JPH1031728A - 画像情報の処理方法および処理装置 - Google Patents

画像情報の処理方法および処理装置

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JPH1031728A
JPH1031728A JP8184690A JP18469096A JPH1031728A JP H1031728 A JPH1031728 A JP H1031728A JP 8184690 A JP8184690 A JP 8184690A JP 18469096 A JP18469096 A JP 18469096A JP H1031728 A JPH1031728 A JP H1031728A
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lut
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Katsunori Watabiki
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Masakazu Matsuo
雅一 松尾
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】LUT変換を行なう画像表示処理を高速化し画
質を向上する。 【解決手段】変移量算出手段13は指示装置4からの指
示を受けると、前回の表示エリアからの移動量を算出
し、対象エリア画像入力手段11によって今回の対象表
示エリア30aの入力画像を読み出し、画素毎の輝度値
を入力アドレステーブル22に格納する。制御部21は
移動量が規定値より小さいときは、切替手段23を経由
してLUT変換手段27に入力データを渡す。LUT変
換手段27はLUT26の前回使用した設定値によりL
UT変換する。一方、移動量が規定値より大きいとき
は、切替手段23を切り替えて入力データをヒストグラ
ム作成部24に渡し、ヒストグラムの算出とLUT算出
が行なわれ、LUT26の設定値は今回の入力画像に適
応するように更新される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビカメラ等で撮
影された画像の処理装置に係わり、特に入力画像をLU
T変換して表示する処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】赤外線やX線などを含む各種のテレビカ
メラで撮影された電子画像データを、1画素ずつLUT
(ルックアップテーブル)変換して画質を調整し、ディ
スプレイやプリンタに表示する方法が知られている。
【0003】たとえば、画像解析ハンドブック(監修高
木幹雄、下田陽久著;PP.478−481)には、衛星画像を
ディスプレイ等に表示する画像処理装置が説明されてい
る。ここでは、図8に示すように、記憶装置200に保
存されている縦横1024画素×1024画素の衛星画
像を画像処理装置100に入力し、画像の各画素の輝度
レベル値に対して、既定のLUTを参照してLUT変換
して、出力表示装置4に出力する。このとき、画像全体
のヒストグラムをとり、ヒストグラムからLUTを作成
してLUT変換を行なって画質を向上している。このヒ
ストグラム変換法は、画像中の輝度レベル値の頻度に注
目して変換を行う手法である。
【0004】カラー画像(マルチバンド画像)の表示
に、画質向上のために同様の手法を用いる場合にも、画
像全体に対し一括にマルチバンドのヒストグラムを作成
し、LUTを作成してLUT変換を行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のヒスト
グラム変換法では、画像全体について一括してヒストグ
ラムをとってLUTを作成するため、衛星画像やカラー
画像などデータ量が多い場合に、画像表示までに長時間
を費やする。
【0006】たとえば、衛星画像では縦横6000画素
×6000画素の画像で表わされ、図2に示すように、
海域等の反射特性の強いものや、農耕地や公園等のよう
に反射特性が弱いものが混在し、画像の輝度レベル値が
一様に分布していない場合が一般である。このため、L
UT変換による画質の改善が必要で、その表示処理には
多大な時間を要していた。
【0007】また、画像全体のヒストグラムからLUT
を作成しているため、画像全体の一部となる表示エリア
には必ずしもLUTが適合していない場合があり、表示
