JPH10319067A - レベル測定器 - Google Patents

レベル測定器

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JPH10319067A
JPH10319067A JP9128908A JP12890897A JPH10319067A JP H10319067 A JPH10319067 A JP H10319067A JP 9128908 A JP9128908 A JP 9128908A JP 12890897 A JP12890897 A JP 12890897A JP H10319067 A JPH10319067 A JP H10319067A
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Yoshihiko Kawai
芳彦 川井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛星放送の受信レベルを伝送方式の違いや、
デジタル放送の伝送速度の違い等に影響されること無
く、信号毎に正確に測定できるレベル測定器を提供す
る。 【解決手段】 本発明のレベル測定器は、外部から換算
データの更新指令を受けると、換算データ変更ルーチン
を実行し、RAMからその指令に対応した人工衛星・ト
ランスポンダからの換算データを識別情報と共に読み出
し、表示部に表示する(s10〜s50)。そして、こ
の状態で、換算データの書き換え指令が入力されると、
表示中の換算データをその指令に従い書き換え、RAM
に記憶された換算データを、書き換え後の換算データに
変更する(s50〜s90)。従って、使用者は、その
放送内容の変更に従い、換算データを書き換えることが
できる。この結果、所望トランスポンダからの信号の受
信レベルを、絶対レベルとして、常に、正確に測定でき
ることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工衛星から送信
され受信アンテナにて受信された受信信号の絶対レベル
を測定する衛星受信用レベル測定器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、地上のテレビ放送電波の電界
強度を測定したり、受信アンテナの向きを調整するため
に、受信アンテナで受信した信号レベルを測定するレベ
ル測定器が使用されている。そして、この種のレベル測
定器では、各放送チャンネル毎に受信レベルを測定する
ために、受信アンテナからの受信信号の中から所望チャ
ンネルの受信信号を取り出すための選局回路(所謂チュ
ーナ)が備えられ、この選局回路にて得られた受信信号
を検波し、その検波電圧を測定することにより、受信レ
ベルを測定するようにされている。
【0003】また、この種のレベル測定器には、測定し
た受信レベルが、選局回路等の周波数特性の影響を受け
ないようにするために、予め、測定可能な各放送チャン
ネル毎に、測定値校正用の校正データを記憶しておき、
あるチャンネルの受信レベルを検波電圧から測定する際
には、その測定値を、そのチャンネルの校正データを用
いて補正するようにしたものも知られている(特開昭5
7−157162号公報等参照)。そしてこのレベル測
定器によれば、受信レベルの絶対値(絶対レベル)を正
確に測定できるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
放送衛星や通信衛星等の人工衛星を利用した衛星放送が
実用化されている。そして、こうした人工衛星の送信電
波を受信する受信アンテナにおいても、アンテナ方向の
調整等のために、受信レベルを測定する必要がある。
【0005】しかし、衛星放送では、アナログ放送とデ
ジタル放送とがあり、この伝送方式の違いや変調方式の
違い等により、1トランスポンダ当たりの実効的な周波
数帯域幅や信号波形が異なる。これは、アナログ放送の
場合には、信号の周波数成分が伝送帯域の中心に集中す
るのに対し、デジタル放送の場合には、それが伝送帯域
内に均等に分散するためである。なお、各トランスポン
ダはトランスポンダ番号で識別できるようになってお
り、また、トランスポンダ番号は○○チャンネルという
ようにチャンネルで称されることもある。また、デジタ
ル放送では、伝送ビットレート等の伝送速度の違いによ
っても、1トランスポンダ当たりの実効的な周波数帯域
幅が異なる。このため、衛星放送の受信レベルの正確な
測定には、上記従来のレベル測定器を用いることができ
