JPH10317319A - 舗装構造頭部補修用加熱装置とそれを用いる舗装構造頭部補修方法 - Google Patents

舗装構造頭部補修用加熱装置とそれを用いる舗装構造頭部補修方法

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JPH10317319A
JPH10317319A JP13913697A JP13913697A JPH10317319A JP H10317319 A JPH10317319 A JP H10317319A JP 13913697 A JP13913697 A JP 13913697A JP 13913697 A JP13913697 A JP 13913697A JP H10317319 A JPH10317319 A JP H10317319A
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pavement structure
head
heating
repairing
heating device
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JP13913697A
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Akio Yoshimatsu
昭夫 吉松
Moriyuki Okuyama
司進 奥山
Norio Meshida
紀雄 召田
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Nichireki Co Ltd
Original Assignee
Nichireki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要とされる加熱面積に合わせて加熱幅を自
由に調節でき、安全に、効率良く作業を行うことができ
る舗装構造頭部補修用加熱装置をそれを用いる舗装構造
頭部補修方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 互いに連結可能に構成された1つ又は2
つ以上の単位フレームと、単位フレームに対して一体も
しくは着脱自在に取り付けられた1つ又は2つ以上の加
熱手段と、加熱源とを有する舗装構造頭部補修用加熱装
置、及び、その舗装構造頭部補修用加熱装置を用いる舗
装構造頭部補修方法を提供することによって、上記課題
を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、舗装構造頭部補修
用加熱装置とそれを用いる舗装構造頭部補修方法に関
し、更に詳しくは、センターラインやサイドライン等の
舗装体頭部に表示された交通標識や、舗装体に発生した
ひび割れ部や、その周辺部に付随する不陸部、凹部等を
補修するのに使用する舗装構造頭部補修用加熱装置とそ
れを用いる舗装構造頭部補修方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路には、センターラインやサイドライ
ン、ゼブラ帯、矢印等、種々の交通標識が表示されてい
るが、これらの交通標識は、通過車両等による摩耗や、
太陽光、凍結等によって次第に破損し、見えにくくな
り、補修が必要となる。
【0003】従来、これら道路面に表示された交通標識
の補修にあたっては、グラインダー等を用いて、舗装構
造頭部を標識部分も含めて削り取ることが行われている
が、グラインダーを用いての削り取り作業には、グライ
ンダーを駆動するエンジン音や切削音等の騒音が伴い、
交通遮断の影響が少ないために好都合である夜間に作業
が行えないという不都合があった。これを避けるため、
交通標識部分を部分的に加熱して、標識部分を溶解、削
除することも行われているが、加熱すべき領域の形状が
施工現場毎に大きく相違し、機械化は極めて困難であ
る。即ち、例えば、センターラインの補修時には、セン
ターラインを含む幅の狭い領域を細長く加熱しなければ
ならない。一方、横断歩道のようなゼブラ帯にあって
は、加熱すべき領域は長方形となる。従来、これら種々
の形状の領域を効率良く加熱することができる装置は存
在せず、大型の機械を施工現場に持ち込んで、必要のな
い部分まで加熱してしまうか、或いは、ガスバーナー等
を用いた人力に頼らざるを得ず、既設の表・基層を劣化
させてしまう上に、作業能率が悪いという欠点があっ
た。
【0004】また、道路舗装におけるセンタージョイン
ト部等の舗装体構築施工時のジョイント部や、新旧舗装
の接合部などには、ジョイントクラックと呼ばれるひび
