JPH10317957A - 建設機械の排気管構造 - Google Patents

建設機械の排気管構造

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JPH10317957A
JPH10317957A JP13091697A JP13091697A JPH10317957A JP H10317957 A JPH10317957 A JP H10317957A JP 13091697 A JP13091697 A JP 13091697A JP 13091697 A JP13091697 A JP 13091697A JP H10317957 A JPH10317957 A JP H10317957A
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JP
Japan
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pipe
rainwater
parallel
engine
bent
Prior art date
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Pending
Application number
JP13091697A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuji Tanaka
篤司 田中
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン始動時の排気ガスに雨水が混合され
ることを防ぐようにした建設機械の排気管構造を提供す
る。 【解決手段】 エンジン上カバー1に平行な平行部配管
40aと曲がり部配管40cとの間に2重管構造の雨水
溜め部40bを設け、雨水溜め部40bに平行部配管4
0aの出口端と曲がり部配管40cの入口端を挿入し、
平行部配管40aと曲がり部配管40cとの間に所定長
さの間隔40eを設ける。開口部40dから流入する雨
水を雨水溜め部40bの底部に一時的に溜め、平行部配
管40aに雨水が溜まるのを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローラクレーン
や油圧ショベルなどの建設機械の排気管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建設機械の排気配管は、エンジン
室レイアウト、ヒートバランス等の理由から、例えば図
2のようにエンジンの上部カバーに平行に取り付けるも
のが良く知られている。図2は、クローラクレーンのエ
ンジンポンプ室の概略構成を示す模式図であり、エンジ
ン上カバー1,エンジンサイドカバー2により囲まれて
いる。エンジンポンプ室には、エンジン21,トランス
ミッション22,ポンプ23および排気配管4が設けら
れている。エンジン21からの排気は、マフラ3および
排気配管4を通過してエンジンポンプ室の外部に排出さ
れる。排気配管4は、平行部4a,曲がり部4bから成
り、曲がり部4bの一端には開口部4cが設けられてい
る。なお、5はマフラ3の入口配管、6はマフラ3の出
口配管、7はマフラ支持ブラケット、8は排気配管支持
ブラケット、9はマフラ固定器具である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなエンジン上
カバー1に平行な配管平行部4aを設けた排気配管4に
おいては、雨天時には、配管開口部4cから雨水が流入
する。流入した雨水は、曲がり部4bを伝わり流れ落
ち、平行部4aの途中に溜まる(図中斜線部RW)。作
業中は、エンジンからの排気ガスにより雨水がはじきと
ばされるため排気配管4内へ雨水が流入することはあま
りないが、作業終了後、エンジン停止の状態では、排気
配管4内へ雨水が流入し配管平行部4aに雨水が溜ま
る。その状態で作業を再開すると、その雨水はエンジン
再始動と同時に発生する排気ガスと混合しながら排気配
管4の外部に流出し、図中点線のような放物線を描いて
落下し、エンジン上カバー1およびサイドカバー2に付
着しそれらを汚染する。その結果、エンジンカバーの美
観を損ない作業者に不快感を与えるばかりでなく、汚染
した部分には腐食が生じそれらの寿命を短くする。
【0004】本発明の目的は、エンジン始動時の排気ガ
スに溜まり水(雨水)が混合されることを防ぐようにし
た建設機械の排気管構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1) 一実施の形態を図1を参照して説明すると、請
求項1の発明は、平行部配管40aと曲がり部配管40
cとの間に2重管構造の雨水溜め部40bを設け、雨水
溜め部40bに平行部配管40aの出口端と曲がり部配
管40cの入口端を挿入し、雨水溜め部配管40bの内
部において、平行部配管40aの出口端と曲がり部配管
40cの入口端との間に所定長さの間隔40eを設けた
ことにより上記目的を達成する。 (2) 請求項2の発明は、所定周波数成分の騒音を低
減するように、雨水溜め部40bの管路長さLAおよび
外径Dと、間隔40eの長さLPとを設定するものであ
る。
【0006】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明における、排
気構造を用いた建設機械のエンジンポンプ室の概略構成
を示す模式図である。なお、従来の技術を示す図2と同