ず、スペクトラムアナライザ(所謂スペアナ)のよう
な、高価な測定器を用いて測定し、しかもその測定値を
帯域幅換算する必要があった。
【0006】つまり、従来のレベル測定器に設けられる
選局回路は、受信アンテナからの受信信号の内、測定す
べきトランスポンダからの受信信号が所定の中間周波数
となるように周波数変換し、周波数変換後の中間周波信
号をバンドパスフィルタに通すことにより、測定すべき
トランスポンダからの受信信号を取り出すものであっ
て、実効的な帯域幅が信号によって異なることを考慮し
ていないから、従来のレベル測定器では、衛星放送の受
信レベルを正確に測定することはできないのである。
【0007】尚、従来のレベル測定器において、選局回
路を構成するバンドパスフィルタの帯域幅を切り替える
ようにすれば、衛星放送の受信レベルを測定できるよう
になるが、バンドパスフィルタの帯域幅切替のための回
路構成が複雑になってしまう。また、このようにバンド
パスフィルタの帯域幅をレベル測定するトランスポンダ
毎に設定しておくと、そのトランスポンダの伝送方式や
デジタル放送信号の伝送速度が変更された場合に、バン
ドパスフィルタの帯域幅切替のための回路を交換しなけ
ればならない。
【0008】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、人工衛星を利用した衛星放送の受信レベル
を、アナログ/デジタルの伝送方式の違いや、デジタル
放送におけるデータの伝送速度の違い等に影響されるこ
と無く、トランスポンダ毎に正確に測定できるようにす
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】かかる目
的を達成するためになされた本発明のレベル測定器にお
いては、まず、選局手段が、人工衛星の送信電波を受信
する受信アンテナからの受信信号の内、外部から指定さ
れた該人工衛星のトランスポンダからの受信信号が所定
周波数帯の中間周波信号となるように周波数変換し、周
波数変換後の中間周波信号を、例えば標準的なアナログ
放送の受信に適した帯域フィルタを用いることで、所定
帯域幅分だけ取り出し、検波手段が、その取り出された
中間周波信号を検波する。そして、演算手段が、その検
波電圧を、選局手段の周波数特性に応じて予め設定され
た校正データに基づき補正し、基準の絶対レベルを算出
する。また、選局手段が選局する受信信号の伝送方式に
応じて基準の絶対レベルを表示用の絶対レベルに換算す
るための換算データを、少なくとも該信号を送信してく
る人工衛星及びトランスポンダを表す識別情報と共に記
憶する記憶手段が備えられている。そして、選局手段に
与えられた衛星名及びトランスポンダ番号といった選局
条件を検索することにより、選局した受信信号が記憶手
段に識別情報として記憶された人工衛星・トランスポン
ダからのデジタル放送信号であると分かった場合には、
演算手段が、その信号に対応した換算データを記憶手段
から読み出し、その読み出した換算データにて、基準の
絶対レベルを更に補正し、その補正により求められた表
示用の絶対レベルを受信レベルとして表示手段に表示
し、また、選局した受信信号がデジタル放送信号でない
場合には、基準の絶対レベルを受信レベルとしてそのま
ま表示手段に表示する。
【0010】従って、本発明によれば、従来技術の頁で
説明したレベル測定器と同様、選局手段の周波数特性に
影響されることなく、所望アナログ放送トランスポンダ
からの受信信号の受信レベル(絶対レベル)を測定する
こともできる。また、選局手段が取り出す受信信号の帯
域幅が選局すべきデジタル放送信号の伝送帯域幅に適合
しない場合であっても、そのデジタル放送信号の受信レ
ベル(絶対レベル)を正確に測定することが可能であ
る。また、表示用の絶対レベルが換算データと共に表示
された場合には、測定者は、表示された受信レベルが伝
送方式等の特性を換算済みであり、校正表などを用いて
更に換算する必要がないことを知ることができ、無駄な
誤り作業をしてしまうことを防止ができる。
【0011】また更に、本発明のレベル測定器は、表示
制御手段が、外部から換算データの表示指令を受ける
と、記憶手段からその指令に対応した人工衛星・トラン
スポンダの換算データを識別情報と共に読み出し、表示
手段に表示する。そして、換算データの書き換え指令が
入力されると、換算データ更新手段が、記憶手段に記憶
された換算データを、書き換え指令に基づく換算データ
に変更する。
【0012】従って、人工衛星の特定トランスポンダの
伝送方式がアナログ放送からデジタル放送に変更された
