JPH1031651A - 情報処理方法及び情報表示装置 - Google Patents

情報処理方法及び情報表示装置

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JPH1031651A
JPH1031651A JP8189150A JP18915096A JPH1031651A JP H1031651 A JPH1031651 A JP H1031651A JP 8189150 A JP8189150 A JP 8189150A JP 18915096 A JP18915096 A JP 18915096A JP H1031651 A JPH1031651 A JP H1031651A
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user
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JP8189150A
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Keigo Kobayashi
圭吾 小林
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Fuji Facom Corp
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Fuji Facom Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザの技術レベル等のユーザタイプを検出
し、ユーザタイプに応じたマニュアル情報を表示する。 【解決手段】ホスト制御装置1に対するコマンドのうち
ユーザの技術レベルの特徴を表すコマンドを特徴コマン
ドとし、これら特徴コマンドをユーザの技術レベルを表
すユーザタイプ毎に分類しておく。そして、ユーザから
のコマンドが特徴コマンドであるとき、この特徴コマン
ドが属するユーザタイプ毎に、所定期間内におけるコマ
ンド要求の回数を累計し、所定期間経過した時点におけ
る累計数が最大のものをこのユーザのユーザタイプとし
て設定する。そして、予めユーザタイプ毎の各技術レベ
ルのユーザが必要とする情報からなるマニュアル情報を
設定しておき、ユーザからマニュアル表示要求が行われ
た場合には、ユーザに対応するユーザタイプを特定し、
特定したユーザタイプに対応するマニュアル情報を読み
出してこれを通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ユーザの要求に
応じて例えばその操作マニュアル等の情報を表示するこ
との可能な情報表示装置に関し、特に、ユーザの技術レ
ベル等の特徴を推測し、その特徴に応じた情報を表示す
ることの可能な、情報処理方法及び情報表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、計算機システム等においては、ユ
ーザがマニュアル情報の表示要求を行うことにより、計
算機システムの操作使用方法等のマニュアル情報を表示
装置等に表示できるようになっている。このとき、例え
ばユーザからある項目に対するマニュアル表示要求が行
われた場合には、指定された項目に関連する初歩的な情
報から専門的な情報まで、全てのユーザが必要とすると
思われる情報をマニュアル情報として表示するようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、指定された項目に関連する全てのユーザ向け
のマニュアル情報を表示するようになっているため、マ
ニュアル情報の表示要求を行ったユーザによっては、必
要としない情報をも表示することになる。例えば、技術
レベルの高いユーザにとっては、初歩的な説明は読むま
でもなく当然のことであり、却って初歩的な説明を含む
情報を見ることは、苦痛と感じるであろうし、反対に、
経験の浅いユーザにとっては、高度な内容を含む情報
は、意味を持たないだけでなく、ユーザの理解の妨げに
もなるという問題がある。
【0004】また、表示すべきマニュアル情報が大量に
なると、ユーザが実際には必要としていない情報までも
表示することは無駄であると共に、ユーザに対し視覚的
認識力の低下をもたらし、実際にユーザが必要とする情
報をも見落とす可能性がでてくるという問題もある。
【0005】そこで、この発明は、上記従来の問題に着
目してなされたものであり、ユーザの特徴を表すユーザ
タイプを推測し、このユーザタイプに基づきユーザが必
要としていると思われる情報のみを表示することのでき
