JPH10320485A - テレフォンバンキング方法 - Google Patents

テレフォンバンキング方法

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JPH10320485A
JPH10320485A JP12763097A JP12763097A JPH10320485A JP H10320485 A JPH10320485 A JP H10320485A JP 12763097 A JP12763097 A JP 12763097A JP 12763097 A JP12763097 A JP 12763097A JP H10320485 A JPH10320485 A JP H10320485A
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JP
Japan
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telephone
telephone banking
customer
bank
personal identification
Prior art date
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Application number
JP12763097A
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English (en)
Inventor
Masao Yokoyama
雅生 横山
Hikari Maruyama
光 丸山
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SUMITOMO GINKOU KK
Original Assignee
SUMITOMO GINKOU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本人確認用のテレフォンバンキング専用暗証
番号の登録又は変更登録及びその行使を、本人以外には
銀行員も一切関知することが出来ず、家庭用又は市中
(公衆用)の各種汎用電話機を利用して何時でも、何処
からでも随時サービスを受けることができ、振込先事前
登録を行っていない口座への振込も可能なテレフォンバ
ンキング方法を提供する。 【解決手段】 銀行が、ホストコンピュータに接続した
ATMその他の暗証番号登録用手段を用意し、テレフォ
ンバンキングサービスの利用を希望する顧客本人が操作
する前記登録用手段を通じて直接ホストコンピュータへ
テレフォンバンキング専用の暗証番号の登録を行なわし
め、顧客は登録した暗証番号によってテレフォンバンキ
ングセンターへのアクセスができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電話回線を用い
て顧客と銀行との間で振込、照会、振替など各種の銀行
取引(他人への資金移動サービスを含む。)を行うテレ
フォンバンキング方法の技術分野に属し、特にはテレフ
ォンバンキングシステムの運用上で最大の急所である本
人確認用のテレフォンバンキング専用暗証番号の登録又
は変更登録及びその行使を、本人以外には銀行員も一切
関知することが出来ない方法であり、そして、家庭用又
は市中(公衆用)の各種汎用電話機を利用して何時で
も、何処からでも随時サービスを受けることができ、振
込先事前登録を行っていない口座への振込も可能なテレ
フォンバンキング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話回線を使用して銀行と顧客と
の間で各種の銀行取引を実行するテレフォンバンキング
システム又は方法は、各種各様のものが既に実用に供さ
れている。いずれのシステム又は方法においても、秘密
漏洩又は金融事故を未然に絶対的に防止するため、本人
確認の手段に苦心し工夫が凝らされている。
【0003】因みに、現在一般的なテレフォンバンキン
グシステム又は方法は、ディスプレイを備えたテレフォ
ンバンキング専用の電話機を用意し、顧客と銀行とが契
