JPH10317803A - 形鋼サッシ枠、形鋼サッシユニットおよび形鋼サッシ複合ユニット - Google Patents

形鋼サッシ枠、形鋼サッシユニットおよび形鋼サッシ複合ユニット

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JPH10317803A
JPH10317803A JP5726998A JP5726998A JPH10317803A JP H10317803 A JPH10317803 A JP H10317803A JP 5726998 A JP5726998 A JP 5726998A JP 5726998 A JP5726998 A JP 5726998A JP H10317803 A JPH10317803 A JP H10317803A
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宣昭 岡元
Yuichi Kano
裕市 鹿野
Toshiyuki Matsuda
俊之 松田
Tomoyuki Kurata
知行 倉田
Michihiro Sotodate
道広 外舘
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 見付けや見込み寸法を小さくでき、かつ強度
が大きくて大型のサッシを構成することもできるととも
に、コストも低いサッシ枠を提供すること。 【解決手段】 形鋼サッシ1は、見込み方向に沿った本
体部10A,11Aと、本体部10A,11Aから直交
方向に突出された突出部10B,11Bとを備えた形鋼
製の枠材10,11を枠組みして形鋼サッシ枠を構成
し、その形鋼サッシ枠の開口内に押縁15を用いてガラ
ス14を保持して構成される。本体部10A,11Aの
見込み寸法を突出部10B,11Bの見付け寸法よりも
大きくする。形鋼製の枠材10,11を用いた形鋼サッ
シ枠は、アルミ製サッシ枠に比べて強度を高くでき、見
付け寸法や見込み寸法を小さくできる。形鋼を用いてい
るので、スチール板を折曲げ加工する場合に比べて製造
が容易となり、コストも低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の窓などを形
成する形鋼サッシ枠、この形鋼サッシ枠を用いた形鋼サ
ッシユニットおよびこの形鋼サッシユニットを複数組み
合わせた形鋼サッシ複合ユニットに関する。
【0002】
【背景技術】従来、建物の窓を構成するサッシ窓として
は、アルミ製の枠材が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなアルミ製のサッシ枠では、強度を確保するために中
空形状にしたり、見付け寸法や見込み寸法を比較的大き
くしなければならず、このため、サッシの納まりが制約
されたり、サッシ表面において枠材が目立ってデザイン
性が低下するとともに、大型のサッシを構成することは
できないという問題があった。
【0004】このため、アルミ製サッシ枠に比べて強度
が大きなスチール製のサッシ枠を利用する場合もあった
が、このようなスチール製サッシ枠は、板材などを折曲
げ加工したり、切削加工することで形成されており、そ
の製造に非常に手間がかかり、コストも高いという問題
があった。
【0005】本発明の第1の目的は、見付けや見込み寸
法を小さくでき、かつ強度が大きくて大型のサッシを構
成することもできるとともに、コストも低い形鋼サッシ
枠を提供することにある。また、本発明の第2の目的
は、前記形鋼サッシ枠を用いることで、見付けや見込み
寸法を小さくでき、かつ強度が大きくて大型のサッシを
構成することもできるとともに、現場作業性も向上でき
る形鋼サッシユニットおよび形鋼サッシ複合ユニットを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の形鋼サッシ枠
は、見込み方向に沿って配置された本体部と、この本体
部から本体部に対して直交する少なくとも一方向に突出
された突出部とを備えた形鋼製の枠材が、組み合わされ
て開口が形成されるとともに、前記本体部の見込み寸法
が前記突出部の見付け寸法よりも大きくされていること
を特徴とするものである。
【0007】本発明においては、形鋼製の枠材を用いて
いるので、アルミ製サッシ枠に比べて強度を高くでき、
その分、見付け寸法や見込み寸法を小さくできる。この
ため、サッシの納まりの自由度が高まり、サッシ表面に
おいて枠材が目立たなくなってデザイン性が向上すると
ともに、比較的大きなサッシを構成できる。
【0008】また、形鋼を用いているので、スチール板
を折曲げ加工したり、切削加工する場合に比べて製造が
容易となり、コストも低減できる。さらに、枠材は本体
部に対して直交する突出部を備えているので、この突出
部を利用することでガラス板等の壁面材や、窓枠を容易
に設置することができ、その分壁面材等の支持構造が簡
易化され、壁面材の設置作業も容易になる。その上、本
体部の見込み寸法を突出部の見付け寸法よりも大きくし
ているので、サッシ枠に加わる荷重の多くを本体部で支
持することができ、突出部はガラス板等の壁面材を保持
できる大きさに抑えることができる。このため、サッシ
表面において枠材が目立たなくなってデザイン性をより
向上できるとともに、本体部の見込み寸法を適宜調整す
ることでサッシ枠の支持強度を適宜設定でき、壁面材の
面積が大きくなる比較的大きなサッシも構成することが
できる。
【0009】また、枠材の突出部の見付け寸法は、前記
形鋼サッシ枠の開口に配置される壁面材を突出部が保持
するために最低限必要なかかり代と、本体部に必要とさ
れる剛性を得るために必要な肉厚とを加えた寸法である
ことが好ましい。このような寸法設定にすれば、枠材の
室外面に露出する突出部の見付け寸法を最小限に抑える
ことができ、サッシ表面において枠材を非常に目立たな
くできてデザイン性を向上できる。
【0010】さらに、枠材の本体部の見込み寸法は、前
記形鋼サッシ枠の開口に配置される壁面材を突出部が保
持するために必要な肉厚と、枠材の本体部に取り付けら
れる規格化された一般形鋼からなる押縁の見込み寸法
と、前記突出部および押縁間の前記壁面材を保持するた
めに必要な隙間寸法とを加えた寸法以上であることが好
ましい。このような寸法設定にすれば、前記枠材の突出
部とでガラス等の壁面材を保持する押縁として、一般形
鋼からなる平鋼等を用いることができ、その分、コスト
を低減できる。
【0011】ここで、前記枠材は、前記突出部が本体部
に対して直交する二方向に突出されて断面略T字状に形
成されるとともに、前記本体部の見込み寸法と前記突出
部の見付け寸法との寸法比が略2:1であることが好ま