る情報処理方法及び情報表示装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る情報処理方法は、計算機シ
ステムを利用するユーザの特徴を、その使用状況から推
測可能な特徴コマンドに対するユーザ毎の使用状況を検
出し、当該使用状況から前記ユーザの特徴を推測し、前
記ユーザから処理要求が行われたとき、当該ユーザの前
記推測した特徴に応じた前記処理要求に対する処理を行
うようにしたことを特徴としている。
【0007】この請求項1の発明によれば、ユーザが計
算機システムに対して使用するコマンドのうち、そのコ
マンドの使用状況からユーザの特徴、例えば技術レベル
等を推測可能なコマンドが特徴コマンドとして予め設定
される。そして、この特徴コマンドの使用状況をユーザ
毎に検出することにより、その使用状況からユーザの特
徴、つまり技術レベル等が推測され、ユーザから何らか
の処理要求が行われたときには、処理要求を行ったユー
ザに対して推測した特徴、つまり技術レベル等に応じた
処理が行われる。
【0008】また、本発明に請求項2に係る情報処理方
法は、計算機システムを利用するユーザの特徴をその使
用状況から推測可能な特徴コマンドを、前記特徴に応じ
て設定したユーザタイプ毎に分類しておき、所定期間に
おける前記特徴コマンドの使用状況をユーザ毎に且つ前
記ユーザタイプ毎に累計し、前記ユーザ毎の累計におい
て前記特徴コマンドの使用頻度が最多のユーザタイプを
この累計に対応するユーザのユーザタイプとして特定
し、前記ユーザから処理要求が行われたとき、当該ユー
ザの前記特定したユーザタイプに応じた前記処理要求に
対する処理を行うようにしたことを特徴としている。
【0009】この請求項2の発明によれば、例えばユー
ザの技術レベル等ユーザの特徴をその使用状況から推測
可能なコマンドが予め特徴コマンドとして設定され、さ
らにこれら特徴コマンドは技術レベル毎のユーザタイプ
に分類される。そして、特徴コマンドが使用される毎に
累計をとる等によって、ユーザ毎の且つユーザタイプ毎
の特徴コマンドの使用状況が検出される。このとき、特
徴コマンドとしてユーザの特徴を推測可能なコマンドが
設定されているから、ユーザの特徴に応じて使用される
特徴コマンドがある程度特定し、ユーザのユーザタイプ
に応じた特徴コマンドの使用回数が増える。よって、例
えば所定期間におけるユーザ毎の使用状況において、そ
の累計値が最大のユーザタイプを、このユーザのユーザ
タイプとして設定することにより、ユーザの特徴、つま
り技術レベルに応じたユーザタイプが設定される。
【0010】さらに、請求項3に係る情報表示装置は、
ユーザからの表示要求に対して所定の表示情報を表示す
るようにした情報表示装置において、前記ユーザの特徴
を、その使用状況から推測可能な特徴コマンドに対する
ユーザ毎の使用状況を検出し、当該使用状況から前記ユ
ーザの特徴を推測する特徴推測手段を有し、前記ユーザ
から表示要求が行われたとき、予め前記特徴毎に形成し
た表示情報のうち、前記特徴推測手段で推測した前記表
示要求を行ったユーザの特徴に対応する表示情報を表示
するようにしたことを特徴としている。
【0011】この請求項3の発明によれば、ユーザから
の要求に応じて表示可能な例えばマニュアル情報等の表
示情報が予めユーザの技術レベル等の特徴毎に形成され
ている。つまり、マニュアル情報等の表示情報が技術レ
ベル毎に形成され、例えばこのマニュアル情報には、各
技術レベルのユーザが必要とするであろう情報が記載さ
れている。そして、特徴推測手段により、その使用状況
からユーザの技術レベル等の特徴を推測可能な特徴コマ
ンドの使用状況をユーザ毎に検出することによって、各
ユーザの技術レベル等の特徴が推測され、ユーザからマ
ニュアル情報等の表示要求が行われたときには、特徴推
測手段により推測した、表示要求を行ったユーザの特
徴、つまり技術レベルに応じたマニュアル情報等の表示
情報が表示される。つまり、表示要求を行ったユーザの
技術レベル等の特徴に応じたマニュアル情報が表示され
るから、例えばユーザが初級者である場合には初歩的な
情報が記載されたマニュアル情報、ユーザが上級開発技
術者である場合には通常の操作では必要としない詳細に
ついても記載されたマニュアル情報が表示される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。図1は、本発明における情報処理方法及び情報
表示装置を、適用した、計算機システムの一例を示す概
略構成図である。
【0013】この計算機システム(情報表示装置)10
