JPH10318539A - 液体燃料用燃焼器具 - Google Patents

液体燃料用燃焼器具

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JPH10318539A
JPH10318539A JP9129400A JP12940097A JPH10318539A JP H10318539 A JPH10318539 A JP H10318539A JP 9129400 A JP9129400 A JP 9129400A JP 12940097 A JP12940097 A JP 12940097A JP H10318539 A JPH10318539 A JP H10318539A
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JP
Japan
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cap
combustion
fuel tank
liquid fuel
fuel
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JP9129400A
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Hideo Mifune
英雄 三舩
Yasuaki Nakamura
保昭 中村
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Tokai Corp
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Tokai Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23QIGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
    • F23Q2/00Lighters containing fuel, e.g. for cigarettes
    • F23Q2/34Component parts or accessories
    • F23Q2/44Wicks; Wick guides or fastenings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23QIGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
    • F23Q2/00Lighters containing fuel, e.g. for cigarettes
    • F23Q2/02Lighters with liquid fuel fuel which is fluid at atmospheric pressure

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体燃料を毛管現象を利用して吸い上げて燃
焼する芯を備えた液体燃料用燃焼器具において、燃焼芯
に対するシール性の確保およびコンパクト化を実現す
る。 【解決手段】 液体燃料を収容した燃料タンクの上壁部
4に、液体燃料を毛管現象により吸い上げ燃焼させる燃
焼芯6を付設すると共に、この燃焼芯6に着火する着火
機構10を設置し、前記燃料タンク2に対し、その燃焼芯
6、着火機構10が突出した上端部を、上方から燃焼芯6
の突出方向に沿って直線的に燃料タンク2の上端部に嵌
合被冠して閉塞するキャップ16を設け、該キャップ16の
密閉部分にOリング、パッキン等のシール部材18を介装
してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルコール燃料等
の液体燃料を吸い上げて燃焼させる燃焼芯を備えたライ
ター等の液体燃料用燃焼器具の構造に関するものであ
る。
【0002】特に、本発明は、喫煙具用ライター、トー
チ、ランタン等の点火器、照明具などの燃焼器具におい
て、アルコール類、ベンジン系炭化水素、石油系炭化水
素等の液体燃料を使用するもので、揮発抑制用のシール
構造およびコンパクト化構造に関するものである。
【0003】
【従来の技術】一般に、喫煙具用ライター、点火器、ト
ーチ、照明具等の燃焼器具における燃料としては、エチ
ルアルコール等のアルコール燃料、石油ベンジン系のベ
ンジン燃料、ブタンガス、プロパンガス等の液化ガス燃
料が利用されている。
【0004】そして、使用燃料の種類に応じてそれぞれ
の燃焼器具の性能、使い勝手、設計構造が異なり、それ
ぞれの特徴を有する。例えば、液化ガス燃料の場合に
は、燃焼器具の使用温度範囲でガス圧が高く、燃料を貯
蔵する容器は耐圧構造が必要とされる。また、上記ガス
圧の変動に応じて炎長が変化し、特にそのガス圧は温度
に対し対数的に大きく変動する特性があり、温度に対す
