JPH10319843A - 表示ラベル及び表示ラベルの取付方法 - Google Patents

表示ラベル及び表示ラベルの取付方法

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JPH10319843A
JPH10319843A JP9132627A JP13262797A JPH10319843A JP H10319843 A JPH10319843 A JP H10319843A JP 9132627 A JP9132627 A JP 9132627A JP 13262797 A JP13262797 A JP 13262797A JP H10319843 A JPH10319843 A JP H10319843A
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JP
Japan
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layer
label
display
display label
rubber
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Application number
JP9132627A
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English (en)
Inventor
Takao Kimijima
隆雄 君島
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C13/00Tyre sidewalls; Protecting, decorating, marking, or the like, thereof
    • B60C13/001Decorating, marking or the like

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被表示物が変形しても剥がれることがない。 【解決手段】 タイヤのサイドウォール部の表面に取り
付けられた表示ラベル30は、環状の緩和層34から構
成されている。タイヤに変形が生じてサイドウォール部
に伸びが生じると、サイドウォール部の伸びに従って、
基材層34に同様の伸びが加えられる。この伸びによっ
て緩和層34自体が伸縮し、伸縮することによって緩和
層34に加えられた伸びを分散させる。これにより、サ
イドウォール部に生じた伸びが、緩和層34の伸縮性に
よって吸収され、そのままラベル層32に加わることが
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示ラベル及び表
示ラベルの取付方法に関し、特に、タイヤの識別用に用
いられる表示ラベル及びその取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、絵柄、文字、記号、写真、模
様等の種々の図柄を情報として表示して、被表示物の情
報を認識可能に表示することが行われている。
【0003】例えば、タイヤに情報を表示するときは、
ゴムラベル、耐熱性樹脂製の表示ラベル及び刻印が用い
られている。ゴムラベルは、タイヤと同様の材質である
ためタイヤの変形に容易に応じることができるという利
点を有する。耐熱性樹脂製の表示ラベルは、例えばポリ
エステル、カプトンフィルムなどを基材として使用して
いるため、所定温度に加熱を行う取付工程で容易に取り
付けることができるという利点を有する。また、刻印
は、タイヤに文字・バーコードなどを直接表示させるの
で、タイヤの情報が剥がれ落ちることがない。
【0004】しかし、刻印を用いた場合には、刻印され
た情報を自動的に読み取る自動読取装置が比較的高価で
あり、また、ゴムラベルは、タイヤ表面に析出するオイ
ル等によって汚染されたり紫外線などによって劣化や変
色しやすいという欠点がある。
【0005】このため、汎用性及び価格の観点から耐熱
性樹脂製の表示ラベルが一般に多く用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、耐熱性
樹脂製の表示ラベルは、表示ラベル本体に伸縮性がない
ため被表示物が変形したときに生じる歪に対応できな
い。このため、被表示物の変形による歪がそのまま伝わ
ると、表示ラベルに変形が生じると共に変形の歪みに対
抗する反発力が生じて、表示ラベルが被表示物から剥が
れることがある。特に、航空機用のタイヤは、離着陸時
の大きな荷重によって急激に大きく変形するため、航空
機用のタイヤに上記の耐熱性樹脂性の表示ラベルを取り
付けると、離着陸時の衝撃で剥がれ飛ぶことがある。
【0007】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、被表示物が変形しても剥がれることがない表示ラベ
