JPH10324353A

JPH10324353A - 封印式キャップ

Info

Publication number: JPH10324353A
Application number: JP10111296A
Authority: JP
Inventors: Toshio Hakata; 敏雄博多
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1997-03-25
Filing date: 1998-03-18
Publication date: 1998-12-08
Anticipated expiration: 2018-03-18
Also published as: JP3318752B2

Abstract

(57)【要約】【課題】市販されている容器に対応できる封印式キャッ
プであって、金属製バンド部に匹敵する剛性を有する係
止形体とバンド部の形体を形成し、分離したバンド部が
容易に除去でき且つ、内容物の品質が完全に保証され、
経済的な生産ができる効果があること。【解決手段】合成樹脂材料の成型品のキャップで、キャ
ップ本体１の下部の底面１ａと分離用スリット５を介し
てバンド部３の内周壁に形成している複数の封印用接続
リブ４にて一体的に形成し、バンド部３の内周壁には下
方向に斜設された周設リブ６を設け、その周縁に複数の
ラチエット７を連設し、その先端の係止端面７ｂの上面
にガイド片７ｃが突設されており、前記、複数の封印用
接続リブ４の断面形状は、キャップ本体１の下部外縁１
ｂとバンド部３の上面の内周面３ａに傾斜面４ａで形成
し、複数のラチェット７の付け根部分に山形の溝７ａに
てヒンジ部８を形成している構造。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術】本発明は食料品や飲料水等の包装
容器に収納された内容物が流通過程に於いて、不正に開
封されることを防止し、品質の保証するために使用され
る封印式キャップに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】一般的には、食料品や飲料水等の硝子瓶
やプラスチックス製のＰＥＴ容器に使用しているが、従
来から多く使用されてきた封印式の金属キャップが今問
題とされているのが、キャップを開栓する時に封印バン
ド部が切断されるが、その破断面等で消費者の安全性が
保証出来ないことである。ＰＬ法が制定された現在にお
いては、内容物の品質の保証と使用者の怪我による危険
から守るために安全性が見直されてきて合成樹脂材料の
メカニカルタイプの封印式キャップが使用されてきてい
る。これらのメカニカルタイプの封印式キャップは、成
型方法として圧縮成型法によって多量に生産がされてい
るメカニカルタイプと、射出成型品のメカニカルタイプ
の封印式キャップに大別されている。従来の技術的思考
では、流通過程において不正に開封され、毒物を混入し
たり、内容物を取替えたりされることを防止するため
に、各種の封印式キャップが開発されているが、合成樹
脂製のキャップの場合、容器の膨出部の下周面に係止さ
れている係止構造に問題があり、圧縮成型法のメカニカ
ルタイプの封印式キャップの係止形体は、バンドの内周
壁に垂設した複数の舌片がバンドの中心方向に放射状に
形成されていてキャップが右回転の閉栓方向のときに複
数の舌片は左方向に湾屈しキャップの閉栓時の抵抗を緩
和しており開栓時の逆時計方向の回転時には湾屈した複
数の舌片が容器の膨出部の下部外径に接触して立設し容
器の膨出部の下周面に複数の垂直形状の舌片が係止する
形体に構成されている。しかしながら係止さす形体が肉
厚の薄い舌片であるために、開栓時の係止される押圧に
舌片の剛性が欠如し彎曲状態に変形してその撓み量だけ
回転上昇し係止時間が遅延する。その時間差分だけ容器
とキャップのパッキング面に間隙ができ液剤の溢水や炭
酸飲料水の瓦斯が噴出する欠陥が発生している。