割れが発生し易く、ひび割れが発生すると、その部分か
ら雨水等が舗装構造内部にまで浸透し、舗装構造全体を
軟弱化するので、ジョイントクラック等のひび割れは早
急に補修する必要がある。従来、このようなひび割れを
補修するには、ひび割れ部分にシーリング材を挿入し、
加熱することが行われているが、やはり加熱面積が現場
毎に変化するため、ガスバーナー等を用いた人力に頼ら
ざるを得ず、施工能率が悪いだけでなく、危険が伴うと
いう問題があった。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、これら従来
技術の問題点を解決するためになされたもので、必要と
される加熱面積に合わせて加熱幅を自由に調節でき、安
全に、効率良く作業を行うことができる舗装構造頭部補
修用加熱装置とそれを用いる舗装構造頭部補修方法を提
供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに連結可
能に構成された1つ又は2つ以上の単位フレームと、単
位フレームに対して一体もしくは着脱自在に取り付けら
れた1つ又は2つ以上の加熱手段と、加熱源とを有する
舗装構造頭部補修用加熱装置、及び、その舗装構造頭部
補修用加熱装置を用いる舗装構造頭部補修方法を提供す
ることによって、上記課題を解決した。
【0007】即ち、本発明の舗装構造頭部補修用加熱装
置によれば、互いに連結可能に構成された単位フレーム
を使用するので、例えば、単位フレームを横方向に必要
数だけ連結することによって、施工現場での状況に合わ
せて加熱装置の加熱幅を自由に調節することが可能であ
る。
【0008】また、加熱手段を、それぞれの単位フレー
ムに対して着脱自在に取り付けられるようにした場合に
は、単位フレームの連結数は変えることなく、加熱手段
のみを取り付け、或いは、取り外して、必要な加熱幅が
得られるように調節することも可能である。
【0009】本発明は、このように、縦及び/又は横方
向に自由に加熱幅を調節することができる舗装構造頭部
補修用加熱装置を提供するものであり、この加熱装置を
施工現場に搬入し、作業車による牽引、もしくは、自
走、あるいは人力により、加熱すべき舗装構造頭部上を
移動させることにより、例えば、センターラインやサイ
ドライン、ゼブラ帯等が表示された補修すべき舗装構造
頭部や、あるいは、ひび割れにシーリング材が挿入・注
入された補修すべき舗装構造頭部を、効率的かつ安全
に、加熱することができ、舗装構造頭部補修が、騒音の
発生なく、かつ不必要に広い面積を加熱することなく、
しかも安全に行えるものである。
【0010】なお、本発明でいう舗装構造頭部とは、舗
装体の路盤よりも上の部分、即ち、表層、または、表層
及び基層部分をいい、表層上に更に保護層や、交通標識
等が設置されている場合には、それらをも含むものであ
り、本発明の舗装構造頭部補修方法は、センターライン
やサイドライン等の交通標識やひび割れ部を含む舗装構
造頭部の補修に限られるものではなく、陥没、隆起、一
部欠損等は勿論、その他、補修が必要な舗装構造頭部の
補修全般に適用できるものであることは勿論である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明を説
明する。
【0012】図1に、本発明の舗装構造頭部補修用加熱
装置の一例を示す。図中、符号1は、本発明の舗装構造
頭部補修用加熱装置を示し、2a、2b、2c、2dは
単位フレームを、また、3a、3b、3c、3dは、そ
れぞれ単位フレーム2a、2b、2c、2dに取り付け
られた加熱手段を表している。この図の例では、4つの
単位フレーム2a〜2dが、縦横、それぞれ2つずつ連
結されているが、この連結数は自由に変更可能である。
なお、本発明において、縦とは、本発明の舗装構造頭部
補修用加熱装置の進行方向をいい、横とは、進行方向と
直行する水平方向をいうものとする。4は保温手段であ
り、加熱手段3a等によって発生された熱が、外部に逃
げるのを防止する役目を果たしている。保温手段4に
は、スカート5を設けることが可能であり、スカート5
を設けることによって、単位フレーム2a等と路面との
間の隙間からの熱の散逸を有効に防止することができ
る。なお、6は保温手段4に設けられた内部観察窓であ
り、加熱手段の動作状況等を外部から観察することが可
能である。8は、加熱源であり、図示しないエネルギー
源、例えば、プロパンガス等のガスボンベや、重油、ガ
ソリン等の燃料タンク、あるいは、加熱手段が赤外線や
超音波などの場合には、発電器、変圧器、蓄電池等の電
源などが搭載され、加熱手段3a〜3dに、柔軟な管9