画像がぼけてしまうことがある。このような場合、ユー
ザは表示画像のLUTを変更し、再表示する操作を繰り
返して、ぼけの無い見やすい表示画像を得ている。
【0008】さらに、近年の衛星画像では情報量が増大
の一途を辿り、11〜12ビットの輝度レベルも予定さ
れている。このため、入力画像の輝度レベル値に対して
出力表示の輝度レベル値が不足する表示装置では、上下
のビット数を切り落とすなどの前処理にも時間を要して
いる。
【0009】本発明の目的は、従来技術の問題点を克服
し、LUTの作成処理を簡易にして、画質の改善された
画像を高速に表示できる画像表示方式を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、全体画像の
中から指示された対象エリアの入力画像を画素毎の輝度
値により読み出し、ルックアップテーブル(以下、LU
Tと略称する)の設定値に基づくLUT変換によって画
質を調整して出力する画像情報の処理方式において、前
回の対象エリアに対する今回の対象エリアの移動量が予
め定められている規定値より小さい場合は、前回に使用
した前記LUTの設定値を用いて今回の入力画像の輝度
値をLUT変換し、前記規定値より大きい場合は今回の
入力画像の輝度値を基にヒストグラムの算出など所定演
算を経て前記LUTを更新したのち、今回の入力画像の
輝度値のLUT変換を行なうことにより達成される。
【0011】また、前記入力画像の輝度値スケールと前
記LUT変換後に出力する出力画像の輝度値スケールが
異なる場合は、前記ヒストグラムによる前記LUTの設
定値を算出する際に、前記入力画像の輝度値を前記出力
画像の輝度値スケールに線形変換することを特徴とす
る。
【0012】さらに、前記全体画像がカラーなどのマル
チバンド画像の場合に、前記入力画像の読み出しと前記
ヒストグラムの算出などはバンド毎に行なうことを特徴
とする。
【0013】上記した本発明の構成によれば、対象エリ
アの入力画像を表示する際に、同時にヒストグラムを算
出し、このヒストグラムより対象エリアに最適なLUT
を作成できる。このLUTの作成は、指示位置がスクロ
ールによって移動する場合に、移動量が任意に設定され
た規定値より小さい場合は省略し、前回のLUT値を使
用する。これは、一般に画像の近傍のエリアでは、輝度
レベル値に大きな変化がないことを利用している。
【0014】本発明は、カラーLUTを作成してカラー
画像を出力表示するなど、マルチバンド画像に対しても
適用できる。
【0015】本発明は、出力表示装置の輝度値スケール
が入力画像の輝度値スケールと異なる場合(例えば、前
者が8ビット(0〜255)、後者が6ビット(0〜6
3))、ヒストグラム作成時に出力画像の輝度値スケー
ルに適応するよう線形変換するので、操作が簡単にな
る。また、衛星画像のように高輝度レベルの入力画像を
通常の表示装置に出力する場合に、入力データに応じた
ある程度の画質を確保できる。
【0016】本発明の方法を適用した画像情報の処理装
置は、専用装置を用いることなく、市販の表示装置など
に簡単に適用できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の複数の実施形態に
ついて図面を参照しながら、衛星画像の表示処理を例に
説明する。なお、各図を通して同等の要素には同一の符
号を付している。
【0018】〔実施形態1〕図1に、本実施形態による
画像情報処理装置の構成図を示す。まず、本装置の構成
と動作の概要を説明する。
【0019】記憶装置3には、M×N画素の衛星画像3
0の全データが格納されている。m×n画素の任意の表
示エリア画像30aは、表示エリア指示装置4からのユ
ーザ指示に従い、画像処理装置1の画像入力部10のス
クロールによって読み込まれる。読み込む対象表示エリ
アは、出力表示装置5に表示されるm×n画素サイズで
ある。この表示エリア画像30a画像は、LUT設定部
20の入力アドレステーブル22に書き込まれる。
【0020】画像入力部10は変移量算出手段13、出
力位置算出手段12及び対象エリア画像入力手段11か
らなる。ユーザが任意の対象表示エリアを指定したと
き、変移量算出手段13は前回の表示エリアからの変移
量を算出し、LUT設定部20の制御手段21に渡す。
【0021】制御手段21は変移量が所定値以下の場
合、入力アドレステーブル22の内容を切替手段23を
介してLUT変換手段27に入力する。LUT変換手段
