JPH10324894A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JPH10324894A
JPH10324894A JP13517197A JP13517197A JPH10324894A JP H10324894 A JPH10324894 A JP H10324894A JP 13517197 A JP13517197 A JP 13517197A JP 13517197 A JP13517197 A JP 13517197A JP H10324894 A JPH10324894 A JP H10324894A
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surfactant
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detergent
cellulase
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JP13517197A
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Kazuo Maekawa
和夫 前川
Ichiro Shishido
一郎 宍戸
Yoshimasa Nishiyama
悦正 西山
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Clean Kk Coop
COOP CLEAN KK
Adeka Corp
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Clean Kk Coop
COOP CLEAN KK
Asahi Denka Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に衣料に付着した泥汚れ等を効果的に洗浄
することができる洗浄剤組成物の提供。 【解決手段】 (A)成分として、ヒュミコーラ・イン
ソレンス(Humicola insolens)に由
来するセルラーゼ、(B)成分として、界面活性剤、及
び(C)成分として、(メタ)アクリレート単位を含む
ポリカルボキシレートを含有する洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗浄剤組成物に関す
る。詳細には、本発明は衣料用粉末洗剤として使用する
のに好適な洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】洗浄剤、特に衣料を洗浄する衣料用洗浄
剤に酵素を配合する技術は、人体に由来する皮脂汚れや
泥汚れを効果的に除去することができるために一般的に
使用されている。数ある酵素の中でも洗浄剤に配合され
るのはリパーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、セルラー
ゼ等である。
【0003】セルラーゼは、セルロースを分解する能力
を有する酵素として、綿繊維の毛羽立ちの除去効果や衣
料の柔軟性の改善、優れた洗浄力等の効果を持ち、様々
に開発されている。例えば、特公平4―43119号公
報には、非破壊性指数が500以上であるセルラーゼを
含有する衣料用洗浄剤組成物が開示されている。ここで
使用されているセルラーゼはバチルス属、アエロモナス
属、セルロモナス属、リゾプス属、ストレプマイセス属
等に由来するセルラーゼである。又、特開平6―158
097号公報には、非破壊性指数が500以上であるセ
ルラーゼ、及び結晶性層状珪酸塩を含有する衣料用洗浄
剤組成物が開示されている。ここで使用されているセル
ラーゼはバチルス属等に由来するセルラーゼである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
バチルス属由来のセルラーゼでは、特に泥に対する洗浄
力が不十分な場合があった。靴下の泥汚れ等、通常の洗
浄剤や通常の洗浄方法では容易に汚れが除去できないよ
うな場合であっても、簡易な洗浄方法で洗浄可能な洗浄
剤が求められていた。
【0005】従って本発明の目的は、特に衣料について
通常の洗浄剤や通常の洗浄方法では容易に汚れが除去で
きないような頑固な汚れについても効果的な洗浄をする
ことができる洗浄剤組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的の下発明者ら
は鋭意検討し、その結果特定の微生物に由来するセルラ
