JPH10327369A - ディジタル放送受信機 - Google Patents

ディジタル放送受信機

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JPH10327369A
JPH10327369A JP9133824A JP13382497A JPH10327369A JP H10327369 A JPH10327369 A JP H10327369A JP 9133824 A JP9133824 A JP 9133824A JP 13382497 A JP13382497 A JP 13382497A JP H10327369 A JPH10327369 A JP H10327369A
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夏樹 小代
Masahiro Yamada
雅弘 山田
Noriya Sakamoto
典哉 坂本
Atsushi Hirota
敦志 廣田
Eiichiro Tomonaga
英一郎 朝長
Tsukasa Kudo
司 工藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信状態に関わらず、ユーザの選択によりマ
ルチ画面を作成する。 【解決手段】 ホストCPU116は、トランスポート
処理回路112を制御して、メモリ122にジャンル識
別情報(サービス識別情報とジャンル情報を関係ずけた
もの)をメモリ122に記憶する。ユーザが選択したジ
ャンルに分類されるサービス識別情報を、メモリ122
から読み出すとともに、フレームメモリの領域を、メモ
リ122に別途記憶する。ホストCPU116は、メモ
リ122に別途記憶されたサービス識別情報の映像信号
をトランスポート処理回路112で抜き出し、MPEG
デコーダ113,ダウンサンプリング処理回路120を
介して、フレームメモリ120の所定の領域に記憶す
る。ユーザが選択したジャンルに入る全サービスの映像
信号に対して、上記処理を行ってフレームメモリ120
に記憶され、マルチ表示可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル放送受
信機に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル受信機の従来の構成を、図1
8に示す。図18に示した従来のディジタル放送受信機
は、DVB(Digital Video Broad
casting)準拠のディジタル放送を受信するため
の装置である。ここでは、ディジタル放送受信機の1つ
の構成として、DVB準拠のディジタル放送受信機を例
にとり、説明していく。
【0003】通常、ディジタル放送では、1つの中継器
で、複数のサービスを伝送することが出来る。各サービ
スは、1つ以上の圧縮された映像信号のストリーム、あ
るいは、音声信号のストリームで構成されている。
【0004】よって、1つの中継器から伝送される信号
には、複数のストリームが存在し、これらのストリーム
は、パケット化され、多重されている。
【0005】DVB準拠のディジタル放送では、MPE
G(Moving PictureCoding Ex
pert Group)方式で映像信号、音声信号を圧
縮し、圧縮信号をMPEGで規定された方式で多重して
いる。
【0006】多重された信号は、トランスポート・スト
リームと呼ばれる。このトランスポート・ストリームに
は、SI(Service Information)
とよばれるサービスを選択したり、サービスの付加情報
を伝送したりするためのサービス情報が多重されてい
る。
【0007】受信機は、サービス情報の中に記述されて
いるサービスを選択するためのサービス識別情報をもと
に、サービスを選択できる。
【0008】サービス識別情報には、中継器を特定する
情報と、ストリームを特定する情報が含まれている。サ
ービス情報の中には、各サービスのジャンルを記述した
ジャンル識別情報がある。ジャンル識別情報に記述され
ているジャンルは、階層的に記述されている場合もあ
る。
【0009】ディジタル放送では、多くのサービスが放
送されるため、ユーザにサービスを選択しやすくするた
めに工夫がなされている。その一つが、マルチ画面から
サービスを選択する方法である。
【0010】送信側は、プロモーションなどの目的でユ
ーザに選択させたいサービスを複数集めてマルチ画面と
してエンコードし、通常のサービスと同様に伝送する。
受信側では、マルチ画面をモニタに表示し、マルチ画面
において、ユーザは、カーソルを移動させるなどして、
1つの子画面(セル)を選択することにより、サービス
を直接選択できる。
【0011】サービス情報には、1つ1つのセルとサー
ビス識別情報の関連付けが記述されており、受信機は、
その情報をもとに、選択されたセルからサービスを直接
選択出来るようになっている。
【0012】以下、図18にしたがって、DVB準拠の
ディジタル放送受信機の動作を説明する。以下の説明で
は、マルチ画面からサービスを選択する方法もあわせて
説明する。
【0013】端子101からは、変調されたトランスポ
ート・ストリームが入力され、復調回路110へ供給さ
れる。復調回路110では、サービス識別情報をもと
に、ユーザが選択したサービスの中継器を指定し、指定
された中継器のトランスポート・ストリームを受信し、
復調を行なう。復調された信号は、誤り訂正回路111
に入力され、誤り訂正を施され、トランスポート処理回
路112に入力される。
【0014】トランスポート処理回路112では、ホス
トCPU116とやり取りすることで、トランスポート
・ストリームを分離し、そのなかからサービス情報を抽
出する。
【0015】ホストCPU116は、ユーザが選択した
サービスの番号と、サービス情報を処理し、ユーザが選
択したサービスの映像信号のサービス識別情報を抽出す
る。このユーザが選択したサービスの映像信号のサービ
ス識別情報をもとに、トランスポート処理回路112で
は、所望の映像信号を抜き出し、MPEGデコーダ11
3へ供給する。
【0016】ユーザは、リモコンなどで受光部117を
通して、あるいは、受信機の外部入力端子102を通し
て、選択したサービスを識別するためのサービス識別番
号をホストCPU116に伝えている。
【0017】MPEGデコーダ113では、符号化され
た映像信号をデコードして輝度信号,色差信号のディジ
タル信号を生成し、表示処理回路114へ出力する。表
示処理回路114では、デコードされた映像信号に対し
て、適宜、所定の処理を施し、モニタ115に表示して
いる。
【0018】図18に示す従来の受信機を用いて、送信
側が作成したマルチ画面からサービスを選択する方法を
説明する。
【0019】ユーザは、リモコンなどで受光部117を
通して、あるいは、受信機の外部入力端子102を通し
て、マルチ画面のサービスを選択し、モニタ115にマ
ルチ画面を表示する。
【0020】ユーザは、モニタ115に表示されたマル
チ画面からカーソルを移動させるなどしてセルを選択す
る。1つ1つのセルには、サービス識別情報との関連付
けがされており、この関連付けは、サービス情報に記述
されている。
【0021】ユーザは、リモコンなどで受光部117を
通して、あるいは受信機の外部入力端子102を通し
て、どのセルを選択したかをホストCPU116に伝え
る。
【0022】ホストCPU116は、トランスポート処
理回路112からサービス情報を抜き出し、処理するこ
とにより、セルとサービス識別情報を関連付けした情報
を抽出する。
【0023】この後、ホストCPU116は、セルとサ
ービス識別情報を関連付けした情報もとに、トランスポ
ート・ストリームから分離するサービスのストリームを
決定することが出来る。
【0024】その後、トランスポート処理回路112に
て1つのサービスのストリームを分離し、MPEGデコ
ーダ113でデコードし、表示処理回路114を通し
て、モニタ115に表示する。以上の手段により、セル
を選択することによりサービス選択が出来るようになっ
ている。
【0025】この従来の受信機を使用して、マルチ画面
からサービスを選択する手段を用いると、マルチ画面
は、送信側で作成して伝送するので、送信側で一意に決
められたサービス内からしか選択できない。また、マル
チ画面に表示できるサービスの数には、解像度の関係で
限界がある。そのため、サービスの選択の範囲が限られ
てしまう。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタル放送
では、マルチ画面に表示するサービスを、送信側が一意
に決めていた。そのため、ユーザが選択したいサービス
