JPH10323454A - 立体ジグソーパズル - Google Patents

立体ジグソーパズル

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JPH10323454A
JPH10323454A JP15159097A JP15159097A JPH10323454A JP H10323454 A JPH10323454 A JP H10323454A JP 15159097 A JP15159097 A JP 15159097A JP 15159097 A JP15159097 A JP 15159097A JP H10323454 A JPH10323454 A JP H10323454A
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JP
Japan
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jigsaw puzzle
picture
puzzle
transparent sheet
pattern
Prior art date
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Pending
Application number
JP15159097A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroteru Sugie
大輝 杉江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EPOTSUKUSHIYA KK
Epoch Co Ltd
Original Assignee
EPOTSUKUSHIYA KK
Epoch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 完成させたジグソーパズルのピース間を糊付
けすることなく、続いて立体化に取り掛かれ、しかも展
示中にピースの落下を生じさせない立体ジグソーパズル
を提供する。 【解決手段】 ジグソーパズルと、該ジグソーパズルが
完成されたときに顕在化する絵柄と同じ絵柄からなる絵
柄パーツと、前記完成されたジグソーパズル上を覆う同
形同大の透明シートと、該透明シート上において前記絵
柄パーツを顕在化した絵柄に重ねて接着させる両面粘着
片と、を備えたことを特徴とし、完成されたジグソーパ
ズルを糊付けしなくても、その上を覆った透明シートの
上において両面粘着片を用いて絵柄パーツを重ねて行
け、従って、ジグソーパズルの組み立て開始から擬似立
体化まで続けて行えるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジグソーパズルを
楽しんだ後、その完成により顕在化した絵柄の全部又は
一部を立体化させ得るようにした立体ジグソーパズルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジグソーパズルは、表面に一定の絵柄を
印刷した厚紙を、隣接辺が互いに係合できる形状に細分
した異形ピースをバラバラにしておき、該ピースを一個
づつ隣接辺を係合させて行って絵柄を顕在化させるパズ
ル玩具である。
【0003】ジグソーパズルの楽しみは、各ピースを見
本の絵柄と比較して色、形状などで分別して台紙上に一
個づつ配置し係合しつつ、絵柄を徐々に顕在化させて行
く過程の面白さと、これに要する多くの時間と困難さを
乗り越えて完成させた満足感にあると言える。こうした
満足感はピース数が多くなればなる程大きくなる。
【0004】また、多くの時間と困難さを乗り越えて完
成させ顕在化させたジグソーパズルの絵柄は、自分の一
つの芸術作品であり、パネルに入れて室内の壁に飾って
観賞したいと考え、現実に飾っているマニアも多い。
【0005】ジグソーパズルは小ピースの集まりであ
り、ピース接合線が絵柄に入ることにより絵柄に良い趣
が生ずる一方、例えば、美人画の場合には美人の顔にピ
ース接合線の疵が表れてしまうという問題があった。
【0006】そこで、最近、ジグソーパズルを完成させ
ることによって表れた絵柄上に、その絵柄と同じ絵柄か
らなるパーツを重ねて接着させ得るようにした装飾性の
高いジグソーパズルが開発された。
【0007】上記装飾性の高いジグソーパズルは、小ピ
ースの接合線が醸し出す「趣」を活かしつつ、絵柄のメ
イン部分では絵柄が立体化するとともに、ピース接合線
が疵のように表れないために、需要者に高い評価を得て
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、完成さ
