JP4085695B2 - バックアップ装置及びバックアップ方法並びにバックアップ評価プログラム - Google Patents

バックアップ装置及びバックアップ方法並びにバックアップ評価プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バックアップ装置及びバックアップ方法並びにバックアップ評価プログラムに関し、特に、バックアップ方針やテープデバイス資源の情報を元に運用管理するバックアップ装置及びバックアップ方法並びにバックアップ評価プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、バックアップ運用管理では、システム管理者はバックアップ運用開始前に、予めバックアップ対象のデータ容量を予測し、その予測に基づいてバックアップ用のテープ資源の割当てる。一般的に普及しているバックアップ運用管理ソフトウェアを利用する場合、バックアップ業務の設定として、バックアップ対象データ群、バックアップ格納先テープ群、バックアップ実行日時、バックアップデータの保存期間を設定することが可能であるが、この場合でもテープ資源の割当ての決定はシステム管理者自身が判断し行わなければならない。また、バックアップ業務の設定情報や、バックアップ処理結果、テープ資源の情報、バックアップデータの容量の情報をレポートとして得ることが可能であるので、運用中はバックアップが成功したか、空きテープ不足が発生していないかを日常的に監視する必要がある。
【0003】
また、上記バックアップ処理で用いられるテープはアペンドによるデータ格納が可能でバックアップ保存期間が経過するまで上書きされないようにバックアップ運用管理ソフトウェアにより制御されている。これはテープ内の全データの保存期間が経過するまで上書き禁止の制御がなされているため、空きテープとして再利用することはできないことを意味する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のバックアップ運用管理では、バックアップ運用開始前に、今後のデータ容量の増加傾向や変動を予測することが難しく、バックアップ業務の運用中に、テープ容量不足によるバックアップ失敗が発生した時点で、バックアップ容量の増加程度とテープの不足が発覚するという問題がある。
【0005】
また、システム管理者が日常的に監視を行い、統計情報から将来のバックアップ失敗を判断する作業は煩雑であり管理コストを要する上、システム管理者の経験則に因るところがあり、システム管理者の習熟具合で判断に差が生じてしまうという問題もある。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、テープ容量不足によるバックアップ失敗の可能性を判断し、バックアップ失敗のリスクを回避する機会を与えることにより、バックアップ業務の信頼性と運用管理性の向上を図ることができるバックアップシステム及びバックアップ方法並びにバックアップ評価プログラムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のバックアップ装置は、データ記憶装置に格納されているバックアップデータを、テープ群を有するテープライブラリ装置にコピーするバックアップ装置において、バックアップの実行間隔(B)、バックアップデータの保存期間(R)、前記テープ群のテープ本数(N)、前記テープ1本あたりの容量(T)を含むバックアップ設定情報に従ってバックアップを実行するバックアップ処理手段と、前記バックアップ設定情報を参照して、T×(N−1)の値を、(R+1)/Bの小数点以下を切り上げた値で割って、バックアップ処理に失敗する可能性を評価する基準となる許容バックアップ容量を算出するバックアップ容量算出手段と、各バックアップ実行後に、バックアップされたデータの容量と前記許容バックアップ容量とを比較するバックアップ結果評価手段とを少なくとも備え、該バックアップ結果評価手段の比較結果により、以後のバックアップ処理に失敗する可能性が予測されるものである。
【0008】
また、本発明のバックアップ装置は、データ記憶装置に格納されているバックアップデータを、テープ群を有するテープライブラリ装置にコピーするバックアップ装置において、バックアップの実行間隔(B)、バックアップデータの保存期間(R)、前記テープ群のテープ本数(N)、前記テープ1本あたりの容量(T)、同時処理されるテープドライブ装置数(D)を含むバックアップ設定情報に従ってバックアップを実行するバックアップ処理手段と、前記バックアップ設定情報を参照して、T×(N−D)の値を、(R+1)/Bの小数点以下を切り上げた値で割って、バックアップ処理に失敗する可能性を評価する基準となる許容バックアップ容量を算出するバックアップ容量算出手段と、各バックアップ実行後に、バックアップされたデータの容量と前記許容バックアップ容量とを比較するバックアップ結果評価手段とを少なくとも備え、該バックアップ結果評価手段の比較結果により、以後のバックアップ処理に失敗する可能性が予測されるものである
【0009】
また、本発明においては、前記バックアップ結果評価手段に、バックアップされた前記データの容量が前記許容バックアップ容量よりも大きい場合に、システム管理者に、バックアップに失敗する可能性を示す情報又は失敗を回避する処理が行われたことを示す情報を通知する手段を備える構成とすることができる。
【0011】
