JPH10320146A

JPH10320146A - プリントジョブ管理装置およびその方法並びにその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number: JPH10320146A
Application number: JP9144569A
Authority: JP
Inventors: Hirofumi Nishiwaki; 浩文西脇; Satoshi Masuko; 聡増子
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1997-05-20
Filing date: 1997-05-20
Publication date: 1998-12-04

Abstract

(57)【要約】【課題】一つの印刷ジョブを分割して複数のプリンタ
に振り分けた後、プリンタの稼働状況に応じて、再度印
刷ジョブを振り分け可能にすること。【解決手段】プリントマネージャ１０３は、コンピュ
ータ１０１または１０２から入力した印刷ジョブをプリ
ンタＡ〜Ｃに振り分けた後、プリンタＡ〜Ｃのいずれか
に稼働状況の変化が生じたことを検知した場合に、振り
分けた印刷ジョブの未処理分を求め、求めた未処理分の
印刷ジョブをプリンタＡ〜Ｃに再度振り分ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、入力した印刷ジョ
ブを複数のプリンタに振り分けることにより、複数のプ
リンタを用いて一つの印刷ジョブを実行できるように、
印刷ジョブを管理するプリントジョブ管理装置およびそ
の方法並びにその方法をコンピュータに実行させるプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に関する。

【０００２】

【従来の技術】複数のプリンタおよび少なくとも１つの
コンピュータが接続されたシステムにおいて、印刷を開
始する際に使用可能な（例：ビジーではない）プリンタ
を自動的に検出し、検出した使用可能なプリンタに対し
て印刷データを振り分けるという技術が、特開平３−１
００８２３号公報『プリンタ制御装置』に開示されてい
る。

【０００３】このプリンタ制御装置は、複数のプリンタ
が少なくとも１つのコンピュータに接続されているコン
ピュータシステムにおける各プリンタの印刷制御を行う
ものであって、プリンタ印刷時に、コンピュータシステ
ムに接続されている各プリンタについて印刷可能状態に
あるか否かを判別するプリンタ使用可能判別手段と、該
プリンタ使用判別手段により印刷可能状態にあると判別
された各プリンタに対し、印刷データを分割して振り分
ける印刷データ振り分け手段と、前記プリンタ使用可能
判別手段により印刷可能状態にあると判別された各プリ
ンタが、該印刷データ振り分け手段により振り分けられ
た当該印刷データを印刷出力するように制御するプリン
タ制御手段と、を備えたものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
３−１００８２３号公報『プリンタ制御装置』に開示さ
れた技術においては、複数のプリンタのうち、印刷開始
時点で使用可能なプリンタを検索し、使用可能なプリン
タに対してのみ印刷ジョブを振り分ける構成であるた
め、印刷ジョブを振り分けた後に、検索時にはビジー状
態であったプリンタが使用可能になった場合等において
は、そのプリンタを使用することはできず、複数のプリ
ンタを有効に利用することができないという問題があっ
た。

【０００５】したがって、本発明は上記に鑑みてなされ
たものであって、一つの印刷ジョブを分割して複数のプ
リンタに振り分けた後、プリンタの稼働状況に応じて、
再度印刷ジョブを振り分け可能にすることを目的とす
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１に係るプリントジョブ管理装置は、印刷ジ
ョブを入力し、入力した印刷ジョブを複数のプリンタに
振り分けることにより、複数のプリンタを用いて一つの
印刷ジョブを実行できるように、印刷ジョブを管理する
プリントジョブ管理装置において、前記複数のプリンタ
の稼動状況を監視し、前記複数のプリンタ毎に稼動状況
情報を出力するプリンタ監視手段と、前記プリンタ監視
手段から稼働状況情報を入力し、入力した稼働状況情報
に基づいて、前記入力した印刷ジョブを前記複数のプリ
ンタに振り分ける印刷ジョブ振り分け手段と、を備え、
前記印刷ジョブ振り分け手段は、前記入力した印刷ジョ
ブを複数のプリンタに振り分けた後、前記プリンタ監視
手段から入力した稼動状況情報に基づいて、前記複数の
プリンタのいずれかに稼働状況の変化が生じたことを検
知した場合に、前記振り分けた印刷ジョブの未処理分を
求め、求めた未処理分の印刷ジョブを前記複数のプリン
タに再度振り分けるものである。

【０００７】また、請求項２に係るプリントジョブ管理
装置は、請求項１に記載のプリントジョブ管理装置にお
いて、前記印刷ジョブ振り分け手段が、前記複数のプリ
ンタそれぞれに関する印刷速度・使用可能な用紙サイズ
等の機能情報を有し、前記機能情報に基づいて、前記印
刷ジョブを前記複数のプリンタに振り分けるものであ
る。

【０００８】また、請求項３に係るプリントジョブ管理
装置は、請求項２に記載のプリントジョブ管理装置にお
いて、前記印刷ジョブ振り分け手段が、前記入力した印
刷ジョブを振り分ける際に、前記複数のプリンタの少な
くとも一つが他の印刷ジョブを実行している場合、該プ
リンタについての稼働状況情報および機能情報に基づい
て、該プリンタで実行中の他の印刷ジョブの終了に要す
る時間を求め、求めた時間および複数のプリンタの機能
情報に応じて、該プリンタを含む前記複数のプリンタに
前記印刷ジョブを振り分けるものである。