せたジグソーパズルの上に、絵柄パーツを重ねて接着す
るためには、先ず、ピース間を糊付けする必要があり、
ジグソーパズルの完成に続いて立体化には直ちに取り掛
かれず、興味がそがれて飽きられる虞れがあったばかり
でなく、経時的に糊付けによる変形(糊が乾燥すること
によって生じる紙の反り等)が生じる虞れがあった。
【0009】また、立体化されたジグソーパズルは平額
縁には入らず、深額縁(=立体額、シャドーボックス)
を使用することとなる。従って、完成されたジグソーパ
ズル面は平額縁のように前面ガラスなどの透明板によっ
て支えられることがなく、前記糊付けが不完全である
と、その部分のピースが落下する虞れがあった。
【0010】本発明は、上記の点に鑑み、完成させたジ
グソーパズルのピース間を糊付けすることなく、立体化
に取り掛かれるとともに、糊付け不要であって変形が生
じないばかりでなく、組上がりが美麗であり、しかもピ
ース落下を生じさせない立体ジグソーパズルを提供する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ジグソーパズルと、該ジグソーパズルが
完成されたときに顕在化する絵柄と同じ絵柄からなる絵
柄パーツと、前記完成されたジグソーパズル上を覆う同
形同大の透明シートと、該透明シート上において前記絵
柄パーツを顕在化した絵柄に重ねて接着させる両面粘着
片と、を備えたことを特徴とし、完成されたジグソーパ
ズル上を覆った透明シートの上において両面粘着片を用
いて絵柄パーツを重ねていけ、ジグソーパズルを糊付け
しなくても擬似立体化でき、ジグソーパズルの組み立て
開始から擬似立体化が続けて行えるように構成した。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、前記絵柄
パーツが、絵柄の立体化を想定して絵柄部分を分割印刷
し、重ね順等の記号を表示したことを特徴とし、切り抜
いて重ねる順番等が誰にも簡単にわかり、短時間で立体
化を素早く完成できるように構成した。
【0013】さらに、請求項3に記載の発明は、前記ジ
グソーパズル、絵柄パーツ、透明シート及び両面粘着片
を収納する収納箱であって、その内箱を市販の平額縁の
裏面溝に嵌入できる寸法に形成し、かつ、箱内に前記収
容物と一緒に、少なくとも前記平額縁と前記内箱とを固
定させる止め具及び内箱の内壁に沿って嵌合するスペー
サを収納したことを特徴とし、擬似立体化させたジグソ
ーパズルの絵柄を入れる深額縁を、該深額縁に比して安
価な平額縁と内箱とで簡単に形成できるように構成し
た。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
の図面に基づいて説明する。図1は本発明の構成を示す
斜視図、図2はジグソーパズルの完成によって顕在化し
た絵柄を透視できる透明シート上で絵柄パーツを重ねた
状態を示す斜視図、図3は絵柄パーツを重ねた透明シー
トをジグソーパズル上から取り上げた状態を示す斜視
図、図4は擬似立体化させたジグソーパズルを含め、深
額縁の構成を示す分解断面図、図5は深額縁を壁面に飾
った場合の側面断面図である。
【0015】図において、1はジグソーパズルで、該ジ
グソーパズル1は表面に一定の絵柄2を印刷するか貼っ
た厚紙(プラスチック板も含む)を細分切断3し、かつ
隣接辺4に互いに係合できる凸4a、凹4bを有してな
る異形ピース5をバラバラにして用意され、該異形ピー
ス5を一個づつ隣接辺4の凸4a、凹4bを係合させつ
つ絵柄2を顕在化させるパズルである。図1に示すジグ
ソーパズル1は台紙6上で数個の異形ピース5を残した
完成直前のものである。
【0016】7は完成されたジグソーパズル1の表面を
覆う透明シートで、該透明シート7は透明性の良いプラ
スチック材料にて作られている。勿論、ガラス板であっ
ても良い。
【0017】8は完成されたジグソーパズル1の表面に
顕在化した絵柄(鉢植えの朝顔)2と同じ絵柄からなる
複数の絵柄パーツ9を印刷した用紙である。前記絵柄パ
ーツ9として図示の場合は「鉢植えの朝顔」のうち、遠
景となる「蕾(ツボミ)」と「鉢」を除き、近景の「花
と葉」を5種類A、B、C、D、Eに分割印刷し、その
重ね順を符号10により表示している。該分割印刷した
部分は簡単に切り抜けるように打ち抜き刃線(図示せ
ず)を設けておくと良い。
【0018】前記絵柄パーツ9は光沢がある写真を利用
するか、ニスなどの光沢剤を塗布するか、透明フィルム
をラミネートするなどの光沢処理したものが優れてい
る。通常、ジグソーパズル1の完成によって顕在化する
絵柄2には光沢がない。これは細分切断するときに光沢
