JPH1031821A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

Info

Publication number
JPH1031821A
JPH1031821A JP18577096A JP18577096A JPH1031821A JP H1031821 A JPH1031821 A JP H1031821A JP 18577096 A JP18577096 A JP 18577096A JP 18577096 A JP18577096 A JP 18577096A JP H1031821 A JPH1031821 A JP H1031821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
output
light spot
light receiving
optical disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18577096A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Matsubara
彰 松原
Masaomi Sueki
匡臣 末岐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP18577096A priority Critical patent/JPH1031821A/ja
Publication of JPH1031821A publication Critical patent/JPH1031821A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミニディスクプレーヤー等の光ディスク装置
に関するものであり、早く傷を検出し、確実にサーボ系
をホールドすることの可能な、光ディスク装置を提供す
る。 【解決手段】 受光素子15は、光ディスク上のトラッ
クに対して垂直な方向に分割され、端領域と、中領域に
分割される。加算器16,17,18は、端領域の光量
信号の和を生成し、エンベロープ検出器12及び、比較
器13で構成されるドロップアウト検出器14に入力さ
れ、光ディスク上の傷を検出している。ドロップアウト
検出器14の出力が出力されると、制御系をホールド
し、制御系の安定化を図る。このように、トラックに対
して分割された端の領域の光スポットの光量信号の変化
を検出することにより、高速に光ディスクの傷を検出す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミニディスクプレ
ーヤー(MD)、CDプレーヤー等に用いられる光ディ
スク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクに情報を記録再生する光ディ
スク装置は、光ピックアップにより、半導体レーザーな
どの光を対物レンズで微少スポットにして、光ディスク
上に集光し、その反射光の光スポットを受光素子で受光
しながら、光ディスクの焦点位置制御であるフォーカス
制御、及び、光ディスクの溝すなわちトラックに追従さ
せるためのトラッキング制御を行い、情報を再生してい
る。
【0003】このような光ディスク装置としては、例え
ば特開昭61−242348号公報等に開示されてい
る。このような光ディスク装置に用いられる光ピックア
ップの一例を図13を用いて説明する。
【0004】図13は、従来の光ディスク装置の一例と
して、CD(コンパクトディスク)の光ピックアップの
例を示す構成図である。図13において、1は光ディス
クであり、2は半導体レーザーである。
【0005】半導体レーザー2の光を回折格子3でメイ
ンビームと2つのサブビームの3つの光に分離し、対物
レンズ4により光ディスク1上に微少スポットにして集
光し、光ディスク1からの反射光は、対物レンズ4、ハ
ーフミラー5を介して受光素子6に戻ってくる。受光素
子6は、光デイスク1に書かれた情報を再生する役割
と、フォーカス制御及びトラッキング制御を行うための
位置的な誤差信号を検出するためのセンサーの役割とを
兼ねている。
【0006】図14は、従来の光ディスク装置の構成を
示すブロック図で、受光素子6は、その構成に特徴があ
るので上面図として示してある。
【0007】受光素子6は、6分割の受光セルからな
り、中の正方形の受光素子セル6aで情報の再生を行
う。また、差動アンプ7により、受光セル6aの出力の
対角和の差を生成することにより、フォーカス誤差の検
出を行っている。両端の受光セル6bは、図13中の回
折格子3で分離された光のサブビームを受光し、差動ア
ンプ8により、2つの受光セル6bの出力の差を生成す
ることにより、トラッキング制御に用いるトラッキング
誤差信号を検出している。
【0008】9は、受光セル6aの出力の和信号を生成
する加算器であり、その出力信号は、光ディスク1に照
射される図13中の半導体レーザー2の光量と光デイス
ク1の反射率に比例する一定のレベルを持った直流信号
となる。10及び、11は割り算器であり、フォーカス
