JPH10326277A - 翻訳サービス提供方法及び翻訳サービスシステム - Google Patents

翻訳サービス提供方法及び翻訳サービスシステム

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JPH10326277A
JPH10326277A JP10061364A JP6136498A JPH10326277A JP H10326277 A JPH10326277 A JP H10326277A JP 10061364 A JP10061364 A JP 10061364A JP 6136498 A JP6136498 A JP 6136498A JP H10326277 A JPH10326277 A JP H10326277A
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Akira Kumano
明 熊野
Keisuke Nakayama
中山  圭介
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1つの翻訳要求を次回以降の再翻訳要求や別の
翻訳要求に有効に活用し得る環境をユーザに提供可能な
翻訳サービス提供方法及び翻訳サービスシステムの提
供。 【解決手段】少なくとも第1言語の文書を含む翻訳要求
を受信する。その翻訳要求に訳語指定がある場合には該
訳語指定に基づいて、受信した第1言語の文書を所定の
第2言語の文書に翻訳するとともに、受信した第1言語
の文書に含まれる語句のうち、十分な翻訳ができない可
能性のある用語を抽出する。その翻訳結果および/また
はその抽出された用語をユーザに提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットな
どのネットワークを利用して送られたテキストを機械翻
訳してユーザに返送する翻訳サービス提供方法及び翻訳
サービスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットなどのネットワーク環境
の普及に伴い、ネットワークを利用してユーザから文書
を受信し、その内容を機械翻訳して訳文をユーザに返送
する「翻訳サービス」が提供され始めている。これらの
多くは、ユーザ端末からの原文を、いくつかのパラメー
タ(訳文の文体、使用する専門用語辞書、翻訳の環境を
指示する項目など)に基づいて翻訳した結果をそのまま
ユーザ端末に返送するものである。このため、ユーザが
原文を一部修正して翻訳しようとする際、あるいはパラ
メータを一部変更して翻訳しようとする際には、新たに
原文、パラメータなどの全情報を送信する必要があっ
た。
【0003】また、翻訳サービスのなかには、テキスト
中の用語に対してユーザが予め訳語を指定して翻訳でき
るものもある。この場合も、訳語の指定内容は翻訳サー
ビスへのアクセス毎にまったく独立であり、用語と訳語
の管理はユーザに任されたままであった。
【0004】従って、ユーザが満足のいく翻訳文を手に
入れるためには、前回の翻訳で不都合のあった原文ある
いはパラメータなどを適宜修正して、試行錯誤的に再翻
訳を何回も繰り返さなければないことが多々あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の翻
訳サービスでは、サービスを利用するセッションがすべ
て独立のものであり、前回の翻訳要求を通じて再翻訳要
求の内容をより効果的に修正するなどの利用はできなか
った。
【0006】本発明の目的は、1つの翻訳要求を次回以
降の再翻訳要求や別の翻訳要求に有効に活用し得る環境
をユーザに提供可能な翻訳サービス提供方法及び翻訳サ
ービスシステムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の翻訳サービス提
供方法では、少なくとも第1言語の文書を含む翻訳要求
を受信する。その翻訳要求に訳語指定がある場合には該
訳語指定に基づいて、受信した第1言語の文書を所定の
第2言語の文書に翻訳するとともに、受信した第1言語
の文書に含まれる語句のうち、十分な翻訳ができない可
能性のある用語を抽出する。そして、その翻訳結果およ