ーゼを配合した洗浄剤が特に衣類の泥汚れを効果的に洗
浄することができることを発見し、本発明を完成させる
に至った。即ち、本発明は(A)成分として、ヒュミコ
ーラ・インソレンス(Humicola insole
ns)に由来するセルラーゼ、(B)成分として、界面
活性剤、及び(C)成分として、(メタ)アクリレート
単位を含むポリカルボキシレートを含有する洗浄剤組成
物である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の(A)成分は、ヒュミコ
ーラ・インソレンス(Humicola insole
ns)由来のセルラーゼである。該セルラーゼは、糸状
菌Humicola insolensを液体培養する
ことにより得ることができる。
【0008】(A)成分の含有量は特に限定されない
が、該セルラーゼのセルロース分解能に基づく毛ば立ち
の効果的な除去、衣料の柔軟性の効果的な改善及び適正
な洗浄力を発揮させるためには、組成物全量に対して
0.01〜5重量%が好ましく、0.05〜3重量%が
より好ましく、0.1〜2重量%が更に好ましい。
【0009】本発明の(B)成分は、界面活性剤であ
る。界面活性剤としては例えば、非イオン界面活性剤、
アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活
性剤、半極性界面活性剤等が挙げられる。
【0010】非イオン界面活性剤としては、高級アルコ
ールアルキレンオキサイド付加物、アルキルフェノール
アルキレンオキサイド付加物、脂肪酸アルキレンオキサ
イド付加物、ポリオール脂肪酸エステルアルキレンオキ
サイド付加物、アルキルアミンアルキレンオキサイド付
加物、脂肪酸アミドアルキレンオキサイド付加物、油脂
アルキレンオキサイド付加物、ポリプロピレングリコー
ルエチレンオキサイド付加物、ポリオールハーフエステ
ル、脂肪酸アルカノールアミド等が挙げられる。
【0011】アニオン界面活性剤としては、脂肪酸石
鹸、アルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エ
ステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α―オレフ
ィンスルホン酸塩、スルホコハク酸エステル塩、アシル
化イセチオン酸塩、アシル化ペプチド塩、アシル化アミ
ノ酸塩、リン酸エステル塩等が挙げられる。
【0012】カチオン界面活性剤としては、1〜4級の
アンモニウム塩が挙げられる。又、両性界面活性剤とし
ては、カルボベタイン、スルホベタイン、アミノ酸類等
が挙げられる。又、半極性界面活性剤としてはアミンオ
キサイド類などが挙げられる。
【0013】これらの界面活性剤の中でも、下記一般式
(1)で表わされる非イオン界面活性剤が特に好まし
い。
【0014】
【化2】 R1O−(R2−O)n−H (1)
【0015】一般式(1)において、R1及びR2はそれ
ぞれ独立して炭化水素基を表わす。R1の炭化水素基と
しては例えば、アルキル基、アルケニル基、アリール
基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基等である。
【0016】アルキル基としては例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、タ
ーシャリブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチ
ル、ターシャリペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチ
ル、2−エチルヘキシル、ノニル、デシル、ウンデシ
ル、ドデシル、トリデシル、イソトリデシル、ミリスチ
ル、パルミチル、ステアリル、イコシル、ドコシル、テ
トラコシル、トリアコンチル、2−オクチルドデシル、
2−ドデシルヘキサデシル、2−テトラデシルオクタデ
シル、モノメチル分岐−イソステアリル等が挙げられ
る。
【0017】アルケニル基としては例えば、ビニル、ア
リル、プロペニル、ブテニル、イソブテニル、ペンテニ
ル、イソペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテ
ニル、ノネニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニ
ル、テトラデセニル、オレイル等が挙げられる。
【0018】アリール基としては例えば、フェニル、ト
