JPH10327392A - 走査線変換装置および方法 - Google Patents

走査線変換装置および方法

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JPH10327392A
JPH10327392A JP9133221A JP13322197A JPH10327392A JP H10327392 A JPH10327392 A JP H10327392A JP 9133221 A JP9133221 A JP 9133221A JP 13322197 A JP13322197 A JP 13322197A JP H10327392 A JPH10327392 A JP H10327392A
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JP
Japan
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prediction
pixel data
class
interpolation phase
circuit
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Application number
JP9133221A
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English (en)
Inventor
Tetsujiro Kondo
哲二郎 近藤
Kenji Takahashi
健治 高橋
Masaru Horishi
賢 堀士
Yuji Okumura
裕二 奥村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で正確に走査線変換処理を行う。 【解決手段】 係数テーブル3に、補間位相点毎に、か
つ、クラス毎に、予測係数を用意する。補間位相点指示
回路4で指示された補間位相点の予測係数であって、ク
ラス分類回路2により規定されたクラスに対応する予測
係数が、係数テーブル3から予測器5に供給される。予
測器5は、タップ抽出回路1で抽出された予測タップの
画素データに、予測係数を適用して、予測画素データを
演算し、合成回路6に出力する。合成回路6は、遅延回
路7を介して供給される元のインタレース方式の画素デ
ータに、予測器5から供給される予測画素データを合成
して、ノンインタレース方式の画素データを生成し、出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査線変換装置お
よび方法に関し、特に、より正確にかつ簡単に、インタ
レース方式の画像信号を、ノンインタレース方式の画像
信号に変換したり、NTSC方式の画像信号を、PAL方式の
画像信号に変換することができるようにした走査線変換
装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、NTSC方式の画像信号は、フレー
ム内525ライン2:1インタレース信号とされてい
る。すなわち、1フレームのライン数(走査線数)は、
525本とされ、この1フレームは、262.5本の奇
数番目の走査線よりなる奇数フィールドと、262.5
本の偶数番目の走査線よりなる偶数フィールドにより構
成される。
【0003】このインタレース方式の信号を、ノンイン
タレース方式の信号に変換するには、各フィールドにお
いて、262.5本の走査線から、新たに262.5本
の走査線を補間し、合計525本の走査線にする必要が
ある。
【0004】従来、このような走査線の変換は、補間画
素(注目画素)の近傍の画素に、所定の重み係数を乗算
して得られる結果を加算することで(いわゆる補間処理
をすることで)行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、通常の補間処理により、走査線の数を変換するよ
うにすると、正確な補間を行うことができない課題があ
った。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、より正確に新たな走査線の画素を生成し、
もって走査線の数を増加することができるようにするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の走査線
変換装置は、入力された画素データからクラスタップお
よび予測タップを抽出する抽出手段と、抽出手段により
抽出されたクラスタップに基づいてクラス分類を行うク
ラス分類手段と、画素データの補間位相に対応する予測
係数を記憶する記憶手段と、抽出手段により抽出された
予測タップと、クラス分類手段により分類されたクラス
に対応する予測係数に基づいて、補間位相に対応する予
測画素を演算する演算手段と、演算手段により演算され
た予測画素と、入力された画素とを合成する合成手段と
を備えることを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の走査線変換方法は、入力