処理膜が剥げることを避けるためである。
【0019】11は両面粘着片である。該両面粘着片1
1は図1に示す如く、芯材11a上下両面に粘着層を形
成し、その上に剥離紙11bを貼ってなり、切り取り線
12を入れて複数に細分化できるようになっている。こ
の両面粘着片11は前記絵柄パーツ9を、完成されたジ
グソーパズル1の絵柄2の上を覆った透明シート上にお
いて立体化させる場合に、図2の破線で示す如く、両者
の重なり面に介在させて止着したり、図3の破線で示す
如く、絵柄パーツ9、9同士の重なり面に介在させて止
着するためのものである。
【0020】前記両面粘着片11の芯材11aは軽量か
つ変形容易なスポンジ素材で形成すると良い。即ち、前
述の如く、絵柄パーツ9の重なり面に介在させて止着さ
せる際に、絵柄パーツ9にカールを付けて変形させると
きに変形に馴染み易いし、2個以上重ねて絵柄パーツ9
を大きく浮かせることも容易となり、擬似立体化に際し
て個人の工夫と技量をより高度に発揮させ得る要素とな
る。
【0021】13は深額縁(=立体額、シャドーボック
ス)である。該深額縁13は前記ジグソーパズル1など
の収容物の収容箱の内箱14の開口寸法(a×b)を、
市販の平額縁15の裏面溝15aに嵌入できるように作
成しておき、該箱内に前記収容物と一緒に、平額縁と内
箱とを固定させる紐などの止め具16及び内箱の内壁に
沿って嵌合するスペーサ17を収容し、図4の如く組み
合わせることにより得られる。
【0022】前記内箱14は、これが「深額縁」の一部
を構成することから、その外面は模様や色彩などにより
装飾が施されているのが好ましい。また、前記スペーサ
17は深額縁の内周面を飾るもので、観賞者の目に触れ
易い部位であるため模様や色彩などにより装飾が施され
ているのが好ましい。
【0023】次に、本願ジグソーパズルの楽しみ方につ
いて述べる。先ず、ジグソーパズル1を台紙6上で組み
立てる。ジグソーパズル1は異形ピース5がバラバラに
されて袋詰め等されているだけであり、従って、周辺を
構成するピース群、色や模様によって共通性を有する複
数群に分けてから、パッケージの外箱(図示せず)に印
刷或いは貼った原画(見本絵柄)と見比べつつ隣接辺4
の凸4a、凹4bを係合させて絵柄2を顕在化させて行
く。
【0024】かくして、ジグソーパズル1の組み立てが
完成したならば、糊付けすることなく、その表面上に透
明シート7を重ねる(覆う)。該透明シート7の外側か
らはジグソーパズル1の完成によって顕在化した絵柄2
が透視できる。従って、透明シート7上の、透視された
絵柄部位に、絵柄パーツ9を両面粘着片11を使って重
ね、擬似立体化させる。
【0025】次に、深額縁13を完成させる。即ち、図
4の如く、前記ジグソーパズル1などの収容物の収容箱
の内箱14内に、完成されたジグソーパズル1を台紙6
と共に挿入した後、その上に擬似立体化させた透明シー
ト7を乗せ、内箱14の内壁に沿ってスペーサ17を嵌
入する。
【0026】しかる後、前記内箱14の開口部を縁取り
板18を介装して平額縁15の裏面溝15aに嵌入し、
止め具(紐条)16を平額縁15の裏面に備えられてい
る係止具15bに引っ掛けて内箱14を縛り付けるよう
に固定すると、深額縁13が完成すると同時に、深額縁
中へ立体ジグソーパズルが納まる。
【0027】次いで、図5の如く、室内の壁に深額縁1
3を飾る。この深額縁13内のジグソーパズル1は糊付
けされていないが、スペーサ17にて支持されている透
明シート7に密接しているため、落下することはない。
【0028】また、糊付けされていないジグソーパズル
は、再度、分解することも可能であり、繰り返しジグソ
ーパズルとして楽しむことができるという利点もある。
【0029】さらに、完成させたジグソーパズルはこれ
を糊付けすることなく、擬似立体化作業に移行できるの
で、ジグソーパズルの組み立て開始から立体アート部分
の組み立て及び深額縁に納めるまでのトータル時間のう
ち、糊が乾くまでの時間(約12時間)が省略できると
いう利点がある。
【0030】さらにまた、完成させたジグソーパズル1
と、透明シート7上で完成させた立体アート部分とはあ
とから分離できるため、立体アート化した透明シート1
7を同じピース数の他のジグソーパズルの絵柄と組み合
わせることも可能である。例えば、美人絵を立体アート
化した透明シートを、風景のみの絵柄を持つ他のジグソ
ーパズルに重ねる如くである。
【0031】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、ジグソーパズル
と、該ジグソーパズルが完成されたときに顕在化する絵
