JPH10317843A - 遮蔽装置のロック装置 - Google Patents

遮蔽装置のロック装置

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JPH10317843A
JPH10317843A JP12832397A JP12832397A JPH10317843A JP H10317843 A JPH10317843 A JP H10317843A JP 12832397 A JP12832397 A JP 12832397A JP 12832397 A JP12832397 A JP 12832397A JP H10317843 A JPH10317843 A JP H10317843A
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JP
Japan
Prior art keywords
shield
locking device
operating tool
shielding
lock
Prior art date
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Pending
Application number
JP12832397A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nakamura
孝 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakamura Co Ltd
Original Assignee
Nakamura Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nakamura Co Ltd filed Critical Nakamura Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮蔽装置のロック装置に関し、遮蔽装置の外
側から遮蔽体を閉位置にロックするロック装置の解除操
作を不能とする他、左、右、両端から操作ができるよう
にしたものである。 【構成】 建物の開口部または門口両端の支柱間を開閉
する遮蔽体を閉位置に連結するロック装置8と、該ロッ
ク装置のロック作用を解除するための操作具2とを備え
る遮蔽装置のロック装置であって、レバー33の上端に
ストッパー35を設けたノブ34を有する操作具2を支
柱4に屋内側へ回動自在に設け、支えバネ18を設け、
操作具2を常時支え操作具の安定を確保する。操作具2
を所定以上回動させ、ストッパー35を押えつつノブ3
4を押圧してノブ34から突出したクラッチシャフト4
0がロック装置に衝合してロック装置のロックを解除す
るようにした遮蔽装置のロック装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遮蔽装置のロック装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物の開口部や門口には、そこからの出
入りを禁止するために遮蔽装置が設けられることが少な
くない。例えば、一般家庭の住居の窓には不法侵入の防
止のために面格子、保護柵、シャッター、雨戸などの遮
蔽装置が設けられる。また、例えば監獄、拘置所、精神
病院などの窓には内部からの脱出を防止するために面格
子、保護柵などの遮蔽装置が設けられる。
【0003】これら遮蔽装置は、例えば火災発生時など
の非常時には、内部から外部への脱出の妨げとなり、人
命を危険に陥れるおそれがある。しかし、この問題は遮
蔽装置を開閉できるように設けることにより解決され
る。一般に、開閉可能な遮蔽装置では、平常時に遮蔽装
置を閉じておくために、遮蔽装置の遮蔽体を閉位置に連
結するロック装置が設けられるが、このロック装置は、
迅速な非常脱出ができるようにするため、内側から操作
具を操作して簡単に、かつ、迅速に解除できるように構
成することが好ましい。
【0004】このことは、例えば建物と遮蔽体の間や遮
蔽体の隙間から内側に手を入れて操作具を操作すること
により、簡単に、迅速にロック装置を解除することを可
能にし、不法侵入を防止できなくなるという問題が生じ
た。
【0005】そこで出願人は、特開平7−102861
号において遮蔽装置の外側からロック装置を解除できな
いように、操作具の長さを外側から手が届かない長さに
設定し、外側からはロックを解除できないようにして、
内側からは容易に解除できる遮蔽装置のロック保安装置
を提供したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み、より簡単な構成で、遮蔽装置の外側からロック装
置を解除できないようにした、防災と防犯に役立つ遮蔽
装置のロック装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る遮蔽物のロ
ック装置は、建物の開口部または門口を開閉する遮蔽体
を閉位置に連結するロック装置と、該ロック装置のロッ
ク作用を解除するための操作具とを備える遮蔽装置のロ
ック装置であって、上記の目的を達成するため、次のよ
うな手段を講じている。
【0008】すなわち、レバーの上端にストッパーを設
けたノブを嵌合した操作具を支柱に屋内側へ回動自在に
設け、操作具の下方に支えバネを設け、操作具を支えバ
ネにより直立時および回動時に支えると共に、操作具を
所定以上回動させ、レバーのストッパーを押えつつノブ
を押圧する、ノブから突出したロットがロック装置を押
圧してロック装置のロックを解除するようにしたことを
特徴とするものである。
【0009】また、遮蔽体の左、右、両端に、ロック装
置を設け、遮蔽体を左、右何れよりもロックを解除して
