JPH10320862A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JPH10320862A
JPH10320862A JP9127501A JP12750197A JPH10320862A JP H10320862 A JPH10320862 A JP H10320862A JP 9127501 A JP9127501 A JP 9127501A JP 12750197 A JP12750197 A JP 12750197A JP H10320862 A JPH10320862 A JP H10320862A
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JP
Japan
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magneto
recording medium
optical recording
magnetic coil
optical
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Application number
JP9127501A
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English (en)
Inventor
Arikatsu Nakaoki
有克 中沖
Katsuhisa Araya
勝久 荒谷
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to KR1019980018272A priority patent/KR100566680B1/ko
Priority to US09/203,629 priority patent/US6064632A/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光磁気記録媒体の透明保護層と記録再生手段
の光学系の間に磁気コイルが配されている場合の条件を
最適化し、十分な記録再生信号を確保する。 【解決手段】 基板上に反射膜、光磁気記録膜、透明保
護層が順次形成される光磁気記録媒体と、光磁気記録媒
体対向面に形成される磁気コイルと、この磁気コイルの
中心を光軸が通るように配され、開口数NAが0.8以
上の光学系を備えた記録再生手段とを備え、透明保護層
側に記録再生手段を配置する。そして、透明保護層の厚
さHCOを0(μm)<HCO≦100(μm)とする、ま
たは磁気コイルの光磁気記録媒体対向面と上記光磁気記
録媒体の磁気コイル対向面間の距離dを45(μm)以
下とする、或いは磁気コイルの最内周径Riを290
(μm)以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に反射膜、
光磁気記録膜、透明保護層が順次形成される光磁気記録
媒体と、光磁気記録媒体対向面に形成される磁気コイル
と、この磁気コイルの中心を光軸が通るように配された
光学系を備えた記録再生手段とを備え、透明保護層側に
記録再生手段が配置される記録再生装置に関するもので
あり、十分な記録再生信号が得られる記録再生装置に係
わるものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオ用或いはビデオ用、その他の
各種情報を記録する光記録媒体としては、その記録及び
/又は再生を光を照射することにより行う、光ディス
ク、光カード、光磁気ディスク、相変化型の光記録媒体
等といった、いわゆる再生専用型、書き換え可能型、追
記型の光記録媒体が挙げられる。
【0003】この中でも、書き換え可能型の光磁気ディ
スクは、以下に示すような構成を有する。すなわち、厚
さ0.6〜1.2(mm)程度の透明基板の一主面上に
真空蒸着或いはスパッタ等の手法により窒化珪素,窒化
アルミニウム,酸化珪素,ZnS等の透明誘電体膜が形
成され、さらに真空蒸着或いはスパッタ等の手法により
TbFeCo,GdFeCo,DyFeCo,TbFe
CoCr等のアモルファス希土類遷移金属磁性膜或いは
PtCo等の垂直磁化膜といった光磁気記録膜が形成さ
れ、さらにまた上記透明誘電体膜が形成されている。さ
らには、真空蒸着或いはスパッタ等の手法によりAl,