誤差信号、トラッキング誤差信号の各入力を加算器9の
出力で割り算することにより、フォーカス誤差信号およ
びトラッキング誤差信号に含まれる、光ディスク1の反
射率および半導体レーザー2の光量変動に対する信号の
変動を抑圧している。この方法をフォーカス信号または
トラッキング信号の正規化と呼ぶ。
【0009】また、光ディスク1の表面には、傷や汚
れ、テープなどの反射光量劣化要因となるものが付着す
ることがあり、制御系の誤動作の原因となる。この光量
劣化の要因をここでは、総称して傷と呼ぶ。
【0010】前述の特開昭61−242348号公報に
開示されている、光ディスク装置は、加算器9の出力を
エンベロープ検波器12、及び比較器13からなる変動
検出器14に入力して、図15で示すように検出して、
傷が通過する間、制御系をホールドして制御系の安定化
を図っている。
【0011】図15中に於いて、傷の通過は、反射光量
が下がるために、加算器9の出力のレベルが低下する。
そのエンベロープをエンベロープ検波器12で検波して
いる。比較器13は、加算器9の出力と、エンベロープ
検波器12の出力のレベルを比較し、傷の通過期間を示
すドロップアウト信号を出力している。
【0012】このようにして、傷通過期間の信号の落ち
込みをドロップアウト検出器14で検出し、フォーカス
制御、トラッキング制御を傷通過期間中、一時的にホー
ルドすることにより、制御系の安定をはかりながら、光
デイスク1の情報を再生している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の構成では、まず第1に、ドロップアウトの検出を
受光セル6aの光量の和信号(加算器9の出力)で行な
うために、図15で示すように、エンベロープ検波器1
2と入力信号が重なる点は、傷への突入のタイミングに
対して遅れてしまう。また、第2に、トラッキング制御
に3ビームを用いているために、回折格子3等の部品が
必要であり、光ピックアップの小型化が困難となり、
又、コストアップの要因となる。また、第3に、簡単な
構成にしながら、フォーカス、トラッキング誤差信号の
正規化を行える構成としたいという要望がある。
【0014】本発明における光ディスク装置は、上記課
題を解決し、早く傷を検出し、確実にサーボ系をホール
ドすることの可能な、光ディスク装置を提供することを
第1の目的とする。
【0015】また、回折格子3を無くしたトラッキング
制御系に適し、しかも早く傷を検出できる、光ディスク
装置を提供することを第2の目的とする。
【0016】次に、第1、第2の目的を実現しながら、
フォーカス、トラッキングの光量の正規化を簡単な構成
で実現できる光ディスク装置を提供することを第3の目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この第1の目的を達成す
るために、本発明の光デイスク装置は、光スポットをデ
ィスク上のトラックに対して垂直の方向に端と中の領域
に分割し、端領域の光スポットを受光する受光セルの和
信号により傷を検出して、ドロップアウト信号を得ると
いう構成としたものである。これにより、早く傷を検出
することができる。
【0018】次に第2の目的を達成するために、本発明
の光ディスク装置は、光スポットの中の領域でトラッキ
ング誤差信号を生成し、端の領域でトラックの差でトラ
ッキングオフセットの補正を行いながら、オフセット補
正を行う信号で、ドロップアウト検出を行うという構成
としたものである。これにより、早く傷を検出しなが
ら、回折格子の不要なトラッキング誤差検出が可能とな
る。
【0019】また、第3の目的を達成するために、本発
明の光ディスク装置は、光スポットの中領域を受光する
受光セルと端領域を受光する受光セルの加算信号によ
り、トラッキング誤差信号やフォーカス誤差信号を除算
するという構成としたものである。これにより、簡単な
構成で、反射率による変動も抑圧できる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、光ディスクの反射光の
光スポットを、光ディスクのトラックに相当する方向に
対して略垂直に、光スポットの両端の領域と中の領域の
少なくとも3つに分割する分割手段と、分割手段によっ
て分割された端領域の光スポットと中領域の光スポット
とを、それぞれ別の受光セルによって受光する複数の受
光セルを有する受光素子と、端領域の光スポットを受光
する受光セルの出力の変動を検出して、光ディスクの傷
等の欠陥を検出するドロップアウト検出器とを備える。
【0021】また本発明は、光ディスクの反射光の光ス
ポットを、光ディスクのトラックに相当する方向に対し
て略垂直に、光スポットの両端の領域と中の領域の少な
くとも3つに分割する分割手段と、分割手段によって分
割された端領域の光スポットと中領域の光スポットと
を、それぞれ別の受光セルによって受光する複数の受光
セルを有する受光素子と、中領域の光スポットを受光す
る受光セルの出力から、光ディスクのトラックに追従す
るためのトラッキング誤差を生成するトラッキング誤差
