JPH10322707A - Ｓ映像端子検出回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 Ｓ映像信号検出回路における低コスト化と経
年変化を低減する。 【解決手段】 Ｓ映像入力端子のアースを２分割し、Ｓ
映像入力端子のアースの片側１を接地し、もう一方の片
側２をプルアップすることにより、挿入した端子によっ
てこれらが短絡する構成。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機を含めた映像機器の端子構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のＳ映像検出回路はＳ映像端子を挿
入する際に、その挿入圧によって端子内に実装されたス
イッチの接点を駆動し、コンポジット映像信号とＳ映像
信号を切り替える、又はそのスイッチを用いてＳ映像端
子の挿入の有無を検出していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来のテレビジョン受
像機等に使用されているＳ映像入力端子は挿入された際
の挿入圧によって、物理的に端子内に実装されたスイッ
チを駆動させる事でコンポジット映像とＳ映像信号を切
り替えたり、Ｓ映像端子の挿入の有無を検出していた。

【０００４】しかし、このような構造ではスイッチ部の
製造コストが高価な物になり、ひいては端子部のコスト
が上がる、スイッチ部の経年変化によるスイッチの接触
不良を起こしやすい等の課題を有していた。

【０００５】本発明は上記課題を解決する物で、安価に
かつ経年変化に強いＳ端子検出回路を構成する事を目的
としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のＳ映像検出回路はＳ映像入力端子におけ
る、ジャック側のアースを２分割しておき、片側を接
地、もう片側をプルアップしておく。Ｓ映像端子が挿入
された際には、挿入された端子のアース部分によってこ
の２分割された端子がショートする事からプルアップさ
れた側の端子も接地される。この特性を利用し、プルア
ップされた側のアース端子をマイクロコンピュータに入
力し端子挿入の有無を検出する又は、映像信号切り替え
回路の制御信号として利用する。

【０００７】本発明によれば、Ｓ映像入力端子の構造を
簡素化し安価な端子を構成できると同時に、スイッチ部
の削減により経年変化に強いＳ映像信号検出回路を構成
する事が出来る。

【０００８】

【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、テレビジョン受像機等のＳ映像入力端子において、
ジャック側の分割したアースに端子を挿入してショート
させることにより、Ｓ映像端子挿入の有無を検出するこ
とを特徴とするＳ映像端子検出回路としたもので、安価
にかつ経年変化に強いＳ映像検出回路を提供できる。

【０００９】以下、本発明の実施の形態について図１を
用いて説明する． （実施の形態１）図１は本発明の一実施例におけるＳ映
像端子検出回路の構成図を示す。図１において、符号１
はＳ映像端子のアースの片側、２はそのもう一方の片
側、３はプルアップ抵抗、４は端子２の電圧を監視する
マイクロコンピュータ、５は映像信号切り替え回路であ
る。

【００１０】Ｓ映像信号入力端子にＳ映像端子が挿入さ
れた際には、挿入されたＳ映像端子により端子１と端子
２が短絡状態になる。この事からプルアップ抵抗３によ
って電位を持っていた端子２は接地され、マイクロコン
ピュータ４に入力される電圧はプルアップ電位から接地
電位に変化する。

【００１１】この電圧の変化をマイクロコンピュータ４
によって捉え、信号切り替え回路５に制御信号を送り信
号を切り替える。

【００１２】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、Ｓ映像入
力端子の構造を簡素化する事で端子の製造コストを押さ
えると同時にスイッチ部を削除する事で経年変化に強い
Ｓ映像信号入力端子及びＳ映像検出回路を構成する事が
可能になる．

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例におけるＳ映像検出回路のブ
ロック構成図

【図２】従来のＳ映像入力端子とＳ映像検出回路のブロ
ック構成図

【符号の説明】

１ Ｓ映像入力端子のアースの片側 ２ Ｓ映像入力端子のアースの片側 ３ プルアップ抵抗 ４ マイクロコンピュータ ５ 信号切り替え回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 映像機器のＳ映像入力端子において、ジ
   ャック側の分割したアースに端子を挿入してショートさ
   せることによりＳ映像端子挿入の有無を検出することを
   特徴とするＳ映像端子検出回路。