【０００３】又、従来の多種類の射出成形品のメカニカ
ルタイプの封印式キャップにおいて、特開昭５７−１５
３８６２号や係止部に一部改良された実用新案登録第２
００１４３８号のビルファーブルーフキャップや特開平
６−１８３４５０号の形体のものがあるが、これらは共
通した形体は、キャップ本体の下端より切断可能部のリ
ブを介してバンド部を一体的に形成し、複数の係止用舌
片がバンド部の下端から折曲して連設した形体であるた
めにバンド部の肉厚が薄く形成されている。したがって
開栓時に容器の膨出部の下周面に係止さす押圧に舌片の
剛性が欠如し彎曲状態に変形する。又肉厚が薄く形成さ
れているバンド部の剛性の欠如によって彎曲状態に変形
してその撓み量だけ回転上昇し係止時間が遅延し、その
時間差分だけ容器とキャップのパッキング面に間隙がで
き液剤の溢水や炭酸飲料水のガスが噴出する欠陥が発生
している。このように容器の膨出部の下周面に形成され
る係止形体とバンド部の形体が問題になっている現状で
ある。

【０００４】特に問題とされているのはキャップ本体を
容器の捻子口から開栓しようとする時に封印機能が解除
されない状態でキャップ本体とバンド部が一体化して容
器の捻子口を回転上昇するためにキャップ本体のパッキ
ングと容器の口上面に間隙ができて液剤の溢水や炭酸飲
料水の瓦斯が噴出する欠陥が発生している。これは、外
観から不正行為が確認されない封印式キャップの問題点
であり、容器の内容物が、封印機能が解除されない状態
でキャップ本体を回動して放置されるような悪戯的行為
があれば内容物の品質の保証に問題があり、特に、炭酸
飲料水の場合は瓦斯の噴出により内容物の品質の保証は
不可能な状態になる。

【０００５】又、封印式キャップを開栓した後、切断さ
れたバンド部が容器の膨出部の下部外径に密着して容易
に取り出しが困難であることから資源リサイクルの対応
にも問題がある。

【０００６】又、射出成型法での封印式キャップが生産
されているが、キャップとバンド部との分離形態におい
て射出成型の金型構造上において分離用スリット部が左
右方向に割型構造である為に、製品部の設定数が少数に
限定されて、金型から生産される数量が少なく生産性が
低く、コスト面に影響をおよぼしている状況である。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】従来の金属製と合成樹
脂製の封印式キャップを比較すると、金属製の封印式キ
ャップはバンド部が切断するときの怪我等による危険性
の欠点が有るがバンド部を容器の膨張部の外周にロール
締めの加工により完全に圧着した係止形体でありキャッ
プの開栓のとき封印用接続部の切断に支障がなく、内容
物の品質の保証が確保されることから、多量に市販され
ているドリンクの瓶等には、活用されている。是れらと
比較して合成樹脂製の封印式キャップの場合には、容器
の膨張部の下周面に係止する形体とバンドの形体の剛性
の弱さが共通した欠点であり、この係止形体とバンド部
の形体が、金属製の剛性に匹敵する形体に形成し開栓時
に係止される押圧に対応でき、前記の液剤の溢水や炭酸
飲料水の瓦斯が噴出する欠陥を解決するための構造と機
能が重要な課題である。又、キャップが開栓された時に
容器の膨張部の下周面に残留するバンド部の離脱が容易
であることも資源のリサイクル問題に対応すべき課題で
あり、更に、成形品の形体とマッチさした金型構造によ
り、経済的に生産すべき課題もある。

【０００８】そこで本発明は、合成樹脂製の射出成形品
の封印式キャップであって、容器の膨張部の下周面に剛
性を有し完全に係止する構造と機能をもってＰＥＴボト
ルや硝子瓶においても上記の課題を解決することを主と
した目的とするものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る封印式キャップＡにあっては次のよ
うな解決手段を講じた。即ち、適当な弾力性を有する合
成樹脂材料による成型品の螺子付キャップにおいて、外
周に複数のローレット２を形成したキャップ本体１の下
部の底面１ａと分離用スリット５を介してバンド部３の
内周壁に形成している複数の封印用接続リブ４にて一体
的に形成した封印式キャップあって、バンド部３の内周
壁には下方向に斜設された周設リブ６を設け、その周縁
に複数のラチエット７を連設し、その先端には係止端面
７ｂの上面にガイド片７ｃが突設されており、前記、複
数の封印用接続リブ４の断面形状は、キャップ本体１の
下部外縁１ｂとバンド部３の上面の内周面３ａに傾斜面
４ａにて形成し、複数のラチェット７は先端部の幅は付
け根部分の幅より広くし、付け根部分に山形の溝７ａに
てヒンジ部８を形成している構造とした。