生成器と、端領域の光スポットを受光する受光セルの出
力から、トラッキング誤差信号のオフセット分に相当す
る信号を生成するオフセット信号生成器と、トラッキン
グ誤差生成器の出力とオフセット信号生成器の出力とを
演算してオフセットの補正されたトラッキング誤差信号
を出力するオフセット補正器と、端領域の光スポットを
受光する受光セルの出力の変動を検出して、光ディスク
の傷等の欠陥を検出するドロップアウト検出器とを備え
る。
【0022】また本発明は、光ディスクの反射光の光ス
ポットを、光ディスクのトラックに相当する方向に対し
て略垂直に、光スポットの両端の領域と中の領域の少な
くとも3つに分割する分割手段と、分割手段によって分
割された端領域の光スポットと中領域の光スポットと
を、それぞれ別の受光セルによって受光する複数の受光
セルを有する受光素子と、端領域の光スポットを受光す
る受光セルの出力を中領域の光スポットを検出する受光
セルの出力よりも大きな利得で増幅する増幅器と、増幅
器の出力と中領域の光スポットを検出する受光セルの出
力とを加算する加算器と、加算器の変動を検出するドロ
ップアウト検出器とから構成される。
【0023】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照しながら説明する。近年、光ディスク装置に用いら
れる光ピックアップは集積化が進み、そのための技術と
して、ホログラム素子を用いた光ピックアップが注目さ
れている。ホログラム素子は光路を分離できるので、用
途に応じた光スポットの分割が可能であり、受光素子の
受光セルの形状も多様化している。以下の実施の形態に
おいては、分割手段としてのホログラム素子は図示せ
ず、受光セル同士の境界を便宜上分割手段として説明す
る。
【0024】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における光ディスク装置のブロック図である。
【0025】図1において、15は受光素子であり、ト
ラックの方向(図中のXの方向)に対して、略垂直に3
分割されている。各受光セルのトラックに垂直な方向に
対し、端の領域を15a,15cとし、中側の領域を1
5b,15dとする。光スポット20,21は、光ピッ
クアップ中のホログラム素子によって分離されて、受光
素子15上にスポットを結ぶ。
【0026】このような光ディスク装置は、スポットサ
イズディテクションとよばれるフォーカス検出方式によ
り、フォーカス誤差信号を出力する構成となっている。
すなわち、受光セル15aと15dの加算信号と、受光
セル15bと15cとの加算信号の差信号を差動アンプ
7により出力することにより、フォーカス誤差信号を得
ている。
【0027】16,17,18は加算器であり、受光セ
ル15a,15cの光量信号の和を生成するものであ
り、その出力は、エンベロープ検波器12、及び比較器
13からなる、ドロップアウト検出器14に入力され
て、ドロップアウト信号を得ている。
【0028】光ディスク中に傷がある場合には、光スポ
ット20,21の端領域から徐々に光量が低下する。図
2にその様子を示している。
【0029】図2は本実施の形態の動作を説明する説明
図である。ディスク上に傷がある場合には、光スポット
20、21の光量は、トラックに対して端の方から徐々
に劣化してくる。図2では、その時間的な遷移の様子を
光スポット像で示している。
【0030】光ディスクの傷は、光スポット20、21
の端の領域から中にかけて光量の劣化を引き起こすため
に、端の領域の方が早く光量が劣化する。また、透過と
反射で同じように傷によって光がさえぎられるために、
光スポット20,21の両端からさえぎられてゆく。
【0031】そのため、加算器16、17、18で端の
領域を加算した光信号をドロップアウト検出器14に入
力し、傷の検出を行うと、光スポット全体の和信号で検
出するよりも図中の期間Aだけ早く検出することができ
る。
【0032】このように、光スポットをトラックに対し
て垂直の方向に分離し、その端領域の光信号でドロップ
アウト信号を検出することにより、早くドロップアウト
を検出し、その結果、早く制御系をホールドすることが
できるために、安定したフォーカス、トラッキング制御
を実現することが可能となる。
【0033】(実施の形態2)次に本発明おの実施の形
態2について図面を参照しながら説明する。
【0034】図3は、本発明の第2の実施の形態におけ
る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。図3
において、22はトラッキング誤差信号を検出する受光
素子である。受光素子22の受光する光スポットは、光
ディスクのトラックの方向Xに対して垂直に3分割され
ており、それぞれの光スポットを受光する受光セルは、
端の領域を受光する受光セル22aと、中の領域を受光
する受光セル22bで構成され、さらに、トラックの方
向Xに対称に分割されている。
【0035】トラッキング誤差信号は、いわゆるプッシ
ュプルトラッキング方法により、トラッキング誤差生成
器としての、差動アンプ29により、中領域の受光セル