ル及びその取付方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
一方の面に被表示物の情報を表示した情報表示層を持つ
表示ラベル本体の他方面に、被表示物が変形したときに
該変形に追随して、この変形による歪みを吸収し、前記
情報表示層の形状を維持する歪緩和層を設けたことを特
徴としている。
【0009】この発明によれば、表示ラベルに設けられ
た歪緩和層が、被表示物の変形に追随して変形による歪
みを吸収するので、被表示物が大きく変形してもこの変
形が情報表示層に直接伝わらないようにすることができ
る。これにより、情報表示層の形状が維持されるので、
情報表示層に歪みが生じことがなく、被表示物が大きく
変形しても、表示ラベルが剥がれることがない。従っ
て、被表示物が変形しても剥がれることがなく、長期に
わたって表示ラベルを使用することができる。
【0010】このような表示ラベルは、ゴム弾性によっ
て変形量が大きいゴム材料で構成された被表示物に用い
ることが有用である。例えば、タイヤは使用時に変形す
ることが多いが、変形の度に歪みが歪緩和層によって吸
収されるので、使用時に表示ラベルが剥がれ落ちる心配
がない。また、航空機用タイヤは離着陸時に急激に大き
な変形が生じるが、このような急激に大きな変形が生じ
ても歪緩和層により吸収されるので、離着陸時に表示ラ
ベルが剥がれることがない。
【0011】請求項2に係る発明は、前記歪緩和層が、
無端のゴムベルトからなり、該ゴムベルトを偏平に畳み
込んだ状態で前記表示ラベル本体と重ね合わされている
ことを特徴としている。
【0012】この発明によれば、歪緩和層が、偏平に畳
み込まれた状態で表示ラベル本体と重ね合わされた無端
のゴムベルトであるので、歪緩和層を伸縮性に富む環状
にすることができる。これにより、被表示物の伸縮性よ
りも歪緩和層の伸縮性を大きくすることができる。この
ため、被表示物が変形しても、被表示物よりも高い伸縮
性を有する歪緩和層が被表示物の変形に追随して伸縮
し、容易に被表示物の変形による歪みを吸収することが
できる。従って、被表示物の変形時に情報表示層の形状
を容易に維持することができ、被表示物の変形によって
表示ラベルが剥がれることを防止することができる。ま
た、歪緩和層が幅広のゴムベルトであるので、平面状の
外周面に表示ラベル本体を容易に重ね合わせることがで
きる。
【0013】請求項3に係る発明は、前記偏平状態のゴ
ムベルトの内周面側に離型剤が注入されることを特徴と
している。
【0014】この発明によれば、ゴムベルトの内周面側
に離型剤が注入されているので、ゴムベルトが偏平状態
となっても互いに密着して伸縮が妨げられることがな
く、被表示物の変形に追随して容易に伸縮することがで
きる。これにより、被表示物の変形による歪みを確実に
吸収することができる。
【0015】請求項4に係る発明は、前記ゴムベルト
が、押出し成形によって得られたチューブを軸直角方向
に切断することにより形成されることを特徴としてい
る。
【0016】この発明によれば、偏平状態の無端のゴム
ベルトが、チューブを軸直角方向に切断することによっ
て形成されるので、ゴムベルトの周方向の伸縮性を大き
くすることができ、被表示物がゴムベルトの周方向に沿
って変形したときにこれに追随して、確実に変形による
歪を吸収することができる。また、押出し成形で得られ
たチューブから大量に且つ簡単に形成することできるた
め、表示ラベルとしての生産性を向上させることができ
る。
【0017】請求項5に係る発明は、前記歪緩和層が、
発泡ゴムで構成されていることを特徴としている。
【0018】この発明によれば、歪緩和層が、気泡を含
む発泡ゴムで構成されているため、歪緩和層がこの気泡
によりいずれの方向に対しても高い伸縮性を有し、被表
示物の伸縮性よりも歪緩和層の伸縮性を大きくすること
ができる。これにより、被表示物が変形しても、被表示
物の変形に追随して伸縮し、容易に被表示物の変形によ
る歪を吸収することができる。従って、被表示物の変形
時に情報表示層の形状を容易に維持することができ、被
表示物の変形によって表示ラベルが剥がれることを防止
することができる。
【0019】請求項6に係る発明は、前記歪緩和層に
は、被表示物と接着するための接着層が設けられている
ことを特徴としている。
【0020】この発明によれば、歪緩和層に接着層が設
けられているので、被表示物に表示ラベルを取り付ける
際に、被表示物に接着剤などを塗布する必要がなく、被
表示物に表示ラベルを容易に取り付けることができる。
この接着層は、被表示物と接触する部分の全域に設けて
もよく、被表示物と接触する部分の一部に設けてもよ
い。
【0021】歪緩和層が請求項2乃至4に係る発明のよ
うに偏平状態の無端のゴムベルトからなる場合には、被
表示物と接触する部分のうち平面部分にのみ接着層を設
けることができる。この場合には情報表示層が配置され
ている側の平面と被表示物に接触する平面との間の周縁
部分には接着層が形成されないため、ゴムベルトが周縁
部分と情報表示層が配置されている側の平面とで伸縮す