がマルチ画面に表示されるとは限らず、選択できるサー
ビスに制限があった。
【0027】また、マルチ画面で一度に表示できるサー
ビス数には、解像度の関係で限界があり、マルチ画面か
ら選択できるサービス数を増やすには、伝送するマルチ
画面のサービス数を増やすしかない。しかし、マルチ画
面のサービス数を増やすと、通常のサービスの数を圧迫
することになる。
【0028】そこで本発明は、送信状態に関わらず、マ
ルチ画面の子画面として表示する各サービスを、ユーザ
に選択しやすいように構成するディジタル放送受信機を
提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】
(第1の構成例)複数のサービスを多重したストリーム
に、各サービスのジャンルを記述したジャンル情報を多
重して伝送するディジタル放送を受信するディジタル放
送受信機において、前記ストリームから、ユーザが選択
したジャンルと同一のジャンル情報に分類されるサービ
スの映像信号を、所定のタイミングで切り換えながら抽
出する抽出手段と、前記抽出された前記サービスの映像
信号をダウンサンプリングする手段と、前記ダウンサン
プリングされた前記サービスの映像信号を前記所定のタ
イミングで、サービス別に領域を変えて保持するフレー
ムメモリ手段と、前記フレームメモリ手段に保持された
前記サービスの映像信号をマルチ画面として表示する表
示手段とを具備したことを特徴とする。
【0030】(第2の構成例)複数のサービスを多重し
たストリームに、各サービスのジャンルを階層的に記述
したジャンル情報を多重して伝送するディジタル放送を
受信するディジタル放送受信機において、前記ストリー
ムから、ユーザが選択したジャンルと同一のジャンル情
報に分類される前記各下位階層のサービスの映像信号
を、所定のタイミングで切り換えながら抽出する抽出手
段と、前記抽出された前記サービスの映像信号をダウン
サンプリングするダウンサンプリング手段と、前記ダウ
ンサンプリングされた前記サービスの映像信号を前記所
定のタイミングで、サービス別に領域を変えて保持する
フレームメモリ手段と、前記フレームメモリ手段に保持
されたジャンルが同一である前記下位階層のサービスの
映像信号を隣接するようにマルチ表示する表示手段とを
具備したことを特徴とする。
【0031】(第3の構成例)複数のサービスを多重し
たストリームを伝送するディジタル放送を受信するディ
ジタル放送受信機において、ユーザがサービスのグルー
プを選択したとき、そのグループに対応するグループ識
別情報を出力する選択手段と、前記グループ識別情報を
第1の領域に保持し、前記選択手段からのグループ識別
情報に該当するサービス識別情報を前記第1の領域から
第2の領域に保持するメモリ手段と、前記複数のサービ
スを多重した前記ストリームから、前記メモリ手段の前
記第2の領域に保持されている前記サービス識別情報に
該当するサービスの映像信号を、所定のタイミングで切
り換えながら抽出する抽出手段と、前記抽出された前記
サービスの映像信号をダウンサンプリングするダウンサ
ンプリング手段と、前記ダウンサンプリングされた前記
サービスの映像信号を前記所定のタイミングで、サービ
ス別に領域を変えて保持するフレームメモリ手段と、前
記フレームメモリ手段に保持された前記サービスの映像
信号をマルチ面として表示する表示手段とを具備したこ
とを特徴とする。
【0032】(第4の構成例)複数のサービスを多重し
たストリームに、各サービスのジャンルを記述したジャ
ンル情報を多重して伝送するディジタル放送を受信する
ディジタル放送受信機において、過去にユーザが選択し
たサービスを識別するためのサービス識別情報を保持す
る第1のメモリ手段と、前記第1のメモリ手段から前記
サービス識別情報を入力し、保持する第2のメモリ手段
と、前記複数のサービスを多重した前記ストリームか
ら、前記第2のメモリ手段に保持されている前記サービ
ス識別情報に該当するサービスの映像信号を、所定のタ
イミングで切り換えながら抽出する抽出手段と、前記抽
出された前記サービスの映像信号をダウンサンプリング
するダウンサンプリング手段と、前記ダウンサンプリン
グされた前記サービスの映像信号を前記所定のタイミン
グで、サービス別に領域を変えて保持するフレームメモ
リ手段と、前記フレームメモリ手段に保持された前記サ
ービスの映像信号をマルチ画面として表示する表示手段
とを具備したことを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1に、本発明のディジタル放送
受信機の第1の実施の形態の構成を示す。なお、従来の
ディジタル放送受信機と同一構成要素については同一番
号を付している。
【0034】端子101からは、変調されたトランスポ
ート・ストリームが入力され、復調回路110にて復調
され、誤り訂正回路111で誤り訂正を施され、トラン
スポート処理回路112へ入力される。
【0035】ホストCPU116は、ユーザがリモコン
などで受光部117を通して、あるいは、受信機の外部
入力端子102を通して入力した信号を処理したり、復
調回路110、誤り訂正回路111、トランスポート処
理回路112、MPEGデコーダ113、ダウンサンプ
リング処理回路119、フレームメモリ120、選択回
路121、メモリ122を制御したりする。
【0036】トランスポート処理回路112では、ユー
ザがリモコンなどで受光部117を通して、あるいは受
信機の外部入力端子102を通して選択したサービスの
映像信号を分離する処理を行なっている。
【0037】トランスポート処理回路112で抽出され
た映像信号は、MPEGデコーダ113に入力され、デ
コードされる。デコードされた映像信号は、選択回路1
21、ダウンサンプリング処理回路119に入力され
る。
【0038】ダウンサンプリング処理回路119に入力
された映像信号は、ダウンサンプリング処理を施され
る。ダウンサンプリングされるときの縮小率は、ホスト
CPU116により制御される。ダウンサンプリングさ
れた信号は、フレームメモリ120の所定の領域に保持
される。保持される領域は、ホストCPU116により
制御される。
【0039】フレームメモリ120に保持された映像信
号は、選択回路121へ出力される。選択回路121で
は、ホストCPU116からの制御信号にしたがって、
MPEGデコーダ113からの信号とフレームメモリ1
20からの信号を選択し、どちらか一つの信号を表示処
理回路114に出力する。
【0040】表示処理回路114では、デコードされた
映像信号に対して、適宜所定の処理を施し、モニタ11
5に表示している。前記所定の処理としては、フィルタ
処理,NTSCエンコード処理(モニタ115がNTS
Cモニタの場合)等がある。
【0041】メモリ122には、ジャンル識別情報、ユ
ーザが選択したジャンル情報、マルチ画面のセルとサー
ビス識別情報を関連付けした情報、複数のマルチ画面を
識別するためのマルチ画面識別情報を保持する目的に使
われる。
【0042】図1に示した構成で、かつ図2に示す処理
手順でホストCPU116が処理を行なうと、ジャンル
別にマルチ画面を表示できる。そして表示されたマルチ
画面からサービスを選択できる。
【0043】以下、図3に示すように16のセルを持つ
マルチ画面を表示し、そのマルチ画面から番組を選択す
る場合の動作を説明する。なお、マルチ画面を構成する
セルの数は任意にすることが可能である。
【0044】また、図4には、メモリ122に保持され
ているデータの内容を示した。図4において、メモリ1
22は、3つのエリアに別れている。エリアAは、ユー
ザが選択したジャンル情報を格納する部分である。エリ
アBは、各サービスのジャンルを識別するためのジャン
ル識別情報を格納する部分である。エリアCは、マルチ
画面のセルに対応したサービス識別情報と、複数のマル
チ画面を識別するためのマルチ画面識別情報を格納する
部分である。
【0045】以下、図2にしたがって、処理手順を説明
する。
【0046】ユーザは、リモコンなどで受光部117を
通して、あるいは、受信機の外部入力端子102を通し
てマルチ画面表示モードに移行し、ジャンルの選択を行
なう。
【0047】ジャンル選択を行なわなければ、デフォル
トのジャンル情報をホストCPU116が設定する。
【0048】ユーザが選択したジャンルは、ホストCP
U116の制御により、メモリ122のエリアAにジャ
ンル情報として保持される。このときの状態は、図4
(1)に示す通りである。図4(1)において、エリア
Aにユーザが選択したジャンルのジャンル情報J1が格
納されている。
【0049】ホストCPU116は、トランスポート処
