JPH10316155A - 開封表示パッケージ - Google Patents

開封表示パッケージ

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JPH10316155A
JPH10316155A JP10090551A JP9055198A JPH10316155A JP H10316155 A JPH10316155 A JP H10316155A JP 10090551 A JP10090551 A JP 10090551A JP 9055198 A JP9055198 A JP 9055198A JP H10316155 A JPH10316155 A JP H10316155A
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container
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D41/00Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
    • B65D41/32Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
    • B65D41/34Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt
    • B65D41/3423Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with flexible tabs, or elements rotated from a non-engaging to an engaging position, formed on the tamper element or in the closure skirt
    • B65D41/3428Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with flexible tabs, or elements rotated from a non-engaging to an engaging position, formed on the tamper element or in the closure skirt the tamper element being integrally connected to the closure by means of bridges

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  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 機械により蓋を付けるときに開封表示バンド
の破損を最小にする。 【解決手段】 開封表示パッケージは、ねじ付き終端部
をもつ頸部31と頸部に設けられた環状ビードとを有す
る容器30と、基壁33と容器のねじに相互係止するよ
うになったねじをもつ垂下した周囲スカートとを有する
プラスチックの容器32と、切断線を構成する1以上の
切り取り部分36によってスカートに取付けられた開封
表示バンド35とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は開封表示パッケージ
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】蓋を有する容器のバッ
ケージングにおいては、開封表示パッケージとするのが
一般的であり、このような開封表示パッケージでは、開
封表示バンドが、複数のブリッジつまり切り込み線から
なる弱化線に沿って、蓋と連結されており、開封表示バ
ンドと容器との間の相互係止手段が、容器を蓋から取り
外すときにバンドがブリッジ部分に沿って切断され蓋が
開封されたことを表示するようになっている。
【0003】1983年7月26日にジーン・グラッセ
ン(Jean Grussen)に付与された米国特許第4,394,
918号では、ねじ付き蓋が、一連の破断可能なタブに
よってキャップスカートの底部に結合された保持リング
を備えており、この保持リングは、キャップスカートの