された画素データからクラスタップおよび予測タップを
抽出する抽出ステップと、抽出ステップで抽出されたク
ラスタップに基づいてクラス分類を行うクラス分類ステ
ップと、画素データの補間位相に対応する予測係数を記
憶する記憶ステップと、抽出ステップで抽出された予測
タップと、クラス分類手段により分類されたクラスに対
応する予測係数に基づいて、補間位相に対応する予測画
素を演算する演算ステップと、演算ステップで演算され
た予測画素と、入力された画素とを合成する合成ステッ
プとを備えることを特徴とする。
【0009】請求項1に記載の走査線変換装置および請
求項4に記載の走査線変換方法においては、画素データ
の補間位相に対応する予測係数が記憶されており、この
予測係数のうちの、分類されたクラスに対応する予測係
数と、抽出された予測タップに基づいて、補間位相に対
応する予測画素が演算される。演算された予測画素は、
入力された画素と合成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0011】請求項1に記載の走査線変換装置は、入力
された画素データからクラスタップおよび予測タップを
抽出する抽出手段(例えば図1のタップ抽出回路1)
と、抽出手段により抽出されたクラスタップに基づいて
クラス分類を行うクラス分類手段(例えば図1のクラス
分類回路2)と、画素データの補間位相に対応する予測
係数を記憶する記憶手段(例えば図1の係数テーブル
3)と、抽出手段により抽出された予測タップと、クラ
ス分類手段により分類されたクラスに対応する予測係数
に基づいて、補間位相に対応する予測画素を演算する演
算手段(例えば図1の予測器5)と、演算手段により演
算された予測画素と、入力された画素とを合成する合成
手段(例えば図1の合成回路6)とを備えることを特徴
とする。
【0012】請求項2に記載の走査線変換装置は、記憶
手段から読み出す予測係数の補間位相を指定する指定手
段(例えば図1の補間位相点指示回路4)をさらに備え
ることを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の走査線変換装置は、記憶
手段から読み出された予測係数から、補間位相に対応す
る予測係数を推定する推定手段(例えば図7の係数推定
回路21)をさらに備えることを特徴とする。
【0014】図1は、本発明を適用した走査線変換装置
の構成例を示すブロック図である。タップ抽出回路1に
は、インタレース方式のデジタル化した画素データ信号
が入力されるようになされている。タップ抽出回路1
は、入力された画素データからクラス分類を行うための
画素から構成されるクラスタップと、予測演算を行うた
めの画素データから構成される予測タップを抽出し、そ
れぞれクラス分類回路2と予測器5に供給するようにな
されている。クラス分類回路2は、入力されたクラスタ
ップの各画素データに対して、例えばADRC(Adaptive Dy
namic Range Coding)して、画像の特徴、属性、定常性
などに関し、有限個のパターンのいずれかにクラス分類
する。そして、分類されたクラスに対応するクラスコー
ドを、係数テーブル3に出力するようになされている。
【0015】係数テーブル3には、補間位相点毎に予測
係数が記憶されている。そして、各補間位相点の予測係
数は、さらにクラス毎に異なる係数が用意されている。
【0016】すなわち、図2に示すように、インタレー
ス方式の1つのフィールド(F1)においては、1本の
走査線LIF1-iの下に、走査線LIF1-(i+2)が隣接してい
る。すなわち、この2つの走査線の間の走査線L
IF2-(i+1)は、対応するフレームのもう1つのフィール
ド(F2)の走査線となっている。この実施の形態にお
いては、走査線LIF1-iと走査線LIF1-(i+2)の間の走査
線上の画素を生成するものであるが、その補間する位置
(補間位相)が、この例においては、n個とされてい
る。
【0017】すなわち、図2に示すように、走査線L
IF1-i上の画素PIF1-iと、走査線LIF 1-(i+2)上の画素
IF1-(i+2)の間が、画面の垂直方向に、(n+1)個
に均等に区分され、各区分点に、補間位相点が配置され
ている。係数テーブル3は、このn個の補間位相点(補
間位相点1乃至補間位相点n)毎に予測係数を記憶して
いる。
【0018】さらに、各補間位相点の予測係数は、クラ
ス毎に用意されている。例えば補間位相点1の予測係数
は、クラスがm個あるとすると、クラス1の予測係数、
クラス2の予測係数、クラス3の予測係数、・・・、ク
ラスmの予測係数で構成されている。その他の補間位相
点2乃至補間位相点nにおいても同様である。
【0019】補間位相点指示回路4は、係数テーブル3
に記憶されている予測係数のうち、どの補間位相点の係
数テーブルを用いるかを指示する信号を、係数テーブル
3に出力する。
【0020】予測器5は、係数テーブル3より読み出さ
