JPH10324051A - インキジェットによる印刷方法及びこれに使用される コーティング剤 - Google Patents

インキジェットによる印刷方法及びこれに使用される コーティング剤

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JPH10324051A
JPH10324051A JP15039597A JP15039597A JPH10324051A JP H10324051 A JPH10324051 A JP H10324051A JP 15039597 A JP15039597 A JP 15039597A JP 15039597 A JP15039597 A JP 15039597A JP H10324051 A JPH10324051 A JP H10324051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink jet
printing
printed
coating agent
ink
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Application number
JP15039597A
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English (en)
Inventor
Hideaki Fukuda
英晃 福田
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RUNETSUSANSU KK
Original Assignee
RUNETSUSANSU KK
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Publication date
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  • Printing Methods (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 どのような素材であっても、インキジェット
プリンタを用いて、文字図形を印刷できるようにする。 【解決手段】 印刷対象となるステンレス板10の表面
にインキ滴が吸収可能なコーティング層18を形成し、
このコーティング層18へインキジェットプリンタ20
のノズル16で、コンピュータ22に記憶された情報に
基づいて文字図形等を印刷する。このように、インキ滴
が吸収可能なコーティング層18を形成することで、ど
のような素材であっても、インキジェットプリンタを用
いて、文字図形を印刷できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステンレス板等の
水性インキが付着し難い素材への印刷方法及びこれに使
用されるコーティング剤に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷圧を必要としない印刷方式として、
インキジェットプリンタがある。これは、コンピュータ
に記憶された情報を、ジェット状のインキ滴を偏向させ
る力として与え、記録紙の上に文字図形を高速印刷する
ものである。
【0003】ところで、画像記録媒体であるインキは、
目詰まり防止等の観点から水溶性のものが多く用いられ
ており、一方、記録紙は、インキ滴を速やかに吸収し、
かつ滲みが少なければならないという要請から、コート
紙、上質紙、和紙、各種合成繊維、壁紙、擬似皮革等が
使用されている。
【0004】一方、近年、建物の外壁(ステンレス壁
材、アルミ壁材、陶材、石材等)へ、意匠性を向上させ
るため、絵画等が描く場合があるが、これは、作画され
た転写シートを壁材に貼付けたものであり、インキジェ
ットプリンタを用いて、壁材に直接作画したものではな
い。
【0005】また、特殊なインキを使用して、アルミ缶
の底に製造番号等をナンバーリングするインキジェット
印刷もあるが、特殊なノズルを必要とし、インキも高価
なため、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)、黒(BK)の4色で、壁面へ大規模にカラー印
刷するような場合には使用することができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は係る事実を考
慮し、どのような素材であっても、インキジェットプリ
ンタを用いて、文字図形を印刷できるようにすることを
課題をする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、印刷対象となる素材の表面にインキ滴が吸収可能な
コーティング層を形成し、このコーティング層へインキ
ジェット方式で、コンピュータに記憶された情報に基づ
いて文字図形等を印刷する。
【0008】このように、インキ滴が吸収可能なコーテ
ィング層を形成することで、どのような素材(例えば、
ステンレス等)であっても、インキジェットプリンタを
用いて、文字図形を印刷できる。
【0009】請求項2に記載の発明では、インキジェッ
トによる印刷方法の印刷対象となる素材の表面に塗布さ
れるコーティング剤に、少なくとも、油性或いは水性の
塗料と、セラミックパウダーと、が配合されている。こ
のセラミックパウダーを配合することにより、インキ滴
が吸収可能なコーティング層が形成できる。
【0010】請求項3に記載の発明では、インキジェッ
トによる印刷方法の印刷対象となる素材の表面に塗布さ
れるコーティング剤に、少なくとも、油性或いは水性の
塗料と、石英パウダーと、が配合されている。この石英