約した電話番号を使用し、振込先事前登録を行い、身分
証明(本人確認)を兼ねるIDカードを電話機に読み込
ませると共に専用の暗証番号を入力してテレフォンバン
キングセンターへアクセスする構成とされている。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】上記した従来公知の
テレフォンバンキングシステム又は方法は、それなりの
実績を挙げている。しかし、テレフォンバンキング専用
の電話機は契約(登録)した電話番号の回線に接続され
ていなければならない(電話番号で使用場所を特定す
る。)から、何時でも、何処でも随時利用できる訳では
なく、この点は一種不便と言わねばならない。しかも振
込サービスは、予め振込先事前登録を行った取引先との
み可能であるから、随時自由に振込を行うことは出来
ず、この点も不便である。
【0005】電話を通じて本人確認をする手段として
は、他に音声認識技術(例えば声紋の応用など)の採用
なども検討に値するが、未だ実用には消極的な技術レベ
ルと考えられている。従来一般に銀行で採用しているテ
レフォンバンキング専用の暗証番号は、顧客が申込書へ
記入し、これを銀行員がホストコンピュータへ入力する
から、銀行員が知得する立場にあり、よって、この暗証
番号のみにより本人確認を行うことは秘密保持に大いに
問題がある。
【0006】本発明の目的は、テレフォンバンキング専
用の会員番号と暗証番号とによって本人確認を行い、振
込を含む各種資金移動の銀行取引を電話一本で可能にす
るテレフォンバンキング方法であって、特にテレフォン
バンキング専用の暗証番号については、顧客本人以外に
は、テレフォンバンキングセンターのオペレータを含む
全ての銀行員が一切知得できない仕組み、即ち、テレフ
ォンバンキング専用暗証番号の登録、変更は、ホストコ
ンピュータに接続したオートメイテッドテラーズマシン
(自動預入払出し機、以下、ATMと略す。)その他の
暗証番号登録用手段(例えば端末機)を銀行が用意し、
顧客本人が操作する前記登録用手段を通じて直接ホスト
コンピュータへ登録し、顧客はその暗証番号を使用する
ことによってテレフォンバンキングセンターへへのアク
セスができるようにしたテレフォンバンキング方法を提
供することである。
【0007】本発明の目的はまた、テレフォンバンキン
グ専用の暗証番号を、顧客本人以外には、テレフォンバ
ンキングセンターのオペレータを含む全ての銀行員が一
切知得できない仕組みの第2弾として、テレフォンバン
キングセンターに、ホストコンピュータと接続され、且
つ電話回線とも接続された応答手段を設け、顧客の架電
アクセスは先ず応答手段が受け取り、暗証番号の確認手
続きは全て自動機械で行い、銀行員が関知する余地は全
くないテレフォンバンキング方法を提供することであ
る。
【0008】本発明の異なる目的は、顧客がテレフォン
バンキングセンターへ架電した際の電話の傍受又は盗聴
を阻止するため、暗証番号は少なくとも2種類用意し、
一の暗証番号については応答手段が選択し要求する桁番
号を毎回異ならせて当該暗証番号の漏洩事故を防ぎ、更
に有効期限を設定し、また、暗証番号エラーの履歴を記
録し閲覧可能にする等々の防御対策を十分に講じたテレ
フォンバンキング方法を提供することである。
【0009】本発明の究極の目的は、上述したようにし
て本人確認がなされる限り、家庭又は市中の一般汎用の
電話機を利用して、何時でも、何処からでも(電話番号
に左右されることなく)、しかも振込に関しては事前登
録の有無にかかわらず、随時利用でき実用性が高いテレ
フォンバンキング方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの手段として、請求項1に記載した発明に係るテレフ
ォンバンキング方法は、電話回線を利用して銀行と顧客
との間で銀行取引を行わしめるテレフォンバンキング方
法において、銀行が、ホストコンピュータに接続したA
TMその他の暗証番号登録用手段を用意し、テレフォン
バンキングサービスの利用を希望する顧客本人が操作す
る前記登録用手段を通じて直接ホストコンピュータへテ
