JPH10323505A - ポリマー分散液および水性塗料系を消泡するための消泡剤コンパウンド - Google Patents
ポリマー分散液および水性塗料系を消泡するための消泡剤コンパウンドInfo
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- JPH10323505A JPH10323505A JP10131795A JP13179598A JPH10323505A JP H10323505 A JPH10323505 A JP H10323505A JP 10131795 A JP10131795 A JP 10131795A JP 13179598 A JP13179598 A JP 13179598A JP H10323505 A JPH10323505 A JP H10323505A
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D19/00—Degasification of liquids
- B01D19/02—Foam dispersion or prevention
- B01D19/04—Foam dispersion or prevention by addition of chemical substances
- B01D19/0404—Foam dispersion or prevention by addition of chemical substances characterised by the nature of the chemical substance
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリマー分散液および水性塗料系を消泡する
ための消泡剤コンパウンドを提供する。 【解決手段】 前記コンパウンドは、２〜２２個のグリ
セリン分子の縮合により得られるオリゴグリセリンとＣ
8〜Ｃ22−脂肪酸とのアルコキシル化部分エステルおよ
び無機または有機固形物からなり、この場合にプロピレ
ンオキシド３〜６０モルおよび場合によりスチレンオキ
シド１〜１０モルおよび／またはブチレンオキシド１〜
１０モルを使用する。
ための消泡剤コンパウンドを提供する。 【解決手段】 前記コンパウンドは、２〜２２個のグリ
セリン分子の縮合により得られるオリゴグリセリンとＣ
8〜Ｃ22−脂肪酸とのアルコキシル化部分エステルおよ
び無機または有機固形物からなり、この場合にプロピレ
ンオキシド３〜６０モルおよび場合によりスチレンオキ
シド１〜１０モルおよび／またはブチレンオキシド１〜
１０モルを使用する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、２〜２０個のグリ
セリン分子の縮合により得られるオリゴグリセリンとＣ
8〜Ｃ22−脂肪酸とのアルコキシル化部分エステルおよ
び無機または有機固形物からなる、ポリマー分散液およ
び水性塗料系を消泡するための消泡剤コンパウンドに関
する。
セリン分子の縮合により得られるオリゴグリセリンとＣ
8〜Ｃ22−脂肪酸とのアルコキシル化部分エステルおよ
び無機または有機固形物からなる、ポリマー分散液およ
び水性塗料系を消泡するための消泡剤コンパウンドに関
する。
【０００２】
【従来の技術】多くの技術的工程において、所定の効果
を達成するために界面活性剤が意図的に使用される。従
って水性塗料は一連の助剤、例えば水に溶解しない結合
剤を乳化するための乳化剤または基体の湿潤を改良し、
顔料を分散するための添加剤を必要とする。しかしなが
らこれらの界面活性剤は、好ましくない随伴現象とし
て、製造の際または塗布の際に導入される空気が泡の形
で安定化することを引き起こす。
を達成するために界面活性剤が意図的に使用される。従
って水性塗料は一連の助剤、例えば水に溶解しない結合
剤を乳化するための乳化剤または基体の湿潤を改良し、
顔料を分散するための添加剤を必要とする。しかしなが
らこれらの界面活性剤は、好ましくない随伴現象とし
て、製造の際または塗布の際に導入される空気が泡の形
で安定化することを引き起こす。
【０００３】水溶液または分散液を消泡するために、シ
リコーン油、特に低粘度から中粘度のジメチルポリシロ
キサンを使用することは知られており、例えば Ｗ．Ｎ
ｏｌｌ．Ｃｈｅｍｉｅ ｕｎｄ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉ
ｅ ｄｅｒ Ｓｉｌｉｃｏｎｅ の文献に記載されてい
る。鉱油を基礎とする消泡剤および／または有機珪素消