しい。ガラス板等の壁面材はその大きさに応じて、壁面
材を保持するために必要な突出部のかかり代や、壁面材
を支持するのに必要な支持荷重が変化する。つまり、形
鋼サッシ枠の開口面積が大きくなって取り付けるガラス
板等の壁面材の大きさが大きくなると、壁面材が室外側
に外れないように保持するために必要となるかかり代
(突出部の見付け寸法)と、その壁面材の荷重を支持す
るために必要となる本体部の見込み寸法とがともに大き
くなる。このため、本体部の見込み寸法と前記突出部の
見付け寸法との寸法比を略2:1と設定すれば、壁面材
の大きさが変わっても、それに対応して各寸法が大きく
なった枠材を用いればよく、容易に対応することができ
る上、突出部および本体部との強度バランスを最適にで
き、かつデザイン性や視認性にも優れたサッシ枠を構成
することができる。
【0012】ここで、前記本体部の見込み寸法は75mmで
あり、突出部の見付け寸法が38mmであることが好まし
い。なお、各寸法は、許容される公差等を含む所定の幅
を有する値であり、例えば、各寸法は前記値からプラス
マイナス1mm程度の幅を有するものである。見付け寸法
が38mm程度あれば、本体部の肉厚を6mmとし、隣接する
2枚の壁面材のかかり代としてそれぞれ約16mm程度確保
できる。このため、本体部の肉厚として形鋼を製造可能
な寸法を確保できるとともに、突出部におけるかかり代
として各壁面材を十分に支持することができる寸法を確
保できる。また、見込み寸法が75mm程度あれば、例え
ば、突出部の肉厚として約9mm確保し、押縁として見込
み寸法が38mmや44mmの規格化された平鋼を利用した際
に、突出部および押縁間のガラス保持部の寸法として22
〜28mm程度確保でき、厚さ8〜10mm程度のフロートガラ
スや、厚さ10mm程度の網入りガラス等の一般的な壁面材
を十分に保持することができる。さらに、見込み寸法が
75mm程度あれば、その枠材を縦枠として用いた場合、そ
の長さ寸法を3〜4m程度まで延長することができ、建
物の吹き抜け空間などに設けられる比較的大型の形鋼サ
ッシ枠を構成することができる。
【0013】同様に、前記枠材が、前記突出部が本体部
に対して直交する一方向に突出されて断面略L字状に形
成されている場合には、前記本体部の見込み寸法と前記
突出部の見付け寸法との寸法比が略 3.4:1であること
が好ましい。この場合でも、枠材の片側のみに壁面材が
保持される際に、壁面材の大きさに応じて前記寸法比の
枠材を用いることで、突出部および本体部との強度バラ
ンスを最適にでき、かつデザイン性や視認性にも優れた
サッシ枠を構成することができる。
【0014】この際も、例えば、前記本体部の見込み寸
法は75mmに、突出部の見付け寸法は22mmに設定すること
が好ましい。この場合も、見付け寸法が22mm程度あるの
で、本体部の肉厚を6mm、1枚の壁面材のかかり代とし
て約16mm程度確保でき、形鋼として製造可能で、かつ各
壁面材を十分に支持することができる寸法を確保でき
る。また、見込み寸法が75mm程度あれば、厚さ10mm程度
の網入りガラス等の一般的な壁面材を十分に保持するこ
とができるとともに、建物の吹き抜け空間などに設けら
れる比較的大型の形鋼サッシ枠を構成することができ
る。
【0015】また、一方向に突出した突出部を備えて、
例えば断面略L字状に形成された形鋼製枠材と、二方向
に突出した突出部を備えて、例えば断面略T字状に形成
された形鋼製枠材とを用意しておけば、例えばサッシの
周囲の枠材のように、ガラスなどの壁面材が片方側のみ
に配置される枠材には、一方向の突出部を備える枠材を
用い、サッシの中骨などのように、壁面材が両側に配置
される枠材には、二方向の突出部を備える枠材を用いる
ことで、中骨等を有する比較的大型のサッシも簡単に構
成できる。
【0016】ここで、前記各形鋼サッシ枠において、前
記本体部の見込み寸法と前記突出部の見付け寸法とは、
一般形鋼の規格寸法に合わせて設定されていることが好
ましい。また、前記本体部および突出部の各肉厚も一般
形鋼の規格寸法に合わせて設定されていることが好まし
い。このような場合には、例えば、枠材の突出部外面に
市販されている形鋼を溶接等で連結することもでき、市
販されている形鋼を適宜利用することでデザイン性や剛
性を変化させることができる。なお、規格寸法として
は、例えば「JISG 3194」に規定されている寸
法体系等が利用できる。
【0017】本発明の形鋼サッシユニットは、前記形鋼
サッシ枠と、この形鋼サッシ枠の開口に配置された壁面
材と、形鋼サッシ枠の枠材の本体部に取り付けられて枠
材の突出部とで前記壁面材を挟持する押縁とを備えるも
のである。ここで、壁面材としては、ガラス、金属製、
樹脂製、石製等の各種パネル材が利用できる。
【0018】このような形鋼サッシユニットは、工場な
どで予め組み立てておき、建設現場では各ユニットを設
置するだけで建物のサッシを形成できるため、現場作業
を軽減できて施工期間を短縮することができる。また、
枠材には突出部が一体に形成されているため、押縁を取
り付けるだけで壁面材を挟持して取り付けることがで
き、構造が簡易になって安価に提供できる。
【0019】また、形鋼サッシユニットは、前記形鋼サ
ッシ枠と、この形鋼サッシ枠の枠材の本体部に取り付け
られるとともに、形鋼サッシ枠の開口に配置される障子
またはドアを保持する保持枠とを備えるものでもよい。
このような形鋼サッシユニットによれば、ドアや障子を
有するサッシを予め工場で組み立てることができ、現場
作業を軽減できる。また、壁面材が取り付けられる形鋼
サッシ枠と共通の枠材を用いることができ、安価に提供
できる。さらに、枠材に保持枠を取り付ければ、保持枠
を突出部で被覆することもでき、外観上枠材に直接障子
やドアが取り付けられているようにも見せることがで
き、デザイン性を向上できる。
【0020】さらに、形鋼サッシユニットとしては、複
数個の開口を有する形鋼サッシ枠を備え、各開口には、
壁面材および押縁と、障子やドアの保持枠との一方が選
択されて取り付けられているものでもよい。この場合、
複数の壁面材が取り付けられたサッシ、複数の障子やド
アが取り付けられたサッシ、壁面材と障子やドアとが取
り付けられたサッシ等の各種のサッシを形成できる。
【0021】本発明の形鋼サッシ複合ユニットは、隣接
配置された2つの形鋼サッシユニットを、それらの隣接
配置された枠材の各本体部間に配置された連結材によっ
て連結して構成される。
【0022】このような複数の形鋼サッシユニットで形
鋼サッシ複合ユニットを構成すれば、様々な大きさ、構
成の各種形鋼サッシを、各形鋼サッシユニットを適宜組
み合わせることで簡単に構成することができる。また、
