JPH10316110A - 粉体充填装置 - Google Patents

粉体充填装置

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JPH10316110A
JPH10316110A JP12841197A JP12841197A JPH10316110A JP H10316110 A JPH10316110 A JP H10316110A JP 12841197 A JP12841197 A JP 12841197A JP 12841197 A JP12841197 A JP 12841197A JP H10316110 A JPH10316110 A JP H10316110A
Authority
JP
Japan
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powder
rib
annular
filling
ribs
Prior art date
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Pending
Application number
JP12841197A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Fujiwara
正一 藤原
Eiji Tawara
暎二 田原
Toru Takahashi
徹 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凝集等の粉体特性低下を生じることなく、充
填量を精度よく制御できる粉体充填装置。 【解決手段】 粉体を送り出す機構が設けられた粉体を
貯留するホッパーのノズル下部に、半径方向リブと同心
円状の複数の環状リブを有する排出口座を設けてなる粉
体充填装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細な粉体を充填
ボトル等に充填する装置に関する。更に詳しくは、粉体
の特性を低下させることなく、精度よく定量的に小分け
充填することができる充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生産現場においては、微小な粉末からな
る粉体を充填ボトル等に小分け充填する等粉体を充填す
る工程は多い。かかる場合、従来、図4(A)に示すよ
うに粉体を貯留するホッパー1内に回転するスクリュー
2を設け、下方に充填ボトル3を設置した後スクリュー
2を回転して所定量の粉体を充填ボトル3に落下させて
充填し、所定量となったときスクリュー2を停止して次
の工程に移行する方法が採用されている。
【0003】しかし、かかる装置では、スクリューを停
止した後においてもスクリューの羽根間に滞留する粉体
のこぼれ落ちが生じ、その量が一定しないため、充填量
が一定しない問題があった。このため、スクリューの回
転を停止したときに直ちに粉体の落下を停止させるため
に、図4(B)及び図5に示すように放射状リブ4,4
を有する排出口座5をホッパー1のノズル1a先端に設
けることも行なわれている。
【0004】排出口座5は、スクリュー2の回転が停止
し排出作用が停止した際には、放射状リブ4,4によっ
て粉体にブリッジングが生じてブリッジング効果によっ
て落下が停止することを期待したものである。しかし、
従来の排出口座5は、放射状のリブで構成されているた
め、リブ間の間隙が半径方向外方にいくに従って間隙が
増大する。
【0005】このため、外縁近傍においてもブリッジン
グ効果が確保できる程度にリブ数を多くする必要がある
が、リブ数を多くした場合には、中心部ではリブ間の間
隙が小さくなり、スクリューが回転すると粉体が圧搾さ
れて凝集等の性状変化が生じ、品質上問題となる。凝集
等を回避するためには、リブ数を減少する必要が生じる
がその場合には、外縁近傍では粉体の落ちこぼれが発生
し、充填量の制御が難しく、定量性が悪化する。特に電
子写真複写機用のトナーは凝集が生じると現像の均一性
が低下するため、これを回避することが重要であり、充
填操作上問題が大きかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、凝集等の粉
体特性低下を生じることなく、ブリッジング効果によっ
て粉体の自然落下を防止して充填量を精度よく一定に制
御することが可能な粉体充填装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題点に
着目して鋭意検討の上なされたものであって、粉体を送
り出す機構が設けられた粉体を貯留するホッパーのノズ
ル下部に、半径方向リブと同心円状の複数の環状リブを
有する排出口座を設けてなる粉体充填装置を提供するも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明充填装置10は、図1に示
すように粉体を貯留するホッパー11を有しており、ホ
ッパー11の上部は粉体製造ラインあるいは大型容器
(図示せず)に連結され、ホッパー11の下部にはノズ
ル12が形成されている。また、ホッパー11には、回
転スクリュー13等のホッパー11内粉体を下方に送り
出すための機構が設けられている。
【0009】粉体を送り出す機構としては、図に示すよ
うに回転するスクリューを使用することができ、また、
ノズル12中央に棒状体を挿入してこれを振動させる機
構でもよく、あるいは、ノズル12自体を振動させる方
式であってもよい。ノズル12の下端には、排出口座1
4が設けられる。排出口座14は、図2に示すように、
外縁の環状リブ15に同心円状の環状リブ16,17を
設けると共に外縁の環状リブ15の半径方向に半径方向
リブ18,18が一体に形成されている。
【0010】半径方向リブ18の数は機械的強度が得ら
れる範囲で少ない方がよく、一般には3〜8本、好まし
くは3〜6本が用いられる。中央部は粉体が通るように
開口部19を形成しておくことが望ましい。目的に応じ
て外縁の環状リブ15とそれに臨接する環状リブ16と
の間と、外側の環状リブ16とその内側の環状リブ17
との間の半径方向リブ18の本数を変えて外側程多くす
ることも望ましい態様である。
【0011】環状リブ16,17は、スクリュー2が停
止したときブリッジング効果によって粉体の落下が停止