び/またはその抽出された用語をユーザに提示する。
【0008】また、前記抽出された用語の中から選択さ
れた用語を修正訳語指定として用いて、再翻訳を実行し
てもよい。
【0009】本発明の別の翻訳サービス提供方法では、
少なくとも第1言語の文書を含む要求であって、十分な
翻訳ができない可能性のある用語を抽出する要求を受信
する。受信した第1言語の文書に含まれる語句のうち、
十分な翻訳ができない可能性のある用語を抽出する。そ
の抽出された用語をユーザに提示する。
【0010】好ましくは、電子メールで前記要求が受信
される。
【0011】好ましくは、WWWページで前記要求が受
信される。
【0012】好ましくは、ユーザに提示するために、前
記結果は電子メールで送信される。
【0013】好ましくは、ユーザに提示するために、前
記結果はWWWページで発信される。
【0014】本発明の翻訳サービスシステムは、要求受
信手段と、翻訳手段と、用語抽出手段と、提示手段とを
有する。要求受信手段は、少なくとも第1言語の文書を
含む翻訳要求を受信する。翻訳手段は、前記翻訳要求に
訳語指定がある場合には該訳語指定に基づいて、受信し
た第1言語の文書を所定の第2言語の文書に翻訳する。
用語抽出手段は、受信した第1言語の文書に含まれる語
句のうち、十分な翻訳ができない可能性のある用語を抽
出する。提示手段は、前記翻訳手段による翻訳結果及び
/又は前記用語抽出手段による用語抽出結果をユーザに
提示する。
【0015】また本発明の別の翻訳サービスシステム
は、要求受信手段と、用語抽出手段と、提示手段とを有
する。要求受信手段は、少なくとも第1言語の文書を含
む要求であって、十分な翻訳ができない可能性のある用
語を抽出する要求を受信する。用語抽出手段は、受信し
た第1言語の文書に含まれる語句のうち、十分な翻訳が
できない可能性のある用語を抽出する。提示手段は、前
記用語抽出手段による用語抽出結果をユーザに提示す
る。
【0016】好ましくは、前記要求受信手段は、電子メ
ールで翻訳要求を受信するようにしても良い。
【0017】好ましくは、前記要求受信手段は、WWW
ページで翻訳要求を受信するようにしても良い。
【0018】好ましくは、前記提示手段は、結果を電子
メールで送信するようにしても良い。
【0019】好ましくは、前記提示手段は、翻訳をWW
Wページで発信するようにしても良い。
【0020】本発明のコンピュータ読み取り可能な記録
媒体には、少なくとも第1言語の文書を含む翻訳要求を
受信する手順と、前記翻訳要求に訳語指定がある場合に
は該訳語指定に基づいて、受信した第1言語の文書を所
定の第2言語の文書に翻訳するとともに、受信した第1
言語の文書に含まれる語句のうち、十分な翻訳ができな
い可能性のある用語を抽出する手順と、前記翻訳結果お
よび/または前記抽出された用語をユーザに提示する手
順と、をコンピュータに実行させるプログラムが記録さ
れている。
【0021】本発明の別のコンピュータ読み取り可能な
記録媒体には、少なくとも第1言語の文書を含む要求で
あって、十分な翻訳ができない可能性のある用語を抽出
する要求を受信する手順と、受信した第1言語の文書に
含まれる語句のうち、十分な翻訳ができない可能性のあ
る用語を抽出する手順と、前記抽出された用語をユーザ
に提示する手順と、をコンピュータに実行させるプログ
ラムが記録されている。
【0022】ここで、用語抽出において、十分な翻訳が
できない可能性のある用語を抽出する方法としては、例
えば、原文中に含まれている語句の中で、文書にとって
重要な意味を持っていると推定されたが、翻訳用辞書に
その語句が見出し語として登録されていない、あるいは
訳語指定されていないものをリストアップする方法であ
る。文書にとって重要な意味を持っていると判断する根
拠は、例えば、文書中に現れる回数(頻度)が多いこと
などを利用することができる。
【0023】例えば、原文中に「名詞+名詞」の形であ
る“service provider”という語句が
18回、“serial bus”という語句が13回
現れたが、いずれも複合語としての見出しが翻訳辞書に
なかったために、構成語の訳を組み合わせて、「サービ
ス提供者」「連続バス」という訳語として扱われること
をユーザに提示する。