また、本発明のバックアップ方法は、データ記憶装置に格納されているバックアップデータを、テープ群を有するテープライブラリ装置にコピーするバックアップ方法において、バックアップ容量算出手段により、バックアップの実行間隔(B)、バックアップデータの保存期間(R)、前記テープ群のテープ本数(N)、前記テープ1本あたりの容量(T)を含むバックアップ設定情報を参照して、T×(N−1)の値を、(R+1)/Bの小数点以下を切り上げた値で割って、バックアップ処理に失敗する可能性を評価する基準となる許容バックアップ容量を算出するステップと、バックアップ結果評価手段により、各バックアップ実行後、バックアップされたデータの容量と算出された前記許容バックアップ容量とを比較するステップとを少なくとも備え、前記比較ステップにより、以後のバックアップ処理に失敗する可能性を予測するものである。
【0012】
また、本発明のバックアップ方法は、データ記憶装置に格納されているバックアップデータを、テープ群を有するテープライブラリ装置にコピーするバックアップ方法において、バックアップ容量算出手段により、バックアップの実行間隔(B)、バックアップデータの保存期間(R)、前記テープ群のテープ本数(N)、前記テープ1本あたりの容量(T)、同時処理されるテープドライブ装置数(D)を含むバックアップ設定情報を参照して、T×(N−D)の値を、(R+1)/Bの小数点以下を切り上げた値で割って、バックアップ処理に失敗する可能性を評価する基準となる許容バックアップ容量を算出するステップと、バックアップ結果評価手段により、各バックアップ実行後、バックアップされたデータの容量と算出された前記許容バックアップ容量とを比較するステップとを少なくとも備え、前記比較ステップにより、以後のバックアップ処理に失敗する可能性を予測するものである。
【0013】
本発明においては、更に、バックアップされた前記データの容量が算出された前記許容バックアップ容量よりも大きい場合に、システム管理者に、バックアップに失敗する可能性を示す情報を通知し、予備のテープ群からのバックアップ用のテープの補充又はバックアップ条件の見直しを要求する構成、又は、前記テープライブラリ装置に対して予備のテープ群からバックアップ用のテープを補充する指示を送出し、システム管理者に、バックアップの失敗を回避する処理が行われたことを示す情報を通知する構成とすることもできる。
【0014】
また、本発明のバックアップ評価プログラムは、コンピュータに、少なくとも、データ記憶装置に格納されているバックアップデータをテープ群を有するテープライブラリ装置にコピーするための、バックアップの実行間隔(B)、バックアップデータの保存期間(R)、前記テープ群のテープ本数(N)、前記テープ1本あたりの容量(T)を含むバックアップ設定情報を参照して、T×(N−1)の値を、(R+1)/Bの小数点以下を切り上げた値で割って、バックアップ処理に失敗する可能性を評価する基準となる許容バックアップ容量を算出する処理、各バックアップ実行後、バックアップされたデータの容量と算出された前記許容バックアップ容量とを比較する処理、バックアップされた前記データの容量が算出された前記許容バックアップ容量よりも大きい場合に、システム管理者に、以後のバックアップに失敗する可能性を示す情報を通知する処理、を実行させるものである。また、コンピュータに、少なくとも、データ記憶装置に格納されているバックアップデータをテープ群を有するテープライブラリ装置にコピーするための、バックアップの実行間隔(B)、バックアップデータの保存期間(R)、前記テープ群のテープ本数(N)、前記テープ1本あたりの容量(T)、同時処理されるテープドライブ装置数(D)を含むバックアップ設定情報を参照して、T×(N−D)の値を、(R+1)/Bの小数点以下を切り上げた値で割って、バックアップ処理に失敗する可能性を評価する基準となる許容バックアップ容量を算出する処理、各バックアップ実行後、バックアップされたデータの容量と算出された前記許容バックアップ容量とを比較する処理、バックアップされた前記データの容量が算出された前記許容バックアップ容量よりも大きい場合に、システム管理者に、以後のバックアップに失敗する可能性を示す情報を通知する処理、を実行させるものである。
【0015】
また、本発明のバックアップ評価プログラムは、コンピュータに、少なくとも、データ記憶装置に格納されているバックアップデータをテープ群を有するテープライブラリ装置にコピーするための、バックアップの実行間隔(B)、バックアップデータの保存期間(R)、前記テープ群のテープ本数(N)、前記テープ1本あたりの容量(T)を含むバックアップ設定情報を参照して、T×(N−1)の値を、(R+1)/Bの小数点以下を切り上げた値で割って、バックアップ処理に失敗する可能性を評価する基準となる許容バックアップ容量を算出する処理、各バックアップ実行後、バックアップされたデータの容量と算出された前記許容バックアップ容量とを比較する処理、バックアップされた前記データの容量が算出された前記許容バックアップ容量よりも大きい場合に、前記テープライブラリ装置に対して予備のテープ群からバックアップ用のテープを補充する指示を送出する処理、システム管理者に、以後のバックアップの失敗を回避する処理が行われたことを示す情報を通知する処理、を実行させるものである。