【００１０】又、本発明では、前記バンド部１３の内周
壁に複数の下方向に斜設された補強リブ１６を設け、そ
の周縁にラチエット１７を連設し、その先端には係止端
面１７ｂの上面にガイド片１７ｃが突設されており、複
数のラチェット１７は先端部の幅は付け根部分の幅より
広くし、付け根部分に山形の溝１７ａにてヒンジ部１８
を形成している特徴のある構造とした。

【００１１】更に本発明では、前記バンド部３の内周壁
には下方向に延びた周設リブ６を設け、その周縁に複数
のラチェット７を連設され、その先端には係止用端面７
ｂの上面中央から左右に隣接している複数のラチェット
片７の係止用端面７ｂの上面中央に半円環状に連結され
たガイドリブ９によって形成された構造も特徴とする。

【００１２】更に本発明では、前記、複数の封印用接続
リブ４の断面形状は、キャップ本体１の下部外縁１ｂと
バンド部３の上面の内周面３ａに傾斜面４ａで形成した
形体であるために、キャップ本体１とバンド部３に分離
用スリット５を介設される場合に、射出成形法で成形す
る金型構造が複雑な左右方向に割型構造であるのに対し
て本発明の成形品の分離用スリット５を形成する金型構
造はキャップ本体１とバンド部３の外形状を形成する金
型キャビティーａと捻子形状を形成する金型コアーｂに
て前記、傾斜面４ａの周縁部が突き当てのせッチング方
式の金型構造であり多数個の製品部が形成される構造も
特徴とする。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下図面について本発明の実施例
を説明する。図１並びに図１６において、符号Ａは本発
明に係る封印式キャップを示すもので、適当な弾力性を
有する合成樹脂材料によって一体的に成形されている。

【００１４】本発明の封印式キャップＡは、外周に複数
のローレット２を形成したキャップ本体１の下部底面１
ａと分離用スリット５を介してバンド部３の内周壁に形
成している複数の封印用接続リブ４にて一体的に形成し
た封印式キャップあって、バンド部３の内周壁には下方
向に斜設された周設リブ６を設け、その周縁に複数のラ
チエット７を連設し、その先端には係止端面７ｂの上面
にガイド片７ｃが突設されており、前記、複数の封印用
接続リブ４の断面形状は、キャップ本体１の下部外縁１
ｂとバンド部３の上面の内周面３ａに傾斜面４ａにて形
成し、複数のラチェット７は先端部の幅は付け根部分の
幅より広くし、付け根部分に山形の溝７ａにてヒンジ部
８を形成している構造である。

【００１５】而して前記、複数のラチエット７の先端の
係止端面７ｂは容器の膨張部の下周面に係止するときに
上面に突設されたガイド片７ｃによって、容器の膨張部
の外周面に接触して複数のラチエット７先端の係止端面
７ｂは安定した位置に押圧しながら係止されてバンド部
３は固定されるように形成されている。特に前記上面に
突設されたガイド片７ｃは、複数のラチエット７の先端
の係止端面７ｂがヒンジ部８を支点にして一定の鋭角に
屈曲し均等に容器の膨張部の下周面に係止さす機能を特
徴としている。

【００１６】更にバンド部３の内周壁に下方向に斜設さ
れた周設リブ６の周縁に連設した複数のラチエット７は
付け根部分に山形の溝７ａにてヒンジ状に形成されてい
てヒンジ部８を支点にして鋭角に屈曲し剛性のあるラチ
エット７が形成されている。又、バンド部３は内周壁に
下方向に斜設された周設リブ６によって補強され剛性の
ある形体に形成されている。したがって、キャップ本体
１が開栓時に回転上昇する時に容器の膨張部の下周面に
係止する複数のラチエット７の先端の係止端面７ｂを含
めてバンド部３は押圧に対して彎曲変形を生じることな
く剛性体で完全に係止することができる。