【0024】あるいは原文中に、“hostname”
という語句が10回現れたが、見出し語として翻訳辞書
になかったために、英語のまま、「hostname」
という訳語として扱われることをユーザに提示する。
【0025】ユーザは、この用語抽出結果を参照するこ
とにより、“service provider”に対
して「サービスプロバイダ」、“serial bu
s”に対して「シリアルバス」、“hostname”
に対して「ホスト名」の訳語を指定することにより、再
翻訳において容易により適切な訳文を得られることがわ
かる。
【0026】本発明によれば、サービスを利用するセッ
ション間で関連を利用することができ、例えば、前回の
翻訳要求を参照して今回の再翻訳要求を行うような利
用、今回の翻訳結果を別の原文に係る翻訳要求に役立て
るような利用が可能になる。
【0027】この結果、ユーザはより少ない手順・時
間、したがってより少ない費用で満足のいく翻訳文を手
に入れることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。
【0029】なお、本実施形態では英語を日本語に翻訳
する英日翻訳サービスを例にとって説明するが、もちろ
ん本発明は日本語を英語に翻訳する日英翻訳サービス、
その他の種々の言語を他の言語に翻訳する翻訳サービス
の場合にも同様に適用することができる。
【0030】図1は本発明の一実施形態に係る翻訳サー
ビスシステムの構成を示すブロック図である。
【0031】図1に示されるように、本実施形態に係る
翻訳サービスシステムは、翻訳要求受信部101、翻訳
サービス管理部102、翻訳エンジン103、翻訳サー
ビスデータベース104、翻訳結果提示部105を備え
ている。
【0032】翻訳要求受信部101は、インターネット
などの通信手段を通じて、原文・パラメータなどの翻訳
要求内容を受け取るものである。翻訳要求は、例えば、
電子メールなどにより行われる。
【0033】翻訳サービス管理部102は、翻訳要求を
管理するものである。より具体的には、ジョブ管理、文
書管理などを行う。ジョブ管理とは、ユーザからの翻訳
要求ごとに、ユーザ情報、翻訳要求時刻、翻訳要求方法
などを、翻訳サービスデータベース104に記録し、必
要に応じて更新する。ユーザ情報とは、ユーザ名、ユー
ザID、電子メールアドレス、もしくはこれらのうち複
数のものをいう。翻訳要求方法とは、電子メール、WW
Wページなどをいう。文書管理とは、ジョブごとに、原
文、翻訳パラメータ、訳文、用語抽出結果などを、翻訳
サービスデータベース104に記録し、必要に応じて更
新するものである。翻訳パラメータとは、例えば、訳文
の文体の指定、訳語指定、専門用語辞書の指定などをい
う。
【0034】翻訳エンジン103は、翻訳サービス管理
部102から送られてくる内容にしたがって、原文を機
械翻訳してその結果を出力する。機械翻訳の方法は特に
限定されるものではなく、知られている方法のいずれを
用いても良い。
【0035】なお、訳語指定のある場合は、その内容を
ユーザ辞書に登録して、標準辞書、専門用語辞書と共に
使用する。専門用語辞書は、指定のあったときのみ使用
する。あるいは訳文中の各訳語に入力英単語との対応が
内在している場合は、訳語指定された見出し語に対応す
る訳語を、すべて指定された訳語に置換する。
【0036】翻訳サービスデータベース104には、翻
訳要求の原文、翻訳結果の訳文などが、一時的あるいは
長期的に保存される。
【0037】翻訳結果提示部105は、翻訳サービスデ
ータベース104に蓄えられた翻訳結果をユーザに提示
する。翻訳結果の提示は、例えば、電子メールなどによ
り行われる。
【0038】なお、本発明の翻訳サービスシステムは、
1台の計算機で実現しても良いし、複数台の計算機に分
散させて実現しても良い。
【0039】図2は、本実施形態の翻訳サービスシステ
ムの処理手順を示すフローチャートである。以下では、
英語のテキストを日本語に翻訳する「英日翻訳」の例で
説明を行う。
【0040】最初のステップS1では、翻訳要求受信部
101で、翻訳要求を1つ受信して取り出し、制御信号
を翻訳サービス管理部102に移す。
【0041】次のステップS2では、図3に示すよう