る炎長の変化が大きい問題を有する。この炎長変化を少
なくするためには燃焼器具の燃料供給機構に温度補正を
行う特別の設計対策を要し、構造が複雑になると共にコ
スト面で不利となる。
【0005】これに対し、アルコール燃料等の液体燃料
は常温で液体であり、蒸気圧も比較的低く、燃料貯蔵部
の耐圧容器が不要で、燃焼器具の構造の簡素化、コスト
面で有利となる。また、この液体燃料用燃焼器具では、
液体燃料を燃料貯蔵部から燃焼部への燃料供給を行う手
段として、一般には、液体燃料の表面張力を利用して、
連続細孔または細い繊維を束ねた細隙を毛管現象により
吸い上げ、先端部で燃焼させる燃焼芯を使用している。
【0006】具体的には、上記燃焼芯は、燃料の吸い上
げには繊維を撚った紐状のもの、ガラス繊維を束ねたも
の、或いはこの両者を使用しガラス繊維を綿糸で包み込
み、これが解けないよう金属細線を織り込んだものなど
を利用し、下端吸上部分が燃料吸い上げに機能し、上端
燃焼部分で燃焼を行うようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記のよう
な燃焼芯を使用する燃焼器具においては、燃焼芯からの
液体燃料の蒸発揮散の抑制を図ることが使用時間(使用
回数)を増大する上で重要であり、また、全体をコンパ
クトに構成することが望まれる。
【0008】具体的には、前記燃焼芯からの揮発防止
は、この燃焼芯の部分またはこの燃焼芯が設置された上
面部分全体にキャップを被冠して密閉することで不使用
時の揮発抑制を行っている。しかし、確実なシール性を
確保することは困難で、特にキャップを起伏回動するよ
うにして被冠するものでは、その回動軌跡に対応してシ
ール部分を設けなければならず、燃焼芯と着火機構等の
部品の設置間隔が大きくなってシール性の確保とコンパ
クト化の障害となる。
【0009】特に着火機構にヤスリ車を使用したもので
は、燃焼芯からヤスリ車が離れると火花の着火能力が低
下し、商品の信頼性が低下することになる。
【0010】本発明は上記事情に鑑み、燃焼芯に対する
シール性の確保およびコンパクト化が実現できるように
した液体燃料用燃焼器具を提供せんとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の液体燃料用燃焼器具は、液体燃料を収容した燃料タ
ンクの上壁部に、上記液体燃料を毛管現象により吸い上
げ燃焼させる燃焼芯を付設すると共に、該燃焼芯に着火
する着火機構を設置し、前記燃料タンクに対し、その燃
焼芯、着火機構が突出した上端部を、上方から前記燃焼
芯の突出方向に沿って直線的に前記燃料タンクの上端部
に嵌合被冠して閉塞するキャップを設け、該キャップの
密閉部分にOリング、パッキン等のシール部材を介装し
たことを特徴とするものである。
【0012】また、前記キャップの内部に、このキャッ
プの燃料タンクへの着脱操作に連係して前記燃焼芯をシ
ール部材を介して閉塞する内キャップを具備してシール
を行うようにしてもよい。
【0013】また、前記キャップの内部に内キャップを
設けた構造において、その内キャップがキャップの燃料
タンクへの着脱時における燃料タンクとキャップとの外
周側嵌合部分に案内されて燃焼芯を閉塞するのが好適で
ある。その場合、内キャップをキャップに対して弾性体
を介して取り付け、シール部材に押圧状態で燃焼芯を閉
塞するようにしてもよい。その際、前記内キャップをキ
ャップの偏心位置に配設し、キャップと燃料タンクとの
外周側嵌合部分における着脱方向と直交する面の形状を
非点対称な方向性を有する形状とするか、または、前記
内キャップをキャップの中心位置に配設し、キャップと
燃料タンクとの外周側嵌合部分における着脱方向と直交
する面の形状を点対称な形状とするのが望ましい。
【0014】なお、燃料タンクとこれから外したキャッ
プとを連結する連結部材を設けることが可能である。
【0015】さらに、前記キャップを着脱する燃料タン
クの上端部に、その外周縁の少なくとも一部に上方に突
出する周壁を設けるようにしてもよい。この周壁は、上
端を斜めに形成するか、空気孔を開口して風防としての
機能、またはキャップのガイド部材として機能させても
よい。
【0016】一方、前記キャップを燃料タンクに対し着
脱方向に摺動案内するガイド部材を設け、さらに上記キ
ャップが燃料タンクとの嵌着が外れた位置以上に移動し
た後に、該キャップを燃焼芯および着火機構の上方から
回避位置に移動可能に設けるようにしてもよい。
【0017】上記ガイド部材を、前記キャップの下端部
が前記燃焼芯および着火機構の先端部より高い位置まで
キャップを燃料タンクに対する着脱方向に案内する軸部
材で構成し、さらに、前記キャップの偏心した位置に連
結した軸部材を中心として、該キャップを前記回避位置
に回転移動させるように設けることが可能である。他の
構造として、前記ガイド部材を、途中の支点で屈曲可能
に設け、キャップを前記支点を中心として起伏回動して
