JPH10320615A - プリペイドカードシステム、マスタ情報管理システム及び記録媒体 - Google Patents

プリペイドカードシステム、マスタ情報管理システム及び記録媒体

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JPH10320615A
JPH10320615A JP6485098A JP6485098A JPH10320615A JP H10320615 A JPH10320615 A JP H10320615A JP 6485098 A JP6485098 A JP 6485098A JP 6485098 A JP6485098 A JP 6485098A JP H10320615 A JPH10320615 A JP H10320615A
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JP
Japan
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card
computer
prepaid card
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Application number
JP6485098A
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English (en)
Inventor
Kimihiro Kato
公博 加藤
Toshihiko Morimoto
俊彦 森本
Takeshi Yabumoto
剛 薮本
Tomoyuki Hoshikawa
知之 星川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N T T DATA KK
NTT Data Group Corp
Original Assignee
N T T DATA KK
NTT Data Corp
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Publication date
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  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリペイドカード又はICカードの管理情報
を記憶するマスタファイルを効率よく分散化し、トラフ
ィックの負荷を軽減することができるプリペイドカード
システム及びマスタ情報管理システム等を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 ある店舗AにおいてICカード18が使
用されたとき、同店舗Aに配置されたホストコンピュー
タ11のマスタ情報管理データベース21に該ICカー
ド18のマスタ情報が存在しない場合、店舗Aのホスト
コンピュータ11は該マスタ情報を備える他のホストコ
ンピュータ11にネットワーク19を介して要求信号を
送信する。要求信号を受信した他のホストコンピュータ
11は、要求されたマスタ情報を要求元のホストコンピ
ュータ11に送信する。要求したマスタ情報を受信した
ホストコンピュータ11は、該マスタ情報をマスタ情報
データベース21に記憶し、更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコンピュー
タにおいてプリペイドカードの管理情報を記憶するマス
タファイルを効率よく分散することができるプリペイド
カードシステム及び記録媒体に関する。また、本発明
は、複数のコンピュータにおいてICカードの管理情報
を記憶するマスタファイルを効率よく分散することがで
きるマスタ情報管理システム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ICカードを用いたプリペイドカードシ
ステムが提案されている。プリペイドカードは複数の店
舗で使用可能であり、使用されたプリペイドカードのマ
スタ情報(例えば、カードID、カード発行店、使用履
歴、残金等)は、センタ等に配置されているホストコン
ピュータで一元管理されている。ある店舗でプリペイド
カードが使用されると、その店舗のホストコンピュータ
は、マスタ情報を管理しているホストコンピュータへア
クセスし、更新処理を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなプリペイド
カードシステムでは、複数の店舗においてプリペイドカ
ードが使用される毎に、マスタ情報を管理しているホス
トコンピュータへのアクセスが発生するため、トラフィ
ックが集中し、レスポンスが低下する問題が生じる。
【0004】トラフィック分散のため、マスタ情報を複
数のホストコンピュータに分散させ、プリペイドカード
が使用されると、その使用されたプリペイドカードが所
属するホストコンピュータへアクセスするプリペイドカ
ードシステムも提案されている。このようなシステムに
おいてもアクセスが集中すると、上記システムと同様に
レスポンスが低下する問題が生じる。
【0005】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、プリペイドカードの管理情報を記憶するマスタファ
イルを効率よく分散化し、トラフィックの負荷を軽減す
ることを目的とするプリペイドカードシステム及び記録
媒体を提供することを目的とする。また、ICカードの
管理情報を記憶するマスタファイルを効率よく分散化
し、トラフィックの負荷を軽減することを目的とするマ
スタ情報管理システム及び記録媒体を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点に係るプリペイドカードステ
ムは、プリペイドカードの使用状況を示すマスタ情報を
記憶するコンピュータがネットワークを介して複数接続
されるプリペイドカードシステムであって、前記コンピ
ュータは、前記プリペイドカードが装着され、前記プリ
ペイドカードへの入金に関する処理と前記プリペイドカ