各形鋼サッシユニットは工場などで予め組み立ててお
き、建設現場では各ユニットを組み合わせるだけで形鋼
サッシを構成することもでき、現場作業を軽減できて施
工期間を短縮できる。また、連結材を介して枠材を連結
することで、剛性の高い枠材を構成することができ、大
型のサッシを構成する際にも各形鋼サッシユニットの枠
材の種類を変える必要が無く、枠材を共通して利用でき
てコストを低減できる。
【0023】なお、前記形鋼サッシ複合ユニットは、各
形鋼サッシユニットを上下に隣接配置して段窓の形鋼サ
ッシを構成するものでもよいし、各ユニットを左右に隣
接配置して連窓の形鋼サッシを構成するものでもよい。
さらに、上下に隣接配置された複数の形鋼サッシユニッ
トと、これらの形鋼サッシユニットを合わせた高さ寸法
を備えて隣接配置された形鋼サッシユニットとを設ける
ことで、連窓および段窓が組み合わされた形鋼サッシを
構成してもよい。
【0024】また、形鋼サッシ複合ユニットにおいて、
前記連結材は規格化された一般の平鋼であることが好ま
しい。この平鋼を連結材として用いれば、市販の様々な
寸法の平鋼を用いることができ、見付け寸法や見込み寸
法が異なる複数種類の連結材を低コストで用意すること
ができる。このため、例えば、形鋼サッシユニット間の
隙間寸法の調整や、連結材の見込み寸法を変化させるこ
とによる剛性の調整等を比較的低コストでかつ自由に行
うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1〜6には、本発明の第1実施
形態の形鋼サッシ1が示されている。この形鋼サッシ1
は、高さが約5〜6m、幅が約3〜4m程度の吹き抜け
の開口部に配置されるものであり、4つの形鋼サッシユ
ニット2〜5で構成されている。従って、形鋼サッシ1
は、形鋼サッシ複合ユニットで構成されたものである。
【0026】下側に配置される形鋼サッシユニット2
は、上枠および縦枠を構成する枠材10と、下枠を構成
する枠材12と、縦枠間に掛け渡される中骨およびこの
中骨と下枠間に配置される中骨を構成する枠材11とを
備えている。従って、上下枠および縦枠の各枠材10,
12を組み合わせて形鋼サッシ枠が構成され、中骨とな
る枠材11で開口区画材が構成され、形鋼サッシユニッ
ト2は、複数(3つ)の開口を有している。
【0027】枠材10は、図2,3にも示すように、見
込み方向に沿って配置された本体部10Aと、この本体
部10Aの室外端から本体部10Aに対して直交する一
方向、つまり見付け方向に沿った一方向に突出された突
出部10Bとを備えて断面L字状に形成されている。こ
の枠材10は、例えば図4にも示すように、本体部10
Aの見込み寸法Lが75mm、突出部10Bの見付け幅寸法
W1が22mm等とされており、従来のアルミ製の枠材に比
べて各寸法が小さくされている。また、本体部10Aの
肉厚Y2は6mm、突出部10Bの肉厚X1は9mmとされ
ている。
【0028】枠材11は、見込み方向に沿って配置され
た本体部11Aと、この本体部11Aの室外端から本体
部11Aに対して直交する二方向、つまり見付け方向に
沿った二方向に突出された突出部11Bとを備えて断面
T字状に形成されている。この枠材11も、図5に示す
ように、本体部11Aの見込み寸法Lが75mm、突出部1
1Bの見付け幅寸法W2が38mm等とされており、アルミ
製の枠材に比べて寸法の小さなものとされている。ま
た、本体部11Aの肉厚Y2は6mm、突出部11Bの肉
厚X1は9mmとされている。
【0029】なお、各枠材10,11は、いずれも本体
部10A,11Aの見込み寸法Lが突出部10B,11
Bの見付け寸法W1,W2よりも大きくされている。そ
して、LとW2との寸法比は略2:1とされ、LとW1
との寸法比は略 3.4:1とされている。ここで、各寸法
値は、許容される公差等を含む所定の幅を有する値であ
り、例えば、各寸法は前記値からプラスマイナス1mm程
度の幅を有するものである。従って、各寸法比も前記比
率の前後の幅を有することになる。例えば、LとW1と
の寸法比が 3.5:1(例えば、L=75.25mm,W1=21.5
mmの場合等)程度となる場合も含むものである。
【0030】また、各枠材10,11は、熱間押出成形
された形鋼であり、その表面は電気亜鉛メッキ処理後、
エポキシ系錆止め塗装の上にウレタン樹脂塗装仕上げ等
で処理されている。
【0031】枠材12は、図2に示すように、ボックス
状に組み合わされた2枚のチャンネル材12Aと、その
室内外両面にそれぞれ取り付けられた鋼板12Bとで構
成されている。
【0032】各枠材10〜12同士は、図6にも示すよ
うに、溶接により接合されて枠組みされている。そし
て、枠材10は、突出部10Bが形鋼サッシユニット2
の内周側に向かうように配置されており、各枠材10〜
12で形成された開口にはそれぞれ壁面材であるガラス
14が配置されている。
【0033】各ガラス14は、枠材10,11部分にお
いては、バックアップ材16およびシーリング材17を
介して、本体部10A,11Aにボルト止めされた板状
の押縁15と、突出部10B,11Bとで挟持されて取
り付けられている。また、枠材12部分においては、各
ガラス14は、バックアップ材16およびシーリング材
17を介して、2枚の鋼板12Bで挟持されて取り付け
られている。
【0034】ここで、押縁15は厚さが16mm程度とされ
て、突出部10B,11Bのかかり代Y1の16mmと同じ
寸法とされている。これにより、押縁15を本体部10
A,11Aに取り付けた際に、押縁15においてサッシ
ユニット2の内周側に面する側面の位置が各突出部10
B,11Bの内周側面に揃うように構成されている。ま
た、押縁15の室内側端面も、本体部10A,11Aの
室内側端面に揃うように、押縁15の見込み寸法や取付
位置が設定されている。具体的には、押縁15の見込み
寸法X3は44mmとされ、この押縁15および各突出部1
0B,11B間のガラス14が配置される隙間寸法X2
は22mmとされている。従って、押縁15としては断面寸
法が16mm×44mmの一般に市販されている規格化された平
鋼(フラットバー)を利用することができる。
【0035】形鋼サッシユニット2の横に配置される形
鋼サッシユニット3も、枠材10からなる上枠および縦
枠と、枠材12からなる下枠とからなる形鋼サッシ枠を
備え、形鋼サッシユニット2と同様な構造とされてい
る。
【0036】形鋼サッシユニット2,3の上に配置され
る形鋼サッシユニット4,5は、上枠、縦枠、下枠がす
べて枠材10で構成された形鋼サッシ枠を備え、ユニッ
ト2,3と同様に本体部10Aに取り付けられた押縁1
5と突出部10Bとで壁面材であるガラス14を保持し