ることができ、ゴムベルトの伸縮性が損なわれることが
ない。
【0022】請求項7に係る発明は、前記歪緩和層に
は、前記情報表示層の下となる位置にコード部材が配設
されていることを特徴としている。
【0023】この発明によれば、情報表示層の下の歪緩
和層にコード部材が配設されているので、コード部材に
よって情報表示層の下の歪緩和層が伸縮しないようにし
て情報表示層の形状を確実に維持することができる。こ
れにより、歪緩和層が非表示物の変形に追随して変形に
よる歪を吸収する際に、コード部材が情報表示層の形状
を確実に維持するので、情報表示層に歪が生じることが
なく、非表示物が変形しても表示ラベルが剥がれること
を一層確実に防止することができる。
【0024】このコード部材は、少なくとも歪緩和層よ
りも伸縮性が小さいものであればよく、伸縮性がないも
のが好ましい。このようなコード部材には、例えば糸、
ナイロン、レーヨンなどを使用することができる。
【0025】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請
求項7に記載の表示ラベルを、ゴム材料で構成された被
表示物へ取り付けるための方法であって、前記ゴム材料
の加硫成形前に、所定位置に表示ラベルを接着剤を介し
て位置決めし、前記表示ラベル本体の直下に設けられた
前記歪緩和層の表面が、前記ゴム材料の表面から突出し
ないように加圧して加硫することを特徴としている。
【0026】この発明によれば、ゴム材料で構成された
被表示物に、歪緩和層の表面がゴム材料の表面から突出
しないように加圧して加硫することにより表示ラベルが
取り付けられるので、ゴム材料を加硫する際にこれと同
時に表示ラベルを取り付けることができると共に、表示
ラベルの歪緩和層をゴム材料の表面下に確実に配置する
ことができる。これにより、被表示物の変形による歪み
を効率よく吸収することができ、被表示物の変形によっ
ても剥がれ落ちることなく表示ラベルを取り付けること
ができる。
【0027】また、表示ラベルを取付けするときに用い
られる接着剤は、表示ラベル側に接着層として配置させ
てもよく、被表示物に塗布してもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0029】図1及び図2には、本実施の形態に係る表
示ラベル30を取り付けた空気入りタイヤ(以下、単に
タイヤという)10が示されている。
【0030】タイヤ10は、ビードコア12の周りにタ
イヤ内側から外側に折り返し係止されるカーカス14
と、このカーカス14のクラウン部に位置するトレッド
部16と、カーカス14のサイドウォール部18と、ト
レッド部16の内側に配置された少なくとも異方向の二
層のベルト層20と、この最外層のベルト層20の外周
側に少なくとも1枚よりなるベルト補強層22A(及び
22B)とが配置されている。
【0031】カーカス14は、繊維コードを実質的に周
方向と直行する方向に配列されており、少なくとも1枚
の層から構成されている。前記ベルト層20には、スチ
ールコードの非伸長性コードが周方向(又はタイヤの赤
道面)に対して10°〜30°の傾斜角度で配列されて
おり、少なくとも2枚、コードが異なる方向に交差する
ように重ね合わせている。
【0032】サイドウォール部18には、タイヤ10の
情報を表示すると共に、タイヤ10のサイドウォール部
18の変形時にこの変形による歪みを吸収可能な表示ラ
ベル30が埋設されている(図2参照)。
【0033】図3に示されるように、表示ラベル30
は、情報を表示するラベル層32と、これを支持すると
共に、伸縮性に富む環状の緩和層34とで構成されてい
る。
【0034】ラベル層32は長矩形状をしており、タイ
ヤ10の周方向に沿った方向を長手方向として配置され
ている(図1参照)。
【0035】ラベル層32は、ポリアミド、ポリカーボ
ネート、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンエーテ
ル、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポ
リメチルペンテン、ポリイミド、ポリアミドイミドなど
の耐熱性樹脂を基材としている。また、ラベル層32に
は、耐熱性インクを用いたインクジェット印刷法、熱転
写法などによってタイヤ10の情報がバーコードとして
表示される。なお情報表示形態はバーコードに限定され
ず、絵柄、文字、記号、写真、模様等にすることができ
る。
【0036】なお、ラベル層32の耐熱性樹脂の裏面に
は、ラベル層32を緩和層34上に配置させるための図
示しない取付層が設けられている。この取付層には、ラ
ベル層32を緩和層34に取り付けるための接着剤及び
粘着剤が含まれる。なお、この取付層には、加硫剤や加
硫促進剤などの種々の添加物を含んでいてもよい。
【0037】緩和層34は、偏平に畳み込まれた状態の
幅寸法M(図3(B)参照)を有する無端のゴムベルト