22bのトラックに対称な受光セルの差信号を生成する
ことにより検出される。
【0036】中領域の受光セル22bは、光スポットの
±1次光が最も入る領域であり、プッシュプルトラッキ
ング誤差信号を効率良く検出することができる。
【0037】しかしながら、プッシュプルトラッキング
信号は、図13に示した対物レンズ4が光軸中心からず
れると、受光素子22上の光スポットは、トラックの方
向Xと垂直な方向に移動するために、差動アンプ29の
入力される光量信号にアンバランスが生じてしまい、図
4に示すようにccなるオフセットを生じてしまう。
【0038】一方、端領域は、±1次光の最も入りにく
い領域であるので、トラックに対して対称な受光セル2
2aの差動信号は、プッシュプルトラッキング誤差信号
のオフセット量に比例した動きする。図4中では、cな
る出力となる。
【0039】したがって、図3では、端領域の差信号を
オフセット信号生成器としての差動アンプ26で検出し
て、オフセット補正器としての増幅器28及び、差動ア
ンプ30で、プッシュプルトラキング誤差信号から適宜
なゲインで差し引くことで、かかるオフセットを補正し
ている。
【0040】このようなトラッキング誤差検出を行って
いる光ディスク装置の光スポットが、光ディスク上の傷
を通過する場合には、プッシュプルトラッキング誤差信
号のオフセットの補正に用いるオフセット補正信号が先
に影響を受け、ドロップアウト突入するとたちまちトラ
ッキングオフセットが発生し、トラッキング制御がはず
れてしまう。
【0041】この為、オフセット補正手段に用いる受光
素子22の端領域の受光セル22aの和信号を加算器3
1で生成し、出力をドロップアウト検出器14に入力す
ることにより傷を検出しドロップアウト信号を得てい
る。
【0042】このように、端領域の受光セル22aの和
信号を用いてドロップアウト検出をすることにより、デ
ィスク上に傷などがある場合にも、トラッキングオフセ
ットを生じることなく、トラッキングサーボをホールド
することができる。
【0043】このために、回折格子等の部品を削減しな
がら、傷に強いトラッキング制御を実現することができ
る。
【0044】さらに、端領域の受光セル22aの信号か
ら傷を検出するので、傷を高速に検出することができ、
フォーカス系のサーボのホールドもすばやく行うことが
できるために、安定した装置を実現することができる。
【0045】(実施の形態3)次に実施の形態3につい
て図面を参照して説明する。
【0046】図5は本発明の実施の形態3における光デ
ィスク装置の構成を示すブロック図であり、先の実施の
形態1、2と異なる点は、受光素子22の中領域の和信
号生成する加算器23と、中領域の光量変化を検出する
第2のドロップアウト検出器24とを備え、中領域のド
ロップアウト検出器24の出力と、端領域信号から生成
したドロップアウト信号(ドロップアウト検出器14の
出力)の論理和を取る演算回路(OR回路)25からな
る点である。
【0047】本実施の形態の動作を図6に示す。例え
ば、図6に示すように、光ディスク表面の傷を通過する
際には、反射光には、光ディスクへの入射時と反射時の
双方で、光がさえぎられる為に、最初、両端の領域の光
量が同じようにさえぎられ、その像が受光素子22上の
光スポットに観測される。つづいて、傷が通過してゆく
と、次に中の領域の光量が続いて劣化する。
【0048】もし、傷が小さい場合には、中領域を傷が
通過する際に、端領域の光スポットは傷から脱出してお
り、このため、両端の領域でドロップアウトを検出した
場合には、光量が回復してしまう。それが、図6に示す
端領域和信号での戻りである。つまり、中領域に傷の影
響がすっぽり入っている時には、端領域の光信号は、劣
化から回復するという、いわゆる戻り現象が発生する。
【0049】この戻り現象が発生している時にも、中領
域は傷によって光が遮断されているために、サーボ系の
ホールドを解除するわけにいかない。
【0050】これをさけるために、本実施の形態では、
中領域の和信号のドロップアウト検出器24の出力と端
領域和信号のドロップアウト検出器14の出力とのOR
をとることにより、傷中を光スポットが通過する間はド
ロップアウト信号を出し続けるられる構成として、サー
ボのホールドを続けている。
【0051】このようにすると、小さい傷の場合で、い
わゆる戻り現象が発生した場合でもサーボを確実にホー
ルドし、安定した装置とすることができることとなる。
【0052】(実施の形態4)続いて、本発明の実施の
形態4について図面を参照しながら説明する。
【0053】図7は、本実施の形態における光ディスク
装置のブロック図であり、図8は本発明の実施の形態に
おける動作を説明する信号図である。
【0054】先の実施の形態1〜3と異なる点は、中領
域の和信号を生成する加算器23と、加算器23の出力
が一定振幅以下にあると判定信号を出力する、レベル判
定器32を備えた点と、レベル判定器32の出力と、端
領域信号から生成したドロップアウト信号(ドロップア
ウト検出器14の出力)との論理和を取る演算回路(O