【００１７】上記の封印式キャップは、図１〜図１６に
示すように、流通過程にあるドリンク瓶、酒瓶、飲料水
用ＰＥＴボトル、又は比較的口径の大きい封印式容器等
に使用される封印式キャップである。図３、図４に示す
封印式キャップＡ１は、バンド部１３の内周壁に複数の
下方向に斜設された補強リブ１６を設け、その周縁にラ
チエット１７を連設し、その先端には係止端面１７ｂの
上面にガイド片１７ｃが突設されており、複数のラチェ
ット１７は先端部の幅は付け根部分の幅より広くし、付
け根部分に山形の溝１７ａにてヒンジ部１８を形成して
いる特徴のある構造であって、特に大型の硝子瓶やＰＥ
Ｔボトルに使用する場合に補強リブ１６の肉厚寸法を適
時に形成し上記の容器に対応できる形体になっている。

【００１８】図５、図６に示す、封印式キャップＡ２
は、バンド部３の内周壁には下方向に延びた周設リブ６
を設け、その周縁に複数のラチェット７を連設され、そ
の先端には係止用端面７ｂの上面中央から左右に隣接し
ている複数のラチェット片７の係止用端面７ｂの上面中
央に半円環状に連結されたガイドリブ９によって形成さ
れた特徴のある構造であって、複数のラチェット７の係
止用端面７ｂが半円環状に連結されたガイドリブ９によ
って、容器の膨張部の下周面に係止する場合に安定した
均一な接触で係止できるように形成されている。

【００１９】図７に示すように、キャップＡの拡大断面
図は、複数の封印用接続リブ４の断面形状の傾斜角度θ
を２０度以下に設定し、容器の膨張部の下周面に係止す
る複数のラチェット７の係止用端面７ｂの上面に突設さ
れたガイド片７ｃが容器の膨張部の外周に接触するとき
ラチエット７はヒンジ部８を支点とした傾斜角度αは１
５度以下に設定するように形成されている。

【００２０】図８、に示すように、キャップＡの拡大断
面図は、バンド部３の内周壁には下方向に斜設された周
設リブ６を設け、その周縁に複数のラチエット７を連設
し、その先端には係止端面７ｂの上面にガイド片７ｃが
突設された形体が、射出成形された時の離形状態を示す
図である。

【００２１】図９に示すように、キャップＡの拡大断面
図は、容器に螺合された封印式キャップが容器の膨張部
の下周面に係止する複数のラチェット７と係止用端面７
ｂの上面に突設されたガイド片７ｃが容器の膨張部の外
周に接触した状態を示す図である。図１０に示すキャッ
プＡの拡大断面図は、容器に螺合された封印式キャップ
を示す図である。

【００２２】図１１に示すキャップＡの拡大断面図は、
容器に螺合された封印式キャップを開栓したとき、バン
ド部３の複数の封印接続リブ４が切断されて封印が解除
され容器の首下部に落下して容器が一度開封されたこと
が、すぐにわかる又このバンド部３の内周面が容器の膨
張部外形に密着しないのでバンド部３は容器からの取出
しが容易である。

【００２３】図１２に示すように、前記、複数の封印用
接続リブ４の断面形状と分離用スリット５がキャップ本
体１の下部外縁１ｂとバンド部３の上面の内周面（３
ａ）に傾斜面（４ａ）で形成した成形品を射出成形する
金型構造図である。本発明の成形品の分離用スリット５
を形成する金型構造はキャップ本体１と傾斜面４ａとバ
ンド部３の外形状を形成する金型キャビチィーａと捻子
形状を形成する金型コアーｂにて、傾斜面４ａの周縁部
が突き当てのセッチングをする構造になっていて、複数
のラチエット７の下部面のコアーｃと押出し板ｄにて構
成され、ランナー、ゲートは成形品の外観形状によって
適時にピンポイントゲートｅ又は、サブマリンゲートｆ
方式にて成型品を多数個取りできる射出成型用金型の構
造図である。

