JPH1032554A - 伝送/中継装置の信号処理回路 - Google Patents

伝送/中継装置の信号処理回路

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JPH1032554A
JPH1032554A JP18474796A JP18474796A JPH1032554A JP H1032554 A JPH1032554 A JP H1032554A JP 18474796 A JP18474796 A JP 18474796A JP 18474796 A JP18474796 A JP 18474796A JP H1032554 A JPH1032554 A JP H1032554A
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JP
Japan
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signal
pointer
signals
transmission
processing circuit
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Withdrawn
Application number
JP18474796A
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English (en)
Inventor
Koichi Tsuchiya
耕一 土屋
Shiyouji Kudou
升嗣 工藤
Mitsuru Kurabe
充 倉部
Kensaburo Nanba
謙三郎 難波
Eiki Saito
栄樹 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は回路規模を小型することができる伝送
/中継装置の信号処理回路を提供することを目的とす
る。 【解決手段】国際電気通信連合規定のSTM−1信号を
構成する1個の第1信号又は第1信号と合計が同等とな
る独立したn個の第2信号の双方を処理する回路であっ
て、STM−1信号をフレーム検出した後、分岐手段5
0でn個の第2信号数と同数に分岐し、n個の分岐信号
の各信号種別及び情報の先頭を示す受信ポインタを検出
し、判定手段54で、n個の受信ポインタの配列を予め
定められた第1信号及び第2信号を規定するポインタ配
列と比較して第1及び第2信号の何れかを判定し、第2
信号と判定の際に第1〜第n信号処理手段51,52,
53が手段50の出力分岐信号の個々に送信ポインタを
付加して出力し、第1信号と判定の際にn個の分岐信号
の先頭信号に送信ポインタを付加し、他の信号を先頭信
号に従属させて出力するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は伝送/中継装置の信
号処理回路に関する。この伝送/中継装置の信号処理回
路は、ITU−T(国際電気通信連合)で勧告されるN
NI(Network Node Interface)に従う信号処理を行うも
のである。ITU−Tにおいては、150Mbpsの信号を
STM(Synchronous Transfer Mode)−1の信号フレー
ムフォーマットの1つであるとし、これらの信号処理上
の規定が勧告されている。
【0002】図11に符号10で示すようにSTM−1
信号のフォーマットは、9行×270列となっており、
情報の先頭を示すAU(Admistrative Unit) ポインタバ
イト11と、これ以降の情報から構成されている。ま
た、STM−1信号10は、符号13で示す1つのAU
−4信号、又は14,15,16で示す3つの独立した
AU−3信号の何れかで構成されている。
【0003】但し、AU−4信号13は9行×270列
であり、9列のAUポインタバイト18と、261列の
情報19とから構成されている。AU−3信号14,1
5,16の各々は、AU−3信号14に代表して示すよ
うに1列のAUポインタバイト20と、87列の情報2
1とから構成されている。
【0004】一般に、これらの信号処理を行う場合は、
LSIデバイスの速度特性やノイズ等の問題上、各信号
をパラレル展開し、信号速度を落として処理することが
多々あるが、パラレル展開する分、回路規模が増大する
ため、回路規模を減少させる必要がある。