は、ホスト制御装置1と、このホスト制御装置1と例え
ばLAN等の通信回線2を介して接続された、ユーザ用
処理装置3とから構成されている。そして、ホスト制御
装置1は、例えばマルチタスクマルチユーザのオペレー
ティングシステムを有し、各ユーザ用処理装置3からの
要求に応じて所定の処理を実行する。また、ホスト制御
装置1には、ハードディスク等の記憶装置4が接続さ
れ、この記憶装置4には、ホスト制御装置1,ユーザ用
処理装置3,或いは、計算機シテテム10の操作手順、
処理内容等の記載されたマニュアル情報が格納されてい
る。
【0014】このマニュアル情報は、予めユーザの技術
レベル毎、例えば初級者,一般,上級者,中級開発技術
者,上級開発技術者,管理職等のレベル毎に、各技術レ
ベルにおけるユーザが必要とするであろうマニュアル情
報が記載され、例えば、初級者用のマニュアル情報には
通常の操作に必要な初歩的な説明が記載され、管理職用
のマニュアル情報には一般のユーザはほとんど必要とし
ない細部にわたる高度な説明が記載れている。
【0015】そして、前記ホスト制御装置1では、予め
ユーザに対して供給するサービスを特定するコマンドの
うち、ユーザの特徴、この場合技術レベルを強く示すコ
マンドを特徴コマンドとして設定し、これら特徴コマン
ドを図2に示すように、ユーザの技術レベル、例えば、
初級者,一般,上級者,中級開発技術者,上級開発技術
者,管理職等のレベルに応じて、特徴コマンド群a〜f
として分類され、各特徴コマンド群a〜fがそれぞれ、
初級者,一般,上級者,中級開発技術者,上級開発技術
者,管理職のユーザタイプに対応している。
【0016】なお、特徴コマンドとしては、どのユーザ
タイプに属するユーザであっても、その使用頻度に差の
でないコマンドは用いず、また、同じコマンドであって
も、オプションやパラメータでユーザタイプの傾向が現
れるものであれば、特徴コマンドとして設定する。例え
ば、オンラインマニュアルというコマンドで“ディレク
トリの内容のリスト表示コマンド”を何度も見るのは初
心者である可能性が高いが、同じオンラインマニュアル
というコマンドで“ELFオブジェクトファイルのアク
セスライブラリ”の項を見るユーザは、開発技術者であ
る可能性が高い。このようなコマンドの場合には、その
パラメータまで含めて特徴コマンド群に分類する。この
場合、オンラインマニュアルというコマンドの“ディレ
クトリの内容のリスト表示コマンド”は、初級者の特徴
を強く表す特徴コマンド群aに分類し、オンラインマニ
ュアルというコマンドの“ELFオブジェクトファイル
のアクセスライブラリ”は、上級開発技術者の特徴を強
く表す特徴コマンド群eに分類する。
【0017】また、ホスト制御装置1では、ユーザ用処
理装置3を介してユーザから登録要求を受けたとき、こ
のユーザを特定するID番号を付与し、このユーザをI
D番号で管理すると共に、新たに登録されたユーザに対
して図3に示すようなユーザ統計表を形成し、これを例
えば制御装置4等の記憶領域に保持する。また、予め設
定した所定期間、ユーザから通知されるコマンドの監視
をユーザ毎に行い、ユーザから通知されるコマンドが特
徴コマンドである場合には、この特徴コマンドが属する
特徴コマンド群を特定し、前記図3に示すユーザ統計表
において、特定した特徴コマンド群に該当する累計をイ
ンクリメントし、所定期間経過するまでの間、定期的に
累計値の最も高い特徴コマンド群に対応するユーザタイ
プをこのユーザのユーザタイプとして特定し、これをユ
ーザ統計表に設定する(特徴推測手段)。
【0018】なお、前記所定期間は、例えば図4に示す
時点t2から時点t3の間として設定される。ここで、
時点t1は、ホスト制御装置1にユーザが登録された時
点であり、時点t2は時点t1から所定期間、例えば数
日程度経過し、ユーザが計算機システム10の操作にあ
る程度慣れ、コマンドの使用状況が定常状態となりユー
ザの技術レベルに応じたコマンドの使用状況が期待され
るようになる時点である。また、時点t3は、時点t2
から所定期間、例えば数週間程度経過した時点であっ
て、ユーザの技術レベルに応じたコマンドの使用状況を
充分得ることができたと推定される時点である。
【0019】さらに、ホスト制御装置1では、ユーザ用
処理装置3を介してユーザからマニュアル情報の表示要
求が行われた場合には、表示要求を行ったユーザのID
番号から、対応するユーザ統計表を参照し、このユーザ
のユーザタイプを特定する。そして、特定したユーザタ
イプに応じたマニュアル情報を前記記憶装置4から読み
出し、これをユーザ用処理装置3に伝達する。