a、9b、更には堅くて曲がらない配管10a、10b
を介して、加熱用のエネルギーを供給するものである。
配管10a、10bを堅くて曲がらないリジッドなもの
としておくことにより、配管10a、10b等が、垂れ
下がって、加熱手段に接触し、高温になることがない。
なお、単位フレーム内には図示しない温度測定手段を設
けておくことが望ましく、この温度測定手段からの信号
に基づいて、例えば、加熱装置の移動速度を制御した
り、加熱手段3a〜3dへのエネルギーの供給量を制御
したりして、必要な加熱をより有効に行うことが可能と
なる。なお、制御手段は加熱源8に搭載してもよく、ま
た、作業車に搭載しても良い。この図の例では、加熱源
8は、単位フレーム群とは別体に構成され、連結器11
によって単位フレーム群と連結されているが、単位フレ
ーム群と一体に構成しても良いし、また、図示しない作
業車に搭載しても良いことは勿論である。
【0013】図2に示すように、単位フレーム2a〜2
d同士は相互に着脱自在に連結可能である。連結手段と
しては、例えば、図3に示すように、凸部13aを凹部
13bに係合させる形式のものであっても良いし、図示
しないボルトナットやワンタッチ止め金、あるいは永久
磁石や電磁石など、通常使用される着脱自在の連結手段
であればどのようなものでも使用可能である。ワンタッ
チ止め金を用いた場合には、単位フレーム相互の連結、
分離が簡単に行えるので、好ましい。単位フレーム2a
〜2dを構成する材料は、加熱手段の発生する熱によっ
て融解しないものであれば特に問うものではないが、通
常、ステンレス等の金属が用いられる。
【0014】単位フレーム2a〜2dの形状も、特に図
1または図2に示されるようなものに限られる訳ではな
く、例えば、図4に示すように、高さを低く抑え、側面
に空間がないような形状のものでも良く、このような場
合には、保温手段4としては、スカート部分5のみから
成るようなものを使用しても良い。
【0015】図2の場合、加熱手段3a〜3dは、単位
フレーム2a〜2dに、それぞれ、着脱自在に取り付け
可能となっている。この取り付け手段も特に問うもので
はないが、ボルトナット、あるいはワンタッチ止め金等
が使用される。
【0016】加熱手段3a〜3dは、単位フレーム2a
〜2dと、それぞれ一体に形成しても良い。或いは、加
熱手段自体で、単位フレームを構成しても良く、その場
合には、加熱手段自体に、相互に着脱自在に連結可能な
連結手段が設けられるのは勿論である。
【0017】保温手段4並びにスカート5も、単位フレ
ーム2a〜2dに対して、着脱自在に取り付け可能とな
っており、その取り付け手段としては、ネジ、ボタン、
止め金、フック、面着テープ、磁石等、種々の取り付け
手段が使用可能である。保温手段4及びスカート5に使
用する材料としては、耐熱性のあるものであれば特に問
うものではないが、ステンレス等の金属板、強化石膏ボ
ード、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維、アラミド繊維
等の耐熱性高分子繊維などの素材で造られた耐熱板や耐
熱性シートなどが使用される。なお、保温手段4及び/
又はスカート5の内側に反射性の材料を貼り付けて、発
生した熱をより有効に舗装構造頭部の加熱に向かわせる
ことも可能である。
【0018】保温手段4及びスカート5は、単位フレー
ムの大きさに合わせて作成され、連結される単位フレー
ムの数及び配置に合わせて、単位フレーム群を有効に覆
うように取り付けられる。保温手段4並びにスカート5
は、単位フレーム毎に別体として形成されても良いし、
ファスナー、面着テープ、ボタン、磁石等の手段で、適
宜の大きさにつないで使用しても良いし、予想される単
位フレーム群の大きさに合わせて、予め用意した一体の
ものであっても良い。また、保温手段4とスカート5
も、一体であっても良いし、別体であっても良い。な
お、図2の例では、保温手段4は、単位フレーム2a〜
2dの側面のみを覆うようにしているが、単位フレーム
2a〜2dの上面からも熱が散逸する可能性がある場合
には、単位フレーム2a〜2dの上面をも保温手段4に
よって覆うようにしても良いことは勿論である。
【0019】12は、車輪7の取り付け孔であり、単位
フレーム相互の連結、分離に合わせて、適宜の位置に車
輪7を取り付けることができるようになっている。
【0020】図5は、単位フレームの連結の他の例を示
し、2a〜2iの9個の単位フレームが縦横、それぞれ
3個ずつ連結されている。しかして、加熱手段として
は、3a〜3cの3個だけが、単位フレーム2a〜2c
のみの上に取り付けられており、単位フレーム群として