柄と同じ絵柄からなる絵柄パーツと、前記完成されたジ
グソーパズル上を覆う同形同大の透明シートと、該透明
シート上において前記絵柄パーツを顕在化した絵柄に重
ねて接着させる両面粘着片と、を備えたことを特徴とし
ているから、完成されたジグソーパズル上を覆った透明
シートの上において両面粘着片を用いて絵柄パーツを重
ねて行ける。従って、ジグソーパズルを糊付けしなくて
も擬似立体化でき、ジグソーパズルの組み立て開始から
擬似立体化が続けて行え、興味がそがれることがないと
いう優れた効果を奏するものである。
【0032】また、請求項2に記載の発明は、前記絵柄
パーツが、絵柄の立体化を想定して絵柄部分を分割印刷
し、重ね順を表示したことを特徴としているから、重ね
る順番が誰にも判り、短時間で立体化を簡単に完成させ
ることができるという優れた効果を奏するものである。
【0033】さらに、請求項3に記載の発明は、前記ジ
グソーパズル、絵柄パーツ、透明シート及び両面粘着片
を収納する収納箱であって、その内箱を市販の平額縁の
裏面溝に嵌入できる寸法に形成し、かつ、箱内に前記収
容物と一緒に、少なくとも前記平額縁と前記内箱とを固
定させる止め具及び内箱の内壁に沿って嵌合するスペー
サを収納したことを特徴としているから、擬似立体化さ
せたジグソーパズルを入れる深額縁を、該深額縁に比し
て安価な平額縁を利用して簡単に形成できるという優れ
た高価を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す斜視図である。
【図2】ジグソーパズルの完成によって顕在化した絵柄
を透視できる透明シート上で絵柄パーツを重ねた状態を
示す斜視図である。
【図3】絵柄パーツを重ねた透明シートをジグソーパズ
ル上から取り上げた状態を示す斜視図である。
【図4】擬似立体化させたジグソーパズルを含め、深額
縁の構成を示す分解断面図である。
【図5】深額縁を壁面に飾った場合の側面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ジグソーパズル 2 絵柄 3 細分切断線 4 隣接辺 4a 凸 4b 凹 5 異形ピース 6 台紙 7 透明シート 8 絵柄パーツを印刷した用紙 9 絵柄パーツ 10 重ね順の符号 11 両面粘着片 11a 芯材 11b 剥離紙 12 切り取り線 13 深額縁 14 収容箱の内箱 15 平額縁 15a 裏面溝 15b 係止具 16 紐などの止め具 17 スペーサ 18 縁取り板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジグソーパズルと、該ジグソーパズルが
    完成されたときに顕在化する絵柄と同じ絵柄からなる絵
    柄パーツと、前記完成されたジグソーパズル上を覆う同
    形同大の透明シートと、該透明シート上において前記絵
    柄パーツを顕在化した絵柄に重ねて接着させる両面粘着
    片と、を備えたことを特徴とする立体ジグソーパズル。
  2. 【請求項2】 前記絵柄パーツが、絵柄の立体化を想定
    して絵柄部分を分割印刷し、重ね順等の記号を表示した
    ことを特徴とする請求項1に記載の立体ジグソーパズ
    ル。
  3. 【請求項3】 前記ジグソーパズル、絵柄パーツ、透明
    シート及び両面粘着片を収納する収納箱であって、その
    内箱を市販の平額縁の裏面溝に嵌入できる寸法に形成
    し、かつ、箱内に前記収容物と一緒に、少なくとも前記
    平額縁と前記内箱とを固定させる止め具及び内箱の内壁
    に沿って嵌合するスペーサを収納したことを特徴とする
    立体ジグソーパズル。
JP15159097A 1997-05-26 1997-05-26 立体ジグソーパズル Pending JPH10323454A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012137589A1 (ja) * 2011-04-01 2012-10-11 Yoshii Naoko 奥行き学習教材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012137589A1 (ja) * 2011-04-01 2012-10-11 Yoshii Naoko 奥行き学習教材
JP2012215727A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 直子 ▲吉▼井 奥行き学習教材

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