【０００９】また、請求項４に係るプリントジョブ管理
装置は、請求項３に記載のプリントジョブ管理装置にお
いて、前記印刷ジョブ振り分け手段は、前記印刷ジョブ
を振り分けた後、前記プリンタ監視手段から入力した稼
動状況情報に基づいて、前記他の印刷ジョブを実行して
いるプリンタの稼働状況が変化したことを検知した場合
に、前記振り分けた印刷ジョブの未処理分を求め、求め
た未処理分の印刷ジョブを前記他の印刷ジョブを実行し
ているプリンタを含む前記複数のプリンタに再度振り分
けるものである。

【００１０】また、請求項５に係るプリントジョブ管理
方法は、印刷ジョブを入力し、入力した印刷ジョブを複
数のプリンタに振り分けることにより、複数のプリンタ
を用いて一つの印刷ジョブを実行できるように、印刷ジ
ョブを管理するためのプリントジョブ管理方法におい
て、前記複数のプリンタの稼動状況を監視し、前記複数
のプリンタ毎に稼動状況情報を出力するプリンタ監視工
程と、前記プリンタ監視工程から稼働状況情報を入力
し、入力した稼働状況情報に基づいて、前記入力した印
刷ジョブを前記複数のプリンタに振り分ける印刷ジョブ
振り分け工程と、前記印刷ジョブ振り分け工程で前記入
力した印刷ジョブを複数のプリンタに振り分けた後、前
記プリンタ監視工程から入力した稼動状況情報に基づい
て、前記複数のプリンタのいずれかに稼働状況の変化が
生じたことを検知した場合に、前記振り分けた印刷ジョ
ブの未処理分を求め、求めた未処理分の印刷ジョブを前
記複数のプリンタに再度振り分ける印刷ジョブ再振り分
け工程と、を含むものである。

【００１１】また、請求項６に係るプリントジョブ管理
方法は、請求項５に記載のプリントジョブ管理方法にお
いて、前記印刷ジョブ振り分け工程が、前記複数のプリ
ンタそれぞれに関する印刷速度・使用可能な用紙サイズ
等の機能情報に基づいて、前記印刷ジョブを前記複数の
プリンタに振り分けるものである。

【００１２】また、請求項７に係るプリントジョブ管理
方法は、請求項６に記載のプリントジョブ管理方法にお
いて、前記印刷ジョブ振り分け工程が、前記入力した印
刷ジョブを振り分ける際に、前記複数のプリンタの少な
くとも一つが他の印刷ジョブを実行している場合、該プ
リンタについての稼働状況情報および機能情報に基づい
て、該プリンタで実行中の他の印刷ジョブの終了に要す
る時間を求め、求めた時間および複数のプリンタの機能
情報に応じて、該プリンタを含む前記複数のプリンタに
前記印刷ジョブを振り分けるものである。

【００１３】また、請求項８に係るプリントジョブ管理
方法は、請求項７に記載のプリントジョブ管理方法にお
いて、前記印刷ジョブ再振り分け工程が、前記印刷ジョ
ブを振り分けた後、前記プリンタ監視工程から入力した
稼動状況情報に基づいて、前記他の印刷ジョブを実行し
ているプリンタの稼働状況が変化したことを検知した場
合に、前記振り分けた印刷ジョブの未処理分を求め、求
めた未処理分の印刷ジョブを前記他の印刷ジョブを実行
しているプリンタを含む前記複数のプリンタに再度振り
分けるものである。

【００１４】さらに、請求項９に係るコンピュータ読み
取り可能な記録媒体は、前記請求項５〜８のいずれか一
つに記載のプリントジョブ管理方法をコンピュータに実
行させるプログラムを記録したものである。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリントジョ
ブ管理装置およびその方法並びにその方法をコンピュー
タに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体の一実施の形態について、添付の図
面を参照しつつ詳細に説明する。

【００１６】図１は、本実施の形態に係るプリントジョ
ブ管理装置を含むネットワークプリンティングシステム
の概略構成図である。図１に示すネットワークプリンテ
ィングシステムは、複数のプリンタＡ〜Ｃと、ワードプ
ロセッサ等のアプリケーションプログラムで文書を作成
し、作成した文書について印刷要求（印刷ジョブ）を出
力するワークステーションやパーソナルコンピュータ等
のコンピュータ１０１，１０２（以下、符号を省略して
単に「コンピュータ」という）と、本実施の形態のプリ
ントジョブ管理装置に該当するものであって、コンピュ
ータから出力された印刷ジョブを入力し、入力した印刷
ジョブを管理して、複数のプリンタＡ〜Ｃにおける印刷
処理を制御するプリントマネージャ１０３と、上記各装
置を接続するネットワーク１０６と、から構成されてい
る。

【００１７】なお、ネットワーク１０６に接続されるコ
ンピュータおよびプリンタの数は、図１に示す数に限定
するものではなく、任意の数のコンピュータおよびプリ
ンタを接続することができる。