回避位置に移動可能に設けてもよい。これらの場合、前
記キャップをガイド部材に対する摺動位置から回避位置
に付勢する付勢手段を設置するのが好適である。
【0018】本発明の他の液体燃料用燃焼器具は、液体
燃料を収容した燃料タンクの上壁部に、上記液体燃料を
毛管現象により吸い上げ燃焼させる燃焼芯を付設すると
共に、該燃焼芯に着火する着火機構を設置し、前記燃料
タンクに対し、その燃焼芯、着火機構が突出した上端部
を、上方から前記燃焼芯の突出方向に沿って直線的に前
記燃料タンクの上端部に嵌合被冠して閉塞するキャップ
を設けると共に、前記燃焼芯を分割し、分割部分の少な
くとも一方を他方に対して接離移動が可能なように設
け、その接触時に一方へ他方より燃料を供給し、分離に
伴って燃料供給を遮断するように設けたことを特徴とす
るものである。
【0019】液体燃料としては、アルコール系燃料、例
えば、メチルアルコール、エチルアルコールまたはプロ
ピルアルコールによる低級1価アルコールを主成分と
し、これに炎に着色するためのヘキサンまたはヘプタン
等の飽和炭化水素を混合したもの、その他、ベンジン系
炭化水素、石油系炭化水素等が使用される。
【0020】
【発明の効果】本発明の液体燃料用燃焼器具によれば、
上壁部に燃焼芯と着火機構を設置した燃料タンクに対
し、その燃焼芯、着火機構が突出した上端部を、上方か
ら燃焼芯の突出方向に沿って燃料タンクの上端部に直線
的に嵌合被冠して閉塞するキャップを設け、該キャップ
の密閉部分にOリング、パッキン等のシール部材を介装
したことにより、そのシール構造が簡単で部品の設置間
隔の自由度も高くコンパクト化が実現できる。
【0021】また、前記キャップの内部に燃焼芯をシー
ル部材を介して閉塞する内キャップを具備したもので
は、密閉容積が狭く液体燃料の揮発抑制効果に優れてい
る。この場合に、キャップを燃料タンクへ嵌着するとき
の両者の挿入摺動部に案内されて燃焼芯を閉塞するよう
に設けると、内部の嵌着部分についての着脱操作が良好
なシール性を得つつ簡易に行える。
【0022】上記内キャップを弾性体によってシール部
分に押圧状態で閉塞するものでは、製作寸法精度が緩和
でき製造容易となる。また、内キャップをキャップの偏
心位置に配設しキャップの形状を非点対称な方向性を有
する形状とするか、または、前記内キャップをキャップ
の中心位置に配設しキャップを点対称な形状としたもの
では、内キャップの位置を考慮することなくキャップの
形状に対応した装着を行うことで容易に装着でき、取扱
性が向上する。
【0023】なお、燃料タンクとこれから外したキャッ
プとを連結する連結部材を設けると、キャップの落下、
紛失の恐れがない。
【0024】一方、前記キャップを燃料タンクに対し着
脱する際に案内するガイド部材を設け、嵌着が外れた位
置で回避位置に移動可能に設けたものでは、前述のシー
ル性およびコンパクト化を得つつキャップの開閉操作性
が向上できる。特に、キャップを回避位置に付勢する付
勢手段を設けたものでは着火使用時にキャップが邪魔に
ならない点で良好である。
【0025】さらに、前記燃料タンクの上端部外周縁に
周壁を設けると、風防としての機能またはキャップのガ
イドとして機能させることが可能となり、機能性が向上
する。
【0026】本発明の他の液体燃料用燃焼器具によれ
ば、燃焼芯、着火機構が突出した燃料タンクの上端部
を、上方から燃焼芯の突出方向に沿って直線的に嵌合被
冠して閉塞するキャップを設けると共に、前記燃焼芯を
接離移動が可能なように分割し、分離に伴って燃料供給
を遮断するように設けたことにより、燃焼時間を制限す
ることができ、所定時間の燃焼後には自動的に消火する
機能が簡易かつ確実に得ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液体燃料用燃焼器
具の実施の形態を図面に沿って説明する。
【0028】<第1の実施の形態>図1に液体燃料用燃
焼器具の一例としての使い捨て用の喫煙用ライターの概
略断面構造を、図2にキャップを外した状態の平面図を
示す。
【0029】ライター1は、有底筒状の燃料タンク2を
有し、この燃料タンク2の内部には繊維材3(中綿)が
挿入され、燃料タンク2の上部には蓋状の上壁部4が固
着されて、液体燃料を再注入不能に貯蔵するように密閉
構造に構成されている。
【0030】例えば、上記燃料タンク2は、ポリプロピ
レンによる成形品で内容積が5cm3に設けられている。
繊維材3は、太さが1〜2デニールのポリプロピレン繊
維を、燃料タンク2内に密度0.1g/cm3 で押し込ん
でなり、この繊維材3にエチルアルコール95wt%、
n−ヘキサン5wt%を混合した液体燃料が4g注入含
浸されて貯蔵される。
【0031】さらに、前記上壁部4を燃料タンク2内に
垂直に貫通して、金属製の円筒状の芯ホルダー7で固定
された多孔質の燃焼芯6が配設されている。この燃焼芯
6の下端部は前記燃料タンク2内の繊維材3に接触し、
該繊維材3に含浸された液体燃料を毛細管現象を用いて