理回路112を制御し、各サービス情報からジャンル識
別情報を抽出し、メモリ122のエリアBに保持する。
このときエリアBに格納されている全ジャンル識別情報
の一部は、図4(2)に示す通りである。
【0050】図4(2)に示すように、サービス識別情
報SV0に対応したジャンル情報はJ1であり、サービ
ス識別情報SV1に対応したジャンル情報はJ4である
といったふうになっている。
【0051】即ち各ジャンル識別情報は、サービス識別
情報に対してジャンル情報が付加されており、各サービ
スのジャンルの識別が出来るようになっている。
【0052】この後、ホストCPU116は、メモリ1
22のエリアBに保持されたジャンル識別情報の中に、
ユーザが選択したジャンルのサービス識別情報があるか
どうかを判定する(処理201)。
【0053】ホストCPU116は、処理201の判定
の結果、サービス識別情報がなければ、マルチ画面表示
できないので、その旨をモニタ115に表示するなりす
る。
【0054】ホストCPU116は、処理201の判定
の結果、サービス識別情報があれば、ジャンル識別情報
の中に、ユーザが選択したジャンルでかつ、メモリ12
2のエリアBからエリアCに転送されていないサービス
識別情報があるかどうか判定する(処理202)。ホス
トCPU116は、判定の結果、なければ処理208を
行なう。
【0055】ホストCPU116は、処理202の判定
の結果、サービス識別情報があれば、メモリ122に保
持されているサービス識別情報の数を検出し、その数
が、マルチ画面のセルの数より多いかどうかを判定する
(処理203)。ここで、マルチ画面のセルの数は、図
3に示すように、16個であるので、サービス識別情報
の数が16より多いかどうかを判定することになる。
【0056】ホストCPU116は、判定の結果多くな
ければ、フレームメモリ120にて、ダウンサンプリン
グした映像信号を格納する領域を確保し、その領域の指
定を行なう(処理204)。例えば、フレームメモリ1
20上に、図3に示したマルチ画面において領域1の部
分を確保し、指定することになる。
【0057】次に、ホストCPU116は、メモリ12
2に保持されているユーザが選択したジャンルのジャン
ル情報(エリアA)と、ジャンル識別情報(エリアB)
を参照し、ユーザが選択したジャンルに一致したサービ
ス識別情報をどれか一つ取得する(処理205)。
【0058】取得されたサービス識別情報は、ホストC
PU116による処理204にて確保した領域の情報と
ともにメモリ122のエリアCに保持される(処理20
6)。
【0059】このとき、ホストCPU116は、マルチ
画面識別の情報としてマルチ画面を識別するためのマル
チ画面識別情報を付加する。
【0060】例えば、図4(3)において、ジャンルが
J1であるサービス識別情報SV0を取得し、処理20
4にて、図3に示したマルチ画面上の領域1が指定され
ていたとする。このSV0というサービス識別情報は、
図3のマルチ画面上で領域1に表示されるので、SV0
は、領域1と関連付けられる。また、現在のマルチ画面
は、1つ目のマルチ画面なので、CH1というマルチ画
面識別情報を付加し、メモリ122のエリアCに保持さ
れる。
【0061】この後、所定の時間が経つまで、待ちの状
態に入る(処理207)。
【0062】この間に、トランスポート処理回路112
では、処理205にて、取得されたサービス識別情報を
もとに、サービスの映像信号を抜き出し、抜き出された
映像信号は、MPEGデコーダ113でデコードされ、
ダウンサンプリング処理回路119にて、セルの数に応
じて縮小率が設定され、設定された縮小率のもとでダウ
ンサンプリングを施され、フレームメモリ120の選択
された領域に書き込まれる。
【0063】ここで、図3に示す状態で画面分割してモ
ニタに表示するものとする。伝送されてくる映像信号の
解像度が、水平720サンプル、垂直480ラインだと
すると、これを水平、垂直とも、1/4に縮小して、水
平180サンプル、垂直120ラインにダウンサンプリ
ングすることになる。
【0064】このダウンサンプリングする縮小率は、ホ
ストCPU116が表示するセルの数から計算し、ダウ
ンサンプリング処理回路119を制御することになる。
【0065】処理207にて、待ちの状態に入っている
とき、ホストCPU116は、所定の時間が経ったら、
処理202へ戻り、同様の処理を繰り返し行なう。
【0066】処理202に戻って、同様の処理を繰り返
すとき、ホストCPU116は、処理204にてフレー
ムメモリ120の領域を指定するときは、一度選択した
領域とは別の領域を選択するようにする。
【0067】また、ホストCPU116は、処理205
においても、一度取得したサービス識別情報と別のサー
ビス識別情報を取得するようにする。これは、図4
(3)において、メモリ122のエリアCに書かれた情
報をホストCPU116が見ることにより行なう。
【0068】このようにして、フレームメモリ120に
格納する領域を変えながら順次ユーザが選択したジャン
ルのサービス識別情報を取得し、デコード処理を行な
い、フレームメモリ120に映像信号を保持していく。
この繰り返しの処理は、マルチ画面のセルの数だけフレ
ームメモリ120の領域が確保されてしまうか、全ての
サービス識別情報が取得されてしまうかまで行われる。
【0069】ホストCPU116は、もしマルチ画面の
セルの数だけフレームメモリ120の領域が確保されて
しまうか、または全てのサービス識別情報が取得されて
しまうかした場合は、処理208を行なう。
【0070】また、ホストCPU116は、マルチ画面
のセルの数だけフレームメモリ120の領域が確保され
てしまい、まだ選択できるサービス識別情報が残ってい
る場合は、別のマルチ画面に切り換えれば、さらにマル
チ画面として別のサービスを表示できる旨を、モニタ1
15に表示するなりして、ユーザに知らせることも出来
る。
【0071】ホストCPU116は、マルチ画面のセル
の数だけフレームメモリ120の領域が確保されてしま
うか、または全てのサービス識別情報が取得されてしま
うかした場合は、サービス識別情報と領域の情報をメモ
リ122のエリアCから取り出す(処理208)。
【0072】その後、ホストCPU116は、サービス
識別情報に対応した領域に当たるフレームメモリ120
の領域を指定し、デコードされた映像信号で更新する
(処理209)。
【0073】次の処理210は、処理207と同様であ
る。
【0074】ホストCPU116は、処理210にて待
ちの状態に入っているとき、所定の時間が経ったら、処
理208へ戻り、同様の処理を繰り返し行なう。
【0075】マルチ画面番組選択モードに入って、ホス
トCPU116は、上記処理201から処理210まで
の処理を繰り返して、マルチ画面をモニタ115に表示
しているとき、ユーザのリモコン操作などにより別のマ
ルチ画面に切り換える場合がある。
【0076】そのときは、フレームメモリ120をクリ
アし、ホストCPU116の処理は、図2において、強
制的に処理201から開始され、後は同様の処理を繰り
返すことになる。このとき、図4(4)のように、エリ
アCに格納されるマルチ画面識別情報が変わることにな
る。
【0077】また、マルチ画面番組選択モードに入っ
て、上記処理201から処理210までの処理を繰り返
して、マルチ画面をモニタ115に表示しているとき、
ユーザがマルチ画面からカーソルを動かすなどしてサー
ビスを選択した場合、ホストCPU116は、メモリ1
22のエリアCに格納されているマルチ画面のセルに対
応したサービス識別情報とマルチ画面識別情報を参照
し、選択されたセルと現在表示しているマルチ画面のマ
ルチ画面識別情報をもとに、サービス識別情報を抜き出
す。これに同期して、選択回路121の出力には、MP
EGデコーダ113からの信号を選択するように制御す
る。
【0078】トランスポート処理回路112では、この
サービス識別情報をもとにに、サービス識別情報に該当
するサービスの映像信号を抜き出し、MPEGデコーダ
113にてデコードし、選択回路121、表示処理回路
114を経て、モニタ115に表示する。
【0079】なお、フレームメモリ120に保持されて
いる映像信号は、常にモニタ115に表示されている。
またホストCPU116は、メモリ122のエリアAの
ジャンル情報を読み出し、そのジャンル名をモニタ11
5に表示させる。更にメモリ122をエリアA,B,C
に分割する代わりに3つのメモリで構成しても良い。
【0080】図5に、リモコン及び受信機外部に付いて
いるボタン等からのマルチ画面番組選択モードにおける
操作手順を示した。以下、図5にしたがって、マルチ画
面からのサービス選択の概略を示す。