また、コンピュータに、少なくとも、データ記憶装置に格納されているバックアップデータをテープ群を有するテープライブラリ装置にコピーするための、バックアップの実行間隔(B)、バックアップデータの保存期間(R)、前記テープ群のテープ本数(N)、前記テープ1本あたりの容量(T)、同時処理されるテープドライブ装置数(D)を含むバックアップ設定情報を参照して、T×(N−D)の値を、(R+1)/Bの小数点以下を切り上げた値で割って、バックアップ処理に失敗する可能性を評価する基準となる許容バックアップ容量を算出する処理、各バックアップ実行後、バックアップされたデータの容量と算出された前記許容バックアップ容量とを比較する処理、バックアップされた前記データの容量が算出された前記許容バックアップ容量よりも大きい場合に、前記テープライブラリ装置に対して予備のテープ群からバックアップ用のテープを補充する指示を送出する処理、システム管理者に、以後のバックアップの失敗を回避する処理が行われたことを示す情報を通知する処理、を実行させるものである。
【0016】
このように、本発明は、バックアップ設定情報を用い、予め定められた関係式に従って算出された許容バックアップ容量という指標を導入し、この許容バックアップ容量とバックアップされたデータ容量とを比較することにより、バックアップに失敗する可能性を評価することができ、これによりバックアップに失敗する前にバックアップ用テープを補充したりテープをバックアップ設定条件を見直す等の処置を行うことが可能となり、バックアップ業務の信頼性と運用管理性の向上を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のバックアップ装置及びバックアップ方法並びにバックアップ評価プログラムの好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
【0018】
[実施形態1]
まず、本発明の第1の実施形態に係るバックアップ装置及びバックアップ方法並びにバックアップ評価プログラムについて、図1乃至図5を参照して詳細に説明する。図1は、本発明のバックアップシステムの構成を示す図であり、図2及び図3は、第1の実施形態に係るバックアップ装置の動作を示すフローチャート図である。また、図4及び図5は、第1の実施形態の具体例を示す図である。
【0019】
図1に示すように、本実施形態に係るバックアップシステムは、バックアップされるデータを記憶するデータ記憶装置2と、テープ3b及び該テープにデータを書き込むテープドライブ3aとを備えるテープライブラリ装置3と、テープライブラリ装置3を制御し、システム管理者が設定したバックアップスケジュールに従い、データ記憶装置2に記憶されているデータをテープライブラリ装置3内のテープ3bへコピーするバックアップ装置(バックアップサーバ1)とから構成される。
【0020】
また、バックアップサーバ1には、バックアップを実行するバックアップ処理手段1cと、バックアップ設定情報を用い、後述する関係式に従ってバックアップに失敗する可能性の評価基準となる許容バックアップ容量を算出するバックアップ容量算出手段1bと、バックアップ処理手段1cから得られる情報とバックアップ容量算出手段1bで算出された許容バックアップ容量とを比較して、以後の当該バックアップの結果の判定を行うバックアップ結果評価手段1aとを含んでいる。
【0021】
ここで、バックアップ処理手段1cは、データ記憶装置2、テープライブラリ装置3、テープドドライブ3a等のデバイスを制御可能な、一般的に普及しているバックアップ運用管理ソフトウェアであり、バックアップ業務の設定情報として、バックアップ対象データ群、バックアップ格納先テープ群、バックアップ実行間隔(またはバックアップ実行日時)、バックアップデータの保存期間等を設定することが可能である。また、バックアップ業務の設定情報とバックアップデータ容量の情報とをレポートとして得ることが可能である。
【0022】
このようなバックアップシステムを用いて、バックアップに失敗する可能性を評価する方法及びバックアップサーバ1を制御するプログラムの動作について、図2及び図3のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0023】
図2は、バックアップ処理手段1cによるバックアップ処理完了後毎に呼び出されるバックアップ結果評価手段1aの処理を示しており、バックアップの設定情報やテープの情報から将来のバックアップ失敗の可能性を評価し、評価結果を返却するまでの処理の流れを示すフローチャートである。
【0024】
最初に、ステップS101で、バックアップ運用管理ソフトウェアのレポートから、実行されたバックアップスケジュールのバックアップ業務名(P)、バックアップ実行間隔(B)、バックアップ保存期間(R)、バックアップ格納先テープ群の本数(N)、テープ1本あたりの容量(T)、今回のバックアップ容量(C)等のバックアップ設定情報を採取する。
【0025】
次に、ステップS102では、バックアップ容量算出手段1bを用い、後述する計算式に従って、上記バックアップ設定情報からバックアップ失敗の可能性を評価する指標となる許容バックアップ容量(Cmax)の算出を実行する。
【0026】
そして、ステップS103では、今回のバックアップ容量(C)とステップS102で求めた許容バックアップ容量(Cmax)とを比較してバックアップ失敗の可能性を判断する。
【0027】
ここで、バックアップデータの容量やその変化量を用いて、バックアップするデータ容量やバックアップ先を制御する等の提案はなされているが、将来的にバックアップに失敗する可能性を評価する有効な手法や指標はなく、その結果、システム管理者がバックアップの成否を日常的に監視するしかなかった。そこで、本発明では、上記許容バックアップ容量という指標を新たに導入し、この指標を用いてバックアップに失敗する可能性を評価することを特徴としている。