から構成されており、偏平状態となった一方の面に表示
層32が配置されている。この緩和層34は、ブチルゴ
ム、ブロモブチルゴムなどの伸縮性に富む材料で構成さ
れている。
【0038】また、緩和層34の内周面側には、タル
ク、マイカ、ダスティングなどの離型剤が注入されて、
離型剤層36が形成されている。
【0039】このように偏平な環状部材である緩和層3
4は、タイヤ10の表面側に配置される表面部36A
と、表面部36Aに対向する取付部36Bと、この表面
部36A及び取付部34Bとの間となり、表示ラベル3
0の周縁に配置される周縁部36Cとに、大きく分けら
れる。
【0040】ラベル層32は、緩和層34の表面部36
Aの外周側表面の略中央に配置されており、ラベル層3
2は、緩和層34で周囲を囲まれている。
【0041】緩和層34の取付部34B側の一部には、
ラベル層32の略対向する位置で接着層38が形成され
ている。接着層38の周方向に沿った寸法は、ラベル層
32の長手寸法よりも長くなっている。接着層38は、
タイヤ10のサイドウォール部18に対して表示ラベル
30を接着又は粘着により取付可能な化合物が含まれ
る。この接着層38は、緩和層34の所定の位置に、例
えば、上述した成分を含む接着剤を塗布することによっ
て形成することができる。
【0042】このような表示ラベル30のサイズは、取
り付けられるタイヤ10のサイズによって異なるが、一
例として、長手寸法Lを65〜75mm、幅寸法Mを1
5〜20mm(共に、図3(B)参照)、緩和層34の
周方向での厚みD(図3(A)参照)を500〜100
0μmとすることができる。また、このようなサイズの
表示ラベル30に配置可能なラベル層32は、長手寸法
Sを45〜50mm、幅寸法Rを5〜15mm(共に、
図3(B)参照)とすることができる。このラベル層3
2の厚みは、緩和層34の厚みDの1/5〜1/10程
度にすることができる。この範囲よりもラベル層32の
厚みが厚くなると、緩和層34による歪の緩和が十分で
なくなるため、好ましくない。
【0043】このような表示ラベル30の表面部34A
の略中央部分にラベル層32が取り付けられ、ラベル層
32の周囲には緩和層34が配置される。このラベル層
32の周囲に配置される緩和層34は、長さ方向及び幅
方向にそれぞれ略均等に配分される。この均等分配され
たラベル層32の周囲の緩和層34は、表示ラベル30
の長手寸法Lに対して1/5〜1/2ずつ、幅寸法Mに
対して1/2〜1/1ずつにすることができる。この範
囲よりも小さいと、ラベル層32の周囲に配置された表
面部34Aによる伸びの吸収が十分でなく、この範囲よ
りも大きいと、表示ラベル30のサイズに対する情報量
が少なくなるため、好ましくない。
【0044】また、取付部34Bに形成される接着層3
8の長手寸法は、表面部34Aのラベル層32の長手寸
法Sよりも長くなっている。これが短いとサイドウォー
ル部18の変形による歪みの吸収が不十分となるため、
好ましくない。また、接着層38の最大の長さは、離型
剤層36の長さ寸法と等しい長さにすることができる。
これよりも大きいと、周縁部34Cに接着層36が配置
されることになり、表面部34Aの伸縮性が損なわれる
ため好ましくない。
【0045】このような表示ラベル30は、環状の緩和
層34にラベル層32及び接着層38を形成した後、タ
イヤ10のサイドウォール部18に取り付けて加硫する
ことにより、サイドウォール部18の表面よりも下に緩
和層34が位置するように取り付けられる。
【0046】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。まず、図4を参照して、表示ラベル30の作製につ
いて説明する。
【0047】表示ラベル30の緩和層34は、まず、断
面が楕円状となる長チューブ42として作製される。緩
和層34を構成するゴム組成物(例えば、ブチルゴム)
を混練りした後、押出機40に充填して、所定の圧力で
押出しを行う。この押出機40による押出しによって、
中空状態で断面が楕円状の長チューブ42が形成され
る。長チューブ42の内部には、長チューブ42の内周
面が接触したときに付着しないように選択された離型剤
を所定の圧力で注入する。
【0048】また、押出しによって形成された長チュー
ブ42には、別個に作製されたラベル層32に該当する
ラベル44を、平面に近い一方の曲面の略中央に、長チ
ューブ42の押出し方向に沿って順に貼り付ける。この
ラベル44が貼り付けられた面が表面部34Aとなる。
このとき、ラベルの長手方向が、長チューブ42の周面
に沿うように取り付ける。
【0049】このラベル44は、予め、長チューブ42
の表面に接着するようにラベル層32を構成する耐熱性
樹脂の裏面に取付層を形成させて、長尺状の剥離紙46
上に配置させておき、この剥離紙46から剥離させて長
チューブ42へ貼り換えることにより、長チューブ42
にラベル44を取り付ける。
【0050】ラベル44を表面に取り付けた長チューブ
42は、そのまま加硫工程に付される。加硫は、長チュ