【0081】ユーザは、マルチ画面からサービスを選択
するために、まず、マルチ画面番組選択モードへ切り換
える(操作501)。
【0082】その後、モニタ115には、図6(1)に
示すようなマルチ画面が表示される。
【0083】この後、ジャンルを選択することにより
(操作503)、ジャンルに一致する番組のみがマルチ
画面に表示される。
【0084】ジャンルの選択方法は、リモコンなどでキ
ーを選択して押すことにより直接選択したり、図6
(2)に示すようにモニタ上にOSD(On Scre
en Display)として、ジャンルを表示し、そ
の中からカーソルを移動させるなどして選択したりする
方法がある。または図6(4)に示すように、ジャンル
表示を画面の上部にセルとは分けて表示しても良い。こ
の場合、全セルの垂直方向の長さは、図6(2)より短
くなる。
【0085】更にマルチ画面は、図6(3)に示すよう
に、リモコンのキーを操作することなどにより、別のマ
ルチ画面に切り換えできる(操作502)。マルチ画面
からの番組選択モードを抜けるには、マルチ画面から1
つのセル(番組)を選択してサービスを選択するか(操
作504)、またはマルチ画面番組選択モード終了のキ
ーを押す(操作505)等をすれば良い。
【0086】以上のように、指定したジャンル別にフレ
ームメモリ120を使って、マルチ画面を作成し、その
マルチ画面からサービス選択を行なうようにすると、送
信側にて、マルチ画面を作成して、伝送する必要がなく
なり、サービスの有効利用が図れる。また、ユーザが選
択したジャンル別にマルチ画面を作成できるため、ユー
ザにとって見やすいマルチ画面となり、サービス選択が
容易になる。
【0087】(第2の実施の形態)本発明のディジタル
放送受信機の第2の実施の形態は、サービス情報に記述
されているジャンル識別情報の中のジャンル情報が階層
的な情報として送信されてきたときのマルチ画面の表示
の方法についてである。
【0088】ジャンルは、例えば、図7に示すように、
大まかな分類である大分類J1、J2、J3・・・と、
大分類J1を更に細かく分けた小分類J1−1、J1−
2、J1−3・・・といったように階層的に記述されて
いるとする。J2、J3・・・も更に細かく分類され
る。また、ジャンルは、何段階に階層化されていても構
わない。
【0089】このとき、ユーザが大分類のジャンルであ
るジャンル情報J1を選択したときのマルチ画面の表示
方法を説明する。ホストCPU116における処理手順
は、図2と同様である。また、構成は、第1の実施の形
態と同様である。
【0090】ここで、メモリ122の内容を図8に示し
た。図8において、エリアAは、ユーザが選択したジャ
ンル情報を格納する部分である。エリアBは、各サービ
スのジャンルを識別するためのジャンル識別情報を格納
する部分である。エリアCは、マルチ画面のセルに対応
したサービス識別情報と、複数のマルチ画面を識別する
ためのマルチ画面識別情報を格納する部分である。
【0091】図8(1)において、エリアAにユーザが
選択したジャンル情報J1が保持される。また、図8
(2)において、エリアBには、ジャンル識別情報が保
持される。ここで、エリアBに保持されているジャンル
識別情報は、階層的になっている。
【0092】この後、ホストCPU116は、処理20
2から処理205を繰り返して、フレームメモリ120
に格納する領域を変えながら順次ユーザが選択したジャ
ンルのサービス識別情報を取得する。このとき、小分類
が同様のものから順にフレームメモリ120の領域の確
保を行ない、マルチ画面としてモニタ115に表示した
ときに、隣接したセルに小分類が同様のサービスが並ぶ
ようにする。
【0093】このときのメモリ122の内容を図8
(3)に示した。また、モニタ115における表示の状
態を図9に示した。図8(3)と図9において、例えば
J1をスポーツのジャンル情報とした場合、J1の中に
は数種類の番組があるため、サービス識別番号が違って
もJIは重複して存在するが、個々のJIの番組は異な
る。
【0094】なお、第1の実施の形態と同様、フレーム
メモリ120に保持されている映像信号は、常にモニタ
115に表示されている。またホストCPU116は、
メモリ122のエリアAのジャンル情報を読み出し、そ
のジャンル名をモニタ115に表示させる。更にメモリ
122をエリアA,B,Cに分割する代わりに、3つの
メモリで構成しても良い。
【0095】リモコン及び受信機外部についているボタ
ン等からのマルチ画面番組選択モードにおける操作手順
は、第1の実施の形態と同様、図5および図6に従って
行われる。
【0096】以上のように、指定したジャンル別にフレ
ームメモリ120を使って、マルチ画面を作成し、その
マルチ画面において、更に詳細な分類別にセルが隣接す
るようにサービスを配置すると、マルチ画面が見やすく
なり、サービスの選択が容易になる。
【0097】(第3の実施の形態)本発明のディジタル
放送受信機の第3の実施の形態においては、マルチ画面
の各セルに表示するサービスが動画の場合、その動きを
スムーズに表示するために、第1および第2の実施の形
態の動作に加え、ユーザが選択したジャンルのサービス
識別情報を取得する際に中継器の情報を活用するように
した。
【0098】ホストCPU116における処理手順は、
図2と同様である。また、構成は、第1および第2の実
施の形態と同様である。
【0099】ホストCPU116は、処理202から処
理205を繰り返して、フレームメモリ120に格納す
る領域を変えながら順次ユーザが選択したジャンルのサ
ービス識別情報を取得する。
【0100】このとき、ホストCPU116は、サービ
ス識別情報の中の中継器の識別に関する情報を見て、同
一の中継器のサービス識別情報から取得するようにす
る。
【0101】中継器を変えずに、サービスを切り換え、
マルチ画面表示すると、1つのセルにサービスを表示
し、その後、次のセルにサービスを表示するまでの切り
換え時間を短縮することが出来る。
【0102】その結果、マルチ画面の全てのセルにサー
ビスを表示するまでの時間が短縮でき、またセルからセ
ルへの表示の切り換えが早いため、各セルに表示される
サービスが動画の場合、絵の動きがスムーズに表示され
るという効果を得られる。。
【0103】上記の手段を取ると、中継器を切り換える
頻度を押さえることが出来るため、前述の効果を得るこ
とが出来る。
【0104】(第4の実施の形態)本発明のディジタル
放送受信機の第4の実施の形態は、ユーザがマルチ画面
表示したいサービスをメモリに保持しておき、メモリに
保持する際に、グループ分けして保持するようにし、そ
のグループを選択することにより、選択されたグループ
に所属するサービスをマルチ画面として表示するもので
ある。
【0105】この第4の実施の形態の構成を、図10に
示す。メモリ118と、メモリ123以外の構成要素
は、第1の実施の形態のものと同一であり同一番号を付
してあり詳細な説明は省略する。
【0106】メモリ118には、ユーザがサービスを登
録できるようになっているが、このとき、サービス識別
情報とグループ識別情報を登録する。グループ識別情報
は、ユーザが定義できるグループ情報であり、いくつか
のサービスを1つのグループに分類することが出来る。
【0107】メモリ123には、サービス識別情報とマ
ルチ画面の領域の情報とマルチ画面識別情報の関連付け
を保持する。
【0108】図11(1)に示すように、メモリ118
には、ユーザが登録したサービス識別情報とグループ識
別情報の関連が保持されている。また、図11(2)、
図11(3)、図11(4)にメモリ123に保持され
る内容の一例を示した。
【0109】図12には、マルチ画面番組選択モードに
おけるホストCPU116の処理手順を示した。以下、
図12にしたがって、処理手順を説明する。
【0110】ユーザは、リモコンなどで受光部117を
通して、あるいは、受信機の外部入力端子102を通し
てマルチ画面表示モードに移行し、グループの選択を行
なう。
【0111】グループの選択を行なわなければ、デフォ
ルトのグループ識別情報をホストCPU116が設定す
る。
【0112】ユーザが選択したグループは、ホストCP
U116を通じて、メモリ123にグループ識別情報と
して保持される。このときの状態は、図11(2)に示
す通りである。図11(2)において、ユーザが選択し
たグループのグループ識別情報G1が格納されている。
【0113】この後、ホストCPU116は、メモリ1
18にユーザが選択したグループに分類されるサービス
識別情報が保持されているかどうか判定する(処理80
1)。
【0114】判定の結果、保持されてなければマルチ画