【0028】
具体的には、CがCmaxより大きければバックアップに失敗する可能性があると判断できるため、ステップS104の処理を行い、CがCmax以下の場合はバックアップに失敗する可能性がないと判断できるため、バックアップ評価処理を終了して次のバックアップ処理を待つことになる。
【0029】
そして、ステップS104では、バックアップ失敗を未然に防止するために、バックアップに失敗する可能性を示す情報として、例えば、今回処理されたバックアップ業務名(P)をシステム管理者へ通知する。一方、バックアップ評価結果手段1aからバックアップ業務名(P)の通知を受けたシステム管理者は、その後、予備のテープ群をバックアップ用のテープとして補充する、バックアップ対象データ群を見直す、バックアップ実行間隔を延ばす、バックアップデータの保存期間を短くする等のバックアップ失敗の回避作業を行う。
【0030】
なお、バックアップに失敗する可能性を示す情報をシステム管理者に通知する方法に代えて、CがCmaxより大きいと判断した場合に、システム自体が、予備のテープ群からバックアップ用のテープを補充する等の失敗を回避する処理を行い、その後、テープを補充した旨等の回避処置を行ったことを示す情報をシステム管理者に通知するようにしてもよく、システム自体に失敗を回避する処理を行わせることにより、システム管理者の負担を軽減することができると共に、バックアップに失敗する可能性が生じた場合に迅速に対応することが可能となる。
【0031】
また、システム管理者へ通知する方法としては、一般的に知られているEメール、統合運用管理ソフトウェアなどの通報手段、管理コンソールへの表示などを利用することができる。
【0032】
図3はバックアップ容量算出手段1bの具体的処理の内容を示しており、ステップS201にて、一回あたりの許容バックアップ容量(Cmax)を求める。ここで、[ ]は括弧内小数点以下切り上げを行うことを示している。図の関係式に示すように、Cmaxは、テープ群の総容量からテープ1本分の容量を差し引いた値を、バックアップの実行間隔と保存期間から求められるテープ群に格納されるデータの最大世代数で除した数であり、このような関係式で表される値を指標とすることにより、テープの不足等によるバックアップ失敗の可能性を確実に評価することができる。
【0033】
このように、第1の実施の形態では、バックアップ運用管理ソフトウェアから得られるバックアップ設定情報を用いて算出した許容バックアップ容量を指標として用いることにより、バックアップ容量の一時的な増加によって、将来テープ本数の不足が発生し、当該バックアップ業務が失敗する可能性があることを予め認識することができ、これによりシステム管理者又はシステム自体がバックアップ失敗の回避作業を事前に行えるようになるため、バックアップシステムの信頼性や運用管理性を向上させることができる。
【0034】
次に、具体的な数値を用いて、第1の実施形態に係るバックアップシステムの動作を説明する。
【0035】
図2、図3、図4、並びに図5を参照すると、初日のバックアップ業務においては、バックアップが処理された直後、ステップS101でP=“全保存業務A”、B=7(日)、R=31(日)、N=4(本)、T=100(GB)、C=59(GB)の情報を取得し、ステップS102で、バックアップ容量算出手段1bを用いて、Cmax=T×(N−1)/[(R+1)/B]=100×(4−1)/[(31+1)/7]=60(GB)を算出する。そして、ステップS103でC=59(GB)とCmax=60(GB)とを比較し、C<Cmaxであることからバックアップ評価処理を終了する。
【0036】
また、36日目のバックアップ業務においては、バックアップ容量Cが64(GB)であり、ステップS103での比較処理の結果、ステップS104へ進み、バックアップ業務名“全保存業務A”がシステム管理者へ通知される。そして、システム管理者は、テープ容量不足によるバックアップ失敗を防止するための回避作業を行う。
【0037】
図5を参照すると、バックアップ業務“全保存業務A”の運用の経過例を示しており、図3と同じバックアップ設定とテープ群の情報、B=7(日)、R=31(日)、N=4(本)、T=100(GB)の場合、Cmaxは60(GB)である。Cmaxの容量を超えるバックアップ処理は36日目の64GBであり、図2のステップS104によりシステム管理者へ通知がなされる。
【0038】
また、この日以外のバックアップ業務においてはCmaxの容量を超えるバックアップ処理は行われていないが、このままバックアップ業務の運用を続けると、64日目のバックアップ業務で問題が生じる。
【0039】
すなわち、バックアップ容量60GBの内、59GBのデータが2本目のテープへ書き込みされて満杯となり、残り1GBのデータを別のテープに書き込むことになるが、図の両側のテープは既に満杯であり、右から2番目のテープはデータ保存期間中のデータが残っているため書き込み不可である。従って、残り1GBのデータを記録可能な空きテープが存在しないため、バックアップすることができず、“テープ不足”が発生しバックアップ処理が失敗する。
【0040】