【００１８】コンピュータは、図１に示すようにネット
ワーク１０６上に複数接続されており、ユーザは、コン
ピュータを用いて作成した文書を印刷する場合に、プリ
ンタＡ〜Ｃに対する印刷要求としての印刷ジョブを作成
し、コンピュータからプリントマネージャ１０３に出力
する。

【００１９】図２は、コンピュータで作成される印刷ジ
ョブの一例を示す説明図である。印刷ジョブは、図２に
示すように、プリンタの選択，用紙サイズの選択，印刷
ページ数の指定，両面印刷やソータの使用等のプリンタ
の各種機能の選択を行うためのパラメータ２０１と、作
成した文書等の印刷データ２０２との集合である。な
お、詳細な説明は省略するが、各コンピュータには、図
２に示す印刷ジョブを作成することができるようなプロ
グラムが設けられているものとする。

【００２０】また、プリントマネージャ１０３は、ワー
クステーションやパーソナルコンピュータ等において使
用可能なアプリケーションプログラムとして設けられる
ことができるものや、専用機であってもよく、コンピュ
ータから印刷ジョブを入力し、入力した印刷ジョブ中の
パラメータに基づいて、プリンタを選択して印刷を実行
させるものである。このプリントマネージャ１０３は、
プリンタＡ〜Ｃの稼動状況を監視し、プリンタＡ〜Ｃ毎
に稼動状況情報を出力するプリンタ管理部１０４と、プ
リンタ管理部１０４から稼働状況情報を入力し、入力し
た稼働状況情報に基づいて、入力した印刷ジョブをプリ
ンタＡ〜Ｃに振り分ける印刷ジョブ管理部１０５と、を
有している。

【００２１】プリントマネージャ１０３において、印刷
ジョブ管理部１０５は、コンピュータから入力した印刷
ジョブを参照し、入力した印刷ジョブ中にプリンタが１
台選択されている場合には、選択されているプリンタに
対して印刷ジョブを出力して、印刷ジョブを実行させ
る。なお、印刷ジョブの出力時に、選択されたプリンタ
が使用中（ビジー）であるような場合には、現在実行中
の印刷ジョブの終了後に、出力された印刷ジョブが実行
される。

【００２２】一方、印刷ジョブで複数のプリンタが選択
されている場合において、印刷ジョブ管理部１０５は、
選択されている複数のプリンタに対して、入力した印刷
ジョブを振り分け、複数のプリンタを用いて一つの印刷
ジョブを実行させる。印刷ジョブ管理部１０５は、ネッ
トワーク１０６に接続されたプリンタＡ〜Ｃそれぞれの
印刷速度，両面印刷が可能か等の機能等のプリンタ機能
情報を有しており、複数のプリンタに一つの印刷ジョブ
を振り分ける際には、プリンタ機能情報を参照し、各プ
リンタＡ〜Ｃに振り分ける印刷ジョブ（印刷枚数）を求
めた後、印刷ジョブを振り分ける。

【００２３】印刷ジョブを複数のプリンタに振り分ける
際において、プリンタ管理部１０４は、選択された複数
のプリンタそれぞれについて使用中であるか否かを確認
して稼働状況情報を出力し、印刷ジョブ管理部１０５
は、プリンタ管理部１０４から稼働状況情報を入力し、
入力した稼働状況情報に基づいて、印刷ジョブを実行可
能なプリンタに印刷ジョブを振り分ける。

【００２４】ただし、プリンタ管理部１０４は、印刷ジ
ョブ管理部１０５が印刷ジョブを各プリンタ振り分けた
後においても各プリンタについての稼働状況情報を出力
し、印刷ジョブ管理部１０５は、稼働状況情報に基づい
て、印刷ジョブの振り分け時に使用不可能な状態にあっ
たプリンタが使用可能になったことを検知した場合に
は、既に振り分けた印刷ジョブの未処理分を使用可能に
なったプリンタを含む複数のプリンタに印刷ジョブを再
び振り分ける。

【００２５】なお、印刷ジョブを複数のプリンタに振り
分ける際において、印刷ジョブには分割できる最小の単
位が存在する。例えば、片面印刷の場合の最小分割単位
は１ページであり、両面印刷の場合の最小分割単位は２
ページとなる。したがって、印刷ジョブ管理部１０５
は、コンピュータから入力した印刷ジョブ中のプリンタ
の機能に関するパラメータに基づいて（図２参照）、最
小分割単位を決定する。

【００２６】また、プリントマネージャ１０３から各プ
リンタＡ〜Ｃに出力される印刷ジョブは、図２に示すも
のからプリンタ名（プリンタの選択）を除いたものとな
る。

【００２７】次に、本実施の形態に係るプリントジョブ
管理方法を説明する。図３は、図１に示すネットワーク
プリンティングシステムにおける印刷処理の概略を示す
フローチャートである。

【００２８】ユーザは、コンピュータを用いて印刷対象
となる文書を作成し（Ｓ３０１）、プリンタの選択，出
力する用紙のサイズ，印刷ページ数等の設定を行って印
刷を指示する（Ｓ３０２）。その結果、コンピュータ
は、ユーザが設定した情報（パラメータ）および文書と
を図２に示す印刷ジョブとしてプリントマネージャ１０
３に出力する（Ｓ３０３）。