レフォンバンキング専用の暗証番号の登録を行なわし
め、顧客は登録した暗証番号によってテレフォンバンキ
ングセンターへのアクセスができるようにしたことを特
徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、同じく電話回線を
利用して銀行と顧客との間で銀行取引を行わしめるテレ
フォンバンキング方法において、銀行のテレフォンバン
キングセンターに、ホストコンピュータと接続され、且
つ電話回線とも接続された応答手段を設け、顧客の架電
アクセスに対しては、前記応答装置がホストコンピュー
タと交信しつつ、テレフォンバンキング専用の会員番号
入力で応答するステップと暗証番号入力で応答するステ
ップによる本人確認の手続きを機械的に行い、各々の照
合結果が一致し本人確認が正常になされたものについて
のみ、その後をオペレータが引き受けて銀行取引が実行
されることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明も、電話回線を利用し
て銀行と顧客との間で銀行取引を行わしめるテレフォン
バンキング方法において、銀行のテレフォンバンキング
センターに、ホストコンピュータと接続され、且つ電話
回線とも接続された応答手段を設け、顧客の架電アクセ
スに対して、前記応答手段がテレフォンバンキング専用
の会員番号入力で応答するステップと暗証番号入力で応
答するステップによる本人確認の手続きを機械的に行
い、各々の照合結果が一致し本人確認が正常になされた
ものについて、更に同応答手段が引き続き銀行取引の実
行までの各ステップを機械的に行うことを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、テレフォンバンキング専用の暗証番号の登
録は、少なくとも第一暗証番号と第二暗証番号の2種類
を登録することを特徴とする。請求項5記載の発明は、
請求項2又は3記載の発明において、第二暗証番号に関
する本人確認の手続きは、当該第二暗証番号を構成する
数字のうち応答装置が選択し要求する毎回異なる桁番号
の数字入力により行うことを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項2又は3に
記載した発明において、テレフォンバンキングセンター
の応答手段によって本人確認がなされたサービス利用の
申し込みについては、銀行取引が振込の場合に限り、再
度応答手段による本人確認の手続きを繰り返し、本人確
認が再度正常になされたものについてのみ銀行取引の実
行に進むことを特徴とする。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、フォンバンキング専用の暗証番号の変更登
録も、銀行が、ホストコンピュータに接続したATMそ
の他の暗証番号登録用手段を用意し、、テレフォンバン
キングサービスを利用する顧客本人が操作する前記登録
用手段を通じて直接ホストコンピュータへの登録を行な
わしめ、爾後顧客は変更登録した暗証番号によってのみ
テレフォンバンキングセンターへのアクセスができるよ
うにしたことを特徴とする。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項1又は7に
記載した発明において、テレフォンバンキング専用に登
録した暗証番号又は変更登録された暗証番号には予め有
効期限が設定され、且つ使用された暗証番号エラーの履
歴を記録して事故が未然に防止されることを特徴とす
る。
【0017】
【発明の実施形態及び実施例】請求項1に記載した発明
に係るテレフォンバンキング方法は、電話回線を利用し
て銀行と顧客との間で銀行取引を行う方法として好適に
実施される。具体的には、図1にフローを示したよう
に、顧客は銀行の各地の営業店舗へ出向き、予め用意し
てある申し込み書へ必要事項を記入してサービス利用の
申し込みを行うか、又は予め入手した申し込み書へ必要
事項を記入して営業店舗へ郵送する方法等によりサービ
ス利用の申し込みを行う。銀行は、前記申し込み書の記
載事項に従い、申し込み受付の銀行員が、ホストコンピ