しかしながら、この例では、64日目のバックアップ業務が失敗する可能性を、36日目の時点で、バックアップ処理直後に呼び出されるバックアップ結果評価手段1aにより判断され、システム管理者に通知されているため、事前に失敗を回避する処理を行うことができ、バックアップの失敗を未然に防止することができる。
【0041】
[実施形態2]
次に、本発明の第2の実施形態に係るバックアップ装置及びバックアップ方法並びにバックアップ評価プログラムについて、図6乃至図9を参照して詳細に説明する。図6及び図7は、第2の実施形態に係るバックアップ装置の動作を示すフローチャート図であり、図8及び図9は、第2の実施形態の具体例を示す図である。
【0042】
図6、図7を参照すると、本発明の第2の実施形態に係るバックアップ装置(バックアップサーバ1)は、バックアップ結果評価手段1aの処理が、図2に示された第1の実施の形態において、ステップS101にて取得するバックアップ情報に加えて、‘テープドライブ装置数(D)’の情報を併せて取得する点と、バックアップ容量算出手段1bの処理が、図3に示された第1の実施の形態において、一回あたりの許容バックアップ容量(Cmax)を求める計算式中に‘テープドライブ装置数(D)’が含まれる点で異なる。テープドライブ装置数(D)は、バックアップ業務によるテープへのデータ書込みが同時に処理されるテープドライブ装置の数を表している。
【0043】
このようなバックアップシステムを用いて、バックアップに失敗する可能性を評価する方法及びバックアップサーバ1を制御するプログラムの動作について、図6及び図7のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0044】
図6は、バックアップ処理手段1cによるバックアップ処理完了後毎に呼び出されるバックアップ結果評価手段1aの処理を示している。最初に、ステップS301で、バックアップ運用管理ソフトウェアのレポートから、実行されたバックアップスケジュールのバックアップ業務名(P)、バックアップ実行間隔(B)、バックアップ保存期間(R)、バックアップ格納先テープ群の本数(N)、テープ1本あたりの容量(T)、今回のバックアップ容量(C)、テープドライブ装置数(D)の情報を採取する。
【0045】
次に、ステップS302では、バックアップ容量算出手段1bを用い、後述する計算式に従って、上記バックアップ設定情報からバックアップ失敗の可能性を評価する指標となる許容バックアップ容量(Cmax)の算出を実行する。
【0046】
そして、ステップS303では、今回のバックアップ容量(C)とステップ302で求めたCmaxを比較し、CがCmaxより大きければバックアップに失敗する可能性があると判断できるため、ステップS304の処理を行い、CがCmax以下の場合はバックアップに失敗する可能性がないと判断できるため、バックアップ評価処理を終了して次のバックアップ処理を待つ。
【0047】
ステップ304では、バックアップ失敗を未然に防止するために、バックアップに失敗する可能性を示す情報として、例えば、今回処理されたバックアップ業務名(P)をシステム管理者へ通知する。一方、バックアップ評価結果手段1aからバックアップ業務名(P)の通知を受けたシステム管理者は、その後、予備のテープ群をバックアップ用のテープとして補充する、バックアップ対象データ群を見直す、バックアップ実行間隔を延ばす、バックアップデータの保存期間を短くする等のバックアップ失敗の回避作業を行う。なお、第1の実施形態と同様に、バックアップに失敗する可能性を示す情報をシステム管理者に通知する方法に代えて、CがCmaxより大きいと判断した場合に、システム自体が、予備のテープ群からバックアップ用のテープを補充する等の失敗を回避する処理を行い、その後、テープを補充した旨等の回避処置を行ったことを示す情報をシステム管理者に通知するようにしてもよい。
【0048】
また、システム管理者へ通知する方法としては、第1の実施形態と同様に、一般的に知られているEメール、統合運用管理ソフトウェアなどの通報手段、管理コンソールへの表示などを利用することができる。
【0049】
図7はバックアップ容量算出手段1bの具体的処理の内容を示しており、ステップS401にて、一回あたりの許容バックアップ容量(Cmax)を求める。ここで、[ ]は括弧内小数点以下切り上げを行うことを示している。Cmaxはテープ群の総容量からテープドライブ装置数分の容量を差し引いた値を、バックアップの実行間隔と保存期間から求められるテープ群に格納されるデータの最大世代数で除した数であり、このような関係式で表される値を指標とすることによっても、テープの不足等によるバックアップ失敗の可能性を確実に評価することができる。
【0050】
このように、第2の実施の形態では、バックアップ時間の短縮を図るために、複数のテープドライブ装置を同時利用しバックアップを行う業務である場合でも、許容バックアップ容量を指標として用いることにより、バックアップ容量の一時的な増加によって、将来テープ本数の不足が発生し、当該バックアップ業務が失敗する可能性があることを予め認識することができ、これによりシステム管理者又はシステム自体がバックアップ失敗の回避作業を事前に行えるようになるため、バックアップシステムの信頼性や運用管理性を向上させることができる。
【0051】
次に、具体的な数値を用いて、第2の実施形態に係るバックアップシステムの動作を説明する。
【0052】