泡剤の消泡作用を改良するために、しばしば高度に分散
した、無機または有機物質、特に熱分解により製造した
珪酸を一般に添加する（ドイツ特許第１０６７００３号
明細書、ドイツ特許出願公開第１９１４６８４号明細
書）。消泡剤として、ポリオキシアルキレン−ポリシロ
キサンコポリマーを使用することは同様に知られている
（米国特許第３７６３０２１号明細書）。
リコーン油、特に低粘度から中粘度のジメチルポリシロ
キサンを使用することは知られており、例えば Ｗ．Ｎ
ｏｌｌ．Ｃｈｅｍｉｅ ｕｎｄ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉ
ｅ ｄｅｒ Ｓｉｌｉｃｏｎｅ の文献に記載されてい
る。鉱油を基礎とする消泡剤および／または有機珪素消
泡剤の消泡作用を改良するために、しばしば高度に分散
した、無機または有機物質、特に熱分解により製造した
珪酸を一般に添加する（ドイツ特許第１０６７００３号
明細書、ドイツ特許出願公開第１９１４６８４号明細
書）。消泡剤として、ポリオキシアルキレン−ポリシロ
キサンコポリマーを使用することは同様に知られている
（米国特許第３７６３０２１号明細書）。
【０００４】技術水準から公知のこれらのシリコーン油
またはポリオキシアルキレン−ポリシロキサンコポリマ
ーを含有する組成物は、多かれ少なかれ著しい程度で、
ポリマー分散液または水性塗料系の泡の形成を阻止する
かまたはすでに形成された泡を分解することに適してい
る。しかしながらこの種の組成物を混合した水性塗料系
は、このような消泡剤の添加により、これらの消泡剤の
添加に起因する欠点を有する。
またはポリオキシアルキレン−ポリシロキサンコポリマ
ーを含有する組成物は、多かれ少なかれ著しい程度で、
ポリマー分散液または水性塗料系の泡の形成を阻止する
かまたはすでに形成された泡を分解することに適してい
る。しかしながらこの種の組成物を混合した水性塗料系
は、このような消泡剤の添加により、これらの消泡剤の
添加に起因する欠点を有する。
【０００５】消泡するために、ポリシロキサン、ポリオ
キシアルキレン−ポリシロキサンコポリマーまたは鉱油
を基礎とする組成物が添加されている、きわめて光沢の
ある分散染料が、表面に塗布する際に、特に多くの湿潤
度の不足および減少した光沢を有することが判明した。
この不足は下地の不均一な湿潤で表され、不均一の厚さ
の被覆物を形成し、極端な場合は種々の程度の被覆でき
ない箇所を有する被覆物を生じる。
キシアルキレン−ポリシロキサンコポリマーまたは鉱油
を基礎とする組成物が添加されている、きわめて光沢の
ある分散染料が、表面に塗布する際に、特に多くの湿潤
度の不足および減少した光沢を有することが判明した。
この不足は下地の不均一な湿潤で表され、不均一の厚さ
の被覆物を形成し、極端な場合は種々の程度の被覆でき
ない箇所を有する被覆物を生じる。
【０００６】更に水性塗料系にシリコーンを基礎とする
生成物を使用すると多くの中間層の付着の問題を生じ、
浸漬浴に使用すると長時間にわたりくぼみの形成を阻止
することが困難になり、触媒による後燃焼が後続してい
る塗装工程においては触媒の可使時間が減少する。
生成物を使用すると多くの中間層の付着の問題を生じ、
浸漬浴に使用すると長時間にわたりくぼみの形成を阻止
することが困難になり、触媒による後燃焼が後続してい
る塗装工程においては触媒の可使時間が減少する。
【０００７】鉱油を基礎とする生成物の使用は多くの場
合に不適当である。この担体油は、生理的および生態的
危険のほかに、例えば水性媒体中で、分散塗料の光沢度
が減少するかまたはフレキソ印刷インキにおいてフレキ
ソ板の好ましくない膨潤を生じる。
合に不適当である。この担体油は、生理的および生態的
危険のほかに、例えば水性媒体中で、分散塗料の光沢度
が減少するかまたはフレキソ印刷インキにおいてフレキ
ソ板の好ましくない膨潤を生じる。
【０００８】ドイツ特許出願公開第３６３６０８６号明
細書には、ポリグリセリンを自体公知方法によりエチレ
ンオキシドおよびプロピレンオキシドと反応させ、得ら
れたアルキレンオキシド付加生成物を脂肪酸でエステル
化することにより得られる、ポリグリセリンポリグリコ
ールエーテルの脂肪酸エステルが記載されており、この
場合にポリグリセリン中に存在するヒドロキシル基１モ
ル当たりエチレンオキシド２〜１５モル、プロピレンオ
キシド１０〜６０モルおよび脂肪酸１〜３モルを使用す
る。しかしながら、水性塗料系において、その泡を防止
する特性は不十分であり、特に塗料に必要な長時間効果
を達成することができない。
細書には、ポリグリセリンを自体公知方法によりエチレ