ードに蓄積された金額を消費するための消費処理との少
なくとも1つを行うカード処理手段と、前記プリペイド
カードの前記マスタ情報を記憶するマスタ情報データベ
ースと、前記カード処理手段により処理された前記プリ
ペイドカードの前記マスタ情報が該コンピュータの前記
マスタ情報データベースに存在するか否かを判別する判
別手段と、前記判別手段により、前記処理されたプリペ
イドカードの前記マスタ情報が該コンピュータの前記マ
スタ情報データベースに存在すると判別された場合、前
記マスタ情報を更新する第1のマスタ情報更新手段と、
前記判別手段により、前記処理されたプリペイドカード
の前記マスタ情報が該コンピュータの前記マスタ情報デ
ータベースに存在しないと判別された場合、該マスタ情
報を記憶する他の前記コンピュータへ前記ネットワーク
を介して該マスタ情報を要求するための要求信号を送信
し、前記他のコンピュータからの該マスタ情報を該マス
タ情報データベースに記憶した後、該マスタ情報を更新
する第2のマスタ情報更新手段と、を備える。
【0007】このような構成によれば、プリペイドカー
ドが使用されたコンピュータに、そのプリペイドカード
のマスタ情報が移動する。よって、利用者が頻繁にプリ
ペイドカードを利用するコンピュータに、その利用者の
プリペイドカードのマスタ情報が移動するため、コンピ
ュータ間の通信頻度が減少し、ネットワークの負荷を削
減することができる。
【0008】前記コンピュータには、自己を特定するた
めの識別符号が付されてもよく、前記プリペイドカード
は、自己を特定するためのカード識別符号と、該プリペ
イドカードの記憶データを最後に更新した前記コンピュ
ータの前記識別符号を示す最終更新符号と、を記憶する
記憶手段を備えてもよく、前記判別手段は、前記プリペ
イドカードの前記記憶手段に記憶されている前記カード
識別符号により、前記プリペイドカードを識別し、前記
最終更新符号により、該プリペイドカードの前記マスタ
情報が記憶されている前記コンピュータを判別してもよ
い。また、前記プリペイドカードは前記最終更新符号の
代わりに、最近更新した所定数の前記コンピュータの前
記識別符号を示す更新情報を記憶してもよい。この場
合、前記判別手段は、前記更新情報に従って複数の前記
識別符号から該プリペイドカードの前記マスタ情報が記
憶されている前記コンピュータを判別してもよい。ま
た、前記第2のマスタ情報更新手段は、前記更新情報か
ら、更新後の前記マスタ情報を自己に移転すべきか否か
を判別し、自己に移転すべきと判別したとき、前記要求
信号を送信し、移転すべきでないと判別したとき、該マ
スタ情報を更新するために必要な情報を前記他のコンピ
ュータに送信してもよい。
【0009】このような構成によれば、マスタ情報が記
憶されているコンピュータの識別符号を各プリペイドカ
ードで管理することにより、特別な検索処理を行うこと
なく、使用されたプリペイドカードのマスタ情報が記憶
されているコンピュータを容易に特定することができ
る。また、通常使用しているコンピュータ以外のコンピ
ュータで、一時的にプリペイドカードが使用されても、
マスタ情報は通常使用しているコンピュータから移動さ
れないため、一時的なマスタ情報の移動によるネットワ
ークの通信負荷を削減することができる。
【0010】前記コンピュータは、前記他のコンピュー
タから前記要求信号を受信したとき、前記要求されたマ
スタ情報を前記他のコンピュータに送信すると共に、該
マスタ情報に要求されたことを示す要求コードを付与す
る手段と、前記要求コードが付与された前記マスタ情報
を所定のタイミングで消去する手段と、をさらに備えて
もよい。
【0011】このような構成によれば、コンピュータ間
で複製されたマスタ情報の複製元のマスタ情報を消去す
る。これにより、マスタ情報の重複等を防ぐことができ
る。
【0012】また、この発明の第2の観点に係るマスタ
情報管理システムは、ICカードの使用状況を示すマス
タ情報を分散して管理する複数のデータ処理システムが
ネットワークを介して接続されて構成されたマスタ情報
管理システムであって、各前記データ処理システムは、
前記ICカードの前記マスタ情報を記憶可能なマスタ情
報データベースと、所定の前記ICカードの前記マスタ
情報を使用するとき、該マスタ情報が自己の前記マスタ
情報データベースに存在するか否かを判別する判別手段
と、前記判別手段により、前記マスタ情報が自己の前記
マスタ情報データベースに存在しないと判別された場
合、該マスタ情報を記憶する他の前記データ処理システ
ムへ前記ネットワークを介して該マスタ情報を要求する
ための要求信号を送信し、該他のデータ処理システムか
らの該マスタ情報を自己のマスタ情報データベースに記
憶するマスタ情報移動手段と、前記他のデータ処理シス
テムから前記要求信号を受信すると、該要求信号が示す
前記マスタ情報を前記マスタ情報データベースから検出
し、要求元へ送信するマスタ情報送信手段と、前記マス
タ情報送信手段により送信された前記マスタ情報を所定
のタイミングで消去する手段と、を備える。
【0013】このような構成によれば、ICカードのマ
スタ情報を必要とするデータ処理システムに、そのIC
カードのマスタ情報が移動する。よって、利用者が頻繁
にICカードを使用することにより、そのICカードの
マスタ情報が必要とされるデータ処理システムに、その
利用者のICカードのマスタ情報が移動するため、デー
タ処理システム間の通信頻度が減少し、ネットワークの
負荷を削減することができる。
【0014】前記データ処理システムには前記ICカー
ドが装着され、該装着されたICカードの記憶データを
更新する手段と、該ICカードの前記マスタ情報を更新
するために使用する手段と、をさらに備えてもよい。
【0015】前記データ処理システムには、自己を特定
するための識別符号が付されてもよく、前記ICカード
は、自己を特定するためのカード識別符号と、該ICカ
ードの記憶データを最後に更新した前記データ処理シス
テムの前記識別符号を示す最終更新符号と、を記憶する
記憶手段を備えてもよく、前記判別手段は、前記ICカ
ードの前記記憶手段に記憶されている前記カード識別符