は、単位フレーム3個分の幅があるが、加熱幅としては
単位フレーム1個分である。勿論、単位フレーム2d〜
2i上にも加熱手段を取り付けても良いし、単位フレー
ム2d〜2f上にのみ、加熱手段を取り付けるようにし
ても良い。このように、本発明の舗装構造頭部補修用加
熱装置においては、加熱幅の変更や、勿論、加熱長さの
変更や、単位フレーム群内での加熱位置の変更は自在で
ある。
【0021】また、各加熱手段にエネルギーを供給する
配管は、図5に10c、10d、10eとして示すよう
に、エネルギーを供給すべき単位フレームの数に合わせ
て、それぞれ、供給口を3個、2個、1個備えた配管を
用意しておいて使い分けるのが好ましい。図5の場合に
は、エネルギーを供給すべき加熱手段は、3a、3b、
3cの3個であるので、供給口を3個備えた配管10c
を使用する。
【0022】なお、図5の例のように、単位フレーム2
a〜2c上にのみ加熱手段3a〜3cを取り付けた場合
には、図6に示すように、保温手段4及びスカート5
を、単位フレーム2a〜2cと、単位フレーム2d〜2
fの間にも設けることが望ましい。
【0023】図7は、本発明の舗装構造頭部補修方法の
工程を示す説明図であり、ひび割れ補修を行う場合に
は、まず14で示されるシーリング材の挿入・注入機に
よって、シーリング材を、舗装体のひび割れ部分に挿入
もしくは注入する。ひび割れが比較的大きい場合には、
シーリング材をひび割れ部分に挿入し、一方、ひび割れ
が比較的小さいか、あるいは不規則な形状をしている場
合には、シーリング材を挿入・注入機14で加熱、溶融
して、ひび割れ部分に注入する。
【0024】図8に、ひび割れ部分18にシーリング材
19を挿入もしくは注入した状態を示す。なお、破線2
0で囲まれた部分が被加熱領域である。
【0025】使用するシーリング材としては、加熱によ
って溶融し、粘着性があり、既設舗装体との接合性に優
れたものであれば、どのようなものでも使用可能である
が、通常、瀝青材料を主たる原料とし、それにゴムおよ
び/またはエラストマーを添加して、接着力、結合力、
弾力性、耐熱性、耐寒性、耐衝撃性、伸張性、耐候性等
を改善した瀝青系シーリング材を使用するのが好まし
い。
【0026】瀝青系シーリング材に使用される瀝青材料
としては、レーキアスファルト等の天然アスファルト、
ストレートアスファルト、セミブローンアスファルト、
ブローンアスファルトなどの石油アスファルト等で、こ
れらの瀝青材料の1種もしくは2種以上が必要に応じて
混合使用される。これら瀝青材料としては、針入度が2
5℃、100g、5秒で、20〜150(1/10m
m)、軟化点が90〜150℃のものが好ましい。
【0027】添加されるゴムまたはエラストマーとして
は、天然ゴム、スチレン・ブタジエンゴム、スチレン・
イソプレンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、ク
ロロプレンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、ブチル
ゴム、ハロゲン化ブチルゴム、クロルスルホン化ポリエ
チレン、塩素化ポリエチレン、エチレンプロピレンゴ
ム、EPTゴム、アルフィンゴム、スチレン・ブタジエ
ンブロック共重合ゴム、スチレン・イソプレンブロック
共重合ゴム、エチレン・酢酸ビニール共重合物、エチレ
ン・アクリレート共重合物、ポリエチレン、ポリ塩化ビ
ニール、ポリ酢酸ビニール、塩化ビニール・酢酸ビニー
ル共重合物、酢酸ビニール・アクリレート共重合物等が
挙げられる。これらのゴムまたはエラストマーは、個体
状、粉末状、ラテックス状等、種々の状態のものが使用
でき、また、再生物であっても構わない。
【0028】瀝青材料とゴムおよび/またはエラストマ
ーとの混合方法は、特に問うものではないが、瀝青材料
とゴムおよび/またはエラストマーとを加熱して混練す
る方法(第1の方法)や、そのようにして得られた混練
物をマスターバッチとして、加熱溶融した瀝青材料に添
加して、一定時間加熱混合する方法(第2の方法)や、
ラテックス状やエマルジョン状にしたゴムおよび/また
はエラストマーを加熱溶融した瀝青材料中に添加混合し
て、水分を蒸発させて分散させる方法(第3の方法)
や、例えば自動車タイヤの粉末ゴムなどの粉末状のゴ
ム、例えばスチレン・ブタジエンブロック共重合ゴムな
どの熱可塑性ゴム、あるいは、エチレン・酢酸ビニール
共重合物のようなエラストマーを加熱溶融して瀝青材料
に添加し、一定時間加熱混合して溶融、分散させる方法
(第4の方法)などがある。
【0029】第1の方法における加熱温度は120〜2