に、翻訳要求の内容から、原文、翻訳オプション、訳語
指定の各情報を取り出す。翻訳オプションとは、翻訳環
境の設定であって、訳文の文体の指定、専門用語辞書の
指定などをいう。
【0042】ステップS3では、ステップS2で取り出
した原文、翻訳オプション、訳語指定を、翻訳サービス
データベース104に書き出し、翻訳サービスデータベ
ースを更新する。
【0043】ステップS4では、翻訳サービスデータベ
ース104中の原文、翻訳オプション、訳語指定を参照
して、翻訳エンジン103によって、機械翻訳を行う。
このとき、翻訳結果を得るだけでなく、用語抽出も行
う。この用語抽出の方法は良く知られていて、例えば、
U.S.P.5,579,224 号に記載されている。
【0044】ステップS5では、ステップS4で出力し
た、訳文、用語抽出情報を、翻訳サービスデータベース
104に書き出し、翻訳サービスデータベースを更新す
る。
【0045】ステップS6では、翻訳結果として、図4
に示すように、訳文・用語抽出情報を、原文、訳語指定
及びオプションと共に送信する。
【0046】図5は、翻訳要求を指示する電子メールの
一例である。
【0047】冒頭のタグ記述「<EJTRANS_EN
VIRON> # 環境設定 ここから」からタグ記述
「</EJTRANS_ENVIRON> # 環境設
定ここまで」までは、訳文の文体(Style)や、専
門用語辞書の分野(Techdic)などの翻訳パラメ
ータ指定を示す部分である。この例では、文体に「常体
(である調=normal)」、専門用語辞書に「情報
(information)」を指定している。
【0048】続くタグ記述「<EJTRANS_TER
MS> # 訳語指定 ここから」からタグ記述「</
EJTRANS_TERMS> # 訳語指定 ここま
で」までは、訳語指定の内容を示す部分である。
【0049】その次のタグ記述「<SRC_ENGLI
SH> # 原文 ここから」からタグ記述「</SR
C_ENGLISH> # 原文 ここまで」までは、
英語の原文である。
【0050】図6は、本実施形態における訳語指定内容
の一例である。
【0051】訳語の指定は、テキスト中にある新語(翻
訳サービシステムの標準の辞書に含まれていない見出し
語)に対して訳語を指定する場合(例えば、“Open
Windows”に対して「オープンウィンドウ」とい
う訳語、“plug in”に対して「プラグイン」と
いう訳語)の他、一般の語(翻訳サービシステムの標準
の辞書に標準の訳語とともに登録されている見出し語)
に対しても標準の訳語以外の訳語を指定したい場合(例
えば“software”に対して「ソフトウェア」で
はなく「ソフト」という訳語、“installati
on”に対して「設置」ではなく「インストール」とい
う訳語)にも利用するものである。
【0052】図6の例では、見出し語(英語)と訳語
(日本語)を「=」で区切っているが、見出し語と訳語
の対が明確ならば、他の形式を用いても良い。
【0053】図7は、本実施形態における用語抽出結果
の一例である。
【0054】用語抽出とは、原文中に含まれている語句
の中で、文書にとって重要な意味を持っていると推定さ
れたが、翻訳用辞書にその語句が見出し語として登録さ
れていない、あるいは訳語指定されていないものをリス
トアップする機能である。
【0055】文書にとって重要な意味を持っていると判
断する根拠は、文書中に現れる回数(頻度)が多いこと
などを利用することができる。
【0056】図7の最初の2つの例では、原文(英文)
中に、“service provider”という語
句が18回、“serial bus”という語句が1
3回現れたが、いずれも複合語としての見出しが翻訳辞
書になかったために、構成語の訳を組み合わせて、「サ
ービス提供者」「連続バス」という訳語を出力したこと
を示している。
【0057】最後の例では、原文(英文)中に、“ho
stname”という語句が10回現れたが、見出し語
として翻訳辞書になかったために、英語のまま、「ho
stname」という訳語を出力したことを示してい
る。
【0058】ユーザは、この抽出結果を参照することに
より、これまでの訳語指定内容に、図8の内容を追加し
