JPH10325292A - シールド掘削機のフィッシュテールビット - Google Patents

シールド掘削機のフィッシュテールビット

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JPH10325292A
JPH10325292A JP13466497A JP13466497A JPH10325292A JP H10325292 A JPH10325292 A JP H10325292A JP 13466497 A JP13466497 A JP 13466497A JP 13466497 A JP13466497 A JP 13466497A JP H10325292 A JPH10325292 A JP H10325292A
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JP
Japan
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base material
carbide tip
corners
carbide
carbide tips
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JP13466497A
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Masami Hashimoto
政己 橋本
Akiji Shintaku
章治 新宅
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掘削土砂で母材が摩耗して超硬チップが脱落
しないようにする。 【解決手段】 母材10の前面21と両側面23,23
とのコーナー部に前部超硬チップ11−1をそれぞれ設
け、母材10の端面20と両側面23,23とのコーナ
ー部に端部超硬チップをそれぞれ設けたフィッシュテー
ルビットである。これによって掘削土砂は前超硬チップ
11−1の側面11a、端部超硬チップの側面に沿って
カッタヘッドに向けて移動するから、母材10が摩耗す
ることがなく、超硬チップが脱落しないようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド掘削機の
カッタヘッド中央に取付けられたフィッシュテールビッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】シールド掘削機のフィッシュテールビッ
トとしては、例えば実用新案登録第2510379号公
報に示すものが知られている。このフィッシュテールビ
ットは、相互に平行となった両端面と、この両端面と連
続しほぼV字状となった前面を有する板状の母材と、こ
の母材の両端面と前面における厚さ方向中央部に連続し
て植え込んだ超硬チップで形成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のフィッシュテー
ルビットであると、図4に示すように超硬チップ1によ
り掘削された掘削土砂2が母材3の表面3aに沿ってカ
ッタヘッドに向けて移動するので、その掘削土砂の流れ
によって超硬チップ1の厚さ寸法より突出した母材3の
表面3aが削られ、母材3の摩耗が激しい。
【0004】母材3が摩耗すると、超硬チップ1の支持
代が減少して超硬チップ1が脱落してしまう。
【0005】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたシールド掘削機のフィッシュテールビットを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】第1の発
明は、シールド掘削機のカッタヘッド15中央に取付け
られ、母材10と超硬チップ11で形成された所定の長
さと幅と厚さを有する板状体のフィッシュテールビット
において、カッタヘッド15の回転中心線15aとほぼ
平行な長さ方向の両端面と、幅方向の一方側には回転中
心線に斜交する前面と、幅方向の他方側には後面と、厚
さ方向の両側面を有する板状体で、少なくとも前面と両
側面の厚さ方向両側のコーナー部に沿って超硬チップ1
1がそれぞれ設けてあることを特徴とするシールド掘削
機のフィッシュテールビットである。
【0007】第1の発明によれば、超硬チップ11で掘
削された掘削土砂は超硬チップ11の側面11aに沿っ
てカッタヘッド15に向けて移動するので、その掘削土
砂によって母材10の側面が削られることがない。
【0008】これによって、母材10が摩耗して超硬チ
ップ11が脱落することがなくフィッシュテールビット
の耐久性が向上する。
【0009】第2の発明は、第1の発明における前記超
硬チップ11を、前面と両側面の厚さ方向両側のコーナ
ー部にそれぞれ設けた前部超硬チップ11−1と、両端
面と両側面の厚さ方向両側のコーナー部にそれぞれ設け
た端部超硬チップ11−2で形成し、この端部超硬チッ
プ11−2の有効摩耗代を前部超硬チップ11−1の有
効摩耗代よりも大きくしたシールド掘削機のフィッシュ
テールシールドビットである。
【0010】第2の発明によれば、最も摩耗の激しい前
面と両端面の角部4ケ所に設けた端部超硬チップ11−
2の有効摩耗代が他の部分に設けた前部超硬チップ11
−1の有効摩耗代よりも大きいので、端部超硬チップ1
1−2は前部超硬チップ11−1と釣り合いのとれた同
等の耐久性を持たせることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1と図2に示すように、母材1
0と超硬チップ11と補助超硬チップ12でフィッシュ
テールビット13としてある。母材10が円板状の取付
板14の前面中央に溶接等で固着されている。取付板1
4がカッタヘッド15の中央に固着される。溶接部分1
6はクロスで図示してある。
【0012】前記母材10はカッタヘッド15の回転中
心線15aと平行な長さ方向の両端面20,20と、こ
の両端面20,20に連続して一方側には回転中心線1
5aに斜交する、例えばV字山形状の幅方向の前面21
と、この両端面20,20に連続して幅方向の他方側に
は後面22と、厚さ方向の両側面23,23で所定の長
さ、幅、厚さを有する板状体としてある。
【0013】前記超硬チップ11は図3に示すように、
母材10の前面21と両側面23,23とのコーナー部
にそれぞれ形成したL字状の凹隅部24にロー付け等で
固着した複数の前部超硬チップ11−1と、母材10の
前面21と両側面23,23とのコーナー部及び母材1
0の両端面20と両側面23,23のコーナー部におけ
る前面21寄りに亘ってそれぞれ形成したL字状の凹陥
部25にそれぞれロー付け等で固着した端部超硬チップ
11−2を有する。この各前部超硬チップ11−1、端
部超硬チップ11−2の側面11aは母材10の両側面
23と面一となり、前部超硬チップ11−1の前面11
bは母材10の前面21と面一で、端部超硬チップ11
−2の前面11bは母材10の前面21aと面一で、か
つ端面11cは母材10の端面20と面一となってい
る。
【0014】フィッシュテールビット13は前述のよう
に、カッタヘッド15の回転中心線15aとほぼ平行な
長さ方向の両端面と、幅方向の一方の前面と、幅方向の
他方の後面と、厚さ方向の両側面を有する板状体で、そ
の前面と両側面のコーナー部に前部超硬チップ11−1
がそれぞれ設けてあり、両端面の前面寄りと両側面との
コーナー部に端部超硬チップ11−2がそれぞれ設けて
ある。
【0015】なお、端部超硬チップ11−2を取付板1
4まで連続して設けても良いし、前部超硬チップ11−
1を両端面まで連続させて端部超硬チップ11−2を設
けないようにしても良い。
【0016】前記各前部超硬チップ11−1と端部超硬
チップ11−2は所定の長さと幅と厚さを有する直方体
形状であり、端部超硬チップ11−2の幅aは前部超硬
チップ11−1の幅bよりも大きく、端部超硬チップ1
1−2の長さcは前部超硬チップ11−1の幅bよりも
大きい。これによって、端部超硬チップ11−2の有効
摩耗代は前部超硬チップ11−1の有効摩耗代よりも大
きい。前記有効摩耗代とは摩耗する前の状態から土砂掘
削不可能な状態までの摩耗寸法である。
【0017】前記補助超硬チップ12は母材10の前面
21における厚さ方向中央に形成した凹溝26内に植め
込まれて固着してある。
【0018】前記母材10の前面21及び母材10の両
側面23,23には硬化肉盛30がそれぞれ施してあ
る。
【0019】このようであるから、超硬チップ11で掘
削した掘削土砂は超硬チップ11の側面11aに沿って
カッタヘッド15に向けて移動するので、その掘削土砂
によって母材10の両側面23,23が削られることが
なく、耐久性が向上する。
【0020】また、母材10の両側面23,23におけ
る超硬チップ11寄り部が硬化肉盛30で補強されてい
るから、超硬チップ11の側面11aを通過した掘削土
砂が母材10の両側面23,23に沿ってカッタヘッド
15に向けて移動しても母材10の両側面23,23が
摩耗することがない。
【0021】また、補助超硬チップ12で掘削された掘
削土砂は母材10の前面21に沿って移動するが、この
前面21は硬化肉盛30で補強されているので、その母
材10の前面21が摩耗することがない。
【0022】以上の実施の形態では母材10の前面21
が厚さ方向中央を境として厚さ方向に向けてV字形状と
なっているので、補助超硬チップ12を取付けしたが、
母材10の前面21が一直線状であれば補助超硬チップ
12を省略することが可能である。
【0023】なお、各超硬チップの母材よりも突出した
コーナー部に面取りを施しても良いし、超硬チップ11
の側面11aを母材10の側面23に対して外方に向け
て斜めとするすい角や母材10の前面21に対して外方
へ向けて斜めとする逃げ角をつけても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すフィッシュテールビ
ットの側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1のA−A拡大断面図である。
【図4】従来のフィッシュテールビットの不具合説明図
である。
【符号の説明】
1…超硬チップ 2…掘削土砂 3…母材 3a…前面 10…母材 11…超硬チップ 11−1…前部超硬チップ 11−2…端部超硬チップ 11a…側面 11b…前面 11c…端面 12…補助超硬チップ 13…フィッシュテールビット 14…取付体 15…カッタヘッド 15a…回転中心線 16…溶接部 20…端面 21…前面 22…後面 23…側面 24…凹陥部 25…凹陥部 26…凹部 30…硬化肉盛