パウダーを配合することにより、インキ滴が吸収可能な
コーティング層が形成できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本形態に係るインキジェットによ
る印刷方法を、ステンレス板を印刷対象として説明す
る。
【0012】図1に示すように、先ず、ステンレス板1
0の表面をサンドペーパー12で面荒らしを行い、溶剤
で油脂分等を取り除く、下地処理を行う。次に、後述す
るコーティング剤の密着性を向上させると共に、ステン
レス板10の防蝕性を高める防錆処理を施す、下塗処理
を行う。
【0013】なお、下地処理や下塗処理の方法は、印刷
対象となる素材の種類によって異なるものであり、例え
ば、金属類は、上記のような処理を行うが、コンクリー
ト類は、サンドペーパー12で面荒らしを行い、エアー
ブローで清掃した後、アルカリ処理を施す。
【0014】次に、図2に示すように、コーティング剤
を用いて、スプレー14で中塗りを行う。このコーティ
ング剤の母材は、ラッカー、アクリル、ウレタン、シリ
コン、フッ素、メラミン等の油性系の塗料や、アクリ
ル、ウレタン、シリコン、フッ素等の水性系の塗料が使
用できる。
【0015】このような塗料へセラミックパウダーを混
合する。この混合比は容積比で、塗料を100としたと
き、セラミックパウダーが40〜60となる範囲がよ
く、好ましくは、50が良い。なお、セラミックパウダ
ーに替えて石英パウダーであっても構わない。このセラ
ミックパウダーの粒径は、20〜50ミクロンの範囲が
好ましい。セラミックパウダーは、アルミニュウムを熱
処理して粉末状にしたものである。
【0016】また、インキジェットプリンタ20のノズ
ル16(図3参照)が、コーティング剤で構成されたコ
ーティング層18をスムーズに移動するために、吹き付
け塗装により、表面を平坦に仕上げる必要がある。
【0017】次に、図3に示すように、インキジェット
プリンタ20のノズル16をコンピュータ22で制御し
て、コーティング層18の上に、直接、絵画24をフル
カラー印刷する。このように、インキの吸収性の良いコ
ーティング層18を形成することで、インキジェットプ
リンタによる印刷が可能となる。
【0018】次に、図4に示すように、紫外線カットコ
ーティング剤26を上塗りして、印刷されたフルカラー
の絵画24が色褪せないように保護する。また、床パネ
ル等のように、耐摩耗性を要求されるものについては、
ハードコート処理し、或いは、滑り止めのため、インス
リップ処理を施した方が好ましい。
【0019】なお、本形態では、ステンレス板10を例
に採って説明したが、印刷可能な素材として、金属類
(鋼板、トタン、鋳物、亜鉛メッキされたもの)、非金
属類(アルミ)、木類、セメント類(GRC、CRC、
ALC、スレート、コンクリート、石膏ボード、陶板、
セラミック板、Pタイル)、プラスチック類(アクリ
ル、塩化ビニル、FRP)、その他(クロス、ガラス
等)が挙げられる。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、どのよう
な素材であっても、インキジェットプリンタを用いて、
文字図形を印刷できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係るインキジェットによる印刷方法の
手順を示した概念図である。
【図2】本形態に係るインキジェットによる印刷方法の
手順を示した概念図である。
【図3】本形態に係るインキジェットによる印刷方法の
手順を示した概念図である。
【図4】本形態に係るインキジェットによる印刷方法の
手順を示した概念図である。
【符号の説明】
18 コーティング層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷対象となる素材の表面にインキ滴が
    吸収可能なコーティング層を形成する工程と、前記コー
    ティング層へインキジェット方式で印刷する工程と、を
    有することを特徴とするインキジェットによる印刷方
    法。
  2. 【請求項2】 インキジェットによる印刷方法の印刷対
    象となる素材の表面に塗布されるコーティング剤におい
    て、少なくとも、油性或いは水性の塗料と、セラミック
    パウダーと、が配合されていることを特徴とするコーテ
    ィング剤。
  3. 【請求項3】 インキジェットによる印刷方法の印刷対
    象となる素材の表面に塗布されるコーティング剤におい
    て、少なくとも、油性或いは水性の塗料と、石英パウダ
    ーと、が配合されていることを特徴とするコーティング
    剤。
JP15039597A 1997-05-23 1997-05-23 インキジェットによる印刷方法及びこれに使用される コーティング剤 Pending JPH10324051A (ja)

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JP15039597A Pending JPH10324051A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 インキジェットによる印刷方法及びこれに使用される コーティング剤

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016068099A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 日立金属株式会社 鋳物およびその製造方法

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