ルイル、キシリル、クメニル、メシチル、ベンジル、フ
ェネチル、スチリル、シンナミル、ベンズヒドリル、ト
リチル、エチルフェニル、プロピルフェニル、ブチルフ
ェニル、ペンチルフェニル、ヘキシルフェニル、ヘプチ
ルフェニル、オクチルフェニル、ノニルフェニル、デシ
ルフェニル、ウンデシルフェニル、ドデシルフェニル、
フェニルフェニル、ベンジルフェニル、スチレン化フェ
ニル、p−クミルフェニル、α−ナフチル、β−ナフチ
ル基等が挙げられる。
【0019】シクロアルキル基、シクロアルケニル基と
しては例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、シク
ロヘプチル、メチルシクロペンチル、メチルシクロヘキ
シル、メチルシクロヘプチル、シクロペンテニル、シク
ロヘキセニル、シクロヘプテニル、メチルシクロペンテ
ニル、メチルシクロヘキセニル、メチルシクロヘプテニ
ル基等が挙げられる。
【0020】中でも、一般式(1)で表わされる非イオ
ン界面活性剤の疎水基であるR1として好ましい基はア
ルキル基、アルケニル基又はアリール基であり、炭素数
8〜18のアルキル基、アルケニル基又はアリール基で
あるのがより好ましく、炭素数8〜18のアルキル基で
あることが更に好ましい。
【0021】R2は炭化水素基であるが、好ましくは炭
素数2〜4のアルキレン基であり、R2が2種以上の基
である場合は1種はエチレン基であることが好ましい。
一般式(1)の(R2−O)n部は、エチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、エピ
クロルヒドリン等のアルキレンオキサイド等を付加重合
することにより得ることができる。又、付加させるアル
キレンオキサイド等により、R2が決定され、付加させ
るアルキレンオキサイド等の重合形態は特に限定され
ず、1種類の単独重合、2種類以上のランダム共重合、
ブロック共重合又はランダム/ブロック共重合等であっ
てよい。R2はエチレン基であることが好ましく、R2
2種以上である場合は1種はエチレン基であることが好
ましい。重合度nは1以上の数であり、好ましくは1〜
100、より好ましくは1〜30、更に好ましくは1〜
20である。
【0022】(B)成分の含有量は特に限定されない
が、適正な洗浄力を発揮させるためには、組成物全量に
対して0.1〜20重量%が好ましく、1〜15重量%
がより好ましく、2〜10重量%が更に好ましい。
【0023】本発明の(C)成分は、(メタ)アクリレ
ート単位を含むポリカルボキシレートである。例えば、
ポリアクリル酸ナトリウム塩(単独重合体)、ポリヒド
ロキシアクリル酸ナトリウム塩、アクリル酸/マレイン
酸共重合体ナトリウム塩、アクリル酸/アリルグリシジ
ルエーテル硫酸付加物共重合体ナトリウム塩、アクリル
酸/オレフィン共重合体ナトリウム塩、アクリル酸/ス
チレン共重合体ナトリウム塩等が挙げられる。これらの
中でも好ましいものはポリアクリル酸ナトリウム塩であ
り、分子量は500〜500,000が好ましく、1,
000〜100,000がより好ましく、3,000〜
50,000が更に好ましい。
【0024】(C)成分の含有量は特に限定されない
が、適切な洗浄力、殊に泥汚れに対する適切な洗浄力を
発揮させるためには、組成物全量に対して0.01〜5
重量%が好ましく、0.05〜3重量%がより好まし
く、0.1〜2重量%が更に好ましい。
【0025】本発明の洗浄剤組成物は、上記(A)、
(B)及び(C)成分のみを有効成分としても優れた洗
浄力を発揮するが、下記の(D)成分を配合した場合
は、粉状洗浄剤組成物として使用する場合に、泥汚れに
対して特に優れた洗浄効果を発揮する。
【0026】本発明の(D)成分は、結晶性層状珪酸ア
ルカリ金属塩である。代表的な結晶性層状珪酸アルカリ
金属塩は、下記一般式(2)で表わすことができる。
【0027】
【化3】 MM’Six(2x+1)・yH2O (2)
【0028】(式中、Mはアルカリ金属原子を表わし、
M’は水素原子又はアルカリ金属原子を表わし、xは好
ましくは1〜4の数を表わし、yは好ましくは30以下
の数を表わす。)
【0029】アルカリ金属原子としてはリチウム、ナト
リウム、カリウム等が挙げられ、ナトリウムが最も好ま
しい。xは好ましくは1〜4であり、1.5〜3がより
好ましい。yは好ましくは30以下の数であり、22以
下がより好ましく、10以下が更に好ましい。
【0030】上記結晶性層状珪酸アルカリ金属塩は、一
般的には無定型ガラス状珪酸ナトリウムを200〜1,