号により、前記ICカードを識別し、前記最終更新符号
により、該ICカードの前記マスタ情報が記憶されてい
る前記データ処理システムを判別してもよい。また、前
記ICカードは前記最終更新符号の代わりに、最近更新
した所定数の前記データ処理システムの前記識別符号を
示す更新情報を記憶してもよい。この場合、前記判別手
段は、前記更新情報に従って複数の前記識別符号から該
ICカードの前記マスタ情報が記憶されている前記デー
タ処理システムを判別してもよい。また、前記第2のマ
スタ情報更新手段は、前記更新情報から、更新後の前記
マスタ情報を自己に移転すべきか否かを判別し、自己に
移転すべきと判別したとき、前記要求信号を送信し、移
転すべきでないと判別したとき、該マスタ情報を更新す
るために必要な情報を他の前記データ処理システムに送
信してもよい。
【0016】このような構成によれば、マスタ情報が記
憶されているデータ処理システムの識別符号を各ICカ
ードで管理することにより、特別な検索処理を行うこと
なく、使用されたICカードのマスタ情報が記憶されて
いるデータ処理システムを容易に特定することができ
る。また、通常使用しているデータ処理システム以外の
データ処理システムで、一時的にICカードが使用され
ても、マスタ情報は通常使用しているデータ処理システ
ムから移動されないため、一時的なマスタ情報の移動に
よるネットワークの通信負荷を削減することができる。
【0017】また、この発明の第3の観点に係る記録媒
体は、コンピュータを、プリペイドカードの使用状況を
示すマスタ情報を記憶するホストコンピュータがネット
ワークを介して複数接続されるプリペイドカードシステ
ムにおける前記ホストコンピュータとして機能させるた
めのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体であって、該コンピュータを、前記プリペイド
カードが装着され、前記プリペイドカードへの入金に関
する処理と前記プリペイドカードに蓄積された金額を消
費するための消費処理との少なくとも1つを行うカード
処理手段、前記プリペイドカードの前記マスタ情報を記
憶するマスタ情報記憶手段、前記カード処理手段により
処理された前記プリペイドカードの前記マスタ情報が該
ホストコンピュータの前記マスタ情報記憶手段に存在す
るか否かを判別する判別手段、前記判別手段により、前
記処理されたプリペイドカードの前記マスタ情報が該ホ
ストコンピュータの前記マスタ情報記憶手段に存在する
と判別された場合、前記マスタ情報を更新する第1のマ
スタ情報更新手段、前記判別手段により、前記処理され
たプリペイドカードの前記マスタ情報が該ホストコンピ
ュータの前記マスタ情報記憶手段に存在しないと判別さ
れた場合、該マスタ情報を記憶する他の前記ホストコン
ピュータへ前記ネットワークを介して該マスタ情報を要
求するための要求信号を送信し、前記他のホストコンピ
ュータからの該マスタ情報を前記マスタ情報記憶手段に
記憶し、該マスタ情報を更新する第2のマスタ情報更新
手段、として機能させるためのプログラムを記録する。
【0018】また、この発明の第4の観点に係る記録媒
体は、コンピュータを、ICカードの使用状況を示すマ
スタ情報を分散して管理する複数のデータ処理システム
がネットワークを介して接続されて構成されたマスタ情
報管理システムにおける前記データ処理システムとして
機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体であって、該コンピュータを、前
記ICカードの前記マスタ情報を記憶可能なマスタ情報
記憶手段、所定の前記ICカードの前記マスタ情報を使
用するとき、該マスタ情報が自己の前記マスタ情報記憶
手段に存在するか否かを判別する判別手段、前記判別手
段により、前記マスタ情報が自己の前記マスタ情報記憶
手段に存在しないと判別された場合、該マスタ情報を記
憶する他の前記データ処理システムへ前記ネットワーク
を介して該マスタ情報を要求するための要求信号を送信
し、該他のデータ処理システムからの該マスタ情報を自
己のマスタ情報記憶手段に記憶するマスタ情報移動手
段、前記他のデータ処理システムから前記要求信号を受
信すると、該要求信号が示す前記マスタ情報を前記マス
タ情報記憶手段から検出し、要求元へ送信するマスタ情
報送信手段、前記マスタ情報送信手段により送信された
前記マスタ情報を所定のタイミングで消去する手段、と
して機能させるためのプログラムを記録する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るプリペ
イドカードシステムについて以下説明する。このプリペ
イドカードシステムは、図1に示すように、各店舗に配
置されるホストコンピュータ11及び入金機13及び売
上げ機15と、ICカード18と、より構成されてい
る。各店舗におけるホストコンピュータ11は、ICカ
ード18の入出金を制御し、入出金に関するデータを追
跡的に記憶し、必要に応じて統計処理を行い、さらにデ
ータ間での不整合を検出することにより、ICカード1
8の不正使用を発見する、等の処理(これらを総称し
て”管理”と呼ぶ)を実行するためのものであり、ネッ
トワーク19を介して接続されている。ホストコンピュ
ータ11は、自己が配置されている店舗を特定するため
の店舗コードがそれぞれ付与されており、ネットワーク
19に接続されている全てのホストコンピュータ11の
店舗コードとそれらに対応するアドレスのリストを記憶
する。また、ホストコンピュータ11は、ICカード1
8のマスタ情報(ICカード18のカードID、入金に
関するデータ(入金データ)、消費に関するデータ(消
費データ)等)を記憶するマスタ情報データベース(D
B)21と、ホストコンピュータ11全体を制御する制
御部22と、を備える。
【0020】入金機13及び売上げ機15は、店舗内で
ホストコンピュータ11に接続されている。入金機13
は、利用者がICカード18に記憶されている残高に金
額を追加する(入金する)ための装置であり、カード装
着部(リード/ライト部)31と、入金部32と、入金
機制御部33と、を備える。