ーブ42がブチルゴムである場合には、170〜180
℃で7〜10分で行われる。これにより、長チューブ4
2の表面にラベル44が一体化して、ラベル層32が形
成される。
【0051】加硫後、ラベル層32が表面に配列された
長チューブ42を、各ラベル層32ごととなるように軸
直角方向に切断して、これによって、ラベル層32と、
ラベル層32を表面部34Aに配置した緩和層34とで
構成された表示ラベル30が形成される。
【0052】次いで、ラベル層32を表面部34Aに配
置した表示ラベル30に、接着層38を形成する。接着
層38の形成は、表示ラベル30の表面部34Aとは反
対となる他の面の略中央に、接着剤を塗布することによ
り形成することができる。
【0053】この接着層38は、表示ラベル30をタイ
ヤ10のサイドウォール部18に取り付ける直前に形成
してもよく、接着層38の成分が接着状態及び非接着状
態の調整が可能な成分であれば、非接着状態で形成し
て、取付直前又は取付工程中で接着状態にさせてもよ
い。また、接着状態の接着層38に、例えば剥離紙など
を取り付けて、保存可能な状態としてもよい。
【0054】次に、表示ラベル30のタイヤ10のサイ
ドウォール部18への取付方法について説明する。
【0055】接着層38が形成された表示ラベル30
を、接着層38をサイドウォール部18に対向させて配
置する。この表示ラベル30をサイドウォール部18に
配置させる際に、表示ラベル30に長手方向に伸びがか
からないように行う。なお、このサイドウォール部18
には、予め表示ラベル30を取り付ける位置に取付用の
凹部を形成させてもよい。
【0056】表示ラベル30の配置が完了すると、タイ
ヤ10を金型48に装填し、150〜170℃、60〜
180分の加硫を行う。
【0057】図5に示されるように、金型48に装填さ
れたタイヤ10の表面の表示ラベル30は、加硫工程で
サイドウォール部18の表面と共に金型48に押しつけ
られて厚み方向に圧縮される。これにより、断面が略楕
円状であった緩和層34が偏平に畳み込まれ、偏平状態
の緩和層34にラベル層32が重ね合わされた表示ラベ
ル30となる。
【0058】金型48に押しつけられることによって、
ラベル層32と、表面部34Aの外周面は、共にサイド
ウォール部18の表面に配置される。このため、表面部
34Aの表面を除いて緩和層34は、サイドウォール部
18の表面下に配置される。表面部34Aと取付部34
Bとの間には、所定の厚みに圧縮された離型剤層36が
配置され、表面部34Aと取付部34Bとの接触を阻止
する。
【0059】また、この加硫によって、取付部34Bの
略中央には、接着層38が接着状態となってサイドウォ
ール部18に接着する。接着層38は取付部34Bの長
手方向の一部に配置されるため、取付部34Bの周縁部
34C寄りの部分は、周縁部34Cと共に接着層38よ
りも弱くサイドウォール部18に取り付けられる。
【0060】次に、表示ラベル30の作用について説明
する。図6(A)に示されるように、表示ラベル30
は、ラベル層32の長手方向を環状の緩和層34の周方
向に合わせて、サイドウォール部18の表面に配置され
ている。環状の緩和層34は、その形状から周方向の伸
縮性が、サイドウォール部18の伸縮性よりも高くなっ
ている。
【0061】表示ラベル30は、ほとんど伸びがかから
ないようにサイドウォール部18に取り付けられている
ため、取り付けられた直後の緩和層34はその状態から
伸びることができるようになっている。
【0062】このとき、図6(B)に示されるように、
タイヤ10のサイドウォール部18に矢印Tで示される
方向に変形が生じると、接着層38によりサイドウォー
ル部18に固定されている表示ラベル30の緩和層34
に、接着層38を介して歪みが伝わる。
【0063】表示ラベル30が環状の緩和層34で構成
されているため、サイドウォール部18に生じた歪み
は、表面部34A、取付部34B及び周縁部34Cにわ
たって全体的に伝わる。このとき、緩和層34がサイド
ウォール部18の変形に追随して伸縮する。この伸縮に
よって、図6(A)及び図6(B)に示されるように、
変形時の長手寸法L′(図6(B)参照)は、取付け時
の表示ラベル30の長手寸法Lよりも大きくなる(L<
L′)。緩和層34に伝わった歪は、この緩和層34の
伸縮によって、分散されて吸収される。
【0064】このため、ラベル層32には、サイドウォ
ール部18の変形による歪みが伝わらず、ラベル層32
の形状は取付時と変形時とで変化しない(図6(A)及
び図6(B)参照)。ラベル層32の形状が維持される
ため、歪に対する反発力がラベル層32に生じることが
ない。
【0065】また、緩和層34が伸縮することによっ
て、表面部34Aと取付部34Bとが接近するが、緩和
層34の表面部34Aと取付部34Bとの間に離型剤部
36が配置されているため、表面部34Aと取付部34
Bとが接触することが防止されている。このため、表面