AlTi,AlCr等のアルミニウムを主とする金属反
射膜が形成され、さらにスピンコート法により紫外線硬
化型樹脂よりなる透明保護層が形成されてなる。
【0004】なお、上記光磁気記録媒体に情報を記録す
るには、上記厚さ0.6〜1.2(mm)程度の透明基
板側から光学系より光を照射すると共に、透明基板とは
反対側、ここでは透明保護層側から磁気ヘッドにより磁
界をかけ、磁界変調方式により記録を行うようにしてい
る。
【0005】また、上記光磁気記録媒体が示す情報を再
生するには、透明基板側から光学系より光を照射して情
報を再生するようにしている。
【0006】ところで、上記光磁気記録媒体と、光学系
の開口数NAを0.8以上と高開口数化して光学スポッ
ト径を小さくした記録再生手段を用い、記録密度を向上
させる記録再生装置が提案されている。
【0007】上記のように光学系の開口数NAを大きく
すると、再生光が照射されてこれが透過する透明基板の
厚さを薄くする必要がある。これは、光学系の光軸に対
してディスク面が垂直からズレる角度(チルト角、開口
数NAの3乗に比例する。)の許容量が小さくなるため
であり、このチルト角が透明基板の厚さによる収差や複
屈折の影響を受け易いためである。従って透明基板の厚
さを薄くしてチルト角への影響をなるべく小さくする必
要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように透明基板の厚さを薄くした場合に、上述のように
透明保護層側から磁気ヘッドにより磁界をかけるように
すると、光磁気記録膜までの距離が遠く、十分な磁界強
度が得られないという問題がある。
【0009】そこで、透明基板と光学系の間に磁気ヘッ
ドを配するようにして磁気ヘッドと光磁気記録膜間の距
離を狭くした記録再生装置が提案されている。しかし、
このような記録再生装置において、透明基板厚を100
(μm)とし、磁気ヘッドの磁気コイルの光磁気ディス
クへの対向面と光磁気ディスク表面である透明基板表面
間の距離を100(μm)としても、十分な記録再生信
号を得るための1500(Oe)程度の磁界強度を得る
ことが不可能である。また、このような記録再生装置に
おいて、発生磁界の強さを高めるためには電力を高める
必要があり、結果として消費電力が大きくなってしまう
ため、上記記録再生装置に発熱等の理由によって機械的
破損や過負荷によって回路破損等が発生してしまうこと
もある。
【0010】そこで本発明は、従来の実状に鑑みて提案
されたものであり、基板上に反射膜、光磁気記録膜、透
明保護層が順次形成されてなる光磁気記録媒体と、光磁
気記録媒体対向面に形成される磁気コイルと、この磁気
コイルの中心を光軸が通るように配された光学系を備え
た記録再生手段とを備え、上記光磁気記録媒体の透明保
護層側に上記記録再生手段が配置されてなる記録再生装
置の条件を最適化し、十分な記録再生信号が得られる記
録再生装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明の記録再生装置は、基板上に反射膜、光磁気
記録膜、透明保護層が順次形成されてなる光磁気記録媒
体と、光磁気記録媒体対向面に形成される磁気コイル
と、この磁気コイルの中心を光軸が通るように配され、
開口数NAが0.8以上の光学系を備えた記録再生手段
とを備え、上記光磁気記録媒体の透明保護層側に上記記
録再生手段が配置されてなるものであり、上記光磁気記
録媒体の透明保護層の厚さHCOが、0(μm)<HCO
100(μm)であることを特徴とするものである。
【0012】なお、上記本発明の記録再生装置において
は、透明保護層の厚さHCOが、1(μm)≦HCO≦60
(μm)であることが好ましい。
【0013】また、本発明の記録再生装置は、基板上に
反射膜、光磁気記録膜、透明保護層が順次形成されてな
る光磁気記録媒体と、光磁気記録媒体対向面に形成され
る磁気コイルと、この磁気コイルの中心を光軸が通るよ
うに配され、開口数NAが0.8以上の光学系を備えた
記録再生手段とを備え、上記光磁気記録媒体の透明保護
層側に上記記録再生手段が配置されてなるものであり、
上記磁気コイルの光磁気記録媒体対向面と上記光磁気記
録媒体の磁気コイル対向面間の距離dが45(μm)以
下であることを特徴とするものである。
【0014】なお、上記本発明の記録再生装置において