れた予測係数を、タップ抽出回路1より供給された予測
タップを構成する画素データに適用して、予測画素デー
タを演算する。予測器5で生成された予測画素データ
は、合成回路6に出力されている。
【0021】合成回路6にはまた、タップ抽出回路1に
供給された画素データが、遅延回路7で所定の遅延時間
だけ遅延された後、供給されている。この遅延回路7の
遅延時間は、タップ抽出回路1、クラス分類回路2、係
数テーブル3、予測器5による処理に起因する遅延時間
に対応する遅延時間に設定されている。合成回路6は、
予測器5の出力と遅延回路7の出力とを合成して、ノン
インタレース方式の画素データとして出力するようにな
されている。
【0022】タップ抽出回路1に入力されるインタレー
ス方式の画素データは、例えば図3に示すように構成さ
れている。
【0023】すなわち、1フレームの画像は、第1フィ
ールドF1と第2フィールドF2の2つのフィールドに
より構成されており、第1フィールドF1は、奇数ライ
ンの画素データPIF1-1,PIF1-3,PIF1-5,・・・で
構成され(図3(A))、第2フィールドF2は、偶数
ラインの画素データPIF2-2,PIF2-4,PIF2-6,・・
・で構成されている(図3(C))。
【0024】第1フィールドF1の画素データ
IF1-1,PIF1-3,PIF1-5,・・・は、図3(B)に
示すように、垂直方向に相関を有しているので、各画素
は、曲線CIF 1上に位置するものと考えられる。同様
に、図3(D)に示すように、第2フィールドF2の画
素データPIF2-2,PIF2-4,PIF2-6,・・・も、それ
ぞれ垂直方向に相関を有し、それらは曲線CIF2上に位
置するものと考えることができる。いま、図1の走査線
変換装置では、第1フィールドF1の画素データから、
偶数ラインに対応する画素データを予測画素データとし
て演算し、また同様に、第2フィールドF2の偶数ライ
ンの画素データから奇数ラインに対応する画素データを
予測し、それぞれノンインタレース方式の信号とするも
のとする。
【0025】タップ抽出回路1は、図3に示すようなイ
ンタレース方式の画素データがフィールド毎に入力され
るので、各フィールド毎に、図4に示すようなクラスタ
ップと、図5に示すような予測タップを抽出する。
【0026】すなわち、いま、第1フィールドF1の画
素データが入力されているものとすると、その第2フィ
ールドF2の画素データに対応する画素データ(注目画
素データ)を予測により生成する場合、その予測画素を
中心として、その上下左右に存在する3×4個の画素デ
ータがクラスタップとして抽出される。例えば、注目画
素データPNIF1-4-2の2ライン上の画素データP
IF1-1-1,PIF1-1-2,PIF1- 1-3、1ライン上の画素デ
ータPIF1-3-1,PIF1-3-2,PIF1-3-3、1ライン下の
画素データPIF1-5-1,PIF1-5-2,PIF1-5-3、2ライ
ン下の画素データPIF1-7 -1,PIF1-7-2,PIF1-7-3
抽出される。
【0027】また、この例の場合、図5に示すように、
予測タップとして、クラスタップと同一の画素データが
抽出される。勿論、このクラスタップを構成する画素デ
ータと、予測タップを構成する画素データとは異なるも
のとしてもよい。
【0028】クラス分類回路2は、タップ抽出回路1に
より抽出されたクラスタップの画素データをADRC処理
し、クラス分類する。そして、分類されたクラスに対応
するクラスコードを、係数テーブル3に供給する。
【0029】一方、係数テーブル3には、補間位相点指
示回路4から図2に示す補間位相点1乃至補間位相点n
のうち、いずれの位相位置の補間を行うものであるの
か、その補間位相点を指示する信号が供給されている。
いまの場合、図4と図5に示すように、奇数ラインと奇
数ラインの間の偶数ラインに対応するラインの画素デー
タ、または、偶数ラインと偶数ラインの間の奇数ライン
に対応するラインの画素データを予測するので、図2に
おける補間位相点1乃至補間位相点nのうち、画素デー
タPIF1-iと、画素データIF1-(i+2)の丁度中間の補間位
相点を指示する信号が、係数テーブル3に供給される。
【0030】係数テーブル3は、補間位相点指示回路4
より供給された信号に対応する補間位相点の予測係数の
うち、クラス分類回路2より供給されたクラスコードに
対応するクラスに対応する予測係数を読み出し、予測器
5に出力する。
【0031】この予測器5にはまた、タップ抽出回路1
で抽出された予測タップを構成する3×4個の画素デー
タ(図5)が供給されている。予測器5は、これらの画
素データに対して、係数テーブル3より供給された予測
係数を適用して、次式に示す予測演算を行う。 y=a0×x0+a1×x1+・・・+a11×x11
【0032】なお、ここで、yは、図5に示す注目画素
NIF1-4-2の予測画素を表し、a0乃至a11は、係数
テーブル3より読み出された予測係数を表し、x0乃至
x11は、図5に示すように、予測タップを構成する3