面表示できないので、その旨をモニタ115に表示する
なりする。
【0115】ホストCPU116は、判定の結果、保持
されていれば、メモリ118に保持されているユーザが
選択したグループのグループ識別情報に分類されるサー
ビス識別情報の中で、メモリ123に転送されていない
サービス識別情報があるかどうかチェックする(処理8
02)。なければ、ホストCPU116は、処理808
を行なう。
【0116】ホストCPU116は、判定の結果、メモ
リ123へ転送されていないサービス識別情報があれ
ば、メモリ123に保持されているサービス識別情報の
数を検出し、その数が、マルチ画面のセルの数より多い
かどうかを判定する(処理803)。
【0117】ホストCPU116は、判定の結果、多く
なければフレームメモリ120にて、ダウンサンプリン
グした映像信号を格納する領域を確保し、その領域を指
定する(処理804)。例えば、フレームメモリ120
上に、図3に示したマルチ画面において領域1の部分を
確保し、指定することにする。
【0118】次に、ホストCPU116は、メモリ11
8からメモリ123へ転送されていないサービス識別情
報を一つ取得する(処理805)。
【0119】ホストCPU116は、取得したサービス
識別情報を、処理804にて指定した領域の情報ととも
にメモリ123に保持させる(処理806)。このと
き、ホストCPU116は、マルチ画面識別情報とし
て、マルチ画面を識別するための情報を付加する。
【0120】この後、ホストCPU116は、所定の時
間が経つまでは、ここで処理が待ちの状態に入る(処理
807)。
【0121】この間に、トランスポート処理回路112
では、処理805にて取得されたサービス識別情報をも
とに、映像信号を抜き出し、抜き出された映像信号は、
MPEGデコーダ113でデコードされ、ダウンサンプ
リング処理回路119にて、ダウンサンプリングを施さ
れ、フレームメモリ120の選択された領域に書き込ま
れる。
【0122】処理807にて待ちの状態に入っていると
き、所定の時間が経ったら、ホストCPU116は、処
理802へ戻り、同様の処理を繰り返し行なう。
【0123】これにより、ユーザが選択したグループに
分類されるサービス識別情報のサービスが順次デコード
され、フレームメモリ120の所定の領域に順次保持さ
れる。
【0124】この繰り返しの処理は、マルチ画面のセル
の数だけフレームメモリ120の領域が確保されてしま
うか、メモリ118に保持されているユーザが選択した
グループに分類される全てのサービス識別情報がメモリ
123に転送されてしまうかまで行われる。
【0125】ホストCPU116は、もし、マルチ画面
のセルの数だけフレームメモリ120の領域が確保され
てしまうか、メモリ118に保持されているユーザが選
択したグループに分類される全てのサービス識別情報が
メモリ123に転送されてしまうかした場合は、処理8
08を行なう。
【0126】また、マルチ画面のセルの数だけフレーム
メモリ120の領域が確保されてしまい、メモリ118
に保持されており、ユーザが選択したグループに分類さ
れるサービス識別情報の中で、未だメモリ123に転送
されていないサービス識別情報がある場合は、別のマル
チ画面に切り換えれば、さらにマルチ画面として別のサ
ービスを表示できる旨を、モニタ115に表示するなり
して、ユーザに知らせることも出来る。
【0127】ホストCPU116は、マルチ画面のセル
の数だけフレームメモリ120の領域が確保されてしま
うか、メモリ118に保持されているユーザが選択した
グループに分類される全てのサービス識別情報がメモリ
123に転送されてしまうかした後は、メモリ123か
らサービス識別情報と、フレームメモリ120の領域の
情報を取得する(処理808)。
【0128】このときのメモリ123の状態を、図11
(3)に示した。図11(3)に示すように、この時点
で、処理802から処理807を繰り返したため、メモ
リ123には、メモリ118に保持されているユーザが
選択したグループのサービス識別情報と、マルチ画面の
領域のデータと、マルチ画面識別情報の関連付けのデー
タが保持されている。
【0129】ホストCPU116は、取得した領域の情
報を持って、フレームメモリ120の領域の指定を行な
い、指定した領域にデコードした映像信号で更新する
(処理809)。
【0130】ホストCPU116による処理810は、
ホストCPU116による処理807と同様である。
【0131】ホストCPU116は、処理810にて、
所定の時間が経ったら、処理808に戻り、以後、処理
808から処理810を繰り返すことになる。
【0132】マルチ画面番組選択モードに入って、上記
処理801から処理810までの処理を繰り返して、マ
ルチ画面をモニタ115に表示しているとき、ユーザの
リモコン操作などにより別のマルチ画面に切り換える場
合がある。
【0133】そのときは、フレームメモリ120をクリ
アし、ホストCPU116の処理は、図12において、
強制的に処理801から開始され、後は同様の処理を繰
り返すことになる。このとき、図11(4)のように、
メモリ123に格納するマルチ画面のマルチ画面識別情
報がCH1からCH2のように変わることになる。
【0134】また、マルチ画面番組選択モードに入っ
て、上記処理801から処理810までの処理を繰り返
して、マルチ画面をモニタ115に表示しているとき、
ユーザがマルチ画面からカーソルを動かすなどして番組
を選択した場合、ホストCPU116は、メモリ123
に格納されているマルチ画面のセルに対応したサービス
識別情報とマルチ画面識別情報を参照し、選択されたセ
ルと現在表示しているマルチ画面識別情報をもとに、メ
モリ123からサービス識別情報を抜き出す。
【0135】これに同期して、選択回路121の出力に
は、MPEGデコーダ113からの信号を選択するよう
に制御する。トランスポート処理回路112では、この
サービス識別情報をもとに、サービス識別情報に該当す
るサービスの映像信号を抜き出し、抜き出された映像信
号は、MPEGデコーダ113にてデコードされ、選択
回路121、表示処理回路114を経て、モニタ115
に表示される。このようにして、マルチ画面から選択さ
れた番組がモニタ115に表示される。
【0136】フレームメモリ120に保持されている映
像信号は、常にモニタ115に表示されている。またホ
ストCPU116は、メモリ123からグループ識別情
報を読み出し、そのグループ名をモニタ115に表示さ
せる。更にメモリ123の代わりに、複数のメモリを用
い、メモリ123に保持される情報を分けて保持するよ
うにしても良い。逆にメモリ118と123を、一つの
メモリで構成しても良い。
【0137】図13に、リモコン及び受信機外部に付い
ているボタン等からのマルチ画面番組選択モードにおけ
る操作手順を示した。以下、図13にしたがって、マル
チ画面からのサービス選択の概略を示す。
【0138】ユーザは、マルチ画面からサービスを選択
するために、まず、マルチ画面番組選択モードへ切り換
える(操作1001)。その後、モニタ115には、図
6(1)に示すようなマルチ画面が表示される。この
後、グループを選択することにより(操作1003)、
グループに一致する番組のみがマルチ画面に表示され
る。
【0139】グループの選択方法は、リモコンなどでキ
ーを選択して押すことにより直接選択したり、図6
(2)または図6(4)に示すようにモニタ上にOSD
として、グループを表示し、その中からカーソルを移動
させるなどして選択したりする方法がある。
【0140】また、マルチ画面は、図6(3)に示すよ
うに、リモコンのキーを操作することなどにより、別の
マルチ画面に切り換えできる(操作1002)。マルチ
画面からの番組選択モードを抜けるには、マルチ画面か
ら1つのセル(番組)を選択し、サービスを選択するか
(操作1004)、マルチ画面番組選択モード終了のキ
ーを押す(操作1005)等をすれば良い。
【0141】以上のように、メモリ118に一旦保持し
たものの中から、ユーザが選択したグループのものをメ
モリ123に保持し直して、グループ別にマルチ画面表
示すれば、ユーザが見やすいマルチ画面を作成できる。
また、そのマルチ画面からサービスを選択することが容
易になる。
【0142】また、第4の実施の形態において、メモリ
123にサービス識別情報にグループ識別情報を付加し
て、サービスを保持するとき、さらに、フレームメモリ
120に保持するときの領域の情報も関連付ければ、グ
ループ別にマルチ画面を表示でき、更に、表示するセル
の位置までをユーザが指定でき、見やすいマルチ画面を
表示できる。