は、磁気コイルの光磁気記録媒体対向面と光磁気記録媒
体の磁気コイル対向面間の距離dが、20(μm)≦d
≦45(μm)であることが好ましい。
【0015】さらに、本発明の記録再生装置は、基板上
に反射膜、光磁気記録膜、透明保護層が順次形成されて
なる光磁気記録媒体と、光磁気記録媒体対向面に形成さ
れる磁気コイルと、この磁気コイルの中心を光軸が通る
ように配され、開口数NAが0.8以上の光学系を備え
た記録再生手段とを備え、上記光磁気記録媒体の透明保
護層側に上記記録再生手段が配置されてなるものであ
り、上記磁気コイルの最内周径Riが290(μm)以
下であることを特徴とするものである。
【0016】本発明の記録再生装置は、基板上に反射
膜、光磁気記録膜、透明保護層が順次形成されてなる光
磁気記録媒体と、光磁気記録媒体対向面に形成される磁
気コイルと、この磁気コイルの中心を光軸が通るように
配され、開口数NAが0.8以上の光学系を備えた記録
再生手段とを備え、上記光磁気記録媒体の透明保護層側
に上記記録再生手段が配置されてなるものであり、上記
光磁気記録媒体の透明保護層の厚さHCOを0(μm)<
CO≦100(μm)としていることから、光磁気記録
媒体に十分な強度の磁界がかかり、十分な記録再生信号
が確保される。
【0017】なお、上記本発明の記録再生装置におい
て、透明保護層の厚さHCOを1(μm)≦HCO≦60
(μm)とすれば、例えば磁気コイルの光磁気記録媒体
対向面と光磁気記録媒体の磁気コイル対向面間の距離が
20(μm)程度とされても、光磁気記録媒体に十分な
強度の磁界がかかり、十分な記録再生信号が確保され
る。
【0018】また、本発明の記録再生装置は、基板上に
反射膜、光磁気記録膜、透明保護層が順次形成されてな
る光磁気記録媒体と、光磁気記録媒体対向面に形成され
る磁気コイルと、この磁気コイルの中心を光軸が通るよ
うに配され、開口数NAが0.8以上の光学系を備えた
記録再生手段とを備え、上記光磁気記録媒体の透明保護
層側に上記記録再生手段が配置されてなるものであり、
上記磁気コイルの光磁気記録媒体対向面と光磁気記録媒
体の磁気コイル対向面間の距離dを45(μm)以下と
していることから、実用的な消費電力で光磁気記録媒体
に十分な強度の磁界がかかり、十分な記録再生信号が確
保される。
【0019】なお、上記本発明の記録再生装置におい
て、磁気コイルの光磁気記録媒体対向面と光磁気記録媒
体の磁気コイル対向面間の距離dを20(μm)≦d≦
45(μm)とすれば、磁気コイル等の光磁気記録媒体
表面への衝突が防止される。
【0020】さらにまた、本発明の記録再生装置は、基
板上に反射膜、光磁気記録膜、透明保護層が順次形成さ
れてなる光磁気記録媒体と、光磁気記録媒体対向面に形
成される磁気コイルと、この磁気コイルの中心を光軸が
通るように配され、開口数NAが0.8以上の光学系を
備えた記録再生手段とを備え、上記光磁気記録媒体の透
明保護層側に上記記録再生手段が配置されてなるもので
あり、磁気コイルの最内周径Riを290(μm)以下
としていることから、実用的な消費電力で光磁気記録媒
体に十分な強度の磁界がかかり、十分な記録再生信号が
確保される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0022】本例の記録再生装置は、光磁気記録媒体と
記録再生手段とを備えるものである。上記光磁気記録媒
体は、円盤状の例えばガラス等よりなる透明基板の一主
面上に、例えばアルミニウム等よりなる反射膜、例えば
窒化珪素等よりなる透明誘電体膜、例えばTbFeCo
等よりなる光磁気記録膜、例えば窒化珪素等よりなる透
明誘電体膜が例えばスパッタリング等の真空薄膜形成手
段により順次積層形成されてなるものであり、本例の光
磁気記録媒体においては特に、この上に例えば屈折率
1.533以下の紫外線硬化型樹脂よりなり、厚さ10
0(μm)以下の透明保護層が積層形成されている。
【0023】一方の記録再生手段は、光磁気記録媒体対
向面に形成される磁気コイルと、この磁気コイルの中心
を光軸が通るように配され、開口数NAが0.8以上の
光学系を備えた記録再生手段とを備えるものであり、上
記光磁気記録媒体の透明保護層側に配置される。
【0024】具体的には、図1に示すように光学系の2
群レンズ1の対物レンズ2の光磁気記録媒体3への対向