ュータに登録したテレフォンバンキング専用の会員番号
を、例えば会員カードに記入し又は印字した形式(会員
番号カード)で発行する。
【0018】なお、後述するように、テレフォンバンキ
ング専用暗証番号の登録時にはキャッシュカードとその
暗証番号が必要であるため、サービスの申し込みをする
顧客は、既に当該銀行に口座を持ちキャッシュカードを
所有している者、又は新たに口座を開設してキャッシュ
カードの使用が可能となる者が対象となる。会員番号の
発行を受けた顧客は、次の段階として、同銀行の各営業
店舗に設備されたATMへ出向くか、又は別途ホストコ
ンピュータと接続して用意した暗証番号登録用手段とし
ての専用端末機を直接操作して、テレフォンバンキング
専用の暗証番号登録を行なう。
【0019】その具体的な操作、要領を図2にATMの
メニュー画面で示した。先ずは「各種サービス等」のメ
ニューを選択する。すると画面は「暗証番号登録、変
更」その他のメニュー画面に変わる。そこで「暗証番号
登録、変更」のメニューを選択すると、「暗証番号の登
録」及び「暗証番号の変更」のメニューを併記した画面
に変わる。「暗証番号の登録」メニューを選択すると、
今度はキャッシュカードを入れ、同キャッシュカードに
関して予め登録している暗証番号の入力を促される。以
上をクリヤーすると、画面は先に当該顧客が発行を受け
たテレフォンバンキング専用会員番号の入力を促す画面
に変わるから、顧客は会員番号カードを目で確認しつつ
会員番号を正確に入力する。すると、画面は「第一暗証
番号」(例えば4桁番号)の指定入力を促す画面に変わ
り、つづいて「第二暗証番号」(例えば6桁番号)の指
定入力を促す画面に変わるので、その都度顧客は自分で
記憶しやすい、そして、他人から盗用される恐れの少な
いと思う番号を選んで入力する。各暗証番号を入力する
と、それは直接銀行のホストコンピュータに当該顧客に
固有のテレフォンバンキング専用の暗証番号として前記
の会員番号と共に登録され、メニュー画面は「登録完
了」を案内するメッセージに変わる。しかし、前記のよ
うに登録した「第一暗証番号」及び「第二暗証番号」を
目視で確認できるものは一切発行しない。当該顧客は自
己の責任において頭脳に前記の暗証番号を記憶するほか
はなく、その故に高度の秘密保持が達成される。
【0020】なお、上記のように2種類登録された暗証
番号のうちの一つ、例えば「第二暗証番号」は、本人確
認手続きの都度乱数表の如くに使用するため、「第一暗
証番号」が通例の4桁番号であるのに対して、「第二暗
証番号」は例えば6桁(又はそれ以上の桁数でも可)の
如く桁数の多い番号で登録し秘密性を高める。その利用
例については後述する。
【0021】暗証番号の登録をATMとは異なる専用端
末機を本人が操作して暗証番号を登録する手順も、上記
ATMの操作とおよそ同様にその操作も秘密状態を確保
した環境で行われる。上記の暗証番号が登録されること
によって、ホストコンピュータは、図1のように当該顧
客に対してテレフォンバンキングサービスを開始し、顧
客による利用を可能ならしめる。
【0022】従って、顧客は、必要に応じて、身近にあ
って利用可能な任意の電話番号の電話(プッシュボタン
式、ダイヤル式の別を問わない。携帯式電話も含む。)
を使用してテレフォンバンキングセンターへ架電し、銀
行への用事を電話一本で、何処からでも何時でも簡単に
迅速に(待たずに)済ませることが出来る。その具体的
な操作、要領を図4にフローで示した。顧客がテレフォ
ンバンキングセンターへ架電すると、この電話は、ホス
トコンピュータと接続され、且つ電話回線とも接続され
た応答手段たる音声応答装置(コンピュータ)が受けと
る。そして、先ず当該顧客のテレフォンバンキング専用
会員番号(既述)の入力を促す。顧客はダイヤル又はプ
ッシュホンキーの操作により会員番号を入力する。入力
した会員番号の正しいことがホストコンピュータにおけ
る照会で確認されると、次には「第一暗証番号」の入力
が促される。入力した第一暗証番号の正しいことがホス
トコンピュータにおける照会で確認されると、つづいて
「第二暗証番号」の入力を促される。但し、この「第二