【0005】また、これと同様のことが、TUG(Tribu
tary Unit Group)−2の信号処理回路についても言え
る。図12に符号23で示すTUG−2信号は、情報の
先頭を示すTUポインタバイト24と情報25とが12
5μs間隔で4つ組み合わせて構成されており、これと
同構成である符号27で示すTU(Tributary Unit)−2
信号、又は、符号28,29,30,31で示す4つの
独立したTU−11信号に多重分離できる。各TU−1
1信号28,29,30,31も、TUG−2信号と同
様な時系列で構成されている。
【0006】
【従来の技術】図13に従来の伝送/中継装置における
STM−1信号処理回路のブロック構成図を示し、その
説明を行う。
【0007】この図13に示すSTM−1信号処理回路
は、伝送路から伝送されてきた155MbpsのSTM−1
信号41を6Mbpsの信号で処理するものであり、AU−
4信号の場合は24パラレル展開、AU−3信号の時は
1つのAU−3信号を8パラレル展開して信号処理を行
うものである。
【0008】このような処理を行うために、分周回路3
3と、AU−4処理回路34と、AU−3処理回路3
5,36,37と、AU−4/AU−3判断回路38
と、セレクタ39とを具備して構成されており、まず、
分周回路33が、150MbpsのSTM−1信号41を2
4分周して24個の6Mbpsの信号を出力し、この24個
の6Mbpsの信号がAU−4信号であればAU−4処理回
路34がそれを所定の処理を行ってセレクタ39へ出力
し、AU−3信号であれば、8個単位に、各AU−3処
理回路35,36,37が所定の処理を行って出力す
る。
【0009】また、AU−4/AU−3判断回路38
が、分周回路33の出力信号がAU−4信号であるかA
U−3信号であるかを判断し、AU−4信号であると判
断した場合にその判断結果信号をセレクタ39へ送出す
ることによってセレクタ39がAU−4処理回路34の
出力信号を選択し、これを図示せぬ後段回路へ装置内信
号40として送出する。AU−3信号であると判断され
た場合はセレクタ39がAU−3処理回路35,36,
37の出力信号を選択し、これを図示せぬ後段回路へ装
置内信号40として送出する。
【0010】STM−1信号処理回路が、TUG−2信
号処理回路である場合は、図13と同様な接続で、分周
回路、TU−2信号処理回路、TU−11信号処理回
路、及びTU−2/TU−11判定回路、及びセレクタ
とを具備して構成される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のSTM−1信号処理回路においては、AU−4処理
回路34及びAU−3処理回路35,36,37の両方
が必要となるので、回路規模が大きくなり、LSI化を
行う場合、そのデバイスが大きくなり、また回路が大規
模になればなるほどバグが増加するのでシミュレーショ
ン時間が増大するといった問題があった。これは、TU
G−2信号処理回路にも同様に当てはまる問題である。
【0012】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、回路規模を小型することができる伝送/中
継装置の信号処理回路を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理図を
示す。この図に示す伝送/中継装置の信号処理回路は、
国際電気通信連合で規定されたSTM−1信号を構成す
る1個の第1信号又は該第1信号と合計が同等となる独
立したn個の第2信号の双方を処理するものであり、本
発明の特徴は、STM−1信号をフレーム検出した後、
n個の第2信号数と同数に分岐する分岐手段50と、分
岐手段50から出力されるn個の分岐信号の各々に含ま
れる信号種別及び情報の先頭を示す受信ポインタを検出
し、このn個の受信ポインタの配列と予め定められた第
1信号及び第2信号を示すポインタ配列と比較して第1
及び第2信号の何れであるかを判定する判定手段54
と、判定手段54が第2信号であると判定した場合に、
分岐手段50から出力されるn個の分岐信号の個々に送
信ポインタを付加して出力し、第1信号であると判定し
た場合に、分岐手段50から出力されるn個の分岐信号
の先頭信号に送信ポインタを付加し、他の信号を先頭信
号に従属させて出力するマスタ/スレーブ関係にある第
1〜第n信号処理手段51,52,53とを具備して構