【００２４】上記の実施例は、本発明の封印式キャップ
を一体成形で形成したものであるが、図１３並びに図１
４に示すように封印式キャップＡ３は、キャップ本体１
の底部に山形のリング１９と足付中栓２０を形成したパ
ッキングレスの形体であってワンピースの封印式キャッ
プを示した実施例である。

【００２５】図１５並びに図１６に示すように封印式キ
ャップＡ４は、キャップ本体１が開栓されたとき封印接
続リブが切断された時にバンド部３に接続リブ２１と垂
直に設けたスリット２２と山形の溝部２３によってバン
ド部３が切断して接続リブ２１と連結してキャップ本体
１と一体的に離形して容器の首下部に残留しない形態を
示した実施例である。

【００２６】以上本発明の代表的な実施例について説明
したが、本発明は必ずしも上記の実施例構造のみに限定
されるものではなく、本発明の構造用件を備え、且つ効
果を有する範囲内で適時変更して実施出来ることは勿論
である。

【００２７】

【発明の効果】前記、請求項１の本発明の封印式キャッ
プ（Ａ）においては、以上説明した形態で実施され以下
に記載されるような効果を奏する。従来の封印式容器の
多種多様なＰＥＴボトルや硝子瓶に対応できる為に多品
種少量の製品を容易に生産できる経済的な効果がある。

【００２８】特に本発明の封印式キャップ（Ａ）におい
ては、キャップ本体１の下部底面１ａと分離用スリット
５を介してバンド部３の内周壁に形成している複数の封
印用接続リブ４の断面形状は、キャップ本体１の下部外
縁１ｂとバンド部３の上面の内周面３ａに傾斜面４ａに
て一体的に形成した封印式キャップであることから金型
構造的に製品部が多数個に製作されることから生産性が
高く経済的な効果がある。

【００２９】特に本発明の封印式キャップは、上記のご
とく構成されているので、容器に螺合されて開栓すると
きに金属製に匹敵する剛性のあるバンド部３や複数のラ
チエット７はヒンジ部８を支点にして鋭角に屈曲しガイ
ド片７ｃによって容器の膨張部の下周面に安定した位置
で押圧しながら係止されてバンド部３は固定されるよう
に形成されている。随ってキャップが開栓されるときに
封印用接続リブが速効的に切断されるからキャップ本体
１とバンド部３の分離も速く、不正に開封された場合に
も、外観から不正行為が確認されるので、容器の内容物
の品質保証が確保される効果があり、特に液剤の溢水や
炭酸飲料水の瓦斯の噴出するといった欠点が解決される
効果がある。

【００３０】又、バンド部３の内周面が容器の膨張部外
形に密着しないのでバンド部３は容器からの取出しが容
易である。

【００３１】特に本発明の封印式キャップは従来の封印
式キャップの係止形体では不可能であった硝子瓶にも使
用できる形体であり、その活用範囲は拡大される効果が
ある。

【００３２】更に請求項２、３、４、の構成によれば、
上記効果に加えて、多種多様の容器に対応した形体が形
成でき、画期的な効果を増大することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る封印式キャップの一実施例を示す
もので、図２のイ−イ線に沿った断面図である。