【0143】また、第4の実施の形態において、第3の
実施の形態で説明したように、サービス識別情報の中の
中継器の識別に関する情報を見て、同一の中継器のサー
ビス識別情報から取得するようにすれば、セルに動画を
表示するとき、動画の動きをスムーズに表示することが
出来る。
【0144】(第5の実施の形態)本発明のディジタル
放送受信機の第5の実施の形態は、ユーザが過去に選択
したサービスをメモリに保持しておき、そのメモリに保
持されているサービスをマルチ画面として表示するもの
である。
【0145】構成図は、図14に示す。メモリ124
と、メモリ125以外の構成要素は、第1または第2の
実施の形態のものと同じであり同一番号を付し、詳細な
説明は省略する。
【0146】メモリ124には、ユーザが過去に選択し
たサービスが登録されており、このとき、サービス識別
情報と、ユーザが選択した時期を示す時間情報(または
選択した回数を示す回数情報)の関連が保持されてい
る。
【0147】メモリ125には、後述するようにサービ
ス識別情報とマルチ画面の領域の情報とマルチ画面識別
情報の関連付けを保持する。
【0148】図15(1)に示すように、メモリ124
には、ユーザが過去に選択したサービス識別情報と、ユ
ーザが選択した時期を示す時間情報の関連が保持されて
いる。サービス識別情報SV0は、時間T1に選択さ
れ、サービス識別情報SV2は、時間T2に選択されて
いる。また、図15(2)、図15(3)にメモリ12
5に保持される内容の一例を示した。
【0149】図16には、マルチ画面番組選択モードに
おけるホストCPU116の処理手順を示した。以下、
図16にしたがって、処理手順を説明する。
【0150】ユーザは、リモコンなどで受光部117を
通して、あるいは、受信機の外部入力端子102を通し
てマルチ画面表示モードに移行する。
【0151】この後、ホストCPU116は、メモリ1
24にユーザが過去に選択したサービス識別情報が保持
されているかどうか判定する(処理1401)。判定の
結果、保持されてなければマルチ画面表示できないの
で、その旨をモニタ115に表示するなりする。
【0152】ホストCPU116は、判定の結果、保持
されていれば、メモリ124に保持されているユーザが
過去に選択したサービス識別情報の中で、メモリ125
に転送されていないサービス識別情報があるかどうかチ
ェックする(処理1402)。前記サービス識別情報が
ない場合、ホストCPU116は、処理1408を行な
う。
【0153】ホストCPU116は、判定の結果、メモ
リ125へ転送されていないサービス識別情報があれ
ば、メモリ125に保持されているサービス識別情報の
数を検出し、その数が、マルチ画面のセルの数より多い
かどうかを判定する(処理1403)。
【0154】ホストCPU116は、判定の結果、多く
なければフレームメモリ120にて、ダウンサンプリン
グした映像信号を格納する領域を確保し、その領域を指
定する(処理1404)。
【0155】例えば、フレームメモリ120上に、図3
に示したマルチ画面において領域1の部分を確保し、指
定することにする。
【0156】次に、ホストCPU116は、メモリ12
4からメモリ125へ転送されていないサービス識別情
報を一つ取得する(処理1405)。
【0157】ホストCPU116は、取得したサービス
識別情報を、処理1404にて指定した領域の情報とと
もにメモリ125に保持させる(処理1406)。この
とき、マルチ画面識別情報として、マルチ画面を識別す
るための情報を付加する。
【0158】この後、ホストCPU116は、所定の時
間が経つまでは、ここで処理が待ちの状態に入る(処理
1407)。
【0159】この間に、トランスポート処理回路112
では、処理1405にて、取得されたサービス識別情報
をもとに、映像信号を抜き出し、抜き出された映像信号
は、MPEGデコーダ113でデコードされ、ダウンサ
ンプリング処理回路119にて、ダウンサンプリングを
施され、フレームメモリ120の選択された領域に書き
込まれる。
【0160】ホストCPU116は、処理1407に
て、待ちの状態に入っているとき、所定の時間が経った
ら、処理1402へ戻り、同様の処理を繰り返し行な
う。これにより、ユーザが過去に選択したサービス識別
情報のサービスが順次デコードされ、フレームメモリ1
20の所定の領域に順次保持される。
【0161】ホストCPU116によるこの繰り返しの
処理は、マルチ画面のセルの数だけフレームメモリ12
0の領域が確保されてしまうか、メモリ124に保持さ
れているユーザが過去に選択したサービス識別情報がメ
モリ125に転送されてしまうかまで行われる。
【0162】ホストCPU116は、もし、マルチ画面
のセルの数だけフレームメモリ120の領域が確保され
てしまうか、メモリ124に保持されているユーザが過
去に選択したサービス識別情報がメモリ125に転送さ
れてしまうかした場合は、処理1408を行なう。
【0163】また、マルチ画面のセルの数だけフレーム
メモリ120の領域が確保されてしまい、未だメモリ1
24に保持されているユーザが過去に選択したサービス
識別情報の中で、メモリ125に転送されていないサー
ビス識別情報がある場合は、別のマルチ画面に切り換え
れば、さらにマルチ画面として別のサービスを表示でき
る旨を、モニタ115に表示するなりして、ユーザに知
らせることも出来る。
【0164】ホストCPU116は、マルチ画面のセル
の数だけフレームメモリ120の領域が確保されてしま
うか、メモリ124に保持されているユーザが過去に選
択したサービス識別情報がメモリ125に転送されてし
まうかした後は、メモリ125からサービス識別情報
と、フレームメモリ120の領域の情報を取得する(処
理1408)。
【0165】このときのメモリ125の状態を図15
(2)に示した。図15(2)に示すように、この時点
で、処理1402から処理1407を繰り返したため、
メモリ125には、メモリ124に保持されているユー
ザが過去に選択したサービス識別情報と、マルチ画面の
領域のデータと、マルチ画面識別情報の関連付けのデー
タが保持されている。
【0166】ポストCPU116は、取得した領域の情
報を持って、フレームメモリ120の領域の指定を行な
い、指定した領域にデコードした映像信号で更新する
(処理1409)。
【0167】処理1410は、処理1407と同様であ
る。
【0168】ホストCPU116は、処理1410に
て、所定の時間が経ったら、処理1408に戻り、以後
処理1408から処理1410を繰り返すことになる。
【0169】マルチ画面番組選択モードに入って、上記
処理1401から処理1410までの処理を繰り返し
て、マルチ画面をモニタ115に表示しているとき、ユ
ーザのリモコン操作などにより別のマルチ画面に切り換
える場合がある。
【0170】そのときは、フレームメモリ120をクリ
アし、ホストCPU116の処理は、図16において、
強制的に処理1401から開始され、後は同様の処理を
繰り返すことになる。このとき、図15(3)のよう
に、メモリ125に格納するマルチ画面のマルチ画面識
別情報がCH1からCH2のように変わることになる。
【0171】また、マルチ画面番組選択モードに入っ
て、上記処理1401から処理1410までの処理を繰
り返して、マルチ画面をモニタ115に表示していると
き、ユーザがマルチ画面からカーソルを動かすなどして
番組を選択した場合、ホストCPU116は、メモリ1
25に格納されているマルチ画面のセルに対応したサー
ビス識別情報とマルチ画面識別情報を参照し、選択され
たセルと現在表示しているマルチ画面識別情報をもと
に、サービス識別情報を抜き出す。
【0172】これに同期して、選択回路121の出力に
は、MPEGデコーダ113からの信号を選択するよう
に制御する。トランスポート処理回路112では、この
サービス識別情報をもとに、サービス識別情報に該当す
るサービスの映像信号を抜き出し、抜き出された映像信
号は、MPEGデコーダ113にてデコードされ、選択
回路121、表示処理回路114を経て、モニタ115
に表示される。このようにして、マルチ画面から選択さ
れた番組がモニタ115に表示される。
【0173】なお、フレームメモリ120に保持されて
いる映像信号は、常にモニタ115に表示されている。
またメモリ124とメモリ125は、保持する情報の領
域を分けることにより同一のメモリで構成しても良い。
逆にメモリ125は、複数のメモリで構成しても良い。
【0174】図17に、リモコン及び受信機外部に付い
ているボタン等からのマルチ画面番組選択モードにおけ
る操作手順を示した。以下、図17にしたがって、マル
チ画面からのサービス選択の概略を示す。