暗証番号」の入力に関しては、音声応答装置に設定した
ソフトウェアが、「第二暗証番号」を構成する数字のう
ちの何桁目と何桁目の番号、のように毎回異なる桁番号
の組み合わせを選択し、要求するから、顧客は指定され
た桁の数字だけを入力する。顧客が汎用電話回線を通じ
て銀行のテレフォンバンキングセンターへアクセスする
ことに鑑みて、その通話が傍受され又は盗聴される危険
を回避するためである。「第二暗証番号」を構成する数
字の一部(桁番号数字のみ)毎回異なる組み合わせで入
力すると、その場では「第二暗証番号」の全体が一回の
交信では漏洩しないからである。例えば6桁の暗証番号
であれば、15通りの組み合わせが出来るから、音声応
答装置が毎回要求する桁番号を変える15通りの組み合
わせができ、「第二暗証番号」の秘密は高度に保たれる
のである。
【0023】「第二暗証番号」の各桁番号数字の入力の
正しいことがホストコンピュータにおける照会で確認さ
れると、ここで初めて、テレフォンバンキングセンター
に待機する電話オペレータとの通話に切り替わる。つま
り、前記テレフォンバンキング専用の会員番号と暗証番
号とによる本人確認までの手続きは全て音声応答装置に
よって機械的に行われ、本人確認がなされたものについ
てのみ、電話オペレータによる有人の銀行取引が実行さ
れる。従って、テレフォンバンキングセンターの電話オ
ペレーターと言えども、暗証番号を知得する立場にな
く、秘密保持は万全である。
【0024】顧客は、電話オペレータに対して本来の用
件である銀行取引の種目、内容等について具体的に正確
に指示する。但し、取引が「振込」である場合に限り、
電話オペレータとの通話から再度音声応答装置による本
人確認の手続きに戻って同様な手続きを繰り返し、再び
本人確認がなされたものについてのみ、電話オペレータ
による銀行取引を実行することになる。第三者への資金
移動を伴うが故の慎重を期するためである。なお、「振
込」に関しても、振込先事前登録の有無は一切条件とさ
れておらず、随時に任意所望の振込手続を実行できる。
【0025】電話オペレータを介在させて行うテレフォ
ンバンキングの取引内容は、会話が中心であるから、電
話オペレータの復唱によって確認をきっちり行い、顧客
の確認が明快に出来てから取引手続きを実行し、その後
電話を切って全ての手順が終了する。但し、電話回線を
用いた通話による取引の実行であり、聞き間違い、誤
解、勘違いその他のトラブルを客観的に解決する手段と
して、顧客と電話オペレータとの会話は電話が切れるま
で録音を行う。
【0026】なお、上記の実施例では、銀行が顧客との
身近な触れ合いを大切にする意味で、テレフォンバンキ
ングセンターに電話オペレータを配置しているが、この
限りではない。手続きの自動化、省人化を重視するとき
は、上記の電話オペレータを全廃し、本人確認の手続き
から銀行取引の実行までの全てを上記音声応答装置の如
き応答手段(自動機械)で実施することもできる。
【0027】上記いずれの場合でも、テレフォンバンキ
ングサービスで成立した取引の確認は、原則として事後
の通帳記入により顧客の確認に供する。但し、「振込」
又は「定期の解約」など、通帳に記入出来ない取引に関
しては、取引明細票を顧客へ郵送して目視確認の便利に
供する。図5は振込明細票の一例を示したものである。
本来の「振込明細欄」に必要な項目が多数用意されてい
ることは当然として、暗証番号(特には第二暗証番号)
のエラー取引の「案内欄」を設け、更に「連絡欄」が設
けられている構成が注目されるであろう。エラー取引の
それぞれに顧客の心当たりがあれば良し、無いときには
他人の盗用の心配があるので、不正使用を未然に防止す
べく暗証番号の変更登録が検討されることになる。前記
「連絡欄」には「暗証番号を連続で3度間違えたので、
サービスの利用が出来ない。」とか、「第二暗証番号の
有効期限が切れた。」等々の連絡事項が記載され顧客に
注意を喚起する。
【0028】因みに、上記のような事情で暗証番号の変
更登録を行う場合は、上述した図2の第3メニュー画面
において「暗証番号の変更」のメニューを選択すること
になる。そうすると、図3に示したように、先ずキャッ
