JPH10317163A - バスケットの螺旋揺動方法 - Google Patents

バスケットの螺旋揺動方法

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JPH10317163A
JPH10317163A JP12379197A JP12379197A JPH10317163A JP H10317163 A JPH10317163 A JP H10317163A JP 12379197 A JP12379197 A JP 12379197A JP 12379197 A JP12379197 A JP 12379197A JP H10317163 A JPH10317163 A JP H10317163A
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stopper
clamp
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Shigeo Tsuchiya
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動機構に無理をかけることなくバスケット
を大きい加速度で螺旋揺動運動させることができるバス
ケットの螺旋揺動方法を提供する。 【解決手段】 バスケット11の口部に複数のストッパ
爪12を設け、クランプ爪10により緩やかにクランプ
する。従来と同様にクランプ爪10に螺旋揺動運動を与
えてバスケット11を回転させ、クランプ爪10を停止
した後のバスケット11の慣性回転によりクランプ爪1
0の端部にストッパ爪12を衝突させて衝撃的に停止さ
せる。この衝撃により内部のワークは大きく移動し、処
理液との接触が十分に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロメート処理装
置等に用いられるバスケットの螺旋揺動方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】クロメート処理装置等においては、ワー
クを収納したバスケットを処理槽中に浸漬して螺旋揺動
運動させ、均一なクロメート処理が行われるようにして
いる。このため、本出願人の特公昭57−4594号公
報に示されるように、バスケットの口部をクランプし一
対のシリンダにより螺旋揺動運動させる装置が古くから
用いられている。
【0003】しかし上記の螺旋揺動方法では、シリンダ
の動作を直接バスケットに伝達しているため、シリンダ
の保護のためにも螺旋揺動運動の加速度を大きく取るこ
とができない。すなわち螺旋揺動運動の加速度を大きく
すると、シリンダ等の駆動機構に無理がかかり、その寿
命低下を招くおそれがある。このためバスケットの螺旋
揺動運動は比較的低加速度で行われ、内部のワークを処
理液中で十分に移動させることができないという問題が
あった。このようなワークの移動不足はクロメート処理
液とワークとの接触不均一を招き、色むら等の原因とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、シリンダ等の駆動機構に無理をかけ
ることなくバスケットを大きい加速度で螺旋揺動運動さ
せることができ、処理液とワークとの接触を十分に行わ
せることができるバスケットの螺旋揺動方法を提供する
ためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明のバスケットの螺旋揺動方法は、口
部に複数のストッパ爪を備えたバスケットを、これらの
ストッパ爪の間隔よりも幅の狭い複数のクランプ爪によ
り緩やかにクランプし、クランプ爪に螺旋揺動運動を与
えることによりバスケットを回転させ、クランプ爪を停
止した後のバスケットの慣性回転によりクランプ爪の端
部にバスケットのストッパ爪を衝突させて停止させるこ
とを繰り返すことを特徴とするものである。
【0006】本発明の螺旋揺動方法によれば、バスケッ
トをクランプ爪により緩やかにクランプし、その慣性を
利用してクランプ爪の端部にバスケットのストッパ爪を
衝突させて衝撃的に停止させるため、停止時に大きい加
速度を得ることができる。しかもクランプ爪は従来と同
様に比較的低加速度で駆動させればよいため、駆動機構
には無理がかかることがない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施の形
態を示す。図1は本発明の螺旋揺動方法を実施するクロ
メート処理装置の全体図であり、1は処理槽、2は処理
槽1の上方に設置された駆動機構である。この駆動機構
2自体は従来のものと基本的に同一であり、フレーム3
上に一対のシリンダ4、4を備え、回転盤5を例えば6