面2a側に磁気コイル4が配されており、この磁気コイ
ル4の磁界発生部分5を対物レンズ2により集光された
図中矢印L1 で示す光が通過すると共に、上記磁気コイ
ル4の中心軸を上記光の光軸が通り、図中Oで示すよう
に一致するようになされている。
【0025】そして、本例の記録再生手段においては特
に、図中dで示す磁気コイル4の光磁気記録媒体3への
対向面4aと光磁気記録媒体3の磁気コイル4への対向
面3a間の距離が45(μm)以下となされている。
【0026】さらに、本例の記録再生装置においては特
に、図中Riで示す磁気コイル4の最内周径を290
(μm)以下としている。
【0027】従って、本例の記録再生装置においては、
光磁気記録媒体3に透明保護層側から記録再生手段の光
学系により光を照射すると共に磁気コイル4により磁界
をかけて情報の記録を行うと、透明保護層の厚さHCO
0(μm)<HCO≦100(μm)となされていること
から、光磁気記録媒体3に十分な強度の磁界がかかり、
十分な記録再生信号が確保される。
【0028】また、本例の記録再生装置においては、記
録再生手段の磁気コイル4の光磁気記録媒体3への対向
面4aと光磁気記録媒体3の磁気コイル4への対向面3
a間の距離dが45(μm)以下となされていることか
ら、実用的な消費電力で光磁気記録媒体3に十分な強度
の磁界がかかり、十分な記録再生信号が確保される。
【0029】さらにまた、本例の記録再生装置において
は、磁気コイル4の最内周径Riを290(μm)以下
としていることから、実用的な消費電力で光磁気記録媒
体3に十分な強度の磁界がかかり、十分な記録再生信号
が確保される。
【0030】すなわち、本発明を適用すれば、光磁気記
録媒体の透明保護層と記録再生手段の光学系の間に磁気
コイルが配されてなる記録再生装置の条件が最適化さ
れ、十分な記録再生信号が得られる。
【0031】また、上記本例の記録再生装置において、
光磁気記録媒体3の透明保護層の厚さHCOを1(μm)
≦HCO≦60(μm)とすれば、例えば磁気コイル4の
光磁気記録媒体3への対向面4aと光磁気記録媒体3の
磁気コイル4への対向面3a間の距離dが20(μm)
程度とされても、光磁気記録媒体3に十分な強度の磁界
がかかり、十分な記録再生信号が確保される。
【0032】なお、上記本例の記録再生装置において、
磁気コイル4の光磁気記録媒体3への対向面4aと光磁
気記録媒体3の磁気コイル4への対向面間3aの距離d
を20(μm)≦d≦45(μm)とすれば、磁気コイ
ル4等の光磁気記録媒体3の表面への衝突が防止され
る。
【0033】
【実施例】以下、本発明の効果を確認するべく、以下に
示すような実験を行った。
【0034】実験例1 本実験例においては、透明保護層の厚さHCO及び磁気コ
イルの光磁気記録媒体対向面と光磁気記録媒体の磁気コ
イル対向面間の距離dと磁気コイルから発生する磁界強
度の関係を調査した。
【0035】すなわち、先ず、円盤状で厚さ1.2(m
m)のガラス2P基板(GL−2P基板)の一主面側に
アルミニウムよりなる反射膜、窒化珪素よりなる透明誘
電体膜、TbFeCoよりなる光磁気記録膜、窒化珪素
よりなる透明誘電体膜をスパッタリングにより順次積層
形成した後に、屈折率1.533以下の紫外線硬化型樹
脂を所定の膜厚で塗布し、厚さHCOが100(μm)の
透明保護層を形成して光磁気記録媒体を形成し、これを
サンプル1とした。また、サンプル1と同様にして光磁
気記録膜上の透明誘電体膜まで形成し、この上にサンプ
ル1と同様に紫外線硬化型樹脂を塗布して厚さHCOが8
0(μm)の透明保護層を形成し、これをサンプル2と
した。さらに、サンプル1と同様にして光磁気記録膜上
の透明誘電体膜まで形成し、この上にサンプル1と同様
に紫外線硬化型樹脂を塗布して厚さHCOが60(μm)
の透明保護層を形成し、これをサンプル3とした。
【0036】そして、これらサンプル1〜3に対して、
光磁気記録媒体対向面に形成される磁気コイルと、この
磁気コイルの中心を光軸が通るように配され、開口数N
Aが0.8以上の光学系を備えた記録再生手段とを備
え、光磁気記録媒体の透明保護層側に配置される記録再
生手段により情報の記録を行い、このときに発生する磁
界強度を調査した。
【0037】具体的には、図1に示すように光学系の2
群レンズ1の対物レンズ2の光磁気記録媒体3への対向