外径に少なくとも等しい内径を有している。保持リング
に支持された複数の係止ラグは、上方かつ内方に傾斜し
ており、キャップを外すときに保持リングが容器の首部
から持ち上げられるのを阻止するため、容器の首部のカ
ラー又は合致リングの後ろにフック止めするようになっ
ている。
【0004】本出願と同じ譲受人を有する米国特許第
4,550,844号では、連続した環状フランジが開
封表示バンドの下端部から延び、上方かつ内方に傾斜し
ている構成が開示されている。このような構成は、効果
的ではあるが、一定の極端な許容限界状態において蓋を
容器に付けるのに、連続したフランジが過剰な力を必要
とするという点で欠点を有している。
【0005】蓋を付けるのに要する力を減少させる試み
に関しては、米国特許第4,653,657号におい
て、蓋を簡単に付けることができるようにするため、連
続した環状フランジの自由縁に複数のセグメントを設け
ることが示唆されている。米国特許第4,807,77
1号は、独立した折りたたみ可能なリングセグメント
と、自由端部が容器のビード又は棚部に載るように各リ
ングの各端部に連結された複数の弾性タブとを構成する
ため、開封表示バンドに設けた複数の間隔を隔てたリン
グセグメントの使用を提案している。
【0006】上述の米国特許第5,090,788号、
同第5,219,507号、同第5,310,069
号、同第5,370,520号、同第5,462,18
4号、および米国特許出願第08/535,803号で
は、開封表示パッケージ並びにパッケージを作るための
装置および方法が開示されている。開封表示パッケージ
は、ねじ付き首部および首部の環状ビードを有する容器
と、プラスチック蓋とを備えており、プラスチック蓋
は、基壁と、容器のねじに相互係合するねじをもつ垂下
した周囲スカートとを有し、開封表示バンドが、切断線
を構成する複数の切り取り部分によってスカートに取付
けられている。環状フランジが、開封表示バンドから蓋
の基壁に向かって軸線方向上方かつ内方に延びており、
ヒンジ部分によってバンドに連結された第1の連続した
環状フランジ部分と、蓋を容器に螺合させたとき容器の
ビードの下方に係合するセグメント部分の自由端部を有
する第2の部分とを備えている。或る形態では、第2の
部分は、第1の連続した部分から上方かつ内方に延びた
複数のセグメント部分を備えている。別の形態では、第
2の部分は、第2の連続したフランジ部分を備えてい
る。フランジは、第2の部分が第1の連続したフランジ
部分よりも大きな角度をなして内方に延びるように、端
部間で曲げられている。
【0007】本発明の目的は、ノッチ付きのナイフ切り
込み線により(すなわち、断続した縁部を有する断続し
たナイフの使用により)形成されたブリッジによって開
封表示バンドを蓋に付けた、上述の米国特許第5,09
0,788号、同第5,219,507号、同第5,3
10,069号、同第5,370,520号、同第5,
462,184号、および米国特許出願第08/53
5,803号に示されている型式の開封表示パッケージ
を提供することがある。改良点は、付けるのが容易な改
良された開封物を有し、機械により蓋を付けるときに開
封表示バンドの破損を最小にする、上述の特許および特
許出願に開示された型式のノッチ付きナイフ切り込みが
なされた蓋に関連する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、開封表
示蓋は、円周方向に間隔を隔て、蓋の容器への付加の際
にセグメント部分を受け入れるための開封表示バンドを
有している。開封表示バンドは、その内面に、蓋を付け
るときにセグメント部分間でシート内に延びる突起部を
有している。各突起部は、軸線方向において長さを有
し、横断方向において幅を有している。各突起部の側面
は、下端部に向かって収斂している。スロットの側部は
好ましくは、V形である。各セグメント部分は、スロッ
トを構成する真っ直ぐな上縁傾斜側を有する略矩形の形
状である。各凹部は、各部分に略補足し合う形状を有
し、上側横断面と、基面と、側壁とを有し、側壁の下端
部が、開封表示バンドの内面と合体している。
【0009】
【発明の実施の形態】図1において、本発明を具体化し
た開封表示パッケージは、終端部すなわち首部31を有