成したことにある。
【0014】このような構成によれば、n個の第2信号
を処理する第1〜第n信号処理手段51,52,53で
第1信号も処理できるので、従来必要であった第1信号
処理手段を省ける分、回路全体の規模を大幅に縮小する
ことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図2は本発明の第1実施形
態による伝送/中継装置のSTM−1信号処理回路のブ
ロック構成図である。
【0016】図2において、符号50はパラレル展開
部、51は第1AU−3信号処理回路、52は第2AU
−3信号処理回路、53は第3AU−3信号処理回路、
54はAU−4/AU−3判定部である。また、パラレ
ル展開部50は、1/8分周部55と、STM−1フレ
ーム検出部56と、1/3分周部57とを具備して構成
されている。
【0017】第1AU−3信号処理回路51は、受信ポ
インタ処理部59と、ビットバッファ60と、エラステ
ィックストア61と、送信ポインタ処理部62とを具備
して構成されており、同様に、第2AU−3信号処理回
路52も、受信ポインタ処理部64と、ビットバッファ
65と、エラスティックストア66と、送信ポインタ処
理部67とを具備し、第3AU−3信号処理回路53
も、受信ポインタ処理部69と、ビットバッファ70
と、エラスティックストア71と、送信ポインタ処理部
72とを具備して構成されている。
【0018】ここで、パラレル展開部50に入力される
伝送路から伝送されてきた150MbpsのSTM−1信号
のフレームフォーマットを図3に示し、その説明を行
う。STM−1信号のフォーマットは、図11でも概略
を示したように、1フレームが9行×270列となって
おり、符号75で示す9行×9列の伝送路固有の情報伝
送に用いられるSOH(Section Overhead)と、76で示
す9行×261列の実質的な情報を示すペイロードとか
ら構成されている。
【0019】また、符号77で示すように、4行目の9
列に各々が3バイトから成るH1バイト、H2バイト、
及びH3バイトから構成されるAUポインタバイトが配
置されている。ここで、各H1〜H3の1バイト目を第
1チャネル、2バイト目を第2チャネル、3バイト目を
第3チャネルと呼ぶことにする。
【0020】このようなフレームフォーマットのSTM
−1信号74が入力されるパラレル展開部50の1/8
分周部55は、そのSTM−1信号74をバイト(8ビ
ット)アクセスするために1/8分周してSTM−1フ
レーム検出部56へ出力するものである。
【0021】STM−1フレーム検出部56は、その1
/8分周されたSTM−1信号の図3に示すフレームの
先頭のA1及びA2バイトを検出することによってフレ
ームの先頭を認識し、この認識したフレーム単位でST
M−1信号を1/3分周部57へ出力するものである。
【0022】1/3分周部57は、先に説明したチャネ
ル単位に信号処理を行うために150MbpsのSTM−1
信号を1/3分周して各50Mbpsの3チャネルの信号に
変換して各AU−3信号処理回路51〜53へ出力する
ものである。
【0023】第1AU−3信号処理回路51の受信ポイ
ンタ処理部59は、第1チャネルの信号から図3に示す
AUポインタバイト77の第1チャネルのH1及びH2
バイトを認識し、これによってポインタが正常なポイン
タ(Valid Pointer) か、異常なポインタ(Invalid Point
er) かを検出し、また、AU−AIS(Alarm Indicatio
n Signal:警報表示信号)の検出と共に、後述で説明す
るコンカチネーション・インディケーション(CI)の
検出を行って、これらの検出結果をビットバッファ60
及びAU−4/AU−3判定部54へ出力する。これ
は、他の受信ポインタ処理部64,69においても第2
及び第3チャネルの信号について同様に行われる。
【0024】各チャネルのH1及びH2バイトを図4を
参照して説明する。図4に(a)で示す第1チャネルに
代表して符号79,80で示すH1及びH2バイトは、
符号81で示す4ビットのNDFフラグと、82で示す
2ビットのSSビットと、83で示す10ビットポイン
タとから構成される。
【0025】NDFフラグ81は、そのビット構成が
「1001」の場合にポインタ変更ありを示し、「01
10」の場合にポインタ変更なしを示す。また、H1及