面2a側に磁気コイル4が配されており、この磁気コイ
ル4の磁界発生部分5を対物レンズ2により集光された
図中矢印L1 で示す光が通過すると共に、上記磁気コイ
ル4の中心軸を上記光の光軸が通り、図中Oで示すよう
に一致するようになされている記録再生装置により情報
の記録を行い、このときに発生する磁界強度を調査し
た。そして本実験例においては特に、図中dで示す磁気
コイル4の光磁気記録媒体3への対向面4aと光磁気記
録媒体3の磁気コイル4への対向面3a間の距離を変更
しながら、各サンプルに情報の記録を行い、それぞれの
場合において発生する磁界強度を調査した。ただし、磁
気コイル4には200(mA)の電流を流すこととす
る。
【0038】なお、この記録再生手段に使用されている
磁気コイル4はエッチングにより薄膜コイルとして形成
することとし、その形成パターンを図2に示す。すなわ
ち、図中w1 で示す一辺が15(μm)の平面正方形の
複数のパターン6が図中p1で示されるピッチが30
(μm)とされて横並びで並べられたものが、図中p2
で示されるピッチが20(μm)となるように縦方向に
2段形成されている。
【0039】ただし、上記記録再生手段においては、前
述のように、磁気コイル4の磁界発生部分5を対物レン
ズ2により集光された光が通過する必要があることか
ら、最内周径Riを光路を妨げない大きさとする必要が
ある。
【0040】例えば、開口数NAが0.8のときに、透
明保護層の厚さHCOを100(μm)とし、磁気コイル
4の光磁気記録媒体3への対向面4aと光磁気記録媒体
3の磁気コイル4への対向面3a間の距離dを100
(μm)とすると、磁気コイル4の光磁気記録媒体3へ
の対向面と反対側となる主面における光のスポット径は
389(μm)となる。また、開口数NAが0.8のと
きに、透明保護層の厚さHCOを50(μm)とし、磁気
コイル4の光磁気記録媒体3への対向面4aと光磁気記
録媒体3の磁気コイル4への対向面3a間の距離dを5
0(μm)とすると、磁気コイル4の光磁気記録媒体3
への対向面と反対側となる主面における光のスポット径
は194(μm)となる。これは、光磁気記録膜にフォ
ーカスされた光が、透明保護層を形成する紫外線硬化型
樹脂中においては31゜以下、光磁気記録媒体3と対物
レンズ2の間の大気中においては53゜以下という非常
に高角で広がっているためである。従って、磁気コイル
4と光磁気記録膜間の距離を変える、すなわち前述のよ
うに磁気コイル4の光磁気記録媒体3への対向面4aと
光磁気記録媒体3の磁気コイル4への対向面3a間の距
離dを変化させる場合には、磁気コイル4の磁界発生部
分5の内径を変化させる必要があることが想像される。
【0041】そこで、本実験例においては、磁気コイル
4の光磁気記録媒体3への対向面4aと光磁気記録媒体
3の磁気コイル4への対向面3a間の距離dを変更する
際に図1中Riで示す磁気コイル4の最内周径を光路を
妨げない大きさとすることとした。
【0042】結果を図3に示す。図3中横軸は磁気コイ
ルの光磁気記録媒体対向面と光磁気記録媒体の磁気コイ
ル対向面間の距離dを示し、図3中縦軸は磁気コイルよ
り発生する磁界強度を示す。また、図中○は透明保護層
の厚さHCOが100(μm)のサンプル1の結果を示
し、図中□は透明保護層の厚さHCOが80(μm)のサ
ンプル2の結果を示し、図中△は透明保護層の厚さHCO
が60(μm)のサンプル3の結果を示す。
【0043】図3の結果から透明保護層の厚さHCOが1
00(μm)以下であれば、距離dがある程度大きくな
っても、ある程度の磁界強度が確保されることがわか
る。
【0044】従って、本発明の記録再生装置のように、
基板上に反射膜、光磁気記録膜、透明保護層が順次形成
されてなる光磁気記録媒体と、光磁気記録媒体対向面に
形成される磁気コイルと、この磁気コイルの中心を光軸
が通るように配され、開口数NAが0.8以上の光学系
を備えた記録再生手段とを備え、上記光磁気記録媒体の
透明保護層側に上記記録再生手段が配置されてなるもの
であり、上記光磁気記録媒体の透明保護層の厚さHCO
0(μm)<HCO≦100(μm)としている場合に
は、光磁気記録媒体に十分な強度の磁界がかかり、十分
な記録再生信号が確保されることが確認された。
【0045】また、図3の結果から透明保護層の厚さH