て再翻訳すると、“service provide
r”に対して「サービスプロバイダ」、“serial
bus”に対して「シリアルバス」、“hostna
me”に対して「ホスト名」の訳語が使われて、より適
切な訳文を得られることがわかる。
【0059】図9、図10は、本実施形態において翻訳
結果を返送する電子メールの一例である。
【0060】冒頭のタグ記述「<EJTRANS_RE
SULT> # 翻訳結果 ここから」からタグ記述
「</EJTRANS_RESULT> # 翻訳結果
ここまで」までは、入力原文とその訳文を交互に提示
した部分である。
【0061】続くタグ記述「</TERM_EXTRA
CT> # 用語抽出結果 ここから」からタグ記述
「</TERM_EXTRACT> # 用語抽出結果
ここまで」までは、用語抽出結果とその現状での訳語
を示した部分である。
【0062】さらに続くタグ記述「<EJTRANS_
ENVIRON> # 環境設定ここから」からタグ記
述「</EJTRANS_ENVIRON> # 環境
設定 ここまで」までは、翻訳要求時に指定した翻訳パ
ラメータを再表示する部分である。
【0063】その次のタグ記述「<EJTRANS_T
ERMS> # 訳語指定 ここから」からタグ記述
「</EJTRANS_TERMS> # 訳語指定
ここまで」までは、翻訳要求時に指定した訳語指定の内
容を再表示する部分である。
【0064】以上の翻訳サービスの要旨を図11に示
す。ユーザーはまず原文、指定訳語とオプションを含む
翻訳要求Aをサーバーに送る。サーバーでは翻訳と用語
抽出を行ない、その翻訳結果Bを得る。そしてサーバー
はその翻訳結果Bをユーザーに送信する。ユーザーは翻
訳結果Bの抽出用語を参照して、指定訳語を修正し、修
正された翻訳要求B’をサーバーに送る。サーバーで修
正翻訳要求B’を受信して、再翻訳を行ない、再翻訳結
果Cを得る。サーバーは、この再翻訳結果Cをユーザー
に送信する。必要あれば、ユーザーは再抽出用語を基
に、修正指定訳語を再修正して、再び再修正翻訳要求を
サーバーに送り、新たな翻訳結果を得る。ユーザーはこ
の手順を繰り返して、満足のゆく翻訳を得ることができ
る。
【0065】ところで、上記では翻訳要求に電子メール
を利用したが、Webページを利用することも可能であ
る。
【0066】図12に翻訳要求を受付けるためのWeb
ページの一例を示す。
【0067】ここでは、翻訳結果を返送する電子メール
アドレスの他、翻訳パラメータとして、使用する専門用
語辞書、訳文の文体、訳語指定情報とともに、原文を入
力できるようになっている。そして、図12においてユ
ーザが必要事項を入力し、「翻訳要求」ボタンを押す
と、入力された情報が翻訳サービスシステムに送信され
るようになっている。
【0068】このページのインタフェースは例えばCG
I(Common GatewayInterfac
e)を使って実現できる。なお、CGIについては、例
えば文献「HTML&CGI入門」笹木望、太田昌宏、
藤崎真美 共著(エーアイ出版、1996/4/26発
行)に詳しく説明されている。
【0069】この場合、例えば、ユーザがWWWブラウ
ザを用いて翻訳サービスシステムのWWWサーバにアク
セスすると、該WWWサーバがWWWページデータベー
スから図12のページのデータを取り出し、そのデータ
がユーザ端末に転送され、例えば図12のようにユーザ
が使用中のWWWブラウザ上に表示される。そして、ユ
ーザが翻訳パラメータや原文などを入力して「翻訳要
求」ボタンを押すと、ユーザが入力した情報がユーザの
計算機上のWWWブラウザからWWWサーバに送られ
る。そして、WWWサーバは、WWWブラウザから送ら
れてきた情報をCGIデコーダを用いて処理し、ユーザ
が入力した情報を得ることができる。
【0070】また、上記した実施形態では、翻訳結果返
送に電子メールを利用したが、翻訳結果返送にWebペ
ージを用いることも可能である。
【0071】図13に翻訳結果を表示するためのWeb
ページの一例を示す。
【0072】ここでは、翻訳結果を原文と訳文のペアで
表示しており、用語抽出結果を別のウィンドウに表示し
ている。本例では、必要に応じて、翻訳結果をダウンロ
ードあるいは削除できるような構成にしてある。