ンオキシドおよびプロピレンオキシドと反応させ、得ら
れたアルキレンオキシド付加生成物を脂肪酸でエステル
化することにより得られる、ポリグリセリンポリグリコ
ールエーテルの脂肪酸エステルが記載されており、この
場合にポリグリセリン中に存在するヒドロキシル基１モ
ル当たりエチレンオキシド２〜１５モル、プロピレンオ
キシド１０〜６０モルおよび脂肪酸１〜３モルを使用す
る。しかしながら、水性塗料系において、その泡を防止
する特性は不十分であり、特に塗料に必要な長時間効果
を達成することができない。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、ポリマー分散液およびこれを含有する水性塗料系が
良好な消泡作用を示し、この作用が長時間にわたり維持
され、同時に前記の問題を回避する、シリコーン油およ
び鉱油を含まない適当な消泡剤組成物を見い出すことで
ある。
は、ポリマー分散液およびこれを含有する水性塗料系が
良好な消泡作用を示し、この作用が長時間にわたり維持
され、同時に前記の問題を回避する、シリコーン油およ
び鉱油を含まない適当な消泡剤組成物を見い出すことで
ある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】驚くべきことには、本発
明の課題は、２〜２０個のグリセリン分子の縮合により
得られるオリゴグリセリンとＣ8〜Ｃ22−脂肪酸とのア
ルコキシル化部分エステルおよびこれから製造されるコ
ンパウンドを使用することにより解決され、この場合に
プロピレンオキシド３〜６０モルおよび有利にはスチレ
ンオキシド１〜１０モルおよび／またはブチレンオキシ
ド１〜１０モルを使用する。
明の課題は、２〜２０個のグリセリン分子の縮合により
得られるオリゴグリセリンとＣ8〜Ｃ22−脂肪酸とのア
ルコキシル化部分エステルおよびこれから製造されるコ
ンパウンドを使用することにより解決され、この場合に
プロピレンオキシド３〜６０モルおよび有利にはスチレ
ンオキシド１〜１０モルおよび／またはブチレンオキシ
ド１〜１０モルを使用する。
【００１１】水性塗料系に消泡剤として使用する可能性
に関して、親水性ポリエチレンオキシド成分の回避、お
よび有機および／または無機の、有利には疎水性固形物
の配合が重要である。
に関して、親水性ポリエチレンオキシド成分の回避、お
よび有機および／または無機の、有利には疎水性固形物
の配合が重要である。
【００１２】２〜２０個のグリセリン分子の縮合により
得られるオリゴグリセリンと脂肪酸の部分エステルは公
知である（ドイツ特許第２５１１８０７号明細書）。こ
の部分エステルは、しばしば内部滑剤および／または静
電防止プラスチック添加剤として使用される。水性塗料
分散液中の分散添加剤としての使用もすでに記載されて
いる（欧州特許公告第０４７９８１９号明細書）。
得られるオリゴグリセリンと脂肪酸の部分エステルは公
知である（ドイツ特許第２５１１８０７号明細書）。こ
の部分エステルは、しばしば内部滑剤および／または静
電防止プラスチック添加剤として使用される。水性塗料
分散液中の分散添加剤としての使用もすでに記載されて
いる（欧州特許公告第０４７９８１９号明細書）。
【００１３】本発明により使用すべき部分エステルは、
アルコール成分として２〜２０個のグリセリン分子の縮
合により得られるオリゴグリセリンから製造され、この
場合に形式的には２〜１０個、特に４〜６個のグリセリ
ン単位から形成されるオリゴグリセリンが部分エステル
を製造するために有利である。前記の鎖長を有するオリ
ゴグリセリンの技術的混合物を使用することもできる。
部分エステルを製造するために、ほかの方法により得ら
れるオリゴグリセリンも適している。
アルコール成分として２〜２０個のグリセリン分子の縮
合により得られるオリゴグリセリンから製造され、この
場合に形式的には２〜１０個、特に４〜６個のグリセリ
ン単位から形成されるオリゴグリセリンが部分エステル
を製造するために有利である。前記の鎖長を有するオリ
ゴグリセリンの技術的混合物を使用することもできる。
部分エステルを製造するために、ほかの方法により得ら
れるオリゴグリセリンも適している。
【００１４】これらのオリゴグリセリンを、本発明によ
り使用すべき部分エステルを製造するために、Ｃ8〜Ｃ
22−脂肪酸で部分的にエステル化し、この場合に有利に
は１〜２個のヒドロキシル基がオリゴグリセリン部分中
に変性されずに残留する。Ｃ 8〜Ｃ22−脂肪酸の例とし
て、カプリル酸、カプリン酸、ラウリル酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、