り、或いはデジタル放送でのデータの伝送速度が変更さ
れたとしても、使用者は、その放送内容の変更に従い、
換算データを書き換えることができる。また、表示指令
を外部から与えることなく換算データの書換え指令のみ
を入力することによって、出荷時に、記憶手段に記憶さ
せる換算データを設定することもできる。
【0013】上記の換算データの設定や変更の結果、本
発明のレベル測定器によれば、人工衛星からの伝送方式
やデータの伝送速度の違い等に影響されることなく、所
望衛星トランスポンダからの信号の受信レベルを、絶対
レベルとして、常に、正確に測定し、表示できることに
なる。
【0014】尚、デジタル放送では、通常、各トランス
ポンダ毎に、デジタル放送用の映像・音声データと共
に、伝送方式等の情報データも時分割で送信されてくる
ため、この情報データを復調して、その情報データか
ら、当該トランスポンダ番号に対応した受信信号の帯域
幅を求め、換算データを演算する換算データ演算手段を
別途設けるようにすれば、使用者の手を煩わすことな
く、記憶手段に格納された換算データを常に最新の換算
データに自動で更新することもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面と
共に説明する。図1は本発明が適用された実施例のレベ
ル測定器10の構成を表すブロック図である。
【0016】本実施例のレベル測定器10は、衛星から
送出された電波を受信し、所定周波数帯(例えば950
〜1880MHz)の受信信号に変換して出力する衛星
電波受信用パラボラアンテナ(受信アンテナ)からの受
信信号の受信レベル(絶対レベル)を測定するものであ
る。
【0017】そして、レベル測定器10は、入力端子1
2に入力された受信アンテナからの受信信号を増幅する
増幅回路14と、増幅後の受信信号をレベル測定可能な
所定レベルにまで減衰させる可変減衰器16と、例えば
1350〜2280MHzの間で発振周波数を変更可能
な可変発振回路18と、可変発振回路18からの出力信
号と可変減衰器16からの受信信号とを混合して、受信
信号中の所定トランスポンダの放送信号を400MHz
帯(中心周波数402.78MHz)の中間周波信号に
変換するミキサ20と、ミキサ20にて中間周波信号に
変換された受信信号を増幅する増幅回路22と、増幅回
路22にて増幅された受信信号の中から所定帯域幅の受
信信号(例えば、中心周波数402.78MHz、帯域
幅±5MHz)のみを通過させるバンドパスフィルタ2
4と、からなる選局手段としての選局回路26を備え
る。また、レベル測定器10には、上記選局回路26の
他、選局回路26からの出力信号を検波する検波手段と
しての検波回路28、検波回路28から出力される検波
電圧をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ30、
レベル測定時に衛星名及びトランスポンダ番号の指定や
レベル測定の開始指令等を行うための操作部32、液晶
表示パネル等からなる表示部34、この表示部34を駆
動する表示回路36、操作部32からの入力信号に応じ
て周知のレベル測定ルーチン等の各種処理を実行する、
CPU40a、ROM40b、不揮発性のRAM40c
を中心とする周知のマイクロコンピュータにより構成さ
れた制御回路40、及び、外部機器と接続するための外
部端子38が備えられている。
【0018】このように構成されたレベル測定器10で
は、図示しない受信アンテナからの同軸ケーブルを入力
端子12へ接続し、操作部32を操作して衛星名及びト
ランスポンダ番号を指定すると、制御回路40が周知の
選局ルーチンを実行して、その衛星のトランスポンダ番
号に応じて可変発振回路18の発振周波数を調整し、指
定した放送信号を選局回路26にて選局させる。
【0019】ここで、指定する衛星のトランスポンダ番
号が、アナログ放送を行っている場合と、デジタル放送
を行っている場合がある。そして、アナログ放送のトラ
ンスポンダ番号を指定した場合には、その後、操作部3
2を操作してレベル測定開始指令を入力すると、制御回
路40が周知のレベル測定ルーチンを実行し、検波電圧
を測定し、さらにその検波電圧を選局回路の周波数特性
の影響を受けることがないようにするためにRAM40
cに記憶された校正データを用いて補正する。そして、
得られた基準の絶対レベルを受信レベル(絶対レベル)
としてそのまま表示部34に表示する。
【0020】一方、デジタル放送のトランスポンダ番号
を指定した場合には、制御回路40がレベル測定ルーチ