27はLUT26の前回使用したテーブル値に基づい
て、入力アドレステーブル22の各輝度値をLUT変換
し、変換輝度値テーブル28の輝度値を更新し、出力表
示装置4に出力する。
【0022】一方、変移量が所定値より大きい場合は切
替手段23を制御して、入力された対象表示エリア画像
20aを一旦、ヒストグラム作成手段24に渡してヒス
トグラムを算出し、そのヒストグラムに基づいてLUT
作成手段25で対象表示エリアのLUTを作成し、LU
T26を更新する。その後、切り替え手段23を制御し
て、LUT変換装置27に入力アドレステーブル22の
内容を入力する。LUT変換装置27は更新されたLU
T26nのテーブル値に基づいて、対象表示画像20a
の各画素をLUT変換し、変換輝度値テーブル28を更
新して出力表示装置5に出力する。出力表示装置5とし
てはディスプレイ51、プリンタ52、またはフィルム
53などを設けている。
【0023】図3に、本実施形態による画像処理方法の
フロー図を示す。初めに、スクロールする際の最大値
(上記例ではMまたはN)を変移量の初期値V0に設定
しておく(S101)。表示エリア指示が入力されると
(S102)、保持している前回の出力位置との間で変
移量を算出しながら(S103)、対象表示エリアの出
力位置を算出し(S104)、対象表示エリアのm×n
画像を入力する(S105)。
【0024】次に、S103で算出した変移量が規定値
を超えているか判定し(S106)、超えている場合は
表示エリア画像のヒストグラムを算出し(S107)、
そのヒストグラムに従ってLUTを作成し更新する(S
108)。このLUTに基づいて対象のm×n画素をL
UT変換し(S109)、対象表示エリア画像の輝度値
を表示装置に出力する(S110)。S106の判定
で、変移量が規定値以下であれば、直ちにLUT変換す
る。以上の手法をスクロールが終了するまで繰り返す
(S111)。
【0025】ここで、入力画像データからヒストグラム
の作成、LUTの作成を経て、変換輝度レベルテーブル
28の輝度値にLUT変換される過程を詳細に説明す
る。
【0026】図4は、入力画像からLUT変換までを示
す説明図である。指定されたm×n画素サイズの対象表
示エリア画像30aは一旦、入力アドレステーブル22
に格納される。初回は変移量初期値V0によりヒストグ
ラムを作成し、そのヒストグラムに基づいて作成したL
UTによってLUT変換処理される。
【0027】次に、スクロールによる対象表示エリアの
指定変更に従い、前回の表示エリアからの変移量から座
標位置を算出し、今回の表示エリアの画像を読み込む。
本例では、対象表示エリアの画像の縦・横(ライン・ピ
クセル)方向で、変移量V=m/2(または、V=n/
2)以上のスクロールをした場合、すなわち表示画像サ
イズの1/2以上の変移の場合に、ヒストグラムを算出
する。
【0028】ヒストグラム作成では、各輝度レベル値の
頻度を計算処理する。頻度から統計量の平均μ、分散σ
2をそれぞれ数1、数2より算出する。
【0029】
【数1】
【0030】
【数2】
【0031】ここで、xi:画素値(画素の輝度値)で
ある。この平均μ、分散σ2から、ヒストグラムの正規
化N(μ、σ2)をおこない、ヒストグラム変換処理
し、変換されたヒストグラムに従ってLUTを作成す
る。
【0032】図4に、ヒストグラム変換方式によるLU
T変換の具体例による説明図を示す。図示例では、表示
画像30bはmライン(=128)、nピクセル(=1
28)とし、x1,1〜x128,128の画素を有し、各画素の
輝度レベルが入力アドレステーブル22に示されてい
る。1画素は1バイト(8ビット)とする。
【0033】表示エリア30aの変移量が規定値より小
さい場合は、制御手段21は入力アドレステーブル22
の各画素の輝度値をLUT変換手段27のみに出力する
よう切替手段23を制御する。LUT変換手段27は、
LUT26の前回値を使用して、各画素の入力輝度値を
順次変換し、変換輝度値テーブル28に蓄積した後、出
力表示装置5に出力する。
【0034】一方、表示エリア30aの変移量が規定値
以上となる場合は、入力アドレステーブル22の各画素
の輝度値はヒストグラム作成手段24に入力され、ヒス
トグラム変換によって輝度レベルxの頻度yを計算す
る。ヒストグラムテーブル24aに示すように、例えば
x=ではy=0、x=4ではy=3である。
【0035】この頻度の分布から数1及び数2により平