000℃で焼成して結晶性とすることにより得ることが
できる。上記のような結晶性層状珪酸アルカリ金属塩は
微粉末状、粉末状、顆粒状等のものが商品として入手す
ることができる。
【0031】(D)成分の含有量は特に限定されない
が、泥汚れに対して優れた洗浄力を発揮させるために
は、組成物全量に対して0.5〜20重量%が好まし
く、1〜15重量%がより好ましく、2〜10重量%が
更に好ましい。
【0032】その他、本発明の洗浄剤組成物には必要に
応じて無機塩類、金属イオン捕捉剤、再汚染防止剤、酵
素、塩素捕捉剤、漂白剤、可溶化剤、ケーキング防止
剤、酵素活性化剤、酸化防止剤、防腐剤、色素、香料等
を配合することができる。
【0033】無機塩類としては例えば、珪酸ナトリウ
ム、珪酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭
酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、硫酸ナトリウ
ム、硫酸カリウム等が挙げられる。金属イオン捕捉剤と
しては例えば、トリポリリン酸、ピロリン酸、オルトリ
ン酸、アルミノ珪酸塩、ニトリロ三酢酸塩、エチレンジ
アミン四酢酸塩、クエン酸塩、イソクエン酸塩、ポリア
セタールカルボン酸塩等が挙げられる。再汚染防止剤と
しては例えば、ポリエチレングリコール、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセ
ルロース等が挙げられる。酵素としては例えば、ヒュミ
コーラ・インソレンス(Humicolainsole
ns)以外の微生物に由来するセルラーゼ、プロテアー
ゼ、アミラーゼ、リパーゼ、ヘミセルラーゼ、グリコシ
ダーゼ、グルコースオキシターゼ、コレステロールオキ
シターゼ等が挙げられる。塩素捕捉剤としては例えば、
硫酸アンモニウム、尿素、塩酸グアジニン、炭酸グアジ
ニン、スルファミン酸グアジニン、二酸化チオ尿素、モ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン等が挙げられる。漂白剤としては例えば、過
炭酸塩、過ほう酸塩、スルホン化フタロシアニン塩、過
酸化水素等が挙げられる。可溶化剤は、本発明の洗浄剤
組成物が液状の場合に使用でき、例えばエタノール、プ
ロパノール、2―プロパノール、エチレングリコール、
プロピレングリコール、低級アルキルエトキシレート、
ベンゼンスルホン酸塩、パラトルエンスルホン酸塩等が
挙げられる。
【0034】本発明の洗浄剤組成物の性状は特に限定さ
れず、液状、粉状、顆粒状等どのような性状でもよい
が、粉状洗浄剤として使用するのに好ましい組成であ
る。又、本発明の洗浄剤組成物の具体的用途は特に限定
されず、いかなる洗浄用途にも使用可能であるが、セル
ラーゼを必須成分としていることから衣料用、特に靴下
の泥汚れ等の通常の洗濯では落ちにくいような汚れに対
して使用することが好ましい。本発明の洗浄剤組成物を
衣料用洗浄剤として使用する場合は、洗濯機による洗浄
の際に添加する等の一般的な洗浄方法に適することはも
ちろん、いわゆる浸け置き洗いの際に添加し、被洗浄物
を浸け置くだけでも汚れを除去することができる。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。尚、以下の実施例中、部及び%は特に記載がな
い限り重量基準である。 (実施例1〜15および比較例1〜3)卓上型万能ミキ
サー(ケンミックスアイコーKM−230型、愛工舎製
作所製)に炭酸ナトリウム(重灰/軽灰=3/2)、硫
酸ナトリウム、層状珪酸ナトリウムを入れて1分間混合
した。次いで界面活性剤とポリアクリル酸ナトリウムを
加えて5分間混合した。最後に酵素を入れて1分間混合
し、本発明及び比較の洗浄剤組成物を得た。詳細な配合
は以下の表に示すとおりである。表中の配合の数値は重
量%である。
【0036】得られた洗浄剤組成物について、耐ケーキ
ング性及び洗浄力を以下の方法により測定した。 (耐ケーキング性試験)縦方向に2分した塩化ビニル製
パイプ(半径5cm、長さ6cm)を輪ゴムで止め、こ
の中に上記洗浄剤組成物90mlを入れ、1kgの荷重
を2分間かけた。次いで輪ゴムを切断し、パイプをはず
してケーキを作った。このケーキに荷重をかけ、ケーキ
が崩れたときの荷重を測定し、以下の基準にしたがって
評価した。
【0037】 ○:50g未満の荷重でケーキが崩れた。 ×:50g以上の荷重でケーキが崩れた。
【0038】(洗浄力試験) 1)泥汚染布の調整 研究所(東京都荒川区東尾久)近辺の泥を採取し、10