ンを実行し、検波電圧を校正データを用いて補正して基
準の絶対レベルにする。そしてさらに、制御回路40が
レベル換算ルーチンを実行し、選局回路26に与えられ
た衛星名及びトランスポンダ番号といった選局条件を検
索することにより、選局したデジタル放送信号がRAM
40cに換算データの識別情報として記憶された人工衛
星・トランスポンダからのデジタル放送信号であると分
かった場合には、基準の絶対レベルに、その識別情報に
対応した換算データの換算値を加えて表示用の絶対レベ
ルとし、この表示用の絶対レベル、即ち受信レベル(絶
対レベル)を、換算データの換算符号と共に表示部34
に表示する。
【0021】上記の換算データは、デジタル放送を行う
人工衛星(通信衛星)のトランスポンダ毎の伝送方式
(アナログ及びデジタル)及び伝送ビットレート(伝送
速度)といった識別情報に対応した換算値、換算符号を
備えたマップである。この換算データのマップの一例を
図2に示す。識別情報は、各衛星のトランスポンダを識
別するためのもので、衛星名と、各衛星のトランスポン
ダ番号と、各トランスポンダの伝送方式及び伝送ビット
レートとを表すパラメータを備える。図2においては便
宜上、衛星名を、A、Bなどとアルファベットで、各衛
星のトランスポンダ番号を、No.1、No.2などと
ナンバーで示してある。伝送方式は、トランスポンダ番
号の放送信号(以下、単に放送信号と呼ぶ)がアナログ
の場合はそのままアナログが、また、デジタルの場合は
QPSK(1/4位相シフトキーイング)方式というよ
うに、その伝送方式が格納してある。伝送ビットレート
は、放送信号がアナログの場合にはNil(空白)が、
また、デジタルの場合はビットレートの値が格納してあ
る。換算値は、レベル測定ルーチンで得た信号レベルを
絶対レベルに換算するためものであり、放送信号がアナ
ログの場合には、0が、また、デジタルの場合は後述の
方法で作成された値が格納してある。換算符号は、デジ
タル放送信号の絶対レベル測定時において、換算値をd
B値でそのまま表示するよりも、例えば、デジタル放送
信号の場合には換算値の値にデジタルを意味するDを付
けた符号などを、アナログ放送信号の場合には0にアナ
ログを意味するAを付けた符号などを表示部34に表示
することによって、表示している数値が換算値であるこ
とを分かりやすくしたものである。また、多数あるトラ
ンスポンダの中には、放送が行われていないトランスポ
ンダがある。そのような場合は、換算データのマップに
は、例えば、衛星名Bのトランスポンダ番号No.3に
示すように、全ての情報をNilとして格納してある。
【0022】以上のように、換算データは、衛星放送の
周波数帯域上の多数のトランスポンダの中で現在放送が
行われているトランスポンダの換算値を格納したマップ
であり、出荷時にRAM40cに外部端子38を通して
書き込まれる。そして、この換算データのマップは、次
のようにして作成されている。
【0023】まず、任意に選択した衛星のトランスポン
ダから送られて来る信号と等価なキャリア波形を、信号
発生器で発生し、そのレベル(仮にレベルAと呼ぶこと
にする)をレベル測定器10で測定する。次に、同じキ
ャリア波形にトランスポンダが行う変調を掛けた波形の
レベル(仮にレベルBと呼ぶことにする)を測定する。
そして、レベルAからレベルBを引いたレベル値を換算
値とする。さらに、各衛星の各トランスポンダについて
同様に測定し、得られた換算値を他のパラメータと共
に、マップに書き込むことで換算データを作成する。
【0024】また、出荷後に、デジタル放送信号の伝送
方式、伝送ビットレートなどが変更され、出荷時に書き
込まれた換算値では信号レベルを絶対レベルに換算でき
なくなる場合や、放送が行われていないトランスポンダ
に新規のデジタル放送が開局され、その絶対レベルを測
定する場合がある。そのような際でも、測定者は操作部
32に換算データの変更指令を入力すると、制御回路4
0は、図3に示す換算データ変更ルーチンを実行し、記
憶手段に出荷時に記憶された換算データをその変更され
た換算データに更新することで、該当する放送信号の絶
対レベルを測定することができる。
【0025】以下に、換算データ変更ルーチンについて
説明する。まず、s10(sはステップを表す)にて、
図2に示すような出荷時に書き込まれた換算データの衛
星名の一覧を表示部34に表示する。例えば、横書きの
衛星名を縦列に表示部34に表示させればよい。次に、
s20にて、その表示された衛星名の中から、測定者に
より操作部32が操作されて換算値の変更が必要な衛星