オレイン酸、リシノール酸および１２−ヒドロキシステ
アリン酸が挙げられる。更にジヒドロキシ酸または二量
体酸が該当する。一般には部分エステルを製造するため
に脂肪酸をその技術的混合物の形で使用することができ
る。
り使用すべき部分エステルを製造するために、Ｃ8〜Ｃ
22−脂肪酸で部分的にエステル化し、この場合に有利に
は１〜２個のヒドロキシル基がオリゴグリセリン部分中
に変性されずに残留する。Ｃ 8〜Ｃ22−脂肪酸の例とし
て、カプリル酸、カプリン酸、ラウリル酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、
オレイン酸、リシノール酸および１２−ヒドロキシステ
アリン酸が挙げられる。更にジヒドロキシ酸または二量
体酸が該当する。一般には部分エステルを製造するため
に脂肪酸をその技術的混合物の形で使用することができ
る。
【００１５】こうして得られる、なお遊離ヒドロキシル
基を有する部分エステルを、アルキレンオキシド、例え
ばプロピレンオキシド、スチレンオキシド、ブチレンオ
キシドを付加することにより変性することができ、この
場合に種々のアルキレンオキシドの付加を統計的にまた
はブロック式に行うことができる。プロピレンオキシド
３〜６０モルの付加が有利であり、プロピレンオキシド
１０〜３０モルおよびスチレンオキシド１〜１０モルお
よび／またはブチレンオキシド１〜１０モルの付加が特
に有利である。
基を有する部分エステルを、アルキレンオキシド、例え
ばプロピレンオキシド、スチレンオキシド、ブチレンオ
キシドを付加することにより変性することができ、この
場合に種々のアルキレンオキシドの付加を統計的にまた
はブロック式に行うことができる。プロピレンオキシド
３〜６０モルの付加が有利であり、プロピレンオキシド
１０〜３０モルおよびスチレンオキシド１〜１０モルお
よび／またはブチレンオキシド１〜１０モルの付加が特
に有利である。
【００１６】本発明により使用すべき部分エステルは、
もちろん出発物質として基礎とされるオリゴグリセリン
をまずアルコキシル化し、引き続き相当する脂肪酸でエ
ステル化することにより得られる生成物を含有する。エ
ーテル化およびエステル化条件は技術水準に相当する。
エーテル化のためには酸性および塩基性触媒が適してお
り、水酸化カリウム、カリウムメチラート、ナトリウム
メチラートまたはＢＦ 3−エーテラートが有利である。
ＢＦ3−エーテラートの使用が特に有利である。
もちろん出発物質として基礎とされるオリゴグリセリン
をまずアルコキシル化し、引き続き相当する脂肪酸でエ
ステル化することにより得られる生成物を含有する。エ
ーテル化およびエステル化条件は技術水準に相当する。
エーテル化のためには酸性および塩基性触媒が適してお
り、水酸化カリウム、カリウムメチラート、ナトリウム
メチラートまたはＢＦ 3−エーテラートが有利である。
ＢＦ3−エーテラートの使用が特に有利である。
【００１７】実質的に統計的法則により調節される分布
を有する混合物の形の化合物が存在することは当業者に
周知である。
を有する混合物の形の化合物が存在することは当業者に
周知である。
【００１８】本発明によりポリマー分散液および水性塗
料系を消泡するために使用されるコンパウンドは以下の
成分から構成される。
料系を消泡するために使用されるコンパウンドは以下の
成分から構成される。
【００１９】ａ）プロピレンオキシド３〜６０モルおよ
び場合によりスチレンオキシド１〜１０モルおよび／ま
たはブチレンオキシド１〜１０モルを使用してアルコキ
シル化した、オリゴグリセリンとＣ8〜Ｃ22−脂肪酸と
の部分エステル、８５．０〜９９．９重量部、 ｂ）無機または有機固形物、０．１〜１５．０重量部。
び場合によりスチレンオキシド１〜１０モルおよび／ま
たはブチレンオキシド１〜１０モルを使用してアルコキ
シル化した、オリゴグリセリンとＣ8〜Ｃ22−脂肪酸と
の部分エステル、８５．０〜９９．９重量部、 ｂ）無機または有機固形物、０．１〜１５．０重量部。
【００２０】無機固形物の例は、場合により疎水化され
た珪酸、金属石鹸、酸化アルミニウム、アルカリ土類金
属炭酸塩または同様の、技術水準から公知のおよび常用
の微粒の固形物である。有機の微粒の物質として、この
目的のために公知の、１２〜２２個の炭素原子を有する
長鎖脂肪酸のアルカリ土類金属の塩、これらの脂肪酸の
アミド、微分化したワックスまたはその場で製造される
オリゴ尿素を使用することができる。
た珪酸、金属石鹸、酸化アルミニウム、アルカリ土類金
属炭酸塩または同様の、技術水準から公知のおよび常用