20℃が好ましく、第2の方法ないし第4の方法におけ
る瀝青材料の加熱溶融温度は150〜250℃が好まし
い。加熱温度が所定の温度より低いと十分な混合ができ
ず、また、加熱温度が所定の温度よりも高いと瀝青材料
やゴムまたはエラストマーの性状に変質をきたし、不都
合である。
【0030】また、混合に使用する機械としては、第1
の方法においては、ゴムロールやバンバリミクサーが、
また、第2の方法ないし第4の方法においては、混合撹
拌機や、コロイドミルのような分散溶解機、超音波分散
機、パルスエアーミキサーのような空気式混合機等が使
用される。
【0031】瀝青系シーリング材における、瀝青材料と
ゴムおよび/またはエラストマーとの配合割合は、瀝青
材料:ゴムおよび/またはエラストマー=(55〜85
重量%):(45〜15重量%)の範囲が好ましい。瀝
青材料が55重量%未満であるとシーリング効果が著し
く減少して不都合であり、一方、瀝青材料が85重量%
を越えると、シーリング効果は向上するものの、接着
力、結合力、弾力性、耐候性、耐衝撃性等の効果が減少
し、瀝青系シーリング材としての所期の効果が期待でき
なくなる。
【0032】この瀝青系シーリング材には、更に、粘着
付与剤として、熱可塑性固形樹脂や液状ゴム、液状樹
脂、軟化剤、可塑剤などを添加するのが好ましい。添加
される粘着付与剤としては、例えば、ロヂンとその誘導
体、テルペン樹脂、石油樹脂とその誘導体、アルキルフ
ェノール樹脂、テルペンフェノール樹脂、クマロンイン
デン樹脂、合成テルペン樹脂(例えば、日本ゼオン製、
商品名「クイントン」)、アルキレン樹脂、ポリイソブ
チレン、ポリブタジエン、ポリブデン、イソブチレンと
ブタジエンの共重合物(例えば、東燃石油化学製、商品
名「SKポリマー1000」、または、日本ゼオン製、
商品名「クイントール」)、プロセスオイル、パイン
油、松根油、可塑剤、動植物油、重合動植物油等が挙げ
られる。
【0033】粘着付与剤の添加量は、瀝青材料とゴムお
よび/またはエラストマーとの混合物100重量部に対
して、2〜15重量部が好ましい。粘着付与剤の添加量
が2重量部未満であると、粘着性向上に効果が見られ
ず、一方、粘着付与剤の添加量が15重量部を越える
と、粘性が著しく増大し、ひび割れ部への注入が困難と
なり不都合である。
【0034】この瀝青系シーリング材には、更に、老化
防止剤や酸化防止剤、カーボンブラック等の顔料なども
有利に添加できる。更には、硫黄その他の加硫剤を加え
て部分的に加硫することも可能である。
【0035】ひび割れ部分へのシーリング材の挿入もし
くは注入に引き続き、本発明の舗装構造頭部補修用加熱
装置1を作業車15によって牽引しながら、補修部分上
を移動させ、シーリング材が充填されたひび割れ部分を
加熱する。次いで、場合によっては、アスファルト混合
物等をひび割れ部、もしくはひび割れ部周辺等に必要量
補充し、その補充されたアスファルト混合物や充填され
たシーリング材と共に加熱、融解した既設舗装構造頭部
部分を、掻き解し、レーキ16等を用いて不陸整正した
後、転圧機17で補修部分を転圧し、補修を終了する。
【0036】なお、センターライン等の交通標識が敷設
されている道路中央部分は、舗装体構築時のジョイント
部である場合が多く、ジョイントクラックと呼ばれるひ
び割れが発生することが多い部分であるが、センターラ
イン等の交通標識上からもひび割れが観察できるほどひ
び割れが路面に露出しているような場合には、上記と同
じく、まず、シーリング材を挿入もしくは注入した後、
本発明の舗装構造頭部補修用加熱装置1をセンターライ
ン上に導いて、補修すべき部分を加熱し、場合によって
は、アスファルト混合物等をひび割れ部、もしくはその
周辺部に付随する凹部、不陸部に、必要量補充し、その
補充されたアスファルト混合物や充填されたシーリング
材と共に加熱、融解した既設舗装構造頭部部分を、掻き
解し、レーキ16等を用いて不陸整正した後、転圧機1
7で補修部分を転圧し、新たなセンターライン等を設置
して、補修を終了する。
【0037】また、ひび割れが露出しておらず、センタ
ーライン等の交通標識上からは、その下にあるひび割れ
が観察できない場合には、まず、本発明の舗装構造頭部
補修用加熱装置1を交通標識上に導いて、交通標識をそ
の周辺の舗装構造頭部部分と共に加熱、融解し、掻き解
して取り除いてひび割れ部分を露出させた後、シーリン
グ材の挿入・注入機14をひび割れ部上に導き、あと
は、上述のひび割れ部分の補修方法と同様に行い、転圧
後、最後に交通標識を設置して、補修作業を終了する。
【0038】更に、センターライン等の交通標識を補修