【0020】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
各ユーザは、ホスト制御装置1に対して処理要求を行う
場合には、予めホスト制御装置1に対して登録要求を行
い、ホスト制御装置1では、登録要求を行ったユーザに
対してID番号を付与し、ユーザをID番号で管理す
る。また、このユーザのユーザ統計表を例えば記憶装置
4の所定の領域に形成する。
【0021】そして、ホスト制御装置1では、ユーザが
新たに登録された時点から所定期間が経過するまでの
間、このユーザに対してその統計情報収集期間の監視を
行い、図4に示すように、ホスト制御装置1に登録した
時点t1以後、時点t1から予め設定した所定期間、例
えば数日程度が経過する時点t2までの間は、ユーザが
計算機システム10の操作に慣れておらず、コマンドの
使用状況が定常状態ではないものとみなし、非統計情報
収集期間として、前記図3に示すユーザ統計表におい
て、統計収集フラグFを非統計情報収集期間に属するこ
とを表す“0”に設定する。そして、時点t2以後、時
点t2から所定期間、例えば数週間程度経過する時点t
3までの間は、ユーザのコマンドの使用状況が定常状態
となったものとみなし、統計収集フラグFを、統計情報
収集期間に属することを表す“1”に設定する。そし
て、時点t3以降は、統計を取る必要はないものとし
て、統計収集フラグFを、非統計情報収集期間に属する
ことを表す“0”に設定する。
【0022】そして、このように各ユーザに対してその
統計情報収集期間を監視している状態で、例えばユーザ
U1から、何らかのサービスに対するコマンドが要求さ
れた場合には、ホスト制御装置1では、図5のフローチ
ャートに示すように、コマンド要求を受信すると、要求
されたコマンドが予め設定した、図2に示す特徴コマン
ドに属するか否かを判定する(ステップS1)。そし
て、コマンド要求が特徴コマンドである場合には、次
に、コマンド要求を行ったユーザのID番号、例えばI
D1を特定し、ユーザ登録時に記憶装置4に形成したI
D番号ID1のユーザ統計表を参照し、その統計収集フ
ラグFから、ユーザU1が統計情報収集期間内にあるか
否かを判定する(ステップS2)。
【0023】そして、ユーザU1が統計情報収集期間内
にある場合には、要求コマンドが特徴コマンド群a〜f
の何れかに属するかを特定し、ID番号ID1のユーザ
統計表のうち、特定した特徴コマンド群の累計をインク
リメントする(ステップS3)。例えば、要求コマンド
が特徴コマンド群aに属する場合には、特徴コマンド群
aの累計を更新する。そして、要求コマンドに対応する
所定の処理を実行し処理を終了する(ステップS4)。
【0024】このとき、例えばコマンド要求が特徴コマ
ンドでない場合(ステップS1)には、ユーザの技術レ
ベルを推定することができないから、通常と同様に、指
定されたコマンド要求に対応する所定の処理を実行する
(ステップS4)。また、コマンド要求を行ったユーザ
U1が統計情報収集期間にない場合(ステップS2)に
も、統計をとる必要がないから、通常と同様に、指定さ
れたコマンド要求に対応する所定の処理を実行する(ス
テップS4)。
【0025】そして、ユーザからコマンド要求が行われ
る毎に、要求コマンドが特徴コマンドであるか、コマン
ド要求を行ったユーザが統計情報収集期間内にあるかを
判定し、統計情報収集期間内にあるユーザから特徴コマ
ンドに対するコマンド要求が行われたとき、特徴コマン
ドが属する特徴コマンド群を特定し、ユーザ毎のユーザ
統計表においてその特徴コマンドが属する特徴コマンド
群の累計を更新することにより、ユーザ毎の、特徴コマ
ンド群に対するコマンドの使用状況を表すユーザ統計表
を作成する。
【0026】さらに、ホスト制御装置1では、予め設定
した所定期間、例えば数日毎の定周期で、ユーザタイプ
類推処理を実行し、図3のユーザ統計表に基づいてユー
ザタイプの類推を行う。
【0027】このユーザタイプ類推処理では、図6のフ
ローチャートに示すように、まず、登録されたユーザ毎
のユーザ統計表の統計収集フラグFを参照し、統計収集
フラグがF=1であって統計情報期間内にあるユーザ
を、例えばID番号の若いものから順に特定する(ステ
ップS11)。例えばユーザU1に対応するID番号I
D1が一番若いものとすると、次に、このID1のユー
ザ統計表を参照し、特徴コマンド群a〜fの累計のう
ち、累計数の一番大きい特徴コマンド群を特定する。ユ
ーザU1に対応するID番号がID1のユーザ統計表が
例えば図7に示すとおりである場合には、特徴コマンド