【0021】売上げ機15は、利用者がICカード18
に記憶されている残高を使用(消費)するための装置で
あり、カード装着部(リード/ライト部)41と、売上
げ入力部42と、売上げ機制御部43と、を備える。売
上げ入力部42は、店舗における商品の価格等を入力す
るためのものであり、テンキー、バーコードリーダ等を
含む。このような構成の売上げ機15は、例えば各店舗
のレジ等に配置される。店舗の商品を利用者が購入する
場合、利用者が店員にICカード18を渡し、店員がI
Cカード18を売上げ機15のICカード装着部41に
装着し、売上げ入力部42に購入対象の商品の価格を入
力することにより、ICカード18に記憶された情報
(残高等)が更新される。
【0022】また、売上げ機15は、内部に商品を蓄積
(格納)し、利用者によりカード装着部41にICカー
ド18が装着され、商品の供給を指示するボタンが押下
されることにより、売上げ機15の図示せぬ商品供給部
が商品を供給するようにしてもよい。
【0023】ICカード18は、そのICカードを特定
するためのカードIDと、そのICカードが発行された
店舗を示す発行店舗コードと、最後にそのICカードが
使用された店舗を示す最終使用コードと、残高と、を記
憶するメモリ51を備える。
【0024】ICカード18が使用されるときのマスタ
情報DB21及びICカード18に記憶されるデータの
処理について、具体例を用いて説明する。まず、ICカ
ード18が使用された店舗に、そのICカード18のマ
スタ情報が存在する場合の入金処理及び消費処理につい
て、図2、図4、図5を参照して説明する。図2に示す
ように、店舗Aのホストコンピュータ11Aのマスタ情
報DB21にICカード181(カードID:99)の
マスタ情報が記録されていることとする。
【0025】利用者は、店舗Aにおいて入金機13のカ
ード装着部31にICカード181を装着し、入金部3
2に現金を投入する。カード装着部31は、ICカード
181のカードID”99”と、最終使用コード”A”
と、を読み込む(ステップS61)。入金機制御部33
は、入金された金額を計算し(ステップS62)、カー
ド装着部31により読み込まれたデータと共に同店舗A
のホストコンピュータ11Aへ送信する。
【0026】ホストコンピュータ11A内の制御部22
は、受信したデータのうち最終使用コードがホストコン
ピュータ11Aに付与された店舗コードと一致するか否
かを判別する(ステップS63)。この場合、最終使用
コードと発行店舗コードは共に”A”であるため、制御
部22はこれらのコードは一致すると判別し、マスタ情
報DB21について、カードIDが受信したカードI
D”99”と一致するレコードを照会、更新する(ステ
ップS64)。制御部22は、該当するカードIDが”
99”のレコードの入金データに、入金された金額、店
舗コード、タイムスタンプ等のデータを追記する。ま
た、入金機13の入金機制御部33は、カード装着部3
1を介して、ICカード181のメモリ51内の残高に
対し入金された金額を加算し、新たな残高としてメモリ
51に記憶する(ステップS65)。
【0027】次に、ICカード181に蓄積された金額
が消費される場合について説明する。 ICカード18
1に蓄積された金額が消費される場合の消費処理は、上
述した入金処理とほぼ同様である。利用者が商品を購入
する際、店舗Aにおいて売上げ機15のカード装着部4
1にICカード181が装着される。カード装着部41
は、ICカード181のカードID”99”と、最終使
用コード”A”と、を読み込む(ステップS81)。次
に、購入対象の商品の価格が売上げ入力部42に入力さ
れ(ステップS82)、カード装着部41により読み込
まれたデータと共に同店舗Aのホストコンピュータ11
Aへ送信される。
【0028】ホストコンピュータ11A内の制御部22
は、受信したデータのうち最終使用コードがホストコン
ピュータ11Aに付与された店舗コードと一致するか否
かを判別する(ステップS83)。この場合、最終使用
コードと発行店舗コードは共に”A”であるため、制御
部22はこれらのコードは一致すると判別し、マスタ情
報DB21について、カードIDが受信したカードI
D”99”と一致するレコードを照会、更新する(ステ
ップS84)。制御部22は、該当するカードIDが”
99”のレコードの消費データに、消費された金額、店
舗コード、タイムスタンプ等のデータを追記する。ま
た、売上げ機制御部43は、カード装着部41を介し
て、ICカード181のメモリ51内の残高から消費さ
れた金額を減算し、新たな残高としてICカード181
のメモリ51に記憶する(ステップS85)。
【0029】次に、使用されたICカード18のマスタ
情報が、ICカード18が使用された店舗のホストコン
ピュータ11に存在しない場合の入金処理及び消費処理
について、図3、図4、図5を参照して説明する。ここ
では、ICカード181(カードID:99)のマスタ
情報が、店舗Aのホストコンピュータ11Aのマスタ情
報DB21に記録されていることとする。従って、店舗
Bのホストコンピュータ11Bのマスタ情報DB21に
は、ICカード181(カードID:99)のマスタ情
報は記録されていない。
【0030】利用者は、ICカード181のマスタ情報
が存在しない、例えば店舗Bにおいて、入金機13のカ
ード装着部31にICカード181を装着し、入金部3
2に現金を投入する。カード装着部31は、ICカード
181のカードID”99”と、最終使用コード”A”
と、を読み込む(ステップS61)。入金機制御部33
は、入金された金額を計算し(ステップS62)、カー
ド装着部31により読み込まれたデータと共に同店舗B
のホストコンピュータ11Bへ送信する。
【0031】ホストコンピュータ11B内の制御部22
は、受信したデータのうち最終使用コードがホストコン
ピュータ11Bに付与された店舗コードと一致するか否
かを判別する(ステップS63)。この場合、ICカー
ド181に記憶されている最終使用コードは”A”であ
り、ホストコンピュータ11Bに付与されている店舗コ
ードは”B”であるため、制御部22は、これらのコー