する場合には、シーリング材の挿入・注入機14を使用
せず、本発明の舗装構造頭部補修用加熱装置1を直接、
補修すべき交通標識上に導いて、交通標識をその周辺の
舗装構造頭部部分と共に加熱し、融解した後、掻き解
し、必要に応じてアスファルト混合物を補充して、レー
キ16等を用いて不陸整正し、次いで転圧機17で転圧
した後、新たな交通標識を設置して補修作業を終了す
る。
【0039】なお、本発明の舗装構造頭部補修方法は、
センターラインやサイドライン等の交通標識やひび割れ
部を含む舗装構造頭部の補修に限られるものではなく、
陥没、隆起、一部欠損等は勿論、その他、補修が必要な
舗装構造頭部の補修全般に適用できるものであり、例え
ば、摩耗等により舗装構造頭部が一部欠損したような場
合には、欠損した部分に本発明の舗装構造頭部補修用加
熱装置1を導いて、欠損分をその周辺も含めて加熱、融
解し、その後、加熱アスファルト混合物もしくは常温ア
スファルト混合物を欠損箇所に必要量だけ補充し、加熱
融解した既存の舗装構造頭部構成材料と共に掻き解し、
混合して、レーキ等で均した後、転圧すれば良い。
【0040】また、下水管やガス管等の地下埋設物の補
修もしくは交換後、舗装構造を再度構築する場合にも、
本発明の舗装構造頭部補修用加熱装置は有効に使用可能
である。即ち、例えば、図8に示すように、地下埋設物
の補修もしくは交換等のために掘削、除去した舗装構造
頭部部分に、加熱アスファルト混合物もしくは常温アス
ファルト混合物21を充填し、その後、本発明の舗装構
造頭部補修用加熱装置によって、充填部分を含めたその
周辺部22を加熱する。加熱によって融解した既設舗装
構造の頭部部分と共に、充填した加熱アスファルト混合
物もしくは常温アスファルト混合物21を掻き解し、両
者をなじませ、次いで、不陸整正を行った後に、転圧す
れば良い。
【0041】なお、充填物の部分のみを重点的に加熱
し、固化を早めるために、本発明の舗装構造頭部補修用
加熱装置を使用することも可能である。特に、常温アス
ファルト混合物の場合には、本発明の舗装構造頭部補修
用加熱装置を用いて強制的に加熱することにより、常温
アスファルト混合物の固化が促進され、早期の交通解放
が可能となり、有利である。
【0042】
【実施例】以下、実施例に基づいて、本発明を更に詳し
く説明するが、本発明がこの実施例に限定されるわけで
はないことは勿論である。
【0043】
【実施例1】摩耗を受け、見えにくくなったセンターラ
インの補修を行った。使用した舗装構造頭部補修用加熱
装置は、図1に示す形状の単位フレームを、2個、縦に
連結したものを用いた。単位フレームの幅は50cm、
長さは75cmであったので、連結した単位フレーム群
の大きさは、幅50cm、長さ150cmであった。加
熱源としてはプロパンガスを用いた。
【0044】まず、現場で組み立てた上記舗装構造頭部
補修用加熱装置を、作業車で牽引しながら、補修すべき
センターライン上を約2m/分の早さで移動させた後、
舗装構造頭部補修用加熱装置を追いかけるように、加熱
によって融解した舗装構造頭部を手作業で掻き解し、次
いで、レーキで不陸整正した後、転圧し、続いて、路面
温度が冷えてから、ライン敷設機によって新たなセンタ
ーラインを溶着した。全長50mに亘ってのセンターラ
インの補修が、騒音もなく、効率良く行えた。
【0045】
【実施例2】制限速度が変更になったの路線の速度文字
を40から50に変える作業を行った。文字の大きさ
は、幅が120cm、長さが500cmであったので、
実施例1で用いたのと同じ単位フレームを、横に3個連
結し、縦に2個連結して、幅150cm、長さが150
cmの単位フレーム群を構築し、そのそれぞれの単位フ
レームに加熱手段を取り付けた。加熱源としては、実施
例1と同じく、プロパンガスを用いた。
【0046】現場で組み立てた上記舗装構造頭部補修用
加熱装置を、人力で牽引しながら、補修すべき速度文字
上を約2m/分の早さで移動させた後、舗装構造頭部補
修用加熱装置を追いかけるように、加熱によって融解し
た舗装構造頭部を手作業で掻き解し、次いで、レーキで
不陸整正した後、転圧し、続いて、路面温度が冷えてか
ら、ライン敷設機によって新たな速度文字を溶着した。
幅120cmの速度文字を1回の加熱によって有効に融
解、除去することができ、騒音もなく、効率良く速度文
字の変更を行うことができた。
【0047】
【実施例3】約280mに亘って、約11mmの幅でひ
び割れてしまったセンタージョイント部の補修を行っ
た。実施例1で使用したのと同じ単位フレームを3個、
縦に連結して、幅50cm、長さ225cmの単位フレ
ーム群を構築し、そのそれぞれの単位フレームに加熱手