×4個の画素データの値を表している。
【0033】予測器5より出力された予測画素データy
は、合成回路6に供給される。合成回路6にはまた、遅
延回路7を介して、所定のタイミングで、タップ抽出回
路1に供給された画素データと同一の画素データが供給
されている。すなわち、図3に示す第1フィールドIF
1の画素データと、第2フィールドIF2の画素データ
が、そのまま供給される。合成回路6は、遅延回路7か
ら供給された画素データと、予測器5より供給された予
測画素データとを合成して、ノンインタレース方式の画
素データを出力する。
【0034】図6は、合成回路6が出力する画素データ
を表している。図6において、白い丸印で示す画素デー
タは、図3に示す白い丸印で示す画素データに対応する
画素データ(すなわち、実サンプル値)である。これに
対して、図6において、黒い丸印で示す画素データは、
予測器5で予測演算された結果生成された予測画素デー
タを表している。
【0035】すなわち、例えば図6(A)の第1フィー
ルドNIF1の画素データPNIF1-1,PNIF1-3,P
NIF1-5は、図3(A)の第1フィールドIF1の画素デ
ータPIF 1- 1,PIF1-3,PIF1-5と同一のものである。
そして、画素データPNIF1-2,PN IF 1-4は、予測器5で
予測された予測画素データである。図6(B)に示すよ
うに、黒い丸印で示す予測画素データは、白い丸印で構
成される画素データで構成される曲線CNIF1に沿って予
測されたものとなっている。
【0036】同様に、図6(C)における第2フィール
ドNIF2の画素データPNIF2-2,PNIF2-4,PNIF2-6
は、図3(C)における画素データPIF2-2,PIF2-4
IF 2-6と同一のものである。そして、図中黒い丸印で
示す画素データPNIF2-1,PN IF2-3,PNIF2-5などは、
これらの画素データに対応して予測器5で予測されたも
のである。図6(D)に示すように、図中黒い丸印で示
す予測画素データは、図中白い丸印で示す画素データで
構成される曲線CNIF2に沿って予測されたものとなる。
【0037】このように、クラス毎に用意した予測係数
を用いて予測画素を予測するようにすると、単に、周辺
画素に、固定された係数を乗算して補間画素を生成する
場合に較べて、より正確な画素を生成することができ
る。
【0038】なお、係数テーブル3に記憶する予測係数
は、あらゆる画像パターンからなる実画像を用い、上述
した予測式にこれらの値を代入し、最小自乗法などの方
法を用いて求めることができる。
【0039】図7は、走査線変換装置の他の構成例を表
している。この構成例においては、比較的少ない数の予
測係数が係数テーブル3に記憶される。この例の場合、
図8に示すように、画素データPIF1-iと画素データP
IF1-(i+2)の間の、代表的な補間位相点としての補間位
相代表点nと補間位相代表点n−1に対応する予測係数
だけが記憶されている。補間位相点指示回路4から、例
えば図8に示す補間位相代表点nの補間位相点が指示さ
れた場合には、係数テーブル3は、この補間位相代表点
nに対応する予測係数であって、クラス分類回路2より
指定されたクラスに対応する予測係数を読み出し、係数
推定回路21を介して、予測器5に出力する。
【0040】これに対して、例えば補間位相点指示回路
4から、補間位相代表点nと補間位相代表点n−1の丁
度中間の補間位相点が指示された場合には、係数テーブ
ル3は、補間位相代表点nの予測係数と補間位相代表点
n−1の予測係数を読み出し、係数推定回路21に出力
する。勿論、この予測係数も、クラス分類回路2により
指定されたクラスに対応する予測係数である。
【0041】係数推定回路21は、入力された補間位相
代表点nの予測係数と補間位相代表点n−1の予測係数
とから、両者の中間の補間位相点の予測係数を推定演算
する。この推定演算は、いまの場合、補間位相点が補間
位相代表点nと補間位相代表点n−1の丁度中間に位置
するので、両者の予測係数の平均値を新たな予測係数と
する。勿論、補間位相点がそれぞれの代表点の丁度中間
でない場合には、その位相位置に対応する重み付けを行
って、係数推定演算が行われる。
【0042】その他の動作は、図1の構成例における場
合と同様である。この図7の構成例においては、図1の
構成例における場合より、係数テーブル3の記憶する予
測係数を少なくすることができ、それだけ係数テーブル
3の記憶容量を小さくし、装置を小型化することが可能
となる。
【0043】なお、上記実施の形態においては、オリジ
ナルの画素データ(インタレース方式の画素データ)
を、そのまま合成後の画素データに用いる(すなわち、
その分については予測は行わない)ようにしたが、全て
の画素データを予測演算により求めるようにすれば、さ
らに正確な画素データ(高品位の画像)を得ることがで
きる。しかしながら、そのようにすると、その分だけ係
数テーブル3に記憶しておく予測係数の数も多くなる。
これに対して、上記実施の形態のように、原信号の画素