吸い上げるものであり、この燃焼芯6の芯ホルダー7よ
り上方に突出した芯先端は着火され炎を生じて燃焼され
る。
【0032】前記燃焼芯6は、例えば、ガラス繊維を棒
状に束ね、多孔質に構成され、その芯先端は、所定の炎
長となる長さだけ芯ホルダー7から突出されている。ま
た、この燃焼芯6の素材としては、多孔質ガラス焼結体
または多孔セラミック焼結体等も使用可能であるし、上
部の燃焼部分と下部の吸上部分とを異なる素材で分離形
成してもよく、燃焼部分については前述のような素材
が、吸上部分については例えばポリエチレン粉体を成型
焼結したもので形成可能である。
【0033】前記芯ホルダー7の外周部には接合ネジが
設けられ、燃料タンク2の上壁部4のネジ孔に、底部に
シールリング8を介して螺合されて固定される。
【0034】また、前記上壁部4には燃焼芯6の先端と
対向して着火機構10が配設され、この着火機構10は
上壁部4に固定されるブラケット11内に上下方向に移
動可能に発火石12が挿入され、ブラケット11の上端
には回転ヤスリ13が設けられ、該回転ヤスリ13の周
面に発火石12の先端が石押しスプリング14の付勢力
によって押圧される構造に設けられ、回転ヤスリ13の
回転操作によって燃焼芯6に向けて火花が飛ぶように設
けられている。
【0035】前記燃料タンク2の上壁部4に対し、その
燃焼芯6、着火機構10が突出した上端部を揮発防止用
のキャップ16で着脱自在に密閉する。このキャップ1
6は、上壁部4の外周に、上方から前記燃焼芯6の突出
方向に沿って直線的に、すなわち燃料タンク2の長手方
向および燃焼芯6の中心軸方向と平行な着脱方向から嵌
合被冠して閉塞するものである。
【0036】上記キャップ16は円筒状であり、開放し
た下端部内周が、前記上壁部4の上端部の外周に、該上
壁部4に装着されたOリングによるシール部材18を介
して嵌合されるものである。なお、上記キャップ16の
下端部内周面は嵌合が容易に行えるようにテーパ面に形
成されている。
【0037】さらに、前記燃料タンク2の上壁部4を上
下方向に貫通して、該燃料タンク2の内部と外気とを連
通する穿孔による通気路20が開口されている。この通
気路20の外気側の開口部は、閉塞状態にある閉塞キャ
ップ16の内部の密閉空間に連通するように設けられて
いる。
【0038】前記燃料タンク2に対するキャップ16の
閉塞状態の保持は、上壁部4に装着されたシール部材1
8とキャップ16の嵌合内面との摺接抵抗により行って
いる。この保持構造としては、上記のほか、異なるシー
ル部材の採用と共に適宜設計変更可能である。例えば、
シール部材としてリング状パッキングを使用し、これを
燃料タンク2の外周部のキャップ16との軸方向当接部
に配置し、上壁部4の外周とキャップ16の内周との嵌
合部分には後述の図5等に示すような凹凸係合構造を設
け、キャップ16の先端部のシール部材(パッキング)
に圧接してシールした状態で保持するように設けてもよ
い。
【0039】上記のようなライター1では、キャップ1
6を着脱方向に引張って燃料タンク2から外すと、前記
燃焼芯6および着火機構10が露出し、この着火機構1
0の操作によって火花を発生させて燃焼芯6の先端に着
火して燃焼を開始する。消火の場合には、炎を吹き消し
た後に前記キャップ16を燃料タンク2に対して軸方向
に嵌合して、燃焼芯6を密閉状態として液体燃料の揮発
抑制を行うものである。
【0040】なお、上記燃焼において、燃料タンク2内
の液体燃料が吸い上げられるのに伴い燃料タンク2内の
液体燃料の容積の低減により内部圧力が低下することに
なるが、前記通気路20が開口していることで、圧力差
が発生せず燃焼芯6における燃料の供給が阻害されるこ
となく迅速に行われて燃焼炎の炎長が安定する。
【0041】<第2の実施の形態>この例のライター1
は、図3および図4に示すように、燃焼芯6は前例と同
様の形態であり、この燃焼芯6に対するキャップ25に
よる密閉構造が異なっている。
【0042】この例のキャップ25は、円筒状のキャッ
プ25の本体部分の内部に、燃焼芯6の部分のみを密閉
する円筒状の内キャップ26が設けられている。また、
前記燃料タンク2の上壁部4の中心位置には、芯ホルダ
ー7に保持された燃焼芯6が前例と同様に上下方向に嵌
挿されて設置されている。また、上記芯ホルダー7の先
端部外周にはOリングによるシール部材28が装着され
ている。
【0043】そして、前記内キャップ26はキャップ2
5の中心部分に外周筒部と同心円状に配設され、キャッ
プ25を燃料タンク2の上壁部4に対し上方から前記燃
焼芯6の突出方向に沿う着脱方向から直線的に嵌合被冠
した際に、この内キャップ26は上記芯ホルダー7の外
周に前記シール部材28を介して嵌合可能である。な
お、上記内キャップ26の下端部内周面は嵌合が容易に
行えるようにテーパ面に形成されている。
【0044】また、前記通気路20は、前記芯ホルダー
7の内周面に溝状に形成されて、燃焼芯6の外周部に沿