の微粒の固形物である。有機の微粒の物質として、この
目的のために公知の、１２〜２２個の炭素原子を有する
長鎖脂肪酸のアルカリ土類金属の塩、これらの脂肪酸の
アミド、微分化したワックスまたはその場で製造される
オリゴ尿素を使用することができる。
【００２１】本発明による組成物はそのままでまたは水
性エマルションの形で使用することができる。その際良
好な配量可能性にもとづくエマルションの使用が有利で
ある。平均粒度１〜１０μｍである消泡剤エマルション
が特に有利である。特に本発明による組成物５〜５０％
の含量を有する水性エマルションを使用する。
性エマルションの形で使用することができる。その際良
好な配量可能性にもとづくエマルションの使用が有利で
ある。平均粒度１〜１０μｍである消泡剤エマルション
が特に有利である。特に本発明による組成物５〜５０％
の含量を有する水性エマルションを使用する。
【００２２】本発明によるコンパウンドはポリマー分散
液および水性塗料系に０．０１〜３重量％の量で添加す
る。
液および水性塗料系に０．０１〜３重量％の量で添加す
る。
【００２３】
【実施例】本発明によるおよび消泡剤コンパウンドに特
に適したオリゴグリセリンの部分エステルの例は以下の
ものである。
に適したオリゴグリセリンの部分エステルの例は以下の
ものである。
【００２４】ａ）トリグリセリントリラウレート＋プロ
ピレンオキシド３０モル＋スチレンオキシド３モル＋ブ
チレンオキシド３モルからなるアルコキシル化生成物、 ｂ）ペンタグリセリンペンタオレエート＋プロピレンオ
キシド５０モル＋ブチレンオキシド５モルからなるアル
コキシル化生成物、 ｃ）ペンタグリセリンペンタラウレート＋プロピレンオ
キシド５０モル＋スチレンオキシド５モルからなるアル
コキシル化生成物。
ピレンオキシド３０モル＋スチレンオキシド３モル＋ブ
チレンオキシド３モルからなるアルコキシル化生成物、 ｂ）ペンタグリセリンペンタオレエート＋プロピレンオ
キシド５０モル＋ブチレンオキシド５モルからなるアル
コキシル化生成物、 ｃ）ペンタグリセリンペンタラウレート＋プロピレンオ
キシド５０モル＋スチレンオキシド５モルからなるアル
コキシル化生成物。
【００２５】本発明によるものでない、比較目的のため
に試験される化合物は以下のものである。
に試験される化合物は以下のものである。
【００２６】ｄ）トリグリセリントリオレエート＋プロ
ピレンオキシド２０モル＋エチレンオキシド２０モルか
らなるアルコキシル化生成物、 ｅ）ペンタグリセリンペンタオレエート＋プロピレンオ
キシド３０モル＋エチレンオキシド５モルからなるアル
コキシル化生成物、 ｆ）トリグリセリントリアセテート、 ｇ）プロピレンオキシド５０モルからなるポリプロピレ
ングリコール。
ピレンオキシド２０モル＋エチレンオキシド２０モルか
らなるアルコキシル化生成物、 ｅ）ペンタグリセリンペンタオレエート＋プロピレンオ
キシド３０モル＋エチレンオキシド５モルからなるアル
コキシル化生成物、 ｆ）トリグリセリントリアセテート、 ｇ）プロピレンオキシド５０モルからなるポリプロピレ
ングリコール。
【００２７】これらの本発明の化合物および本発明によ
るものでない化合物に、Ｓｉｐｅｒｎａｔ Ｄ１０（疎
水性珪酸、Ｄｅｇｕｓｓａ社）それぞれ３重量％を用い
て調製し、それぞれの消泡剤化合物Ａ〜Ｇを形成する。
るものでない化合物に、Ｓｉｐｅｒｎａｔ Ｄ１０（疎
水性珪酸、Ｄｅｇｕｓｓａ社）それぞれ３重量％を用い
て調製し、それぞれの消泡剤化合物Ａ〜Ｇを形成する。
【００２８】以下に種々の本発明のコンパウンドおよび
比較例のコンパウンドの適用技術的特性を示す。
比較例のコンパウンドの適用技術的特性を示す。
【００２９】適用技術的特性の試験は２種の市販のポリ
マー分散液、分散染料および水を基礎とするフレキソ印
刷インキ中で行う。
マー分散液、分散染料および水を基礎とするフレキソ印
刷インキ中で行う。
【００３０】以下の試験系が選択される。
【００３１】ａ．スチレンアクリレート分散液 Ａｃｒ
ｏｎａｌ ２９０Ｄ，ＢＡＳＦ社 ｂ．純粋アクリレート分散液 Ａｃｒｏｎａｌ Ａ６０
３，ＢＡＳＦ社 ｃ．分散染料は常法により、以下の組成により調製する
（量の表示は重量％である）。
ｏｎａｌ ２９０Ｄ，ＢＡＳＦ社 ｂ．純粋アクリレート分散液 Ａｃｒｏｎａｌ Ａ６０
３，ＢＡＳＦ社 ｃ．分散染料は常法により、以下の組成により調製する
（量の表示は重量％である）。