R回路)25からなる点である。
【0055】例えば、図8に示すように、光ディスク表
面の小さい傷を通過する時に、中領域を傷が通過する際
には、先に、端領域の光量が劣化して、端領域の光量信
号から検出したドロップアウト信号が出力されてすぐ
に、中領域の光量信号が劣化する。
【0056】中領域のドロップアウト検出は、エンベロ
ープ検波をする必要がなく、レベル判定器32に所定の
判定レベルを設定し、そのレベル以下になると出力を出
す簡単な構成により実現することができる。一方、端領
域の加算器31の出力はドロップアウト検出器14に入
力され、エンベロープ検波器12により光量の劣化を検
出するので、小さい傷の場合、傷の通過中に戻り現象が
生じ、傷通過途中で比較器13の出力が出なくなってし
まう。そこで、レベル判定器32の出力と、ドロップア
ウト検出器14の出力のORを演算回路25で生成する
ことにより、傷通過中、ドロップアウト信号が出力され
続けることが可能となる。
【0057】このように、中領域のドロップアウト検出
をレベル判定器32で検出することにより、エンベロー
プ検波器12の数を削減することができ、エンベロープ
検波器12に必要なコンデンサや、乗算器などの高価な
部品を削減することができる。
【0058】(実施の形態5)次に、本発明の実施の形
態5における光ディスク装置について説明する。図9
は、本実施の形態における光ディスク装置の構成を示す
ブロック図である。先の実施の形態1〜4と異なる点
は、端領域のドロップアウトを検出した後に、一定時間
ドロップアウト検出信号をホールドするホールド手段3
3と一定時間を計測するタイマー34とを備えた点であ
る。
【0059】光ディスクとしてCDやMD等とした場合
には、光ディスクの回転線速度は、1.2m/s〜1.
4m/sであり、端領域を傷が通過した後、中領域を通
過する時間は100〜200μsである。この間の時間
をタイマー34により計測し、その間、ホールド手段3
3で端領域のドロップアウト信号をホールドすることに
より、戻り現象によりドロップアウト検出信号が出なく
なることを防止できる。
【0060】この構成にすると、戻り現象の防止を、タ
イマー34やホールド手段33等で構成できるために、
ディジタル化しやすく、回路系の面積を小さくすること
ができることとなる。
【0061】なお、本実施の形態で言うホールドは、ド
ロップアウト信号をホールドする必要はなく、サーボ系
をホールドしても構わない。また、ホールドの影響を避
けるために、サーボ系の振られの少ない時間に調整し
て、端領域ドロップアウト信号の戻りの時間を調整して
も良い。
【0062】(実施の形態6)次に本発明の実施の形態
6における光ディスク装置について説明する。図10は
本実施の形態における光ディスク装置の構成を示すブロ
ック図である。先の実施の形態1〜5と異なる点は、端
領域の和信号を検出する加算器31の出力を一定倍増幅
する増幅器35を介してして、加算器23で生成した中
領域の和信号と、再び加算器27により、加算した信号
をドロップアウト検出器14に入力している点である。
【0063】増幅器35の増幅率は、好ましくは、中領
域和信号の出力と光量に逆比例する倍率だけ増幅して加
算することとする。
【0064】このようにすると、図11に示すように、
加算器27の出力信号は、端領域の光量信号と中領域の
光量信号を同レベルにして加算した信号となる。
【0065】従って、端領域の早い光量信号の劣化をエ
ンベロープ検波器12及び比較器13で検出できるの
で、早く傷の検出を行うことができる。
【0066】さらに、光デイスク上を傷が通過し、中領
域に傷が入り込んだ、端領域の戻り現象が発生した場合
にも、加算器27の出力信号が戻るレベルは、信号の半
分以下である。したがって、エンベロープ検出器12の
出力は、戻りのレベルを検波することがなく、傷の通過
期間の間、ドロップアウト信号を出し続けることができ
る。
【0067】このように、端領域の光量信号を増幅して
中領域の光量信号と加算した和信号でドロップアウト検
出をすることにより、ドロップアウト検出器14が1経
路で済み、また、増幅器35、加算器27等は、1つの
オペアンプまたは、演算で作ることができるので、構成
を著しく簡略化することができることとなる。
【0068】(実施の形態7)次に本発明の実施の形態
7における光ディスク装置について説明する。図12は
本実施の形態における光ディスク装置の構成を示すブロ
ック図である。本実施の形態が、先の実施の形態1〜6
と異なる点は、ドロップアウト検出器14に入力する加
算器27の出力、すなわち、端領域の信号を増幅して中
領域の信号と加算した信号を、トラッキング誤差信号の
出力段に備えた割り算器10に入力し、この信号でトラ
ッキング誤差信号を割り算している点である。
【0069】このようにすると、加算器27の出力は、
光量に比例するために、割り算器10に入力すれば、ト
ラッキング誤差信号の正規化を行うことができる。ま
た、ドロップアウト検出器14にも入力しているため
に、実施の形態6に用いたドロップアウトの検出も可能
である。