ドが一致しないと判別し、最終使用コードが示す店舗コ
ード”A”に対応するアドレスを図示せぬメモリから読
み出し、ホストコンピュータ11Aへ、カードID”9
9”と共に照会要求を送信する(ステップS66)。
【0032】ホストコンピュータ11BからカードI
D”99”及び照会要求を受信したホストコンピュータ
11Aの制御部22は、マスタ情報DB21から、受信
したカードID”99”のICカード181のマスタ情
報を検出し、要求元のホストコンピュータ11Bへ送信
する。ホストコンピュータ11Bの制御部22は、照会
要求したカードID”99”のICカード181のマス
タ情報をコンピュータ11Aから受信し、そのマスタ情
報をマスタ情報DB21に記憶する(ステップS6
7)。これにより、照会要求されたマスタ情報が要求元
のホストコンピュータ11Bにコピーされる。
【0033】ホストコンピュータ11Aの制御部22
は、ホストコンピュータ11Bへ要求されたマスタ情報
を送信すると、そのマスタ情報に照会要求元のホストコ
ンピュータ11Bの店舗コード”B”を照会要求コード
として付与する(ステップS68)。
【0034】一方、コンピュータ11Bの制御部22
は、マスタ情報DB21について、カードIDが”9
9”のレコードを照会、更新する(ステップS69)。
制御部22は、該当するカードIDが”99”のレコー
ドの入金データに、入金された金額、店舗コード、タイ
ムスタンプ等のデータを追記する。また、入金機13の
入金機制御部33は、カード装着部31を介して、IC
カード181のメモリ51に記憶されている残高に対し
入金された金額を加算し、最終使用コードを”A”か
ら”B”に更新する(ステップS70)。
【0035】ホストコンピュータ11B及びICカード
181のデータの更新が完了した後、ホストコンピュー
タ11Bは更新の完了を示す完了信号をホストコンピュ
ータ11Aに送信する。ホストコンピュータ11Aは、
完了信号を受信すると、マスタ情報DB21に記憶され
ているマスタ情報のうち、照会要求コードが付与されて
いる(ICカード181の)マスタ情報を検出し、消去
する(ステップS71)。
【0036】次に、ICカード181に蓄積された金額
が消費される場合について説明する。ICカード181
のマスタ情報が存在しない店舗Bにおいて利用者が商品
を購入する場合、売上げ機15のカード装着部41にI
Cカード181が装着される。カード装着部41は、I
Cカード181のカードID”99”と、最終使用コー
ド”A”と、を読み込む(ステップS81)。次に、購
入対象の商品の価格が売上げ入力部42に入力され(ス
テップS82)、カード装着部41により読み込まれた
データと共に同店舗Bのホストコンピュータ11Bへ送
信される。
【0037】店舗Bのホストコンピュータ11B内の制
御部22は、受信したデータのうち最終使用コードがホ
ストコンピュータ11Bに付与された店舗コードと一致
するか否かを判別する(ステップS83)。この場合、
ICカード181に記憶されている最終使用コードは”
A”であり、ホストコンピュータ11Bに付与されてい
る店舗コードは”B”であるため、制御部22は、これ
らのコードが一致しないと判別し、最終使用コードが示
す店舗コード”A”に対応するアドレスを図示せぬメモ
リから読み出し、のホストコンピュータ11Aへ、カー
ドID”99”と共に照会要求を送信する(ステップS
86)。
【0038】ホストコンピュータ11BからカードI
D”99”及び照会要求を受信したホストコンピュータ
11Aの制御部22Aは、マスタ情報DB21から、受
信したカードID”99”のICカード181のマスタ
情報を検出し、照会要求元のホストコンピュータ11B
の店舗コード”B”へ送信する。コンピュータ11Bの
制御部22Bは、要求したカードID”99”のICカ
ード181のマスタ情報を受信し、マスタ情報DB21
に記憶する(コピーする)(ステップS87)。
【0039】ホストコンピュータ11Aの制御部22
は、ホストコンピュータ11Bへ要求されたマスタ情報
を送信すると、そのマスタ情報に照会要求元のホストコ
ンピュータ11Bの店舗コード”B”を照会要求コード
として付与する(ステップS88)。
【0040】一方、コンピュータ11Bの制御部22
は、マスタ情報DB21について、カードIDが”9
9”のレコードを照会、更新する(ステップS89)。
制御部22は、該当するカードIDが”99”のレコー
ドの消費データに、消費された金額、店舗コード、タイ
ムスタンプ等のデータを追記する。また、売上げ機15
の売上げ機制御部43は、カード装着部41を介して、
ICカード181のメモリ51に記憶されている残高か
ら消費された金額を減算し、最終使用コードを”A”か
ら”B”に更新する(ステップS90)。
【0041】ホストコンピュータ11B及びICカード
181のデータの更新が完了した後、ホストコンピュー
タ11Bは完了信号をホストコンピュータ11Aに送信
する。ホストコンピュータ11Aは、完了信号を受信す
ると、マスタ情報DB21から、照会要求コードが付与
されている(ICカード181の)マスタ情報を検出
し、消去する(ステップS91)。
【0042】このようにして、店舗において使用された
ICカード18のマスタ情報がその店舗のホストコンピ
ュータ11に存在しない場合、そのマスタ情報が存在す
る他店舗のホストコンピュータ11からマスタ情報を移
動することができる。これにより、利用者が頻繁にIC
カード18を使用する店舗のホストコンピュータ11
に、そのICカード18のマスタ情報が移動するため、
ホストコンピュータ11間の通信頻度が減少し、ネット
ワーク19の負荷を削減することができる。
【0043】なお、完了信号を受信したホストコンピュ
ータ11が照会要求コードが付与されたマスタ情報を消
去するタイミングは任意であり、例えば、所定時間毎
(3時間毎、1回/1日、等)でもよい。また、完了信
号を設けなくてもよい。
【0044】各ホストコンピュータ11は、このように
して記憶しているデータを用いて、ICカード18の入
出金時等に、周知の方法により、ICカード18内のデ