する容器30と、蓋32とを備えている。蓋32は、ポ
リプロピレン又はポリエチレンのような熱可塑性材料に
よって単一ユニットとして形成されており、円筒形の垂
下したスカート部分34を有する略円板形の頂部すなわ
ち基壁33を備えている(図2参照)。略円筒形の開封
表示バンド35が、スカート34のブリッジすなわち切
り込み部分によって構成された弱化線(ここでは、断続
的な切り込み線36として示されている)によって、周
囲のスカート34に連結されている。蓋と首部には、相
互に係止するねじ32a、31aが設けられており、協
働して蓋を容器の適所に付けて保持する。容器30は、
環状ビード37を有している。
【0010】図2、図3、および図8の(B)を参照す
ると、環状フランジ40が、開封表示バンド35の内面
の半径方向内方に延び、フランジ40が蓋の基壁に向か
って上方かつ内方に延びるように間隔を隔てられた一体
のヒンジ部分41によって、開封表示バンドの内面に連
結されている。フランジ40は、第1の連続した環状フ
ランジ部分42を有しており、環状フランジ部分42
は、蓋を容器に付ける前には、ヒンジ部分41から半径
方向内方に僅かな角度をなして延びている。フランジ4
0は更に、第1の連続したフランジ部分42の自由縁か
ら延びた複数の一体の円周方向に間隔を隔てたセグメン
ト部分43の形態の第2の部分を有している。フランジ
40は、セグメント部分43の自由端部が、環状フラン
ジ41の第1の連続したフランジ部分42よりも、蓋の
軸線に対して異なった大きな角度をなして延びるよう
に、端部間のXのところで曲げられている。かくして、
環状フランジ部分42は、ヒンジ部分41を介してバン
ド35に対する第1のピボット又はヒンジを有してお
り、セグメント部分43は、Xのところに、フランジ4
0の残部に対する第2のヒンジを有している。第1の連
続したフランジ部分42は、蓋を容器に付ける前には実
質的に垂直となるように、バンド35に対して非常に小
さな鋭角をなして軸線方向に延びている。
【0011】各セグメント部分43の幅は、より小さな
横断面のところの厚さの少なくとも数倍である。セグメ
ント部分は、実質的に矩形であり、セグメント部分が第
2の部分の主要部分を含むように、幅狭のスロットSに
よって僅かに間隔を隔てられている。セグメント部分4
3の数は好ましくは12個であるが、2個でもよい。ス
ロットSは好ましくは、セグメント部分43の長さがフ
ランジ部分42の対応する長さよりも大きくなるよう
に、セグメント部分の自由縁から曲がり線Xを超えて延
びている。フランジ40のセグメント部分43がフラン
ジ40の約60%を含み、フランジ部分42が約40%
を含むような場合に、満足すべき結果が得られる。しか
しながら、スロットの長さは変動してもよい。後述する
ように、熱形成および熱硬化することなしに、フランジ
40が逆転した状態のままであるように、連続したフラ
ンジ部分42が十分な寸法すなわち長さを有しているこ
とが不可欠である。
【0012】図5に示されるように、蓋32を容器30
に付けるとき、連続したフランジ部分42がまず容器3
0の環状ビード37に係合し、フランジ40を外方に曲
げる。付加の際、第1の連続した部分は、半径方向外方
に曲がり、セグメント部分43の自由端部が、バンド3
5の内面に接触することがある。蓋を容器に更に螺合さ
せると、セグメント部分43は、容器30のビード37
の下の方に半径方向内方に曲がる(図3参照)。蓋を付
けるとき、第1の連続したフランジ部分42は、実質的
に垂直であり、セグメント部分43の自由縁は、容器の
首部のビード37の下に係合する。
【0013】開封表示パッケージの一部をなす蓋が、蓋
の付加の際にかなり小さな付加力を必要とするが、所望
の開封表示保護を効果的に提供することが分かった。容
器のビードを通過させる付加力のかなりの減少が、フラ
ンジ40のフープ強度をその末端に向かって減少させる
ことによって得られるものと思われる。フランジ40の
曲がり部が、セグメント部分43のフランジ部分42と
の接合部のところに或いはその付近にあるのが好まし
い。このような構成では、セグメント部分43は、ヒン
ジ線Xに略沿って曲げることができるように、曲がり線
Xのところの厚さである。セグメント部分43の先端に
加えられる半径方向外方の力により、まず、第2のヒン