【0070】したがって、ドロップアウト検出をしなが
ら、その信号を反射率補正にも使えるために、回路経路
が単純となり、新たに反射率補正用の信号を作り出す必
要がなくなり、傷に強い装置が実現できるとともに、反
射率の補正も簡単に実現可能な光デイスク装置とするこ
とができる。
【0071】なお、この場合、加算器27の出力をフォ
ーカス誤差信号やその他の制御信号の正規化に用いても
よい。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光スポッ
トの端領域の信号をドロップアウト信号として用いるこ
とにより、高速にドロップアウトを検出することがで
き、高速に制御系をホールドすることができることとな
る。
【0073】さらに、オフセット補正をするトラッキン
グ誤差検出用受光素子のオフセット補正手段でドロップ
アウト検出を行うことにより、回折格子を不要とし、安
定なトラッキング、フォーカス制御を実現できる。
【0074】さらに、端領域と中領域の和信号でドロッ
プアウト検出を行うとともに、反射率補正を行うこと
で、反射率の補正を単純な回路で実現することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による光ディスク装置の
構成を示すブロック図
【図2】同光ディスク装置の動作を示す信号図
【図3】本発明の実施の形態2による光ディスク装置の
構成を示すブロック図
【図4】同光ディスク装置の動作を示す信号図
【図5】本発明の実施の形態3による光ディスク装置の
構成を示すブロック図
【図6】同光ディスク装置の動作を示す信号図
【図7】本発明の実施の形態4による光ディスク装置の
構成を示すブロック図
【図8】同光ディスク装置の動作を示す信号図
【図9】本発明の実施の形態5による光ディスク装置の
構成を示すブロック図
【図10】同実施の形態6による光ディスク装置の構成
を示すブロック図
【図11】同光ディスク装置の動作を示す信号図
【図12】本発明の実施の形態7による光ディスク装置
の構成を示すブロック図
【図13】従来例の光ピックアップの構成図
【図14】従来例の光デイスク装置の構成図
【図15】同光ディスク装置の動作を示す信号図
【符号の説明】
6、15、22 受光素子 7、8、29、30 差動アンプ 9、16、17、18、23、27、31 加算器 10、11 割り算器 12 エンベロープ検出器 13 比較器 14、24 ドロップアウト検出器 20、21 光スポット 25 演算回路 28、35 増幅器 32 レベル判定器 33 ホールド手段 34 タイマー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクの反射光の光スポットを、前
    記光ディスクのトラックに相当する方向に対して略垂直
    に、前記光スポットの両端の領域と中の領域の少なくと
    も3つに分割する分割手段と、 前記分割手段によって分割された前記端領域の光スポッ
    トと前記中領域の光スポットとを、それぞれ別の受光セ
    ルによって受光する複数の受光セルを有する受光素子
    と、 前記端領域の光スポットを受光する前記受光セルの出力
    の変動を検出して、前記光ディスクの傷等の欠陥を検出
    するドロップアウト検出器とを備える光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクの反射光の光スポットを、前
    記光ディスクのトラックに相当する方向に対して略垂直
    に、前記光スポットの両端の領域と中の領域の少なくと
    も3つに分割する分割手段と、 前記分割手段によって分割された前記端領域の光スポッ
    トと前記中領域の光スポットとを、それぞれ別の受光セ
    ルによって受光する複数の受光セルを有する受光素子
    と、 前記中領域の光スポットを受光する前記受光セルの出力
    から、前記光ディスクのトラックに追従するためのトラ
    ッキング誤差を生成するトラッキング誤差生成器と、 前記端領域の光スポットを受光する前記受光セルの出力
    から、前記トラッキング誤差信号のオフセット分に相当
    する信号を生成するオフセット信号生成器と、 前記トラッキング誤差生成器の出力と前記オフセット信
    号生成器の出力とを演算してオフセットの補正されたト
    ラッキング誤差信号を出力するオフセット補正器と、 前記端領域の光スポットを受光する前記受光セルの出力
    の変動を検出して、前記光ディスクの傷等の欠陥を検出
    するドロップアウト検出器とを備える光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 光ディスクの反射光の光スポットを、前
    記光ディスクのトラックに相当する方向に対して略垂直
    に、前記光スポットの両端の領域と中の領域の少なくと
    も3つに分割する分割手段と、 前記分割手段によって分割された前記端領域の光スポッ
    トと前記中領域の光スポットとを、それぞれ別の受光セ