びH2バイトが、(b)で示す第2及び第3チャネルに
符号85,86で示すような値、即ちNDFフラグが
「1001」、SSビットが「11」、10ビットポイ
ンタが「1111111111」の場合は、コンカチネ
ーション・インディケーションである。
【0026】このコンカチネーション・インディケーシ
ョンは、前のチャネルに連鎖することを示し、この図4
に示す場合、第1チャネルに、第2及び第3チャネルの
双方が連鎖することになる。このケースがAU−4信号
のポインタバイトである。この場合、第1チャネルの1
0ビットポインタ83は例えばVC(Virtual Containe
r) −4の先頭を示すものとなる。なお、H3バイト
は、データの位相吸収用のバイトである。
【0027】AU−4/AU−3判定部54は、各AU
−3信号処理回路51〜53から通知される検出結果よ
り、STM−1信号がAU−4信号かAU−3信号の何
れかで有るかを判定する。
【0028】この判定を行う場合は、例えば図5に符号
88で示すAUポインタバイトによる信号種別テーブル
を用いる。この信号種別テーブル88は、符号89で示
す行欄のように、第1チャネルがValid Pointer 、第2
及び第3チャネルがCIのパターンの場合が、前述で図
4に示したようにAU−4信号であることを示し、ま
た、90で示す行欄のように全てCIの場合は値がオー
バーしているか、NDFフラグが正しくないことを示す
Loss of Pointer の場合である。これ以外のパターンが
AU−3信号を示す。
【0029】そして、その信号種別テーブル88から判
定を行った結果である何れかの信号を示すAU−4/A
U−3処理制御信号を各AU−3信号処理回路51〜5
3の送信ポインタ処理部62,67,72へ出力するよ
うになっている。
【0030】次に、図2に示すビットバッファ60は、
受信ポインタ処理部59からの信号のジッタ等によるビ
ット擦れを吸収するものであり、また、エラスティック
ストア61は、伝送路側のクロック同期を装置内クロッ
ク同期に乗せ換えて送信ポインタ処理部62へ出力する
ものである。他のビットバッファ65,70及びエラス
ティックストア66,71も同様の処理を行う。
【0031】AU−4/AU−3判定部54から出力さ
れるAU−4/AU−3処理制御信号がAU−3処理制
御を示す場合、各ビットバッファ60,65,70,エ
ラスティックストア61,66,71は、独立に作動す
る。AU−4信号処理制御を示す場合、ビットバッファ
60,65,70,エラスティックストア61,66,
71は同じタイミングで作動する。
【0032】各送信ポインタ処理部62,67,72
は、VCの先頭位置を示す装置内のAUポインタバイト
を付加するものである。AU−4/AU−3判定部54
から出力されるAU−4/AU−3処理制御信号がAU
−3信号処理制御を示す場合、各送信ポインタ処理部6
2,67,72は、独立に作動し、各々AUポインタバ
イトを付加してAU−3信号として後段の装置内へ送出
する。
【0033】AU−4信号処理制御を示す場合、第1A
U−3信号処理回路51の送信ポインタ処理部62のみ
が、VC−4の先頭を示すAUポインタバイトを送出
し、残りの送信ポインタ処理部67,72は、AUポイ
ンタバイトをコンカチネーション・インディケーション
として、AU−3信号処理回路51〜53全体でAU−
4信号を後段の装置内へ送出する。
【0034】即ち、第1AU−3信号処理回路51の送
信ポインタ処理部62から出力されるAUポインタバイ
トに第2及び第3AU−3信号処理回路52,53の送
信ポインタ処理部67,72から出力される情報が連鎖
して送出されるようになっている。
【0035】このような構成の第1実施形態の伝送/中
継装置のSTM−1信号処理回路の動作を図6のフロー
チャートを参照して説明する。図6のステップS1にお
いて、伝送路からSTM−1信号74がパラレル展開部
50に入力されると、ステップS2において、1/8分
周部55が、STM−1信号74を1/8分周し、この
分周信号からステップS3において、STM−1フレー
ム検出部56が、STM−1信号のフレームの先頭のA
1及びA2バイトを検出し、ステップS4において、1
/3分周部57が、1/3分周して各チャネル毎に分離
し、各AU−3信号処理回路51〜53へ出力する。
【0036】ステップS5,S6,S7において、各A