群dの累計が最大であるから、これが累計数最大の特徴
コマンドとして特定される。そして、この特定した特徴
コマンド群dは、図2に示すように、中級開発者の特徴
を強く表すコマンドとして予め設定しているから、ユー
ザタイプは中級開発者として特定する(ステップS1
2)。そして、ユーザタイプとして特定したタイプ、こ
の場合中級開発者を、ユーザ統計表に登録する。
【0028】そして、ID1に対するユーザタイプの特
定が終了したので、ID1の各特徴コマンド群a〜fの
累計を零クリアする(ステップS13)。続いて、同様
にして統計情報期間内にあるユーザに対してユーザタイ
プの特定を行い、統計情報期間内にある全てのユーザに
対してユーザタイプの特定が終了するまで(ステップS
14)、同様にして処理を行う。
【0029】そして、図8に示すように、例えば時点t
11で新たにホスト制御装置1に登録されたユーザに対
して時点t12から統計情報の収集を開始し、時点t1
3で上記のようにしてユーザタイプの類推が行われたと
すると、時点t13から所定期間経過した時点t14で
再度ユーザタイプの類数を行う。このとき、時点t13
から時点t14までの数日程度の所定期間の間に、ユー
ザによっては、計算機システム10に対する技術レベル
が向上している場合がある。その場合には、その技術レ
ベルの変化が特徴コマンド群の累計に現れるから、例え
ば時点t13では中級開発技術者として特定されていた
ものが、時点t14では、上級者として特定される。
【0030】そして、統計情報収集期間内において、時
点t15,t16と定期的にユーザレベルの更新が行わ
れ、時点t16でユーザタイプの更新を行い、この時点
で所定の統計情報収集期間が経過した場合には、時点t
16でのユーザタイプがこのユーザのユーザタイプとし
て確定される。この統計情報収集期間は、ユーザの技術
レベルを推定するにあたり的確な推定を行うことの可能
な期間を設定しているから、この時点でのユーザタイプ
はユーザの技術レベルに応じた的確なユーザタイプとな
る。
【0031】この状態で、例えばユーザが、ホスト制御
装置1或いはユーザ用処理装置3等、計算機システム1
0に対する操作使用方法等のマニュアル情報を提供す
る、オンラインマニュアルのコマンド要求を行うと、ホ
スト制御装置1では、ユーザ用処理装置3を介してこれ
を受信し、マニュアル情報の表示要求を行ったユーザ、
例えばユーザU2を特定し、そのID番号例えばID2
に対応するユーザ統計表を参照し、ユーザU2のユーザ
タイプを特定する。例えば、ユーザU2のユーザタイプ
は“初級者”として設定されている場合には、例えば図
9に示すように、予め記憶装置4に格納しているユーザ
タイプ別のマニュアルデータから、初級者用のマニュア
ルデータを読み出し、これをユーザ用処理装置3に通知
し、ユーザ用処理装置3では、通知されたマニュアルデ
ータを表示装置に表示する。また、例えばユーザU2の
ユーザタイプが“管理職”として設定されている場合に
は、管理職用マニュアルデータを読み出し、これをユー
ザ用処理装置3に通知する。
【0032】なお、前記ユーザタイプ別のマニュアルデ
ータには、ユーザのタイプ別に各タイプにおけるユーザ
が必要とするであろう最適なマニュアル情報を記載して
おく。例えば、“オブジェクトファイルのリンク・エデ
ィタ”に関するマニュアルデータとして、初級者用マニ
ュアルデータには、通常の利用に支障がない程度の極め
て簡単な説明を記載しておき、同じ“オブジェクトファ
イルのリンク・エディタ”に関するマニュアルデータと
して上級開発技術者用マニュアルデータには、通常では
あまり使用することのないマップファイルの詳細につい
てまでも記載しておく。
【0033】これによって、ユーザU2は、マニュアル
情報の表示要求を行った場合、自分のユーザタイプ、つ
まり、技術レベルに応じたマニュアルデータを参照する
ことができることになる。例えば、“オブジェクトファ
イルのリンク・エディタ”に関するマニュアルデータの
表示要求を行ったユーザが初級ユーザである場合には、
コマンドの使用状況から、ユーザタイプは“初級者”と
して特定されるから、初級者用のマニュアルデータが表
示されることになり、初級ユーザがほとんど知る必要が
ないマップファイルの詳細についての記載が表示される
ことはない。
【0034】よって、ユーザが真に必要とする情報のみ
が表示されるから、このマニュアル情報をみることによ
って、初級者レベルで必要なマニュアル情報のみを得る
ことができる。また、ほとんど必要としない情報は表示
されないから、画面上に必要としない情報が表示される
ことを回避することができ、過剰な解説を見ることなく