【0175】ユーザは、マルチ画面からサービスを選択
するために、まず、マルチ画面番組選択モードへ切り換
える(操作1501)。その後、モニタ115には、図
6(1)に示すようなマルチ画面が表示される。マルチ
画面は、図6(3)に示すように、リモコンのキーを操
作することなどにより、別のマルチ画面に切り換えでき
る(操作1502)。
【0176】マルチ画面からの番組選択モードを抜ける
には、マルチ画面から1つのセル(番組)を選択し、サ
ービスを選択するか(操作1503)、マルチ画面番組
選択モード終了のキーを押す(操作1504)等をすれ
ば良い。
【0177】以上のように、メモリ124にユーザが過
去に選択したサービスのサービス識別情報を保持し、過
去にユーザが選択したサービスをマルチ画面表示すれ
ば、ユーザは、過去のサービス選択における履歴を知る
ことが出来、同時に、そのマルチ画面から選択すること
が出来る。
【0178】また、マルチ画面に表示するとき、図16
の処理1405にて、メモリ124からサービス識別情
報を取得するとき、以下の処理を付加することができ
る。
【0179】1つは、ホストCPU116は、図16の
処理1405において、メモリ124からサービス識別
情報を取得するとき、時間情報を参照し、サービス識別
情報を取得すれば、時系列にマルチ画面にサービスを表
示していくことが出来る。これにより、マルチ画面に、
過去選択したサービスを表示でき、サービスの選択が容
易になる。
【0180】2つ目として、ホストCPU116は、メ
モリ124に過去に選択したサービスを保持するとき、
サービスを選択した回数をサービス選択回数情報として
保持し、図16の処理1405にて、メモリ124から
サービス識別情報を取得するとき、サービス選択回数情
報を参照し、サービス識別情報を取得すれば、選択回数
に応じてマルチ画面にサービスを表示していくことが出
来る。これにより、よく選択するサービスをマルチ画面
として表示することが可能になり、サービスの選択が容
易になる。
【0181】3つ目として、ホストCPU116は、メ
モリ124からサービス識別情報を取得するとき、サー
ビス識別情報から中継器の識別情報を参照し、同一の中
継器のサービスから順にマルチ画面に表示するようにす
る。これにより、セルに動画を表示するとき、動画の動
きをスムーズに表示することが出来る。
【0182】送信側の情報に関わらず、ユーザが過去に
選択したサービスでマルチ画面を作成できるため、マル
チ画面に表示するサービスを限定でき、サービスの選択
が容易になる。
【0183】
【発明の効果】以上本発明によれば、送信状態に関わら
ず、マルチ画面の子画面として表示する各サービスを、
ユーザが選択しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタル放送受信機の第1の実施の
形態の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態におけるマルチ画面表示の処
理手順を示す図である。
【図3】マルチ画面とフレームメモリ120の領域の関
係を示す図である。
【図4】第1の実施の形態におけるメモリ122の保持
内容を示す図である。
【図5】第1の実施の形態におけるマルチ画面からサー
ビスを選択するときの操作手順を示す図である。
【図6】マルチ画面を表示するときの表示形態を示した
図である。
【図7】ジャンル情報の階層構造を示した図である。
【図8】本発明のディジタル放送受信機の第2の実施の
形態におけるメモリ122の保持内容を示した図であ
る。
【図9】第2の実施の形態におけるマルチ画面の表示形
態を示した図である。
【図10】本発明のディジタル放送受信機の第4の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図11】第4の実施の形態におけるメモリ118、メ
モリ123の保持内容を示した図である。
【図12】第4の実施の形態におけるマルチ画面表示の
処理手順を示す図である。
【図13】第4の実施の形態におけるマルチ画面からサ
ービスを選択するときの操作手順を示す図である。
【図14】本発明のディジタル放送受信機の第5の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図15】第5の実施の形態におけるメモリ124、メ
モリ125の保持内容を示した図である。
【図16】第5の実施の形態におけるマルチ画面表示の
処理手順を示す図である。
【図17】第5の実施の形態におけるマルチ画面からサ
ービスを選択するときの操作手順を示す図である。
【図18】従来のディジタル放送受信機の構成を示す図
である。
【符号の説明】
110・・・復調回路、111・・・誤り訂正回路、1
12・・・トランスポート処理回路、113・・・MP
EGデコーダ、114・・・表示処理回路、115・・
・モニタ、116・・・ホストCPU、117・・・受
光部、119・・・ダウンサンプリング処理回路、12
0・・・フレームメモリ、122・・・メモリ、118
・・・メモリ、123・・・メモリ、124・・・メモ
リ、125・・・メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣田 敦志 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内 (72)発明者 朝長 英一郎 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内 (72)発明者 工藤 司 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のサービスを多重したストリーム
    に、各サービスのジャンルを記述したジャンル情報を多
    重して伝送するディジタル放送を受信するディジタル放
    送受信機において、 前記ストリームから、ユーザが選択したジャンルと同一
    のジャンル情報に分類されるサービスの映像信号を、所
    定のタイミングで切り換えながら抽出する抽出手段と、 前記抽出された前記サービスの映像信号をダウンサンプ
    リングする手段と、 前記ダウンサンプリングされた前記サービスの映像信号
    を前記所定のタイミングで、サービス別に領域を変えて
    保持するフレームメモリ手段と、 前記フレームメモリ手段に保持された前記サービスの映
    像信号をマルチ画面として表示する表示手段とを具備し
    たことを特徴とするディジタル放送受信機。
  2. 【請求項2】 複数のサービスを多重したストリーム
    に、各サービスのジャンルを階層的に記述したジャンル
    情報を多重して伝送するディジタル放送を受信するディ
    ジタル放送受信機において、 前記ストリームから、ユーザが選択したジャンルと同一
    のジャンル情報に分類される前記各下位階層のサービス
    の映像信号を、所定のタイミングで切り換えながら抽出
    する抽出手段と、 前記抽出された前記サービスの映像信号をダウンサンプ
    リングするダウンサンプリング手段と、 前記ダウンサンプリングされた前記サービスの映像信号
    を前記所定のタイミングで、サービス別に領域を変えて
    保持するフレームメモリ手段と、 前記フレームメモリ手段に保持されたジャンルが同一で
    ある前記下位階層のサービスの映像信号を隣接するよう
    にマルチ表示する表示手段とを具備したことを特徴とす
    るディジタル放送受信機。
  3. 【請求項3】 前記抽出手段は、同一の中継器から優先
    的に前記サービスの映像信号を抽出することを特徴とす
    る請求項1または2に記載のディジタル放送受信機。
  4. 【請求項4】 複数のサービスを多重したストリームを
    伝送するディジタル放送を受信するディジタル放送受信
    機において、 ユーザがサービスのグループを選択したとき、そのグル
    ープに対応するグループ識別情報を出力する選択手段
    と、 前記グループ識別情報を第1の領域に保持し、前記選択
    手段からのグループ識別情報に該当するサービス識別情
    報を前記第1の領域から第2の領域に保持するメモリ手
    段と、 前記複数のサービスを多重した前記ストリームから、前
    記メモリ手段の前記第2の領域に保持されている前記サ
    ービス識別情報に該当するサービスの映像信号を、所定
    のタイミングで切り換えながら抽出する抽出手段と、 前記抽出された前記サービスの映像信号をダウンサンプ
    リングするダウンサンプリング手段と、 前記ダウンサンプリングされた前記サービスの映像信号