COが60(μm)以下であれば、磁気コイルと光磁気記
録媒体間の距離dが光磁気記録媒体上の突起物などによ
る衝突、コイル厚み誤差を考慮したトレランスである2
0(μm)程度とされても、十分な記録再生信号を得ら
れる150(Oe)以上の磁界強度を確保できることが
わかる。
【0046】すなわち、本発明の光磁気記録媒体におい
て、透明保護層の厚さHCOを1(μm)≦HCO≦60
(μm)とすれば、例えば磁気コイルの光磁気記録媒体
対向面と光磁気記録媒体の磁気コイル対向面間の距離が
20(μm)程度とされても、光磁気記録媒体に十分な
強度の磁界がかかり、十分な記録再生信号が確保される
ことが確認された。
【0047】実験例2 本実験例においては、磁気コイルが発生する磁界強度を
一定とした場合における磁気コイルの光磁気記録媒体対
向面と光磁気記録媒体の磁気コイル対向面間の距離dと
消費電力の関係を調査した。
【0048】磁気コイルから発生する磁界強度を向上さ
せる方法としては、磁気コイルに供給する使用電流を向
上させる方法が考えられ、このようにすれば磁気コイル
と光磁気記録媒体間の距離が大きくなっても必要な磁界
強度を確保することが可能となることが予想されるが、
このようにすると磁気コイルの最内周径が広がり、結果
として磁気コイル全長が大きくなり、抵抗が増大し、好
ましくない。
【0049】そこで、ここでは、磁気コイルの光磁気記
録媒体対向面と光磁気記録媒体の磁気コイル対向面間の
距離dを変化させながら、それぞれの距離dにおいてこ
の磁気コイルが発生する磁界強度が150(Oe)とな
るような消費電力(抵抗値×電流2 )を調査した。
【0050】結果を図4に示す。図4中横軸は磁気コイ
ルの光磁気記録媒体対向面と光磁気記録媒体の磁気コイ
ル対向面間の距離dを示し、図4中縦軸は磁気コイルの
消費電力を示す。
【0051】図4の結果から距離dが45(μm)より
も大きくなると、消費電力が急激に増大してしまうこと
がわかる。また、実用的な消費電力は約300(mW)
以下であり、消費電力を約300(mW)以下とするた
めには、磁気コイルの光磁気記録媒体対向面と光磁気記
録媒体の磁気コイル対向面間の距離dを45(μm)以
下とすることが好ましいことがわかる。
【0052】従って、本発明の記録再生装置において
は、基板上に反射膜、光磁気記録膜、透明保護層が順次
形成されてなる光磁気記録媒体と、光磁気記録媒体対向
面に形成される磁気コイルと、この磁気コイルの中心を
光軸が通るように配され、開口数NAが0.8以上の光
学系を備えた記録再生手段とを備え、上記光磁気記録媒
体の透明保護層側に上記記録再生手段が配置されてなる
ものであり、上記磁気コイルの光磁気記録媒体対向面と
光磁気記録媒体の磁気コイル対向面間の距離dを45
(μm)以下としていることから、実用的な消費電力で
光磁気記録媒体に十分な強度の磁界がかかり、十分な記
録再生信号が確保されることが確認された。
【0053】なお、光路の拡大角度を考えると、透明保
護層の厚さHCOよりも、磁気コイルと光磁気記録媒体間
の大気部分の厚さとなる磁気コイルの光磁気記録媒体対
向面と光磁気記録媒体の磁気コイル対向面間の距離dの
方が消費電力に関して支配的になることは容易に理解で
きる。
【0054】実験例3 本実験例においては、磁気コイルが発生する磁界強度を
一定とした場合における磁気コイルの最内周径Riと消
費電力の関係を調査した。
【0055】すなわち、磁気コイルの最内周径Riを変
化させながら、それぞれの最内周径Riにおいてこの磁
気コイルが発生する磁界強度が150(Oe)となるよ
うな消費電力(抵抗値×電流2 )を調査した。
【0056】結果を図5に示す。図5中横軸は磁気コイ
ルの最内周径Riを示し、図5中縦軸は磁気コイルの消
費電力を示す。
【0057】図5の結果から磁気コイルの最内周径Ri
が290(μm)よりも大きくなると、消費電力が急激
に増大してしまうことがわかる。また、実用的な消費電
力は約300(mW)以下であり、消費電力を約300
(mW)以下とするためには、磁気コイルの最内周径R
iを290(μm)以下とすることが好ましいことがわ
かる。
【0058】従って、本発明の記録再生装置において
は、基板上に反射膜、光磁気記録膜、透明保護層が順次
形成されてなる光磁気記録媒体と、光磁気記録媒体対向