U−3信号処理回路51〜53の受信ポインタ処理部5
9,64,69が、各チャネルの信号のH1及びH2バ
イトから正常/異常ポインタ、また、AU−AISの検
出と共に、コンカチネーション・インディケーションの
検出を行って、これらの検出結果をビットバッファ6
0,65,70及びAU−4/AU−3判定部54へ出
力する。
【0037】ここで第1AU−3信号処理回路51は、
ステップS8,S9,S10,S11において、ビット
バッファ60が、受信ポインタ処理部59からの信号の
ジッタ等によるビット擦れを吸収し、エラスティックス
トア61が、伝送路側のVCの先頭タイミングでデータ
を書き込んだ後、そのVCの先頭タイミングでデータを
読み出し、これを送信ポインタ処理部62がVCの先頭
位置を示す装置内のAUポインタバイトを付加してステ
ップS12において、AU−3信号として後段の装置内
へ送出する。
【0038】しかし、第2及び第3AU−3信号処理回
路52,53においては、第2AU−3信号処理回路5
2で代表して説明するように、AU−4/AU−3判定
部54から出力されるAU−4/AU−3処理制御信号
がAU−3処理制御を示す場合、ステップS13,S1
4,S15,S16において、先に説明したステップS
8,S9,S10,S11と同様の処理が行われる。
【0039】しかし、AU−4処理制御を示す場合、ス
テップS17において、ビットバッファ60が、受信ポ
インタ処理部59からの信号のジッタ等によるビット擦
れを吸収した後、ステップS18において、エラスティ
ックストア66が第1チャネルと同期タイミングでデー
タを書き込んだ後、ステップS19において、第1チャ
ネルと同期タイミングでデータを読み出し、これをステ
ップS20において、送信ポインタ処理部62が装置内
AUポインタバイトをコンカチネーション・インディケ
ーション表示で付加してステップS12において、AU
−3信号として後段の装置内へ送出する。
【0040】以上説明した第1実施形態によれば、従来
のようにAU−4信号専用の処理回路を設けなくて済む
ので、大幅に、回路を削減することができる。これによ
って、従来のように、LSI化を行う場合、そのデバイ
スが大きくなり、また回路が大規模になればなるほどバ
グが増加しシミュレーション時間が増大するといったこ
とがなくなる。また、AU−4処理回路及びAU−3信
号処理回路の一方が実質的な処理動作を行っている場合
に、他方が無駄な処理動作を行わなくなるので、その分
消費電力を低減することができる。
【0041】次に、第2実施形態を図7を参照して説明
する。図7において、符号100はパラレル展開部、1
01は第1TU−11信号処理回路、102は第2TU
−11信号処理回路、103は第3TU−11信号処理
回路、104はTU−2/TU−11判定部である。ま
た、パラレル展開部100は、1/4分周部106を具
備して構成されている。
【0042】第1TU−11信号処理回路101は、受
信ポインタ処理部107と、エラスティックストア10
8と、送信ポインタ処理部109とを具備して構成され
ており、同様に、第2TU−11信号処理回路102
も、受信ポインタ処理部110と、エラスティックスト
ア111と、送信ポインタ処理部112とを具備し、第
3TU−11信号処理回路103も、受信ポインタ処理
部113と、エラスティックストア114と、送信ポイ
ンタ処理部115とを具備し、第4TU−11信号処理
回路104も、受信ポインタ処理部116と、エラステ
ィックストア117と、送信ポインタ処理部118とを
具備して構成されている。
【0043】パラレル展開部100の1/4分周部10
0は、伝送路から送られてきた既にその構成を図12に
示したTUG−2信号120を、TU−11信号の個数
に等しい4チャネルにおける各チャネル単位に信号処理
を行うために1/4分周して4チャネルの信号に変換し
て各TU−11信号処理回路101〜104へ出力する
ものである。
【0044】第1TU−11信号処理回路101の受信
ポインタ処理部107は、第1チャネルの信号から図8
に示すTUポインタバイトの第1チャネルのV1及びV
2バイト122,123及び127,128を認識し、
これによってポインタが正常なポインタ(Valid Pointe
r) か、異常なポインタ(Invalid Pointer) かを検出
し、また、TU−AISの検出と共に、コンカチネーシ