知りたい情報のみを得ることができる。また、限られた
表示画面を有効に利用することができると共に、ユーザ
の視覚的認識率を向上させることができる。また、ユー
ザの技術レベルよりも高いレベルの情報等、実際には必
要としないユーザの理解を妨げるような情報が表示され
ないから、ユーザは的確な情報を得ることが可能とな
り、より理解を深めることができる。
【0035】また、上記実施の形態では、ホスト制御装
置1に登録後、所定期間のみ統計情報の収集を行い、こ
れ以後は収集を行わないようにしているから、ホスト制
御装置1を含めて計算機システム10全体の処理負荷を
軽減することができる。
【0036】なお、上記実施の形態では、ホスト制御装
置1において、ユーザの統計情報を収集するようにした
場合について説明したが、例えば、ユーザ用処理装置側
でユーザ毎の統計情報を収集し、これに基づきユーザタ
イプを特定し、マニュアル情報の表示要求を行うときに
ユーザタイプを通知することによって、ホスト制御装置
1がユーザタイプに応じたマニュアル情報のみをユーザ
用処理装置に通知するようにすることも可能である。
【0037】また、上記実施の形態では、マニュアル情
報を表示する場合について説明したが、これに限らず、
例えば、コマンド一覧を表示し、その一覧からコマンド
を選択するような場合にも適用することができ、ユーザ
の技術レベルに応じて必要とする情報と必要としない情
報とが含まれる中から所望の情報を選択するような場合
であれば、適用することができる。
【0038】また、上記実施の形態では、ユーザタイプ
としてユーザの技術レベルに応じてユーザタイプを特定
するようにした場合について説明したが、これに限ら
ず、例えば、ホスト制御装置1で管理する例えば記憶装
置4、或いは、図示しないプリンタ等の出力装置の使用
傾向等に応じてユーザタイプを特定する事も可能であ
り、このようにすることにより、例えば複数のユーザか
ら同時に出力装置の使用要求があった場合等に、ユーザ
タイプから使用傾向を特定し、使用頻度の低いユーザか
らの要求を優先させるようにすることも可能である。
【0039】また、上記実施の形態では、統計情報収集
期間を、ホスト制御装置1に登録した時点から所定期間
のみに限定することにより、ホスト制御装置1の処理負
荷を軽減させるようにした場合について説明したが、登
録後の統計情報収集期間終了後も、例えば数カ月毎等の
ように比較的長い間隔で統計情報収集を行い、ユーザタ
イプを更新するようにすれば、ユーザの技術レベルの向
上に応じて的確なユーザタイプを設定することができ、
これに応じてユーザの技術レベルに応じたマニュアル情
報を表示することができる。また、統計情報収集期間を
定期的に設け、随時ユーザの技術レベルを推測するよう
にすることも可能である。
【0040】また、上記実施の形態では、統計情報収集
期間終了後も、ID番号毎のユーザ統計表を保持するよ
うにしているが、統計情報収集期間終了後には、ID番
号とこれに対応するユーザタイプのみを保持するように
してもよい。
【0041】また、上記実施の形態では、統計情報収集
期間内における累計値に基づきユーザタイプを特定する
ようにした場合について説明したが、例えば、統計情報
の収集を連続して行い、順次所定期間内における累計を
計測し、この累計に基づきユーザタイプを特定するよう
にすることによって、ユーザの技術レベルの変化に応じ
て連続的にユーザタイプを更新するようにすることも可
能である。
【0042】また、上記実施の形態では、統計情報収集
期間内における特徴コマンド群の累計値からユーザタイ
プを特定するようにした場合について説明したが、これ
に限らず、例えば、各特徴コマンド群毎に例えば上級者
となるほど高得点、初級者となるほど低得点となるよう
に配点しておき、特徴コマンドが通知される毎に、この
特徴コマンドに配点された点数をユーザ毎に順次加算
し、所定期間内に通知された特徴コマンドの一つあたり
の点数からユーザタイプを類推するようにすることも可
能である。
【0043】また、上記実施の形態では、ユーザからの
要求に応じてマニュアル情報等を表示装置に表示するよ
うにした場合について説明したが、表示装置に表示する
場合に限らず、例えば要求に応じてプリンタに出力する
場合、或いは装置間で情報を送信するような場合等、ユ
ーザからの要求に応じて所定の処理を行うような場合で
あれば適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る情報処理方法は、特徴コマンドの使用状況をユー
ザ毎に検出することにより、ユーザの特徴を推測し、ユ