ータとホストコンピュータ11内のデータの照合を行
い、不一致の場合、何らかの不正の可能性があるとして
警報を出力してもよい。その際、必要に応じて、ホスト
コンピュータ11内のデータから、不正を判別するため
のログを出力してもよい。また、ホストコンピュータ1
1内のデータの統計的処理等により売上げ向上のための
データを生成する等の処理を”管理”の一部として行っ
てもよい。
【0045】この発明は上記実施の形態に限定されず、
種々の変更・応用が可能である。例えば、上記実施の形
態では、ICカード18を使用する度にマスタ情報を移
動しているが、これを、最近ICカード18を使用した
店舗コードを所定数記憶し、一番使用回数の多い店舗の
ホストコンピュータ11にマスタ情報を記憶させるよう
にしてもよい。これにより、通常使用している店舗以外
の店舗で、一時的にICカード18が使用されても、マ
スタ情報は通常使用している店舗のホストコンピュータ
11から移動されないため、一時的なマスタ情報の移動
によるネットワーク19の通信負荷を削減することがで
きる。
【0046】この場合、ICカード18のメモリ51内
の最終使用コードのエリアは、例えば、複数店舗分のコ
ードを記憶するエリアから構成され、最近の使用店舗の
コードを記憶する。例えば、店舗AでICカード18が
使用されると、店舗Aのホストコンピュータ11AはI
Cカード18の最終使用コードのエリアの内容から最も
使用頻度の高い店舗を判別することにより、ICカード
18のマスタ情報が存在するホストコンピュータ11を
特定すると共に、マスタ情報が更新された後の移動先の
ホストコンピュータ11を各店舗の使用頻度から判別す
る。マスタ情報の移動先が自己(ホストコンピュータ1
1A)であると判別した場合、ホストコンピュータ11
Aは他のホストコンピュータ11に要求信号を送信し、
受信したマスタ情報を記憶、更新する。一方、マスタ情
報が移動しないと判別した場合、ホストコンピュータ1
1Aはマスタ情報の更新に必要な情報を他のホストコン
ピュータ11に送信し、マスタ情報を更新させる。な
お、最終使用コードを更新した結果、最も使用頻度の高
い店舗が、店舗A及びマスタ情報を記憶している店舗以
外の場合には、必要に応じてマスタ情報を適当なホスト
コンピュータ11に移動してもよく、また、他の手法を
用いてもよい。
【0047】また、上記説明では、店舗毎にホストコン
ピュータ11を配置したが、複数店舗に1つのホストコ
ンピュータ11を割り当て、配置してもよい。この場
合、ホストコンピュータ11と対応する店舗を示すテー
ブル等を設けて、最終使用コードから該当するマスタ情
報が記憶されているホストコンピュータ11を特定し、
所定の処理を行う。また、最終使用コードとして、店舗
コードの代わりにホストコンピュータ11のコードを記
憶させてもよい。
【0048】この発明をプリペイドカード、即ち、入出
金を例に説明したが、ICカードが使用され、その使用
状況を管理する任意の場面に使用可能である。例えば、
複数の図書館にそれぞれネットワークを介して接続され
たホストコンピュータを配置する図書館システムにおい
て、利用者証をICカードとして、その利用者への本の
貸出記録をマスタ情報として管理してもよい。このシス
テムによれば、利用者が頻繁に利用する図書館にその利
用者の貸出記録が移動される。
【0049】なお、このプリペイドカードシステムは、
専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステム
を用いて実現可能である。例えば、コンピュータに上述
の動作を実行するためのプログラムを格納した媒体(フ
ロッピーディスク、CD−ROM等)から該プログラム
をインストールすることにより、上述の処理を実行する
システムを構成することができる。なお、上述の機能
を、OSが分担又はOSとアプリケーションの共同によ
り実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格
納してもよい。
【0050】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための媒体は、通信媒体(通信回線、通信ネットワー
ク、通信システムのように、一時的に且つ流動的にプロ
グラムを保持する媒体)でも良い。例えば、通信ネット
ワークの掲示板(BBS)に該プログラムを掲示し、こ
れをネットワークを介して配信してもよい。そして、こ
のプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケ
ーションプログラムと同様に実行することにより、上述
の処理を実行することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マスタ情報が存在するコンピュータのデータを各プリペ
イドカードで管理することにより、特別な検索処理を行
うことなく、使用されたプリペイドカードのマスタ情報
が記憶されているコンピュータを特定することができ
る。また、利用者が頻繁にプリペイドカードを使用する
コンピュータに、そのプリペイドカードのマスタ情報が
移動するため、コンピュータ間の通信頻度が減少し、ネ
ットワークの負荷を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプリペイドカードシ
ステムの構成を示す図である。
【図2】ICカードが使用された店舗のホストコンピュ
ータに、そのICカードのマスタ情報が存在する場合の
入金処理及び消費処理を説明するための図である。
【図3】ICカードが使用された店舗のホストコンピュ
ータに、そのICカードのマスタ情報が存在しない場合
の入金処理及び消費処理を説明するための図である。
【図4】本発明のプリペイドカードシステムの入金処理
を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明のプリペイドカードシステムの消費処理
を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