【００２９】そして、プリントマネージャ１０３は、コ
ンピュータから印刷ジョブを入力し、プリンタを制御し
て印刷処理を実行する（Ｓ３０４）。

【００３０】図４は、プリントマネージャ１０３が印刷
ジョブを複数のプリンタに振り分ける処理を示すフロー
チャートである。ここでは、印刷ジョブにおいて、印刷
に用いるプリンタとしてプリンタＡ〜Ｃが選択されてい
るものとし、プリントマネージャ１０３が、選択された
プリンタＡ〜Ｃに１つの印刷ジョブを振り分ける処理を
説明する。なお、印刷ジョブにおいて、１台のプリンタ
が選択されている場合については通常の印刷処理と同様
であるため、ここではその説明を省略する。

【００３１】プリントマネージャ１０３は、入力した印
刷ジョブに基づいて、印刷に使用するプリンタを選択す
る（Ｓ４０１）。

【００３２】ここで入力した印刷ジョブのパラメータ２
０１においては、例えば、・プリンタＡ，プリンタＢおよびプリンタＣを使用・印刷ページ数：１００ページ・用紙サイズ：Ａ４・ソータ：不使用と設定されているものとする。

【００３３】プリントマネージャ１０３は、プリンタ機
能情報を参照し、ユーザによって選択されたプリンタＡ
〜Ｃが上記印刷ジョブで設定された条件を満たすか否か
を判定し、条件を満たすプリンタを印刷に用いるプリン
タとして選択する。ここでは、プリンタＡ〜Ｃの全てが
上記条件を満たすものとする。

【００３４】そして、プリントマネージャ１０３は、選
択したプリンタＡ〜Ｃと通信を行うこと等によって、プ
リンタＡ〜Ｃがビジー状態や電源未投入状態等ではな
く、使用可能であるか否かを判定する（Ｓ４０２）。

【００３５】ステップＳ４０２において、プリンタＡ〜
Ｃの全てが使用可能な場合には、ステップＳ４０４に進
み、プリンタＡ〜Ｃに振り分ける印刷枚数（印刷ジョ
ブ）を求める処理を行う。一方、プリンタＡ〜Ｃの全て
または一部が使用不可能な状態にある場合には、ステッ
プＳ４０３において、使用不可能な状態（ビジー状態）
にあるプリンタが使用可能な状態になるまでの時間を求
める処理が実行される。ただし、選択したプリンタのう
ち、電源が投入されていないものがあるような場合やそ
のプリンタが使用可能になるまでに印刷を終了できるよ
うな場合には、そのプリンタを印刷に用いるプリンタか
ら外す処理が行われる。

【００３６】本実施の形態の説明においては、プリンタ
Ａ〜Ｃの全てがビジー状態にあるものとする。したがっ
て、図４のステップＳ４０２において、各プリンタＡ〜
Ｃが使用可能ではないと判定され、ステップＳ４０３に
進むことになる。

【００３７】ここで、プリンタＡ，Ｂ，Ｃの１分当たり
の印刷可能な枚数をそれぞれＣａ，Ｃｂ，Ｃｃとし、Ｃａ＝１５（ＰＰＭ）Ｃｂ＝１２（ＰＰＭ）Ｃｃ＝８（ＰＰＭ）とする。

【００３８】そして、プリントマネージャ１０３は、ス
テップＳ４０３において、プリンタＡ，Ｂ，Ｃの占有残
り時間、即ち、現在実行中の印刷ジョブがあと何分で終
了するかを示す時間を求める。ここでは、プリンタＡ，
Ｂ，Ｃの占有残り時間をそれぞれＲａ，Ｒｂ，Ｒｃと
し、Ｒａ＝２（分）Ｒｂ＝２（分）Ｒｃ＝１（分）とする。

【００３９】続いて、プリントマネージャ１０３は、ス
テップＳ４０３で求めたプリンタＡ〜Ｃの占有残り時間
と、プリンタＡ〜Ｃそれぞれのプリンタ機能情報とに基
づいて、プリンタＡ〜Ｃによる印刷処理が同時に終了す
るように、各プリンタに振り分ける印刷枚数を求める
（Ｓ４０４）。ただし、上述したステップＳ４０２にお
いて、全てのプリンタが使用可能である場合には、各プ
リンタのプリンタ機能情報のみに基づいて、各プリンタ
に振り分ける印刷枚数が決定される。

【００４０】また、本実施の形態において、ステップＳ
４０４で考慮されるプリンタ機能情報は、各プリンタの
印刷速度（１分当たりの印刷枚数）を基準とする。した
がって、プリンタＡ〜Ｃのうち、印刷速度の速いものに
より多くの印刷枚数が振り分けられることになる。ただ
し、プリンタ機能情報としては、印刷速度の他に、ペー
ジ当たりの印刷単価やネットワーク負荷等が考えられ、
印刷速度に代えてこれらのいずれかを印刷枚数を振り分
ける基準として用いても良く、また、これらを総合的に
勘案して印刷枚数の振り分けを決定することにしても良
い。