ョン・インディケーション(CI)の検出を行って、こ
れらの検出結果をエラスティックストア108及びTU
−2/TU−11判定部105へ出力する。これは、他
の受信ポインタ処理部110,113,116において
も第2〜第4チャネルの信号について同様に行われる。
【0045】各チャネルのV1及びV2バイトは図8に
(a)で示す第1チャネルに代表して符号122,12
3で示すように、4ビットのNDFフラグ124と、2
ビットのSSビット125と、10ビットポインタ12
6とから構成される。
【0046】NDFフラグ124は、そのビット構成が
「1001」の場合にポインタ変更ありを示し、「01
10」の場合にポインタ変更なしを示す。また、V1及
びV2バイトが、(b)で示す第2〜第4チャネルに符
号127,128で示すような値、即ちNDFフラグが
「1001」、SSビットが「11」、10ビットポイ
ンタが「1111111111」の場合は、コンカチネ
ーション・インディケーションである。このコンカチネ
ーション・インディケーションについては既に第1実施
形態で説明した。
【0047】TU−2/TU−11判定部105は、各
TU−11信号処理回路101〜104から通知される
検出結果より、TUG−2信号がTU−2信号かTU−
11信号の何れかで有るかを判定する。
【0048】この判定を行う場合は、例えば図9に符号
130で示すTUポインタバイトによる信号種別テーブ
ルを用いる。この信号種別テーブル130は、符号13
1で示す行欄のように、第1チャネルがValid Pointer
、第2〜第4チャネルがCIのパターンの場合が、前
述で図8に示したようにTU−2信号であることを示
し、また、132で示す行欄のように全てCIの場合は
値がオーバーしているか、NDFフラグが正しくないこ
とを示すLoss of Pointer の場合である。これ以外のパ
ターンがTU−11信号を示す。
【0049】そして、その信号種別テーブル130から
判定を行った結果である何れかの信号を示すTU−2/
TU−11処理制御信号を各TU−11信号処理回路1
01〜104の送信ポインタ処理部109,112,1
15,118へ出力するようになっている。
【0050】次に、図7に示すエラスティックストア1
08は、伝送路側のクロック同期を装置内クロック同期
に乗せ換えて送信ポインタ処理部109へ出力するもの
である。他のエラスティックストア111,114,1
17も同様の処理を行う。
【0051】TU−2/TU−11判定部105から出
力されるTU−2/TU−11処理制御信号がTU−1
1信号処理制御を示す場合、各エラスティックストア1
08,111,114,117は、独立に作動する。T
U−11信号処理制御を示す場合、エラスティックスト
ア108,111,114,117は同じタイミングで
作動する。
【0052】各送信ポインタ処理部109,112,1
15,118は、VCの先頭位置を示す装置内のTUポ
インタバイトを付加するものである。TU−2/TU−
11判定部105から出力されるTU−2/TU−11
処理制御信号がTU−11信号処理制御を示す場合、各
送信ポインタ処理部62,67,72は、独立に作動
し、各々TUポインタバイトを付加してTU−11信号
として後段の装置内へ送出する。
【0053】TU−2信号処理制御を示す場合、第1T
U−11信号処理回路101の送信ポインタ処理部10
9のみが、VC−4の先頭を示すTUポインタバイトを
送出し、残りの送信ポインタ処理部112,115,1
18は、TUポインタバイトをコンカチネーション・イ
ンディケーションとして、TU−11信号処理回路10
1〜104全体でTU−2信号を後段の装置内へ送出す
る。
【0054】即ち、第1TU−11信号処理回路101
の送信ポインタ処理部109から出力されるTUポイン
タバイトに第2〜第4TU−11信号処理回路102〜
104の送信ポインタ処理部112,115,118か
ら出力される情報が連鎖して送出されるようになってい
る。
【0055】このような構成の第2実施形態の伝送/中
継装置のTUG−2信号処理回路の動作を図10のフロ
ーチャートを参照して説明する。図10のステップS1
において、伝送路からTUG−2信号120がパラレル
展開部100に入力されると、ステップS2において、
1/4分周部106が、1/4分周して各チャネル毎に
分離し、各TU−11信号処理回路101〜104へ出
力する。