面に形成される磁気コイルと、この磁気コイルの中心を
光軸が通るように配され、開口数NAが0.8以上の光
学系を備えた記録再生手段とを備え、上記光磁気記録媒
体の透明保護層側に上記記録再生手段が配置されてなる
ものであり、磁気コイルの最内周径Riを290(μ
m)以下としていることから、実用的な消費電力で光磁
気記録媒体に十分な強度の磁界がかかり、十分な記録再
生信号が確保されることが確認された。
【0059】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の記録再生装置においては、基板上に反射膜、光磁気
記録膜、透明保護層が順次形成されてなる光磁気記録媒
体と、光磁気記録媒体対向面に形成される磁気コイル
と、この磁気コイルの中心を光軸が通るように配され、
開口数NAが0.8以上の光学系を備えた記録再生手段
とを備え、上記光磁気記録媒体の透明保護層側に上記記
録再生手段が配置されてなるものであり、上記光磁気記
録媒体の透明保護層の厚さHCOを0(μm)<HCO≦1
00(μm)としていることから、光磁気記録媒体に十
分な強度の磁界がかかり、十分な記録再生信号が確保さ
れる。
【0060】なお、上記本発明の記録再生装置におい
て、透明保護層の厚さHCOを1(μm)≦HCO≦60
(μm)とすれば、例えば磁気コイルの光磁気記録媒体
対向面と光磁気記録媒体の磁気コイル対向面間の距離が
20(μm)程度とされても、光磁気記録媒体に十分な
強度の磁界がかかり、十分な記録再生信号が確保され
る。
【0061】また、本発明の記録再生装置においては、
基板上に反射膜、光磁気記録膜、透明保護層が順次形成
されてなる光磁気記録媒体と、光磁気記録媒体対向面に
形成される磁気コイルと、この磁気コイルの中心を光軸
が通るように配され、開口数NAが0.8以上の光学系
を備えた記録再生手段とを備え、上記光磁気記録媒体の
透明保護層側に上記記録再生手段が配置されてなるもの
であり、上記磁気コイルの光磁気記録媒体対向面と光磁
気記録媒体の磁気コイル対向面間の距離dを45(μ
m)以下としていることから、実用的な消費電力で光磁
気記録媒体に十分な強度の磁界がかかり、十分な記録再
生信号が確保される。
【0062】なお、上記本発明の記録再生装置におい
て、磁気コイルの光磁気記録媒体対向面と光磁気記録媒
体の磁気コイル対向面間の距離dを20(μm)≦d≦
45(μm)とすれば、磁気コイル等の光磁気記録媒体
表面への衝突が防止される。
【0063】さらにまた、本発明の記録再生装置におい
ては、基板上に反射膜、光磁気記録膜、透明保護層が順
次形成されてなる光磁気記録媒体と、光磁気記録媒体対
向面に形成される磁気コイルと、この磁気コイルの中心
を光軸が通るように配され、開口数NAが0.8以上の
光学系を備えた記録再生手段とを備え、上記光磁気記録
媒体の透明保護層側に上記記録再生手段が配置されてな
るものであり、磁気コイルの最内周径Riを290(μ
m)以下としていることから、実用的な消費電力で光磁
気記録媒体に十分な強度の磁界がかかり、十分な記録再
生信号が確保される。
【0064】すなわち、本発明を適用すれば、光磁気記
録媒体の透明保護層と記録再生手段の光学系の間に磁気
コイルが配されてなる記録再生装置の条件が最適化さ
れ、十分な記録再生信号が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光学系の2群レンズと光磁気記録媒体の関係を
示す模式図である。
【図2】薄膜コイルの形成パターンを示す模式図であ
る。
【図3】透明保護層の厚さHCO及び距離dと磁界強度の
関係を示す特性図である。
【図4】距離dと消費電力の関係を示す特性図である。
【図5】最内周径Riと消費電力の関係を示す特性図で
ある。
【符号の説明】
1 2群レンズ、2 対物レンズ、2a,3a,4a
対向面、3 光磁気記録媒体、4 磁気コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 7/24 535 G11B 7/24 535G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に反射膜、光磁気記録膜、透明保
    護層が順次形成されてなる光磁気記録媒体と、 光磁気記録媒体対向面に形成される磁気コイルと、この