11 ホストコンピュータ 13 入金機 15 売上げ機 18 ICカード 19 ネットワーク 21 マスタ情報DB 22 制御部 31、41 カード装着部 32 入金部 33 入金機制御部 42 売上げ入力部 43 売上げ機制御部 51 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星川 知之 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 エヌ・ ティ・ティ・データ通信株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリペイドカードの使用状況を示すマスタ
    情報を記憶するコンピュータがネットワークを介して複
    数接続されるプリペイドカードシステムであって、 前記コンピュータは、 前記プリペイドカードが装着され、前記プリペイドカー
    ドへの入金に関する処理と前記プリペイドカードに蓄積
    された金額を消費するための消費処理との少なくとも1
    つを行うカード処理手段と、 前記プリペイドカードの前記マスタ情報を記憶するマス
    タ情報データベースと、 前記カード処理手段により処理された前記プリペイドカ
    ードの前記マスタ情報が該コンピュータの前記マスタ情
    報データベースに存在するか否かを判別する判別手段
    と、 前記判別手段により、前記処理されたプリペイドカード
    の前記マスタ情報が該コンピュータの前記マスタ情報デ
    ータベースに存在すると判別された場合、前記マスタ情
    報を更新する第1のマスタ情報更新手段と、 前記判別手段により、前記処理されたプリペイドカード
    の前記マスタ情報が該コンピュータの前記マスタ情報デ
    ータベースに存在しないと判別された場合、該マスタ情
    報を記憶する他の前記コンピュータへ前記ネットワーク
    を介して該マスタ情報を要求するための要求信号を送信
    し、前記他のコンピュータからの該マスタ情報を前記マ
    スタ情報データベースに記憶し、該マスタ情報を更新す
    る第2のマスタ情報更新手段と、を備える、 ことを特徴とするプリペイドカードシステム。
  2. 【請求項2】前記コンピュータには、自己を特定するた
    めの識別符号が付されており、 前記プリペイドカードは、自己を特定するためのカード
    識別符号と、該プリペイドカードの記憶データを最後に
    更新した前記コンピュータの前記識別符号を示す最終更
    新符号と、を記憶する記憶手段を備え、 前記判別手段は、前記プリペイドカードの前記記憶手段
    に記憶されている前記カード識別符号により、前記プリ
    ペイドカードを識別し、前記最終更新符号により、該プ
    リペイドカードの前記マスタ情報が記憶されている前記
    コンピュータを判別する、 ことを特徴とする請求項1に記載のプリペイドカードシ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記コンピュータは、 前記他のコンピュータから前記要求信号を受信したと
    き、前記要求されたマスタ情報を前記他のコンピュータ
    に送信すると共に、該マスタ情報に要求されたことを示
    す要求コードを付与する手段と、 前記要求コードが付与された前記マスタ情報を所定のタ
    イミングで消去する手段と、をさらに備える、 ことを特徴とする請求項1に記載のプリペイドカードシ
    ステム。
  4. 【請求項4】前記コンピュータは、自己を特定するため
    の識別符号が付されており、 前記プリペイドカードは、自己を特定するためのカード
    識別符号と、該プリペイドカードの記憶データを最近更
    新した所定数の前記コンピュータの前記識別符号を示す
    更新情報と、を記憶する記憶手段を備え、 前記判別手段は、前記プリペイドカードの前記記憶手段
    に記憶されている前記カード識別符号により、前記プリ
    ペイドカードを識別し、前記更新情報に従って複数の前
    記識別符号から該プリペイドカードの前記マスタ情報が
    記憶されている前記コンピュータを判別する、 ことを特徴とする請求項1に記載のプリペイドカードシ
    ステム。
  5. 【請求項5】前記第2のマスタ情報更新手段は、前記プ
    リペイドカードに記憶された前記更新情報から、更新後
    の前記マスタ情報を自己に移転すべきか否かを判別し、
    自己に移転すべきと判別したとき、前記要求信号を送信
    し、移転すべきでないと判別したとき、該マスタ情報を
    更新するために必要な情報を他の前記コンピュータに送
    信する、 ことを特徴とする請求項4に記載のプリペイドカードシ
    ステム。
  6. 【請求項6】ICカードの使用状況を示すマスタ情報を
    分散して管理する複数のデータ処理システムがネットワ
    ークを介して接続されて構成されたマスタ情報管理シス
    テムであって、 各前記データ処理システムは、 前記ICカードの前記マスタ情報を記憶可能なマスタ情
    報データベースと、 所定の前記ICカードの前記マスタ情報を使用すると
    き、該マスタ情報が自己の前記マスタ情報データベース
    に存在するか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段により、前記マスタ情報が自己の前記マス
    タ情報データベースに存在しないと判別された場合、該
    マスタ情報を記憶する他の前記データ処理システムへ前
    記ネットワークを介して該マスタ情報を要求するための
    要求信号を送信し、該他のデータ処理システムからの該
    マスタ情報を自己のマスタ情報データベースに記憶する
    マスタ情報移動手段と、 前記他のデータ処理システムから前記要求信号を受信す
    ると、該要求信号が示す前記マスタ情報を前記マスタ情
    報データベースから検出し、要求元へ送信するマスタ情
    報送信手段と、 前記マスタ情報送信手段により送信された前記マスタ情
    報を所定のタイミングで消去する手段と、を備える、 ことを特徴とするマスタ情報管理システム。