シュカードを入れ、同キャッシュカードに関して登録し
ている暗証番号の入力を促される。正しく入力すると、
画面はやはり当該顧客が発行を受けているテレフォンバ
ンキング専用会員番号の入力を促す画面に変わるから、
顧客は会員番号カードを目で確認しつつ会員番号を正確
に入力する。すると、画面は先ず現在使用中の「第一暗
証番号」の入力を促す画面に変わり、つづいて現在使用
中の「第二暗証番号」の入力を促す画面に変わるので、
その都度顧客は自分で記憶している暗証番号を入力す
る。前記の入力が正しいことが照会された後、画面は新
しく登録する「第一暗証番号」及び「第二暗証番号」の
指定入力を促す画面に変わる。よって顧客は、先の新規
登録で述べたと同様に記憶しやすく、他人から盗用され
る恐れの少ない番号を選んで入力する。各暗証番号を入
力すると、それは直接銀行のホストコンピュータへ当該
顧客に固有の番号として前記の会員番号と共に変更登録
される。その後、メニュー画面は「登録完了」を案内す
るメッセージに変わる。しかし、顧客が暗証番号を失念
したときは、変更登録ではなく、営業店舗へ出向いて、
先の暗証番号の消去手続き、及び新規登録手続きをする
ほかはない。
【0029】最後に、図6は定期解約明細票の一例を示
している。本来の「解約明細欄」に必要な項目が多数用
意されているほか、元利金の受け取り方法の「記入
欄」、及び利息の計算方法などについて記載する「連絡
欄」が設けられている。
【0030】
【本発明が奏する効果】本発明に係るテレフォンバンキ
ング方法は、テレフォンバンキング専用の会員番号と暗
証番号とによって本人確認を行い、「振込」を含む各種
の銀行取引を電話一本で可能にするテレフォンバンキン
グ方法であることは勿論のこと、とりわけ家庭用又は市
中の一般汎用の電話機を利用して、何時でも、何処から
でも随時利用できる。しかも「振込」に関しては振込先
事前登録の有無を問わずに実行できる便利さがあり、テ
レフォンバンキングの自在自在性と汎用性の範囲拡大に
寄与するところが大である。
【0031】テレフォンバンキング専用の暗証番号につ
いては、顧客本人以外には、テレフォンバンキングセン
ターのオペレータを含む全ての銀行員が一切知得できな
い仕組み、即ち、テレフォンバンキング専用暗証番号の
登録、変更は、顧客本人が直接操作するATMその他の
暗証番号登録用手段を通じて、銀行のホストコンピュー
タへ直接登録する。その上、テレフォンバンキングセン
ターへ架電した際の暗証番号に基づく本人確認の手続き
は全て応答手段が機械的に行い、銀行員が関知する余地
は全くないので、顧客本人が秘密解除をしない限り絶対
的に秘密保持が可能であり、金融事故の発生防止に実効
を期待できる。
【0032】また、顧客がテレフォンバンキングセンタ
ーへ架電した際の電話の傍受又は盗聴を阻止するために
暗証番号は少なくとも2種類用意され、一の暗証番号
(第二暗証番号)については、該第二暗証番号を構成す
る数字のうち、応答手段が選択し要求するのは毎回異な
る桁番号の数字入力でアクセスする方式であるから、1
回や2回の通話で当該暗証番号が漏洩する心配はない。
更に有効期限を設定し、また、暗証番号エラーの履歴を
記録し顧客の閲覧可能にする等々の防御対策が講じられ
ているので、極めて安全性の高いテレフォンバンキング
サービスを提供できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテレフォンバンキング方法の全体
フローを概念的に示したブロック線図である。
【図2】暗証番号登録のフローを示したブロック線図で
ある。
【図3】暗証番号の変更登録のフローを示したブロック
線図である。
【図4】テレフォンバンキングシステムを利用する手順
フローを示したブロック線図である。
【図5】振込明細票の一例を示した平面図である。
【図6】定期解約明細票の一例を示した平面図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線を利用して銀行と顧客との間で
    銀行取引を行わしめるテレフォンバンキング方法におい
    て、 銀行が、ホストコンピュータに接続したオートメイテッ