ている。
【0037】各形鋼サッシユニット2〜5は、互いに連
結材19を介して連結されている。すなわち、各形鋼サ
ッシユニット2〜5の互いに隣接する枠材10間には、
各枠材10に沿って鋼板製の連結材19が配置され、こ
の連結材19を介して一方の枠材10から他方の枠材1
0までボルトをねじ込むことで各枠材10が連結されて
いる。連結材19の室内外の両側にはシーリング材17
が充填されて防水処理されている。なお、連結材19と
しては、例えば、断面が12mm×50mmに設定された一般的
な平鋼が利用されている。
【0038】このような各形鋼サッシユニット2〜5
は、アングル材7およびアンカー材8等を介して建物の
躯体6側に固定されている。
【0039】このような本実施形態においては、工場や
現場において各枠材10〜12を枠組みして形鋼サッシ
枠を形成した後、ガラス14を配置するとともに、押縁
15を固定して、各形鋼サッシユニット2〜5を構成す
る。そして、これらのユニット2〜5を連結材19で互
いに連結するとともに、躯体6に取り付けて形鋼サッシ
1を構成する。なお、工場で枠材10〜12を組み合わ
せた場合、ガラス14は工場で予め取り付けてもよい
し、現場で取り付けてもよい。
【0040】このような本実施形態においては、各形鋼
サッシユニット2〜5の各枠材10,11を形鋼で構成
したので、形鋼サッシ枠の強度をアルミ製サッシに比べ
て高くでき、その分、枠材10,11の見付け寸法や見
込み寸法を小さくできる。特に、壁面材としてガラス1
4を用いた場合には、ガラス14以外の枠材10,11
部分、つまり不透明な部分の面積を小さくでき、サッシ
1全体として透明感のあるデザインとすることができ
る。このように、形鋼製の枠材10,11からなる形鋼
サッシ枠を用いることで、アルミサッシ枠に比べて構造
やデザイン上の制約が少なくなり、構造やデザインの自
由度を高めることができる。
【0041】さらに、枠材10〜12を形鋼製にしたの
で、アルミ建具では実現が難しい大型サイズの防火戸
(窓)を構成することもでき、より広い用途に利用する
ことができる。
【0042】枠材10,11に形鋼を用いているので、
スチール板を折曲げ加工したり、切削加工して枠材を構
成する場合に比べて製造が容易となり、コストも低減で
きる。特に、枠材10,11を規格化して大量に製造す
れば、量産効果により枠材10,11の製造コストを低
減でき、物件毎に既存の形鋼を利用して膨大な加工手間
をかけていた従来に比べて、形鋼サッシ1を安価に提供
できる。さらに、形鋼を用いることで折曲げ加工等する
場合に比べて部材精度(寸法精度)を向上でき、製品で
ある形鋼サッシ1の品質を向上することができる。その
上、寸法精度が向上し、かつ押出成形で一体成型された
形鋼を使用しているので、形鋼の基本的な加工を手加工
ではなくプレス等の機械加工で行うことができ、加工費
を軽減することができる。
【0043】各枠材10,11つまり形鋼サッシ枠の剛
性が高いため、比較的大きなサッシユニット2〜5を構
成でき、吹き抜け空間等にも設置することができる。そ
の上、各形鋼サッシユニット2〜5同士を連結して大型
の形鋼サッシ1を構成でき、より大きな開口にサッシ1
を配置することができる。
【0044】各形鋼サッシユニット2〜5を連結する際
に、鋼板製の連結材19を用いて各枠材10を接合して
一体化しているので、接合部分の剛性を高めることがで
き、各ユニット2〜5を連結することで、サッシ1が大
型化された場合でも、連結材19が枠材10間に配置さ
れていることで、十分な強度を得ることができる。
【0045】また、連結材19として規格化された一般
の平鋼を用いているので、市販の様々な寸法の平鋼を用
いることができ、見付け寸法や見込み寸法が異なる複数
種類の連結材19を低コストで用意することができる。
このため、例えば、形鋼サッシユニット2〜5間の隙間
寸法の調整や、連結材19の見込み寸法を変化させるこ
とによる剛性の調整等を比較的低コストでかつ自由に行
うことができる。特に、連結材19を見込み寸法の異な
る他の連結材19に入れ替えることで形鋼サッシ1の剛
性を調整すれば、各枠材10,11の寸法や組み合わせ
をかえることなく要求される必要強度を満足させること
ができる。このため、各枠材10,11の見付け寸法や
見込み寸法を大きくする必要が無く、部品点数を少なく
でき、かつ意匠性等の低下も防止できる。
【0046】さらに、複数の形鋼サッシユニット2〜5
で形鋼サッシ(形鋼サッシ複合ユニット)1を構成して
いるので、例えばユニット2のように中骨等を備えるユ
ニットやユニット3〜5のように各種の大きさ、形状の
ユニットを適宜組み合わせることで、その建物に応じた
各種の形鋼サッシを簡単にかつ安価に構成することがで
きる。また、各形鋼サッシユニット2〜5は工場などで
予め組み立てておくことができるため、建設現場では各
ユニット2〜5を組み合わせるだけで形鋼サッシ1を構
成することもでき、現場作業を軽減できて施工期間を短
縮できる。
【0047】さらに、枠材10,11は突出部10B,
11Bを備えているため、押縁15を設けるだけでガラ
ス14等の壁面材を容易に設置することができる。押縁
15は、内側面が枠材10,11の突出部10B,11
Bの位置に合わされ、室内側端面が枠材10,11の室
内側端縁に合わされているので、室内面やガラス14の
室内外で段差が生じることがなく、統一感のある良好な
意匠とすることができる。
【0048】その上、本体部10A,11Aの見込み寸
法Lを突出部10B,11Bの見付け寸法W1,W2よ
りも大きくしているので、サッシ枠に加わる荷重の多く
を本体部10A,11Aで支持することができ、突出部
10B,11Bはガラス14等の壁面材を保持できる大
きさに抑えることができる。このため、サッシ1の表面
において枠材10,11が目立たなくなってデザイン性
をより一層向上できるとともに、本体部10A,11A
の見込み寸法Lを適宜調整することでサッシ枠の支持強
度を適宜設定でき、壁面材の面積が大きくなる比較的大
きなサッシも構成することができる。
【0049】また、枠材11の本体部11Aの見込み寸
法Lと、突出部11Bの見付け寸法W2との寸法比を略
2:1としているので、サッシ枠の大きさつまりサッシ
枠で支持する壁面材の大きさが変わっても、それに対応
して寸法比は変わらずに各寸法を大きくした枠材11を
用いればよく、容易に対応することができる上、突出部
11Bおよび本体部11Aとの強度バランスを最適にで
き、かつデザイン性や視認性にも優れたサッシ枠を構成
することができる。
【0050】さらに、各枠材10,11の突出部10
B,11Bの寸法W1,W2は、ガラス14を保持する