遮蔽体が開閉できるようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0010】遮蔽体の端部に開放手段を設け、ロック装
置のロックが解除されると同時に、該開放手段が作動し
て遮蔽体が開放され、ロック解除が確認できるようにし
たことを特徴とするものである。
【0011】遮蔽体を開閉する操作具を閉状態(直立
時)の長さをコンパクトに設定し、操作具を回動させた
とき、操作具の先端に外側より手が届かないように伸長
出来るようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】上記建物は、個人用の建物、公共用の建物であ
ることを問わず、また、監獄、拘置所、精神病院など人
の拘禁を目的とする建物であることを要しない。上記遮
蔽体は、建物の開口部または門口を開閉するものであれ
ばよく、その開閉方式は、縦軸心または横軸心回りに回
転する回転方式、面方向に進退する押引き方式、面方式
に折り畳む折畳み方式、面方向に巻き取る巻取り方式な
ど任意の方法を採用することができる。
【0013】上記ロック装置は、遮蔽体を閉位置に連結
するように構成してあればよく、門柱、建物あるいは門
柱や建物に固定された窓枠、戸枠、扉枠、ブラケットな
どの固定部材と遮蔽体とにわたって設けられる。ロック
装置の形式としては鍵を用いて開閉するものでもよい
が、非常時に簡単に解除操作ができるように、操作具を
操作することによりロック作用を解除できるように構成
することが好ましい。
【0014】また、このロック装置を解除するための操
作具は、例えば押し、引き、上げ、下げ、ひねりなどの
簡単な操作でロック装置を解除できるように構成するこ
とが好ましい。すなわち、上記操作具は、レバーの端
に、ストッパーを設けたノブを嵌合した操作具を支柱に
屋内側へ回動自在に設け、該操作具の下方に支えバネを
設け、操作具を所定以上回動させ、レバーのストッパー
を押えつつノブを押圧する、ノブから突出したロットが
ロック装置を押圧してロック装置のロックを解除するよ
うにしたものである。
【0015】なお、上記ロック装置は建物の開口部また
は門口両端の支柱間を開閉する遮蔽体に限ることなく、
他の遮蔽体、例えば、上、下枠と左、右の縦枠とに形成
された枠体、例えばケース等に用いられる遮蔽体(開閉
戸)に利用することができるものである。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る遮蔽装置のロ
ック装置を図面に基づいて具体的に説明するが、本発明
はこの実施例によって限定されるものではなく、明細書
および添付された図面から明らかになる本発明の真に意
図する範囲に広くおよぶものである。
【0017】図1は本発明の一実施例に係る建物の窓に
設けられる遮蔽装置のロック装置の全体の概要を示す背
面図である。この遮蔽装置1は建物の窓の前面に配置さ
れる平面格子からなり、建物の窓の近傍に固定される左
右の支柱3、4と両支柱3、4の上端部どうしを連結す
る上横桟5と、両支柱3、4の下端部どうしを連結する
下横桟6と、上下横桟5、6に左右方向に移動可能に支
持された多数の縦桟7をとを備えている。各縦桟7・7
の間隔は約65〜70粍に設定されている。
【0018】各縦桟7は、左側の支柱3に順に図示しな
い所定の長さのチェーン、ワイヤーなどの間隔規制具と
図示しない引っ張りコイルスプリングとによって連結さ
れ、図1に示すように、このコイルスプリングに抗して
右端の縦桟7を右端支柱4に突き当たるまで右方に移動
させると、右端の縦桟7と右端支柱4とにわたって設け
られるロック装置8によって右端の縦桟7が閉位置に連
結され、ロック装置8のロック作用を解除すると引っ張
りコイルスプリングの張力によって縦桟7が左方に引き
寄せられて、遮蔽体1の右方に広く開放される。
【0019】このロック装置8の構成は、左端または、
右端の縦桟7を閉位置に連結できるように構成してあれ
ばよく、この実施例では、構成を簡単にするため、図3
に示すように、左、右端支柱4に補強板15を介して回
動自在に枢着された上向きフック形の上下一対の受け金
14を設けたクラッチプレート16とクラッチプレート
16を下降方向に付勢するロックスプリング17を備え
る。
【0020】上記ロック装置8のロック作用を解除する
ための操作具2は、支柱4の下方に設けた、支えバネ1
8を介して回動自在に枢着したレバー33と、レバー3
3の上端に嵌合されたストッパー35を設けたノブ34
と、レバー33およびノブ34内に収容された前記クラ
ッチプレート22を操作する部品とよりなる。
【0021】クラッチシャフト40を突出させた支持部
材39をノブ34内に内嵌めし固定するノブ34の下端
にストッパー35をスプリング36を介して設ける、そ
の下方に固定した案内部材38にレバー33を中心を通
るように挿通し、案内部材38と支持部材39との間に
はコイルスプリング41が圧縮された状態でクラッチシ
ャフト40の先端が回転ツメ20を押圧してクラッチプ
レート16を上方に移動して受け金14がロックを解放
することができる。
【0022】図2に示すのは、遮蔽体1が左可動面格子
と右可動面格子に分れ設置された場合を示し左、右夫々
にロック装置および解放手段を備えているものである。
左側を解放すると右側可動面格子に重合して収容される
ものであり、右側を解放すると左側可動面格子に重合す
る。また実施例では可動面格子を示したが、枠内が格子
でなくルーバーとか横桟とかプレート等であっても同様
である。
【0023】図3はロック装置を示すものである。格子
の縦桟7に上下一対に取付られたとめ金13が支柱4に
固定板15に枢着されたクラッチプレート16に受け金
14が上下一対に設けられており、クラッチプレート1
6の下端に回転ツメ20が衝合するように曲げてある。
【0024】図4(a)はロック解除を示すものであ