って燃料タンク2の内部と外気とを連通するように形成
されている。この通気路20の外気側の開口部は、閉塞
状態にある内キャップ26の内部の密閉空間に連通す
る。
【0045】さらに、前記着火機構10は機構的には前
例と同様であるが、キャップ25の装着時にこのキャッ
プ25の外周壁部と内キャップ26との間に挿入可能な
ような寸法および位置に配設されている。これに伴い、
燃焼芯6の芯ホルダー7と着火機構との間には内キャッ
プ26が挿入可能な空間が形成されている。
【0046】また、前記キャップ25の装着において
は、その内キャップ26は前記芯ホルダー7と嵌合する
前に、キャップ25の外周壁部が上壁部4の外周部との
外周側嵌合部分に案内されて、その嵌合位置が決められ
て容易に確実に嵌合するように設けられている。なお、
上記外周側嵌合部分については図1におけるシール部材
18は介装していないが、必要に応じて配設してもよ
い。
【0047】その他は、第1の実施の形態と同様に設け
られ、同一構成には同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0048】<第3の実施の形態>この例のライターの
要部構造を図5に示し、キャップ30の内キャップ31
の形態が前例とは異なっている。
【0049】この例のキャップ30は、円筒状のキャッ
プ30の本体部分の内部に、燃焼芯6の部分のみを密閉
する円筒状の内キャップ31が、軸方向に摺動自在に設
けられていると共に、この内キャップ31が弾性体32
によって付勢されている。
【0050】すなわち、キャップ30の内方底面には案
内筒32が設けられ、この案内筒32内に小径筒状の内
キャップ31が軸方向に出没摺動可能に保持され、さら
に、案内筒32内にはコイルスプリングによる弾性体3
3が縮装されて内キャップ31が突出方向に付勢されて
いる。なお、上記内キャップ31が案内筒32から離脱
しないように抜け止め構造に設けられている。
【0051】さらに、上記内キャップ31と燃焼芯6と
の間のシール構造は、芯ホルダー7の外周部にリング状
のパッキングによるシール部材34が上壁部4の上面に
接して配設され、このシール部材34の端面に対して前
記内キャップ31の下端部が前記弾性体33の付勢力で
押圧されてシールするように構成されている。
【0052】なお、前記上壁部4の外周とキャップ16
の外側筒部の内周との嵌合部分には凹凸係合構造を設
け、前記弾性体33の付勢力によってキャップが離脱し
ないように設けている。
【0053】その他は、第2の実施の形態と同様に設け
られ、同一構成には同一符号を付してその説明を省略す
る。また、燃焼器具としての機能についても同様であ
る。
【0054】<第4の実施の形態>この例のライターを
図6に示し、キャップ35の装着に方向性を有する例で
ある。図6(A)はキャップ35を外した状態の燃料タ
ンク2の上壁部4の平面構造を示し、その外周嵌合部の
形状は楕円(卵型)形状で、点対称な形状ではなく、キ
ャップ35の装着には方向性を有している。これに対し
前述の第1〜第3の実施の形態においては、嵌合部分の
形状は円形状で点対称であり、キャップの装着には方向
性がない。
【0055】また、前記楕円形状の上壁部4に対し、燃
焼芯6は燃料タンク2の上壁部4の中心位置から一方に
偏った偏心位置に配設され、着火機構10の配置スペー
スが広くなり、その回転ヤスリ13等の形状が大きく設
けられている。これに対応してキャップ35の内部の内
キャップ36についても偏った位置に配設されている。
その他は第2の実施の形態と同様に構成されている。
【0056】<第5の実施の形態>この例のライターに
おけるキャップを外した状態の燃料タンク2の上壁部4
の平面構造を図7に示し、キャップの装着に方向性を有
さない例である。
【0057】図7(A)は、その外周側嵌合部分の形状
(着脱方向と直交する面の形状)は点対称な三角形状で
あり、図7(B)は、その外周嵌合部の形状は点対称な
四角形状であり、この燃料タンク2の形状と同様の三角
または四角形状に設けられた図示しないキャップが装着
される。
【0058】また、上記三角または四角形状の上壁部4
に対し、燃焼芯6は燃料タンク2の上壁部4の外形の点
対称形状の中心位置に配設され、これに対応して図示し
ないキャップの内部の内キャップは、前記図3の内キャ
ップ26と同様に中心位置に筒状に配設され、このキャ
ップの嵌合部分の点対称形状となる位置で装着可能であ
り、円形状ほどの自由度はないが、キャップの装着には
方向性がない。その他は第2の実施の形態と同様に構成
されている。
【0059】<第6の実施の形態>この例のライターの
要部構造を図8に示している。ライター1の基本構造は
前記第2の実施の形態と同様であり、キャップ25の紛
失防止構造を付設した例である。
【0060】すなわち、前記キャップ25には第1の係
止部41を、燃料タンク2には第2の係止部42を設