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド掘削機のカッタヘッド(15)
    中央に取付けられ、母材(10)と超硬チップ(11)
    で形成された所定の長さと幅と厚さを有する板状体のフ
    ィッシュテールビットにおいて、 カッタヘッド(15)の回転中心線(15a)とほぼ平
    行な長さ方向の両端面と、幅方向の一方側には回転中心
    線(15a)に斜交する前面と、幅方向の他方側には後
    面と、厚さ方向の両側面を有する板状体で、少なくとも
    前面と両側面の厚さ方向両側のコーナー部に沿って超硬
    チップ(11)がそれぞれ設けてあることを特徴とする
    シールド掘削機のフィッシュテールビット。
  2. 【請求項2】 前記超硬チップ(11)を、前面と両側
    面の厚さ方向両側のコー−ナー部にそれぞれ設けた前部
    超硬チップ(11−1)と、両端面と両側面の厚さ方向
    両側のコーナー部にそれぞれ設けた端部超硬チップ(1
    1−2)で形成し、この端部超硬チップ(11−2)の
    有効摩耗代を前部超硬チップ(11−1)の有効摩耗代
    よりも大きくした請求項1記載のシールド掘削機のフィ
    ッシュテールビット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103061775A (zh) * 2012-11-15 2013-04-24 山东天工岩土工程设备有限公司 一种盾构机用鱼尾中心刀
CN108868794A (zh) * 2018-05-30 2018-11-23 辽宁三三工业有限公司 一种盾构机用重型鱼尾刀
CN111894612A (zh) * 2020-08-11 2020-11-06 中铁电气化局集团有限公司 一种耐磨型保径撕裂刀

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CN108868794A (zh) * 2018-05-30 2018-11-23 辽宁三三工业有限公司 一种盾构机用重型鱼尾刀
CN111894612A (zh) * 2020-08-11 2020-11-06 中铁电气化局集团有限公司 一种耐磨型保径撕裂刀

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