【００４１】本実施の形態の場合、プリンタＡ，Ｂ，Ｃ
に振り分ける印刷枚数は、プリンタＡ，Ｂ，Ｃそれぞれ
に振り分ける印刷枚数をＰａ，Ｐｂ，Ｐｃとすると、印
刷ページ数が１００ページであるため、Ｐａ＋Ｐｂ＋Ｐｃ＝１００，Ｐａ／Ｃａ＋Ｒａ＝Ｐｂ／Ｃｂ＋Ｒｂ＝Ｐｃ／Ｃｃ＋Ｒ
ｃより、Ｐａ＝３９（枚）Ｐｂ＝３２（枚）Ｐｃ＝２９（枚）となる。ただし、ここでは、各プリンタが印刷可能な状
態となるまでに必要なウォーミングアップ時間について
は考慮しないものとする。

【００４２】プリントマネージャ１０３は、上述したよ
うにプリンタＡ〜Ｃに振り分ける印刷枚数を決定し、決
定した印刷枚数に基づいて、プリンタＡ〜Ｃそれぞれに
対して印刷ジョブを振り分ける（Ｓ４０５）。その結
果、プリンタＡ〜Ｃにおいて、印刷処理が実行される
（Ｓ４０６）。

【００４３】ここで、プリンタＡ〜Ｃによる印刷処理の
実行中（ステップＳ４０６）におけるプリントマネージ
ャの処理を図５を用いて説明する。

【００４４】プリントマネージャ１０３は、プリンタＡ
〜Ｃによる印刷ジョブの実行中において、プリンタＡ〜
Ｃの稼動状況に変化がないか、即ち、印刷を続行するこ
とができない障害が発生していないか等を監視する（Ｓ
５０１）。

【００４５】プリンタＡ〜Ｃに障害等が発生することが
なく、印刷が終了した場合には印刷処理を終了する（Ｓ
５０３）。一方、プリンタＡ〜Ｃのいずれかに障害等が
発生した場合には、振り分けた印刷ジョブの未処理分を
求め、図４のステップＳ４０４およびＳ４０５で説明し
たように、未処理分の印刷ジョブを再度振り分ける処理
を実行し、印刷処理を続行する（Ｓ５０２）。例えば、
プリンタＡに紙詰まり等の障害が発生した場合等におい
ては、プリンタＡを除くプリンタＢ，Ｃに、未処理分の
印刷ジョブを振り分ける。

【００４６】本実施の形態においては、ステップＳ４０
５で印刷ジョブをプリンタＡ〜Ｃに振り分けた後、実際
にプリンタＡで印刷が開始されるのは２分後、プリンタ
Ｂでは同じく２分後、プリンタＣでは１分後であって、
最初に印刷を開始するのはプリンタＣである。

【００４７】そこで、本実施の形態においては、プリン
タＣが印刷を開始してから１分後に、何らかの理由によ
りプリンタＢで実行されていた印刷ジョブが中止された
ものとして、ステップ５０２における印刷ジョブの再振
り分け処理を説明することにする。この場合は、プリン
タＢによる印刷の開始が１分早まることになる。

【００４８】プリントマネージャ１０３は、図５のステ
ップＳ５０１において、プリンタＢの稼働情報から同プ
リンタで実行中の印刷ジョブが中止されたことを検知
し、ステップＳ５０２に進んで印刷ジョブを再度振り分
ける処理を実行する。

【００４９】プリンタＣによる印刷が開始されてから１
分経過までに終了した印刷枚数は、Ｃｃ×１＝８（枚）である。そのため、印刷未処理枚数は、１００−８＝９２（枚）であり、この９２枚を再度プリンタＡ〜Ｃに振り分ける
ことになる。

【００５０】この場合、プリンタＡ，Ｂ，Ｃそれぞれの
占有残り時間をＲａ２，Ｒｂ２，Ｒｃ２とすると、Ｒａ２＝１（分）Ｒｂ２＝０（分）Ｒｃ２＝０（分）となる。

【００５１】そして、プリンタＡ，Ｂ，Ｃに振り分ける
印刷枚数は、プリンタＡ，Ｂ，Ｃそれぞれに振り分ける
印刷枚数をＰａ２，Ｐｂ２，Ｐｃ２とすると、Ｐａ２＋Ｐｂ２＋Ｐｃ２＝９２，Ｐａ２／Ｃａ＋Ｒａ２＝Ｐｂ２／Ｃｂ＋Ｒｂ２＝Ｐｃ２
／Ｃｃ＋Ｒｃ２より、Ｐａ＝３１（枚）Ｐｂ＝３７（枚）Ｐｃ＝２４（枚）となる。

【００５２】プリントマネージャ１０３は、上述のよう
にして求めた印刷枚数に基づいて、プリンタＡ〜Ｃに印
刷ジョブを再度振り分け、印刷処理を続行する。なお、
印刷ジョブの再振り分け処理を行う場合には、例えば、
プリントマネージャ１０８からプリンタＡ〜Ｃに未処理
の印刷ジョブを破棄する破棄命令が出力され、プリンタ
Ａ〜Ｃは、プリントマネージャ１０３から破棄命令を入
力し、それぞれ未処理の印刷ジョブを破棄することにし
ても良い。