け、両係止部41,42を紐、鎖等の連結部材43で連
結してなるものである。その他は第2の実施の形態と同
様である。
【0061】<第7の実施の形態>この例のライターの
要部斜視構造を図9に、その断面構造を図10に示して
いる。外したキャップ25が回避位置に回動するように
した例である。
【0062】燃料タンク2の中心部には燃焼芯6が配設
され、その側方には着火機構10が設けられ、キャップ
25には中心部に内キャップ26が第2の実施の形態と
同様に設けられている。
【0063】上記のようなキャップ25にはその内部の
外周壁部の近傍の偏心した位置に、軸部材によるガイド
部材45が固着され、このガイド部材45の下部は前記
燃料タンク2の縁部に着脱方向すなわち上下方向に摺動
自在に嵌挿されている。これにより、上記キャップ25
は、ガイド部材45に沿って着脱方向に移動可能である
と共に、該ガイド部材45を中心として回動可能に支持
されている。
【0064】さらに、前記ガイド部材45の外周にはね
じりコイルばねによる付勢手段46が装着され、このね
じりコイルばね46の一端部はキャップ25の内面に、
他端は燃料タンク2の縁部に係合されて、キャップ25
に対して回動方向の付勢力が付与されると共に、上昇方
向の付勢力が作用するように設けられている。
【0065】また、前記燃料タンク2の上端部の外周縁
の少なくとも一部に上方に突出する周壁47が設けら
れ、この周壁47は着火機構10の部分では低く、燃焼
芯6の近傍では高く形成されると共に、空気孔47aが
開口されて、風防としての機能を兼ねていると共に、キ
ャップ25の着脱時のガイドとしての機能を有してい
る。
【0066】本実施の形態においては、キャップ25を
燃料タンク2に装着して内キャップ26によって燃焼芯
6を密閉した状態では、付勢手段46はねじり方向に撓
まれていると共に軸方向に圧縮変形されている。
【0067】このライターを使用するべく、キャップ2
5を外すように操作すると、内キャップ26の下端部が
芯ホルダー7のシール部材28との嵌合が外れても、こ
の状態ではキャップ25が回動すると燃焼芯6の先端部
および着火機構10と干渉する位置であり、この干渉が
なくなるまでは前記周壁47に沿ってキャップ25が付
勢手段46の上方への付勢力によって上昇する。このキ
ャップ25の下端部が燃焼芯6先端および着火手段10
先端より上昇すると、付勢手段46のねじり力によって
キャップ25はガイド部材45を中心として自動的に燃
料タンク2の上方から回避位置に回動する。使用後に、
上記キャップ25を閉じる場合には、上記と逆に燃料タ
ンク2上に回動させてからガイド部材45に沿って下降
させて嵌合するものである。
【0068】この実施の形態によれば、使用開始時のキ
ャップ25の開放操作が容易であると共にキャップ25
が紛失することがない。
【0069】なお、上記形態においてはねじりコイルば
ねによる付勢手段46を設置して自動的に回避位置に回
動するように設けているが、この付勢手段は設置せずに
手動操作によってキャップ25を回避位置に回動させる
ように構成してもよい。また、前記ガイド部材45につ
いては、このガイド部材45をキャップ25と共に着脱
方向に移動するように設けているが、固定されたガイド
部材45に対してキャップ25が摺動するようにしても
よく、さらに、ガイド部材45を板状に形成してその摺
動支持部が回動するように構成してもよい。
【0070】<第8の実施の形態>この例のライターの
要部構造を図11に示している。前例においてはキャッ
プ25を回動させて回避位置に移動するようにしている
が、この例ではガイド部材49を屈曲させることでキャ
ップ25を傾動させて回避位置に移動するようにしたも
のである。
【0071】キャップを25燃料タンク2の上壁部4と
の嵌合位置の近傍で着脱方向に案内するガイド部材49
は、途中に屈曲支点49aを有する板ばねによって構成
され、このガイド部材49の支点49aより上方にキャ
ップ25が固着され、また支点49aより下方は燃料タ
ンク2に対して取付部材50の適用により上下方向に摺
動可能に設置されている。また、このガイド部材49
は、上記支点49aでの起伏回動において、キャップ2
5を屈曲方向に倒れるように付勢する構造の付勢手段を
兼ねた構造となっている。その他の構造は、前記第7の
実施の形態と同様である。
【0072】本実施の形態においては、キャップ25を
閉塞状態から引き上げると、燃料タンク2との嵌合が外
れた後に、ある程度上昇して着火機構10等との干渉が
解消された位置で、キャップ25はガイド部材49の支
点49aを中心とした傾動方向の付勢によって自動的に
傾動して回避位置に移動するものである。
【0073】なお、この実施の形態についても、手動で
起伏回動させるように付勢手段を設置しない構造として
もよい。
【0074】<第9の実施の形態>この例のライターの
要部構造を図12に示し、燃焼芯6を分割して定量燃焼
を行うようにした例である。