均μ、分散σ2を算出する。横軸に輝度レベルx、縦軸
に頻度yをとると、ヒストグラム24bが得られる。平
均μ、分散σ2から、ヒストグラムの正規化(μ、σ2
を行なうと、正規分布のヒストグラム24cが得られ
る。図示ではヒストグラムのx=0〜3のレベル及びx
=252〜255のレベルの頻度y=0となり、不要情
報を削除できる。
【0036】次に、正規化ヒストグラムを用いて、LU
T26の値を更新する。図示のように、輝度レベル0〜
3までは変換輝度レベル=0、輝度レベル252〜25
5は変換輝度レベル255として、その間の輝度レベル
を直線補間26aした輝度変換レベルに更新する。
【0037】次に、LUT変換手段27は入力アドレス
テーブル22の各画素の輝度レベルを、更新されたLU
T26の変換輝度レベルに変換して、変換輝度値テーブ
ル28に格納する。たとえば、画素値x1,1=10はx
1,1=5に、画素値x128,126=183はx128,126=1
78に変換する。
【0038】以上のように、本実施形態では今回の対象
表示エリアの前回からの移動量が小さい場合は、前回の
LUTをそのまま利用してLUT変換を行なうので、画
像を表示するまでの処理時間を短縮することができる。
さらに、対象表示エリア画像のみに、ヒストグラムの計
算とLUTの作成を行うので、全体画像についてLUT
作成する場合に比べて、表示画像の画質を最適にでき
る。これによって、高分解能の衛星画像のように、近隣
の画素の連続性が強く前回LUTの利用が無理なく実行
できる場合に、長時間を要するヒストグラム作成とLU
T更新の回数を大幅に低減して、短時間の画像表示が実
現できる。
【0039】〔実施形態2〕次に、本発明を3バンドの
カラー(R,G,B)画像の表示処理に適用する実施例
を説明する。出力表示装置5のカラー化以外では、画像
情報処理装置の基本構成は実施形態1の場合と同様にな
る。
【0040】図5に、本実施形態による画像処理方法の
フロー図を示す。初めに、スクロールする際の最大値
(上記例ではMまたはN)を変移量の初期値V0に設定
しておく(S201)。表示エリア指示が入力されると
(S202)、保持している前回出力位置との間で変移
量を算出しながら(S203)、今回の対象表示エリア
の出力位置を算出し(S204)、対象表示エリア画像
(m×n)のRバンド、Gバンド及びBバンドを順次入
力する(S205〜S207)。
【0041】次に、S203で算出した変移量が規定値
を超えているか判定し(S208)、超えている場合は
表示エリア画像のRバンド〜Bバンドヒストグラムを順
次算出し(S209〜S211)、各ヒストグラムに従
って各バンドのLUTを作成し更新する(S212)。
このLUTに基づいて対象のm×n画素をLUT変換し
(S213)、対象表示エリア画像の輝度値を表示装置
に出力する(S214)。一方、対象表示エリアの変移
量が規定値以下であれば、直ちにLUT変換する。以上
の手法をスクロールが終了するまで繰り返す(S21
5)。
【0042】図6は、本実施形態における入力画像から
LUT変換までを示す説明図である。実施形態1に示し
た図4と同様であるが、R、G、Bの各バンドについて
ヒストグラム変換とLUT更新を同時的に実施して、処
理時間を短縮している。
【0043】指定されたm×n画素サイズの対象表示エ
リアの画像30a’は、Rバンド〜Bバンド各々の入力
アドレステーブル22’に格納される。そして初回と対
象表示エリアの移動量が大きい場合に、各カラー毎にヒ
ストグラム24a’を作成し、それらのヒストグラムに
基づいてLUT26’を作成する。
【0044】ヒストグラムの作成は実施形態1の場合と
同様に、数1から統計量の平均μ、数2から分散σ2
算出し、ヒストグラムを正規化N(μ、σ2)してヒス
トグラム変換処理を行なう。この後、LUT作成手段2
5はR、G、B各々のヒストグラムをもとに、LUT2
6’の設定値を各バンド毎に更新する。
【0045】本実施形態によれば、LUT変換を含むカ
ラー画像を短時間で画質よく表示できる。なお、Lan
dsat衛星は7バンドのマルチバンドで地球を観測し
ているが、本実施形態は4バンド以上のマルチバンドに
おいても同様に実現できる。
【0046】〔実施形態3〕次に、本発明を入力画像と
出力画像の輝度レベル値が異なる場合に適用する実施例
を説明する。出力表示装置の輝度レベル値をsビット、
入力画像の輝度レベル値をrビットとし、以下では出力
表示装置の輝度レベル値が入力画像より低いシステムに