  7. 【請求項7】前記データ処理システムには前記ICカー
    ドが装着され、該装着されたICカードの記憶データを
    更新する手段と、該ICカードの前記マスタ情報を更新
    するために使用する手段と、をさらに備えることを特徴
    とする請求項6に記載のマスタ情報管理システム。
  8. 【請求項8】前記データ処理システムには、自己を特定
    するための識別符号が付されており、 前記ICカードは、自己を特定するためのカード識別符
    号と、該ICカードの記憶データを最後に更新した前記
    データ処理システムの前記識別符号を示す最終更新符号
    と、を記憶する記憶手段を備え、 前記判別手段は、前記ICカードの前記記憶手段に記憶
    されている前記カード識別符号により、前記ICカード
    を識別し、前記最終更新符号により、該ICカードの前
    記マスタ情報が記憶されている前記データ処理システム
    を判別する、 ことを特徴とする請求項6に記載のマスタ情報管理シス
    テム。
  9. 【請求項9】前記データ処理システムは、自己を特定す
    るための識別符号が付されており、 前記ICカードは、自己を特定するためのカード識別符
    号と、該ICカードの記憶データを最近更新した所定数
    の前記データ処理システムの前記識別符号を示す更新情
    報と、を記憶する記憶手段を備え、 前記判別手段は、前記ICカードの前記記憶手段に記憶
    されている前記カード識別符号により、前記ICカード
    を識別し、前記更新情報に従って複数の前記識別符号か
    ら該ICカードの前記マスタ情報が記憶されている前記
    データ処理システムを判別する、 ことを特徴とする請求項6に記載のマスタ情報管理シス
    テム。
  10. 【請求項10】前記マスタ情報移動手段は、前記ICカ
    ードに記憶された前記更新情報から、更新後の前記マス
    タ情報を自己に移転すべきか否かを判別し、自己に移転
    すべきと判別したとき、前記要求信号を送信し、移転す
    べきでないと判別したとき、該ICカードの使用に関す
    る情報を前記他のデータ処理システムに送信する、 ことを特徴とする請求項9に記載のマスタ情報管理シス
    テム。
  11. 【請求項11】コンピュータを、プリペイドカードの使
    用状況を示すマスタ情報を記憶するホストコンピュータ
    がネットワークを介して複数接続されるプリペイドカー
    ドシステムにおける前記ホストコンピュータとして機能
    させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体であって、 該コンピュータを、 前記プリペイドカードが装着され、前記プリペイドカー
    ドへの入金に関する処理と前記プリペイドカードに蓄積
    された金額を消費するための消費処理との少なくとも1
    つを行うカード処理手段、前記プリペイドカードの前記
    マスタ情報を記憶するマスタ情報記憶手段、前記カード
    処理手段により処理された前記プリペイドカードの前記
    マスタ情報が該ホストコンピュータの前記マスタ情報記
    憶手段に存在するか否かを判別する判別手段、前記判別
    手段により、前記処理されたプリペイドカードの前記マ
    スタ情報が該ホストコンピュータの前記マスタ情報記憶
    手段に存在すると判別された場合、前記マスタ情報を更
    新する第1のマスタ情報更新手段、前記判別手段によ
    り、前記処理されたプリペイドカードの前記マスタ情報
    が該ホストコンピュータの前記マスタ情報記憶手段に存
    在しないと判別された場合、該マスタ情報を記憶する他
    の前記ホストコンピュータへ前記ネットワークを介して
    該マスタ情報を要求するための要求信号を送信し、前記
    他のホストコンピュータからの該マスタ情報を前記マス
    タ情報記憶手段に記憶し、該マスタ情報を更新する第2
    のマスタ情報更新手段、 として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】コンピュータを、ICカードの使用状況
    を示すマスタ情報を分散して管理する複数のデータ処理
    システムがネットワークを介して接続されて構成された
    マスタ情報管理システムにおける前記データ処理システ
    ムとして機能させるためのプログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体であって、 該コンピュータを、 前記ICカードの前記マスタ情報を記憶可能なマスタ情
    報記憶手段、所定の前記ICカードの前記マスタ情報を
    使用するとき、該マスタ情報が自己の前記マスタ情報記
    憶手段に存在するか否かを判別する判別手段、前記判別
    手段により、前記マスタ情報が自己の前記マスタ情報記
    憶手段に存在しないと判別された場合、該マスタ情報を
    記憶する他の前記データ処理システムへ前記ネットワー
    クを介して該マスタ情報を要求するための要求信号を送
    信し、該他のデータ処理システムからの該マスタ情報を
    自己のマスタ情報記憶手段に記憶するマスタ情報移動手
    段、前記他のデータ処理システムから前記要求信号を受
    信すると、該要求信号が示す前記マスタ情報を前記マス
    タ情報記憶手段から検出し、要求元へ送信するマスタ情
    報送信手段、前記マスタ情報送信手段により送信された
    前記マスタ情報を所定のタイミングで消去する手段、 として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
JP6485098A 1997-03-17 1998-03-16 プリペイドカードシステム、マスタ情報管理システム及び記録媒体 Pending JPH10320615A (ja)

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