ジ線Xのところで曲げが生じ、かくしてフランジ40の
セグメント部分43の容易な変位を可能にし、これによ
り付加力を減少させる。スロットSの長さが、スロット
の基部が曲がり線Xとセグメント部分43の自由端部と
の間にあるようなものである場合には、セグメント部分
43は、セグメント部分を構成するスロットの基部に隣
接して曲がることがある。
【0014】図22に示されるように、蓋を回転させて
容器から取り外すとき、セグメント部分43の自由縁
は、ビード37に係合する。蓋32を回転させ続ける
と、フランジ40は線Xに沿って曲がり、セグメント部
分43をバンド35の傾斜した内面と係合させる。更に
回転させると、バンド35は、切り込み線に沿って切断
される。
【0015】蓋を、複雑な成形装置によって、図4に示
されるような完成形体に形成することができるが、蓋の
基壁から半径方向内方かつ軸線方向外方に延びたフラン
ジ40を備えた蓋を形成するのが好ましい。従って、図
6および図7に示されるように、蓋32は、好ましく
は、蓋32の基壁に対して半径方向下方かつ内方に延び
た環状フランジ部分42およびセグメントとともに射出
成形又は圧縮成形によって成形され、環状フランジとセ
グメントは、互いに整列しているのが好ましい。より詳
細には、図7に示されるように、環状フランジ部分42
をバンド35に連結する第1のヒンジ部分41は、バン
ド35の内面から下方かつ内方に延びた上部傾斜面45
を有しており、上部傾斜面45は、環状フランジ部分4
2およびセグメント部分の真っ直ぐな上面に対して弧を
描いて合体する。環状フランジ40の下面47は、フラ
ンジ40が自由端部に向かって徐々に厚くなるように、
上面に対して一定角度をなしている。ヒンジ41の下面
は、小さな弧によって、周囲スカートの内面に沿って略
水平に連結されている。
【0016】図8の(A)に示される形体に形成した
後、フランジ40は、実質的に垂直な角度でフランジ部
分42を形成させ、曲がり部Xを形成するように変形さ
せることができ、次いでフランジ40を周知の技術によ
って逆転させてもよい。しかしながら、逆転の過程を適
当に制御することによって、連続したフランジ部分42
が実質的に垂直になり、逆転の際に曲がり部Xを同時に
形成することができるように、フランジ部分42を変形
させることができる。より詳細には、逆転を適当に制御
することによって、フランジ部分42の弾性限度を超え
てフランジ部分42と蓋の軸線とのなす角度を減少させ
ることができ、線Xのところでのフランジの弾性限度を
超えて曲がり部を所望のように形成することができる。
【0017】環状フランジ部分とセグメント部分43と
の間に別々の角度関係を形成する環状フランジ部分42
とセグメント部分の逆転は好ましくは、図9〜図14に
示されるようなプランジャ又はマンドレルMによって達
成され、プランジャ又はマンドレルMは、自由端部を備
え、自由端部は、キャップ心出しコーン50と、蓋のね
じ径に係合するためのねじ位置決め径と、第1の傾斜部
分と、パイロット径52と、セグメント部分に係合して
セグメント部分と環状フランジ部分を逆転させる側方に
傾斜した逆転肩部53とを有している。
【0018】逆転の際の連続工程が図9〜図14に示さ
れており、これらの工程は、以下のことを含んでいる。 (a)蓋を機械に対して半径方向に工具内に進め、マン
ドレルMによって略中央に位置決めする。この時点で、
引き続き切り込み作業を行うために、マンドレルMを回
転させてもよい。 (b)各工具のカム作用によって、蓋32とマンドレル
Mとの間に、相対的な軸線方向移動が生ずる(頂部と底
部)。 (c)マンドレルMを蓋32内に相対的に進めると、ま
ず、キャップ心出しコーン50が蓋のセグメント部分4
3に係合する(図9)。この作用は、必要ならば蓋を横
に移動させて心狂いを正すことによって、蓋32をマン
ドレルMの内部で心出しする。
【0019】(d)上述の相対的な移動を継続させる
と、セグメント部分43は、ねじ位置決め径51に係合
し、セグメント部分43とねじ位置決め径51との摩擦
は、所望ならば、セグメント部分43がパイロット径5
2に到達したとき蓋がマンドレルの回転速度に実質的に
合うように、蓋に回転運動を与える(図10)。 (e)セグメント部分43がパイロット径52に係合す