【００５３】再び図４に戻ってプリントマネージャ１０
３の処理を説明する。プリントマネージャ１０３は、図
５で説明したように、プリンタＡ〜Ｃに印刷ジョブを振
り分けた後においても、プリンタＡ〜Ｃの稼動状況を監
視しつつ、印刷ジョブを管理し、複数のプリンタを用い
た印刷ジョブの実行を制御する。そして、プリントマネ
ージャ１０３は、プリンタＡ〜Ｃによる印刷が終了する
と、印刷ジョブを出力してきたコンピュータに対して印
刷終了報告を出力して、印刷処理を終了する（Ｓ４０
７）。

【００５４】このように、本実施の形態の印刷ジョブ管
理装置（プリントマネージャ）およびその方法によれ
ば、入力した印刷ジョブを複数のプリンタに振り分けた
後、複数のプリンタのいずれかに稼働状況の変化が生じ
たことを検知した場合に、振り分けた印刷ジョブの未処
理分を求め、求めた未処理分の印刷ジョブを複数のプリ
ンタに再度振り分けることにしたため、複数のプリンタ
を効率良く稼働させることができると共に、印刷時間の
短縮化を図ることができる。

【００５５】すなわち、印刷ジョブを振り分ける際には
ビジー等で使用不可能であったプリンタが後に使用可能
になった場合等において、そのプリンタにも印刷ジョブ
を振り分ける再振り分け処理を行って、印刷ジョブを実
行することができる。

【００５６】なお、本実施の形態においては、図１に示
すように、複数のコンピュータと複数のプリンタとがネ
ットワークを介して接続されたシステムを例として印刷
ジョブの管理について説明したが、コンピュータ１台に
複数のプリンタが接続されたようなシステムにおいて
も、本実施の形態のプリントジョブ管理装置およびその
方法を適用可能であることはいうまでもない。このよう
な場合には、上述したプリントマネージャ１０３を、コ
ンピュータ内に設けることができる。

【００５７】さらに、上述した印刷ジョブ管理方法をプ
ログラム化し、このプログラムをハードディスク，フロ
ッピーディスク，ＣＤ−ＲＯＭ，ＤＶＤ等のコンピュー
タが読み取り可能な記録媒体に記録することができる。
そして、このプログラムを記録媒体を介してコンピュー
タで読み出して実行することができると共に、記録媒体
を介して配布することができる。また、コンピュータか
らコンピュータへ、ネットワークを介してプログラムを
配布することもできる。

【００５８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るプリ
ントジョブ管理装置（請求項１）によれば、複数のプリ
ンタの稼動状況を監視し、複数のプリンタ毎に稼動状況
情報を出力するプリンタ監視手段と、プリンタ監視手段
から稼働状況情報を入力し、入力した稼働状況情報に基
づいて、入力した印刷ジョブを複数のプリンタに振り分
ける印刷ジョブ振り分け手段と、を備え、印刷ジョブ振
り分け手段は、入力した印刷ジョブを複数のプリンタに
振り分けた後、プリンタ監視手段から入力した稼動状況
情報に基づいて、複数のプリンタのいずれかに稼働状況
の変化が生じたことを検知した場合に、振り分けた印刷
ジョブの未処理分を求め、求めた未処理分の印刷ジョブ
を複数のプリンタに再度振り分けるため、複数のプリン
タを効率良く稼働させることができると共に、印刷時間
の短縮化を図ることができる。

【００５９】また、本発明に係るプリントジョブ管理装
置（請求項２）によれば、請求項１に記載のプリントジ
ョブ管理装置において、印刷ジョブ振り分け手段は、複
数のプリンタそれぞれに関する印刷速度・使用可能な用
紙サイズ等の機能情報を有し、機能情報に基づいて、印
刷ジョブを複数のプリンタに振り分けるため、印刷ジョ
ブを振り分ける基準が明らかとなり、一律に印刷ジョブ
を振り分ける場合に比べて、効率よく印刷処理を行うこ
とができ、印刷時間の短縮化を図ることができる。

【００６０】また、本発明に係るプリントジョブ管理装
置（請求項３）によれば、請求項２に記載のプリントジ
ョブ管理装置において、印刷ジョブ振り分け手段は、入
力した印刷ジョブを振り分ける際に、複数のプリンタの
少なくとも一つが他の印刷ジョブを実行している場合、
該プリンタについての稼働状況情報および機能情報に基
づいて、該プリンタで実行中の他の印刷ジョブの終了に
要する時間を求め、求めた時間および複数のプリンタの
機能情報に応じて、該プリンタを含む複数のプリンタに
印刷ジョブを振り分けるため、複数のプリンタを効率良
く稼働させることができると共に、印刷時間の短縮化を
図ることができる。