【００３２】 プロピレングリコール ４．８ Ｃｏｌｌａｃｒａｌ ＡＳ３５ （ＢＡＳＦ社、湿潤剤および分散剤） ５．０ 二酸化チタン ２３．２ Ｍｅｒｇａｌ Ｋ７ （Ｒｉｅｄｅｌ ｄｅ Ｈａｅｎ社、保存剤） ０．２ ブチルグリコール ２．６ Ｄｏｗａｎｏｌ ＤＰＭ １．４ 水 ６．９ Ａｃｒｏｎａｌ Ａ６０３ （ＢＡＳＦ社、純粋アクリレート分散液） ５４．３ Ｒｈｅｏｌａｔｅ ２７８ （Ｒｈｅｎｏｘ社、増粘剤） ４．０ ｄ．フレキソ印刷インキは常法により、以下の組成によ
り調製する（量の表示は重量％である）。
り調製する（量の表示は重量％である）。
【００３３】 粉砕材料： Ｊｏｎｃｒｙｌ ８１ （アクリレート樹脂溶液、 Ｊｏｈｎｓｏｎ−Ｐｏｌｙｍｅｒ） １８．７ Ｆｏａｍｅｘ ８４０ （消泡剤、 Ｔｅｇｏ Ｃｈｅｍｉｅ Ｓｅｒｖｉｃｅ） ０．１ 水 ７．５ Ｈｅｌｉｏｇｅｎｂｌａｕ Ｄ７０８０ （フタロシアニンブルー、ＢＡＳＦ社） １１．２ １時間分散する（装置：Ｓｃａｎｄｅｘ）。
【００３４】 被覆層： Ｊｏｎｃｒｙｌ ８０５１ （アクリレート分散液、 Ｊｏｈｎｓｏｎ−Ｐｏｌｙｍｅｒ） ４６．２ Ｊｏｎｗａｘ ３５ （ポリエチレン−ワックスエマルション、 Ｊｏｈｎｓｏｎ−Ｐｏｌｙｍｅｒ） ４．７ 水 ６．８ イソプロパノール ４．７ ５分間分散する（装置：Ｓｃａｎｄｅｘ）。
【００３５】後者の組成成分として、本発明の消泡剤コ
ンパウンドおよび本発明のものでない消泡剤コンパウン
ドそれぞれ０．２％を添加する。その際混合を１００ｒ
ｐｍで１分間行う。
ンパウンドおよび本発明のものでない消泡剤コンパウン
ドそれぞれ０．２％を添加する。その際混合を１００ｒ
ｐｍで１分間行う。
【００３６】発泡試験（ａ．およびｂ．に関して） 消泡剤コンパウンド０．２重量％を添加したポリマー分
散液に、タービン撹拌器（直径４ｃｍ）を用いて２５０
０ｒｐｍで１分間空気を分散して入れる。こうして処理
した分散液を、引き続き撹拌器を中断した直後に、液量
器に５０ｍｌの検査マークまで満たし、計量する。重量
は撹拌して入れた空気の量により影響を受け、消泡剤の
有効性の尺度である。
散液に、タービン撹拌器（直径４ｃｍ）を用いて２５０
０ｒｐｍで１分間空気を分散して入れる。こうして処理
した分散液を、引き続き撹拌器を中断した直後に、液量
器に５０ｍｌの検査マークまで満たし、計量する。重量
は撹拌して入れた空気の量により影響を受け、消泡剤の
有効性の尺度である。
【００３７】発泡試験（ｄ．に関して） 消泡剤コンパウンド０．２重量％を添加した水性フレキ
ソ印刷インキ５０ｇを、１５０ｍｌビーカーに計量して
入れ、回転円板式撹拌器（直径３ｃｍ）を用いて２５０
０ｒｐｍで１分間剪断する。引き続きスタンドシリンダ
に４５ｇを計量して入れ、泡の高さをｍｌで示す。
ソ印刷インキ５０ｇを、１５０ｍｌビーカーに計量して
入れ、回転円板式撹拌器（直径３ｃｍ）を用いて２５０
０ｒｐｍで１分間剪断する。引き続きスタンドシリンダ
に４５ｇを計量して入れ、泡の高さをｍｌで示す。
【００３８】圧延試験（ｃ．に関して） 圧延試験において、連続気泡ロールを用いて検査すべき
分散染料４０ｇを、全面積５００ｃｍ2を有する非吸着
性試験カードに分散させる。発泡物質ロールを染料を塗
布する前に水で湿らせる。その際予め入れた染料に絶え
ず付加的な同じ量の水を導入し、これにより塗料の乾燥
時間が常に同じであることを保証する。湿潤皮膜層は面
積１ｍ2当たり約３００ｇである。皮膜を２４時間乾燥
後、試験板を、存在する大きな泡に関して（１００ｃｍ
2当たりの気泡の数）、存在する微細な泡に関して（種
々の強く特徴づけられる攪乱パターンを有する試験板と
比較することによる針の傷の数、等級１（きわめて良
好）から５（不十分、多くの針の傷）まで）および起こ
りうる湿潤の不足に関して評価する。
分散染料４０ｇを、全面積５００ｃｍ2を有する非吸着
性試験カードに分散させる。発泡物質ロールを染料を塗
布する前に水で湿らせる。その際予め入れた染料に絶え
ず付加的な同じ量の水を導入し、これにより塗料の乾燥
時間が常に同じであることを保証する。湿潤皮膜層は面
積１ｍ2当たり約３００ｇである。皮膜を２４時間乾燥
後、試験板を、存在する大きな泡に関して（１００ｃｍ
2当たりの気泡の数）、存在する微細な泡に関して（種
々の強く特徴づけられる攪乱パターンを有する試験板と
比較することによる針の傷の数、等級１（きわめて良
好）から５（不十分、多くの針の傷）まで）および起こ
りうる湿潤の不足に関して評価する。
【００３９】以下の結果から本発明の消泡剤コンパウン