【0056】ステップS3,S4,S5,S6におい
て、各TU−11信号処理回路101〜104の受信ポ
インタ処理部107,110,113,116が、各チ
ャネルの信号のV1及びV2バイトから正常/異常ポイ
ンタ、また、TU−AISの検出と共に、コンカチネー
ション・インディケーションの検出を行って、これらの
検出結果をエラスティックストア108,111,11
4,117及びTU−2/TU−11判定部105へ出
力する。
【0057】ここで第1TU−11信号処理回路101
は、ステップS7,S8,S9において、エラスティッ
クストア61が、受信ポインタ処理部107からの信号
を受取、伝送路側のVCの先頭タイミングでデータを書
き込んだ後、そのVCの先頭タイミングでデータを読み
出し、これを送信ポインタ処理部109がVCの先頭位
置を示す装置内のTUポインタバイトを付加してステッ
プS10において、TU−11信号として後段の装置内
へ送出する。
【0058】しかし、第2〜第4TU−11信号処理回
路102〜104においては、第2TU−11信号処理
回路102で代表して説明するように、TU−2/TU
−11判定部105から出力されるTU−2/TU−1
1処理制御信号がTU−11処理制御を示す場合、ステ
ップS11,S12,S13において、先に説明したス
テップS7,S8,S9と同様の処理が行われる。
【0059】しかし、TU−2処理制御を示す場合、ス
テップS14において、エラスティックストア111が
受信ポインタ処理部110からの信号を受け取り、第1
チャネルと同期タイミングでデータを書き込んだ後、ス
テップS15において、第1チャネルと同期タイミング
でデータを読み出し、これをステップS16において、
送信ポインタ処理部112が装置内TUポインタバイト
をコンカチネーション・インディケーション表示で付加
してステップS10において、TU−11信号として後
段の装置内へ送出する。
【0060】以上説明した第2実施形態によれば、従来
のようにTU−2信号専用の処理回路を設けなくて済む
ので、大幅に、回路を削減することができる。これによ
って、従来のように、LSI化を行う場合、そのデバイ
スが大きくなり、また回路が大規模になればなるほどバ
グが増加しシミュレーション時間が増大するといったこ
とがなくなる。また、TU−2処理回路及びTU−11
信号処理回路の一方が実質的な処理動作を行っている場
合に、他方が無駄な処理動作を行わなくなるので、その
分消費電力を低減することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
STM−1信号処理回路においてはTU−2信号専用の
処理回路を設けなくて済み、或いはTUG−2信号処理
回路においてはTU−2信号専用の処理回路を設けなく
て済むので、双方の信号処理回路共、大幅に回路を削減
することができる効果がある。これによって、LSI化
を行う場合に、そのデバイスを小型化することができ、
回路の縮小によってバグが減少するのでシミュレーショ
ン時間を短縮することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1実施形態による伝送/中継装置の
STM−1信号処理回路のブロック構成図である。
【図3】STM−1信号のフレームフォーマット図であ
る。
【図4】AU−4信号のAUポインタバイトの構成を示
す図である。
【図5】AUポインタバイトによる信号種別テーブル図
である。
【図6】図2に示す第1実施形態による伝送/中継装置
のSTM−1信号処理回路の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態による伝送/中継装置の
TUG−2信号処理回路のブロック構成図である。
【図8】TUG−2信号のTUポインタバイトの構成を
示す図である。
【図9】TUポインタバイトによる信号種別テーブル図
である。
【図10】図7に示す第2実施形態による伝送/中継装
置のTUG−2信号処理回路の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図11】STM−1信号を構成するAU−4信号又は
AU−3信号のフレーム構成図である。
【図12】TUG−2信号を構成するTU−2信号又は
TU−11信号のフレーム構成図である。
【図13】従来例による伝送/中継装置のSTM−1信