【００６１】また、本発明に係るプリントジョブ管理装
置（請求項４）によれば、請求項３に記載のプリントジ
ョブ管理装置において、印刷ジョブ振り分け手段は、印
刷ジョブを振り分けた後、プリンタ監視手段から入力し
た稼動状況情報に基づいて、他の印刷ジョブを実行して
いるプリンタの稼働状況が変化したことを検知した場合
に、振り分けた印刷ジョブの未処理分を求め、求めた未
処理分の印刷ジョブを他の印刷ジョブを実行しているプ
リンタを含む複数のプリンタに再度振り分けるため、印
刷ジョブを振り分ける際に使用中であったプリンタをも
使用することが可能となり、複数のプリンタを効率良く
稼働させることができると共に、印刷時間の短縮化を図
ることができる。

【００６２】また、本発明に係るプリントジョブ管理方
法（請求項５）によれば、複数のプリンタの稼動状況を
監視し、複数のプリンタ毎に稼動状況情報を出力するプ
リンタ監視工程と、プリンタ監視工程から稼働状況情報
を入力し、入力した稼働状況情報に基づいて、入力した
印刷ジョブを複数のプリンタに振り分ける印刷ジョブ振
り分け工程と、印刷ジョブ振り分け工程で入力した印刷
ジョブを複数のプリンタに振り分けた後、プリンタ監視
工程から入力した稼動状況情報に基づいて、複数のプリ
ンタのいずれかに稼働状況の変化が生じたことを検知し
た場合に、振り分けた印刷ジョブの未処理分を求め、求
めた未処理分の印刷ジョブを複数のプリンタに再度振り
分ける印刷ジョブ再振り分け工程と、を含むため、複数
のプリンタを効率良く稼働させることができると共に、
印刷時間の短縮化を図ることができる。

【００６３】また、本発明に係るプリントジョブ管理方
法（請求項６）によれば、請求項５に記載のプリントジ
ョブ管理方法において、印刷ジョブ振り分け工程は、複
数のプリンタそれぞれに関する印刷速度・使用可能な用
紙サイズ等の機能情報に基づいて、印刷ジョブを複数の
プリンタに振り分けるため、印刷ジョブを振り分ける基
準が明らかとなり、一律に印刷ジョブを振り分ける場合
に比べて、効率よく印刷処理を行うことができ、印刷時
間の短縮化を図ることができる。

【００６４】また、本発明に係るプリントジョブ管理方
法（請求項７）によれば、請求項６に記載のプリントジ
ョブ管理方法において、印刷ジョブ振り分け工程は、入
力した印刷ジョブを振り分ける際に、複数のプリンタの
少なくとも一つが他の印刷ジョブを実行している場合、
該プリンタについての稼働状況情報および機能情報に基
づいて、該プリンタで実行中の他の印刷ジョブの終了に
要する時間を求め、求めた時間および複数のプリンタの
機能情報に応じて、該プリンタを含む複数のプリンタに
印刷ジョブを振り分けるため、複数のプリンタを効率良
く稼働させることができると共に、印刷時間の短縮化を
図ることができる。

【００６５】また、本発明に係るプリントジョブ管理方
法（請求項８）によれば、請求項７に記載のプリントジ
ョブ管理方法において、印刷ジョブ再振り分け工程は、
印刷ジョブを振り分けた後、プリンタ監視工程から入力
した稼動状況情報に基づいて、他の印刷ジョブを実行し
ているプリンタの稼働状況が変化したことを検知した場
合に、振り分けた印刷ジョブの未処理分を求め、求めた
未処理分の印刷ジョブを他の印刷ジョブを実行している
プリンタを含む複数のプリンタに再度振り分けるため、
印刷ジョブを振り分ける際に使用中であったプリンタを
も使用することが可能となり、複数のプリンタを効率良
く稼働させることができると共に、印刷時間の短縮化を
図ることができる。

【００６６】さらに、本発明に係るコンピュータ読み取
り可能な記録媒体（請求項９）によれば、請求項５〜８
のいずれか一つに記載のプリントジョブ管理方法をコン
ピュータに実行させるプログラムを記録したため、この
プログラムをコンピュータに実行させることにより、複
数のプリンタを効率良く稼働させることができると共
に、印刷時間の短縮化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態に係るプリントジョブ管理装置を
含むネットワークプリンティングシステムの概略構成図
である。

【図２】図１に示すネットワークプリンティングシステ
ム中のコンピュータで作成される印刷ジョブの一例を示
す説明図である。

【図３】図１に示すネットワークプリンティングシステ
ムにおける印刷処理の概略を示すフローチャートであ
る。

【図４】図１に示すネットワークプリンティングシステ
ムにおいて、プリントマネージャ１０３が印刷ジョブを
複数のプリンタに振り分ける処理を示すフローチャート
である。