ドの広い使用可能性が示される。 表１ スチレンアクリレート分散液ａの発泡試験の結果 コンパウンド 濃度 試料密度ｘｇ／５０ｍｌ ゼロ試料 ０ ３９.２ Ａ ０.２ ４９.７ Ｂ ０.２ ４９.８ Ｃ ０.２ ５０.１ Ｄ ０.２ ４７.６ Ｅ ０.２ ４６.２ Ｆ ０.２ ３９.６ Ｆ ０.５ ４０.１ Ｇ ０.２ ４４.３ Ｇ ０.５ ４８.２ 表２ 純粋アクリレート分散液ｂの発泡試験の結果 コンパウンド 濃度 試料密度ｘｇ／５０ｍｌ ゼロ試料 ０ ３８ Ａ ０.２ ４８.９ Ｂ ０.２ ４９.１ Ｃ ０.２ ４９.３ Ｄ ０.２ ４５.１ Ｅ ０.２ ４４.３ Ｆ ０.２ ３８.９ Ｆ ０.５ ４０.２ Ｇ ０.２ ４５.１ Ｇ ０.５ ４７.９ 表３ 分散染料ｃのロール試験の結果コンパウンド 濃度 大きな泡 微細な泡 湿潤不足 ゼロ試料 ０ ８０ ５ なし Ａ ０.２ ０ １ なし Ｂ ０.２ ０ １ なし Ｃ ０.２ ０ １ なし Ｄ ０.２ ５ ２ なし Ｅ ０.２ ７ ３ 僅か Ｆ ０.２ ７２ ５ なし Ｆ ０.５ ６５ ５ なし Ｇ ０.２ １０ ２ なし Ｇ ０.５ ３ ２ 僅か 表４ フレキソ印刷インキｄの発泡試験の結果 コンパウンド 濃度 泡の値（ｍｌ／４５ｇ） ゼロ試料 ０ ６２ Ａ ０.２ ４６ Ｂ ０.２ ４７ Ｃ ０.２ ４５ Ｄ ０.２ ５２ Ｅ ０.２ ５０ Ｆ ０.２ ６２ Ｆ ０.５ ６５ Ｇ ０.２ ５３ Ｇ ０.５ ４９
ドの広い使用可能性が示される。 表１ スチレンアクリレート分散液ａの発泡試験の結果 コンパウンド 濃度 試料密度ｘｇ／５０ｍｌ ゼロ試料 ０ ３９.２ Ａ ０.２ ４９.７ Ｂ ０.２ ４９.８ Ｃ ０.２ ５０.１ Ｄ ０.２ ４７.６ Ｅ ０.２ ４６.２ Ｆ ０.２ ３９.６ Ｆ ０.５ ４０.１ Ｇ ０.２ ４４.３ Ｇ ０.５ ４８.２ 表２ 純粋アクリレート分散液ｂの発泡試験の結果 コンパウンド 濃度 試料密度ｘｇ／５０ｍｌ ゼロ試料 ０ ３８ Ａ ０.２ ４８.９ Ｂ ０.２ ４９.１ Ｃ ０.２ ４９.３ Ｄ ０.２ ４５.１ Ｅ ０.２ ４４.３ Ｆ ０.２ ３８.９ Ｆ ０.５ ４０.２ Ｇ ０.２ ４５.１ Ｇ ０.５ ４７.９ 表３ 分散染料ｃのロール試験の結果コンパウンド 濃度 大きな泡 微細な泡 湿潤不足 ゼロ試料 ０ ８０ ５ なし Ａ ０.２ ０ １ なし Ｂ ０.２ ０ １ なし Ｃ ０.２ ０ １ なし Ｄ ０.２ ５ ２ なし Ｅ ０.２ ７ ３ 僅か Ｆ ０.２ ７２ ５ なし Ｆ ０.５ ６５ ５ なし Ｇ ０.２ １０ ２ なし Ｇ ０.５ ３ ２ 僅か 表４ フレキソ印刷インキｄの発泡試験の結果 コンパウンド 濃度 泡の値（ｍｌ／４５ｇ） ゼロ試料 ０ ６２ Ａ ０.２ ４６ Ｂ ０.２ ４７ Ｃ ０.２ ４５ Ｄ ０.２ ５２ Ｅ ０.２ ５０ Ｆ ０.２ ６２ Ｆ ０.５ ６５ Ｇ ０.２ ５３ Ｇ ０.５ ４９
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミヒャエル コイプ ドイツ連邦共和国 エツセン リュッテン シャイダー シュトラーセ 73 (72)発明者 フランク ケーニヒ ドイツ連邦共和国 ゲルゼンキルヒェン ヨハン−シュトラウス−ヴェーク 18 (72)発明者 シュテファン ジルバー ドイツ連邦共和国 クレーフェルト ヘル マン−シューマッハー−シュトラーセ 20 (72)発明者 ローラント ズッカー ドイツ連邦共和国 ヴェルネ ベルリーナ ー シュトラーセ 69 (72)発明者 エレン ヴァルホルン ドイツ連邦共和国 エツセン ルールター ルシュトラーセ 78
Claims (4)
- 【請求項１】 成分ａ）プロピレンオキシド３〜６０モ
ルおよび場合によりスチレンオキシド１〜１０モルおよ
び／またはブチレンオキシド１〜１０モルを使用してア
ルコキシル化した、オリゴグリセリンとＣ8〜Ｃ22−脂
肪酸との部分エステル８５．０〜９９．９重量部、 成分ｂ）無機または有機固形物０．１〜１５.０重量部 からなる、ポリマー分散液および水性塗料系を消泡する
ための消泡剤コンパウンド。 - 【請求項２】 部分エステルが３〜８個のグリセリン分
子の縮合により得られるオリゴグリセリンおよびＣ8〜
Ｃ22−脂肪酸から形成される請求項１記載の消泡剤コン
パウンド。 - 【請求項３】 水性エマルションの形の請求項１または
２記載の消泡剤コンパウンド。 - 【請求項４】 エマルションの液滴の平均粒径が１〜１
０μｍである請求項３記載の消泡剤コンパウンド。
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|---|---|---|---|
| DE19720870.3 | 1997-05-17 | ||
| DE19720870 | 1997-05-17 |