段を取り付け、約2m/分の速度で、作業車で牽引しな
がら、センタージョイント部を加熱した。
【0048】加熱に先立ち、シーリング材としてセロシ
ールSS(ニチレキ株式会社製)を溶解し、注入機を用
いてひび割れ部に注入した。
【0049】舗装構造頭部補修用加熱装置を追いかける
ように、加熱によって融解した舗装構造頭部を手作業で
掻き解し、注入したセロシールSSと既設舗装構造頭部
構成材とを混合し、次いで、レーキで不陸整正した後、
小型振動ローラーを使用して、締め固め、かつ転圧し
た。続いて、路面温度が冷えてから、ライン敷設機によ
って新たなセンターラインを溶着した。長さ約280m
のセンタージョイント部のひび割れ補修を、効率良く行
うことができた。
【0050】
【実施例4】下水管梁補修工事に伴い、幅70cm、長
さ500cmに亘って除去された既設舗装の復旧を行っ
た。掘削溝を埋め戻し、粒調砕石を使用して上層路盤を
構築した後、常温アスファルト混合物を使用して、厚さ
5cmの表層部を構築した。
【0051】実施例1で使用したのと同じ単位フレーム
を使用し、横に2個、縦に2個連結して、幅100c
m、長さ150cmの単位フレーム群を構築し、そのそ
れぞれの単位フレームに加熱手段を取り付けた。加熱手
段としては赤外線加熱機を使用した。
【0052】常温アスファルト混合物が投入された補修
部分に、組み立てられた舗装構造頭部補修用加熱装置を
導いて、約2m/分の速度で数回移動させ、加熱を行っ
た。加熱後、融解した既設舗装材との馴染みを図るべ
く、接合部を丁寧に掻き混ぜ、不陸整正を行った後、バ
イブロプレートで締め固め、転圧して仕上げた。加熱に
より常温混合物の固化は著しく促進され、施工後、僅か
な時間で交通解放することができた。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の舗装構造頭
部補修用加熱装置は、加熱すべき領域の幅に合わせて、
自由に加熱幅を変更することができるので、どのような
小規模の補修工事であっても有利に使用することがで
き、小規模の補修工事に大型の加熱機を使用する場合の
ように、無駄なエネルギーや、周辺舗装への無用の加熱
を防止することができるだけでなく、必要な領域を十分
に加熱することが可能となる。
【0054】加熱手段は単位フレームに取り付けられ、
加熱される路面との距離が一定に保たれるので、均一で
むらのない加熱が可能となる。また、作業車によって牽
引することによって、予め定めた一定の速度で舗装構造
頭部を加熱することができるものである。
【0055】そして、本発明の舗装構造頭部補修方法
は、使用する舗装構造頭部補修用加熱装置の利点を十分
に生かし、センターライン等の交通標識や、ひび割れ等
に限らず、舗装構造頭部の補修全般において、騒音な
く、効率的、かつ安全に行うことができるという優れた
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の舗装構造頭部補修用加熱装置の一例
を示す斜視図である。
【図2】 本発明の舗装構造頭部補修用加熱装置の構成
を詳細に示す斜視図である。
【図3】 単位フレーム同士の連結手段の一例を示す図
である。
【図4】 単位フレームの他の例を示す斜視図である。
【図5】 単位フレームの連結状態の一例を示す斜視図
である。
【図6】 単位フレームの連結状態の一例を示す断面図
である。
【図7】 本発明の舗装構造頭部補修方法の工程を示す
説明図である。
【図8】 舗装構造頭部補修の例を示す図である。
【符号の説明】
1 舗装構造頭部補修用加熱装置 2a、2b、・・・ 単位フレーム 3a、3b、・・・ 加熱手段 4 保温手段 5 スカート 6 内部観察窓 7 車輪 8 加熱源 9a、9b 管 10a、10b、・・・ 配管 11 連結器 12 車輪取り付け孔 13a 凸部 13b 凹部 14 シーリング材挿入・注入機 15 作業車 16 レーキ 17 転圧機 18 ひび割れ 19 シーリング材 20 加熱領域 21 アスファルト混合物 22 周辺部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに連結可能に構成された1つ又は2
    つ以上の単位フレームと、単位フレームに対して一体も
    しくは着脱自在に取り付けられた1つ又は2つ以上の加
    熱手段と、加熱源とを有する舗装構造頭部補修用加熱装
    置。
  2. 【請求項2】 単位フレーム同士が、縦及び/又は横方
    向に1つ以上、連結されている請求項1記載の舗装構造
    頭部補修用加熱装置。