部34Aと取付部34Bとが密着して互いに独立して伸
縮することが妨げられることがなく、サイドウォール部
18の変形による歪みの分散が妨げられることがない。
【0066】このように、環状の緩和層34を有する表
示ラベル30では、サイドウォール部18の変形による
歪みがラベル層32に直接伝わることがないため、サイ
ドウォール部18に変形による歪みが生じても、表示ラ
ベル30が剥がれ落ちることがない。この結果、この表
示ラベル30は、変形量の大きいサイドウォール部18
に取り付けても、長期にわたって使用することができ
る。
【0067】なお、本実施の形態では、取付部34Bの
一部に接着層38を設けたが、取付部34Bの長手方向
に沿った全域に接着層38を設けてもよい。これによっ
ても前記同様の効果を得ることができる。
【0068】本実施の形態では、表示ラベル30の長手
方向に沿って両方向に伸びる変形が生じた場合を例に説
明したが、長手方向に沿って一方向に伸びる変形が生じ
た場合であっても前記同様の効果を得ることができる。
【0069】本実施の形態では、緩和層34として環状
のものを用いたが緩和層34は伸縮性が大きくサイドウ
ォール部18の伸びを吸収することができれば、環状の
ものに限定されない。
【0070】図7には、本実施の形態の他の例が示され
ている。図7(A)に示される表示ラベル60は、サイ
ドウォール部18の伸びを伸縮して吸収することができ
る発泡ゴム層62を有している。なお、表示ラベル60
では伸びを吸収する発泡ゴム層62を有する以外は、表
示ラベル30と同一であるので、表示ラベル30と同一
の作用効果を奏するものには同一の符号を付して説明を
省略する。
【0071】表示ラベル60は、全体的に、伸縮性に富
む発泡ゴム層62で構成されており、サイドウォール部
18の表面に配置される発泡ゴム層62の表面部62A
には、タイヤ10(図1参照)の情報を表示するラベル
層32が配置されている。また発泡ゴム層62のラベル
層32とは反対側の面である取付部62Bには、接着層
38が設けられている。
【0072】この表示ラベル60の発泡ゴム層62は、
ウレタンゴムなどで構成されている。このような発泡ゴ
ム層62は、タイヤと共に加硫することによって形成す
る。
【0073】表示ラベル60は、発泡ゴム層62にラベ
ル層32を貼り付けることによって作製することがで
き、ラベル層32を取り付けた後または取り付ける前
に、取付部62Bに接着層38を形成する。作製された
表示ラベル60は、サイドウォール部18に取付けた後
に加硫することによって、サイドウォール部18に一体
化される。
【0074】図7(B)に示されるように、表示ラベル
60が取り付けられたサイドウォール部18に矢印T方
向に張力がかかって変形し、サイドウォール部18が伸
縮すると、接着層38を介して、発泡ゴム層62にサイ
ドウォール部18の伸縮による歪みが伝わる。
【0075】表示ラベル60の発泡ゴム層62は伸縮に
富むため、サイドウォール部18に生じた歪みが発泡ゴ
ム層62に伝わると、緩和層34がサイドウォール部1
8の変形に追随して伸縮する。この伸縮によって、図7
(A)及び図7(B)に示されるように、変形時の表示
ラベル60の長手寸法Q′は、取付時の長手寸法Qより
も大きくなる(Q<Q′)。
【0076】この伸縮によって、前記同様に、サイドウ
ォール部18の歪がラベル層32に直接伝わることがな
く、また、ラベル層32の形状も維持される。この結
果、ラベル層32に歪に対する反発力が生じることがな
く剥がれることがない。
【0077】このように、伸縮性に富む発泡ゴム層62
を有する表示ラベル60でも、前記同様に、サイドウォ
ール部18に変形による歪みがラベル層32に直接伝わ
ることがなく、サイドウォール部18が変形しても表示
ラベル60が剥がれ落ちることがない。このため、この
表示ラベル60は、変形量の大きいサイドウォール部1
8に取り付けても、長期にわたって使用することができ
る。
【0078】本発明の実施の形態では、緩和層34及び
発泡ゴム層62を単体で構成させたが、例えば、伸縮性
のあるゴム繊維を織り合わせた層であってもよい。これ
により、一層伸縮性を高くすることができ、確実にサイ
ドウォール部18の変形による歪を吸収することができ
る。
【0079】また、歪緩和層にラベル層32の形状を維
持するためのコード部材を配置させてもよい。
【0080】図8には、本発明の他の実施の形態に係る
表示ラベル80が示されている。なお、表示ラベル30
で用いたものと同一の作用効果を奏する部材には同一の
符号を付して説明を省略する。
【0081】図8(A)乃至図8(C)に示される表示
ラベル80は、サイドウォール部18(図1参照)の伸
びを伸縮して歪を吸収するゴム層82を有している。こ
のゴム層82には、ラベル層32の下方となる位置に複
数本のコード84が埋設されている。また、ゴム層82
には、ラベル層32が形成されていない側に接着層38
が配置されている。表示ラベル80は、この接着層38
を介してサイドウォール部18に取り付けられる。