する密度に設けられる。環状リブ16,17及び外縁の
環状リブ15間の間隙は、充填する粉体の流動特性によ
って変るが、一般にはその間隔が1mm〜30mm、好
ましくは5mm〜15mmとされる。外縁の環状リブ1
5を除く環状リブ16,17と半径方向リブ18の断面
形状は、少なくともその中間より上部が、上方程リブ幅
が縮少する形状とすることが望ましい。
【0012】具体的には、図3に示すように、断面が三
角形、台形、丸形、半球状、長球状等にする。こうする
ことによって断面方形のリブを用いた場合に生じる粉体
の通過抵抗に基づく凝集の発生を防止することができ
る。排出口座14は、外縁の環状リブ15をノズル12
aの下部に固定することによって取付けられる。固定方
法はビス止め、ネジ込み等任意の方法で行なうことがで
きる。
【0013】また、図の装置においては、ノズル12の
先端にはノズル12の出口部を覆い下部には充填ボトル
15の開口15aに挿入される充填口16aを有するフ
ード16が設けられており、該フード16にはフード1
6内空気を吸引する吸引管17が連設されている。本発
明充填装置10を用いて粉体を充填するときは、充填容
器15を充填装置10の下部に設置して上方に上げ、フ
ード16の充填口16aを充填ボトル15の開口15a
内部に挿入する。
【0014】ホッパー11には充填すべき粉体が入れら
れており、粉体は排出口座14でブリッジング効果によ
って保持されている。充填ボトル15が定位置に設定さ
れるとスクリュー13の回転を開始させる。スクリュー
13が回転すると粉体は下方に押圧されてブリッジング
現象に抗して下方に落下し、充填ボトル15に充填され
る。
【0015】所定量の粉体が充填ボトル15に充填され
たならば、スクリュー13を停止する。すると粉体は、
排出口座14の環状リブ15,16,17、半径方向リ
ブ18,18によってブリッジングが生じ落下が停止す
る。この場合、排出口座14は環状リブ15,16,1
7で構成されているため、環状リブ16,17及び外縁
リブ15間の間隙幅が一定となり、スクリュー13の押
圧によって凝集したり、また、ブリッジング効果の不足
のためにスクリュー13を止めた後にも粉体が落下する
ようなことがない。次いで、吸引管17によってフード
16および充填ボトル15内の空気を吸引して、空気中
に舞い上がり、浮遊する粉体を吸取った後充填ボトル1
5を下方に下げ蓋をして出荷される。
【0016】
【実施例】凝集の発生防止が重要な電子写真用トナーを
用いて小分け充填の試験を行った。図1に示す装置を用
い、比較例として図5に示した排出口座を用いた。その
半径方向リブは8本、リブの断面形状は一辺が5mmの
正方形とした。また、実施例として図2に示すように外
縁の環状リブの内側に環状リブ2本を設けると共に中央
が開口した形状としたものを用いた。その断面形状は一
辺が5mmの正三角形とした。その結果は表−1の通り
であった。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】本発明粉体充填装置によれば、粉体導出
機構の停止によって粉体の落下が停止し、粉体がこぼれ
落ちることがないため、充填量を精度よく一定に制御す
ることができ、またスクリュー等の押圧力によって粉体
が凝集するおそれも解消した。更に作業環境が格段に向
上し、且つ品質の安定した粉体製品を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一例を示す縦断面図。
【図2】本発明装置に用いられる排出口座の一例を示す
平面図。
【図3】排出口座のリブの断面形状の例を示す断面図。
【図4】(A),(B)は共に従来の粉体充填装置を示
す縦断面図。
【図5】従来の排出口座を示す平面図。
【符号の説明】
10 粉体充填装置 11 ホッパー 12 ノズル 13 送り出す機構(スクリュー) 14 排出口座 15 充填ボトル 16 フード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体を送り出す機構が設けられた粉体を
    貯留するホッパーのノズル下部に、半径方向リブと同心
    円状の複数の環状リブを有する排出口座を設けてなる粉
    体充填装置。
  2. 【請求項2】 粉体を送り出す機構が回転スクリュー機
    構である請求項1記載の粉体充填装置。
  3. 【請求項3】 半径方向リブと、該半径方向リブの中間
    部に設けられた環状リブの断面形状を、少なくともその
    中間より上部を上方にいくに従って幅が縮小する形状と
    した請求項1または2いずれかに記載の粉体充填装置。
JP12841197A 1997-05-19 1997-05-19 粉体充填装置 Pending JPH10316110A (ja)

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JP12841197A JPH10316110A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 粉体充填装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000247445A (ja) * 1999-02-23 2000-09-12 Tekunika:Kk 粉粒体制御装置及びこの装置を備えた粉粒体充填装置
JP2012246006A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Furukawa Mfg Co Ltd オーガー充填装置
WO2020120235A1 (en) * 2018-12-10 2020-06-18 Koninklijke Douwe Egberts B.V. Powder dispensers and methods of dispensing powder
RU2807790C2 (ru) * 2018-12-10 2023-11-21 Конинклийке Доуве Эгбертс Б.В. Диспенсеры для порошков и способы выдачи порошка

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