    ルによって受光する複数の受光セルを有する受光素子
    と、 前記端領域の光スポットを受光する前記受光セルの出力
    の変動を検出する第1のドロップアウト検出器と、 前記中領域の光スポットを受光する前記受光セルの出力
    の変動を検出する第2のドロップアウト検出器と、 前記第1及び第2のドロップアウト検出器の出力の演算
    を行う演算器とを備え、 前記光ディスクの傷等の欠陥を検出する光ディスク装
    置。
  4. 【請求項4】 光ディスクの反射光の光スポットを、前
    記光ディスクのトラックに相当する方向に対して略垂直
    に、前記光スポットの両端の領域と中の領域の少なくと
    も3つに分割する分割手段と、 前記分割手段によって分割された前記端領域の光スポッ
    トと前記中領域の光スポットとを、それぞれ別の受光セ
    ルによって受光する複数の受光セルを有する受光素子
    と、 前記端領域の光スポットを受光する前記受光セルの出力
    の変動を検出するドロップアウト検出器と、 前記中領域の光スポットを受光する前記受光セルの出力
    レベルが所定のレベル以下になるのを検出するレベル判
    定器と、 前記ドロップアウト検出器の出力と前記レベル判定器の
    出力との演算を行う演算器とを備え、 前記光ディスクの傷等の欠陥を検出する光ディスク装
    置。
  5. 【請求項5】 光ディスクの反射光の光スポットを、前
    記光ディスクのトラックに相当する方向に対して略垂直
    に、前記光スポットの両端の領域と中の領域の少なくと
    も3つに分割する分割手段と、 前記分割手段によって分割された前記端領域の光スポッ
    トと前記中領域の光スポットとを、それぞれ別の受光セ
    ルによって受光する複数の受光セルを有する受光素子
    と、 前記端領域の光スポットを受光する前記受光セルの出力
    の変動を検出するドロップアウト検出器と、 前記ドロップアウト検出器が前記端領域の光スポットを
    受光する前記受光セルの出力の変動を検出してから所定
    時間後、所定時間出力をホールドするホールド手段とを
    備え、 前記光ディスクの傷等の欠陥を検出する光ディスク装
    置。
  6. 【請求項6】 光ディスクの反射光の光スポットを、前
    記光ディスクのトラックに相当する方向に対して略垂直
    に、前記光スポットの両端の領域と中の領域の少なくと
    も3つに分割する分割手段と、 前記分割手段によって分割された前記端領域の光スポッ
    トと前記中領域の光スポットとを、それぞれ別の受光セ
    ルによって受光する複数の受光セルを有する受光素子
    と、 前記端領域の光スポットを受光する前記受光セルの出力
    を前記中領域の光スポットを検出する前記受光セルの出
    力よりも大きな利得で増幅する増幅器と、 前記増幅器の出力と、前記中領域の光スポットを検出す
    る前記受光セルの出力とを加算する加算器と、 前記加算器の変動を検出するドロップアウト検出器とか
    ら構成され、 前記光ディスクの傷等の欠陥を検出する光ディスク装
    置。
  7. 【請求項7】 光ディスクの反射光の光スポットを、前
    記光ディスクのトラックに相当する方向に対して略垂直
    に、前記光スポットの両端の領域と中の領域の少なくと
    も3つに分割する分割手段と、 前記分割手段によって分割された前記端領域の光スポッ
    トと前記中領域の光スポットとを、それぞれ別の受光セ
    ルによって受光する複数の受光セルを有する受光素子
    と、 前記中領域の光スポットを受光する前記受光セルの出力
    から、前記光ディスクのトラックに追従するためのトラ
    ッキング誤差を生成するトラッキング誤差生成器と、 前記端領域の光スポットを受光する前記受光セルの出力
    から、前記トラッキング誤差のオフセット分に相当する
    信号を生成するオフセット信号生成器と、 前記トラッキング誤差生成器の出力と前記オフセット信
    号生成器の出力とを演算して、オフセットの補正された
    トラッキング誤差信号を出力するオフセット補正器と、 前記端領域の光スポットを受光する前記受光セルの出力
    を前記中領域の光スポットを検出する前記受光セルの出
    力よりも大きな利得で増幅する増幅器と、 前記増幅器の出力と、前記中領域の光スポットを検出す
    る前記受光セルの出力とを加算する加算器と、 前記加算器の変動を検出して、前記光ディスクの傷等の
    欠陥を検出するドロップアウト検出器と、 前記トラッキング誤差信号を前記加算器の出力で割り算
    する割り算器とを備えた光ディスク装置。
  8. 【請求項8】 ドロップアウト検出器は、入力信号のエ
    ンベロープを検波するエンベロープ検波器と、前記入力
    信号のレベルを比較する比較器とから成ることを特徴と
    する請求項1ないし7のいずれかに記載の光ディスク装
    置。