0°ずつ揺動回転させることができる。またフレーム3
の下面には軸受6が設けられており、この軸受6に昇降
及び回転自在に嵌合された主軸7の下端には、水平ビー
ム8が設けられている。
【0008】また、回転盤5と水平ビーム8との間には
2本のリンク9、9が設けられており、水平ビーム8は
これらの2本のリンク9、9により吊られた状態にあ
る。そして水平ビーム8の両端部の下方に設けられたク
ランプ爪10、10が、ワークWの入ったバスケット1
1の口部をクランプしている。このためシリンダ4、4
により回転盤5を揺動回転させると、2本のリンク9、
9により吊られた水平ビーム8は捩じられるように回転
し、これとともにバスケット11も螺旋揺動運動するこ
ととなる。
【0009】以上に説明したバスケット11の螺旋揺動
方法は、従来と同様である。しかし図2、図3に示すよ
うに、本発明ではバスケット11の口部外周に所定間隔
で複数のストッパ爪12を設けてあり、前記のクランプ
爪10はこれらのストッパ爪12、12の間隔よりも幅
の狭いものとしてある。さらにこれらのクランプ爪10
にクランプ力を与えるクランプ用シリンダ13のストロ
ークあるいは圧力を調整して、バスケット11の口部が
クランプ爪10により緩やかにクランプされるようにし
ておく。
【0010】そして上記のようにクランプ爪10に螺旋
揺動運動を与えてバスケット11を回転させると、シリ
ンダ4、4のストロークエンドでクランプ爪10が停止
した後も、クランプ爪10により緩やかにクランプされ
ているバスケット11は慣性により余分に回転する。そ
してクランプ爪10の端部にバスケット11のストッパ
爪12が衝突したとき、バスケット11が衝撃的に停止
することを繰り返す。この衝撃的な停止時にバスケット
11に大きい加速度が作用し、ワークWがバスケット1
1の内部で大きく移動する。
【0011】この結果、ワークWは従来よりもクロメー
ト処理液とより均一に接触するようになり、色むら等の
不良を防止することができる。また上記の大きい加速度
はクランプ爪10に作用するのみであり、駆動機構2の
シリンダ4等には衝撃は加わらない。このため、駆動機
構2の寿命低下を招くおそれはない。なお、本発明のよ
うにバスケット11の口部外周に複数のストッパ爪12
を設けると、バスケット11の着脱の際にはクランプ爪
10に対してバスケット11の位置決めが必要となる。
しかし本発明では必ずストッパ爪12がクランプ爪10
に当たった位置でバスケット11が停止するので、特別
な位置決めは不要である。
【0012】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のバスケ
ットの螺旋揺動方法によれば、駆動機構のシリンダ等に
無理をかけることなく、ワークの入ったバスケットを大
きい加速度で螺旋揺動運動させることができる。このた
め内部のワークを十分に移動させることができ、均一で
高品質なクロメート処理等を行うことができる。なお本
発明は必ずしもクロメート処理に限定されるものではな
く、処理液中でワークの入ったバスケットを螺旋揺動さ
せつつ表面処理を行う場合に、広く利用できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の螺旋揺動方法を実施する装置の全体図
である。
【図2】バスケットの斜視図である。
【図3】バスケットの口部の平面図である。
【符号の説明】
W ワーク 1 処理槽 2 駆動機構 3 フレーム 4 シリンダ 5 回転盤 6 軸受 7 主軸 8 水平ビーム 9 リンク 10 クランプ爪 11 バスケット 12 ストッパ爪 13 クランプ用シリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口部に複数のストッパ爪を備えたバスケ
    ットを、これらのストッパ爪の間隔よりも幅の狭い複数
    のクランプ爪により緩やかにクランプし、クランプ爪に
    螺旋揺動運動を与えることによりバスケットを回転さ
    せ、クランプ爪を停止した後のバスケットの慣性回転に
    よりクランプ爪の端部にバスケットのストッパ爪を衝突
    させて停止させることを繰り返すことを特徴とするバス
    ケットの螺旋揺動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6276454B1 (ja) * 2017-05-26 2018-02-07 高島産業株式会社 バレルめっき装置およびめっき方法
CN115404423A (zh) * 2022-09-01 2022-11-29 衡阳市大宇锌业有限公司 一种真空镀锌装置

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