ると、セグメント部分43は、より妨害された状態で係
合するが、これは、この逆転方法にとって重要である。
フランジ部分42とセグメント部分43のフープ強度
は、セグメント部分43の自由端部をマンドレルMの方
へ差し向け、かくしてフランジ部分42とセグメント部
分43が肩部53上を摺動しないようにする(図1
1)。さらに、このような干渉は、所望ならば、キャッ
プに対して更なる回転駆動を提供し、この理由のため、
逆転の時点で蓋と肩部との間に回転運動が殆ど或いは全
く生じないようにするため、この時点で相対的な軸線移
動が停止するのが好ましい。これは、セグメント部分の
先端がすり減る可能性を減少させる。
【0020】この時点では、蓋32をマンドレルMに対
して堅固な同心関係に保持するため、マンドレルのねじ
位置決め径51が蓋のねじに係合するのが望ましい。さ
らに、マンドレルMを下側工具(および蓋)に対して相
対的に軸線方向に移動させると、フランジ40が下方に
折り畳まれ、最初に、マンドレルのパイロット径とバン
ド35との間の環状空間内に収容される(図11)。こ
れは、フランジ40の断面内で曲げを生じさせ、この曲
げの中心は、(逆さまの)蓋の頂部33の方へ下方に移
動する(図12)。
【0021】この作用が継続し、これにより曲げ作用
は、フランジに沿って、その先端に向かって、そして連
続的に増加するセグメント部分43の厚さに向かって、
通過する。この過程の幾つかの箇所において、マンドレ
ルの軸線方向移動によってセグメント部分43が逆転す
るように、バンドを膨張させる(図13)。この作用は
まず、曲がり線Xのところでセグメントに応力を引き起
こし、これによりフランジ40に蓋の内部に向かって恒
久的な曲げを生じさせる。
【0022】マンドレルMが更に進むと、肩部52は、
第1のヒンジ41の径を通過する(図14)。この作用
は、フランジ部分42がヒンジ41のところで弾性限度
を超えるように、連続した環状フランジ42を移動させ
るので、蓋をマンドレルから取り外した後、フランジ部
分は、最終的な蓋において実質的に垂直な位置にとどま
る。これは、付けられる容器の開封ビード上でのヒンジ
の干渉を更に減少させる。マンドレルを引き抜く際、蓋
32は、蓋32のリムに係合し、蓋の周囲に少なくとも
180°延びた固定ストリッパ(図示せず)によって取
り外される。
【0023】上述のプランジャ逆転工具は以下のような
2つの主要な作用を有している。 (a)フランジ部分42を蓋の壁35の方へ変形させ
る。 (b)恒久的な曲げを生じさせ、セグメント部分43
が、第1のフランジ部分42よりも大きな角度で半径方
向内方に突出するように、曲がり部Xを形成する。 上述のように逆転させた後、フランジ40は、安定状態
にあり、これが、加熱する必要なしに達成されることが
分かった。
【0024】図16〜図18に示される蓋の形態では、
フランジ40aは、フランジ40aを逆転させたときフ
ランジ40aの内面に隣接して位置決めされる各軸線方
向縁部に沿って隆起部60を備えたセグメント部分43
を有している。側縁部のこのような肉厚部分は、終端部
に適合させるように各セグメント部分43aの円周方向
曲げを可能にしつつ、軸線方向において各セグメント部
分43aに剛性を提供する。
【0025】図19〜図21に示される形態では、フラ
ンジ40bの隆起リブ61が、同様な機能を果たす。図
23、図24、図25の(A)、および図25の(B)
に示される蓋の形態では、第2の部分43aは、連続し
たフランジ部分42に連結された第2の連続したフラン
ジ部分を備えており、この第2の連続したフランジ部分
は、フランジ部分42から大きな角度をなして延びてい
る。他の全ての点では、蓋は、同じであり、同じように
して作られ、同じように機能する。
【0026】図26〜図28に示される変形形態では、
蓋は、傾斜面45の上方のバンド35の内面に円周方向
に間隔を隔てた軸線方向に延びた突出部50が設けられ
ている点を除いて、図2〜図8の(A)および図8の
(B)に示される蓋と同じである。突出部は、スロット
Sと整列しており、スロットSの幅よりも僅かに小さな
幅を有している。図27および図28に示されるような
突出部の長さは、突出部の下縁がフランジ40の第2の
部分(すなわち、セグメント部分43)によって係合さ
れないようなものである。