データを、合成後の画素データとしてそのまま用いるよ
うにすれば、予測器5より出力する画素データの出力レ
ートが低くて済み、それだけ消費電力が小さくなり、係
数テーブル3の容量も小さくて済む。
【0044】なお、上記実施の形態においては、インタ
レース方式の画素データを、ノンインタレース方式の画
素データに変換する場合を例として説明したが、例えば
フレーム内525ラインのNTSC方式の画素データを、フ
レーム内625ラインのPAL方式の画素データに変換す
る場合など、走査線の数を変更する場合に、本発明を適
用することが可能である。
【0045】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の走査線変
換装置および請求項4に記載の走査線変換方法によれ
ば、補間位相に対応する予測係数を記憶し、この予測係
数を用いて演算された予測画素と、入力された画素とを
合成するようにしたので、簡単な構成で、かつ、低コス
トの装置で、走査線変換処理を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した走査線変換装置の構成例を示
すブロック図である。
【図2】図1の係数テーブル3の記憶する予測係数の補
間位相点を説明する図である。
【図3】インタレース方式の画素データを説明する図で
ある。
【図4】クラスタップを説明する図である。
【図5】予測タップを説明する図である。
【図6】ノンインタレース方式の画素データを説明する
図である。
【図7】本発明の他の走査線変換装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図8】図7の係数テーブル3の補間位相代表点を説明
する図である。
【符号の説明】
1 タップ抽出回路, 2 クラス分類回路, 3 係
数テーブル, 4 補間位相点指示回路, 5 予測
器, 6 遅延回路, 7 合成回路, 21係数推定
回路
フロントページの続き (72)発明者 奥村 裕二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画素データからクラスタップ
    および予測タップを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出されたクラスタップに基づいて
    クラス分類を行うクラス分類手段と、 画素データの補間位相に対応する予測係数を記憶する記
    憶手段と、 前記抽出手段により抽出された予測タップと、前記クラ
    ス分類手段により分類されたクラスに対応する予測係数
    に基づいて、前記補間位相に対応する予測画素を演算す
    る演算手段と、 前記演算手段により演算された予測画素と、入力された
    前記画素とを合成する合成手段とを備えることを特徴と
    する走査線変換装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段から読み出す前記予測係数
    の前記補間位相を指定する指定手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項1に記載の走査線変換装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段から読み出された前記予測
    係数から、前記補間位相に対応する予測係数を推定する
    推定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記
    載の走査線変換装置。
  4. 【請求項4】 入力された画素データからクラスタップ
    および予測タップを抽出する抽出ステップと、 前記抽出ステップで抽出されたクラスタップに基づいて
    クラス分類を行うクラス分類ステップと、 画素データの補間位相に対応する予測係数を記憶する記
    憶ステップと、 前記抽出ステップで抽出された予測タップと、前記クラ
    ス分類手段により分類されたクラスに対応する予測係数
    に基づいて、前記補間位相に対応する予測画素を演算す
    る演算ステップと、 前記演算ステップで演算された予測画素と、入力された
    前記画素とを合成する合成ステップとを備えることを特
    徴とする走査線変換方法。
JP9133221A 1997-05-23 1997-05-23 走査線変換装置および方法 Pending JPH10327392A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004077828A1 (ja) * 2003-02-27 2004-09-10 Sony Corporation 画像処理装置および方法、学習装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

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