ついて説明する。
【0047】図7に、本実施形態による画像処理方法の
フロー図を示す。初めに、スクロールする際の最大値
(上記例ではMまたはN)を変移量の初期値V0に設定
しておく(S301)。表示エリア指示が入力されると
(S302)、保持している前回出力位置との間で変移
量を算出しながら(S303)、今回の対象表示エリア
の出力位置を算出し(S304)、輝度値スケールがr
ビットの対象表示エリア画像(m×n画素)データを入
力する(S305)。
【0048】次に、S303で算出した変移量が規定値
を超えているか判定し(S306)、超えている場合は
表示エリア画像のヒストグラムを算出し(S307)、
そのヒストグラムの輝度値スケールを線形変換し(S3
08)、LUTを作成する(S309)。このLUTに
基づいて対象のm×n画素をLUT変換し(S31
0)、対象表示エリア画像の輝度値を表示装置に出力す
る(S311)。一方、対象表示エリアの変移量が規定
値以下であれば、前回のLUTを用いて直ちにLUT変
換する。以上の手法をスクロールが終了するまで繰り返
す(S312)。
【0049】ここで、S308におけるヒストグラムの
線形変換処理は、数3によってrビットのヒストグラム
をsビットのヒストグラムへと変換する。
【0050】
【数3】
【0051】ただし、[rmin,rmax]:入力画像の許
容輝度レベル値、[smin、smax]:出力表示装置の許
容輝度レベルである。
【0052】例えば、1画素8ビットのデータを出力表
示装置の1画素6ビットに変換する場合、入力画像の0
〜255の輝度値は出力画像の0〜63の輝度値にスケ
ール変換される。
【0053】これにより、入力画像に対し出力表示装置
の輝度値スケールが異なる場合にも、LUT作成時に同
時にスケール変換を行なうので、操作を軽減できる。ま
た、入力データに応じた画質の確保ができる。また、上
記の線形変換は線形ヒストグラムの正規化処理後に行な
うことで、ノイズを効率よく除去できる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、対象表示エリアの入力
画像についてLUT変換を行なう場合に、今回の入力画
像の移動量が所定値より大きいときにのみ、入力画像の
ヒストグラム算出に基づくLUTの更新を行なうので、
大容量画像データの表示処理におけるLUT作成処理の
時間を大幅に低減し、表示処理を高速化できる。また、
LUTは表示対象エリアに最適化されるので、ぼけの無
い高質の表示画像を得ることができる。
【0055】さらに、入力画像の輝度値スケールに対し
て出力表示装置の輝度値スケールが異なる場合、ヒスト
グラム作成時に同時に線形変換を行なうので、操作が軽
減できる。特に、輝度値スケールの小さい市販表示装置
への適用が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による画像情報処理装置の
構成図。
【図2】衛星画像の輝度レベルの特性を示す説明図。
【図3】本発明の実施形態1による画像情報処理方法の
フローチャート。
【図4】実施形態1におけるヒストグラム及びLUT作
成の説明図。
【図5】本発明の実施形態2による画像情報処理方法の
フローチャート。
【図6】実施形態2におけるヒストグラム及びLUT作
成の説明図。
【図7】本発明の実施形態2による画像情報処理方法の
フローチャート。
【図8】LUT変換を含む従来の画像情報処理装置の構
成図。
【符号の説明】
1…画像処理装置、3…記憶装置、4…表示エリア指示
装置、5…出力表示装置、10…画像入力部、11…対
象エリア画像入力手段、12…出力位置算出手段、13
…変移量算出手段、20…LUT設定部、21…制御手
段、22…入力アドレステーブル、23…切替手段、2
4…ヒストグラム作成手段、25…LUT作成手段、2
6…LUT(ルックアップテーブル)、27…LUT変
換手段、28…変換輝度値テーブル、30…衛星画像、
30a…表示エリア画像、51…ディスプレイ、52…
プリンタ、53…フィルム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/40 101E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体画像の中から指示された対象エリア
    の入力画像を画素毎の輝度値により読み出し、ルックア
    ップテーブル(以下、LUTと略称する)の設定値に基