図6、図7、図8、並びに図9を参照すると、初日のバックアップ業務においては、バックアップが処理された直後、ステップS301でP=“全保存業務B”、B=7(日)、R=31(日)、N=4(本)、T=100(GB)、C=40(GB)、D=2(台)の情報を得た場合、ステップS302にて、バックアップ容量算出手段1bを用いて、Cmax=T×(N−D)/[(R+1)/B]=100×(4−2)/[(31+1)/7]=40(GB)を算出する。そして、ステップS303でC=40(GB)とCmax=40(GB)とを比較し、C<Cmaxであることからバックアップ評価処理を終了する。
【0053】
また、36日目のバックアップ業務においては、バックアップ容量Cが44(GB)であり、ステップS303での比較処理の結果、ステップS304へ進み、バックアップ業務名“全保存業務B”がシステム管理者へ通知される。そして、システム管理者は、テープ容量不足によるバックアップ失敗を防止するための回避作業を行う。
【0054】
図9を参照すると、バックアップ業務“全保存業務B”の運用の経過例を示しており、図8と同じバックアップ設定とテープ群の情報、B=7(日)、R=31(日)、N=4(本)、T=100(GB)、D=2(台)の場合、Cmaxは40(GB)である。Cmaxの容量を超えるバックアップ業務は36日目の44GBであり、図6のステップS304によりシステム管理者へ通知がなされる。
【0055】
また、この日以外のバックアップ業務においてはCmaxの容量を超えるバックアップ処理は行われていないが、このままバックアップ業務の運用を続けると、64日目のバックアップ業務で問題が生じる。
【0056】
すなわち、バックアップ容量40GBの内、19GBのデータが左から3本目のテープ、20GBのデータが4本目のテープへ書込みされて満杯となり、残り1GBのデータを別のテープに書き込むことになるが、図の左側のテープはデータ保存期間中のデータが残っているため書き込み不可である。従って、残り1GBのデータは空きテープが存在しないため、バックアップすることができず、“テープ不足”が発生しバックアップ業務が失敗する。
【0057】
しかしながら、この例では、64日目のバックアップ業務が失敗する可能性を、36日目のバックアップ業務の終了時点で、バックアップ処理直後に呼び出されるバックアップ結果評価手段1aにより判断され、システム管理者に通知されているため、事前に失敗を回避する処理を行うことができ、バックアップの失敗を未然に防止することができる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のバックアップ装置及びバックアップ方法並びにバックアップ評価プログラムによれば、バックアップ設定情報から算出された許容バックアップ容量を指標とし、バックアップ終了直後に、バックアップ運用管理ソフトウェアから得られるバックアップ情報と許容バックアップ容量とを比較することにより、バックアップ容量の一時的な増加によって、将来、テープ本数が不足して当該バックアップ業務が失敗する可能性があることを、システム管理者は予め知ることができる。これにより、バックアップ情報の分析や監視のコストを低減し、バックアップ失敗の回避作業を事前に行えるようになるため、バックアップシステムの信頼性や運用管理性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバックアップシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るバックアップ結果評価手段の処理を示すフローチャート図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るバックアップ容量算出手段の処理を示すフローチャート図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るバックアップ設定とテープ群の情報の例である。
【図5】本発明の第1の実施形態の効果を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るバックアップ結果評価手段の処理を示すフローチャート図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るバックアップ容量算出手段の処理を示すフローチャート図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るバックアップ設定とテープ群の情報の例である。
【図9】本発明の第2の実施形態の効果を示す図である。
【符号の説明】
1 バックアップサーバ
1a バックアップ結果評価手段
1b バックアップ容量算出手段
1c バックアップ処理手段
2 データ記憶装置
3 テープライブラリ装置
3a テープドライブ
3b テープ

Claims (10)

  1. データ記憶装置に格納されているバックアップデータを、テープ群を有するテープライブラリ装置にコピーするバックアップ装置において、
    バックアップの実行間隔(B)、バックアップデータの保存期間(R)、前記テープ群のテープ本数(N)、前記テープ1本あたりの容量(T)を含むバックアップ設定情報が設定され、設定された前記バックアップ設定情報に従って前記バックアップデータを前記テープライブラリ装置にコピーするバックアップを実行するバックアップ処理手段と、
    前記バックアップ処理手段に設定された前記バックアップ設定情報を参照して、T×(N−1)の値を、(R+1)/Bの小数点以下を切り上げた値で割って、バックアップ処理に失敗する可能性を評価する基準となる許容バックアップ容量を算出するバックアップ容量算出手段と、