    を前記所定のタイミングで、サービス別に領域を変えて
    保持するフレームメモリ手段と、 前記フレームメモリ手段に保持された前記サービスの映
    像信号をマルチ面として表示する表示手段とを具備した
    ことを特徴とするディジタル放送受信機。
  5. 【請求項5】 前記メモリ手段は、前記第2の領域へ前
    記サービス識別情報を保持する際、前記各サービス識別
    情報に該当する前記サービスの映像信号の前記フレーム
    メモリへの格納位置を領域情報として入力し、前記サー
    ビス識別情報と関連付けて保持し、 前記フレームメモリ手段は、前記メモリ手段の前記第2
    の領域に保持されている前記領域情報に従って、前記前
    記ダウンサンプリングされた前記サービスの映像信号を
    保持することを特徴とする請求項4に記載のディジタル
    放送受信機。
  6. 【請求項6】 前記抽出手段は、同一の中継器から優先
    的に前記サービスの映像信号を抽出することを特徴とす
    る請求項4または5に記載のディジタル放送受信機。
  7. 【請求項7】 複数のサービスを多重したストリーム
    に、各サービスのジャンルを記述したジャンル情報を多
    重して伝送するディジタル放送を受信するディジタル放
    送受信機において、 過去にユーザが選択したサービスを識別するためのサー
    ビス識別情報を保持する第1のメモリ手段と、 前記第1のメモリ手段から前記サービス識別情報を入力
    し、保持する第2のメモリ手段と、 前記複数のサービスを多重した前記ストリームから、前
    記第2のメモリ手段に保持されている前記サービス識別
    情報に該当するサービスの映像信号を、所定のタイミン
    グで切り換えながら抽出する抽出手段と、 前記抽出された前記サービスの映像信号をダウンサンプ
    リングするダウンサンプリング手段と、 前記ダウンサンプリングされた前記サービスの映像信号
    を前記所定のタイミングで、サービス別に領域を変えて
    保持するフレームメモリ手段と、 前記フレームメモリに保持された前記サービスの映像信
    号をマルチ画面として表示する表示手段とを具備したこ
    とを特徴とするディジタル放送受信機。
  8. 【請求項8】 前記第1のメモリ手段は、過去にユーザ
    が選択したサービスを識別するためのサービス識別情報
    と、過去にユーザがサービスを選択した時間情報を関連
    付けて保持し、 前記第2のメモリ手段は、前記第1のメモリ手段から前
    記サービス識別情報を入力する際、前記時間情報を参照
    して前記サービス識別情報を保持し、 前記フレームメモリ手段は、前記時間情報を参照して前
    記第2のメモリに保持されている前記サービス識別情報
    に従って、前記ダウンサンプリングされた前記サービス
    の映像信号を保持し、 前記表示手段は、前記フレームメモリ手段に保持された
    前記サービスの映像信号を前記時間情報に従って時系列
    にマルチ表示することを特徴とする請求項16に記載の
    ディジタル放送受信機。
  9. 【請求項9】 前記第1のメモリ手段は、過去にユーザ
    が選択したサービスを識別するためのサービス識別情報
    と、過去にユーザがサービスを選択した回数情報を関連
    付けて保持し、 前記第2のメモリ手段は、前記第1のメモリ手段から前
    記サービス識別情報を入力する際、前記回数情報を参照
    して前記サービス識別情報を保持し、 前記フレームメモリ手段は、前記回数情報を参照して前
    記第2のメモリに保持されている前記サービス識別情報
    に従って、前記ダウンサンプリングされた前記サービス
    の映像信号を保持し、 前記表示手段は、前記フレームメモリ手段に保持された
    前記サービスの映像信号を前記回数情報に従ってにマル
    チ表示することを特徴とする請求項16に記載のディジ
    タル放送受信機。
  10. 【請求項10】 前記第2の抽出手段は、同一中継器か
    ら優先的に前記サービスの映像信号を抽出することを特
    徴とする請求項16乃至17のいずれかに記載のディジ
    タル放送受信機。
  11. 【請求項11】 前記第1のメモリと第2のメモリを同
    一メモリで構成することを特徴とする請求項16乃至1
    9のいずれかに記載のディジタル放送受信機。
  12. 【請求項12】 サービスの数が、前記マルチ画面の小
    画面の数以上存在した場合、前記フレームメモリ手段に
    書き込めない前記サービスがあることを前記表示手段に
    表示することを特徴とする請求項1、2、3、4、7の
    いずれかに記載のディジタル放送受信機。
  13. 【請求項13】 前記ダウンサンプリング手段の前記ダ
    ウンサンプリング時の縮小率が、前記マルチ画面として
    表示する小画面の数に応じて、制御されることを特徴と
    する請求項1、2、3、4、7のいずれかに記載のディ
    ジタル放送受信機。
  14. 【請求項14】 前記フレームメモリ手段が、サービス
    別に領域を変えて保持するために、前記ユーザが選択し
    た前記ジャンルと同一のジャンル情報に分類される前記
    各サービスを、前記各サービスが格納される前記フレー
    ムメモリ手段の前記各領域と関連つけて保持するメモリ
    手段と、 前記ユーザが前記ジャンルと前記マルチ画面の小画面を
    選択するための選択手段と、 前記メモリ手段に保持されている前記各領域に従って、
    前記各サービスを前記フレームメモリ手段に保持させ、
    前記選択手段が選択した小画面の前記サービスを、前記
    メモリ手段から特定して、前記抽出手段に前記ストリー
    ムの中から前記特定した前記サービスの映像信号を抽出
    させ、前記表示手段に前記マルチ画面に変え前記特定し
    た前記サービスの映像信号を表示させる制御手段を具備
    したことを特徴とする請求項1に記載のディジタル放送
    受信機。
  15. 【請求項15】 前記フレームメモリ手段が、サービス
    別に領域を変えて保持するために、前記ユーザが選択し
    た前記ジャンルと同一のジャンル情報に分類される前記
    各下位階層のサービスを、前記各サービスが格納される
    前記フレームメモリ手段の前記各領域と関連つけて保持
    するメモリ手段と、 前記ユーザが前記ジャンルと前記マルチ画面の小画面を
    選択するための選択手段と、 前記メモリ手段に保持されている前記各領域に従って、
    前記各サービスを前記フレームメモリ手段に保持させ、
    前記選択手段が選択した小画面の前記サービスを、前記
    メモリ手段から特定して、前記抽出手段に前記ストリー
    ムの中から前記特定した前記サービスの映像信号を抽出
    させ、前記表示手段に前記マルチ画面に変え前記特定し
    た前記サービスの映像信号を表示させる制御手段を具備
    したことを特徴とする請求項2に記載のディジタル放送
    受信機。
  16. 【請求項16】 前記選択手段が選択した小画面の前記
    サービス識別情報を、前記メモリ手段から特定して、前
    記抽出手段に前記ストリームの中から前記特定した前記
    サービス識別情報に該当するサービスの映像信号を抽出
    させ、前記表示手段に前記マルチ画面に変え前記抽出さ
    れた前記サービスの映像信号を表示させる制御手段を具
    備したことを特徴とする請求項4に記載のディジタル放
    送受信機。
  17. 【請求項17】 前記フレームメモリ手段が、サービス
    別に領域を変えて保持するために、前記第2のメモリ手
    段は、前記サービス識別情報を、前記各サービス識別情
    報が格納される前記フレームメモリ手段の前記各領域と
    関連付けて保持し、 前記ユーザが前記マルチ画面の小画面を選択するための
    選択手段と、 前記選択手段が選択した小画面の前記サービス識別情報
    を、前記第2のメモリ手段から特定して、前記抽出手段
    に前記ストリームの中から前記特定した前記サービス識
    別情報に該当する前記サービスの映像信号を抽出させ、
    前記表示手段に前記マルチ画面に変え前記特定した前記
    サービス識別情報に該当する前記サービスの映像信号を
    表示させる制御手段とを具備したことを特徴とする請求
    項7に記載のディジタル放送受信機。
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