一の箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。
図1において、エンジン21からの排気は、マフラ入口
配管5,マフラ3,マフラ出口配管6を通り排気配管40
に流入し、排気配管40内で90゜方向を変えて斜め上
方に向かってエンジンポンプ室の外部へ流出する。排気
配管40は、平行部配管40a,雨水溜め部40b,曲が
り部配管40cで構成される。曲がり部配管40cの出
口端には開口部40dが設けられ、開口部40dは排気
配管40内への雨水の流入を少なくするため斜め下方を
向いている。平行部配管40aと曲がり部配管40cと
の間には、雨水溜め部40bが設けられている。雨水溜
め部40bは、平行部配管40aや曲がり部配管40c
より太い外径D,全長LAの管の両端面を円板で塞いで
二重管として構成されている。平行部配管40aの出口
端と曲がり部配管40cの入口端は雨水溜め部40bに
挿入され、平行部配管40aの出口端と曲がり部配管4
0cの入口端との間には、所定の長さLP開けられた間
隔40eが設けられている。
【0008】雨水溜め部40bの外径D、全長LAおよ
び間隔40eの長さLPを適切に定めることにより雨水
溜め部40bを共鳴容器として機能させ、特定周波数成
分の騒音を低減するようにする。
【0009】次に、図1を用いて本発明の実施の形態の
動作について説明する。エンジン運転中はエンジン21
からの排気により雨水がはじきとばされ、排気配管40
内へ雨水が流入することはあまりない。エンジン停止時
は、配管開口部40dから排気配管40内へ雨水が流入
する。流入した雨水は、曲がり部配管40cを伝わり、
間隔40eから下方に流れ落ちて雨水溜め部40bの底
部に溜まる(図中斜線部RW)。したがって平行部配管
40aに雨水が溜まることはない。その結果、エンジン
始動時、排気ガス成分と混合した雨水が排気配管40の
外部へ流出することを防ぐことができるので、エンジン
上カバー1やサイドカバー2に汚れた雨水が付着するこ
とはない。雨水溜め部40bの底部に溜まった雨水は、
エンジン始動後、時間の経過とともにエンジン21その
他高温部材からの熱伝導、輻射等の影響により雨水溜め
部40bの温度が上昇すると蒸発する。そのため、雨水
が常時たまって腐食を促進するようなことはない。
【0010】また、上述したように雨水溜め部40bは
その形状から共鳴容器とみなせるため、その全長LA、
外径Dおよび間隔40eの長さLPを適切に設定するこ
とにより、任意の周波数成分、例えばエンジン基本周波
数成分を低減することができ、騒音を低減することがで
きる。
【0011】なお、上記実施の形態では曲がり部配管4
0cとして排気ガスを90゜方向転換するものを用いた
が、90゜以外の角度で斜め上方を向いても良い。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、平行部配管と曲がり部配管との間に2重
管構造の雨水溜め部を設け、その雨水溜め部に平行部配
管の出口端と曲がり部配管の入口端を挿入し、雨水溜め
部配管の内部において、平行部配管の出口端と曲がり部
配管の入口端との間に所定長さの間隔を設けたので、配
管内に雨水等が流入しても平行部配管には溜まらず雨水
溜め部の底部に溜められる。これによりエンジン始動時
であっても排気ガスに雨水が混合することがないので、
エンジンカバーを汚れた雨水で汚すことなくエンジンカ
バーの美観が保たれるとともに、汚れた雨水の付着によ
るエンジンカバーの腐食を防止することができる。ま
た、請求項2の発明によれば、雨水溜め部の管路長さお
よび外径と、平行部配管の出口端と曲がり部配管の入口
端との間の間隔の長さを適宜設定することで、所定周波
数成分の騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係わるエンジンポンプ室の概略構
成を示す模式図。
【図2】従来の技術に係わるエンジンポンプ室の概略構
成を示す模式図。
【符号の説明】
1 エンジン上カバー 2 エンジンサイドカバー 6 マフラ出口配管 40a 平行部配管 40b 雨水溜め部 40c 曲がり部配管 40e 間隔 LA 雨水溜め部の全長 D 雨水溜め部の外径 LP 間隔の長さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンカバーの天井と略平行に配設さ
    れマフラ出口配管と接続された平行部配管と、 この平行部配管に連なり、前記エンジンカバーを貫通し
    て排気ガスを上方に向けて排出する曲がり部配管とを有
    する建設機械の排気管構造において、 前記平行部配管と曲がり部配管との間に2重管構造の雨
    水溜め部を設け、 その雨水溜め部に前記平行部配管の出口端と曲がり部配
    管の入口端を挿入し、 前記雨水溜め部配管の内部において、前記平行部配管の
    出口端と前記曲がり部配管の入口端との間に所定長さの
    間隔を設けたことを特徴とする建設機械の排気管構造。
  2. 【請求項2】 請求項1の排気管構造において、 所定周波数成分の騒音を低減するように、前記雨水溜め
    部の管路長および外径と、前記平行部配管の出口端と前
    記曲がり部配管の入口端との間の前記間隔の長さとを設
    定することを特徴とする建設機械の排気管構造。
JP13091697A 1997-05-21 1997-05-21 建設機械の排気管構造 Pending JPH10317957A (ja)

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