    前記バックアップ処理手段による各バックアップ実行後に、前記データ記憶装置から前記テープライブラリ装置にバックアップされたデータの容量と前記バックアップ容量算出手段により算出された前記許容バックアップ容量とを比較し、バックアップされた前記データの容量が前記許容バックアップ容量よりも大きい場合、以降のバックアップが失敗する可能性があることを示すバックアップ結果評価手段とを少なくとも備えバックアップ装置。
  2. データ記憶装置に格納されているバックアップデータを、テープ群を有するテープライブラリ装置にコピーするバックアップ装置において、
    バックアップの実行間隔(B)、バックアップデータの保存期間(R)、前記テープ群のテープ本数(N)、前記テープ1本あたりの容量(T)、同時処理されるテープドライブ装置数(D)を含むバックアップ設定情報が設定され、設定された前記バックアップ設定情報に従って前記バックアップデータを前記テープライブラリ装置にコピーするバックアップを実行するバックアップ処理手段と、
    前記バックアップ処理手段に設定された前記バックアップ設定情報を参照して、T×(N−D)の値を、(R+1)/Bの小数点以下を切り上げた値で割って、バックアップ処理に失敗する可能性を評価する基準となる許容バックアップ容量を算出するバックアップ容量算出手段と、
    前記バックアップ処理手段による各バックアップ実行後に、前記データ記憶装置から前記テープライブラリ装置にバックアップされたデータの容量と前記バックアップ容量算出手段により算出された前記許容バックアップ容量とを比較し、バックアップされた前記データの容量が前記許容バックアップ容量よりも大きい場合、以降のバックアップが失敗する可能性があることを示すバックアップ結果評価手段とを少なくとも備えバックアップ装置。
  3. 前記バックアップ結果評価手段は、バックアップされた前記データの容量が前記許容バックアップ容量よりも大きい場合、前記テープライブラリ装置に対して予備のテープ群からバックアップ用のテープを補充する指示を送出する手段を備える請求項1又は2記載のバックアップ装置
  4. データ記憶装置に格納されているバックアップデータを、テープ群を有するテープライブラリ装置にコピーするバックアップ方法において、
    バックアップ処理手段が、当該バックアップ処理手段に設定されたバックアップの実行間隔(B)、バックアップデータの保存期間(R)、前記テープ群のテープ本数(N)、前記テープ1本あたりの容量(T)を含むバックアップ設定情報に従って前記バックアップデータを前記テープライブラリ装置にコピーするバックアップを実行するステップと、
    バックアップ容量算出手段が、前記バックアップ処理手段に設定された前記バックアップ設定情報を参照して、T×(N−1)の値を、(R+1)/Bの小数点以下を切り上げた値で割って、バックアップ処理に失敗する可能性を評価する基準となる許容バックアップ容量を算出するステップと、
    バックアップ結果評価手段が、前記バックアップを実行ステップにより各バックアップが実行される毎に、前記データ記憶装置から前記テープライブラリ装置にバックアップされたデータの容量と前記許容バックアップ容量を算出するステップにて算出された前記許容バックアップ容量とを比較するステップと、
    バックアップされた前記データの容量が前記許容バックアップ容量よりも大きい場合、以降のバックアップが失敗する可能性があることを示すステップと、を少なくとも含むバックアップ方法。
  5. データ記憶装置に格納されているバックアップデータを、テープ群を有するテープライブラリ装置にコピーするバックアップ方法において、
    バックアップ処理手段が、当該バックアップ処理手段に設定されたバックアップの実行間隔(B)、バックアップデータの保存期間(R)、前記テープ群のテープ本数(N)、前記テープ1本あたりの容量(T)、同時処理されるテープドライブ装置数(D)を含むバックアップ設定情報に従って前記バックアップデータを前記テープライブラリ装置にコピーするバックアップを実行するステップと、
    バックアップ容量算出手段が、前記バックアップ処理手段に設定された前記バックアップ設定情報を参照して、T×(N−D)の値を、(R+1)/Bの小数点以下を切り上げた値で割って、バックアップ処理に失敗する可能性を評価する基準となる許容バックアップ容量を算出するステップと、
    バックアップ結果評価手段が、前記バックアップを実行ステップにより各バックアップが実行される毎に、前記データ記憶装置から前記テープライブラリ装置にバックアップされたデータの容量と、前記許容バックアップ容量を算出するステップにて算出された前記許容バックアップ容量とを比較するステップと、
    バックアップされた前記データの容量が前記許容バックアップ容量よりも大きい場合、以降のバックアップが失敗する可能性があることを示すステップと、を少なくとも含むバックアップ方法。
  6. ックアップされた前記データの容量が算出された前記許容バックアップ容量よりも大きい場合に、前記テープライブラリ装置に対して予備のテープ群からバックアップ用のテープを補充するステップと、
    システム管理者に、バックアップの失敗を回避する処理が行われたことを示す情報を通知するステップと、を更に含む請求項4又は5に記載のバックアップ方法。
  7. コンピュータに、少なくとも、