    ドテラーズマシンその他の暗証番号登録用手段を用意
    し、テレフォンバンキングサービスの利用を希望する顧
    客本人が操作する前記登録用手段を通じて直接ホストコ
    ンピュータへテレフォンバンキング専用の暗証番号の登
    録を行なわしめ、顧客は登録した暗証番号によってテレ
    フォンバンキングセンターへのアクセスができるように
    したことを特徴とする、テレフォンバンキング方法。
  2. 【請求項2】 電話回線を利用して銀行と顧客との間で
    銀行取引を行わしめるテレフォンバンキング方法におい
    て、 銀行のテレフォンバンキングセンターに、ホストコンピ
    ュータと接続され、且つ電話回線とも接続された応答手
    段を設け、顧客の架電アクセスに対しては、前記応答手
    段がホストコンピュータと交信しつつ、テレフォンバン
    キング専用の会員番号入力で応答するステップと暗証番
    号入力で応答するステップによる本人確認の手続きを機
    械的に行い、各々の照合結果が一致し本人確認が正常に
    なされたものについてのみ、その後をオペレータが引き
    受けて銀行取引が実行されることを特徴とする、テレフ
    ォンバンキング方法。
  3. 【請求項3】 電話回線を利用して銀行と顧客との間で
    銀行取引を行わしめるテレフォンバンキング方法におい
    て、 銀行のテレフォンバンキングセンターに、ホストコンピ
    ュータと接続され、且つ電話回線とも接続された応答手
    段を設け、顧客の架電アクセスに対しては、前記応答手
    段がホストコンピュータと交信しつつ、テレフォンバン
    キング専用の会員番号入力で応答するステップと暗証番
    号入力で応答するステップによる本人確認の手続きを機
    械的に行い、各々の照合結果が一致し本人確認が正常に
    なされたものについて、更に同応答手段が引き続き銀行
    取引の実行までの各ステップを機械的に行うことを特徴
    とする、テレフォンバンキング方法。
  4. 【請求項4】 テレフォンバンキング専用の暗証番号の
    登録は、少なくとも第一暗証番号と第二暗証番号の2種
    類を登録することを特徴とする、請求項1記載のテレフ
    ォンバンキング方法。
  5. 【請求項5】 第二暗証番号に関する本人確認の手続き
    は、該第二暗証番号を構成する数字のうち応答手段が選
    択し要求する毎回異なる桁番号の数字入力により行うこ
    とを特徴とする、請求項2又は3記載のテレフォンバン
    キング方法。
  6. 【請求項6】 テレフォンバンキングセンターの応答手
    段によって本人確認がなされたサービス利用の申し込み
    について、銀行取引が振込の場合に限り、再度応答手段
    による本人確認の手続きを繰り返し、本人確認が再度正
    常になされたものについてのみ銀行取引の実行に進むこ
    とを特徴とする、請求項2又は3に記載したテレフォン
    バンキング方法。
  7. 【請求項7】 テレフォンバンキング専用の暗証番号の
    変更登録も、銀行が、ホストコンピュータに接続したオ
    ートメイテッドテラーズマシンその他の暗証番号登録用
    手段を用意し、、テレフォンバンキングサービスを利用
    する顧客本人が操作する前記登録用手段を通じて直接ホ
    ストコンピュータへの登録を行なわしめ、爾後顧客は変
    更登録した暗証番号によってのみテレフォンバンキング
    センターへのアクセスができるようにしたことを特徴と
    する、請求項1記載のテレフォンバンキング方法。
  8. 【請求項8】 テレフォンバンキング専用に登録した暗
    証番号又は変更登録された暗証番号には予め有効期限が
    設定され、且つ使用された暗証番号エラーの履歴を記録
    して事故が未然に防止されることを特徴とする、請求項
    1又は7に記載したテレフォンバンキング方法。
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