
させて成る黄土加工物を、貯溜タンク(20)を経て前
記計量ミキサー器(10)へ投入して前記混合破砕原料
とミキシングすることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明に係る黄土が配合され
た黄土飼料は、とうもろこし、大豆粕、葡萄糖、魚粉、
ふすま、牛脂等の原料に、カルシウム、燐、リシン、粗
繊維、粗灰粉、消化促進剤、可消化粗蛋白質等の添加剤
を配合した添加剤配合破砕原料に、黄土原料を破砕及び
分離して250メッシュ以下の粒度に選別され、含水率
が1%以下になるよう造成した黄土加工物を重量比5〜
20%投入及び混合して得られることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態及び実施例】図1は本発明の製造工
程を示す工程図である。本発明の一般的な動物用飼料の
製造方法は、貯蔵サイロ1、2、3にそれぞれ貯蔵され
たとうもろこし、大豆粕、葡萄糖、魚粉、ふすま、牛脂
等の原料を破砕器4で混合・破砕して混合破砕原料とし
た後、多数個の補助サイロ5、6、7、8に分けて貯蔵
する。但し、補助サイロ5、6、7、8のうちの一つ
(補助サイロ6)は薬品配合器9と連通するよう設けて
あり、同薬品配合器9でカルシウム、燐、リシン、粗繊
維、粗灰粉、消化促進剤、可消化粗蛋白質等の添加剤を
配合して添加剤配合破砕原料とされる。このように添加
剤が配合された添加剤配合破砕原料は、その他の添加剤
が配合されることなく補助サイロ5、7、8に貯蔵され
た前記混合破砕原料と計量ミキサー器10で適宜比率に
混合して貯蔵タンク11に貯蔵する工程からなる。
【0008】前記動物用飼料の製造方法において、本発
明は、ボックスフィーダー12を通じて供給された粒度
50mm以下、含水率17〜20%の黄土原料は、スト
ーンセパレーター13で粒度10mm以下に粉砕される
と共に、雑石と異物が分離された後、これは側方に設け
られたベルトコンベヤー13Aで次の粉砕段階へ搬送さ
れる。一方、粒度10mm以下に粉砕された黄土材料は
乾燥機14を通過する。その際、前記乾燥器14は、熱
風器15Aにより発生させた乾燥熱風で黄土材料を80
〜100℃で乾燥させながらエプロンコンベヤー15に
引き継がせるが、乾燥時に発生した水蒸気とガス等は、
サイクロンファン16により乾燥器14の外部へ排出さ
れる。前記エプロンコンベヤー15を通過した黄土原料
は、含水率1%以下、温度25℃に造成され、ベルトコ
ンベヤーまたはスクリューコンベヤーによりチューブミ
ル17へ移送されて粉砕される。その際、前記ベルトコ
ンベヤー13Aに載せて移送された前記雑石と異物を共
に前記チューブミル17へ再供給して粉砕する。
【0009】前記チューブミル17により粉砕された黄
土原料は、250メッシュ以下の粒度を有し、これは更
にターボセパレータ18へ搬送され、所定の粒度に粉砕
されていない砕石等を分離することにより、粉末状の黄
土原料のみをもってバックフィルター19を通過させ、
粒度250メッシュに選別分離された黄土加工物を得
る。このようにして得られた黄土加工物は、貯溜タンク
20に十分な量を貯蔵した後、必要に応じて計量ミキサ
ー器10へ供給して上述の破砕原料へ重量比5〜20%
でミキシングすることにより、黄土飼料を製造する。黄
土加工物の最適添加比率は、重量比10%が最も望まし
い。
【0010】なお、前記黄土は生物体の成長に有益なミ
ネラル成分を多量含んでいるのは勿論、家畜の腸内で病
原菌の成長繁殖を抑制する微生物が多量含まれているた
め、疾病に対する免疫強化及び消化を促進する特性を有
している。従って、このような黄土を家畜が摂取した場
合には、低脂肪性肉質改善に寄与することは勿論、肥肉
に所要の期間を短縮させるのみならず、排泄物の発酵速
度を早めるため、畜糞処理費用の節減効果をもたらすこ
とになる。更に、前記黄土には人体に有益な無機ゲルマ
ニウム、遠赤外線等を発散する物質であるイライト成分
が含まれているため、肉質のアルカリ化がなされるの
で、豚肉の場合にはコレステロール値が50%以上低下
するほか、肉質の色も新鮮度が高い赤色を帯びることに
より、豚肉の商品性を一層増大させることができる。
【0011】そして、前記黄土に含まれたイライトは、
粘土質・軟質の雲母鉱物からなる三層鱗片状構造であっ
て、水に溶けると絹糸現象を示す独特な性質がある。そ
の主成分は、SiO2、Al23、K2O、FeO2 等か
らなる黄白色の合成鉱物であり、物理・化学的性質は水
中で多量の溶存酸素を発散する効能があり、水中に溶存
する重金属イオン、有機質イオン、腐敗有機質の悪臭等
の吸着性が良く、この吸着性は空気中でも発揮されて有
毒ガス、悪臭除去剤の原料として使用可能である。のみ
ならず、無機ゲルマニウムが150ppm以上含まれて