ために必要なかかり代Y1と、枠材10,11を熱間押
出成形などで成形するために最小限必要な肉厚Y2とを
加えた寸法にしているので、各見付け寸法W1,W2を
最小限に抑えることができ、サッシ1の表面において枠
材10,11を非常に目立たなくできてデザイン性を向
上できる。すなわち、枠材10では、見付け寸法W1が
22mm程度あるので、本体部10Aの肉厚Y2を6mm、1
枚の壁面材のかかり代Y1として約16mm程度確保でき
る。このため、本体部10Aの肉厚Y2として形鋼を製
造可能な寸法を確保できるとともに、突出部10Bにお
けるかかり代Y1として各壁面材を十分に支持すること
ができる寸法を確保できる上、見付け寸法W1を非常に
小さく設定できて意匠性も向上できる。
【0051】同様に、枠材11でも、見付け寸法W2が
38mm、本体部11Aの肉厚Y2が6mm、隣接する2枚の
壁面材のかかり代Y1としてそれぞれ約16mm程度確保し
ているので、本体部11Aの肉厚Y2として形鋼を製造
可能な寸法を確保できるとともに、突出部11Bにおけ
るかかり代Y1として各壁面材を十分に支持することが
できる寸法を確保できる。そして、このような寸法体系
の枠材10,11は、エントランス等に用いられる幅寸
法Wが1200mm程度で高さ寸法Hが3000〜4000mmのサッシ
枠を形成するのに必要最小限のものであり、部材種類を
少なくできて製造コストも軽減できる。
【0052】さらに、枠材10,11の本体部10A,
11Aの見込み寸法Lは、サッシ枠の開口に配置される
ガラス14等の壁面材を突出部10B,11Bが保持可
能な強度つまり耐風圧に対応可能な剛性を得るために必
要な肉厚X1と、枠材10,11の本体部10A,11
Aに取り付けられる押縁15の見込み寸法X3と、突出
部10B,11Bおよび押縁15間の壁面材を保持する
ために必要な隙間寸法X2とを加えた寸法としたので、
押縁15として一般形鋼からなる平鋼等を用いることが
でき、その分、コストを低減できる。すなわち、枠材1
0,11の見込み寸法Lが75mm程度あるので、突出部1
0B,11Bの肉厚X1として約9mm確保し、押縁15
として見込み寸法が44mmの規格化された平鋼を利用した
際に、突出部10B,11Bおよび押縁15間のガラス
保持部の隙間寸法X2として22mm程度確保でき、厚さ8
〜10mm程度のフロートガラスや、厚さ10mm程度の網入り
ガラス等の一般的な壁面材を十分に保持することができ
る。その上、枠材10,11の見込み寸法Lが75mm程度
あれば、その枠材10,11を縦枠として利用した場合
には、その長さ寸法(サッシ枠の高さ寸法)を3〜4m
程度にでき、建物の吹き抜け空間などに設けられる比較
的大型の形鋼サッシ枠を構成することができる。また、
枠材10,11の見込み寸法Lが75mm程度であれば、室
内側への突出寸法も小さくでき、室内空間を有効に利用
できるとともに、室内側から室外あるいは室外側から室
内を視認する際に、枠材10,11が視覚を遮ることが
ほとんど無く、視認性に優れた形鋼サッシ1を構成する
ことができる。
【0053】また、各枠材10,11の見付け寸法W
1,W2、見込み寸法Lは、一般形鋼の規格寸法に合っ
ているため、例えば、枠材10,11の突出部10B,
11B外面に市販されている形鋼を溶接等で連結するこ
ともでき、市販されている形鋼を適宜利用することでデ
ザイン性や剛性を変化させることができる。さらに、各
枠材10,11の肉厚X1、Y2も、一般形鋼の規格寸
法に対応しているので、本体部10A,11Aや突出部
10B,11Bに一般形鋼を連結して延長することもで
き、枠材10,11の寸法を容易にかつ安価に変更する
こともできる。すなわち、各枠材10,11の寸法体系
を既存の一般的な型枠の寸法体系に合わせているので、
既存の型枠を適宜組み合わせることができ、枠材の形
状、寸法、剛性等を比較的自由にかつ安価に変更するこ
とができる。
【0054】次に、本発明の第2実施形態について、図
7〜11を参照して説明する。なお、以下に記載する各
実施形態において、前述する各実施形態と同一または同
様の構成部分には同じ符号を付し、説明を省略あるいは
簡略する。本実施形態は、断面L字状の枠材10の代わ
りに断面コ字状の枠材20を用いるとともに、断面T字
状の枠材11の代わりに断面H字状の枠材21を用いた
ものである。
【0055】枠材20は、見込み方向に沿って配置され
た本体部20Aと、この本体部20Aの室外端から本体
部20Aに対して直交する一方向に突出された突出部2
0Bと、本体部20Aの室内端から本体部20Aに対し
て直交する一方向に突出された室内側突出部20Cとを
備えた断面コ字状の形鋼で構成されている。
【0056】枠材21は、見込み方向に沿って配置され
た本体部21Aと、この本体部21Aの室外端から本体
部21Aに対して直交する二方向に突出された突出部2
1Bと、本体部21Aの室内端から本体部21Aに対し
て直交する二方向に突出された室内側突出部21Cを備
えた断面H字状の形鋼で構成されている。
【0057】各枠材20,21も、前記枠材10,11
と同様の寸法に設定され、アルミ製の枠材に比べて寸法
の小さなものとされている。つまり、枠材20は、見付
け寸法が22mm、見込み寸法が75mmとされ、枠材21は、
見付け寸法が38mm、見込み寸法が75mmとされている。さ
らに、本体部20A,21Aの肉厚は6mm、突出部20
B,21Bの肉厚は9mmとされている。
【0058】各枠材20,21の室内側突出部20C,
21Cが突出された側には、押縁15よりも見込み寸法
の小さな押縁25が取り付けられ、突出部20Bとでガ
ラス14を保持している。なお、押縁25としては、枠
材20,21の寸法に合わせて形成されたものを用いて
もよいが、押縁25Aのように見込み寸法が押縁25よ
りも小さくされたものを用いてもよい。この際、押縁2
5Aと室内側突出部20C,21Cとの隙間には、適宜
な鋼材などからなるスペーサ26を配置すればよい。
【0059】このような本実施形態においても、形鋼製
の枠材20,21を用いているので、前記第1実施形態
と同じ作用効果を奏することができる。さらに、各枠材
20,21は、室内側突出部20C,21Cを備えてい
るので、前記第1実施形態の枠材10,11に比べて強
度をより向上することができ、枠材20,21の寸法を
変えることなく、より大型のサッシ1を形成することが
できる。
【0060】なお、隣接する2枚のガラス14間に配置
される枠材としては、前記断面H字状の枠材21に限ら
ず、図9に示すような断面丁字状の枠材22を用いても
よい。この枠材22は、見込み方向に沿って配置された
本体部22Aと、この本体部22Aの室外端から本体部