【0073】このページのインタフェースは翻訳要求と
同様に例えばCGIを使って実現できる。
【0074】この場合、例えば、WWWサーバがWWW
ページデータベースから図13のページのデータを取り
出し、これに翻訳結果等を付加して、ユーザ端末に転送
し、例えば図13のようにユーザが使用中のWWWブラ
ウザ上に表示される。
【0075】なお、図9、図10の例では翻訳結果は原
文と訳文の交互表示になっているが、翻訳結果として訳
文だけ返送するようにしても良い。
【0076】また、翻訳する言語は、ドイツ語から日本
語など、他の言語間で行っても良く、日本語から英語な
ど、逆方向でも構わない。
【0077】さらに、翻訳要求を受け付ける通信手段
は、インターネットだけでなく、イントラネットあるい
はLANなどでも構わない。
【0078】訳語指定内容は、単に見出し語とその訳語
の対だけではなく、共起する語を条件にして訳語を指定
することもできる。例えば、動詞“remove”の訳
語を、目的語が“cover”または“pin”のとき
に「外す」と指定するために、 remove(cover,pin)=外す なる訳語指定の記述を行っても良い。この場合、訳し分
け知識としてユーザ辞書に登録することで、実現でき
る。
【0079】また、本翻訳サービスシステムにより、翻
訳はせずに用語抽出を行うサービスを提供することもで
きる。この場合の処理フローを図14に示す。
【0080】基本的な構成・動作は、図2の実施例と同
様であるが、翻訳処理が用語抽出に置き換わっている点
が図2のフローとは異なっている。用語抽出に必要な最
低限の構文解析等のみが行なわれる。用語抽出要求を指
示する電子メールは、図5に例示したものと同様のもの
でも良い。
【0081】用語抽出結果を返送する電子メールは、例
えば、図9、図10に例示したものから、タグ記述「<
EJTRANS_RESULT> # 翻訳結果 ここ
から」からタグ記述「</EJTRANS_RESUL
T> # 翻訳結果 ここまで」までの入力原文と訳文
の部分を省略したものとなる。
【0082】用語抽出要求を受付けるためのWebペー
ジは、図12に例示してある。「翻訳要求」のボタンに
加えて、「用語抽出」の指示ボタンが設けられている。
この「用語抽出」のボタンを押すことにより、所望の抽
出結果を得ることができる。
【0083】処理結果を表示するためのWebページ
は、例えば、図15に示すように、図13から「翻訳結
果」の部分を省略したものとなる。
【0084】なお、常に、翻訳結果に加えて用語抽出結
果も提示するようにしても良いし、ユーザが用語抽出を
要求した場合にのみ翻訳と用語抽出を行うようにしても
良い。また、ユーザが、(1)翻訳結果と用語抽出結果
の両方を提供するサービス、(2)翻訳のみのサービ
ス、(3)用語抽出のみのサービスのうちから所望のも
のを選択できるようにしても良い。なお、用語抽出のみ
行う場合には、用語抽出に必要な最低限の構文解析等の
みを行うようにすれば良い。
【0085】なお、以上の各機能は、ソフトウェアとし
ても実現可能である。また、上記した各手順あるいは手
段をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
した機械読取り可能な媒体として実施することもでき
る。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、サービスを利用するセ
ッション間で関連を利用することができ、例えば、前回
の翻訳要求を参照して今回の再翻訳要求を行うような利
用、今回の翻訳結果を別の原文に係る翻訳要求に役立て
るような利用が可能になる。
【0087】この結果、ユーザはより少ない手順・時
間、したがってより少ない費用で満足のいく翻訳文を手
に入れることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る翻訳サービスシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】同実施形態に係る翻訳サービスシステムの処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】翻訳要求を示す図である。