メッシュの篩を通過したものを300℃で7時間焼成し
た。これをボールミルで平均粒径が1μmになるまで粉
砕後、30gを1リットルの蒸留水に均一に分散させ、
この中にテトロン綿混紡(混紡比65/35)ブロード
布を浸漬、乾燥後、ブラッシングして過剰付着汚れを脱
落させた。この布を6cm×6cmに切断し、泥汚染試
験布とした。
【0039】2)洗浄条件、洗浄方法及び評価方法 温度40℃のイオン交換水に塩化カルシウムで硬度50
ppm(炭酸カルシウム換算)に調整した人工硬水1リ
ットルに洗浄剤組成物2gを溶解させた。そこに試験布
(上記泥汚染布又は皮脂汚染布(洗濯科学協会製))各
10枚を加え、40℃の水恒温槽中で60分間浸漬後、
試験布を取り出し、ミニミニ洗濯機(NA−32型、ナ
ショナル製)を使用して、温度20℃、硬度50ppm
の人工硬水5リットルで3分間すすぎを行った。アイロ
ンプレス後、反射率を測定した。洗浄前の原布及び洗浄
前後の汚染布の反射率から、次式によって洗浄率を算出
した。
【0040】
【数1】
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】上記実施例及び比較例で使用した各成分は
以下のとおり。 非イオン界面活性剤1:ヤシ油由来アルコール8モルエ
チレンオキサイド(EO)付加物 非イオン界面活性剤2:C12〜13オキソアルコール6.
5モルEO付加物 非イオン界面活性剤3:C12、C14第2アルコール9モ
ルEO付加物 セルラーゼ1:ヒュミコーラ・インソレンス(Humi
cola insolens)に由来するセルラーゼ 層状珪酸ナトリウム:ヘキスト社製(SKS−6) ポリアクリル酸ナトリウム1:分子量10,000 ポリアクリル酸ナトリウム2:分子量4,000 ポリアクリル酸ナトリウム3:分子量40,000 プロテアーゼ:ノボノルディスクバイオインダストリー
社製(サビナーゼ6.0T)
【0045】上記の表から、本発明の実施例は耐ケーキ
ング性およいび洗浄率がいずれも良好であるのに比べ、
比較例1(ヒュミコーラ・インソレンスに由来するセル
ラーゼを使用していない)、比較例2((メタ)アクリ
レート単位を含むポリカルボキシレートを使用していな
い)および比較例3(市販衣料用洗剤)の結果が貧弱で
あることが分かる。
【0046】
【発明の効果】本発明の効果は、新規な洗浄剤組成物を
提供したことにある。本発明の洗浄剤組成物は特に衣料
用洗浄剤として使用するのに適した処方であり、衣料に
付着した泥汚れ等を効果的に洗浄することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 悦正 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)成分として、ヒュミコーラ・イン
    ソレンス(Humicola insolens)に由
    来するセルラーゼ、(B)成分として、界面活性剤、及
    び(C)成分として、(メタ)アクリレート単位を含む
    ポリカルボキシレートを含有する洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 更に、(D)成分として、結晶性層状珪
    酸アルカリ金属塩を含有する請求項1記載の洗浄剤組成
    物。
  3. 【請求項3】 (B)成分が、下記の一般式(1) 【化1】 R1O−(R2−O)n−H (1) (式中、R1及びR2はそれぞれ独立して炭化水素基を表
    わし、nは1以上の数を表わす。)で表わされる非イオ
    ン界面活性剤である請求項1又は2記載の洗浄剤組成
    物。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項記載の洗
    浄剤組成物を含む衣料用洗浄剤。
JP13517197A 1997-05-26 1997-05-26 洗浄剤組成物 Pending JPH10324894A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100346812B1 (ko) * 1999-08-28 2002-08-03 주식회사 엘지씨아이 정제형 세제 조성물
WO2014077403A1 (ja) * 2012-11-19 2014-05-22 ライオン株式会社 繊維製品処理剤及び繊維製品の処理方法

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