22Aに対して直交する二方向に突出された突出部22
Bと、本体部22Aの室内端から本体部22Aに対して
直交する一方向に突出された室内側突出部22Cとを備
えた断面丁字状の形鋼で構成されている。
【0061】このような丁字状の枠材22を用いれば、
枠組みした際に枠材22の室内側突出部22Cが設けら
れていない側からは、ガラス14等の壁面材を室内側か
ら容易に設置することができ、組立作業性を向上するこ
とができる。
【0062】また、このような枠材20〜22で支持す
るものとしては、ガラス14のような壁面材に限らず、
図10,11に示すようなドア27や窓を支持してもよ
い。すなわち、枠材20〜22にドア27のドア枠(保
持枠)28を固定し、このドア枠28内にドア本体29
を配置すればよい。
【0063】この際、ドア枠28としては、図10に示
すように、折り曲げ加工された鋼板で構成してもよい
し、図11に示すように、形鋼で構成してもよい。これ
らの鋼板や形鋼製のドア枠28には、ドア本体29が当
接されるシール材28Aが保持されている。なお、これ
らの各ドア枠28は、枠材20〜22に溶接やビス止め
等で固定されている。
【0064】ドア枠28を枠材20〜22に固定すれ
ば、ドア枠28の室外側を突出部20B〜22Bで被覆
することができ、外観上枠材20〜22に直接ドア本体
29が取り付けられているようにも見せることができ、
デザイン性を向上できるとともに、ドア枠28が枠材2
0〜22内に配置されることで、枠材20〜22の開口
に合わせた大型のドア本体29を設置することができ
る。
【0065】次に、本発明の第3実施形態について、図
12〜14を参照して説明する。本実施形態の枠材3
0,31は、突出部30B,31Bから室外側に向かっ
て張出部30D,31Dが突設されているとともに、各
枠材30,31の室内側突出部30C,31Cに、押縁
35がビス止めされるフランジ30E,31Eが形成さ
れている。
【0066】また、各形鋼サッシユニット2,3の下枠
は、張出部32Dを有する角筒状の形鋼32に、断面L
字状の形鋼33をビス止めすることで構成されている。
【0067】なお、各枠材30,31に内開き窓37を
取り付ける場合には、図14に示すように、枠材30,
31にシール材38Aを有する窓枠38を固定し、この
窓枠38に障子39を回動自在に取り付ければよい。
【0068】このような本実施形態によれば、前記第
1,2実施形態と同様な作用効果を奏することができる
とともに、枠材30,31は張出部30D,31Dを備
えているので、ガラス14の周囲に張出部分を連続して
周回することができ、シャープな陰影を有する独特な外
観を形成することができる。
【0069】また、内側突出部30B,31Bにフラン
ジ30E,31Eを形成したので、押縁35をこのフラ
ンジ30E,31Eに固定することで、押縁35を固定
するビスを本体部30A,30Bを貫通させる必要が無
く、本体部30A,30Bからビスが突出されることも
ないため、枠材30,31の納まりが簡単になり、設置
作業も容易に行うことができる。
【0070】次に、本発明の第4実施形態について、図
15〜17を参照して説明する。本実施形態の枠材4
0,41は、本体部40A,41Aの途中に係止部40
F,41Fとなる段部を形成した点が前記各実施形態と
異なるものである。
【0071】すなわち、断面略L字状に形成された枠材
40と、断面略T字状に形成された枠材41とは、本体
部40A,41Aと、突出部40B,41Bとを備えて
構成されている。本体部40A,41Aは、室外側の肉
厚に比べて室内側の肉厚が厚くされて段部が形成され、
この段部により係止部40F,41Fが構成されてい
る。
【0072】一方、本体部40A,41Aに取り付けら
れてガラス14を挟持する押縁45は、係止部40F,
41Fに係止される係合突部45Aと、本体部40Aに
当接される当接部45Bとを備えており、この係合突部
45Aと当接部45Bとの間は薄肉とされて本体部40
A,41Aとの間に空間が形成されるように構成されて
いる。なお、この押縁45は、係止部40F,41Fに
係止された状態で枠材40,41にビス止めされてい
る。
【0073】また、ガラス14の代わりに、ドアや窓4
7を設置する場合には、図17に示すように、係止部4
0Fに係止される係合突部48Aを有する窓枠48を用
いて障子49を支持すればよい。
【0074】このような本実施形態によれば、前記各実
施形態と同様の作用効果を奏することができる上、押縁
45や窓枠48が係止部40F,41Fに係止されてい
るので、ガラス14や障子49に加わる風圧力等を支持
する押縁45や窓枠48の支持強度を向上することがで
き、より大きな面積のガラス14や障子49を設置する
ことができる。
【0075】また、押縁45や窓枠48は、係合突部4
5A,48Aと当接部45Bとの間に空間が形成されて
いるので、例えば、各枠材40を連結材19を介して連
結するボルトの頭をこの空間内に配置して隠すこともで
き、その部分の構造が簡易になって意匠も向上できる。
【0076】さらに、押縁45や窓枠48の室内側端部
が、各枠材40,41の室内側端部よりも突出されてい
るので、形鋼サッシの室内面のデザインに変化をつける
ことができ、意匠性を向上することができる。
【0077】次に、本発明の第5実施形態について、図
18〜20を参照して説明する。本実施形態は、前記第
1実施形態と同じ枠材10,11を用いるとともに、押
縁として直方体状の鋼材からなる押縁55Aのほかに、
鋼板を折り曲げて構成した押縁55Bを用いたものであ
る。さらに、押縁55A,55Bの見込み寸法を短くす
ることで、枠材10,11の本体部10A,11Aの室
内側端部を押縁55A,55Bから突出させている。
【0078】本実施形態においても、前記各実施形態と
同様の作用効果を奏することができる上、枠材10,1
1の室内側端部が押縁55A,55Bから突出されてい
るので、形鋼サッシ1の室内面のデザインに変化をつけ
ることができ、意匠性を向上することができる。その
上、枠材10,11の室内側端部と押縁55A,55B
の室内側端面とを揃えている場合には、各枠材10,1
1の見込み寸法に誤差が生じると、各端面が揃わなくな
って誤差が目立ってしまうが、本実施形態のように、枠
材10,11の室内側端部を押縁55A,55Bから積
極的に突出させてずらしておけば、各枠材10,11の
見込み寸法に誤差が生じても、その誤差を目立たなくす
ることができる。
【0079】また、折り曲げられた鋼板で押縁55Bを
構成すれば、押縁55Aに比べて軽量化できる。但し、
剛性は押縁55Aのほうが大きいため、例えば、保持す
るガラス14等の面積が小さく、大きな風圧力が加わら