【図4】翻訳結果を示す図である。
【図5】翻訳要求メールの一例を示す図である。
【図6】訳語指定内容の一例を示す図である。
【図7】用語抽出結果の一例を示す図である。
【図8】追加する訳語指定内容の一例を示す図である。
【図9】翻訳結果返送メールの一例を示す図である。
【図10】図9の続きであり、翻訳結果返送メールの一
例を示す図である。
【図11】本発明の翻訳サービスの概要を示す図であ
る。
【図12】翻訳要求を受け付けるWebページの一例を
示す図である。
【図13】翻訳結果を表示するWebページの一例を示
す図である。
【図14】本発明の別の実施態様に係る翻訳サービスの
フローチャートである。
【図15】図14の翻訳サービスにより得られる結果を
示す図である。
【符号の説明】
101…翻訳要求受信部 102…翻訳サービス管理部 103…翻訳エンジン 104…翻訳サービスデータベース 105…翻訳結果提示部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも第1言語の文書を含む翻訳要求
    を受信し、 前記翻訳要求に訳語指定がある場合には該訳語指定に基
    づいて、受信した第1言語の文書を所定の第2言語の文
    書に翻訳するとともに、受信した第1言語の文書に含ま
    れる語句のうち、十分な翻訳ができない可能性のある用
    語を抽出し、 前記翻訳結果および/または前記抽出された用語をユー
    ザに提示することを特徴とする翻訳サービス提供方法。
  2. 【請求項2】少なくとも第1言語の文書を含む要求であ
    って、十分な翻訳ができない可能性のある用語を抽出す
    る要求を受信し、 受信した第1言語の文書に含まれる語句のうち、十分な
    翻訳ができない可能性のある用語を抽出し、 前記抽出された用語をユーザに提示することを特徴とす
    る翻訳サービス提供方法。
  3. 【請求項3】少なくとも第1言語の文書を含む翻訳要求
    を受信する要求受信手段と、 前記翻訳要求に訳語指定がある場合には該訳語指定に基
    づいて、受信した第1言語の文書を所定の第2言語の文
    書に翻訳する翻訳手段と、 受信した第1言語の文書に含まれる語句のうち、十分な
    翻訳ができない可能性のある用語を抽出する用語抽出手
    段と、 前記翻訳手段による翻訳結果及び/又は前記用語抽出手
    段による用語抽出結果をユーザに提示する提示手段とを
    備えたことを特徴とする翻訳サービスシステム。
  4. 【請求項4】少なくとも第1言語の文書を含む要求であ
    って、十分な翻訳ができない可能性のある用語を抽出す
    る要求を受信する要求受信手段と、 受信した第1言語の文書に含まれる語句のうち、十分な
    翻訳ができない可能性のある用語を抽出する用語抽出手
    段と、 前記用語抽出手段による用語抽出結果をユーザに提示す
    る提示手段とを備えたことを特徴とする翻訳サービスシ
    ステム。
  5. 【請求項5】少なくとも第1言語の文書を含む翻訳要求
    を受信する手順と、 前記翻訳要求に訳語指定がある場合には該訳語指定に基
    づいて、受信した第1言語の文書を所定の第2言語の文
    書に翻訳するとともに、受信した第1言語の文書に含ま
    れる語句のうち、十分な翻訳ができない可能性のある用
    語を抽出する手順と、 前記翻訳結果および/または前記抽出された用語をユー
    ザに提示する手順と、 をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】少なくとも第1言語の文書を含む要求であ
    って、十分な翻訳ができない可能性のある用語を抽出す
    る要求を受信する手順と、 受信した第1言語の文書に含まれる語句のうち、十分な
    翻訳ができない可能性のある用語を抽出する手順と、 前記抽出された用語をユーザに提示する手順と、 をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
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