    データ記憶装置に格納されているバックアップデータをテープ群を有するテープライブラリ装置にコピーするための、バックアップの実行間隔(B)、バックアップデータの保存期間(R)、前記テープ群のテープ本数(N)、前記テープ1本あたりの容量(T)を含むバックアップ設定情報を設定し、設定された前記バックアップ設定情報に従って前記バックアップデータを前記テープライブラリ装置にコピーするバックアップを実行する処理、
    設定された前記バックアップ設定情報を参照して、T×(N−1)の値を、(R+1)/Bの小数点以下を切り上げた値で割って、バックアップ処理に失敗する可能性を評価する基準となる許容バックアップ容量を算出する処理、
    各バックアップ実行後、前記データ記憶装置から前記テープライブラリ装置にバックアップされたデータの容量と前記許容バックアップ容量を算出する処理にて算出された前記許容バックアップ容量とを比較する処理、
    バックアップされた前記データの容量が算出された前記許容バックアップ容量よりも大きい場合に、システム管理者に、以後のバックアップに失敗する可能性を示す情報を通知する処理、を実行させるためのバックアップ評価プログラム。
  8. コンピュータに、少なくとも、
    データ記憶装置に格納されているバックアップデータをテープ群を有するテープライブラリ装置にコピーするための、バックアップの実行間隔(B)、バックアップデータの保存期間(R)、前記テープ群のテープ本数(N)、前記テープ1本あたりの容量(T)、同時処理されるテープドライブ装置数(D)を含むバックアップ設定情報を設定し、設定 された前記バックアップ設定情報に従って前記バックアップデータを前記テープライブラリ装置にコピーするバックアップを実行する処理、
    設定された前記バックアップ設定情報を参照して、T×(N−D)の値を、(R+1)/Bの小数点以下を切り上げた値で割って、バックアップ処理に失敗する可能性を評価する基準となる許容バックアップ容量を算出する処理、
    各バックアップ実行後、前記データ記憶装置から前記テープライブラリ装置にバックアップされたデータの容量と、前記許容バックアップ容量を算出する処理にて算出された前記許容バックアップ容量とを比較する処理、
    バックアップされた前記データの容量が算出された前記許容バックアップ容量よりも大きい場合に、システム管理者に、以後のバックアップに失敗する可能性を示す情報を通知する処理、を実行させるためのバックアップ評価プログラム。
  9. コンピュータに、少なくとも、
    データ記憶装置に格納されているバックアップデータをテープ群を有するテープライブラリ装置にコピーするための、バックアップの実行間隔(B)、バックアップデータの保存期間(R)、前記テープ群のテープ本数(N)、前記テープ1本あたりの容量(T)を含むバックアップ設定情報を設定し、設定された前記バックアップ設定情報に従って前記バックアップデータを前記テープライブラリ装置にコピーするバックアップを実行する処理、
    設定された前記バックアップ設定情報を参照して、T×(N−1)の値を、(R+1)/Bの小数点以下を切り上げた値で割って、バックアップ処理に失敗する可能性を評価する基準となる許容バックアップ容量を算出する処理、
    各バックアップ実行後、前記データ記憶装置から前記テープライブラリ装置にバックアップされたデータの容量と前記許容バックアップ容量を算出する処理にて算出された前記許容バックアップ容量とを比較する処理、
    バックアップされた前記データの容量が算出された前記許容バックアップ容量よりも大きい場合に、前記テープライブラリ装置に対して予備のテープ群からバックアップ用のテープを補充する指示を送出する処理、
    システム管理者に、以後のバックアップの失敗を回避する処理が行われたことを示す情報を通知する処理、を実行させるためのバックアップ評価プログラム。
  10. コンピュータに、少なくとも、
    データ記憶装置に格納されているバックアップデータをテープ群を有するテープライブラリ装置にコピーするための、バックアップの実行間隔(B)、バックアップデータの保存期間(R)、前記テープ群のテープ本数(N)、前記テープ1本あたりの容量(T)、同時処理されるテープドライブ装置数(D)を含むバックアップ設定情報設定し、設定された前記バックアップ設定情報に従って前記バックアップデータを前記テープライブラリ装置にコピーするバックアップを実行する処理、
    設定された前記バックアップ設定情報を参照して、T×(N−D)の値を、(R+1)/Bの小数点以下を切り上げた値で割って、バックアップ処理に失敗する可能性を評価する基準となる許容バックアップ容量を算出する処理、
    各バックアップ実行後、前記データ記憶装置から前記テープライブラリ装置にバックアップされたデータの容量と、前記許容バックアップ容量を算出する処理にて算出された前記許容バックアップ容量とを比較する処理、
    バックアップされた前記データの容量が算出された前記許容バックアップ容量よりも大きい場合に、前記テープライブラリ装置に対して予備のテープ群からバックアップ用のテープを補充する指示を送出する処理、
    システム管理者に、以後のバックアップの失敗を回避する処理が行われたことを示す情報を通知する処理、を実行させるためのバックアップ評価プログラム。
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