【0082】ゴム層82は、サイドウォール部18が変
形したときにサイドウォール部18よりも伸縮して、歪
を吸収することができる伸縮性に富むブチルゴムやブロ
モブチルゴム又は発泡ゴムで構成されている。
【0083】コード84は、ゴム層82に対して伸縮性
の小さい材質のもので構成されている。このようなコー
ド84には、例えば糸、ナイロン、レーヨンなどが用い
られる。
【0084】コード84は、表示ラベル80の長手方向
に沿って4本及び幅方向に沿って5本で格子状に配置さ
れている。
【0085】長手方向に沿って配置されるコード84の
長さは、ラベル層32の長手寸法Lよりも大きくなって
いる。一方、幅方向に沿って配置されるコード84の長
さは、ラベル層32の幅寸法Rよりも長くなっている。
このため、コード84により形成される面のサイズは、
ラベル層32のサイズよりも大きくなっている(図8
(B)参照)。
【0086】表示ラベル80のゴム層82は、このよう
な伸縮性のないコード84により、コード84が配置さ
れた非伸縮性領域NEと、この非伸縮性領域NEの長手
方向両端側に配置され、コード84が配置されていない
伸縮領域Eとに分けられる。ラベル層32は、ゴム層8
2の非伸縮性領域NEに、端辺が突出しないように配置
されている。
【0087】コード84が埋設されたゴム層82は、コ
ード84にゴムをコーティングすることにより形成され
る。
【0088】図9に示されるように、まず、コード84
は長尺の状態で格子状に織り込まれて帯状となる。この
帯状のコード84の両面に、帯状のコード84よりも幅
広にゴムが矢印Fで示される方向でコーティングされ
る。これにより、幅方向の中央部分に格子状のコード8
4を長手方向に沿って有する帯状のゴムシート86が形
成される。このゴムシート86は、所定の寸法に切断
(図9の一点鎖線の位置)され、これにより、ゴムシー
ト86の幅方向を長手方向とし、格子状のコード84が
埋設されたゴム層82が形成される。
【0089】表示ラベル80は、上記のようにして得ら
れたゴム層82上に、格子状のコード84の部分から突
出しないようにラベル層32を載置して、加硫により一
体化させて形成される。なお、接着層38は、加硫する
前にゴム層82に配置させてもよく、加硫後に配置させ
てもよい。
【0090】このようにして得られた表示ラベル80
は、タイヤ10のサイドウォール部18に配置させた後
に再度加硫して、タイヤ10のサイドウォール部18に
取り付けられる。
【0091】次に表示ラベル80の作用について説明す
る。表示ラベル80が取り付けられたサイドウォール部
18が伸縮すると、伸縮領域Eのゴム層82は、サイド
ウォール部18の伸縮に追随して大きく伸縮し、伸縮に
よる歪を吸収する。
【0092】これに対して、非伸縮領域NEのゴム層8
2は、コード84により伸縮が抑制されるため伸縮せ
ず、非伸縮領域NEのゴム層82上に配置されたラベル
層32の形状が確実に維持される。ラベル層32は形状
を維持することができるため、ラベル層32に、サイド
ウォール部18の伸縮による歪に対応した反発力が生じ
ることがない。
【0093】従って、表示ラベル80は、サイドウォー
ル部18が変形したときにこれに応じて伸縮して変形に
よる歪を緩和することができると共に、ラベル層82の
形状を確実に維持することができるので、サイドウォー
ル部18から剥がれ落ちることがない。
【0094】また、表示ラベル80は、格子状にコード
84を配置させているので、表示ラベル80が取り付け
られたサイドウォール部18が表示ラベルに対して長手
方向及び幅方向に伸縮しても、いずれの方向にもラベル
層32の形状を確実に維持することができる。
【0095】表示ラベル80では、歪緩和層であるゴム
層82に伸縮性の富むゴムを用いたが、ゴム層82の代
わりに表示ラベル30、60の緩和層34又は発泡ゴム
層62を用いてもよい。
【0096】なお、表示ラベル80では、コード84を
格子状に配置させたが、これに限定されない。図10
(A)及び図10(B)には、表示ラベル80の長手方
向に沿った方向のみにコード84を配置した表示ラベル
90と、斜め方向にコード84を配置した表示ラベル9
2とが示されている。なお、図10(A)及び図10
(B)は、図8に示される表示ラベル80のA−A断面
図に対応した断面の状態を示している。
【0097】本発明の実施の形態では、表示ラベル3
0、60、80の層構成は、ここで示されたものに限定
されない。
【0098】本発明の実施の形態では、表示ラベル3
0、60、80を加硫工程でタイヤ10に取り付けた
が、タイヤ10の成形時に取り付けることもできる。
【0099】この場合には、タイヤ10の成形前にサイ
ドウォール部18となる所定の位置に表示ラベル30、
60、80を配置して、成形を行う。これによって、成
形工程後に表示ラベル30、60、80がサイドウォー
ル部18に取り付けられたタイヤ10を得ることができ
る。
【0100】本発明の実施の形態では、表示ラベル3