号処理回路のブロック構成図である。
【符号の説明】
50 分岐手段 51 第1信号処理手段 52 第2信号処理手段 53 第3信号処理手段 54 判定手段
フロントページの続き (72)発明者 倉部 充 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 難波 謙三郎 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 齋藤 栄樹 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 国際電気通信連合で規定されたSTM−
    1信号を構成する1個の第1信号又は該第1信号と合計
    が同等となる独立したn個の第2信号の双方を処理する
    伝送/中継装置の信号処理回路において、 前記STM−1信号をフレーム検出した後、分周によっ
    て前記n個の第2信号数と同数に分岐する分岐手段と、 該分岐手段から出力されるn個の分岐信号の各々に含ま
    れる信号種別及び情報の先頭を示す受信ポインタを検出
    し、このn個の受信ポインタの配列と予め定められた前
    記第1信号及び第2信号を示すポインタ配列と比較して
    第1及び第2信号の何れであるかを判定する判定手段
    と、 該判定手段が該第2信号であると判定した場合に、該分
    岐手段から出力されるn個の分岐信号の個々に送信ポイ
    ンタを付加して出力し、該第1信号であると判定した場
    合に、該分岐手段から出力されるn個の分岐信号の先頭
    信号に送信ポインタを付加し、他の信号を該先頭信号に
    従属させて出力するマスタ/スレーブ関係にある第1〜
    第n信号処理手段とを具備したことを特徴とする伝送/
    中継装置の信号処理回路。
  2. 【請求項2】 前記第1信号が国際電気通信連合で規定
    されたAU−4信号であり、前記第2信号がAU−3信
    号であることを特徴とする請求項1記載の伝送/中継装
    置の信号処理回路。
  3. 【請求項3】 前記判定手段が、前記AU−3信号のn
    個のポインタの配列が最初に予め定められた正常値ポイ
    ンタ、これにコンカチネーション・インディケーション
    を示すポインタが2個連続する配列である場合に、前記
    STM−1信号をAU−4信号であると判定することを
    特徴とする請求項2記載の伝送/中継装置の信号処理回
    路。
  4. 【請求項4】 前記STM−1信号が国際電気通信連合
    で規定されたTUG−2信号である場合に、前記第1信
    号がTU−2信号であり、前記第2信号がTU−11信
    号であることを特徴とする請求項1記載の伝送/中継装
    置の信号処理回路。
  5. 【請求項5】 前記判定手段が、前記TU−11信号の
    n個のポインタの配列が最初に予め定められた正常値ポ
    インタ、これにコンカチネーション・インディケーショ
    ンを示すポインタが3個連続する配列である場合に、前
    記TUG−2信号を前記TU−2信号であると判定する
    ことを特徴とする請求項4記載の伝送/中継装置の信号
    処理回路。
JP18474796A 1996-07-15 1996-07-15 伝送/中継装置の信号処理回路 Withdrawn JPH1032554A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001031817A1 (fr) * 1999-10-26 2001-05-03 Fujitsu Limited Dispositif de transmission de signal concatene
KR100394739B1 (ko) * 1999-12-16 2003-08-14 엘지전자 주식회사 교환기에서 에스티엠-1 정합 시스템

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WO2001031817A1 (fr) * 1999-10-26 2001-05-03 Fujitsu Limited Dispositif de transmission de signal concatene
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