【図５】図１に示すネットワークプリンティングシステ
ムにおいて、複数のプリンタによる印刷ジョブの実行中
のプリントマネージャの処理を示すフローチャートであ
る。

【符号の説明】

Ａ〜Ｃプリンタ１０１，１０２コンピュータ１０３プリントマネージャ１０４プリンタ管理部１０５印刷ジョブ管理部１０６ネットワーク

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】印刷ジョブを入力し、入力した印刷ジョ
ブを複数のプリンタに振り分けることにより、複数のプ
リンタを用いて一つの印刷ジョブを実行できるように、
印刷ジョブを管理するプリントジョブ管理装置におい
て、前記複数のプリンタの稼動状況を監視し、前記複数のプ
リンタ毎に稼動状況情報を出力するプリンタ監視手段
と、前記プリンタ監視手段から稼働状況情報を入力し、入力
した稼働状況情報に基づいて、前記入力した印刷ジョブ
を前記複数のプリンタに振り分ける印刷ジョブ振り分け
手段と、を備え、前記印刷ジョブ振り分け手段は、前記入力した印刷ジョ
ブを複数のプリンタに振り分けた後、前記プリンタ監視
手段から入力した稼動状況情報に基づいて、前記複数の
プリンタのいずれかに稼働状況の変化が生じたことを検
知した場合に、前記振り分けた印刷ジョブの未処理分を
求め、求めた未処理分の印刷ジョブを前記複数のプリン
タに再度振り分けることを特徴とするプリントジョブ管
理装置。
【請求項２】前記印刷ジョブ振り分け手段は、前記複
数のプリンタそれぞれに関する印刷速度・使用可能な用
紙サイズ等の機能情報を有し、前記機能情報に基づい
て、前記印刷ジョブを前記複数のプリンタに振り分ける
ことを特徴とする請求項１に記載のプリントジョブ管理
装置。
【請求項３】前記印刷ジョブ振り分け手段は、前記入
力した印刷ジョブを振り分ける際に、前記複数のプリン
タの少なくとも一つが他の印刷ジョブを実行している場
合、該プリンタについての稼働状況情報および機能情報
に基づいて、該プリンタで実行中の他の印刷ジョブの終
了に要する時間を求め、求めた時間および複数のプリン
タの機能情報に応じて、該プリンタを含む前記複数のプ
リンタに前記印刷ジョブを振り分けることを特徴とする
請求項２に記載のプリントジョブ管理装置。
【請求項４】前記印刷ジョブ振り分け手段は、前記印
刷ジョブを振り分けた後、前記プリンタ監視手段から入
力した稼動状況情報に基づいて、前記他の印刷ジョブを
実行しているプリンタの稼働状況が変化したことを検知
した場合に、前記振り分けた印刷ジョブの未処理分を求
め、求めた未処理分の印刷ジョブを前記他の印刷ジョブ
を実行しているプリンタを含む前記複数のプリンタに再
度振り分けることを特徴とする請求項３に記載のプリン
トジョブ管理装置。
【請求項５】印刷ジョブを入力し、入力した印刷ジョ
ブを複数のプリンタに振り分けることにより、複数のプ
リンタを用いて一つの印刷ジョブを実行できるように、
印刷ジョブを管理するためのプリントジョブ管理方法に
おいて、前記複数のプリンタの稼動状況を監視し、前記複数のプ
リンタ毎に稼動状況情報を出力するプリンタ監視工程
と、前記プリンタ監視工程から稼働状況情報を入力し、入力
した稼働状況情報に基づいて、前記入力した印刷ジョブ
を前記複数のプリンタに振り分ける印刷ジョブ振り分け
工程と、前記印刷ジョブ振り分け工程で前記入力した印刷ジョブ
を複数のプリンタに振り分けた後、前記プリンタ監視工
程から入力した稼動状況情報に基づいて、前記複数のプ
リンタのいずれかに稼働状況の変化が生じたことを検知
した場合に、前記振り分けた印刷ジョブの未処理分を求
め、求めた未処理分の印刷ジョブを前記複数のプリンタ
に再度振り分ける印刷ジョブ再振り分け工程と、を含むことを特徴とするプリントジョブ管理方法。
【請求項６】前記印刷ジョブ振り分け工程は、前記複
数のプリンタそれぞれに関する印刷速度・使用可能な用
紙サイズ等の機能情報に基づいて、前記印刷ジョブを前
記複数のプリンタに振り分けることを特徴とする請求項
５に記載のプリントジョブ管理方法。
【請求項７】前記印刷ジョブ振り分け工程は、前記入
力した印刷ジョブを振り分ける際に、前記複数のプリン
タの少なくとも一つが他の印刷ジョブを実行している場
合、該プリンタについての稼働状況情報および機能情報
に基づいて、該プリンタで実行中の他の印刷ジョブの終
了に要する時間を求め、求めた時間および複数のプリン
タの機能情報に応じて、該プリンタを含む前記複数のプ
リンタに前記印刷ジョブを振り分けることを特徴とする
請求項６に記載のプリントジョブ管理方法。
【請求項８】前記印刷ジョブ再振り分け工程は、前記
印刷ジョブを振り分けた後、前記プリンタ監視工程から
入力した稼動状況情報に基づいて、前記他の印刷ジョブ
を実行しているプリンタの稼働状況が変化したことを検
知した場合に、前記振り分けた印刷ジョブの未処理分を
求め、求めた未処理分の印刷ジョブを前記他の印刷ジョ
ブを実行しているプリンタを含む前記複数のプリンタに
再度振り分けることを特徴とする請求項７に記載のプリ
ントジョブ管理方法。
【請求項９】前記請求項５〜８のいずれか一つに記載
のプリントジョブ管理方法をコンピュータに実行させる
プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読
み取り可能な記録媒体。