ない部分には、押縁55Bを用い、ガラス14などの面
積が大きく、大きな風圧力が加わる部分には、押縁55
Aを用いるように、使用箇所に応じて使い分ければよ
い。
【0080】なお、図20に示すように、窓27を設置
する場合にも、その窓枠28の室内面から枠材10,1
1の室内端縁が突出するように構成してもよい。なお、
この窓枠28は、折曲された鋼板を適宜溶接などで接合
して構成されている。
【0081】なお、本発明は、前述の実施形態に限定さ
れない。例えば、形鋼製の枠材としては、前記各実施形
態に記載されたものに限らず、例えば、図21に示すよ
うに、本体部60A,61Aから突出された突出部60
B,61Bの室外面が円弧状に形成された形鋼で構成さ
れた枠材60,61を用いてもよい。このような円弧状
の外観を有する枠材60,61を用いれば、ガラス14
の周囲に湾曲された部分を連続して周回することがで
き、柔らかな印象を有する独特な外観を形成することが
できる。さらには、枠材の外周面の形状としては、円弧
状ではなく、断面三角形状や複数条のヒレが形成された
ものなどでもよく、その形状は実施にあたって適宜設定
すればよい。
【0082】また、各枠材同士の接合方法としては、前
記第1実施形態のように溶接によるものに限らず、例え
ば、図22に示すようにL型ブラケット81等を用いて
各枠材をボルト止めしてもよい。また、図23に示すよ
うに、一方の枠材に他方の枠材が嵌合される凹部82を
形成し、嵌合いによって各枠材を接合してもよい。な
お、ブラケット81を用いる場合には、断面コ字状に形
成されてブラケット81を被覆できる押縁83を用いる
ことが好ましい。
【0083】さらに、前記各実施形態では、枠材10,
11,20,21,22,30,31,40,41,6
0,61の各突出部10B〜61Bは、本体部10A〜
61Aの室外端から突出されていたが、本体部10A〜
61Aの見込み方向の途中から突出されていてもよく、
これらは意匠性等を考慮して適宜設定すればよい。
【0084】また、前記実施形態では、2枚のガラス1
4間に配置される枠材として、断面略T、H、丁字状等
に形成された枠材11,21,22,31,41,61
等を用いていたが、これらの代わりに、断面略L、コ字
状等に形成された2つの枠材10,20,30,40,
60等を直接あるいは連結材19を介して連結して用い
てもよい。
【0085】また、各枠材10,11,20,21,2
2,30,31,40,41,60,61の見付け寸法
(W1やW2など)、見込み寸法(Lなど)などは前記
実施形態の寸法体系に限らない。すなわち、前記実施形
態の枠材11の38mm×75mmは、幅寸法Wが1200mm程度で
高さ寸法Hが3000〜4000mmのサッシ枠を形成でき、かつ
厚さが10mm程度のガラス14を保持可能なように設定し
ていたが、枠材の見付け寸法は壁面材のかかり代等を考
慮して設定すればよいし、見込み寸法はサッシ枠の高さ
寸法Hを実現できる必要強度確保等を考慮して設定すれ
ばよい。
【0086】この際、例えば、「JIS G 319
4」の「熱間圧延平鋼の形状、寸法及び重量並びにその
許容差」に規定された各寸法等を利用できる。要する
に、枠材の寸法体系は、38×75mmに限らず、また見込み
寸法と見付け寸法との比が2:1のものにも限らず、サ
ッシ枠の開口寸法、支持する壁面材の種類(支持荷重)
等に応じて適宜設定すればよい。例えば、前記実施形態
の枠材10では、本体部10Aとして6×75mmの平鋼の
寸法を利用し、突出部10Bとして9×38mmの平鋼の寸
法を利用することで前記38×75mmの寸法に設定されてい
たが、これらの代わりに、6×90mm、6×65mm、9×32
mm、9×44mm等の寸法を利用して32×90mmや44×65mm等
の各種寸法に設定してもよい。要するに、各枠材の見付
け寸法、見込み寸法、肉厚等の各寸法は、規格化された
寸法体系に合わせて設定すればよい。さらに、押縁15
の寸法も、16×44mm、16×38mm等の前記JIS規格の平
鋼の寸法体系に合わせて設定すればよい。
【0087】さらに、連結材19としては、前記実施形
態に限らず、例えば、各枠材10,11等から室内側に
突出するような見込み寸法のものでもよいし、さらに平
鋼に限らず室内側端縁に見付け方向に突出された突出部
を備えた断面T字状の形鋼等を用いてもよく、これらは
強度等を考慮して適宜設定すればよい。
【0088】さらに、形鋼サッシとしては、前記各実施
形態のように、4つの形鋼サッシユニット2〜5で構成
された形鋼サッシ複合ユニットに限らず、例えば、1つ
の形鋼サッシユニットで構成されるもの、横方向に隣接
される2つのユニットにより構成されて連窓を形成する
もの、縦方向に隣接される2つのユニットにより構成さ
れて段窓を形成するもの、さらには、上下に隣接配置さ
れた複数の形鋼サッシユニットと、これらの形鋼サッシ
ユニットを合わせた高さ寸法を備えて各形鋼サッシユニ
ットに隣接配置された形鋼サッシユニットとの3つ以上
のユニットを組み合わせて連段窓を形成するものなどで
もよい。また、形鋼サッシとしては、形鋼サッシユニッ
トで構成されるものに限らず、現場で各枠材を組み合わ
せて構成してもよく、これらは実施にあたって適宜選択
すればよい。
【0089】
【発明の効果】このような本発明の形鋼サッシ枠によれ
ば、見付けや見込み寸法を小さくでき、かつ強度が大き
くて大型のサッシを構成することもできるとともに、コ
ストも低減できる。また、本発明の形鋼サッシユニット
および形鋼サッシ複合ユニットによれば、前記形鋼サッ
シ枠を用いているので、見付けや見込み寸法を小さくで
き、かつ強度が大きくて大型のサッシを構成することも
できるとともに、ユニット化されているので現場作業性
も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における形鋼サッシを示
す内観図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った縦断面図であ
る。
【図3】図1におけるIII −III 線に沿った横断面図で
ある。
【図4】第1実施形態の枠材を示す断面図である。
【図5】第1実施形態の他の枠材を示す断面図である。
【図6】枠材同士の接合構造を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態における形鋼サッシを示
す縦断面図である。
【図8】第2実施形態における形鋼サッシを示す横断面
図である。
【図9】第2実施形態における枠材の変形例を示す横断
面図である。
【図10】第2実施形態におけるドアの取付構造を示す
横断面図である。