    磁気コイルの中心を光軸が通るように配された光学系を
    備えた記録再生手段とを備え、 上記光磁気記録媒体の透明保護層側に上記記録再生手段
    が配置されてなる記録再生装置において、 上記記録再生手段の光学系の開口数NAが0.8以上で
    あり、 上記光磁気記録媒体の透明保護層の厚さHCOが、0(μ
    m)<HCO≦100(μm)であることを特徴とする記
    録再生装置。
  2. 【請求項2】 透明保護層の厚さHCOが、1(μm)≦
    CO≦60(μm)であることを特徴とする請求項1記
    載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 基板上に反射膜、光磁気記録膜、透明保
    護層が順次形成されてなる光磁気記録媒体と、 光磁気記録媒体対向面に形成される磁気コイルと、この
    磁気コイルの中心を光軸が通るように配された光学系を
    備えた記録再生手段とを備え、 上記光磁気記録媒体の透明保護層側に上記記録再生手段
    が配置されてなる記録再生装置において、 上記記録再生手段の光学系の開口数NAが0.8以上で
    あり、 上記磁気コイルの光磁気記録媒体対向面と上記光磁気記
    録媒体の磁気コイル対向面間の距離dが45(μm)以
    下であることを特徴とする記録再生装置。
  4. 【請求項4】 磁気コイルの光磁気記録媒体対向面と光
    磁気記録媒体の磁気コイル対向面間の距離dが、20
    (μm)≦d≦45(μm)であることを特徴とする請
    求項3記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 基板上に反射膜、光磁気記録膜、透明保
    護層が順次形成されてなる光磁気記録媒体と、 光磁気記録媒体対向面に形成される磁気コイルと、この
    磁気コイルの中心を光軸が通るように配された光学系を
    備えた記録再生手段とを備え、 上記光磁気記録媒体の透明保護層側に上記記録再生手段
    が配置されてなる記録再生装置において、 上記記録再生手段の光学系の開口数NAが0.8以上で
    あり、 上記磁気コイルの最内周径Riが290(μm)以下で
    あることを特徴とする記録再生装置。
JP9127501A 1997-05-16 1997-05-16 記録再生装置 Abandoned JPH10320862A (ja)

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US09/076,648 US5978320A (en) 1997-05-16 1998-05-12 Recording/reproducing apparatus for use with a photomagnetic recording medium
EP98303791A EP0878793A3 (en) 1997-05-16 1998-05-14 Recording/reproducing apparatus and a magneto-optical recording medium for use therewith
KR1019980018272A KR100566680B1 (ko) 1997-05-16 1998-05-16 기록/재생장치및이와함께사용하기위한자기광기록매체
US09/203,629 US6064632A (en) 1997-05-16 1998-12-01 Recording/reproducing apparatus and a magneto-optical recording medium for use therewith

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100571908B1 (ko) 1999-09-10 2006-04-17 삼성전자주식회사 니어필드 기록/재생용 광디스크

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KR100571908B1 (ko) 1999-09-10 2006-04-17 삼성전자주식회사 니어필드 기록/재생용 광디스크

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