【図２】上記封印式キャップＡの底面図である。

【図３】上記封印式キャップＡ１の図４のロ−ロ線に沿
った断面図である。

【図４】上記封印式キャップＡ１の底面図である。

【図５】上記封印式キャップＡ２の図６のハ−ハ線に沿
った断面図である。

【図６】上記封印式キャップＡ２の底面図である。

【図７】上記封印式キャップＡが容器に嵌合した一部拡
大断面図。

【図８】上記封印式キャップＡの成形品の離形後の一部
拡大断面図。

【図９】上記封印式キャップＡを容器に挿入した状態を
示す一部拡大断面図。

【図１０】上記封印式キャップＡを容器に挿入した状態
を示す断面図である。

【図１１】上記封印式キャップＡを容器から開栓した状
態を示す断面図である。

【図１２】上記封印式キャップＡの金型構造の一部断面
図である。

【図１３】上記封印式キャップＡ３を容器に挿入した状
態を示す断面図。

【図１４】上記封印式キャップＡ３を容器から開栓した
状態を示す断面図。

【図１５】上記封印式キャップＡ４を容器に挿入した状
態を示す正面図である。

【図１６】上記封印式キャップＡ４を容器から開栓した
状態を示す正面図である。

【符号の説明】

１キャップ本体１ａ下部底面１ｂ下部外縁２ローレット３バンド部３ａバンド部の上面の内周面４封印用接続リブ４ａ傾斜面５分離用スリット６斜設された周設リブ７ラチエット７ａ山形の溝７ｂ係止端面７ｃガイド片８ヒンジ部９ガイドリブＡ封印式キャップＡ１封印式キャップＡ２封印式キャップＡ３封印式キャップＡ４封印式キャップＢ容器Ｂ１膨張部Ｂ２下周面Ｂ３膨張部の外周Ｐパッキング１３バンド部１６斜設された補強リブ１７ラチエット１７ａ山形の溝１７ｂ係止端面１７ｃガイド片１８ヒンジ部１９山形のリング２０足付中栓２１接続リブ２２スリット２３山形の溝部ａキャビティーｂコアーｃ下部面のコアーｄ押出し板ｅピンポイントゲートｆサブマリンゲート

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】適当な弾力性を有する合成樹脂材料によ
る成型品の螺子付キャップにおいて、外周に複数のロー
レット（２）を形成したキャップ本体（１）の下部の底
面（１ａ）と分離用スリット（５）を介してバンド部
（３）の内周壁に形成している複数の封印用接続リブ
（４）にて一体的に形成した封印式キャップあって、バ
ンド部（３）の内周壁には下方向に斜設された周設リブ
（６）を設け、その周縁に複数のラチエット（７）を連
設し、その先端には係止端面（７ｂ）の上面にガイド片
（７ｃ）が突設されており、前記、複数の封印用接続リ
ブ（４）の断面形状は、キャップ本体（１）の下部外縁
（１ｂ）とバンド部（３）の上面の内周面（３ａ）に傾
斜面（４ａ）で形状を形成し、複数のラチェット（７）
は先端部の幅は付け根部分の幅より広くし、付け根部分
に山形の溝（７ａ）にてヒンジ部（８）を形成している
封印式キャップ。
【請求項２】複数の封印用接続リブ（４）の断面形状
の傾斜面（４ａ）と分離用スリット（５）の傾斜面の傾
斜角度θは２０度以下に設定し、容器の下周面に係止す
るラチエット（７）がヒンジ部（８）を支点にして屈折
する傾斜角度αは１５度以下になるように形成されてい
る請求項１に記載の封印式キャップ。
【請求項３】バンド部（１３）の内周壁に複数の下方
向に斜設された補強リブ（１６）を設け、その周縁にラ
チエット（１７）を連設し、その先端には係止端面（１
７ｂ）の上面にガイド片（１７ｃ）が突設されており、
複数のラチェット（１７）は先端部の幅は付け根部分の
幅より広くし、付け根部分に山形の溝（１７ａ）にてヒ
ンジ部（１８）を形成している請求項１に記載の封印式
キャップ。
【請求項４】バンド部（３）の内周壁には下方向に延
びた周設リブ（６）を設け、その周縁に複数のラチェッ
ト（７）を連設され、その先端には係止用端面（７ｂ）
の上面中央から左右に隣接している複数のラチェット片
（７）の係止用端面（７ｂ）の上面中央に半円環状に連
結されたガイドリブ（９）によって形成された請求項１
に記載の封印式キャップ。