ーザから処理要求があった場合には、推測したこのユー
ザの特徴に応じた処理要求に対する処理を行うことがで
きるから、ユーザからの処理要求に対してユーザの特徴
に応じた的確な処理或いは対応をとることができる。
【0045】また、本発明の請求項2に係る情報処理方
法は、ユーザの特徴を表す特徴コマンドの使用状況をユ
ーザ毎に、且つ例えばユーザの技術レベル毎に特徴コマ
ンドを分類したユーザタイプ毎に検出し、その使用頻度
が最多のユーザタイプを、ユーザのユーザタイプとして
設定することにより、例えばユーザの技術レベル等のユ
ーザタイプを的確に推測することができ、また、ユーザ
からの処理要求に対し、推測したこのユーザのユーザタ
イプに対応した処理要求に対する処理を行うことができ
るから、ユーザからの処理要求に対してユーザのユーザ
パターンに応じた的確な処理或いは対応をとることがで
きる。
【0046】さらに、本発明の請求項3に係る情報表示
装置は、ユーザから例えばマニュアル情報等の表示情報
の表示要求が行われたとき、特徴推測手段で検出した、
例えば技術レベル等のこのユーザの特徴に対応するマニ
ュアル情報等の表示情報を表示するようにしたから、ユ
ーザの技術レベル等の特徴に応じたユーザが必要とする
情報のみを表示することができ、ユーザが必要としない
情報が表示されることを回避することができると共に、
限られた表示画面を有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した計算機システム10の一例を
示す概略構成図である。
【図2】特徴コマンド及び特徴コマンド群の説明に供す
る説明図である。
【図3】ユーザ統計表の一例である。
【図4】統計情報収集期間の説明図である。
【図5】ホスト制御装置1における、コマンド要求が行
われたときの処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図6】ホスト制御装置1における、ユーザタイプ類推
時の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】ユーザタイプ類推時の動作説明に供する説明図
である。
【図8】ユーザタイプ類推時の動作説明に供する説明図
である。
【図9】マニュアルデータの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ホスト制御装置 2 通信回線 3 ユーザ用処理装置 4 記憶装置 10 計算機システム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機システムを利用するユーザの特徴
    を、その使用状況から推測可能な特徴コマンドに対する
    ユーザ毎の使用状況を検出し、当該使用状況から前記ユ
    ーザの特徴を推測し、前記ユーザから処理要求が行われ
    たとき、当該ユーザの前記推測した特徴に応じた前記処
    理要求に対する処理を行うようにしたことを特徴とする
    情報処理方法。
  2. 【請求項2】 計算機システムを利用するユーザの特徴
    をその使用状況から推測可能な特徴コマンドを、前記特
    徴に応じて設定したユーザタイプ毎に分類しておき、所
    定期間における前記特徴コマンドの使用状況をユーザ毎
    に且つ前記ユーザタイプ毎に累計し、前記ユーザ毎の累
    計において前記特徴コマンドの使用頻度が最多のユーザ
    タイプをこの累計に対応するユーザのユーザタイプとし
    て特定し、前記ユーザから処理要求が行われたとき、当
    該ユーザの前記特定したユーザタイプに応じた前記処理
    要求に対する処理を行うようにしたことを特徴とする情
    報処理方法。
  3. 【請求項3】 ユーザからの表示要求に対して所定の表
    示情報を表示するようにした情報表示装置において、前
    記ユーザの特徴を、その使用状況から推測可能な特徴コ
    マンドに対するユーザ毎の使用状況を検出し、当該使用
    状況から前記ユーザの特徴を推測する特徴推測手段を有
    し、前記ユーザから表示要求が行われたとき、予め前記
    特徴毎に形成した表示情報のうち、前記特徴推測手段で
    推測した前記表示要求を行ったユーザの特徴に対応する
    表示情報を表示するようにしたことを特徴とする情報表
    示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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