名を選択されるとs30へ移行する。衛星名の選択を行
うための操作部32の構成としては、例えば、操作部3
2に、周知の、一つ上の衛星名を選択するためのUP
(または↑)ボタン、一つ下の衛星名を選択するための
DOWN(または↓)ボタン、選択状態を確定するため
のOK(または確定)ボタンを設け、表示部34に表示
された衛星名の一覧から、任意の衛星名をUP、DOW
Nボタンで選択し、OKボタンで確定できるようにすれ
ばよい。次に、s20で選択した衛星名に対応したトラ
ンスポンダ番号の一覧を表示部34に表示する(s3
0)。例えば、横書きのトランスポンダ番号を縦列に表
示部34に表示させればよい。このトランスポンダ番号
の表示のとき、換算値[dB]の欄が0またはNil以
外のものは点滅表示などにより、換算値変更のための注
意を促すようにしておいてもよい。次に、s40にて、
その表示されたトランスポンダ番号の中から、測定者に
より操作部32が操作されて換算値の変更が必要なトラ
ンスポンダ番号を選択されるとs50へ移行する。例え
ば、衛星名の選択の際のように、任意のトランスポンダ
番号を選択することができるようにすればよい。次に、
s40で選択されたトランスポンダ番号に対応した換算
データのパラメータの全てを表示部34に表示する(s
50)。
【0026】次に、その表示された換算データの換算値
を変更するか否かの催促のダイアログを表示し、操作部
32を介して変更要求有りを意味するYESと入力され
た場合には、s70へ移行し、変更要求なしを意味する
NOと入力された場合には、s90へ移行する(s6
0)。次に、換算データの変更要求がある場合には、換
算データの変更入力を受け付ける(s70)。具体的に
は、表示部34に表示した換算データの伝送方式、伝送
ビットレート、デジタル換算値、デジタル換算符号の現
在値の代わりに操作部32を介して変更値を入力できる
ようにする。変更値の入力を行うための操作部32の構
成としては、例えば、周知のテンキーを設け、そのテン
キーを介して変更値を入力できるようにすればよい。ま
た、伝送方式などの文字を入力する場合は、操作部32
に上述のUP、DOWNボタンで、表示部34に表示さ
れた伝送方式の多数の候補から選択し、さらに上述のO
Kボタンで確定できるようにすればよい。また、新規の
デジタル放送が開局される場合に、そのデジタル放送に
対応する換算データのトランスポンダ枠には、Nilが
格納されているが、このデジタル放送の絶対レベルを測
定する際には、上記と同様にNilの部分に所定のデー
タを入力すればよい。次に、RAM40cに出荷時に記
憶された換算データを上記変更書き換え後の換算データ
に更新する(s80)。次に、換算データをさらに変更
する必要があるか否かの催促のダイアログを表示部34
に表示し、必要があるということを意味するYESを入
力された場合には、s10を再度実行し、必要がないと
いうことを意味するNOを入力された場合には、s10
0に移行する(s90)。次に、換算値変更ルーチンを
終了するか否かの催促のダイアログを表示部34に表示
し、終了するという意味のYESを入力された場合に
は、換算値変更ルーチンを終了し、終了しないというこ
とを意味するNOを入力された場合には、s50を再度
実行する。
【0027】以上のレベル測定器10によれば、以下の
効果を奏する。レベル測定器10によれば、レベル測定
ルーチンの実行に際し、検波電圧を校正データで補正す
るから、選局回路26の周波数特性に影響されることな
く、所望アナログ放送トランスポンダからの受信信号の
受信レベル(絶対レベル)を測定できる。さらに、選局
回路26が選局する受信信号がデジタル放送信号であ
り、選局回路26が取り出す受信信号の帯域幅がそのデ
ジタル放送信号の帯域幅に適合しない場合であっても、
レベル換算ルーチンの実行に際し、基準の絶対レベルを
換算データで補正するから、そのデジタル放送信号の受
信レベル(絶対レベル)を正確に測定することが可能で
ある。また、人工衛星から送信される特定トランスポン
ダの伝送方式がアナログ放送からデジタル放送に変更さ
れたり、或いはデジタル放送でのデータの伝送速度が変
更されたとしても、使用者は、その放送内容の変更に従
い、換算データを書き換えることができる。
【0028】この結果、レベル測定器10によれば、人
工衛星からの伝送方式やデータの伝送速度の違い等に影
響されることなく、所望トランスポンダからの信号の受
信レベルを、絶対レベルとして、常に、正確に測定でき
ることになる。尚、デジタル放送では、通常、各トラン