【0027】蓋を容器に付けるとき、突出部は、工具を
セグメント部分43にフック止めすることによって、開
封表示バンドに干渉しようとする試みを阻止するように
機能する。上述の構成は、上述の米国特許第5,09
0,788号、同第5,219,507号、同第5,3
10,069号、同第5,370,520号、および同
第5,462,184号に実質的に開示されている。
【0028】プラスチック蓋の修正形態が、図29〜図
34に示されている。この形態は、図1〜図8の(B)
に示されている形態と実質的に同一である。開封表示バ
ンド35には、円周方向に間隔を隔て、軸線方向に延び
た凹部60が設けられており、これらの凹部60は、内
面61に半径方向内方に面している。開封表示バンド3
5の各凹部60は、上方かつ外方に傾斜した面63およ
び半径方向面62をもつ略矩形の横断面を有している。
各凹部60の軸線方向高さは、バンド35のフランジ4
0の各セグメント43の軸線方向長さよりも小さい。凹
部60とセグメント43が全体として補足し合うよう
に、各凹部60の軸線方向幅は、セグメント43の軸線
方向高さよりも大きく、各凹部60の円周方向幅は、各
セグメント43の円周方向幅よりも大きい。その結果、
蓋を容器に付けるとき、図33に示されるように蓋の容
器への付加の際、各セグメント43の一部が、隣接する
凹部60内に延びる。
【0029】本発明の別の観点によれば、円周方向に間
隔を隔てた隆起した軸線方向リブ又は突起部64が、バ
ンド35の内面62の凹部60間に設けられている。各
突起部64の上端部には、丸みが付けられている。各突
起部64は、軸線方向に延び、セグメント43間のスロ
ットの形体に適合するように略矩形である。図34を参
照すると、蓋を取り外そうとするとき、突起部64は、
セグメント43間のスロットを通って突出し、取り外し
の際、容器の環状ビード37に係合する。突起部は、バ
ンド35を終端部の側方に移動させた場合に生ずること
があるバンドの疲労又は逆転作用を回避するため、蓋を
心出しし、バンドを終端部に対してより同心状に維持す
るのを助ける。突起部64は又、凹部が設けられている
バンド35に付加的な強度を提供する。しかしながら、
凹部60と突起部64を備えた蓋の全体重量は、凹部と
突起部のない蓋の全体重量と実質的に同じである。
【0030】以上のように、蓋を容器と相互係止させる
ための改良された構造を備えた開封表示パッケージが提
供され、この開封表示パッケージでは、蓋を取り外すと
き、開封表示バンドが容器にとどまり、蓋を容器に容易
に取付けることができ、そして開封表示パッケージは、
開封を効果的に最小なものにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化したパッケージの部分斜視図で
ある。
【図2】図1に示されるパッケージの縦断面図である。
【図3】パッケージの拡大部分断面図である。
【図4】蓋の一部の拡大断面図である。
【図5】容器に蓋を付けた状態を示す部分断面図であ
る。
【図6】成形されているときの蓋の断面図である。
【図7】図6に示される蓋の一部の部分立面図である。
【図8】(A)は、図9に示される蓋の一部の拡大部分
断面図であり、(B)は、成形して最終形体にした後の
(A)に示した蓋の一部の拡大部分断面図である。
【図9】蓋の成形位置から最終位置までのフランジの逆
転を示した一部断面概略図である。
【図10】蓋の成形位置から最終位置までのフランジの
逆転を示した一部断面概略図である。
【図11】蓋の成形位置から最終位置までのフランジの
逆転を示した一部断面概略図である。
【図12】蓋の成形位置から最終位置までのフランジの
逆転を示した一部断面概略図である。
【図13】蓋の成形位置から最終位置までのフランジの
逆転を示した一部断面概略図である。
【図14】蓋の成形位置から最終位置までのフランジの
逆転を示した一部断面概略図である。
【図15】蓋の開封表示バンド上でのフランジの逆転を
示した概略図である。
【図16】修正した蓋の一部の断面図である。
【図17】修正した蓋の一部の断面図である。
【図18】修正した蓋の一部の断面図である。
【図19】別の修正した蓋の一部の断面図である。
【図20】別の修正した蓋の一部の断面図である。
【図21】別の修正した蓋の一部の断面図である。