  3. 【請求項3】 加熱手段により発生した熱の散逸を防止
    する保温手段を備えている請求項1又は2記載の舗装構
    造頭部補修用加熱装置。
  4. 【請求項4】 保温手段が、単位フレームもしくは連結
    された2つ以上の単位フレームを覆う耐熱板もしくは耐
    熱性シートである請求項3記載の舗装構造頭部補修用加
    熱装置。
  5. 【請求項5】 耐熱板もしくは耐熱性シートが、下部に
    スカート部分を備えている請求項4記載の舗装構造頭部
    補修用加熱装置。
  6. 【請求項6】 耐熱板もしくは耐熱性シートが、内部観
    察窓を有している請求項4又は5記載の舗装構造頭部補
    修用加熱装置。
  7. 【請求項7】 保温手段が、単位フレームもしくは連結
    された2つ以上の単位フレームに対して着脱自在である
    請求項3、4、5又は6記載の舗装構造頭部補修用加熱
    装置。
  8. 【請求項8】 単位フレームもしくは連結された2つ以
    上の単位フレームが、移動用の車輪を備えている請求項
    1、2、3、4、5、6又は7記載の舗装構造頭部補修
    用加熱装置。
  9. 【請求項9】 作業車によって牽引される請求項1、
    2、3、4、5、6、7又は8記載の舗装構造頭部補修
    用加熱装置。
  10. 【請求項10】 独自の動力手段により、もしくは人力
    により、移動する請求項1、2、3、4、5、6、7又
    は8記載の舗装構造頭部補修用加熱装置。
  11. 【請求項11】 補修すべき舗装構造頭部の必要な加熱
    幅に合わせて、単位フレームを連結し、及び/又は、連
    結された単位フレームに、補修すべき舗装構造頭部の必
    要な加熱幅に合わせて加熱手段を取り付け、補修すべき
    舗装構造頭部を必要幅および必要長さに亘って加熱して
    溶解する、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9
    又は10記載の舗装構造頭部補修用加熱装置を用いる舗
    装構造頭部補修方法。
  12. 【請求項12】 加熱を、舗装構造頭部補修用加熱装置
    を移動させながら行う請求項11記載の舗装構造頭部補
    修方法。
  13. 【請求項13】 補修すべき舗装構造頭部が、センター
    ライン等の交通標識を含み、該舗装構造頭部を加熱した
    後、加熱によって溶解した舗装構造頭部を掻きほぐし、
    必要に応じてアスファルト混合物を補充した後、転圧す
    る請求項11又は12記載の舗装構造頭部補修方法。
  14. 【請求項14】 更に、センターライン等の交通標識を
    設ける工程を含む請求項13記載の舗装構造頭部補修方
    法。
  15. 【請求項15】 補修すべき舗装構造頭部が、ひび割れ
    部を含み、該ひび割れ部にシーリング材を挿入もしくは
    注入した後、補修すべき舗装構造頭部を加熱し、次いで
    転圧する請求項11又は12記載の舗装構造頭部補修方
    法。
  16. 【請求項16】 加熱後、加熱によって溶解した舗装構
    造頭部を掻きほぐし、必要に応じてアスファルト混合物
    を補充した後、転圧する請求項15記載の舗装構造頭部
    補修方法。
  17. 【請求項17】 補修すべき舗装構造頭部が、センター
    ライン等の交通標識を含む請求項16記載の舗装構造頭
    部補修方法。
  18. 【請求項18】 更に、センターライン等の交通標識を
    設ける工程を含む請求項17記載の舗装構造頭部補修方
    法。
  19. 【請求項19】 補修すべき舗装構造頭部が、既設の舗
    装構造を除去した空間部分を含み、その空間部分に加熱
    アスファルト混合物もしくは常温アスファルト混合物を
    充填した後、加熱する請求項11又は12記載の舗装構
    造頭部補修方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104313970A (zh) * 2014-10-30 2015-01-28 安徽省科普产品工程研究中心有限责任公司 一种微波处理修复路面的方法
CN111549639A (zh) * 2020-05-29 2020-08-18 吉林省嘉鹏集团有限公司 一种用于沥青路面加热的组合加热器
CN115478461A (zh) * 2022-09-06 2022-12-16 广西交科集团有限公司 一种双层混凝土摊料机

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