【0075】燃焼芯6は、上方の燃焼部61と下部の吸
上部62とに分割され、燃焼部61は芯ホルダー63に
保持されて燃料タンク2の上壁部4に対して上下方向に
摺動自在に設けられ、吸上部62は保持部材64に保持
され、この保持部材64が上壁部4の底部に固着され、
下部が燃料タンク2内に挿入されている。これにより、
前記燃焼部61の下端部が吸上部62の上端部に対して
接離移動される。なお、前記燃焼部61は、所定時間の
燃焼を得るのに必要な燃料量を保持する容積の燃料溜と
なっている。
【0076】前記芯ホルダー63は外周に上壁部4に対
するシールリング66が介装され、その下端部には、保
持部材64の上面との間に皿ばねによる弾性部材67が
介装されて、分離方向(上方)に付勢されている。この
弾性部材67の付勢力によって燃焼部61が上昇移動し
たときには、その下端部は吸上部62の上端部から分離
して両者間に隙間が形成されるように設けられている。
【0077】また、前記燃焼芯6の燃焼部61を開閉可
能に覆うキャップ68の内キャップ69の先端部にはリ
ング状のシール部材70が固着され、このシール部材7
0の下端面が芯ホルダー63の上端面に当接してこれを
押し下げる。そして、このキャップ68の閉塞時には、
前記芯ホルダー63に当接してこれを弾性部材67に抗
して押し下げて、燃焼部61の下端部を吸上部62の上
端部に接触させると共に、燃焼部61を覆って密閉する
ように設けられている。さらに、キャップ68の外周部
分には、上壁部4の外周嵌合用の凹凸係合構造が設けら
れている。
【0078】図12(A)に示すようにキャップ68を
閉塞した状態においては、燃焼芯6の燃焼部61と吸上
部62とは接触していることで、液体燃料は燃焼部61
に供給されて所定量の燃料が保持される。続いて、図1
2(B)のように、前記キャップ68が開放されると、
芯ホルダー63の押下力が解放されて弾性部材67によ
って上方に移動して、吸上部62との接触が分離され、
燃焼部61への燃料の供給が遮断される。
【0079】そして、燃焼部61に着火して燃焼が行わ
れると、燃焼部61に保持されていた燃料が燃焼によっ
て消費され、燃え尽きた状態で燃焼炎が自動的に消火す
る定量燃焼機構(自動消火機構)が設けられている。
【0080】なお、上記燃焼芯6の燃焼部61と吸上部
62とは、それぞれに適した異なる材料で構成してよ
く、例えば、燃焼部61はガラス繊維、多孔質ガラス焼
結体、多孔セラミック焼結体で構成し、吸上部62はポ
リエチレン粉体の焼結体で構成するのが好適である。
【0081】また、燃焼部61と吸上部62との分離時
の空間としては非接触となればよいもので、1mm程度ま
たはそれ以下でも十分である。弾性部材67としては、
皿ばねのほか、ゴム等の素材、大径のコイルスプリン
グ、小径複数のコイルスプリング等が使用可能である。
【0082】一方、上記実施の形態では、燃焼部61を
キャップ68の着脱に応じて接離移動するようにしてい
るが、燃料タンク2に上記燃焼部61を昇降移動させる
ねじ機構、カム機構等を設置し、この機構を作動させる
操作部材を設け、使用者の操作によって燃焼部61を接
離移動させて自動消化機能を得るように構成してもよ
い。
【0083】上記のような本発明の各実施の形態によれ
ば、キャップの着脱における操作方向が燃料タンクの燃
焼芯の突出方向に一致した直線的であり、その動きに対
応して密閉部分のシール構造が簡略化でき、また、キャ
ップの直線的移動に対応してその軌跡も直線的で部品と
の干渉が低減し、部品の設置がコンパクトに行えること
になり、設計が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る液体燃料用燃
焼器具の一例としてのライターの概略断面図
【図2】図1のライターのキャップを外した状態の平面
【図3】第2の実施の形態に係るライターの概略断面図
【図4】図3のライターのキャップを外した状態の平面
【図5】第3の実施の形態に係るライターの要部断面図
【図6】第4の実施の形態に係るライターのキャップを
除去した平面図および要部断面図
【図7】第5の実施の形態に係る2種類のライターのキ
ャップを除去した平面図
【図8】第6の実施の形態に係るライターの要部断面図
【図9】第7の実施の形態に係るライターの要部斜視図
【図10】図9の要部断面図
【図11】第8の実施の形態に係るライターの要部断面
【図12】第9の実施の形態に係るライターのキャップ
の着脱状態をそれぞれ示す要部断面図
【符号の説明】
1 ライター(液体燃焼用燃焼器具) 2 燃料タンク 4 上壁部 6 燃焼芯 61 燃焼部 62 吸上部 7,63 芯ホルダー 8 シールリング 10 着火機構 16,25,30,35,68 キャップ 18,28,34,70 シール部材 20 通気路 26,31,36,69 内キャップ 33 弾性体 43 連結部材 45,49 ガイド部材 46 付勢手段 47 周壁 61 燃焼部 62 吸上部 67 弾性部材