スポンダ毎に、デジタル放送用の映像・音声データと共
に、伝送方式等の情報データも時分割で送信されてくる
ため、この情報データを復調して、その情報データか
ら、当該トランスポンダ番号に対応した受信信号の帯域
幅を求め、換算データを演算する換算データ演算手段を
別途設けるようにすれば、使用者の手を煩わすことな
く、記憶手段に格納された換算データを常に最新の換算
データに自動で更新することもできる。
【0029】上記実施例と請求項との対応をまとめる
と、レベル測定ルーチン及びレベル換算ルーチンが演算
手段に、ROM40b及びRAM40cが記憶手段に、
換算データ変更ルーチンのs10〜s50が表示制御手
段に、換算データ変更ルーチンのs60〜s90が換算
データ更新手段に、それぞれ相当する。
【0030】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、さらに種々
なる態様にて実施してもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のレベル測定器10の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 実施例の換算データのマップである。
【図3】 実施例の換算データ変更ルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10・・・レベル測定器、26・・・選局回路、28・
・・検波回路、32・・・操作部、34・・・表示部、
40・・・制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工衛星の送信電波を受信する受信アン
    テナからの受信信号の内、外部から指定された該人工衛
    星のトランスポンダからの受信信号が所定周波数帯の中
    間周波信号となるように周波数変換し、該周波数変換後
    の中間周波信号を所定帯域幅分だけ取り出すことによ
    り、前記トランスポンダからの受信信号を選局する選局
    手段と、 該選局手段にて得られた中間周波信号を検波する検波手
    段と、 該検波手段からの検波電圧を前記選局手段の周波数特性
    に応じて予め設定された校正データに基づき補正し、基
    準の絶対レベルを算出する演算手段と、 を備えたレベル測定器において、 前記選局手段が選局する受信信号の伝送方式に応じて、
    前記基準の絶対レベルを表示用の絶対レベルに換算する
    ための換算データを、少なくとも該信号を送信してくる
    人工衛星及びトランスポンダを表す識別情報と共に記憶
    する記憶手段と、 外部から前記換算データの表示指令を受けると、前記記
    憶手段から該指令に対応した人工衛星・トランスポンダ
    の換算データを前記識別情報と共に読み出し、表示手段
    に表示する表示制御手段と、 前記換算データの書き換え指令が入力されると、前記記
    憶手段に記憶された換算データを該書き換え指令に基づ
    く換算データに変更する換算データ更新手段と、 を設け、更に、前記演算手段は、 前記選局手段が選局した受信信号が前記記憶手段に識別
    情報として記憶された人工衛星・トランスポンダからの
    デジタル放送信号であると分かった場合に、該信号に対
    応した換算データを前記記憶手段から読み出し、該換算
    データにて前記基準の絶対レベルを更に補正し、該補正
    により求められた表示用の絶対レベルを受信レベルとし
    て前記表示手段に表示し、前記選局した受信信号がデジ
    タル放送信号でない場合には、前記基準の絶対レベルを
    受信レベルとしてそのまま前記表示手段に表示するよう
    構成してなることを特徴とするレベル測定器。
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JP2005090996A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Maspro Denkoh Corp 信号レベル測定装置
JP4947533B2 (ja) * 2000-02-28 2012-06-06 シノプシイス インコーポレイテッド 混合モード光近接効果補正のための方法及び装置
JP2019039843A (ja) * 2017-08-26 2019-03-14 日本放送協会 電力測定装置

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