JP18577096A 1996-07-16 1996-07-16 光ディスク装置 Pending JPH1031821A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18577096A JPH1031821A (ja) 1996-07-16 1996-07-16 光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18577096A JPH1031821A (ja) 1996-07-16 1996-07-16 光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1031821A true JPH1031821A (ja) 1998-02-03

Family

ID=16176591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18577096A Pending JPH1031821A (ja) 1996-07-16 1996-07-16 光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1031821A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003077248A1 (fr) * 2002-03-11 2003-09-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil de traitement de signal et procede de traitement de signal

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003077248A1 (fr) * 2002-03-11 2003-09-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil de traitement de signal et procede de traitement de signal
US7215632B2 (en) 2002-03-11 2007-05-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Signal processing apparatus and signal processing method
CN100380497C (zh) * 2002-03-11 2008-04-09 松下电器产业株式会社 信号处理装置以及信号处理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6115333A (en) Method and apparatus for calibrating optical disc systems
JP2001110074A (ja) 光記録再生機器用エラー信号検出装置及び再生信号検出装置
US4815060A (en) Optical pickup device with tracking and focusing utilizing a photodetector having four regions
JPH06101127B2 (ja) 光学ヘツド
EP0512616A2 (en) Optical scanning device
US5889752A (en) Optical pickup apparatus with a crosstalk balance detecting circuit
JP4004916B2 (ja) チルト角度検出装置及び方法
EP1143428A2 (en) Tracking servo apparatus of optical information recording and reproducing apparatus
JPH1031821A (ja) 光ディスク装置
JP2002123969A (ja) 光ヘッド装置および光情報処理装置
US20060077802A1 (en) Optical disk device
JP2711010B2 (ja) 光学ヘッド
JP2628298B2 (ja) 光学ヘッド
JP2003248942A (ja) 光ディスク装置
JPH0836773A (ja) 光情報ヘッドのチルト検出方法及びその装置
KR100257624B1 (ko) 트랙킹에러신호발생장치
JPH0628697A (ja) 光ディスクプレーヤ
JPH08335323A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPS6252735A (ja) 光学式情報記録再生装置
JP2628972B2 (ja) 光記録装置
JPS6212929A (ja) 光学式情報再生装置におけるトラツキングエラ−信号検出装置
JP3011491B2 (ja) トラッキングエラー検出装置
JPS6134769A (ja) デイスク装置の読出し信号補正装置
JPH06325395A (ja) 光ディスク装置
KR19990055522A (ko) 디스크판별방법