    づくLUT変換によって画質を調整して出力する画像情
    報の処理方法において、 前回の対象エリアに対する今回の対象エリアの移動量が
    予め定められている規定値より小さい場合は、前回に使
    用した前記LUTの設定値を用いて今回の入力画像の輝
    度値をLUT変換し、前記規定値より大きい場合は今回
    の入力画像の輝度値を基にヒストグラムの算出などの所
    定演算を経て前記LUTを更新したのち、今回の入力画
    像の輝度値のLUT変換を行なうことを特徴とする画像
    情報の処理方法。
  2. 【請求項2】 全体画像の中から指示された対象エリア
    の入力画像を画素毎の輝度値により読み出し、ルックア
    ップテーブル(以下、LUTと略称する)の設定値に基
    づくLUT変換によって画質を調整して出力する画像情
    報の処理方法において、 前回の対象エリアに対する今回の対象エリアの移動量が
    予め定められている規定値より小さい場合は、前回に使
    用した前記LUTの設定値を用いて今回の入力画像の輝
    度値をLUT変換し、前記規定値より大きい場合は今回
    の入力画像の輝度値を基にヒストグラムの算出と、その
    ヒストグラムの統計量によって前記LUTの設定値を更
    新したのち、今回の入力画像の輝度値のLUT変換を行
    ない、 さらに、前記入力画像の輝度値スケールと前記LUT変
    換後に出力する出力画像の輝度値スケールが異なる場合
    は、前記ヒストグラムによる前記LUTの設定値を算出
    する際に、前記入力画像の輝度値を前記出力画像の輝度
    値スケールに線形変換することを特徴とする画像情報の
    処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記全体画像がカラーなどのマルチバンド画像の場合
    に、前記入力画像の読み出しと前記ヒストグラムの算出
    はバンド毎に行なうことを特徴とする画像情報の処理方
    法。
  4. 【請求項4】 全体画像の記憶装置と、出力位置を指示
    する指示装置と、全体画像の中の対象エリアの出力画像
    を表示または印字する出力表示装置と、画質を調整する
    ためのルックアップテーブル(以下、LUTと略称す
    る)を有して、前記対象エリアの入力画像の輝度値をL
    UT変換して前記出力表示装置に出力するLUT変換手
    段とを備える画像情報の処理装置において、 前記指示装置からの指示に従って前回の対象エリアに対
    する今回の対象エリアの移動量を算出し、その移動量か
    ら前記全体画像の中における今回の対象エリアの位置を
    算出して前記入力画像を読出す画像入力手段を設け、 前記LUT変換手段に、前記移動量が予め定められてい
    る規定値より小さい場合は、今回の入力画像を直ちにL
    UT変換し、前記規定値より大きい場合は今回の入力画
    像を基に前記LUTを更新するように制御する制御手段
    を設けることを特徴とする画像情報の処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記LUT変換手段は、今回の入力画像を基にヒストグ
    ラムを算出し、その正規化したヒストグラムをもとに前
    記LUTの設定値を算出するLUT設定手段を有してい
    る画像情報の処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記LUT設定手段は、前記入力画像の輝度値を前記出
    力表示装置の輝度値スケールに適応させる輝度値スケー
    ル変換処理手段を有していることを特徴とする画像情報
    の処理装置。
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KR100480166B1 (ko) * 2002-05-11 2005-04-06 엘지전자 주식회사 다이나믹 레인지 확대방법을 이용한 플라즈마 디스플레이패널의 컬러 보정 장치 및 방법
JP2017038775A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 株式会社島津製作所 放射線透視装置

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