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体燃料を収容した燃料タンクの上壁部
    に、上記液体燃料を毛管現象により吸い上げ燃焼させる
    燃焼芯を付設すると共に、該燃焼芯に着火する着火機構
    を設置し、 前記燃料タンクに対し、その燃焼芯、着火機構が突出し
    た上端部を、上方から前記燃焼芯の突出方向に沿って直
    線的に前記燃料タンクの上端部に嵌合被冠して閉塞する
    キャップを設け、 該キャップの密閉部分にOリング、パッキン等のシール
    部材を介装したことを特徴とする液体燃料用燃焼器具。
  2. 【請求項2】 前記燃料タンクの外周部とキャップとの
    間にシール部材を介装したことを特徴とする請求項1に
    記載の液体燃料用燃焼器具。
  3. 【請求項3】 前記キャップの内部に、このキャップの
    燃料タンクへの着脱操作に連係して前記燃焼芯をシール
    部材を介して閉塞する内キャップを具備したことを特徴
    とする請求項1に記載の液体燃料用燃焼器具。
  4. 【請求項4】 前記キャップの内キャップは、キャップ
    の燃料タンクへの着脱時における燃料タンクとキャップ
    との外周側嵌合部分に案内されて燃焼芯を閉塞すること
    を特徴とする請求項3に記載の液体燃料用燃焼器具。
  5. 【請求項5】 前記内キャップをキャップに対して弾性
    体を介して取り付け、シール部材に押圧状態で燃焼芯を
    閉塞することを特徴とする請求項3または4に記載の液
    体燃料用燃焼器具。
  6. 【請求項6】 前記内キャップをキャップの偏心位置に
    配設し、キャップと燃料タンクとの外周側嵌合部分にお
    ける着脱方向と直交する面の形状を非点対称な方向性を
    有する形状としたことを特徴とする請求項3または4に
    記載の液体燃料用燃焼器具。
  7. 【請求項7】 前記内キャップをキャップの中心位置に
    配設し、キャップと燃料タンクとの外周側嵌合部分にお
    ける着脱方向と直交する面の形状を点対称な形状とした
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の液体燃料用
    燃焼器具。
  8. 【請求項8】 前記キャップと燃料タンクとを紐、鎖等
    の連結部材で連結したことを特徴とする請求項1または
    3に記載の液体燃料用燃焼器具。
  9. 【請求項9】 前記燃料タンクの上端部の外周縁の少な
    くとも一部に上方に突出する周壁を設けたことを特徴と
    する請求項1または3に記載の液体燃料用燃焼器具。
  10. 【請求項10】 前記キャップを燃料タンクに対し着脱
    方向に摺動案内するガイド部材を設け、さらに上記キャ
    ップが燃料タンクとの嵌着が外れた位置以上に移動した
    後に、該キャップを燃焼芯および着火機構の上方から回
    避位置に移動可能に設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは3に記載の液体燃料用燃焼器具。
  11. 【請求項11】 前記ガイド部材は、前記キャップの下
    端部が前記燃焼芯および着火機構の先端部より高い位置
    までキャップを燃料タンクに対する着脱方向に案内する
    軸部材で構成され、さらに、前記キャップの偏心した位
    置に連結された上記軸部材を中心として該キャップが前
    記回避位置に回転移動することを特徴とする請求項10
    に記載の液体燃料用燃焼器具。
  12. 【請求項12】 前記ガイド部材は、途中の支点で屈曲
    可能に設けられ、キャップを前記支点を中心として起伏
    回動して回避位置に移動可能としたことを特徴とする請
    求項10に記載の液体燃料用燃焼器具。
  13. 【請求項13】 前記キャップをガイド部材に対する摺
    動位置から回避位置に付勢する付勢手段を設置したこと
    を特徴とする請求項10に記載の液体燃料用燃焼器具。
  14. 【請求項14】 液体燃料を収容した燃料タンクの上壁
    部に、上記液体燃料を毛管現象により吸い上げ燃焼させ
    る燃焼芯を付設すると共に、該燃焼芯に着火する着火機
    構を設置し、 前記燃料タンクに対し、その燃焼芯、着火機構が突出し
    た上端部を、上方から前記燃焼芯の突出方向に沿って直
    線的に前記燃料タンクの上端部に嵌合被冠して閉塞する
    キャップを設けると共に、 前記燃焼芯を分割し、分割部分の少なくとも一方を他方
    に対して接離移動が可能なように設け、その接触時に一
    方へ他方より燃料を供給し、分離に伴って燃料供給を遮
    断するように設けたことを特徴とする液体燃料用燃焼器
    具。
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