る。操作具2のハンドル33を支持軸42を中心として
回動自在に90°倒し、シャフトが40か留メツメ20
を押すとクラッチプレート16の下端が点線のように下
がり受け金14が外れロックは解除される。
【0025】図4(b)は操作具2の上端のノブ34と
ストッパー35を示すストッパー35を押すと点線のよ
うに下がりノブ34を押圧することができる。ノブを元
に戻すとスプリング36によりストッパー35は元に戻
る。
【0026】図4(c)は操作具2のハンドル33を示
すもので、支えバネ18は操作具2が支柱4に直立閉状
態のときおよび回動した場合に操作具2を安定させるこ
とができるものである。
【0027】図5は図1による実施例に設けられた開放
手段10を示すものである。支柱4に接している遮蔽体
1の縦桟7を取付けた横桟5内に支柱側の縦桟を常に押
しつけている(図a)スプリング45をロックを解除す
ると、瞬時に縦桟が解放されるものである。(図b)
【0028】図6は図2による実施例に設けられた開放
手段10を示すものである。支柱4に接している可動面
格子の縦桟7を組合せた横桟5内にシャフト46がスプ
リング45に支えられ常に押しつけている図(a)、ロ
ックが解除されると可動面格子が支柱4より離れ解放さ
れるものである。(図b)
【0029】図7は操作具2をコンパクトの長さに設定
し、直立して支柱4内に収容し操作具2の支持軸42を
中心としてレバー33を90°に回動した場合、外から
手が届かない長さに設定し、ストッパー35を押えつつ
ノブ34を押圧すると支持部材39と案内部材38を挿
通したクラッチシャフト40がロック装置の留メツメ2
0を押しロックを解除するようにしたものである。
【0030】また、上記実施例では遮蔽体1を垂直面上
に使用した可動面格子で使用した例について述べたが、
水平面上あるいはルーバー状、横桟状、或いはプレート
状のもの等他の面上で使用することもできるものであ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明は、上述のように、建物の開口部
または門口両端の支柱間を開閉する遮蔽体を閉位置に連
結するロック装置と、該ロック装置のロック作用を解除
するための操作具とを備える遮蔽装置のロック保安装置
であって、レバーの上端に嵌合させたストッパーを設け
たノブを有する操作具を支柱に屋内側へ回動自在に設
け、操作具を所定以上回動させ、ストッパーを押えつつ
ノブを押圧してノブから突出したロック装置に衝合して
ロック装置のロックを解除するようにした遮蔽装置のロ
ック装置という簡単な構成が採用される。
【0032】そして、各格子間の間隔を約65〜70粍
間に設定し外から深く手が入らないようにする、遮蔽体
の左、右にロック装置を設け、左、右何れよりもロック
を解除できるようにする。また遮蔽体の上、下端に解放
手段を設け、ロックを解除した瞬間、遮蔽体が解放さた
ことが確認することができるようにする。操作具の長さ
を回動時に伸長できるようにする等して、簡単な構造と
防災と防犯に役立つ構成である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を適用した平常時の背面図
である。
【図2】 本発明の一実施例を適用した2分した遮蔽体
の背面図である。
【図3】 本発明の一実施例の拡大背面図である。
【図4】 本発明の一実施例の拡大縦継面図である。
【図5】 本発明の一実施例の拡大横断面図である。
【図6】 本発明の一実施例の拡大横断面図である。
【図7】 本発明の一実施例の拡大側面図である。
【符号の説明】
1 遮蔽体 2 操作具 10 解放手段 18 支えバネ 33 レバー 34 ノブ 35 ストッパー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の開口部または門口両端の支柱間を
    開閉する遮蔽体を閉位置に連結するロック装置と、該ロ
    ック装置のロック作用を解除するための操作具とを備え
    る遮蔽装置のロック装置であって、レバーの上端に、ス
    トッパーを設けたノブを嵌合した操作具を支柱に屋内側
    へ回動自在に設け、該操作具の下方に支えバネを設け、
    操作具を支えバネにより直立時および回動時に支えると
    共に、操作具を所定以上回動させ、レバーのストッパー
    を押えつつノブを押圧する、ノブから突出したロットが
    ロック装置を押圧してロック装置のロックを解除するよ
    うにした遮蔽装置のロック装置。
  2. 【請求項2】 建物の開口部または門口両端の支柱間を
    開閉する遮蔽体を閉位置に連結するロック装置を遮蔽体
    の左右の両端に設け、遮蔽体を左右何れよりもロックを
    解除して遮蔽体が開閉できるようにした請求項1記載の
    遮蔽装置のロック装置。
  3. 【請求項3】 建物の開口部または門口両端の支柱間を
    開閉する遮蔽体において、遮蔽体の端部に開放手段を設
    け、ロック装置のロックが解除されると同時に、該開放
    手段が作動して遮蔽体が開放され、ロック解除が確認す
    ることができるようにした請求項1、2記載の遮蔽装置
    のロック装置。
  4. 【請求項4】 建物の開口部または門口両端の支柱間を
    開閉する遮蔽体において、該遮蔽体を開閉する操作具の
    長さを、回動時に閉状態より長く伸長して、操作具の先
    端に外側より手が届かないように設定してなる請求項1
    〜3項記載の遮蔽装置のロック装置。
JP12832397A 1997-05-19 1997-05-19 遮蔽装置のロック装置 Pending JPH10317843A (ja)

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