【図22】蓋の取り外しの際の容器と蓋の相対位置を示
した、図3と同様な断面図である。
【図23】容器の適所にある修正した形態の蓋の部分断
面図である。
【図24】図23に示した容器と蓋の断面図であって、
蓋の取り外しの際の状態を示したものである。
【図25】(A)は、図23および図24に示した蓋の
部分断面図であって、成形されている状態を示したもの
であり、(B)は、(A)に示した蓋の部分断面図であ
って、最終形体に成形された後の状態を示したものであ
る。
【図26】蓋の別の修正した形態の断面図であって、成
形されている状態を示したものである。
【図27】図26に示した蓋の部分断面図であって、成
形され容器に付けられた後の状態を示したものである。
【図28】図26の蓋を示した部分断面図であって、取
り外そうとしている状態を示したものである。
【図29】本発明による蓋の修正形態に関する図8の
(B)と同様な部分断面図である。
【図30】図29に示した蓋の一部を示す拡大部分断面
図である。
【図31】図30の線31−31に沿った部分図であ
る。
【図32】図31の線32−32に沿った図31と同様
な図であって、成形された後の蓋を示したものである。
【図33】図30と同様な部分断面図であって、蓋が容
器に付けられている状態を示したものである。
【図34】容器から取り外す際の蓋を示した部分断面図
である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開封表示パッケージであって、 プラスチックの蓋(32)を備え、該蓋(32)は、基
    壁(33)と、容器のねじに相互係止するようになった
    ねじをもつ垂下した周囲スカート(34)とを有し、 切断線を構成する一以上の切り取り部分(36)によっ
    てスカートに取付けられた開封表示バンド35と、 開封表示バンドから蓋の基壁に向かって軸線方向上方か
    つ内方に延びた環状フランジ(40)とを備え、 該環状フランジ(40)は、開封表示バンドの内面から
    半径方向内方に間隔を隔てたヒンジ(41)によって開
    封表示バンドの内面に連結された第1の連続した環状フ
    ランジ部分(42)を有し、 前記環状フランジ(40)は、第1の部分が容器のビー
    ドの下方に係合するよりも蓋の軸線に対して大きな角度
    をなして第2の部分(43)が内方に延びるように、端
    部間で曲げられており、 該第2の部分(43)は、連続したフランジから上方か
    つ内方に延びた幅狭のスロットによって分離された複数
    の円周方向に間隔を隔てたセグメントを有し、 開封表示バンド(35)は、複数の円周方向に間隔を隔
    てた凹部(60)を有し、凹部は(60)は、蓋を容器
    に付けるとき、各セグメントの一部が隣接する凹部内に
    延びるように構成され配列されていることを特徴とする
    開封表示パッケージ。
  2. 【請求項2】 前記凹部(60)とセグメント(43)
    とが、補足し合う形状を有していることを特徴とする請
    求項1に記載の開封表示パッケージ。
  3. 【請求項3】 前記凹部(60)が、セグメント(4
    3)の円周方向幅と実質的に等しい円周方向幅を有して
    いることを特徴とする請求項1又2に記載の開封表示パ
    ッケージ。
  4. 【請求項4】 前記各凹部(60)の軸線方向高さが、
    各セグメント(43)の軸線方向高さよりも大きいこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の開封
    表示パッケージ。
  5. 【請求項5】 バンド(35)の内面のセグメント(4
    3)間に複数の円周方向に間隔を隔てた突起部(64)
    を有し、蓋を容器から取り外そうとするときにセグメン
    トが容器の環状ビードに係合するとき、突起部が、開封
    表示蓋の容器への同心性を維持するのを助けるため、セ
    グメント間でスロット内に延びていることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の開封表示パッケー
    ジ。
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