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| JP2011078943A (ja) * | 2009-10-09 | 2011-04-21 | San Nopco Ltd | 消泡剤 |
| JP2011101849A (ja) * | 2009-11-11 | 2011-05-26 | San Nopco Ltd | 消泡剤 |
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| DE10342870A1 (de) * | 2003-09-15 | 2005-05-12 | Clariant Gmbh | Flüssige Zusammensetzungen enthaltend oxalkylierte Polyglycerinester |
| DE102005030526A1 (de) * | 2005-06-30 | 2007-01-04 | Clariant Produkte (Deutschland) Gmbh | Arylglycerinether |
| JP5910979B2 (ja) * | 2011-03-30 | 2016-04-27 | 日油株式会社 | 発酵用消泡剤 |
| DE102013200722A1 (de) | 2012-01-30 | 2013-08-01 | Evonik Litarion Gmbh | Separator enthaltend eine organisch-anorganische Haftvermittlerkomponente |
| DE102012206574A1 (de) | 2012-04-20 | 2013-10-24 | Evonik Industries Ag | Verwendung von Polyglycerinpartialestern als Entschäumer |
| DE102013206175A1 (de) | 2013-04-09 | 2014-10-09 | Evonik Industries Ag | Polysiloxan-Polyether-Copolymere mit Amino- und/oder quaternären Ammoniumgruppen im Polyetherteil und Verfahren zu deren Herstellung |
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| EP3524651A1 (de) | 2018-02-08 | 2019-08-14 | Evonik Degussa GmbH | Wässrige polyorganosiloxanhybridharz-dispersion |
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| US3337595A (en) * | 1960-09-15 | 1967-08-22 | Nalco Chemical Co | Fatty acid esters of polyoxypropylated glycerol |
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| DE3636086A1 (de) * | 1986-10-23 | 1988-04-28 | Henkel Kgaa | Fettsaeureester von polyglycerinpolyglykolethern, ihre herstellung und ihre verwendung |
| DE3920130A1 (de) * | 1989-06-20 | 1991-01-10 | Henkel Kgaa | Verwendung von partialestern von oligoglycerinen mit fettsaeuren als pigmentdispergatoren fuer waessrige lackdispersionen |
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-
1998
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- 1998-05-14 US US09/078,958 patent/US5994415A/en not_active Expired - Fee Related
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