いるため、人体の新陳代謝を促進させる効能を有する。
更に、韓国標準科学研究院で1995年12月7日に行
われた遠赤外線分光分布試験では、3〜14μm波長帯
の遠赤外線輻射量が299℃の測定温度で平均82.9
8%に現れて遠赤外線放射効能が優れた鉱物であると判
明された。
【0012】
【発明の効果】本発明は、上述の通り、通常の動物用飼
料に、遠赤外線放射効果を有するイライトとミネラル及
び有益細菌等の成分が含まれている黄土加工物を添加及
び混合して動物用飼料として用いることを特徴とする。
その結果、黄土の分量程度の飼料費節減効果が得られる
ことは勿論、イライトの遠赤外線放射効果に因るアルカ
リ性肉質改善でコレステロール値が50%以上低下し
た、味が良く新鮮度の高い肉質を得られるようになる。
更に上記黄土飼料を摂取した家畜は、腸内の有害細菌が
黄土加工物に含まれている微生物の作用に因り繁殖が抑
制されるため、疾病に対する免疫性が高いので、薬品混
合器内の抗生剤添加量を大いに減少できる効果がある。
【0013】そして、上記の通り抗生剤添加量を減少で
きることにより、肉に抗生剤が残留しないようになるた
め、上記肉を摂取する人体の健康を保護することができ
るようになる。更に、本発明の黄土飼料は、家畜腸内の
消化吸収を促進させるのみならず、肥肉期間の短縮効果
及び畜糞の発酵速度増進を期すことができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造工程を示す工程図である。
【符号の説明】
1、2、3 サイロ 4 破砕器 5、6、7、8 補助サイロ 9 薬品配合器 10 計量ミキサー器 11 貯蔵タンク 12 ボックスフィーダー 13 ストーンセパレーター 13A ベルトコンベヤー 14 乾燥器 15 エプロンコンベヤー 15A 熱風器 16 サイクロンファン 17 チューブミル 18 ターボセパレーター 19 バックフィルター 20 貯溜タンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵サイロ(1、2、3)に貯蔵された
    とうもろこし、大豆粕、葡萄糖、魚粉、ふすま、牛脂等
    の原料を混合・破砕して補助サイロ(5、6、7、8)
    に混合破砕原料として貯蔵して置き、その一部は薬品配
    合器(9)でカルシウム、燐、リシン、粗繊維、粗灰
    粉、消化促進剤、可消化粗蛋白質等の添加剤と配合した
    添加剤配合破砕原料とし、その他部分の混合破砕原料と
    共に計量ミキサー器(10)で混合されるよう計量ミキ
    シングする工程中に、 黄土原料を破砕及び分離して雑石と異物とを除去され1
    0mm以下の粒度を有するよう加工した後、これを25
    0メッシュの粒度を有するよう乾燥器(14)とエプロ
    ンコンベヤー(15)で含水率1%以下、温度25℃に
    なるようにし、チューブミル(17)で粉砕し、更にタ
    ーボセパレーター(18)で残存している砕石等を選別
    してバックフィルター(19)に通過させて成る黄土加
    工物を、貯溜タンク(20)を経て前記計量ミキサー器
    (10)へ投入して前記混合破砕原料とミキシングする
    ことを特徴とする、黄土飼料の製造方法。
  2. 【請求項2】 とうもろこし、大豆粕、葡萄糖、魚粉、
    ふすま、牛脂等の原料に、カルシウム、燐、リシン、粗
    繊維、粗灰粉、消化促進剤、可消化粗蛋白質等の添加剤
    を配合した添加剤配合破砕原料に、黄土原料を破砕及び
    分離して250メッシュ以下の粒度に選別され、含水率
    が1%以下になるよう造成した黄土加工物を重量比5〜
    20%投入及び混合して得られることを特徴とする、黄
    土が配合された黄土飼料。
JP9130609A 1997-05-21 1997-05-21 黄土飼料及びその製造方法 Pending JPH10327769A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002142687A (ja) * 2000-11-10 2002-05-21 Koji Yamaguchi 飼料の製造方法およびその飼料
JP2002272386A (ja) * 2001-03-21 2002-09-24 Kirin Brewery Co Ltd 麦芽アルコール飲料を含んでなる畜産用飼料およびその製造方法
KR100553460B1 (ko) 2004-08-16 2006-02-22 경주시 농업기술센터 황토지장수가 혼합된 액상 발효사료의 제조방법

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