【図11】第2実施形態におけるドアの取付構造の変形
例を示す横断面図である。
【図12】本発明の第3実施形態における形鋼サッシを
示す縦断面図である。
【図13】第3実施形態における形鋼サッシを示す横断
面図である。
【図14】第3実施形態における窓の取付構造を示す横
断面図である。
【図15】本発明の第4実施形態における形鋼サッシを
示す縦断面図である。
【図16】第4実施形態における形鋼サッシを示す横断
面図である。
【図17】第4実施形態における窓の取付構造を示す横
断面図である。
【図18】本発明の第5実施形態における形鋼サッシを
示す縦断面図である。
【図19】第5実施形態における形鋼サッシを示す横断
面図である。
【図20】第5実施形態におけるドアの取付構造を示す
横断面図である。
【図21】本発明における枠材の変形例を示す横断面図
である。
【図22】本発明における枠材の接合構造の変形例を示
す斜視図である。
【図23】本発明における枠材の接合構造の他の変形例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…形鋼サッシ、10,11,20,21,22,3
0,31,40,41,60,61…枠材、10A,1
1A,20A,21A,22A,30A,31A,40
A,41A,60A,61A…本体部、10B,11
B,20B,21B,22B,30B,31B,40
B,41B,60B,61B…突出部、20C,21
C,22C,30C,31C…室内側突出部、30D,
31D…張出部、30E,31E…フランジ、40F,
41F…係止部、14…壁面材であるガラス、15,2
5,35,45,55A,55B,83…押縁、45A
…係合突部、19…連結材、27…ドア、37,47…
窓。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 外舘 道広 埼玉県浦和市大東1−17−1

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 見込み方向に沿って配置された本体部
    と、この本体部から本体部に対して直交する少なくとも
    一方向に突出された突出部とを備えた形鋼製の枠材が、
    組み合わされて開口が形成されるとともに、前記本体部
    の見込み寸法が前記突出部の見付け寸法よりも大きくさ
    れている形鋼サッシ枠。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の形鋼サッシ枠におい
    て、前記突出部の見付け寸法は、前記形鋼サッシ枠の開
    口に配置される壁面材を突出部が保持するために最低限
    必要なかかり代と、本体部に必要とされる剛性を得るた
    めに必要な肉厚とを加えた寸法である形鋼サッシ枠。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の形鋼サ
    ッシ枠において、前記本体部の見込み寸法は、前記形鋼
    サッシ枠の開口に配置される壁面材を突出部が保持する
    ために必要な肉厚と、枠材の本体部に取り付けられる規
    格化された一般形鋼からなる押縁の見込み寸法と、前記
    突出部および押縁間の前記壁面材を保持するために必要
    な隙間寸法とを加えた寸法以上である形鋼サッシ枠。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の形鋼サ
    ッシ枠において、前記枠材は、突出部が本体部に対して
    直交する二方向に突出されて断面略T字状に形成される
    とともに、前記本体部の見込み寸法と前記突出部の見付
    け寸法との寸法比が略2:1である形鋼サッシ枠。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の形鋼サッシ枠におい
    て、前記本体部の見込み寸法が75mmであり、突出部の見
    付け寸法が38mmである形鋼サッシ枠。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載の形鋼サ
    ッシ枠において、前記枠材は、突出部が本体部に対して
    直交する一方向に突出されて断面略L字状に形成される
    とともに、前記本体部の見込み寸法と前記突出部の見付
    け寸法との寸法比が略 3.4:1である形鋼サッシ枠。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の形鋼サッシ枠におい
    て、前記本体部の見込み寸法が75mmであり、突出部の見
    付け寸法が22mmである形鋼サッシ枠。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の形鋼サ
    ッシ枠において、前記本体部の見込み寸法と前記突出部
    の見付け寸法とが一般形鋼の規格寸法に合わせて設定さ
    れている形鋼サッシ枠。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の形鋼サ
    ッシ枠において、前記本体部および突出部の各肉厚は、
    一般形鋼の規格寸法に合わせて設定されている形鋼サッ
    シ枠。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の形鋼
    サッシ枠と、前記形鋼サッシ枠の開口に配置された壁面
    材と、前記形鋼サッシ枠の枠材の本体部に取り付けられ
    かつ枠材の突出部とで前記壁面材を挟持する押縁とを備
    える形鋼サッシユニット。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9のいずれかに記載の形鋼
    サッシ枠と、前記形鋼サッシ枠の枠材の本体部に取り付
    けられるとともに、形鋼サッシ枠の開口に配置される障
    子またはドアを保持する保持枠とを備える形鋼サッシユ
    ニット。
  12. 【請求項12】 請求項10または請求項11に記載の
    形鋼サッシユニットが隣接配置され、各形鋼サッシユニ
    ットの隣接して配置された2つの枠材が、それらの各本
    体部間に配置された連結材を介して連結されている形鋼
    サッシ複合ユニット。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の形鋼サッシ複合ユ
    ニットにおいて、前記連結材は規格化された一般の平鋼
    である形鋼サッシ複合ユニット。
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