0、60、80に、サイドウォール部18に接着させる
ための接着層38を形成してから、サイドウォール部1
8に取り付けしたが、接着層38は表示ラベル30、6
0、80に設けなくてもよい。この場合には、取付され
るサイドウォール部18に、同様の成分を有する接着剤
を塗布することによって接着層を形成し、この接着層
に、緩和層34若しくは発泡ゴム層62のそれぞれの取
付部34B、62B又はゴム層82を対向させて接着さ
せる。これによっても、前記同様にサイドウォール部1
8に表示ラベル30、60、80を取り付けることがで
きる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
表示物が大きく変形してもこれに追随して変形による歪
みを吸収する歪緩和層を有するので、被表示物が変形し
ても変形による歪みがそのまま情報表示層に伝わること
がなく、変形によって表示ラベルが剥がれることがな
い。従って、変形量の大きい被表示物に用いても剥がれ
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るタイヤの部分斜視部
である。
【図2】本実施の形態に係るタイヤの部分断面図であ
る。
【図3】(A)は本実施の形態に係る表示ラベルの断面
図、(B)は(A)の平面図である。
【図4】本実施の形態に係る表示ラベルの作製方法を示
す図である。
【図5】本実施の形態に係る表示ラベルの取付方法を示
す図である。
【図6】(A)は本実施の形態に係る表示ラベルの断面
図、(B)は伸びが加えられたときの(A)の表示ラベ
ルの断面図である。
【図7】(A)は本実施の形態に係る他の表示ラベルの
断面図、(B)は伸びが加えられたときの(A)の表示
ラベルの断面図である。
【図8】(A)は本発明の他の実施の形態に係る表示ラ
ベルの断面図、(B)は(A)のA−A断面図、(C)
は(A)のB−B断面図である。
【図9】本実施の形態に係る表示ラベルの製造工程を説
明する概念図である。
【図10】(A)は本実施の形態に係る他の表示ラベル
の断面図、(B)は本実施の形態に係る他の表示ラベル
の断面図である。
【符号の説明】
10 タイヤ(被表示物) 18 サイドウォール部(被表示物) 30 表示ラベル 32 ラベル層(情報表示層、表示ラベル本体) 34 緩和層(歪緩和層) 34A 表面部 34B 取付部 34C 周縁部 36 離型剤層 38 接着層 60 表示ラベル 62 発泡ゴム層(歪緩和層) 80 表示ラベル 82 ゴム層(歪緩和層) 84 コード(コード部材)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に被表示物の情報を表示した情
    報表示層を持つ表示ラベル本体の他方面に、被表示物が
    変形したときに該変形に追随して、この変形による歪み
    を吸収し、前記情報表示層の形状を維持する歪緩和層を
    設けたことを特徴とする表示ラベル。
  2. 【請求項2】 前記歪緩和層が、無端のゴムベルトから
    なり、該ゴムベルトを偏平に畳み込んだ状態で前記表示
    ラベル本体と重ね合わされていることを特徴とする請求
    項1に記載の表示ラベル。
  3. 【請求項3】 前記偏平状態のゴムベルトの内周面側に
    離型剤が注入されることを特徴とする請求項2に記載の
    表示ラベル。
  4. 【請求項4】 前記ゴムベルトが、押出し成形によって
    得られたチューブを軸直角方向に切断することにより形
    成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の表示
    ラベル。
  5. 【請求項5】 前記歪緩和層が、発泡ゴムで構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の表示ラベル。
  6. 【請求項6】 前記歪緩和層には、被表示物と接着する
    ための接着層が設けられていることを特徴とする請求項
    1乃至請求項5のいずれか1項に記載の表示ラベル。
  7. 【請求項7】 前記歪緩和層には、前記情報表示層の下
    となる位置にコード部材が配設されていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の表示
    ラベル。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7に記載の表示ラベ
    ルを、ゴム材料で構成された被表示物へ取り付けるため
    の方法であって、 前記ゴム材料の加硫成形前に、所定位置に表示ラベルを
    接着剤を介して位置決めし、 前記表示ラベル本体の直下に設けられた前記歪緩和層の
    表面が、前記ゴム材料の表面から突出しないように加圧
    して加硫することを特徴とする表示ラベルの取付方法。
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